JPH04212682A - 自動車の組立て方法 - Google Patents

自動車の組立て方法

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JPH04212682A
JPH04212682A JP3042625A JP4262591A JPH04212682A JP H04212682 A JPH04212682 A JP H04212682A JP 3042625 A JP3042625 A JP 3042625A JP 4262591 A JP4262591 A JP 4262591A JP H04212682 A JPH04212682 A JP H04212682A
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JP
Japan
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hinge pin
clip
door
fitted
vehicle body
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JP3042625A
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Takeshi Kikuchi
健 菊地
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の組立て方法のう
ち、特に艤装工程とその前後の工程のドアの着脱に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に車体に対しドアはヒンジ部を介し
て開閉自在に取付けられている。具体的には図12或い
は実開昭55ー33331号に開示されるように車体側
に固着されるヒメール(雌部材)100とドア側に固着
されるメール(雄部材)101にそれぞれヒンジピン1
02の挿入穴100a,101aを形成し、これら挿入
穴100a,101aにヒンジピン102を挿入すると
ともにヒンジピン102先端に外れ防止クリップ103
を嵌着している。
【0003】一方、最近の自動車の製造工程にあっては
、溶接工程及び塗装工程が終了した後に、車体及びドア
に各種部品の取付け等を施す艤装工程を行なうようにし
ている。そして、溶接工程或いは塗装工程にあっては車
体とドアとを連結しておく方が作業上有利な場合が多く
、艤装工程にあっては艤装部品の大型化、搬入の自動化
更には防錆力と外観性の向上に対応すべく、車体とドア
とを分離して各種作業を行ない、艤装工程が完了した後
再び車体とドアをヒンジピンで結合するようにしている
【0004】ところで、溶接工程或いは塗装工程におい
て車体とドアとを結合するために、ヒンジピンをヒメー
ル及びメールのピン挿入穴に根元まで完全に挿入すると
、艤装工程を行なうにあたってのヒンジピンの引抜きが
困難になる。逆に緩く挿入するとガタつきが発生する。 そこで、特開昭56ー63518号或いは特開昭61ー
165480号にあっては図10に示すように、ヒンジ
ピン102の基部に本止め用のセレーション104と、
この本止め用のセレーション104よりも先端寄りの部
分に若干小径の仮止め用のセレーション105を形成し
、溶接工程或いは塗装工程にあっては仮止め用のセレー
ション105の部分までヒンジピン102を差込み、ガ
タつきをなくすとともに後工程での引抜きを容易にして
いる。
【0005】そして、ヒンジピン102を完全に挿入し
ない場合には、上記公報には示されていないが安全を図
るため、ヒンジピン先端に形成した仮止め用凹溝106
に仮止めクリップ107を嵌着している。この仮止めク
リップ107には図11に示すように、先端を折曲げた
延長部108を設け後工程に入る時に簡単に外すことが
できる形状としている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来法にあっ
ては、艤装工程に入る前にヒンジピンを引抜くには、先
ず仮止めクリップ107をヒンジピン102から外して
からでないと引抜くことができず、余分な作業を必要と
している。また、塗装工程おいて仮止めクリップ107
をヒンジピン102に止着しておくと、仮止めクリップ
107の延長部108の裏側が塗装されなくなり、後で
再度補修塗装を行なわなければならない。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明は、車体とドアとを連結するヒンジピンとして、先
端に仮止め凹溝を形成しこの仮止め凹溝にヒメール及び
メールに形成したヒンジピン挿入穴よりも僅かに大径の
弾性クリップを嵌着したヒンジピンを用意し、このヒン
ジピンを艤装工程の前工程、例えば塗装工程或いは溶接
工程において使用するようにした。
【0008】
【作用】先端にヒンジピン挿入穴よりも僅かに大径の弾
性クリップを嵌着したヒンジピンをヒメール及びメール
のピン挿入穴に挿入して車体とドアとを仮組立てし、こ
の状態で塗装工程或いは溶接工程などを行ない、この後
に前記弾性クリップを嵌着したままでヒンジピンを引抜
いて車体とドアとを分離して艤装工程を行ない、この艤
装工程が終了した後に弾性クリップを嵌着したままのヒ
ンジピンをヒンジピン挿入穴の正規の位置まで挿入して
車体とドアとを結合する。
【0009】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1(A)及び(B)は本発明に係る自動車
の組立て方法の概略を示す工程図であり、図においてS
1は溶接工程、S2は塗装工程、S3は艤装工程、S4
は検査工程であり、図1(A)と図1(B)に示す工程
の相違は、図1(A)にあっては車体1とドア2とを仮
組立てした状態で塗装を行ない、艤装工程に入る前に車
体1とドア2とを分離し、図1(B)にあっては車体1
とドア2とを仮組立てした状態で溶接を行ない、塗装工
程に入る前に車体1とドア2とを分離するようにしてい
る。
【0010】ところで車体1とドア2とはヒンジ部3を
介して分離可能に連結されている。ヒンジ部3は図2に
示すように、車体1にボルト4によって固着されるヒメ
ール5と、ドア2にボルト6によって固着されるメール
7と、ヒメール5に形成した挿通穴5a及びメール7に
形成した挿通穴7aに共通して挿通されるヒンジピン8
とから構成される。ここで上方のヒンジ部3にあっては
下方からヒンジピン8を差込み、下方のヒンジ部3にあ
っては上方からヒンジピン8を差込んでいる。
【0011】このヒンジピン8は図5に示すように、軸
部9の後端部に頭部10を備え、この頭部10寄りの軸
部基端に本止めセレーション11を、この本止めセレー
ション11よりも若干小径の仮止めセレーション12を
それぞれ刻設している。
【0012】また、ヒンジピン8の先部にはクリップ嵌
着用の凹溝13,14を形成し、凹溝13には図6に示
す樹脂等の弾性材料からなる環状の仮止めクリップ15
を嵌着し、凹溝14には図7に示す本止め用の外れ防止
クリップ16を嵌着する。ここで、仮止めクリップ15
の外径は前記挿通穴5a、7aの内径よりも僅かに大径
とし、振動等によってヒンジピン8が抜けないようにす
るとともに、ある程度の力を積極的に作用させた場合に
は容易に抜けるようにしている。
【0013】以上において、図1(A)に示す工程を中
心にして説明すると、溶接工程S1及び塗装工程S2に
おいては、車体1とドア2とを仮組付けした状態で作業
を行なう。仮組付けを行なうには予めヒンジピン8の凹
溝13に仮止めクリップ15を嵌着しておき、このヒン
ジピン8を図2に示すように、仮止めセレーション12
の位置までヒメール5及びメール7のヒンジピン挿入穴
5a,7aに先端から挿入する。この時、仮止めクリッ
プ15は弾性体からなるため押し込むことができる。
【0014】この状態で溶接工程S1及び塗装工程S2
が終了したならば、ヒンジピン8を仮止めクリップ15
とともに引抜いて図3に示すように車体1に固着したヒ
メール5とドア2に固着したメール7を分離して艤装工
程S3に送り込み、この艤装工程S3で車体1及びドア
2に個別に各種作業を施したならば、再び車体側のヒメ
ール5の挿通穴5aにメール7の挿通穴7aを合せ、こ
れら挿通穴5a、7aに前記ヒンジピン8を本止めセレ
ーション11の位置まで圧入して車体1とドア2とを結
合し、更に凹溝14に本止め用の外れ防止クリップ16
を嵌着した後、検査工程S4に送り込む。
【0015】図8及び図9はヒンジピン8の先端形状を
異ならせた別実施例を示す図であり、このヒンジピン8
はヒメール5及びメール7の厚みが増して、これらに形
成したヒンジピン挿通孔に仮止めクリップ15を嵌着し
たままのヒンジピン8を簡単に通せない場合に適してい
る。
【0016】即ちヒンジピン8の先端に形成された弾性
クリップ嵌着用の溝13の形状を、図8(A)乃至(C
)に示すように、側面からみて円弧状或いは直線状の先
端に向って広がるテーパ面となるようにしている。
【0017】このような形状とすることで、ヒンジピン
8を挿入する際は図9(A)に示すように仮止めクリッ
プ15には径方向外方から内方に向って力が作用し、仮
止めクリップ15は圧縮されて断面が楕円形になり、溝
13内に完全に収り容易にヒメール5及びメール7に形
成したヒンジピン挿通穴5a,7aに挿入することがで
きる。またヒンジピン8に引抜き方向の力が作用した場
合は、図9(B)に示すように仮止めクリップ15は溝
13のテーパ面によって径方向外方へ拡径してヒンジピ
ン挿通穴5a,7aよりも大径となるので、振動等によ
ってヒンジピン8が抜けることが防止できる。
【0018】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
嵌着したままでヒメール及びメールのヒンジピン挿入穴
に対して挿抜可能な程度の外径の弾性クリップを、艤装
工程の前工程、例えば塗装工程或いは溶接工程における
抜け止めクリップとして使用するようにしたので、車体
とドアとを分離して艤装工程を行なうに際し、いちいち
ヒンジピンから弾性クリップを外す必要がなく、また弾
性クリップの形状はヒンジピン挿入穴よりも僅かに大径
なリング状をなしているため、塗装の邪魔にならず後に
補修塗装を行なう必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車の組立て方法の概略を示す
工程図
【図2】仮組立て状態のヒンジ部の拡大図
【図3】分離
状態のヒンジ部の拡大図
【図4】完全組立て状態のヒンジ部の拡大図
【図5】ヒ
ンジピンの全体図
【図6】弾性クリップを示す図
【図7】外れ防止クリップを示す図
【図8】別実施例に係るヒンジピンの先端を示す図
【図
9】ヒンジピンの挿入及び引抜き時の仮止めクリップの
動きを示す図
【図10】従来の仮組立て状態のヒンジ部の拡大図
【図
11】従来の仮止めクリップの正面図及び側面図
【図1
2】従来の完全組立て状態のヒンジ部の拡大図
【符号の説明】
1…車体、2…ドア、3…ヒンジ部、5…ヒメール、7
…メール、5a,7a…ヒンジピン挿通穴、8…ヒンジ
ピン、11…本止め用セレーション、12…仮止め用セ
レーション、15…仮止めクリップ、16…抜け防止ク
リップ、S1…溶接工程、S2…塗装工程、S3…艤装
工程。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ヒンジピン挿入穴を形成したヒメール
    及びメールの一方を車体に他方をドアに取付け、これら
    ヒメール及びメールのヒンジピン挿入穴に、先端の仮止
    め凹溝にヒンジピン挿入穴よりも僅かに大径の弾性クリ
    ップを嵌着したヒンジピンを先端から挿入して車体とド
    アとを仮組立てし、この状態で艤装工程の前工程を行な
    い、この前工程が終了した後に前記弾性クリップを嵌着
    したままでヒンジピンを引抜いて車体とドアとを分離し
    、この状態で艤装工程を行ない、この艤装工程が終了し
    た後に弾性クリップを嵌着したままのヒンジピンをヒメ
    ール及びメールのヒンジピン挿入穴の正規の位置まで挿
    入し、更にヒンジピンの係止溝に外れ防止クリップを嵌
    着して車体とドアとを結合するようにしたことを特徴と
    する自動車の組立て方法。
  2. 【請求項2】  前記ヒンジピンの弾性クリップを嵌着
    する溝は先端に向って広がるテーパ状をなしていること
    を特徴とする請求項1に記載の自動車の組立て方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019176777A1 (ja) * 2018-03-15 2019-09-19 三井金属アクト株式会社 自動車用ドアヒンジ装置
WO2019176069A1 (ja) * 2018-03-15 2019-09-19 三井金属アクト株式会社 自動車用ドアヒンジの製造方法及び自動車

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2019176777A1 (ja) * 2018-03-15 2019-09-19 三井金属アクト株式会社 自動車用ドアヒンジ装置
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US11434676B2 (en) 2018-03-15 2022-09-06 Mitsui Kinzoku Act Corporation Manufacturing method of vehicle door hinge and vehicle

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