JPH04212591A - 画像フリーズ用信号処理装置 - Google Patents

画像フリーズ用信号処理装置

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JPH04212591A
JPH04212591A JP3054871A JP5487191A JPH04212591A JP H04212591 A JPH04212591 A JP H04212591A JP 3054871 A JP3054871 A JP 3054871A JP 5487191 A JP5487191 A JP 5487191A JP H04212591 A JPH04212591 A JP H04212591A
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freeze
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Shinji Yamashita
真司 山下
Masao Uehara
上原 政夫
Katsuyuki Saito
斉藤 克行
Akinobu Uchikubo
明伸 内久保
Takehiro Nakagawa
中川 雄大
Akihiro Miyashita
章裕 宮下
Masahiko Sasaki
雅彦 佐々木
Shiyouichi Ieoka
昇一 家岡
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像ブレの少ないフリ
ーズ画を得るための画像フリーズ用信号処理装置に関す
る。
【0002】
【従来技術】近年、固体撮像技術の進歩により、画素の
高密度化、及びチップの超小型化が進み、先端部に固体
撮像素子を実装した内視鏡、いわゆる電子内視鏡装置が
開発されている。これらの装置は、体腔内に挿入して被
検査部位を観察すると共に、同部位の観察画像を記録す
る機能も有しており、その観察機能のみならず記録した
画像の質も非常に重要であり、被検査部位の診断に大き
な影響を及ぼすことになる。従って、記録に際して、内
視鏡の操作者は、患者を静止させた上で、何度か被検査
部位の画像をフリーズ表示させて、記録画像として最も
望ましい画像を選択して、例えばモニタ画像の写真撮影
装置やビデオプリンタ、或いはスティルビデオプロッピ
ー装置等に静止画記録していた。しかしながら、患者を
静止させても、生体内を観察している限り被検査部位の
動きは少なからずあり、この動きによる像のブレをなく
すために何度もフリーズし直さなければならない場合が
生ずるという不具合があった。
【0003】上記のような、被写体の動きによる記録画
像の劣化は、撮像素子の種類及び撮像方式に応じてその
発生形態が異なる。例えば、撮像素子として、フレーム
転送型のCCD(以下FT型CCDと称する)を用いた
場合には、露光期間における被写体の動きが像のブレと
なって生じ、又、インターライン型のCCD(以下IT
型CCDと称する)を用いて飛び越した走査を行った場
合には、露光期間の被写体の動きに起因した像のブレに
加えて、フィールド間の画像の差異に起因したフリッカ
が生ずる。又、内視鏡の細径化を目的として、その先端
部にモノクロのCCDを実装し、照明光を例えばRGB
順次光とした、いわゆる色面順次方式では、時系列的に
順次撮像したRGBの各原色画像を同時化して表示する
ため、被写体の動きが色のズレとなって表示される、い
わゆる色ズレが問題となる。
【0004】上述の問題点を解決するために、本出願人
は、特願昭63−209677号において、フリーズ機
能が働くと同時に静止画像をモニタ等に表示するもので
はなく、ある特定の時間内に入力される画像信号に対し
て画像ブレ(色ズレ等)を検出し、その検出量の最も少
ない画像信号を静止画像としてモニタ等に表示させる装
置を提案した。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、特願
昭63−209677号の提案においては、静止画を得
るために、フリーズの操作を行ってから、実際に静止画
が得られるまでには一定のタイムラグが発生していたた
め、操作者に違和感をいだかせる事があったり、操作者
の意図しない画面でフリーズされる事があった。
【0006】尚、特願昭63−109187号に示され
る様に複数枚の連続する画像フレームを記録しておき、
その中から色ズレのない画像を選んで表示することも考
えられているが、多量のメモリを必要とするためコスト
、大きさ的に不利である。
【0007】本発明は上述した点にかんがみてなされた
もので、多量のメモリを用いることなく、タイムラグが
少なく、且つ画像ブレの少ない静止画を得ることのでき
る画像フリーズ用信号処理装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【問題点を解決する手段及び作用】本発明は、図1の概
念図に示すように例えばR,G,Bの順次信号は、A/
Dコンバータ1を経て同時化等のための第1のメモリ2
に記憶されると共に、動き検出・制御回路3に入力され
、フリーズ操作により出力されるフリーズ信号から一定
時間内で最も動き量の少ない画像を第1のメモリから第
2のメモリとなる静止画メモリ4に書込む。第1のメモ
リ2及び静止画メモリ4は、R/Wコントローラ5によ
って、画像のリード/ライトを制御する。又、フリーズ
信号により、第1のメモリ2の画像から静止画メモリ4
の画像が出力されるように切換スイッチ6の切換が行わ
れ、この画像はD/Aコンバータ7を経て出力される。
【0009】上記動き検出・制御回路3は、動き量の少
ない画像を静止画メモリ4に記憶した場合には、動き検
出の動作を停止し、更新が禁止された状態で静止画メモ
リ4の画像を静止画として出力する。一方、動き量の小
さい画像を記憶していない場合には、一定時間内で最も
動き量の少ない画像を静止画として出力する。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を具体的に説明
する。図2ないし図4は本発明の第1実施例に係り、図
2は第1実施例を備えた内視鏡装置を示し、図3は動き
検出・制御回路の構成を示し、図4は第1実施例の動作
説明用タイミングチャートを示す。
【0011】図2に示す内視鏡装置11は、面順次式撮
像手段を内蔵した電子スコープ12と、この電子スコー
プ12に照明光を供給する面順次式の光源ユニット13
と、電子スコープ12に対して信号処理し、第1実施例
を構成する画像プロセッサ14と図示しない表示装置と
から構成される。上記電子スコープ12は、細長の挿入
部内に、照明光を伝送するライトガイド15が挿通され
、このライトガイド15の後端を光源ユニット13に接
続することにより、光源ユニット13から面順次光が供
給される。
【0012】即ち、ランプ16の白色光は、モータ17
によって回転される回転カラーフィルタ18を形成する
赤、緑、青の色透過フィルタによって赤、緑、青の面順
次光にされ、コンデンサレンズ19により、ライトガイ
ド15の後端面に集光照射される。  このライトガイ
ド15により、面順次光は伝送され、挿入部の先端の端
面から前方の被写体に向けて、照射される。照明された
被写体は、挿入部の先端部に取付けた対物レンズ21に
より、その焦点面に配設されたCCD22に結像される
。 このCCD22により、光学像は光電変換される。そし
て、CCDドライバ23から出力されるドライブ信号に
より読出され、A/Dコンバータ24によりディジタル
色順次信号となり、同時化メモリ部25内のRメモリ、
Gメモリ、Bメモリにそれぞれ各色に対応して記憶され
る。例えば赤の照明光のもとで撮像された信号は、Rメ
モリに記憶される。
【0013】これらR,G,Bメモリに記憶された画像
信号は、各色信号が同時に読出されて、色面同時化信号
として、切換スイッチ26の接点aに印加されると共に
、静止画を保持する静止画メモリ部27に入力される。 上記切換スイッチ26を経た信号は、D/Aコンバータ
部28の各D/Aコンバータを経てアナログ色信号とな
り、図示しない表示装置に出力される。
【0014】ところで、上記A/Dコンバータ24の出
力は、さらに色ずれを検出し、静止画メモリ部27への
静止画の記憶を制御する作用を行う動き検出・制御回路
31に入力される。静止画メモリ部27は、動き検出・
制御回路31からの制御信号によって、同時化メモリ部
より出力された色面同時化信号を、該静止画メモリ部2
7を構成するR,G,Bメモリに記憶する。又、この静
止画メモリ部27は、R/W(リード/ライト)コント
ローラ32からの信号によって、同時化メモリ部25と
同期して記憶された信号が読出され、切換スイッチ26
の接点bに印加される。
【0015】この切換スイッチ26は、フリーズ指示を
行うフリーズ指示手段33からのフリーズ指示信号によ
って、静止画メモリ部27側の接点(つまりb)に切換
えられ、従って、このフリーズ指示手段33が操作され
ると、表示装置には静止画メモリ部27から読出された
画像が表示されることになる。
【0016】図3は動き検出・制御回路31の構成を示
す。入力される色順次信号は、動き量検出回路34に入
力され、各画像の動き量(又は色ずれ量)が検出される
。動き量の検出法としては、特願昭63−206949
、特願昭63−272830号に示される様な方法を採
用できる。この動き量検出回路34の出力、つまり検出
された動き量は最小値検出回路35に入力される。
【0017】この最小値検出回路35は、この回路35
に入力される動き量のうち、経時的に最小の動き量をホ
ールドし、最小値が更新される毎に更新パルスをアンド
回路で構成した第1ゲート回路36に出力する。この第
1ゲート回路36は、静止画メモリ部27に書込みパル
スを出力すると共に、第1タイマ37をリトリガブルに
起動する。この第1タイマ37はタイマ動作が起動する
と、予め設定された一定時間“H”となるパルスを出力
し、この一定時間後“L”となり、最小値検出回路35
を(動き量の)最大値へとクリアする。この一定時間は
、過去の画像を静止画メモリ部27に保持している時間
である。
【0018】上記最小値検出回路35は、ホールドして
いる動き量が予め設定されたフリーズレベル以下であれ
ば“L”のフリーズ可信号を第2ゲート回路38に出力
する。この第2ゲート回路38には、フリーズ信号も入
力され、この第2ゲート回路38の出力は第2タイマ3
9に入力される。この第2タイマ39は、フリーズ可信
号が出力されていない時に、フリーズ信号が入力された
時、タイマ動作が起動し一定時間T2“L”となる。こ
のタイマ動作により、フリーズ信号が入力された後のフ
リーズ画像を生成するまでの動作時間を決定する。
【0019】この第2タイマ39の出力は、フリーズ信
号と共に、ナンドゲートで構成された第3ゲート40を
経て、更新パルスが入力される第1ゲート36に入力さ
れる。つまり、フリーズ信号が出力された状態で、この
タイマ39が“L”となる一定時間T2の後、“H”と
なると、第3ゲート40の出力も“H”となるので、更
新パルスが第1ゲート36を経て出力できることになり
、この更新パルスにより一定時間T2の間に最小値検出
回路35で検出された最小の動き量の画像を静止画メモ
リ部27に記憶するようになっている。
【0020】この第1実施例における動作を図4のタイ
ミングチャートを参照して以下に説明する。色順次信号
は、動き量検出回路34に入力され、その動き量が検出
される。図4(a)に示すように1,2,3,…で示す
No. の画像に対し、例えば同図(b)に示すように
その動き量が順次検出される。図4(b)においてフリ
ーズレベルは、静止画として許容される動き量の上限値
として設定されたものである。
【0021】図4(b)に示すような動き量に対し、最
小値検出回路35は、入力される画像の動き量がそれ以
前で保持されている動き量よりも小さいと、図4(c)
に示すように更新パルスを出力する。この場合、第1タ
イマ37の出力が図4(d)に示すように“H”であり
、且つフリーズ信号が同図(f)に示すように“L”で
あると、更新パルスは第1ゲート36を経て同図(h)
に示すように書込みパルスとして静止画メモリ部27に
出力され、この静止画メモリ部27には動き量のより小
さい画像が記憶される。この静止画メモリ部27に保持
されたフリーズ画のNoを図4(i)に示す。
【0022】この動き量がフリーズレベルよりも小さく
なると、最小値検出回路31は図4(e)に示すように
フリーズ可信号を第2ゲート38に出力する。そして、
この状態で図の符号Aで示す時刻Aに、同図(f)に示
すフリーズ信号が出力されると、これ以前の最後の更新
パルス(図4(h)でP3で示す)から、第1タイマ3
7による時間以内であると、この書込みパルスP3で書
込まれた画像が第2図の切換スイッチ26を経てフリー
ズ画として表示装置に出力される。
【0023】つまり、この場合には、フリーズ操作の時
刻から第1タイマ37による時間以内で、最小の動き量
の画像がフリーズ画として表示される。一方、図4の符
号Bで示す時刻のようにフリーズ可信号が出力されてな
い状態で、フリーズ操作によるフリーズ信号が出力され
た場合には、このフリーズ信号によって第2ゲート38
を介して第2タイマ39が起動され、図4(g)に示す
ように一定時間T2だけ“L”となる。この一定時間T
2後に“H”になると、この時間T2中での最小の動き
量の画像を静止画メモリ部27に書込みパルスで書込み
、ホールドし、この画像を表示装置に表示することにな
る。
【0024】つまり、この場合にはフリーズ信号の後、
時間T2以内での最小の静止画をホールドし、表示する
。この第1実施例では、動き検出期間によるフリーズ画
の生成処理をフリーズ操作の前後に分けることにより、
タイムラグを少なくできる。又、多くのメモリを必要と
しない。図5は本発明の第2実施例における動き検出・
制御回路41の構成を示す。この第2実施例では、フリ
ーズ信号が入力された後の動き検出期間を設けないよう
にしたものである。
【0025】この動き検出・制御回路は、図3において
、最小値検出回路35から出力される更新パルスはゲー
ト回路42に入力され、このゲート回路42にはフリー
ズ信号を反転した信号が入力され、このゲート回路42
の出力が書込みパルスとして静止画メモリ部27に出力
されると共に、第1タイマ37に入力される。その他の
構成は第1実施例と同様である。
【0026】従って、フリーズ操作の時刻が例えば図4
の符号Aで示す状態であると、第1実施例と同様の動作
となり、符号Bで示す状態では、その時点での画像がフ
リーズ画として表示されることになる。従って、フリー
ズ要求(操作)に対するレスポンスは、第1実施例より
も良くなる。その反面、色ずれ又は画像ブレの防止機能
は若干劣ることになるが、フリーズ要求が行われるのは
、操作者がきれいな画像として認識したから行うのが一
般的であるので、実用上は、色ずれ防止能力に問題はな
い。
【0027】図6は本発明の第3実施例を有する同時式
内視鏡装置51を示す。この装置51は、同時式の撮像
手段を内蔵した電子スコープ12′と、白色光を出射す
る光源ユニット(図示略)と、第3実施例の同時式の画
像プロセッサ14′と、図示しない表示装置とから構成
される。
【0028】上記電子スコープ12′は、図2に示す電
子スコープにおいて、CCD22の前面に色分離用カラ
ーフィルタ22aが設けたのものが用いてある。上記C
CD22にはCCDドライバ23からのドライブ信号が
印加されることによって、光電変換された信号が読出さ
れ、信号処理回路52に入力される。この信号処理回路
52により、輝度信号Yと色信号Cとに分離され、それ
ぞれA/Dコンバータ53Y,53Cでディジタル信号
に変換された後、第1メモリ部54のYメモリ,Cメモ
リに記憶される。
【0029】この第1メモリ部54の出力は、2回路構
成の切換スイッチ26′を経て、D/Aコンバータ部2
8′の各D/Aコンバータに入力されると共に、静止画
メモリ部27′に入力される。両メモリ部54,27′
は、R/Wコントローラ32によって、リード/ライト
が制御される。又、A/Dコンバータ53Yの出力信号
は、動き検出・制御回路31に入力され、1フィールド
/フレーム異なる輝度信号から動き量検出を行うと共に
、静止画メモリ部27′に静止画を記憶保持する書込み
パルスを生成する。
【0030】この動き検出・制御回路31には、例えば
画像プロセッサ14′にケーブルを介して保持されるフ
ットスイッチ55と接続され、このフットスイッチ5を
ONすることによって出力されるフリーズ信号が入力さ
れる。このフリーズ信号は、切換スイッチ26′に対し
ては、接点aから接点bがONするように切換制御を行
う信号ともなる。
【0031】この第3実施例の動き検出・制御回路31
として、図5の構成のものを用いても良い。この第3実
施例の作用効果は、第1実施例又は第2実施例とほぼ同
様のものとなる。
【0032】図7は本発明の第4実施例の色ずれ防止フ
リーズ回路43の構成を示し、図8はこの回路43が動
作する期間を示し、図9はフレームメモリに対する書き
込み及び読みだしを行うためのアドレス取り込みの様子
を示し、図10はこの実施例の動作説明のタイミングチ
ャートを示す。この実施例は図8に示すようにフリーズ
トリガ入力時の前及び後の一定期間、つまりTa、Tb
を含む期間のうち、最も色ずれの少ない画像をフリーズ
する回路である。
【0033】図7において、端子Aに1/60秒毎に1
フレーム分のR,G,B面順次信号が入力される。この
信号はフレームメモリセット(以下FMSと略記する。 )44に送られる。このFMS44はR,G,B各4枚
のフレームメモリ(図7ではR1,R2,・・・B4で
示す。)で構成され、各フレームメモリへの書き込みは
ライト用チップセレクトコントローラ45Aにより制御
され、読みだしはリード用チップセレクトコントローラ
45Bにより制御される。これらライト用及びリード用
チップセレクトコントローラ45A,45Bは同期信号
発生回路46から出力される同期信号に同期して書き込
み及び読みだしのためのチップセレクト信号を生成する
。この同期信号はFMS用アドレスデコーダ47Aにも
入力され、このFMS用アドレスデコーダ47Aで生成
されたFMS44に対するアドレス信号がFMS44に
入力される。なお、同期信号は他の回路にも出力される
【0034】上記FMS44は出力ポートを2つ有して
おり、一方の出力ポートは後段のD/Aコンバータの入
力端に接続され(例えば図2の符号28)、他方の出力
ポートは動き検出を行う相関検出回路48の入力端に接
続される。このFMS44は動画時においては、2つの
出力ポートから同じデータが出力されるように、リード
用データバスセレクトコントローラ47Bによって制御
される。また、FMS44のアドレスは書き込みアドレ
スと読みだしアドレスが図9に示すようにマルチプレッ
クスされており、フレームメモリへの書き込み及び読み
だしに対応して、アドレスの取り込み信号により、アド
レスを取り込むようになっている。従って、現在書き込
み中のフレームメモリ以外のフレームメモリからは2つ
の出力ポートに対して任意のフレームメモリからの読み
だしが可能である。
【0035】通常の動画時においては、図10に示すよ
うに端子Aに入力される画像データは1垂直同期信号(
以下、1VDと記す。)期間毎にR,G,Bの単色のフ
レーム(画像)データであり、奇数フィールド(Odd
)と偶数フィールド(Even)が時分割されている。 そしてライト用チップセレクトコントローラ45Aは1
VD毎にRn,Gn,Bnの画像データをその添え字n
の小さい順に選択し、それをサイクリックに繰り返すこ
とによって、R,G,Bの単色の面順次画像データをそ
れぞれR,G,Bのメモリバンクに振り分けてフレーム
メモリへの書き込みを行う。
【0036】フレームメモリからの読みだしは書き込み
が行われた直後の垂直同期信号VDに同期して、フィー
ルドデータを読み出すようにリード用チップセレクトコ
ントローラ45Bによって制御される。この時に読み出
されるフィールドはビデオ同期信号のフィールド情報に
一致したフィールドが読み出される。例えば、図10に
おいて、R2のデータを書き込んだ後、次のフィールド
でR2のEvenデータを、その次のフィールドでR2
のOddデータを、さらに次のフィールドでR2のEv
enデータを読み出すことになる。また、G,Bのデー
タについても各々1フィールドづつ遅れて、同様の操作
が行われる。
【0037】このような動画時において上記相関検出回
路48に入力された画像データはこの相関検出回路47
により、R,G,B画像データ間の相関の度合いが検出
され、数値化される。この数値化されたデータはメモリ
49Aに入力され、FMS44への書き込み周期期間、
つまり12フィールドの間保持される。従って、表に示
されるように読み出すフレームメモリの組み合わせが1
2通りある。
【0038】                          
   表                     
                         
                         
                         
                         
                    フィールド
                         
                         
                         
                         
     R Read    R1   R2   
R2   R2   R3   R3   R3   
R4   R4   R4   R1   R1   
R1G Read    G1   G1   G2 
  G2   G2   G3   G3   G3 
  G4   G4   G4   G1   G1B
 Read    B1   B1   B1   B
2   B2   B2   B3   B3   B
3   B4   B4   B4   R1この12
通りの組み合わせ(但し、R,G,Bの組み合わせにお
いて、時間的に1つ前または後の画像データまでを考慮
している)に対する相関の度合いを示すデータがメモリ
49Aに書き込まれ、保持される。そして、FMS44
への書き込みが1周期終了すると、古い(R,G,B)
の相関の度合いを表すデータは新しい(R,G,B)に
対応した相関の度合いを表すデータに書換られるように
なる。この場合、例えばフレームメモリG2にデータが
書き込まれている時は、これを使用したRGBの組み合
わせにおいては、表における(R2,G2,B1)、(
R2,G2,B2)、(R3,G2,B2)の3通りは
読み出すことができないため、R,G,Bの組み合わせ
としては、これら3通りを除く9通りのデータ及び相関
の度合いを示すデータが有効である。
【0039】上記9通りの相関の度合いを示すデータに
対する相関量の順位付け(つまりRGB画像の動き量の
小さいほうからの順序付け)が、符号器49B及びソー
タ49Cにより行われるようになっている。そして、図
7に示すように、フリーズトリガがCPU50に入力さ
れると、このCPU50は符号器49Bまたはこの符号
器49Bの出力が入力されるリード用チップセレクトコ
ントローラ45Bを制御することによって、上記9通り
の相関の度合いを示すデータの中で最も相関が強いこと
を示すデータに対応する(R,G,B)の組み合わせが
直ちに選択され、この選択された組み合わせの(R,G
,B)画像データが出力ポートに接続されたD/Aコン
バータをへて出力され、例えばモニタに表示される。
【0040】このようにして、フリーズトリガ入力以前
の画像の中で最もRGBの相関の強い画像、つまり色ず
れの最も少ない画像が選択されて出力される。仮に、(
R4,G3,B3)の組み合わせが選択されたとすると
、R,G,BのメモリバンクでそれぞれR4,G3,B
3のフレームメモリへの書き込みが禁止され、それ以外
のフレームメモリへの書き込みは可能となる。従って、
RのメモリバンクではR1,R2,R3に対して、サイ
クリックに書き込みが行われ、GのメモリバンクではG
1,G2,G4が、BのメモリバンクではB1,B2,
B4に対して書き込みが行われる。
【0041】このとき、R,G,Bの新たな組み合わせ
に対する相関の度合いが上記(R4,G3,B3)の相
関の度合いよりも強ければ、新たなR,G,Bの組み合
わせをD/Aコンバータに接続された出力ポートに出力
し、これらのフレームメモリへの書き込みが禁止され、
それ以外のフレームメモリへの書き込みは可能となり、
この場合にはR4,G3,B3のフレームメモリへの書
き込みは許可される。この動作は図8に示す一定期間T
bの間行えば、フリーズトリガ入力後の色ずれ防止フリ
ーズが可能となり、フリーズトリガ入力のタイミングの
前及び後の期間Ta及びTb(トータルの期間Ta+T
b)において、最も色ずれの少ないフリーズ画像を表示
あるいは記録できる。
【0042】この実施例によれば、フリーズトリガ入力
から色ずれの少ないフリーズ画像の表示までのタイムラ
グを少なく、且つフレームメモリの容量を大きくするこ
となく色ずれの少ないフリーズ画像を表示などできると
いうメリットを有する。
【0043】ところで、色ずれの小さい静止画を表示さ
せる色ずれ防止フリーズ機能を有する装置において、モ
ノクロ観察を行う場合もある。このモノクロ画像の場合
には、本来色ずれが生じないが、カラー画像の場合と同
様の色ずれ防止の機能を働かせると、フリーズ操作に対
して一定時間ディレイを生じさせてしまうことになるが
、図11に示す構成にして、モノクロ画像の場合にはデ
ィレイを生じることなく、直ちにフリーズ画像を表示す
るようにしても良い。
【0044】図11に示す第5実施例の画像フリーズ用
信号処理装置60では、例えば図2に示す電子スコープ
12により撮像され、必要に応じてプロセス回路で信号
処理されたRGB面順次画像信号は、AD変換手段62
、(画像)メモリ手段63、DA変換手段64及び色ズ
レ防止フリーズ制御手段65によって構成される色ズレ
防止フリーズ手段61に入力される。色ズレ防止フリー
ズ手段61は、動画表示時にはRGB面順次入力信号を
逐次メモリ手段63に格納し、標準TV信号に適合する
ようにRGB同時化画像信号としてメモリ手段63より
読出して出力し、静止画表示時には色ズレ防止フリーズ
手段61によりメモリ手段63内の読出しデータの更新
が禁止され、結果として静止画像信号が出力される。
【0045】色ズレ防止フリーズ制御手段65は、フリ
ーズ指示されてからある一定の時間、被写体の動き量を
検出し、被写体の動き量が最小となる画像をメモリ手段
63にメモリするように制御する色ズレ防止フリーズモ
ードと、フリーズ指示されるとすぐにフリーズする即時
フリーズモードを有し、フリーズ動作制御手段67から
の信号により制御される。
【0046】このフリーズ動作制御手段67には、モノ
クロ表示指示手段69の出力とフリーズ指示手段68か
らの指示信号が入力され、モノクロ表示中にフリーズ指
示があったときには即時フリーズモード、通常の表示を
行っている場合には色ズレ防止フリーズモードを、それ
ぞれ選択するように色ズレ防止フリーズ制御手段65を
制御する。モノクロ表示手段66は、通常は色ズレ防止
フリーズ手段61から入力されるRGB信号を図示しな
いモニタ手段にそのまま出力し、モノクロ表示指示手段
69からの指示信号が入力されると上記RGB信号から
ある特定の色成分、たとえばG信号をRGB各出力端子
に出力する。
【0047】図12は色ズレ防止フリーズ手段61の具
体的実施例を示す。A/D変換手段62の出力信号は、
画像メモリ手段63を構成する第1のメモリ手段70に
入力される。この第1のメモリ手段70により、同時化
され静止画メモリ手段となる第2のメモリ手段71に入
力される。この第1のメモリ手段71の出力信号はD/
A変換手段64に入力される。上記第1のメモリ手段7
0の出力は動き検出手段72に入力され、動き量の検出
が行われ、この動き量は最小値保持手段73とフリーズ
制御手段74に入力される。
【0048】上記最小値保持手段73は、動き量の最小
値を保持し、その保持した動き量をフリーズ制御手段7
3に出力する。フリーズ制御手段74はタイマ手段75
とも接続され、フリーズ動作制御手段67からの信号に
より、第2メモリ手段71を書込み禁止にするか否かの
制御を行う。例えばフリーズ指示手段68が操作される
と、フリーズ動作制御手段67を介してフリーズ制御手
段74に色ずれ防止のフリーズ画を生成する信号が入力
される。すると、タイマ手段75により設定された時間
内で、動き量の小さい画像を第1のメモリ手段70から
第2のメモリ手段71に書込み、第2のメモリ手段71
には最小の動き量の画像がホールドされるように制御す
る。
【0049】一方、モノクロ表示指示手段69が操作さ
れた場合には、フリーズ制御手段74は直ちに第2のメ
モリ手段71を書込み禁止状態に設定して、この書込み
禁止前に第2のメモリ手段71に記憶された画像がフリ
ーズ画として繰返し読出される。
【0050】図13はモノクロ表示手段66の具体的構
成を示す。色ずれ防止フリーズ手段61から出力される
R,G,B信号は、モノクロ表示指示手段69により、
切換が制御される2つのアナログスイッチ等で構成され
た信号切換手段76,77に入力される。R,B信号は
、各信号切換手段76,77の接点aに印加され、G,
B信号は両信号切換手段76,77の接点bに印加され
る。又、共通接点はバッファ手段78,80の入力端に
接続され、G信号はモノクロ表示手段66をスルーでバ
ッファ手段79の入力端に接続される。
【0051】そして、モノクロ表示指示手段69からモ
ノクロでのフリーズ指示が行われると、接点bがONす
るように切換えられ、第2のメモリ手段に記憶された画
像がモノクロ表示されるようになっている。以上のよう
に第5実施例では、色ズレ防止フリーズモードと即時フ
リーズモードを設け、モノクロ表示の指示に連動して両
モードを切換える構成としたので、通常カラー画像のフ
リーズでは色ズレの少ない良好な静止画が得られ、モノ
クロ表示時には、ディレイのないフリーズ動作が可能と
なり、フリーズの操作性が向上する。
【0052】次に第5実施例の変形例について説明する
。図14は、図12の変形例を示す。  図14では、
フリーズ動作制御手段67の出力信号は、タイマ手段7
5にも入力され、この出力信号によってフリーズ制御手
段74及びタイマ手段75を制御する構成にし、色ずれ
防止フリーズモードと即時フリーズモードの両方を適宜
切換え可能とすると同時に、タイマ手段75により色ず
れ防止フリーズモードに於いて、被写体の動きを検出す
る時間を可変可能としている。その他は図12と同一の
構成である。
【0053】又、図13の変形例を図15に示す。図1
5では、R,G,B信号は色成分抽出手段81に入力さ
れると共に、切換手段82を構成する各スイッチの接点
aに印加され、接点bには、色成分抽出手段81で抽出
された共通の抽出色信号が印加される。そして、切換手
段82は、モノクロ表示指示手段69により、接点bが
ONするように切換えられるようになっている。
【0054】図15を用いると、モノクロフリーズ画像
は、色成分抽出手段81の出力信号で輪郭が表示される
ことになる。ところで、自動絞り機構を備えた電子式内
視鏡装置では、自動絞りの動作中に、フリーズ動作を行
うと、被写体に照射される光量が、R,G,Bの各色光
で変化するため、画像の色が変化してしまうことが起こ
る。また、同時方式の電子内視鏡装置では、とくに2枚
のフィールド画像から1枚の画像を得るフレームモード
で撮像を行っている場合には、2枚のフィールド画像の
明るさの違いがちらつき(フリッカ)となって現れる。
【0055】第2に、内視鏡本体の先端部から送水を行
って対物レンズを洗浄する際、自動絞りが水の反射光に
反応し、明るさが激しく変化する。第3に、体腔内処置
のためにレーザ照射を行う場合など、照明光以外の光が
撮像素子に入射する場合に、それにより自動絞りが誤動
作し適正な明るさが得られなくなる。
【0056】これらの欠点は、図16に示す第6実施例
を備えた内視鏡装置84の構成にすることによって解消
できる。図16の内視鏡装置84は、電子スコープ85
と光源部86と、第5実施例の画像プロセッサ部87と
、図示しないモニタとから構成される。上記電子スコー
プ85は、例えば図6に示すものに、さらにフリーズス
イッチ88を設けたものである。
【0057】画像プロセッサ部87のCCDドライバ2
3からのドライブ信号により、CCD22から読出され
た画像信号は、信号処理回路89に入力され、信号処理
されて、標準的なビデオ信号が生成され、ビデオ出力端
からモニタ側に出力される。この信号処理回路89の例
えば輝度信号は、検波回路90に入力され、検波されて
平均レベルが検出され、光源部86内の絞り制御回路9
1に入力される。この絞り制御回路91は入力される信
号レベルを適正な照明状態における標準レベルと比較し
、その差信号をホールド回路92を経てモータドライブ
回路93に出力する。
【0058】この(モータ)ドライブ回路93で電流増
幅され、絞り制御モータ94の回転角を制御する。この
絞りモータ94の回転軸には絞り板95が取付けられ、
この絞り板95はモータ94が駆動されることにより、
照明光路からの挿抜(量)を制御し、ランプ96の照明
光がコンデンサレンズ97を介してライトガイド15の
入射側端面に供給される照明光量を制御できるようにし
てある。
【0059】又、フリーズスイッチ88をONした場合
に出力されるフリーズ指示信号は、CPU98に入力さ
れ、このCPU98はその後少なくとも1フレーム期間
、絞り動作を停止させるためのホールド信号をホールド
回路92に出力する。また、絞り動作が実際に停止して
からフリーズが行われるように、CPU98は、信号処
理回路89に対し、フリーズ信号を出力する。ホールド
回路92は、CPU98からホールド信号が与えられる
と、絞り制御回路91で得られた絞り信号を一定期間、
あるいはホールド信号の与えられている間保持すること
により絞り動作を停止する。
【0060】以上のように、フリーズ指示直後の少なく
とも1フレームの間自動絞り動作を停止させることによ
り、フリーズ時の絞り動作による色調の変化(面順次方
式)やフリッカの発生(同時方式)を防止し、フリーズ
時の画質を向上させることができるようにしてある。 尚、信号処理回路89には、図6に示すような構成と類
似の構成でフリーズ画を生成する手段が設けてある(図
示略)。
【0061】図17は図16のホールド回路92の具体
的構成を示す。絞り制御回路91の出力信号(図17で
はeiで示す)は、アナログスイッチ101を経てコン
デンサ102に入力され、このコンデンサ101で保持
された信号はバッファ103を経てドライブ回路93に
出力される信号(図17ではe0 で示す)となる。
【0062】この第6実施例の主要部の概略の構成を図
18に示す。即ち、照射光量を変えるための絞り手段1
05と、画像信号から最適絞り量を演算し絞り量を制御
するための絞り制御手段106と、絞り制御手段106
から出力される絞り信号をある期間保持し、絞りを固定
するための絞り制御手段107と、絞り制御手段107
に対し絞りの固定を指示するための絞り制御指示手段1
08からなり、自動絞りが動作した時に画質劣化を生ず
る場合に絞りを固定するよう構成するようにしている。
【0063】図19は第7実施例を備えた電子内視鏡装
置111の主要部の構成を示す。例えば図2に示す電子
スコープ12内のCCD22から出力される面順次の画
像信号は、前置の信号処理回路112に入力され、A/
D変換等の信号処理された後、色ズレ防止フリーズ回路
113内の遅延回路114及びフリーズメモリ115を
経てD/A&後置の信号処理回路116に入力され、ビ
デオ出力端から標準的なビデオ信号が出力される。
【0064】又、信号処理回路112の例えば輝度信号
は、図16と同様に検波回路90に入力される。この検
波回路90の出力信号は、絞り制御回路91、(絞り信
号)ホールド回路92、ドライブ回路93を経て絞り制
御モータ94に出力される。上記遅延回路114は、例
えば画像1枚分だけ信号をディレイするもので、この遅
延回路114の入出力端に現れる2枚の画像を構成する
画像信号は、動き検出回路121に入力され、動き量の
検出が行われ、その検出された動き量は最小値検出回路
122に入力され、最小の動き量が検出される。
【0065】上記最小値検出回路122は、フリーズ指
示回路123により、その動作が開始し(第1実施例の
ように動作するものでも良い)、検出時間設定回路12
4によって設定された検出時間内で最小の動き量を検出
する動作を行い、その後は書込み禁止ゲート回路125
を書込み禁止状態に保持する。この検出時間内では、前
に保持した動き量よりも小さい動き量を検出すると、書
込み禁止ゲート回路125に書込み禁止を解除する信号
を送り、メモリR/Wコントローラ126からのメモリ
ライト信号をフリーズメモリ115に供給して、より小
さい動き量の画像をフリーズメモリ115に書込む。
【0066】しかして、検出時間終了後には、この検出
時間内で最も動き量の小さい画像がフリーズメモリ11
5に保持され、この画像が繰返し読出されてフリーズ画
表示される。上記検出時間設定回路124は、色ずれ防
止フリーズ回路113に対し、一定時間動作させる制御
信号を送ると共に、この間、自動絞りを停止させるよう
ホールド信号をホールド回路92に送る。このホールド
回路92の動作は図16の場合と同様である。
【0067】この図19に示す構成により、自動絞り回
路の動作による動き検出回路の誤動作を防止し、より精
度の高い色ずれ防止フリーズ機能を実現できる。図20
は本発明の第8実施例を備えた電子内視鏡装置の主要部
を示す。
【0068】内視鏡装置においては、先端部を体内に挿
入する関係上、対物レンズ面が粘液などで汚れるため、
これを洗浄するために送気・送水機構を持つもののが多
い。電子内視鏡装置において、送水時には飛散する水滴
の反射光により観察画面が激しく変化する。従来の電子
内視鏡装置では、送水時も自動絞りが動作しており、送
水終了時に一瞬画面の明るさが異常となる問題があった
。図20はこれを解消するものである。
【0069】図20において、図示しないスコープ本来
の送水ボタンが押されると、これに連動して電気的スイ
ッチが開閉して送水検知回路131は送水を検知する。 この時、CPU98は(絞り信号)ホールド回路に対し
ホールド信号を発生して自動絞りを固定する。これによ
り、送水時の自動絞り動作による明るさ異常を防止する
ことができる。
【0070】その他は、図16に示す実施例と同様であ
る。  なお、この実施例では、送水検知をスイッチに
よって行うものとしたが、送水中の画面はその変化が大
きいことから、図19に示したような動き検出回路12
1などを用いて、画像の動き量から送水動作を検知する
ように構成したものも考えられる。図21は本発明の第
9実施例を備えた電子内視鏡装置の構成の一部を示すブ
ロック図である。
【0071】多くの内視鏡装置において、スコープ内部
にはチャンネルと呼ばれる管が配設されており、これを
用いて様々な処置が行われている。これらの処置の一つ
に、レーザー照射がある。これは、プローブと呼ばれる
器具によりレーザー光をチャンネルを通して体内へ導き
、患部の焼灼などを行うものである。また、別の処置と
して、経内視鏡的な電気メスも知られている。これらの
装置では、処置時に発光を伴うために、この光に自動絞
りが応答してしまい、明るさが異常となる問題があった
。図17はこれを解消するものである。
【0072】図21は、図20の送水検知信号に代えて
、電子内視鏡装置の外部のレーザー装置141、或いは
電気メス装置142などからその動作信号を入力し、そ
れらの動作中に自動絞り動作を停止するようにしたもの
である。即ち、レーザ装置141のレーザ照射スイッチ
143により出力される信号は照射検知回路144に入
力され、レーザ照射が検知される。この検知信号は、こ
のレーザ装置141のコネクタ145に接続されるケー
ブル146を介して例えば画像プロセッサ87内に設け
たCPU98にコネクタ147を経て入力される。
【0073】CPU98は、この信号が入力されると、
図20と同様に図示しないホールド回路にホールド信号
を出力し、絞り量を固定し、自動絞りの誤動作を防止す
るようになっている。
【0074】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、最小
値検出回路を動作させる時間を設定するタイマ手段と、
このタイマ手段の起動中で最小の動き量に対応する画像
を静止画記憶用メモリに更新可能で書込み、このタイマ
手段の起動中にフリーズ指示信号が出力された場合には
、前記メモリを書込み禁止にする制御手段とを設けてあ
るので、フリーズ指示操作を行った場合、このフリーズ
指示時刻から最小値検出を行う場合よりも小さいタイム
ラグでフリーズ画を得られる。又、多量のメモリを必要
としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念的構成図。
【図2】本発明の第1実施例を備えた内視鏡装置の構成
図。
【図3】動き検出・制御回路の構成を示すブロック図。
【図4】第1実施例の動作説明用タイミングチャート図
【図5】本発明の第2実施例における動き検出・制御回
路の構成を示すブロック図。
【図6】本発明の第3実施例を備えた内視鏡装置の構成
図。
【図7】本発明の第4実施例の構成を示すブロック図。
【図8】第4実施例が動作する期間を示す説明図。
【図9】フレームメモリに対する書き込み及び読みだし
を行うためのアドレス取り込みの説明図。
【図10】第4実施例の動作説明用のタイミングチャー
ト図。
【図11】本発明の第5実施例の構成を示すブロック図
【図12】第5実施例における色ズレ防止フリーズ手段
の構成を示すブロック図。
【図13】図10のモノクロ表示手段の構成を示す回路
図。
【図14】第5実施例の変形例における色ずれ防止フリ
ーズ手段の構成を示すブロック図。
【図15】図12のモノクロ表示手段の構成図。
【図16】本発明の第6実施例を備えた内視鏡装置の構
成図。
【図17】図15におけるホールド回路の回路図。
【図18】第6実施例の主要部の概略構成図。
【図19】本発明の第7実施例を備えた電子内視鏡装置
の主要部を示すブロック図。
【図20】本発明の第8実施例の主要部を示すブロック
図。
【図21】本発明の第9実施例の主要部を示すブロック
図である。
【符号の説明】
2…第1メモリ 3…動き量検出・制御回路 4…静止画メモリ 5…R/Wコントローラ 6…切換スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力画像信号から被写体の動きを検出する
    動き検出手段と、前記動き検出手段の出力より、被写体
    の動き量の最小値を検出する最小値検出回路と、前記最
    小値検出回路の出力により、動き量が最小の画像を記憶
    する静止画記憶用メモリと画像のフリーズ指示信号を出
    力する画像フリーズ指示手段とを有する画像フリーズ用
    信号処理装置において、前記最小値検出回路を動作させ
    る時間を設定するタイマ手段と、該タイマ手段の起動中
    に前記最小値検出回路で経時的に検出される最小の動き
    量の画像を前記静止画記憶用メモリに書込み制御及び前
    記タイマ手段が起動中に前記フリーズ指示信号が出力さ
    れた場合、すぐに、あるいは所定時間経過後に、前記静
    止画記憶用メモリに書込み禁止の制御を行う制御手段と
    を設けたことを特徴とする画像フリーズ用信号処理装置
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