JPH04212795A - 情報転送方法、情報転送装置及び画像読出装置 - Google Patents

情報転送方法、情報転送装置及び画像読出装置

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JPH04212795A
JPH04212795A JP3062364A JP6236491A JPH04212795A JP H04212795 A JPH04212795 A JP H04212795A JP 3062364 A JP3062364 A JP 3062364A JP 6236491 A JP6236491 A JP 6236491A JP H04212795 A JPH04212795 A JP H04212795A
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秀行 河岸
Kunihiro Sakai
酒井 邦裕
▲瀧▼本 清
Kiyoshi Takimoto
Isaaki Kawade
一佐哲 河出
Takeshi Eguchi
健 江口
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    • G11C11/54Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using elements simulating biological cells, e.g. neuron

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  • Shift Register Type Memory (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばスチルビデオ等
における画像情報の情報転送方法,情報転送装置及びそ
の駆動方法に関する。
【0002】又、本発明は、例えばスチルビデオ装置や
複写機等に応用される情報転送装置に関する。
【0003】
【従来の技術】従来、LB膜(ラングミュアーブロジェ
ット膜)を絶縁層とするスイッチングメモリー機能を有
するMIM素子(スイッチング性LB−MIM素子)に
ついては、特開昭63−96956号公報にて提案され
ている。
【0004】かかるLB膜を用いたデバイスを、具体的
にどのような形でシステムの中にとり入れていけば従来
の無機半導体を中心に発展してきたエレクトロニクス技
術関連の装置群を凌駕し得るかについては、未だ研究が
始まった段階である。その例としては僅かに、特開昭6
3−161553号公報に提案されているように、スイ
ッチングメモリー機能を有する有機薄膜を走査型トンネ
ル顕微鏡(STM)装置でアクセスすることによって大
きなメモリー能力を発現することが挙げられる。
【0005】かかる有機薄膜の特徴の1つは、無機半導
体に比べて大面積に均一形成できる点であるが、どんな
に大面積の薄膜が形成でき、潜在的に大きなメモリーを
有するものであっても、適当なアクセス手段がなければ
、実際に大きなメモリー能力を発現することはできない
【0006】そこで、アクセス手段として考えられる例
として、マトリクス回路を組んでマトリックスの各交点
をメモリーとして使う例が挙げられる。しかし、かかる
場合においては、メモリー容量は外からの結線数の2乗
程度しか得られない。
【0007】一方、コンデンサーの充放電を1ビットお
きに行うバケット・ブリゲード・デバイス(BBDと略
す)として知られている電荷転送方式がSangste
r,F.J,Philips  Tech.Revie
w  31  97−110(1970)で提案されて
いるが、かかる情報転送方式(方法)では、電源電圧を
オフ状態にした時に、コンデンサーが時間とともに電荷
を放電するため、BBD内に長時間情報を記憶しておく
ことができないという欠点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の問題点
に鑑み、本発明の目的とするところは、オフ状態におい
ても半永久的に情報を保存できる情報転送方法,情報転
送装置及びその駆動方法を提供することにある。
【0009】また、有機薄膜の大面積に基づく潜在的に
大きなメモリー容量を引出し、大容量で信頼性が高く、
しかも外からの結線数の少ない量産性に優れた新しいタ
イプの情報転送装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段及び作用】上記の目的は、
以下の本発明によって達成される。
【0011】第1に、有機化合物の単分子膜又はその累
積膜を絶縁層とするスイッチングメモリー機能を有する
MIM素子を複数接続し、情報の発振源に近い側の情報
を1ビットおき又は1ラインおき又は1画面おきに、順
次情報の発振源から遠い側に転送することを特徴とする
情報転送方法である。
【0012】第2に、有機化合物の単分子膜又はその累
積膜を絶縁層とするスイッチングメモリー機能を有する
MIM素子であるa素子及びb素子を、交互に1列又は
複数列並べた電気回路での情報転送に際し、b素子のメ
モリーを消去し、該b素子の直前に位置するa素子から
該b素子への情報転送を行い、続いてa素子のメモリー
を消去し、該a素子の直前に位置するb素子から該a素
子へと情報転送を行うことを特徴とする情報転送方法で
ある。
【0013】第3に、整流性を有する素子を整流方向を
揃えて直列接続した回路を一列又は複数列用い、各接続
点Aにスイッチングメモリー機能を有するMIM素子を
有する2端子回路の一方の端子を接続し、他方の端子の
奇数番目を接続して第2の端子とし、前記接続点Aに対
してディスコネクト状態をとることが可能な電圧印加手
段を有することを特徴とする情報転送装置である。
【0014】第4に、第3に記載の情報転送装置の駆動
方法であって、第1の期間として、情報転送先のMIM
素子を第1の状態にすると共に、情報転送源のMIM素
子の情報を保持するための電圧を印加し、第2の期間と
して、情報転送用の電圧を印加することを特徴とする情
報転送装置の駆動方法である。
【0015】第5に、有機化合物の単分子膜又はその累
積膜を絶縁層とするスイッチングメモリー機能を有する
MIM素子と、入力情報によって電気抵抗が変化する素
子を接続した回路及び電圧印加手段を有することを特徴
とする情報転送装置である。ここで、入力情報としては
、温度、光、湿度等を適用するものである。
【0016】第6に、整流性を有する素子をその整流方
向を揃えて接続した回路の各接続点に、有機化合物の単
分子膜又はその累積膜を絶縁層とするスイッチングメモ
リー機能を有するMIM素子を配置し、その一方の端に
入力情報によって電気抵抗が変化する素子を、又他方の
端に抵抗器をそれぞれ配置してなる回路及び電圧印加手
段を有することを特徴とする情報転送装置である。ここ
でも、入力情報としては、温度、光(素子としては光導
電性素子)、湿度等を適用するものである。
【0017】第7に、整流性を有する素子をその整流方
向を揃えて接続した回路の各接続点に、有機化合物の単
分子膜又はその累積膜を絶縁層とするスイッチングメモ
リー機能を有するMIM素子を配置し、その一方の端に
光導電性素子を、又他方の端に抵抗器をそれぞれ配置し
てなる回路、電圧印加手段、画像情報を有する情報保持
体、該情報保持体の移動量を検出する移動量検出装置、
線状光源及び該線状光源の光を反射させて光導電性素子
に画像情報を入力させる光学系を有することを特徴とす
る情報転送装置である。
【0018】すなわち、本発明によれば、有機化合物の
単分子膜又はその累積膜を絶縁層とするスイッチングメ
モリー機能を有するMIM素子(スイッチング性LB−
MIM素子)を用いて、前方の情報を1ビットおきまた
は1ラインおきまたは1画面おきに、順次、後方に転送
記憶することにより、電源電圧をオフ状態にしてもスイ
ッチング性LB−MIM素子内に情報が半永久的に保存
されるようにしたものである。
【0019】更に、本発明によれば、上記のスイッチン
グメモリー機能を有するMIM素子(スイッチング性L
B−MIM素子)と入力情報によって電気抵抗が変化す
る素子を直列接続した回路に電圧を印加することによっ
て、入力情報をスイッチング性LB−MIM素子に転送
し、記憶させ、電源電圧をオフ状態にしても記憶情報が
半永久的に保存され得るものである。尚、本発明で言う
入力情報とは、前述したように温度、湿度、光等を指す
【0020】本発明で言うスイッチングメモリー機能と
は、有機単分子膜、その累積膜等の薄膜を一対の電極間
に配置させた状態で、それぞれ異なる2つ以上の導電率
を示す状態へ遷移させることが可能な閾値を越えた電圧
を印加することにより、可逆的に低抵抗状態および高抵
抗状態へ遷移(スイッチング)させることができ、しか
もそれぞれの状態は電圧の印加を止めても保持(メモリ
ー)しておくことができる機能を指す。
【0021】かかる本発明に於いて、適用可能な有機化
合物としては、π電子共役系を持つ群を有する有機材料
が挙げられ、本発明に好適なπ電子共役系を有する色素
の構造として例えば、フタロシアニン、テトラフェニル
ポルフィリン等のポルフィリン骨格を有する色素、スク
アリリウム基およびクロコニックメチン基を結合鎖とし
て持つアズレン系色素およびキノリン、ベンゾチアゾー
ル、ベンゾオキサゾール等の2個の含窒素複素環をスク
アリリウム基およびクロコニックメチン基により結合し
たシアニン系類似の色素、またはシアニン色素、アント
ラセンおよびピレン等の縮合多環芳香族、および芳香環
および複素環化合物が重合した鎖状化合物およびジアセ
チレン基の重合体、さらにはテトラシアノキノジメタン
またはテトラチアフルバレンの誘導体およびその類縁体
およびその電荷移動錯体、またさらにはフェロセン、ト
リスビピリジンルテニウム錯体等の金属錯体化合物が挙
げられる。
【0022】本発明に好適な高分子材料としては、例え
ばポリアクリル酸誘導体等の付加重合体、ポリイミド等
の縮合重合体、ナイロン等の開環重合体等の生体高分子
が挙げられる。
【0023】前記絶縁層の形成に関しては、具体的には
蒸着法やクラスターイオンビーム法等の適用も可能であ
るが、制御性、容易性そして再現性からラングミュアー
ブロジェット(LB)法が極めて好適である。このLB
法によれば、1分子中に疎水性部位と親水性部位とを有
する有機化合物の単分子膜またはその累積膜を基板上に
容易に形成することができ、分子オーダーの厚みを有し
、かつ大面積にわたって均一、均質な有機超薄膜を安定
に供給することができる。
【0024】かかるLB法は、分子内に親水性部位と疎
水性部位とを有する構造の分子において、両者のバラン
ス(両親媒性のバランス)が適度に保たれているとき、
分子は水面上で親水性基を下に向けて単分子の層になる
ことを利用して単分子膜またはその累積膜を形成する方
法である。
【0025】疎水性部位を構成する基としては、一般に
広く知られている飽和および不飽和炭化水素基や縮合多
環芳香族基および鎖状多環フェニル基等の各種疎水基が
挙げられる。これらは各々単独またはその複数が組み合
わされて疎水性部位を構成する。
【0026】一方、親水性部位の構成要素として最も代
表的なものは、例えばカルボキシル基、エステル基、酸
アミド基、イミド基、ヒドロキシル基、さらにはアミノ
基(1,2,3級および4級)等の親水性基等が挙げら
れる。
【0027】これらの疎水性基と親水性基をバランス良
く併有した有機分子であれば、水面上で単分子膜を形成
することが可能であり、本発明に対して極めて好適な材
料となる。
【0028】これらπ電子共役系を有する化合物のスイ
ッチングメモリー特性は、数十nm以下の膜厚のもので
観察されるが、成膜性、均一性の観点から5〜300オ
ングストロームの厚さにするのが好ましい。
【0029】また、MIM素子を構成する電極材料とし
て、直接その上に単分子膜又はその累積膜が形成される
電極(通常は、支持基板上に堆積される電極)が絶縁性
の酸化物を形成しないAu,Pt,Pdなどの貴金属や
ITOなどの導電性酸化物で形成されるのが好ましい。
【0030】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明を具体的に説明
する。
【0031】 (実施例1) 図1は、本発明である情報転送方法の特徴を最も良く表
わす図面であり、特に、同種のスイッチング性LB−M
IM素子であるa素子及びb素子を、…ababab…
の順に1列(または複数列)並べた電気回路において、
■先ず、b素子のメモリーを消去して、■a素子から隣
り合う後方のb素子へと情報転送を行い、■続いて、a
素子のメモリーを消去して、■b素子から隣り合う後方
のa素子へと情報転送を行う、ことを特徴とする情報転
送方法である。
【0032】ここで、a素子及びb素子としては、図6
中、11に示されるようなAl(上部電極)14/SO
AZ(スクアリリウム系色素)層LB膜15/Au(下
部電極)16の構成をもつスイッチング性LB−MIM
素子を使った。
【0033】かかるMIM素子を、次のようにして作製
した。先ず、ヘキサメチルジシラン(HMDS)の飽和
蒸気中に一昼夜放置して疎水処理したガラス基板17(
コーニング社製#7509)上に下引き層としてCrを
真空蒸着法により厚さ500オングストローム堆積させ
、更にAuを同法により蒸着(膜厚1000オングスト
ローム)し、巾1mmのストライプ状の下部電極16を
形成した。かかる基板を担体としてLB法によりスクア
リリウム・ビス−6−オクチル・アズレン(SOAZ)
の単分子膜の累積を行った。累積方法の詳細を記す。
【0034】SOAZを濃度0.2mg/mlで溶かし
たクロロホルム溶液を、水温20℃の水相上に展開し、
水面上に単分子膜を形成した。溶媒の蒸発除去を待って
、かかる単分子膜の表面圧を20mN/mまで高め、更
にこれを一定に保ちながら前記基板を水面を横切る方向
に速度10mm/分で静かに浸漬した後、続いて5mm
/分で静かに引き上げ2層のY型単分子膜の累積を行っ
た。以下、これを繰り返えし12層の累積を行い、絶縁
層(LB膜)15を形成した。
【0035】次に、かかる膜面上に下部電極16と直交
するように幅1mmのストライプ状のAl(膜厚150
0オングストローム)を、基板温度を室温以下に保持し
真空蒸着し、上部電極14とした。
【0036】図2に、この素子のスイッチングメモリー
特性(I−V特性)を示す。スイッチング性LB−MI
M素子は、一般的には、OFF状態[OFF(B)状態
],MID状態[OFF(A)状態]及びON状態の導
電率の異なる3状態をとるが、ここでは特に、OFF(
B)状態とOFF(A)状態間のスイッチングメモリー
機能を用いることを特徴とする。もちろん、本発明はこ
れに限定されるものではなく、例えばOFF(B)状態
とON状態間のスイッチングメモリー機能を用いても構
わない。
【0037】図2に示す如く、かかるMIM素子11は
、OFF(A)状態とOFF(B)状態を有するスイッ
チングメモリー特性を有し、特に、印加電圧2V付近に
ついて言うと、OFF(A)状態(状態“1”)はKΩ
オーダーの抵抗値であり、OFF(B)状態(状態“0
”)はMΩオーダーの抵抗値である。
【0038】また、状態“1”から状態“0”へのスイ
ッチングは、5V以上の駆形パルスの印加によって行わ
れ、状態“0”から状態“1”へのスイッチングは、約
3Vの駆形パルスの印加によって行われる。
【0039】すなわち、図1において、a素子からb素
子への情報転送は、特に、a素子がOFF(A)状態な
らばb素子もOFF(A)状態となり、a素子がOFF
(B)状態ならばb素子もOFF(B)状態となるよう
にスイッチングすることによって行われる。
【0040】 (実施例2) 図3(a)は、本発明である情報転送装置の実施例を示
す図であり、整流性を有する素子51〜56を、整流方
向を揃えて直列接続した回路を一列(または複数列)用
い、各接続点Aにスイッチング性LB−MIM素子61
〜66を有する2端子回路の一方の端子を接続したこと
、及び、他方の素子の奇数番目を接続して第1の端子1
とし、偶数番目を接続して第2の端子2としたこと、及
び、前記接続点Aに対して、ディスコネクト状態をとる
ことが可能な電圧印加手段を有することを特徴とする情
報転送装置である。
【0041】図3(a)において、4がディスコネクト
状態を可能とするスイッチで、ここでは特にフォトカッ
プラースイッチを用いたが、例えば、通常の電磁式のリ
レーを使用しても構わない。また、3は接点Aに電圧を
印加するための端子である。
【0042】さて、図3(a)中、第1の端子1と第2
の端子2に互いに異なる極性を有する電圧を印加すると
、整流性を有する素子の働きにより、図4(a),(b
)に示す如く整流性と逆方向の電圧を印加した部分は分
断された状態となり、整流性と順方向の電圧を印加され
た部分だけが接続され、すなわち、(+)スイッチング
性LB−MIM素子/整流性を有する素子/(−)スイ
ッチング性LB−MIM素子なるスイッチング性LB−
MIM素子が2個づつペアになった回路が形成され、該
ペアの前方の素子から後方の素子へと情報が転送される
。ただし、情報が正しく転送されるためには、情報転送
に先立って、3及び4よりなるディスコネクト状態をと
ることが可能な電圧印加手段と第1の端子1と第2の端
子2を使って、情報転送先のスイッチング性LB−MI
M素子をオフ状態(第一の状態またはOFF(B)状態
)とすると同時に、情報転送源のスイッチング性LB−
MIM素子の情報を保持することが必要となる。
【0043】図5(a)〜(d)は、図2に示した特性
を有するa素子とb素子を直列接続して電圧を印加した
時の演算機能と情報転送機能を説明する図であり、(a
)は回路図、(b)は真理表、(c)はOFF(A)状
態(状態“1”)とOFF(B)状態(状態“0”)の
素子を直列接続した回路に電圧を印加すると電圧が大部
分OFF(B)状態に印加されることを示す図、(d)
はOFF(B)状態(状態“0”)とOFF(B)状態
(状態“0”)の素子を直列接続した回路に電圧を印加
するとそれぞれには印加電圧(V)の半分の電圧(V/
2)しか印加されないことを示す図である。
【0044】また、図2に示した特性のOFF(A)状
態からOFF(B)状態へとスイッチングさせるために
は、約5V以上の電圧を印加して印加電圧を急激に遮断
すればよく、逆にOFF(B)状態からOFF(A)状
態へのスイッチングは、約3V電圧を印加することによ
って行われる。
【0045】従って、図5(a)の回路に、ピーク電圧
が約3V程度のパルスを印加することにより、図5(b
)に示すようなa+b(OR)機能を有する演算処理が
可能となる。ゆえに、b素子側を常にOFF(B)状態
(状態“0”)となるようにリセットして使うことによ
って、a素子の情報をb素子へ転送できる。
【0046】 (実施例3) 図3(b)は、本発明の情報転送装置の駆動方法の実施
例を示す図である。
【0047】図示するように、第1の期間71と第2の
期間72を有し、第1の期間には、情報転送先のスイッ
チング性LB−MIM素子をオフ状態(第一の状態また
はOFF(B)状態)とすると同時に、情報転送源のス
イッチング性LB−MIM素子の情報を保持するための
電圧を印加し、第2の期間には、情報転送用の電圧を印
加することを特徴とする駆動方法である。
【0048】特にここでは、スイッチング性LB−MI
M素子のOFF(B)状態とOFF(A)状態間のスイ
ッチングメモリー機能を用いることを特徴とする。図3
(b)は、V1,V2,V3の電圧がそれぞれ端子1,
2,3に印加される際の電圧波形のタイムチャートであ
り、1H=80msec,1F=2Hが繰り返し(1サ
イクル)単位であり、1F分の波形を繰り返し印加する
ことにより、図3(a)に示した情報転送装置内の情報
が徐々に転送されていく。
【0049】ここでは、特に第1の期間のV1とV2の
ピーク電圧を−4〜+4V及び+4〜−4Vとし、V3
のピーク電圧を−4Vとした。また、第2の期間のV1
とV2のピーク電圧を+1.8〜−1.8V及び−1.
8〜+1.8Vとし、V3はスイッチ4によるディスコ
ネクトによりフロートとした。また、特に、ダイオード
51〜56としては、順方向の保持電圧が0.7Vのシ
リコンダイオードを用いた。従って、最初の1H期間内
の第1の期間には、61,62,63の素子に印加され
る電圧(V3−V1)は0Vとなり情報が保持され、6
2,64,66の素子に印加される電圧(V3−V1)
は8(=4+4)Vとなり、パルス状の立ち下がりのた
めにOFF(B)状態にリセットされる。また、最初の
1H期間内の第2の期間には、図4(a)のような回路
状態となり、素子62,64,65には、もし、情報転
送源の61,63,66がOFF(A)状態ならば、約
V1+V2−VF=3.1Vなるピーク電圧を有するパ
ルス電圧が印加され、62,64,65もOFF(A)
状態となる。逆に、もし、情報転送源の61,63,6
6がOFF(B)状態ならば、約(V1+V2−VF)
/2の値がほぼ1.5Vなるピーク電圧を有する三角波
が印加され、スイッチング閾値以下なのでOFF(B)
状態のままとなる。すなわち、61→62,63→64
,65→66間で情報が転送記憶される。
【0050】また、次の1Hも同様にして、62→63
,64→65間の情報が転送記憶され、以下、繰り返し
パルスによって情報の転送及び記憶が次々に行われる。
【0051】 (実施例4) 図6は、本発明の情報転送装置の別の態様を示す概略構
成図であり、11は実施例1で用いたMIM素子(スイ
ッチング性LB−MIM素子)であり、12は温度によ
って電気抵抗が変化する素子であり、13は電圧印加手
段である。
【0052】ここで、素子12としては、特にVBaP
混合酸化物の弱還元性雰囲気焼結体を利用したCTR型
の感温半導体を使った。かかる温度によって電気抵抗が
変化する素子12は、温度が100℃の高温状態(状態
“1”)において約50Ωの低抵抗値を示し、温度が0
℃の低温状態(状態“0”)で約1MΩの高抵抗値を有
した。
【0053】従って、図6において、スイッチング性L
B−MIM素子11をOFF(B)状態(状態“0”)
にリセットした状態で、電圧印加手段13を用いパルス
幅1sec,ピーク電圧3Vの駆動パルスを印加するこ
とによって、素子12が高温状態(状態“1”)である
ときには、印加電圧の大部分がMIM素子11に印加さ
れるために、かかるMIM素子11をOFF(A)状態
(状態“1”)とすることができ、素子12が低温状態
(状態“0”)であるときには、印加電圧は抵抗分割さ
れてMIM素子11に印加されるために、かかるMIM
素子11をOFF(B)状態(状態“0”)のまま保持
できる。
【0054】すなわち、温度によって抵抗が変化する素
子12が有する温度情報を、スイッチング性LB−MI
M素子11に転送記憶することができた。
【0055】 (実施例5) 図7は、本発明の別の実施例を示す図である。本実施例
においては、特に、ダイオード素子21〜27を先頭か
ら後尾へ整流方向を揃えて直列接続した回路の各接続点
Aにスイッチング性LB−MIM素子32〜37を配置
し、前記回路の先頭に温度によって抵抗が変化する素子
31を配置し、前記回路の後尾に抵抗器38を配置した
回路(B)を用いる情報転送装置を特徴とする。
【0056】かかる回路(B)を用いることにより、素
子31が検知する温度情報を、次々にダイオードの整流
方向に転送し記憶すると同時に、後方の抵抗器38両端
の電圧をモニターすることによって、転送記憶された情
報を読み出すことが可能となった。以下、詳細な説明を
行う。
【0057】図7において、41及び42は、主に情報
転送用の電圧印加手段V1とV2であり、43は、主に
32〜37のうちで情報転送先となる素子を、OFF(
B)状態(状態“0”)とするための電圧印加手段V3
であり、44は、情報転送時に電圧印加手段43が接続
点Aに対してディスコネクト状態となるようにするため
のリレースイッチである。
【0058】かかる装置において、図7の電源V1,V
2,V3として例えば図8に示した如く、第1の期間7
1と第2の期間72を有し、V1とV2で互いに極性が
異なること及び第1の区間電圧の絶対値がV1,V2,
V3で等しいことを特徴とする電圧を繰り返し印加する
ことによって、情報の転送記録が行われる。
【0059】尚、ここでは、特に素子31の低温状態の
抵抗と、スイッチング性LB−MIM素子21〜27の
OFF(B)の抵抗と、回路末端の抵抗器38の抵抗が
MΩオーダーで全て等しく、また、ダイオード21〜2
7としてはシリコンダイオード,順方向の保持電圧VF
は0.7V,逆方向はMΩよりも十分抵抗の高いものを
使用した。
【0060】このとき、第1の区間のピーク電圧を±4
Vとしスイッチ44を接続状態にすると、ダイオード2
1〜27は1つおきにV1−V2=+8Vの電圧が印加
され、その他の素子には電圧がかからない状態が実現す
る。この際、+8Vの電圧がかかったスイッチング性L
B−MIM素子は、OFF(B)状態へとリセットされ
、情報転送先としての用意が調う。一方、電圧が印加さ
れなかった素子は、情報を保持し続け、情報転送源とな
る。
【0061】次に、第2の区間のV1,V2のピーク電
圧を±1.9Vとして、リレースイッチ44を使ってV
3をディスコネクト状態にすることによって、情報転送
源のLB−MIM素子と順方向のダイオードと情報転送
先LB−MIM素子(または、末端の抵抗器)の間に独
立性の高い回路が形成され、ダイオードの保持電圧VF
(=0.7V)を除いた3.1(=3.8−0.7)V
の電圧がLB−MIMの直列回路に印加されるために、
実施例4と同様な原理で情報転送及び記録(末端の抵抗
器を除く)が行われる。従って、V1とV2の極性を交
互に変えながら、上述のような波形を繰り返し印加する
ことによって、先頭部の素子31で検知した温度情報を
、次々に後方に転送記録することができ、末端の抵抗結
合器を使って、外部に出すこともできる。ただし、ここ
で第1の期間と第2の期間からなる1Hは、3secと
した。
【0062】 (実施例6) 図9に本発明の別の態様の装置を示す。
【0063】入力情報によって電気抵抗が変化する素子
12として、光導電性素子を用いた以外は、図6に示さ
れた装置と同じである。
【0064】ここで、光導電性素子12としては、Cd
sの光導電効果を利用し、光が照射されない時の暗状態
における抵抗(暗抵抗)が約1MΩ、光が照射された時
の明状態に対する抵抗(明抵抗)が約1KΩであるもの
を用いた。
【0065】このとき、図9において、スイッチング性
LB−MIM素子11をOFF(B)状態(状態“0”
)にリセットした状態で、電圧印加手段13により、パ
ルス幅1sec,ピーク電圧3Vの駆形パルスを印加す
ることによって、光導電性素子12が明状態(状態“1
”)であるときには、印加電圧の大部分がMIM素子1
1に印加されるため、MIM素子11をOFF(A)状
態(状態“1”)とすることができ、光導電性素子12
が暗状態(状態“0”)であるときには、印加電圧は抵
抗分割(あるいは容量分割)されてMIM素子11に印
加されるため、MIM素子11をOFF(B)状態(状
態“0”)のまま保持できる。
【0066】すなわち、光導電性素子12が有する光照
射の有無に関する情報をスイッチング性LB−MIM素
子に転送記憶することができた。
【0067】 (実施例7) 実施例5において、温度によって抵抗が変化する素子3
1に代えて、実施例6の光導電性素子を用いたことを除
き、実施例5と同様な装置構成とした。
【0068】かかる回路(B)を用いることにより、光
導電性素子が検知する明状態と暗状態の情報を、次々に
ダイオードの整流方向に転送し記憶すると同時に、後方
の抵抗器38両端の電圧をモニターすることによって、
転送記憶された情報を読み出すことが可能となった。
【0069】 (実施例8) 図10は、本発明の一実施例であり、実施例7で述べた
回路(B)を複数個用いることを特徴とする。
【0070】ここでは、特に光導電性素子をライン状に
配置することで、ラインセンサー,ラインシフトレジス
ター,外部読み取り用のインターフェイス、といった多
機能を有する情報転送装置が実現された。
【0071】また、もちろん、本発明はライン配置に限
定されることなく、例えば面状に光導電性素子を配置し
た回路(B)を複数個、バルク状またはバンドル型に構
成することによって、エリアセンサー,エリアシフトレ
ジスター,外部読み取り用のインターフェイスを兼ね備
えた情報装置が実現される。
【0072】 (実施例9) 図11は、本発明の一実施例を示す模式図である。本実
施例は、移動量検出装置83と線状光源86及び該線状
光源86の光を反射させて光導電性素子に入力させる光
学系を有することを特徴とする情報転送装置である。
【0073】本装置を画像情報を有する紙面81上で移
動させ、移動量検出装置83によって検出された適当な
移動量に対して、実施例5で詳しく述べた1H分の情報
転送操作を行うことによって、紙面81上の画像情報を
次々に転送記憶し、必要に応じて画像情報を読み出すこ
とができる。
【0074】ここで、かかる装置について詳述すると、
図11において、100は実施例8で説明した光導電性
素子をライン状に配置した回路(B)を複数個有する構
成をなし、ここでは電源V3に対するディスコネクトス
イッチを特に薄膜トランジスター(TFT)を用いて形
成し、電源V4によってTFT部の開閉を制御すること
を特徴とする。また、91は金属電極92,93に挟持
されたCds薄膜であり、91〜93によって光導電性
素子が構成され、紙面に垂直な方向にライン状に配置さ
れることで光ラインセンサーを形成している。
【0075】また、105は実施例6で示したLB膜1
5と同様なLB膜であり、金属電極104及び106に
挟持されて複数のスイッチング性LB−MIM素子を構
成している。
【0076】また、94は95及び96を電極とする情
報読み出し用の炭素抵抗であり、97,98はこれに接
続された読み出し用端子であり、同様の端子が紙面に垂
直にライン状に形成されている。一方、87は線状光源
86に対する反射板であり、入射光路88にしたがって
紙面に光源を照射し、反射光路89にしたがって紙面の
明暗に対応した反射光を91〜93からなるラインセン
サー部に入力させる光学系の一部である。
【0077】また、移動量検出装置83については、回
転部分を有し、該回転部が回転することによって紙面上
での移動量を検出するものを用いた。また、82は紙面
上でのスムーズな移動を実現させるための回転体である
。また、85は制御装置であり、点線で示した如く、8
3で読み取った移動量に応じて、V1〜V4の電圧を制
御し、紙面81上の画像を有効に情報転送装置100の
中に転送し記憶させるための制御を行う。
【0078】 (実施例10) 図12に、本発明の別の態様の装置を示す。入力情報に
よって電気抵抗が変化する素子として、湿度によって電
気抵抗が変化する素子を用いた以外は、図6(実施例4
)に示された装置と同じである。
【0079】ここで、素子12としては、特に、α−F
e2O3にK2CO3を13モル%添加した粉体を高純
度アルミナるつぼに入れて、1300℃で2時間仮焼成
後、焼成粉を1μm以下としたものを有機バインダを加
えてペースト化し、くし形電極18を設けたアルミナ基
板19に塗布,焼付けされたものを使った。
【0080】湿度によって電気抵抗が変化する素子12
は、湿度が50%の高湿度状態(状態“1”)において
約1KΩの低抵抗値を示し、湿度が10%の低湿度状態
(状態“0”)で約1MΩの高抵抗値を有した。従って
、図12において、スイッチング性LB−MIM素子1
1をOFF(B)状態(状態“0”)にリセットした状
態で、電圧印加手段13を用いパルス幅1sec,ピー
ク電圧3Vの駆動パルスを印加することによって、素子
12が高湿度状態(状態“1”)であるときには、印加
電圧の大部分がMIM素子11に印加されるために、か
かるMIM素子11をOFF(A)状態(状態“1”)
とすることができ、素子12が低湿度状態(状態“0”
)であるときには、印加電圧は抵抗分割されてMIM素
子11に印加されるために、かかるMIM素子11をO
FF(B)状態(状態“0”)のまま保持できる。
【0081】すなわち、湿度によって抵抗が変化する素
子12が有する湿度情報を、スイッチング性LB−MI
M素子11に転送記憶することができた。
【0082】 (実施例11) 実施例5において、温度によって抵抗が変化する素子に
代えて、実施例10の湿度によって抵抗が変化する素子
を用いた以外は、実施例5と同様な装置構成とした。
【0083】かかる回路(B)を用いることにより、素
子31が検知する湿度情報を、次々にダイオードの整流
方向に転送し記憶すると同時に、後方の抵抗器38両端
の電圧をモニターすることによって、転送記憶された情
報を読出すことが可能となった。
【0084】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の情報転送方
法等によれば、電源電圧をオフ状態にしても、スイッチ
ング性LB−MIM素子内に情報が半永久的に保存され
るようになり、電源を再びオン状態にすることによって
、保存された状態を再び任意に転送できるようになった
【0085】また、本発明の情報転送装置によれば、温
度,光,湿度等の入力情報によって抵抗が変化する素子
の入力情報を、スイッチング性LB−MIM素子に転送
し記憶させることによって、電源電圧をオフ状態にして
も情報が半永久的に保存される、情報転送装置の実現が
可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の情報転送方法の実施例を示す
図である。
【図2】図2は、スイッチングメモリー性MIM素子の
特性(I−V特性)を示すグラフである。
【図3】図3中(a)は、本発明の情報転送装置の実施
例を示す回路図であり、(b)は、本発明の情報転送装
置の駆動方法の実施例を示す図である。
【図4】図4は、情報転送装置の原理説明図である。
【図5】図5は、情報転送の原理説明図である。
【図6】図6は、本発明の別の態様の装置の基本構成を
示す図である。
【図7】図7は、本発明の実施例を示す構成図である。
【図8】図8は、実施例で用いた電圧V1,V2,V3
の印加状態を説明するための図である。
【図9】図9は、本発明の別の態様の装置の基本構成を
示す図である。
【図10】図10は、本発明の別の態様を示す構成図で
ある。
【図11】図11は、本発明の別の態様を示す構成図で
ある。
【図12】図12は、本発明の別の態様の装置の基本構
成を示す図である。
【符号の説明】
1  端子 2  端子 3  端子 4  リレースイッチ 11  スイッチング性LB−MIM素子12  入力
情報により電気抵抗が変化する素子13  電圧印加手
段 14  上部電極 15  絶縁層 16  下部電極 18  くし形電極 19  アルミナ基板 21〜27  ダイオード 31  入力情報により電気抵抗が変化する素子32〜
37  スイッチング性LB−MIM素子38  抵抗
器 41  電圧印加手段 42  電圧印加手段 43  電圧印加手段 44  リレースイッチ 51〜56  整流性を有する素子 61〜66  スイッチング性LB−MIM素子71 
 第1の期間 72  第2の期間 81  紙面 82  回転体 83  移動量検出装置 85  制御装置 86  線状光源 87  反射板 88  入射光路 89  反射光路 91  Cds薄膜 92  金属電極 93  金属電極 94  炭素抵抗 95  電極 96  電極 97  端子 98  端子 100  情報転送装置 105  LB膜

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  有機化合物の単分子膜又はその累積膜
    を絶縁層とするスイッチングメモリー機能を有するMI
    M素子を複数接続し、情報の発振源に近い側の情報を1
    ビットおき又は1ラインおき又は1画面おきに、順次情
    報の発振源から遠い側に転送することを特徴とする情報
    転送方法。
  2. 【請求項2】  有機化合物の単分子膜又はその累積膜
    を絶縁層とするスイッチングメモリー機能を有するMI
    M素子であるa素子及びb素子を、交互に1列又は複数
    列並べた電気回路での情報転送に際し、b素子のメモリ
    ーを消去し、該b素子の直前に位置するa素子から該b
    素子への情報転送を行い、続いてa素子のメモリーを消
    去し、該a素子の直前に位置するb素子から該a素子へ
    と情報転送を行うことを特徴とする情報転送方法。
  3. 【請求項3】  前記MIM素子が、導電率の異なる少
    なくとも2状態をとり得ることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の情報転送方法。
  4. 【請求項4】  整流性を有する素子を整流方向を揃え
    て直列接続した回路を一列又は複数列用い、各接続点A
    にスイッチングメモリー機能を有するMIM素子を有す
    る2端子回路の一方の端子を接続し、他方の端子の奇数
    番目を接続して第2の端子とし、前記接続点Aに対して
    ディスコネクト状態をとることが可能な電圧印加手段を
    有することを特徴とする情報転送装置。
  5. 【請求項5】  前記MIM素子が、導電率の異なる少
    なくとも2状態をとり得ることを特徴とする請求項4に
    記載の情報転送装置。
  6. 【請求項6】  前記第1の端子と第2の端子に、情報
    を転送するための互いに異なる極性を有する電圧を印加
    する手段を有することを特徴とする請求項4に記載の情
    報転送装置。
  7. 【請求項7】  整流性を有する素子がダイオードであ
    ることを特徴とする請求項4に記載の情報転送装置。
  8. 【請求項8】  ディスコネクト状態をとることが可能
    な電圧印加手段と前記第1の端子と第2の端子を用いて
    、情報転送先のMIM素子をオフ状態にすると同時に、
    情報転送源のMIM素子の情報を保持する構成としたこ
    とを特徴とする請求項4又は6に記載の情報転送装置。
  9. 【請求項9】  請求項4〜8いずれかに記載の情報転
    送装置の駆動方法であって、第1の期間として、情報転
    送先のMIM素子を第1の状態にすると共に、情報転送
    源のMIM素子の情報を保持するための電圧を印加し、
    第2の期間として、情報転送用の電圧を印加することを
    特徴とする情報転送装置の駆動方法。
  10. 【請求項10】  有機化合物の単分子膜又はその累積
    膜を絶縁層とするスイッチングメモリー機能を有するM
    IM素子と、入力情報によって電気抵抗が変化する素子
    を接続した回路及び電圧印加手段を有することを特徴と
    する情報転送装置。
  11. 【請求項11】  前記入力情報によって電気抵抗が変
    化する素子が、温度によって電気抵抗が変化する素子,
    光導電性素子,湿度によって電気抵抗が変化する素子の
    いずれかであることを特徴とする請求項10に記載の情
    報転送装置。
  12. 【請求項12】  MIM素子が、導電率の異なる少な
    くとも2状態をとり得ることを特徴とする請求項10又
    は11に記載の情報転送装置。
  13. 【請求項13】  整流性を有する素子をその整流方向
    を揃えて接続した回路の各接続点に、有機化合物の単分
    子膜又はその累積膜を絶縁層とするスイッチングメモリ
    ー機能を有するMIM素子を配置し、その一方の端に入
    力情報によって電気抵抗が変化する素子を、又他方の端
    に抵抗器をそれぞれ配置してなる回路及び電圧印加手段
    を有することを特徴とする情報転送装置。
  14. 【請求項14】  前記入力情報によって電気抵抗が変
    化する素子が、温度によって電気抵抗が変化する素子,
    湿度によって電気抵抗が変化する素子のいずれかである
    ことを特徴とする請求項13に記載の情報転送装置。
  15. 【請求項15】  整流性を有する素子をその整流方向
    を揃えて接続した回路の各接続点に、有機化合物の単分
    子膜又はその累積膜を絶縁層とするスイッチングメモリ
    ー機能を有するMIM素子を配置し、その一方の端に光
    導電性素子を、又他方の端に抵抗器をそれぞれ配置して
    なる回路及び電圧印加手段を有することを特徴とする情
    報転送装置。
  16. 【請求項16】  MIM素子が、導電率の異なる少な
    くとも2状態をとり得ることを特徴とする請求項13〜
    15いずれかに記載の情報転送装置。
  17. 【請求項17】  整流性を有する素子がダイオードで
    あることを特徴とする請求項13〜15いずれかに記載
    の情報転送装置。
  18. 【請求項18】  請求項15に記載の回路を複数個有
    することを特徴とする情報転送装置。
  19. 【請求項19】  整流性を有する素子をその整流方向
    を揃えて接続した回路の各接続点に、有機化合物の単分
    子膜又はその累積膜を絶縁層とするスイッチングメモリ
    ー機能を有するMIM素子を配置し、その一方の端に光
    導電性素子を、又他方の端に抵抗器をそれぞれ配置して
    なる回路、電圧印加手段、画像情報を有する情報保持体
    、該情報保持体の移動量を検出する移動量検出装置、線
    状光源及び該線状光源の光を反射させて光導電性素子に
    画像情報を入力させる光学系を有することを特徴とする
    情報転送装置。
  20. 【請求項20】  整流性を有する素子がダイオードで
    あることを特徴とする請求項19に記載の情報転送装置
  21. 【請求項21】  前記MIM素子が、導電率の異なる
    少なくとも2状態をとり得ることを特徴とする請求項1
    9に記載の情報転送装置。
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