JPH0421462Y2 - - Google Patents

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JPH0421462Y2
JPH0421462Y2 JP1988042078U JP4207888U JPH0421462Y2 JP H0421462 Y2 JPH0421462 Y2 JP H0421462Y2 JP 1988042078 U JP1988042078 U JP 1988042078U JP 4207888 U JP4207888 U JP 4207888U JP H0421462 Y2 JPH0421462 Y2 JP H0421462Y2
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JP
Japan
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packing
container
container body
packing groove
groove
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JP1988042078U
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JPH01150011U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えば弁当箱のような内容物の温度
が変化する密封容器に関するものである。
[従来の技術] 弁当箱やおかず入れ等の容器は、内容物が汁け
の他の水分を有するので携行中に水分が洩れるの
を防ぐため、容器本体と上蓋との接触部にパツキ
ングを設け、更に上蓋を容器本体に封着する機構
を備えた密封容器とする方法が従来から行われて
いる。しかしながら、この密封容器の弁当箱は、
温かい食品を容れて蓋をし、これを携行している
と、内容物の温度が冷めるにつれて容器内の負圧
が発生し、開蓋が困難になるという不便があつ
た。
このような不便を解決するため、例えば、空気
調圧弁を設けた実開昭59−81424号公報、通気孔
を貫通する実公昭62−15149号公報、通気溝を設
けた実公昭58−55157号公報及び実公昭58−29935
号公報等に開示された考案が周知となつている。
[考案が解決しようとする課題] 上記のような従来の考案は、実体のパツキング
では問題がないが、中空パツキングを使用すると
負圧によるパツキングの変化度合が大きすぎて完
全シール性が得られず、携行中に水分が容器から
洩れることがあり、又長く使用している内に溝部
や通気孔にごみ等がたまり不潔になるという問題
がある。
本考案は、かかる問題点を解決するためになさ
れたもので、実態のパツキング、中空のパツキン
グの何れを使用しても完全シール性が得られ、又
通気孔を必要としないで負圧の発生を抑制するこ
とが出来て清掃し易い構造の密封容器を得ること
を目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案に係る密封容器は、容器本体と上蓋とを
パツキングを介して装着し、上蓋を容器本体に掛
着する機構を備えた密封容器において、上蓋の外
周に下方に開口するパツキング溝を設け、パツキ
ング溝の底部と内側側面にわたりパツキング溝を
横断する帯状の平面突起を少なくとも1ヶ所設け
たものである。
[作用] 容器本体と上蓋とを組合せて押圧しながら掛着
させると、容器本体と上蓋との接触部に介在する
パツキングは本体と上蓋に密着するが、パツキン
グ溝内の帯状の平面突起の両側面に僅かな隙間が
生じる。この隙間はパツキング溝を横断して外部
に通じており、かつ僅小の隙間であるため、容器
内の水分は濡れ出ることはなく、空気のみが通り
抜け可能であり、これによつて容器内に負圧の発
生を抑制する。
[実施例] 第1図〜第4図は本考案の一実施例の模式図
で、第1図はパツキング溝の断面図、第2図は第
1図のA−A断面図、第3図は上蓋と容器本体と
を掛着したときの外観を示すもので、X−X線よ
り上半分は上から見た上蓋の平面図、X−X線よ
り下半分は下から見た容器本体の底面図を示す。
第4図は上蓋を示すものでY−Y線より上は上か
ら見た上蓋の外面図、Y−Y線より下は下から見
た上蓋の内面図である。図において、2は上蓋
で、周縁に2条の無端突条が平行に設けられ、こ
の無端突起によつてつくられる側面2a,2b
と、上蓋2による底2cとによつてU形のパツキ
ング溝が形成されている。1は帯状の平面突起
で、第1図に示すようにパツキング溝を横断して
底2cから側面2bにわたり、一定幅Bの帯状の
平面がパツキング溝内に逆L字形に突起してい
る。3は上蓋2の上に設けられた掛着具止めで、
上蓋2の上面にパツキング溝と対称の位置に複数
設けられている。4は掛着具で、容器本体5に配
設された突起5aに根元を軸止めされた枠形の金
属棒でつくられている。6は容器本体5の底面に
突設された脚である。
次にこの作用を説明する。容器本体5の中に食
品を入れた後、上蓋2をのせ、パツキング溝の中
にあるパツキングと容器本体5の縁を合せる。そ
の後上蓋2を容器本体5に押しつけながら掛着具
4を回転させて掛着具止め突起3に掛止させる。
このようにすれば、上蓋2は容器本体5にパツキ
ングはパツキング溝内で圧縮され、パツキング溝
の底2c、側面2a,2bに密着するが、パツキ
ング溝内に帯状の平面突起1の設けられた個所で
は平面突起1の段差があるため、パツキングは完
全に密着されず、平面突起1の側縁に沿つて、パ
ツキング溝を横断する僅小な隙間が形成される。
これによつて、容器内の空気と外気とが僅かに、
通気可能となるため、容器内の食品温度が下つて
も負圧の発生を抑制することが出来る。又この通
気孔は僅小な断面積であり、かつ比較的に長い距
離であるため、水分の濡れ出しを生ずることはな
い。
なお本実施例では、パツキング溝の内面に設け
られた帯状の平面突起が、底と内側面にわたる逆
L字形となつている場合を示したが、外側面にも
突起を設けて逆U字形としても同様の効果が得ら
れる。又パツキング溝の底、側面の突起を夫々別
個の断続した突起としても、同様の効果が得られ
る。さらに、平面突起はパツキング溝の1ヶ所に
設ければよいが必要に応じ、複数配設することも
可能である。
[考案の効果] 本考案は以上説明したように、パツキング溝の
内面にパツキング溝を横断する帯状の突起を設け
たことにより、上蓋と容器本体が掛着具によつて
封着したときでも、容器内と外部との間に僅かの
通気を可能とし、これにより容器内から水分の濡
れ出しを生ずることなく、負圧の発生を抑制する
ことが出来るようになつた。また、パツキング溝
に設けた平面突起による空気の流入経路が長いの
で、ゴミや埃等が容器内に侵入する恐れがない。
さらにこのようにしたため、実体パツキング、中
空パツキングの何れを使用しても水分の完全シー
ル性が得られ、通気孔を必要としないかつ掃除の
容易なパツキング溝を有する密封容器を得ること
が可能となつた。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の一実施例を示すもの
で、第1図はパツキング溝の断面図、第2図は第
1図のA−A断面図、第3図は容器全体の外観を
示すもので、X−X線より上は上蓋の平面図、X
−X線より下は容器本体の底面図、第4図は上蓋
を示すもので、Y−Y線より上は外面図、Y−Y
線より下は内面図である。 1……平面突起、2……上蓋、2a,2b……
側面、2c……底、3……掛着具止め、4……掛
着具、5……容器本体、5a……突起。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 容器本体と上蓋とをパツキングを介して封着
    し、前記上蓋を前記容器本体に掛着する機構を備
    えた密封容器において、 前記上蓋の外周に下方に開口するパツキング溝
    を設け、該パツキング溝の底部と内側側面にわた
    りパツキング溝を横断する帯状の平面突起を少な
    くとも1ヶ所設けたことを特徴とする密封容器。
JP1988042078U 1988-03-31 1988-03-31 Expired JPH0421462Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1988042078U JPH0421462Y2 (ja) 1988-03-31 1988-03-31

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JP1988042078U JPH0421462Y2 (ja) 1988-03-31 1988-03-31

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JPH01150011U JPH01150011U (ja) 1989-10-17
JPH0421462Y2 true JPH0421462Y2 (ja) 1992-05-15

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ID=31268502

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JP1988042078U Expired JPH0421462Y2 (ja) 1988-03-31 1988-03-31

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6635714B2 (ja) * 2015-08-27 2020-01-29 シャープ株式会社 冷却庫

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JPH01150011U (ja) 1989-10-17

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