JPH04212781A - デコーダ回路 - Google Patents

デコーダ回路

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JPH04212781A
JPH04212781A JP3021897A JP2189791A JPH04212781A JP H04212781 A JPH04212781 A JP H04212781A JP 3021897 A JP3021897 A JP 3021897A JP 2189791 A JP2189791 A JP 2189791A JP H04212781 A JPH04212781 A JP H04212781A
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Kitoku Murotani
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デコーダ回路に関し、
特にダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(以下
DRAMという)のワード線を駆動するために用いられ
るデコーダ回路の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体メモリの高集積化のため、素子の
寸法は更に縮小化の方向にある。現在、DRAMのメモ
リセルは1トランジスタ−1キャパシタ型セルが主流と
なっており、メモリセルの蓄積容量に対して確実に電位
を書込むためには、その書込電圧を十分確保する必要が
ある。そのためには、メモリセルを構成しているゲート
トランジスタに接続されているワード線の電位を、この
ゲートトランジスタのスレッショルド電圧より十分に高
くして駆動しなければならない。そこで、任意のワード
線を選択、駆動するデコーダ回路が工夫されている。
【0003】従来のデコーダ回路は、大別すると、入力
されたアドレス信号を判定し、一致した場合に所定レベ
ルの信号を出力する論理回路と、この論理回路の出力に
応じて導通が制御されるワード線駆動トランジスタとか
ら構成される。このワード線駆動トランジスタは、ソー
ス・ドレインの一方が書込のためのクロック信号の入力
端に接続され、他方がワード線に接続され、ゲートに前
述した論理回路の出力が印加されている。
【0004】一般に、このワード線駆動トランジスタは
Nチャネル型トランジスタが用いられていた。従って、
ワード線にクロック信号を駆動させるためには、ワード
線駆動トランジスタのゲートにハイレベルの電圧を印加
させて、このトランジスタを導通状態にさせなくてなら
ない。例えば、電源電圧として最も一般的な5Vを用い
る場合、メモリセルに5Vの電位を書込むためには、ワ
ード線はメモリセルのゲートトランジスタのスレッショ
ルド電圧を補償するため、7V程度にしなければならな
い。そのため、ワード線に供給するクロック信号は7V
程度の高電圧が必要となり、ワード線が接続されている
ワード線駆動トランジスタを導通させるには、そのゲー
トに更に高電圧の9V程度の電圧がブートストラップ回
路により印加されるようになっていた。
【0005】しかし、高集積化のため、トランジスタの
ゲート絶縁膜等が薄膜化され、素子の耐圧が低下してき
ている現状では、このような高電圧は信頼性の劣化を生
じさせる問題点があった。
【0006】そこで、近年、ゲートに高電圧を印加しな
くてもワード線を高電圧にできるように、ワード線駆動
トランジスタとして、Pチャネル型トランジスタが使わ
れ始めた。すなわち、ワード線駆動トランジスタがPチ
ャネル型トランジスタであるので、そのゲートにロウレ
ベルの電圧を印加すれば導通状態となり、上述の例であ
れば、このトランジスタのゲートに印加する電圧は最大
5Vですむことになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、Pチャネル型
トランジスタは、P型基板に設けられたNウェル中に形
成されるため、P型基板とNウェルとの間にPNジャン
クションが形成される。従って、このPNジャンクショ
ンが順方向バイアスとならないように、Nウェルをこの
トランジスタが導通状態の時に高電圧としなければなら
ない。このNウェルを高電圧とする電圧源として、従来
は書込のためのクロック信号を用いている。
【0008】以上説明したように、ワード線駆動トラン
ジスタのゲートに高電圧が印加されないように、このト
ランジスタをPチャネル型トランジスタとすると、書込
のためのクロック信号を、ワード線駆動トランジスタだ
けではなく、Nウェルにも印加しなければならないこと
になる。
【0009】ワード線駆動トランジスタをNチャネル型
トランジスタを用いた場合には、書込のためのクロック
信号の負荷容量は、各トランジスタのソースまたはドレ
イン拡散層容量が主成分となるが、Pチャネル型トラン
ジスタを用いる場合には、それに加えて、Nウェル拡散
層容量が加わり、書込のためのクロック信号の総負荷容
量は、Nチャネルを用いた場合に比べ、数倍となってし
まう。
【0010】このように大きな容量負荷を高速に駆動す
ることは困難である。従って、書込のためのクロック信
号の速度は低下し、結果としてワード線レベルの上昇が
遅れてしまうという問題点がある。
【0011】したがって、本発明の目的は、したがって
、本発明の目的は、高電圧の信号を用いることなくワー
ド線の駆動を制御でき、しかも、ワード線を高速に駆動
できるデコーダ回路を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の本発明のデコー
ダ回路は、P型領域内に設けられたN型ウェルと、この
N型ウェル内に設けられアドレス信号に応じたレベルの
信号をゲートに入力しソース・ドレイン路がワード線と
このワード線を駆動する信号の入力端の間に設けられた
Pチャネル型のワード線駆動トランジスタと、N型ウェ
ルをワード線を駆動する信号とは別のバイアス信号によ
りバイアスする手段とを有している。
【0013】
【実施例】本発明について図面を参照して、説明する。 まず、本発明のデコーダ回路を含む半導体メモリ装置全
体の構成およびその動作について図1、図2を用いて説
明する。ここでは、16MビットのDRAMを一例に説
明する。この半導体メモリ装置は1つのP型基板上に形
成されており、メモリセルはNチャネル型MOSトラン
ジスタ、周辺装置はCMOS回路によって構成されてい
る。メモリセル10は、16,777,216個のセル
が2,048行、8,096列に分割されて存在してお
り、それぞれのセルは、1つのNチャネル型MOSトラ
ンジスタおよび1つの容量素子からセルが構成された、
いわゆる1−トランジスタ1−キャパシタ型セルで形成
されている。
【0014】Xデコーダ12は2048本のワード線の
うち1本を、Yデコーダは8096本のビット線のうち
1本をそれぞれアドレスバッファ11から供給されるア
ドレス信号に応じて選択する。これらのアドレス信号は
12本のアドレスライン16からアドレスバッファ11
に対して時分割に供給される。
【0015】ロウアクティブのRAS信号が入力される
と(図2(a)参照)、クロックジェネレータ15はφ
0をアドレスバッファ11に供給し(図2(b)参照)
、ロウアドレスが外部からアドレスバッファ11に供給
される(図2(c)参照)。本発明によるバイアス信号
φ2(図2(d)又は(e))がXデコーダ12に供給
され、後述するように、Xデコーダを構成するワード線
駆動トランジスタが形成されているNウェルが高電圧に
バイアスされる。アドレスバッファ11からロウアドレ
ス信号がXデコーダ12に加えられ、ワード線を駆動す
るための信号φ1がクロックジェネレータ15からXデ
コーダ12に供給され(図2(f)参照)、ロウアドレ
ス信号によって選択されたワード線がハイレベルとなる
(図2(g)参照)。選択されたワード線に接続された
メモリセルに格納された0又は1の情報に応じてセンス
アンプ14はビット線をハイレベル又はロウレベルに感
知増幅する(図2(h)参照)。
【0016】次に、ロウアクティブのCAS信号が入力
され(図2(i)参照)、クロックジェネレータ15は
φc0をアドレスバッファ11に供給し(図2(j)参
照)、カラムアドレスがYデコーダ13に供給される(
図2(k)参照)。次にビット線を選択するカラムセレ
クト線を駆動するための信号φc1がクロックジェネレ
ータからYデコーダ13に供給され(図2(l)参照)
、選択されたカラムセレクト線がハイレベルとなる(図
2(m)参照)。
【0017】以上の動作により、入力されたアドレスに
対応した1つのセルがカラムセレクト線により選択され
た1本のビット線に接続された状態となる。
【0018】ここで、読出し動作の場合であれば、選択
されたセルの情報は、選択されたビット線のハイ又はロ
ウレベル状態に対応しているため、このビット線のレベ
ルをI/Oセレクタ17を介して出力バッファ18より
出力端Doutに出力する。一方、書込動作であれば、
入力端Dinから入力されたデータを入力バッファ19
よりI/0セレクタ17を介して、選択されたビット線
のレベルを強制的にハイレベル又はロウレベルにし、セ
ルにそのデータを書込むことになる。
【0019】読出し又は書込みの動作が終了すると、R
ASおよびCAS信号がハイレベル、すなわちノンアク
ティブとなり、それに対応して、φ0、φ1、φ2(図
2(e)の場合)、φC0、φC1が順次ロウレベルと
なり、半導体メモリ装置に対する1回の書込み又は読み
出し動作のサイクルが終了する。
【0020】これらの動作のうち、特に書込動作は、い
ままでロウレベルが格納されていたメモリセルのデータ
をハイレベルに書直す場合や、その逆の場合など、今ま
で格納されていたデータと逆のデータをメモリセルに書
込まなければいけない場合がある。この場合、メモリセ
ルの蓄積容量に対して確実に電位を書込まなければいけ
ない。そのためには、メモリセルを構成しているゲート
トランジスタに接続されているワード線の電位を、この
ゲートトランジスタのスレッショルド電圧より十分に高
く、しかも速く駆動しなければならない。そこで本発明
は、Xデコーダ12の構成を工夫することにより、この
目的を達成した。これを図3から図10を用いて説明す
る。
【0021】図3は図1に示したXデコーダの構成を示
す回路図である。このXデコーダ回路は、アドレスバッ
ファ11(図1)から供給されるロウアドレスを判定し
、一致した場合にロウレベルの信号を出力するNAND
回路N0、N1、N3…、Nnと、このNAND回路の
出力に応じて導通が制御されるワード線駆動トランジス
タQ0、Q1、Q2、Q3…、Qn−1、Qnとを含む
【0022】このワード線駆動トランジスタQ0、Q1
、Q2、Q3…、Qn−1、Qnは、ソースがワード線
駆動のためのクロック信号φ1の入力端にそれぞれ接続
され、ドレインがワード線W0、W1、W2、W3、…
Wn−1、Wnにそれぞれ接続され、ゲートにNAND
回路N0、N1、N2、N3…Nn−1、Nnの出力G
0、G1、G2、G3…Gn−1、Gnが印加されたP
チャネル型トランジスタである。ワード線駆動トランジ
スタがPチャネル型トランジスタであるので、このトラ
ンジスタを導通させて、ワード線にφ1を印加させる時
には、ワード線駆動トランジスタのゲートにロウレベル
の電圧(例えば0V)を印加すればよいことになる。 非選択時にはワード線駆動トランジスタのゲートにはこ
れをオフとする電圧(例えば5V)を加えればよい。従
って、書込を確実にするためワード線を高電位(例えば
7V)とした場合でも、このトランジスタのゲート電圧
を高くする必要がなくなり(例えば5V)、ゲート絶縁
膜の破壊等の信頼性低下の恐れが低減される。
【0023】φ1は、ワード線を駆動し、メモリセルに
対し書込み等を行なうためのクロック信号であり、φ0
がアドレスバッファ11に供給された後、クロックジェ
ネレータ15(図1)から供給される(図2(b)、(
f)参照)。このφ1は書込みを確実に行なうため、高
電位(例えば7V)のクロック信号である。
【0024】ところで、このデコーダ回路を含む半導体
メモリ装置はP型基板上に形成されているため、Pチャ
ネル型トランジスタを形成するためには、Nウェルを設
け、その中にトランジスタを形成しなければならない。 本実施例では、1つのNウェルNW1内に、すべてのワ
ード線駆動トランジスタQ0、Q1…が形成されている
【0025】前述したように、P基板中にNウェルを形
成すると、P型基板とNウェルとの間にPNジャンクシ
ョンが形成される。従って、このPNジャンクションが
順方向バイアスとならないように、Nウェルをトランジ
スタが導通状態の時に高電圧としなければならない。
【0026】そこで本発明者は、このNウェルNW1を
高電圧状態にバイアスする手段として、従来のようにワ
ード線を駆動するためのクロック信号φ1を用いるので
はなく、他のバイアス信号φ2をNウェルに印加するこ
とを見い出した。このような構成とすることにより、ワ
ード線を駆動するためのクロック信号φ1がNウェルの
バイアス用に用いられないため、φ1の負荷が軽減され
る。従って、本発明は従来に比してワード線駆動を高速
で行なうことが可能となった。
【0027】図3に示したデコーダ回路のうち、ワード
線駆動トランジスタQ0からQ4までのパターン構成を
示す図4の平面図とその断面図である図5(a)および
(b)を参照してバイアス信号φ2の配線パターンの一
例を説明する。図3と同じ構成部分には同じ番号を付し
てある。P型基板51上にNウェルNW1が設けられ、
この1つのウェル内にワード線駆動トランジスタQ0、
Q1…が設けられている。
【0028】NAND回路N0、N1…(図示せず)か
らの信号を受けるワード線駆動トランジスタQ0、Q1
…のゲート電極G0、G1…は多結晶シリコン膜からな
り、NウェルNW1上にゲート酸化膜53を介して配置
されている。ワード線を駆動し、メモリセルに対し書込
み等を行なうためのクロック信号φ1は、ワード線方向
と垂直方向に走る配線Lφ1から、ワード線方向に延び
、ワード線駆動トランジスタ2個に対して1本ずつ配線
されているアルミニウム層からなる配線SL0、SL1
…に供給される。この配線SL0、SL1…がゲート線
駆動トランジスタQ0、Q1…のソース電極となる。 従って、2つのゲート線駆動トランジスタ(例えばQ0
、Q1)毎にソース電極1つを共通とする構成となる。 このソース電極SL0、SL1…は、NウェルNW1内
のソース領域を形成するP型拡散領域s0、s1…と複
数のコンタクト孔によりそれぞれ接続されている。
【0029】一方、ゲート線駆動トランジスタQ0、Q
1…のドレイン電極は、そのトランジスタ毎に設けられ
ている。従って、ワード線駆動トランジスタと同数だけ
アルミニウム層からなるドレイン電極DL0、DL1…
が配置される。このドレイン電極DL0、DL1…も同
様に、NウェルNW1内のドレイン領域を形成するP型
拡散領域d0、d1…と複数のコンタクト孔によりそれ
ぞれ接続されている。更にこのドレイン電極DL0、D
L1…は、コンタクト孔C0、C1…により、下層の多
結晶シリコン層からなるワード線W0、W1…にそれぞ
れ接続されている。
【0030】NウェルNW1をバイアスするための信号
φ2は、ワード線W0、W1…を横切ってその上層をワ
ード線方向と垂直方向に走る配線Lφ2からワード線方
向に延び、ワード線駆動トランジスタ2つ毎に1本配線
されているアルミニウム層からなる配線BL0、BL1
…に供給される。この配線BL0、BL1…は、Nウェ
ルNW1内のN+ 型拡散領域N0、N1…と複数のコ
ンタクト孔によりそれぞれ接続され、NウェルNW1を
高電圧にバイアスする。
【0031】図5(a)、(b)を参照すると、P型基
板51上に設けられたNウェルNW1内にフィールド酸
化膜51により素子形成領域が区画されている。これら
素子形成領域内にP型またはN型の不純物を拡散するこ
とで、ワード線駆動トランジスタQ0、Q1の共通ソー
スとなるP型拡散領域s0と、それぞれのドレインとな
るP型拡散領域d0、d1及びN型拡散領域N0、N1
が形成されている。ワード線駆動トランジスタQ0、Q
1のゲート電極G0、G1はNウェルNW1上にゲート
酸化膜53を介して配置されている。クロック信号φ1
が供給されるアルミニウム層からなる配線SL0はコン
タクト孔を介してP型拡散領域s0と接続されている。 又、ワード線W0、W1に接続されているアルミニウム
層からなるDL0、DL1はコンタクト孔を介してP型
拡散領域d0、d1に接続されている。更に、Nウェル
NW1をバイアスするためのバイアス信号信号φ2が供
給されるアルミニウム層からなるBL0、BL1は、コ
ンタクト孔を介してN型拡散層N0、N1に接続され、
これによりNウェルNW1が高電圧にバイアスされる。
【0032】図4にNウェルNW1をバイアスするため
のバイアス信号φ2を供給する配線パターンの一例を示
したが、この配線パターン以外にも、配線の種類や、N
ウェルとのコンタクトの方法等の変更により種々の配線
パターンが可能である。図6および図7を用いて他の配
線パターン例を示す。なお、ワード線駆動トランジスタ
のパターンは図4と同様であるため、説明は省略する。
【0033】図6に示すパターン例は、バイアス信号φ
2をNウェルにバイアスする際に必要なN+ 型拡散領
域、具体的にはバイアス信号φ2が供給されるアルミニ
ウム配線BL10…とコンタクト孔により接続される、
N+ 型拡散領域N10…の配置場所をワード線駆動ト
ランジスタQ0、Q1…のソース・ドレイン領域d0、
s0、d1、s1…と平行ではなく、それらの外側にし
たことに特徴がある。図4の例では、N+ 型拡散領域
N0、N1…はワード線駆動トランジスタの形成領域内
に形成されるため、それだけその形成領域全体の面積が
増大してしまうが、この例では、このN+ 型拡散領域
N10…の領域はワード線駆動トランジスタ形成領域の
全体の面積に影響を及ぼさないため、それだけ面積が削
減できる効果がある。
【0034】次に、配線を2層のアルミニウム配線、又
はアルミニウム配線とシリサイド配線を用いた、いわゆ
る多層配線技術を利用した場合のパターン例を図7に示
す。本例では、ワード線を駆動し、メモリセルに対し書
込み等を行なうためのクロック信号φ1が供給される配
線Lφ1を多層配線技術によりワード線駆動トランジス
タ形成領域上に配置させている。例えばアルミニウム配
線を2層配線にした場合、この配線Lφ1を上層配線の
第2アルミニウム配線とすれば図に示す配線パターンが
可能となる。この場合、バイアス信号φ2は第1アルミ
ニウム配線からなるLφ2から直接コンタクト孔を介し
てN型拡散層N21に接続し、N型ウェルを高電圧にバ
イアスすることができる。
【0035】又、ドレイン電極となるDL0、DL1…
をアルミニウム配線ではなく、シリサイドからなる配線
とすることにより、2層アルミニウム配線とすることな
く、配線Lφ1を1層のアルミニウム配線でワード線駆
動トランジスタ領域上に配置することもできる。
【0036】更に、多層配線技術を用いたパターン例と
して、バイアス信号φ2が供給される配線Lφ2を図7
に示したLφ1と同様な配線パターンにより、ワード線
駆動トランジスタ形成領域上に配置することや、配線L
φ2をシリサイドからなる配線とすることも可能である
【0037】次に、Nウェルを高電圧にバイアスする信
号φ2の発生回路について説明する。この信号φ2は図
1に示すように、クロックジェネレータ15から発生し
ている。このクロックジェネレータ15は複数のクロッ
ク信号(φ0、φ1、φ2、φC0、φC1等)を発生
する回路であるため、複数のクロック発生回路により構
成されている。その複数のクロック発生回路の1つにφ
2の発生回路も存在している。
【0038】φ2は、ワード線駆動トランジスタを形成
するためのNウェルを高電圧にバイアスすることが目的
であるため、常に高電圧を供給する直流的な信号であっ
てもよい。図8にこのような直流的な信号を発生する高
電圧発生回路の一例を示す。この回路は、ドレインとゲ
ートが電源端子(例えば5V)に接続されソースが節点
Aに接続されたN型トランジスタT0と、ゲートおよび
ドレインが節点Aに接続され、ソースがφ2出力端に接
続されたNチャネル型トランジスタT1と、発振器4と
、一端が発振器4の出力端に接続され、他端が節点Aに
接続された容量C1より構成された、いわゆるチャージ
ポンプ回路である。この回路により、例えば、電源電圧
が5Vであれば、約7Vの高電圧の信号φ2がNウェル
に常に印加されることになる。この場合のφ2が図2(
d)に示したものに相当する。なお、このチャージポン
プ回路は一例であって、電源電圧よりも高い直流的な電
圧を供給する高電圧発生回路であればどのような回路で
あっても本発明の目的は達成される。
【0039】図8で示したφ2の発生回路は常に高電圧
である直流的な信号を発生するものであったが、消費電
力を削減するため、Nウェルを高電圧にバイアスする必
要がある時だけ高電圧となる信号、すなわち図2の(e
)に示すようなクロック信号をφ2としてもよい。 この場合、このφ2は、ワード線を駆動しメモリセルに
対し書込み等を行なうためのクロック信号φ1がNウェ
ルを高電圧にバイアスすることに関与させないための信
号であるため、φ1がハイレベルになる前にハイレベル
となり、Nウェルを高電圧にバイアスするようにしなけ
ればならない。
【0040】図9にこのようなクロック信号φ2を発生
する高電圧クロック発生回路の一例を示す。この回路は
、容量C2の一端にφ1よりも早くハイレベルになる信
号、例えばφ0を供給して容量C2を充電し、他端のB
をφ0を遅延回路3により遅延された信号により駆動す
る構成となっている。図10にφ2の立上りの様子を示
す。図10に示すように、遅延回路3により遅延された
信号がBに印加されることにより、容量C2の充電電圧
が上昇し、電源電圧以上(例えば7V)の電圧がφ2と
して供給される。このような構成とすることで、Nウェ
ルをφ1がハイレベルとなる前に高電圧にバイアスする
ことができる。なお、このφ2を作るための信号はφ1
よりも早くハイレベルになる信号を基に作ればよく、φ
0である必要はない。又、このφ2は、Nウェルを高電
圧にバイアスすることが目的であるため、φ1のように
立上がりのタイミングを厳密に制御される必要はない。 従って、その立上がりのタイミングには自由度があり、
本発明では、その回路設計が容易であるという利点もあ
る。更に、この高電圧クロック発生回路の回路構成は一
例であって、φ1よりも早く立上がる高電圧のクロック
信号を発生する回路であれば、本発明の目的は達成され
る。
【0041】以上説明したように、本実施例によれば、
ワード線駆動トランジスタが形成されるNウェルに書込
のためのクロック信号φ1とは別のバイアス信号φ2を
供給することにより、ワード駆動トランジスタを高電圧
印加によるゲート絶縁膜破壊の恐れのないPチャネル型
トランジスタとすることが可能となり、しかも、書込み
のためのクロック信号φ1に余計な容量負荷がかからな
いため、ワード線の駆動を高速にすることが可能となっ
た。
【0042】以上説明した実施例では、半導体メモリ装
置はP型基板上に設けられ、その上に1つのNウェルが
形成される例で説明したが、本発明は、1つのNウェル
に限定されるわけではなく、複数のウェルに分割された
場合でも、それぞれにバイアス信号を供給すれば、同様
の効果が得られる。更に、P型基板上で設けられる例に
限定されるわけではなく、例えばN型基板上にPウェル
を設け、そのPウェル内に半導体メモリ装置を形成し、
更にそのPウェル内にNウェルを設けるという、いわゆ
る二重ウェルを設け、その中にワード線駆動トランジス
タを形成してもよい。この場合には、Pウェルが本発明
にいうP型領域に相当する。
【0043】又、本発明はDRAMに対するデコーダ回
路に限らず、例えば、SRAM(static  RA
M)、PROM(programmable  rea
donly  memory)、EPROM(eras
able  PROM)、EEPROM(electr
ically  erasable  PROM)等で
も適用可能である。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のデコーダ
回路は、ワード線駆動トランジスタが形成されるNウェ
ルに書込のためのクロック信号とは別のバイアス信号を
供給することにより、ワード駆動トランジスタを高電圧
印加によるゲート絶縁膜破壊の恐れのないPチャネル型
トランジスタとすることが可能となり、しかも、書込み
のためのクロック信号に余計な容量負荷がかからないた
め、ワード線の駆動を高速にすることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデコーダ回路を含む半導体メモリ装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す半導体メモリ装置の動作を説明する
ためのタイミング図である。
【図3】本発明のデコーダ回路の一例を示す回路図であ
る。
【図4】図3に示すデコーダ回路の一部の配線パターン
を示す平面図である。
【図5】図4のX−X線断面図およびY−Y線断面図で
ある。
【図6】図3に示すデコーダ回路の一部の他の配線パタ
ーンを示す平面図である。
【図7】図3に示すデコーダ回路の一部の更に他の配線
パターンを示す平面図である。
【図8】高電圧バイアス回路の一例を示す回路図である
【図9】高電圧バイアス回路の他の例を示す回路図であ
る。
【図10】図9に示す回路の動作波形図である。
【符号の説明】
10    メモリセル 11    アドレスバッフア 12    X−デコーダ 13    Y−デコーダ 14    センスアンプ 15    クロックジェネレータ 17    I/O

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  P型領域と、前記P型領域内に設けら
    れたN型ウェルと、前記N型ウェル内に設けられアドレ
    ス信号に応じたレベルの信号をゲートに入力しソース・
    ドレイン路がワード線と前記ワード線を駆動する信号の
    入力端の間に設けられたPチャネル型のワード線駆動ト
    ランジスタと、前記N型ウェルを前記ワード線を駆動す
    る信号とは別のバイアス信号によりバイアスする手段と
    を有することを特徴とするデコーダ回路。
  2. 【請求項2】  前記バイアス信号が前記アドレス信号
    に応じたレベルの信号よりも高電圧の信号であることを
    特徴とする請求項1記載のデコータ回路。
  3. 【請求項3】  前記ワード線駆動トランジスタのゲー
    トに入力する信号をアドレス信号を入力としそれに応じ
    たレベルの電圧を出力する論理回路により発生すること
    を特徴とする請求項1記載のデコーダ回路。
  4. 【請求項4】  前記N型ウェル内に前記ワード線と同
    数の前記ワード線駆動トランジスタを設けたことを特徴
    とする請求項1記載のデコーダ回路。
  5. 【請求項5】  前記バイアス信号が高電圧の直流的信
    号であることを特徴とする請求項1記載のデコーダ回路
  6. 【請求項6】  前記バイアス信号を発生する回路とし
    てチャージポンプを用いた高電圧発生回路であることを
    特徴とする請求項1又は5記載のデコーダ回路。
  7. 【請求項7】  前記バイアス信号が前記ワード線を駆
    動する信号よりも前に高電圧となるクロック信号である
    ことを特徴とする請求項1記載のデコーダ回路。
  8. 【請求項8】  前記バイアス信号を発生する回路とし
    て前記ワード線を駆動する信号よりも前に高電圧となる
    内部クロック信号を基に高電圧信号を発生する回路であ
    ることを特徴とする請求項1又は7記載のデコーダ回路
  9. 【請求項9】  前記Nウェル内に前記バイアス信号を
    バイアスするために前記Nウェルよりも不純物濃度の高
    いN型拡散領域を設け、前記N型拡散領域と前記バイア
    ス信号が供給される配線とをコンタクト孔で接続したこ
    とを特徴とする請求項1記載のデコーダ回路。
  10. 【請求項10】  前記N型拡散領域が前記ワード線駆
    動トランジスタ形成領域内に設けられたことを特徴とす
    る請求項9記載のデコーダ回路。
  11. 【請求項11】  前記N型拡散領域が前記ワード線駆
    動トランジスタ形成領域の外部に設けられたことを特徴
    とする請求項9記載のデコーダ回路。
  12. 【請求項12】  前記バイアス信号が供給される配線
    が前記ワード線を駆動する信号が供給される配線と同層
    であることを特徴とする請求項9記載のデコーダ回路。
  13. 【請求項13】  前記バイアス信号が供給される配線
    がアルミニウム配線であることを特徴とする請求項9又
    は12記載のデコーダ回路。
  14. 【請求項14】  前記バイアス信号が供給される配線
    が前記ワード線を駆動する信号が供給される配線とは異
    なる配線層であることを特徴とする請求項9記載のデコ
    ーダ回路。
  15. 【請求項15】  前記ワード線がDRAMのものであ
    ることを特徴とする請求項1記載のデコーダ回路。
  16. 【請求項16】  前記ワード線がSRAMのものであ
    ることを特徴とする請求項1記載のデコーダ回路。
  17. 【請求項17】  前記ワード線がEPROMのもので
    あることを特徴とする請求項1記載のデコーダ回路。
  18. 【請求項18】  前記ワード線がEEPROMのもの
    であることを特徴とする請求項1記載のデコーダ回路
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