JPH04212207A - 電力ケーブル用オレフィン系樹脂組成物並びにそれを用いた電力ケーブル及び電力ケーブルの接続部 - Google Patents

電力ケーブル用オレフィン系樹脂組成物並びにそれを用いた電力ケーブル及び電力ケーブルの接続部

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JPH04212207A
JPH04212207A JP2625191A JP2625191A JPH04212207A JP H04212207 A JPH04212207 A JP H04212207A JP 2625191 A JP2625191 A JP 2625191A JP 2625191 A JP2625191 A JP 2625191A JP H04212207 A JPH04212207 A JP H04212207A
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JP
Japan
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power cable
isopropylbenzene
butylperoxyisopropyl
resin composition
layer
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Application number
JP2625191A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Kimura
木村 人司
Tetsuo Matsumoto
鉄男 松本
Michihiro Shimada
道宏 島田
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴム・プラスチック絶
縁電力ケーブルに分類される電力ケーブルの絶縁体層や
半導電層に好適に使用される樹脂組成物、並びに、その
樹脂組成物を用いて高温における諸特性の向上を図った
電力ケーブル及び電力ケーブルの接続部に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のゴム・プラスチック絶縁電力ケー
ブル(以下、単に「電力ケーブル」という)は、通常は
導体の外周に、内部半導電層及び絶縁体層を設けたケー
ブルコア、又は内部半導電層、絶縁体層及び外部半導電
層を設けたケーブルコアを有するものである。これらの
各層は、架橋剤を配合したオレフィン系樹脂をベースと
する樹脂組成物を、押出機により導体の外周に押出し被
覆した後、引き続き加圧加熱して、ベース樹脂に配合し
た架橋剤を分解させ、発生したラジカルにより架橋させ
ることにより形成される。
【0003】また、従来、154KV級以上の電力ケー
ブルの接続は、所謂モールドジョイント法により以下の
ように行われている。まず、2つの電力ケーブル端部の
導体を露出させるとともに、露出導体近傍の内部半導電
層、絶縁体層及び外部半導電層を略円錐状に切削して所
望形状に仕上げる。その後露出導体同士を接合し、導体
接合部及びその近傍の外周に架橋剤を配合したオレフィ
ン系樹脂組成物からなる半導電性テープを巻くことによ
り、又は前記樹脂組成物からなる半導電性熱収縮性チュ
ーブを被覆して内部半導電層を形成する。次に、内部半
導電層上に、架橋剤を配合したオレフィン系樹脂組成物
からなる絶縁テープを巻くか、又は金型内に架橋剤を配
合したオレフィン系樹脂絶縁コンパウンドを押出し被覆
することによって補強絶縁体層を形成する。そして、さ
らに補強絶縁体層上に、内部半導電層形成時と同様にし
て前記半導電性テープを巻くか又は前記熱収縮性チュー
ブを被覆して外部半導電層を形成する。このようにして
各層を形成後、これらを加熱加圧し、架橋一体化させて
電力ケーブルの接続を行う。
【0004】なお、従来は、このような電力ケーブル及
びその接続部の絶縁体層や半導電層を形成するオレフィ
ン系樹脂の架橋剤としては、一般にジクミルペルオキシ
ドが用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】電力ケーブルの製造に
おいては、絶縁体層や半導電層の形成材料として従来の
ものより融点の高い樹脂を用いることにより、電力ケー
ブルの高温における特性を向上させ、電力ケーブルとし
ての信頼性を高めることが試みられている。とりわけ、
高電圧の電力ケーブルにおいては、この要請は大きい。 しかし、このように高融点の樹脂を用いて絶縁体層や半
導電層を押出し被覆する際には、押出機の設定温度を高
くする必要があり、その場合には次のような問題が生じ
ることがある。
【0006】即ち、樹脂組成物が押出機のスクリューに
よる剪断力で発熱し、樹脂組成物の樹脂温度が高くなり
すぎ、樹脂組成物に配合された架橋剤のジクミルペルオ
キシドの一部が分解して押出成形体中に、所謂「焼け」
(amber)と呼ばれるこはく色の微少異物が生じる
という問題である。この「焼け」は、絶縁破壊の起点と
なり、電力ケーブルの特性、従って、電力ケーブルとし
ての信頼性を低下させてしまう。また、「焼け」の発生
が多い場合には、押出成形体表面に荒れが発生し、ケー
ブルの外観を損なう。
【0007】また、電力ケーブルコア製造時、テープ巻
きモールドジョイント用のテープ製造時又は押出モール
ドジョイント施工における絶縁体層の押出形成時に使用
する押出機先端部には、異物を除去するためのスクリー
ンメッシュが装着されている。そして、電力ケーブル及
び電力ケーブル接続部の信頼性向上の点から絶縁体層等
の中の異物量を減少させるため、このスクリーンメッシ
ュの孔径はより細密化される傾向にある。従って、この
細密化されたスクリーンメッシュにより異物を除去しよ
うとすれば、高圧下でスクリーンメッシュを通過させる
必要がある。しかしこの場合には、樹脂圧力が高まるこ
とに伴い、樹脂組成物がフィルタのメッシュを通過する
際の剪断力で発熱し、樹脂温度が高くなりすぎて「焼け
」が増加するという問題がある。
【0008】従って、電力ケーブルの製造においては、
絶縁体層や半導電層の被覆形成時における押出機の設定
温度を、「焼け」が起こらないような低い温度に設定す
る必要があり、これがベース樹脂を比較的低融点のオレ
フィン樹脂(最高m.p.110℃程度)に制限せざる
を得ない原因となっている。そして、さらには現在使用
されているオレフィン樹脂であっても、「焼け」の発生
を防止するためには非常に厳しい温度管理が必要となる
【0009】また、電力ケーブルの絶縁体層や半導電層
には、架橋剤として使用されているジクミルペルオキシ
ドの分解生成物である2−フェニル−2−プロパノール
が含まれている。この2−フェニル−2−プロパノール
は、電力ケーブルが140℃以上に加熱された時には分
解して水を生成する。そして、この生成した水は電力ケ
ーブルの含有水分量を上昇させ、それがケーブルの絶縁
破壊特性を低下させるという問題がある。
【0010】このように電力ケーブルの製造においては
、絶縁体層や半導電層の押し出し被覆時における架橋剤
の分解により「焼け」が生じ、これに起因する電力ケー
ブルの特性及び信頼性の低下が大きな問題となっている
。しかし、現在までのところ、より高い設定温度におけ
る押出機による絶縁体層や半導電層の被覆形成時におい
て、「焼け」を引き起こすことがなく、高い信頼性が得
られる電力ケーブルは見出されていない。
【0011】本発明の目的は、従来より高い設定温度で
導体の外周に絶縁体層や半導電層を被覆形成しても、架
橋剤の分解による「焼け」が発生することがなく、高い
信頼性を有する電力ケーブル用オレフィン系樹脂組成物
並びにそれを使用した電力ケーブル及び電力ケーブルの
接続部を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者らは上
記目的を達成するために検討をした結果、電力ケーブル
及び電力ケーブルの接続部の導体上に被覆形成する内部
半導電層、絶縁体層及び外部半導電層の構成材料として
、オレフィン系樹脂に架橋剤としてメタ型及び/又はパ
ラ型の(t−ブチルペルオキシイソプロピル)−イソプ
ロピルベンゼンを配合した樹脂組成物を用いることによ
って、架橋剤としてジクミルペルオキシドを用いた場合
に比べて、前記絶縁体層等の被覆形成時における押出機
の設定温度をより高くできることを見出し、本発明を完
成するに至った。
【0013】本発明に依れば、オレフィン系樹脂と、m
−(t−ブチルペルオキシイソプロピル)−イソプロピ
ルベンゼン及び/又はp−(t−ブチルペルオキシイソ
プロピル)−イソプロピルベンゼンとを含有し、その重
量比が、好ましくは100:0.5 〜5、より好まし
くは100:1.5 〜3の割合で配合さていることを
特徴とする電力ケーブル用オレフィン系樹脂組成物が提
供される。
【0014】この樹脂組成物の架橋体は、電力ケーブル
及び電力ケーブルの接続部の導体の外周に形成される半
導電層及び絶縁体層の少なくとも何れか一方に好適に適
用される。本発明の樹脂組成物には、更に、抗酸化剤と
して、4,4’− チオビス(3− メチル−6−t−
 ブチルフェノール) 、ビス〔2−メチル−4− (
3−n−アルキルチオプロピオニルオキシ)−5−t−
 ブチルフェニル〕スルフィド、2,5−ジ−t− ブ
チルヒドロキノン、2,6−ジ−t− ブチル−p− 
クレゾール、2,2’− チオジエチレンビス− 〔3
−(3,5− ジ− t−ブチル−4− ヒドロキシフ
ェニル) プロピオネート〕、ジラウリルチオジプロピ
オネート及びジステアリルチオジプロピオネートからな
る群から選択される一種、又は二種以上が配合され、好
ましくは、オレフィン系樹脂100 重量部に対して0
.05〜1.0 重量部配合されてもよい。
【0015】本発明の電力ケーブル用オレフィン系樹脂
組成物の架橋剤としてm−(t−ブチルペルオキシイソ
プロピル)−イソプロピルベンゼン、及び/又は、p−
(t−ブチルペルオキシイソプロピル)−イソプロピル
ベンゼンを使用すると、架橋剤としてジクミルペルオキ
シドを含むオレフィン系樹脂組成物を用いた場合に比べ
て、押出機の設定温度をより高く設定することができる
。このため、従来は適用が困難であった融点の高いオレ
フィン系樹脂(約m.p.110℃以上)を用いること
ができる。これにより、電力ケーブルの高温での特性や
耐久性を向上させることができ、電力ケーブルの信頼性
を大幅に向上させることができる。
【0016】さらに、本発明の電力ケーブルは、架橋剤
としてジクミルペルオキシドを用いないために、その分
解物である2−フェニル−2−プロパノールを絶縁体層
等の中に含んでいない。従って、電力ケーブルが140
℃以上に加熱された時でも水分の発生が少なく、絶縁破
壊特性の低下を抑制することができる。また、前記オレ
フィン系樹脂組成物をより高い温度で混練りできること
から、ケーブルコア製造時、テープ巻きモールドジョイ
ント用のテープ又はチューブ製造時及び押し出しモール
ドジョイント施工における押し出し時に用いる押出機の
押出し口に装着される異物除去のためのスクリーンメッ
シュの孔径を、より細密化することができる。従って、
電力ケーブル及び電力ケーブルの接続部における絶縁体
層や半導電層中の異物量を減少させることができ、電力
ケーブルの信頼性を大幅に向上させることができる。
【0017】この樹脂組成物のベースとなるオレフィン
系樹脂としては、低密度ポリエチレン、超低密度ポリエ
チレン、直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン−プロピ
レンゴム、エチレン−エチルアクリレート共重合体、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共
重合体及びエチレン−スチレン共重合体を挙げることが
できる。これらは単独又は2種以上を用いることができ
る。なお、このオレフィン系樹脂は、後述するような電
力ケーブルの絶縁体層としては低密度ポリエチレンが好
ましく、内部半導層、外部半導電層としては、エチレン
−酢酸ビニル共重合体及びエチレン−エチレンアクリレ
ート共重合体の単独又はこれらの混合物、あるいは前記
共重合体とポリエチレンとの混合物が好ましい。
【0018】オレフィン系樹脂組成物に配合する架橋剤
であるm−(t− ブチルペルオキシイソプロピル)−
イソプロピルベンゼン及びP−(t− ブチルペルオキ
シイソプロピル)−イソプロピルベンゼンは、メタ型な
いしはパラ型のイソプロピルα,α−ジメチルベンジル
カルビノールとt−ブチルヒドロ過酸化物を酸触媒の存
在下で、40°C前後で反応させることによりそれぞれ
得られる。これらは融点−10°C以下の粘性液体であ
る。m−及びp−(t−ブチルペルオキシイソプロピル
)−イソプロピルベンゼンの化学構造式を下記に示す。
【0019】
【化1】
【0020】なお、オレフィン系樹脂の架橋剤としては
、前記m−(t−ブチルペルオキシイソプロピル)−イ
ソプロピルベンゼン、又はp−(t−ブチルペルオキシ
イソプロピル)−イソプロピルベンゼンに類似する構造
のm−(t−ブチルペルオキシイソプロピル)−イソプ
ロペニルベンゼンが知られている。しかし、この化合物
は、分子中に反応性の不飽和基を有しており、架橋反応
時にその分解生成物である置換基に不飽和結合を有する
1−オキソメチル−3−イソプロペニルベンゼン(以下
「アセトフェノン誘導体」という)が、ベースポリマー
として用いるオレフィン系樹脂にグラフト反応してしま
う。従って、この置換基に不飽和結合を有するアセトフ
ェノン誘導体は、ベースポリマー内を移動することがで
きない。これにより、電力ケーブル絶縁体層中に存在す
るボイド及び異物等の界面に前記置換基に不飽和結合を
有するアセトフェノン誘導体がブルーミングすることが
困難となり、実質的には電力ケーブルの絶縁破壊特性の
向上はあまり期待できない。
【0021】m−(t−ブチルペルオキシイソプロピル
)−イソプロピルベンゼン及びp−(t−ブチルペルオ
キシイソプロピル)−イソプロピルベンゼンは、分子中
に反応性の不飽和基を持たないため、架橋反応時におけ
るその分解生成物であるアセトフェノン誘導体がベース
ポリマーであるオレフィン系樹脂にグラフト反応するこ
とがない。従って、前記アセトフェノン誘導体は、ベー
スポリマー中を移動することができる。これにより電力
ケーブルの絶縁体中に存在するボイド及び異物等の界面
に前記アセトフェノン誘導体がブルーミングし、ボイド
及び異物等の界面の部分放電を抑制することができ、電
力ケーブルの絶縁破壊特性を向上できる。
【0022】このように本発明の架橋剤であるm−ない
しはp−(t−ブチルペルオキシイソプロピル)−イソ
プロピルベンゼンとm−(t−ブチルペルオキシイソプ
ロピル)−イソプロペニルベンゼンとは、構造は類似し
ているものの、その作用効果は大きく相違するものであ
る。オレフィン系樹脂に配合するm−(t−ブチルペル
オキシイソプロピル)−イソプロピルベンゼン及び/又
はp−(t−ブチルペルオキシイソプロピル)−イソプ
ロピルベンゼンの配合量は、オレフィン系樹脂100 
重量部に対して、0.5〜5重量部が好ましい。0.5
重量部未満では架橋効果が得られず、また、5重量部を
超えると架橋が過度になり、焼けが発生しやすくなるの
で好ましくない。特に好ましい配合量は1.5〜3重量
部である。
【0023】前記オレフィン系樹脂組成物により半導電
層を形成する場合には、オレフィン系樹脂に導電性カー
ボンを配合する。この導電性カーボンとしては、例えば
、通常用いられるケッチェンブラック、アセチレンブラ
ック、ファーネスブラックを挙げることができる。この
導電性カーボンの配合量は、オレフィン系樹脂100重
量部に対して、20〜100重量部が好ましい。
【0024】また、オレフィン系樹脂には、必要に応じ
て抗酸化剤、滑剤、充填剤を配合することができる。抗
酸化剤としては、4,4’− チオビス(3− メチル
−6−t− ブチルフェノール) 、ビス〔2−メチル
−4− (3−n−アルキルチオプロピオニルオキシ)
−5−t− ブチルフェニル〕スルフィド、2,5−ジ
−t− ブチルヒドロキノン、2,6−ジ−t− ブチ
ル−p− クレゾール、2,2’− チオジエチレンビ
ス− 〔3−(3,5− ジ− t−ブチル−4− ヒ
ドロキシフェニル) プロピオネート〕、ジラウリルチ
オジプロピオネート及びジステアリルチオジプロピオネ
ートなどを挙げることができる。これらは単独又は2種
以上を用いることができる。 これらの抗酸化剤の中でも4,4’− チオビス(3−
 メチル−6−t− ブチルフェノール) 及びビス〔
2−メチル−4−(3−n−アルキルチオプロピオニル
オキシ)−5−t−ブチルフェニル〕スルフィドが特に
好ましい。
【0025】抗酸化剤のオレフィン系樹脂に対する配合
量は、オレフィン系樹脂100重量部に対して、0.0
5〜1.0重量部が好ましい。この配合量が0.05重
量部未満であると絶縁体層の酸化劣化を防止する効果が
低く、また、1.0重量部を超えると架橋反応を阻害し
てしまい、架橋度が低くなるので好ましくない。滑剤と
しては、ステアリン酸、オキシ脂肪酸、オレイン酸アミ
ド、エシル酸アミド、エチレングリコールモノスチアレ
ート、セチルアルコール、ステアリルアルコールあどを
挙げることができる。
【0026】充填剤としては、前述した導電性カーボン
、ハロゲン化ケイ素、ステアリン酸亜鉛などを挙げるこ
とができる。本発明の樹脂組成物は、高温における諸特
性を改善させたゴム・プラスチック絶縁電力ケーブル及
びその接続部に適用することができる。すなわち、押出
成形し、架橋することにより、電力ケーブルの半導電層
や絶縁体層を形成してもよいし、半導電性テープや絶縁
テープとして成形し、これを導体外周に巻回して使用し
てもよい。
【0027】第1図は、本発明の電力ケーブルの断面構
造の一例を示す。この電力ケーブル10は、導体11の
外周に、上述の樹脂組成物を使用し、公知の方法により
、内部半導体層12、絶縁体層13及び必要に応じて外
部半導電層14を被覆形成したのち、その上に、さらに
半導電性布テープ15、金属遮蔽層16、押さえテープ
17及びシース層18を形成することにより製造するこ
とができる。
【0028】第2図は、本発明の電力ケーブルの接続部
30の構造の一例を示す。2本の電力ケーブル20を接
続する場合、例えば、公知のモールドジョイント法が適
用される。この方法では、先ず、各電力ケーブル20の
端末が、第2図に示されるように、導体21、内部半導
電層22、絶縁体層23、外部半導電層24等の各層が
それぞれ露出するように端末処理される。そして、導体
21同士が導体接続管31で接続される。なお、接続す
る電力ケーブル20の内部半導電層22、絶縁体層23
、及び外部半導電層24は、特に限定されないが、本発
明のオレフィン系樹脂組成物の架橋体で形成されたもの
が好ましい。
【0029】次いで、接続部30に、本発明の樹脂組成
物からなる半導電性テープないしは半導電性熱収縮チュ
ーブを被覆し、加熱融着して内部半導電層32を形成さ
せ、両端末の内部半導電層22を接続する。この内部半
導電層32を形成させた後、樹脂モールデング用の型を
取り付けて、内部半導電層32の外周に、本発明の樹脂
組成物からなる補強絶縁体層33が加熱モールド成形さ
れ、その後加熱架橋される。絶縁体層33の外周には、
外部半導電層34、導電性自己融着テープ35、遮蔽層
36、及び防食テープ37が順次が巻回されて、各層が
形成される。外部半導電層34は、本発明の樹脂組成物
が適用される。次に、その外層に銅管38、防食層39
からなる保護管を取付け、手巻防食層40により、シー
ルした後、防水コンパウンド層41を充填する。
【0030】電力ケーブルの絶縁体層13,23及び電
力ケーブル接続部の絶縁体層33の組成物としては、M
.I.:0.5〜5.0 g/10min、密度:0.
920 〜0.940g/cm3の低密度ポリエチレン
(LDPE)100重量部に対して、架橋剤としてm−
(t−ブチルペルオキシイソプロピル)−イソプロピル
ベンゼン及び/又はp−(t−ブチルペルオキシイソプ
ロピル)−イソプロピルベンゼンを1.5 〜3重量部
、4,4’− チオビス(3− メチル−6−t− ブ
チルフェノール) を0.05〜1.0 重量部配合し
てものが望ましく、特に、高電圧ケーブル用としては、
密度:0.925 〜0.94 g/cm3の低密度ポ
リエチレンを用いるのがよい。
【0031】また、電力ケーブル及び電力ケーブル接続
部の内部半導電層12, 22,32 、及び外部半導
電層14, 24,34 としての組成物は、M.I.
:10〜20 g/10min、密度:0.93〜0.
96g/cm3 のエチレン−エチルアクリレート共重
合体、若しくは、エチレン酢酸ビニル共重合体100重
量部に対して、架橋剤としてm−(t−ブチルペルオキ
シイソプロピル)−イソプロピルベンゼン及び/又はp
−(t−ブチルペルオキシイソプロピル)−イソプロピ
ルベンゼンを1.5 〜3重量部、4,4’− チオビ
ス(3− メチル−6−t− ブチルフェノール) を
0.05〜1.0 重量部、アセチレンブラック20〜
100重量部配合したものが望ましい。
【0032】なお、本発明の電力ケーブル10及び接続
部30においては、内部半導電層、絶縁体層及び外部半
導電層のそれぞれを、架橋剤として、上述したm−(t
−ブチルペルオキシイソプロピル)−イソプロピルベン
ゼン及び/又はp−(t−ブチルペルオキシイソプロピ
ル)−イソプロピルベンゼンを含有するオレフィン系樹
脂組成物により形成させるのが好ましいが、これらの内
少なくとも一の層を、前記オレフィン系樹脂組成物によ
り形成するようにしてもよい。
【0033】本発明の電力ケーブルの絶縁体層等を形成
するオレフィン系樹脂組成物に含有されるm−(t−ブ
チルペルオキシイソプロピル)−イソプロピルベンゼン
ないしは、p−(t−ブチルペルオキシイソプロピル)
−イソプロピルベンゼンは、ジクミルペルオキシドに比
べて半減期温度(任意の半減期を得るための分解温度)
が高い。従って、電力ケーブルの絶縁体層等の被覆形成
時における押出機の設定温度を高くできる。
【0034】
【実施例】
実施例1〜6及び比較例1〜8 表1及び表2に示す組成の絶縁体層樹脂組成物のみを、
600メッシュの孔径のスクリーンメッシュを押出し口
に装着し、押出機によりこれらの表に示す設定温度で厚
さ200μmのテープ状に押し出し、その外観を目視に
より観察した。結果を表1及び表2に示す。なお、同表
中、〇印は外観が良好なもの、×印は不良なもの、△印
は部分的に不良なものを意味する。なお、比較架橋剤C
はジクミルペルオキシド(商品名パークミルD:日本油
脂株式会社製)、比較架橋剤Dはt−ブチル− クミル
パーオキサイド(商品名パーブチルC:日本油脂株式会
社製)、比較架橋剤Eは、2,5−ジメチル2,5−ジ
(t− ブチルパーオキシ) ヘキシン−3(商品名パ
ーヘキシン25B:日本油脂株式会社製)、比較架橋剤
Fは、1−(2−t− ブチルパーオキシプロピル)−
3−イソプロペニルベンゼン(AKZO社製)である。
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】
【0037】 実施例7〜12及び比較例4〜6 表3及び表4に示す組成物を用いて、第1図の如く、2
50  mm2  の銅撚線11の外周に、厚さ1mm
の内部半導電層12、厚さ11mmの絶縁体層13、厚
さ1mmの外部半導電層14を3層同時押出してこれを
被覆し、10kg/cm2,270°Cで加熱架橋させ
た後、厚さ0.6mmの銅テープ遮蔽層16及び厚さ4
mmの塩化ビニルシース層を設け、66KVの架橋ポリ
エチレン絶縁ケーブルを得た。なお、上述の押出機の設
定温度は、絶縁体層については135℃に、内部及び外
部半導電層については120℃にそれぞれ設定した。ま
た、押出機の押出口に装着するスクリーンメッシュは、
絶縁体層については600メッシュのものを、内部及び
外部半導電層については350メッシュのものを使用し
た。
【0038】この各ケーブルについて、絶縁体中の「焼
け」の有無、絶縁体の架橋度、及び90℃でのAC破壊
電圧強度を調べ、それらの結果を表3及び表4に示した
。なお、上述の「焼け」の有無は、ケーブルの絶縁体層
から厚さ0.5mmのスライス片を切出し、体積で1c
m3 相当分を顕微鏡(×100)で観察し、「焼け」
の数が10個以上の場合、「焼け」有りと判定した。な
お、比較架橋剤CないしFは、それぞれ表1及び表2で
示したものと同じものである。
【0039】従来から使用される比較架橋剤Cのジクミ
ルペルオキシドは、高温での外観不良が発生し(表1及
び表2)、「焼け」も発生しやすい。比較架橋剤Dのt
−ブチル− クミルパーオキサイドは、気化し易いため
、充分な架橋度が得られない。比較架橋剤Eの2,5−
ジメチル2,5−ジ(t− ブチルパーオキシ) ヘキ
シン−3は、分解残渣が結晶化するため、電気特性(A
C破壊電圧強度)が劣る。比較架橋剤Fの1−(2−t
− ブチルパーオキシプロピル)−3−イソプロペニル
ベンゼンは、「焼け」は生じ難いが、添加量に対して充
分な架橋度が得られない。
【0040】
【表3】
【0041】
【表4】
【0042】 実施例13〜18及び比較例17〜19電力ケーブルの
接続部10Aの内部半導電層22を形成させるための半
導電テープとして、表5に示す組成の樹脂組成物を、同
表に示す孔径のスクリーンメッシュを押出し口に装着し
た押出機により、同表に示す設定温度で、厚さ200μ
mのテープ状に押し出し、その外観を目視により観察し
た。結果を表5に示す。なお、表示は外観が良好なもの
を○、外観が不良なものを×、外観が部分的に不良なも
のを△とした。
【0043】
【表5】
【0044】 実施例19〜24及び比較例20〜22表3及び表4に
示す実施例7〜12、比較例9〜11で得られた各66
KV架橋ポリエチレン絶縁ケーブルの端末の導体を露出
されるとともに、露出導体近傍を鉛筆状に削り、露出導
体を圧縮スリーブ(接続管)で接続して実施例19〜2
4及び比較例10〜12のケーブル接続部を準備した。 スリーブで接続された各ケーブルの導体の外周に、表5
に示され、押出機設定温度135℃、600メッシュの
スクリーンで得られる実施例13〜18、比較例7〜9
の半導電性テープを巻回し加熱融着して、それぞれの内
部半導電層を形成させた。その後、これらの各導体接続
部上に2つ割金型を被せ、直径25mmの押出機で13
5℃に加熱した金型内に表6に示す樹脂組成物を押出機
設定温度135℃で押出注入し、その後金型を200℃
に加熱し、架橋させて補強絶縁体層を形成した。その後
、その外周に熱収縮性導電性架橋ポリエチレンチューブ
による外部半導電層、遮蔽層シースを設け、それぞれの
ケーブル接続部を得た。これらのケーブルの接続部につ
いて、90℃でのAC破壊値(KV)を測定し、その結
果を表6に示す。
【0045】
【表6】
【0046】
【発明の効果】本発明の電力ケーブル用樹脂組成物は、
ベースとなるオレフィン系樹脂に、架橋剤としてm−(
t−ブチルペルオキシイソプロピル)−イソプロピルベ
ンゼン、及び/又はp−(t−ブチルペルオキシイソプ
ロピル)−イソプロピルベンゼンを含有する。従って、
電力ケーブルを製造する場合、架橋剤としてジクミルペ
ルオキシドを含むオレフィン系樹脂組成物を用いた従来
の電力ケーブルに比べて、押出機の設定温度をより高く
設定することができる。このため、従来は適用が困難で
あった融点の高いオレフィン系樹脂(約m.p.110
℃以上)を用いることができる。これにより、電力ケー
ブルの高温での特性や耐久性を向上させることができ、
電力ケーブルの信頼性を大幅に向上させることができる
。本発明の電力ケーブル用樹脂組成物及びそれを用いた
電力ケーブル及び電力ケーブルの接続部は、特に高電圧
用として有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電力ケーブルの構成を示す断面図
である。
【図2】本発明に係る電力ケーブルの接続部の構成を示
す部分断面図である。
【符号の説明】
10    電力ケーブル 11    導体 12    内部半導電層 13    絶縁体層 14    外部半導電層 20    電力ケーブル 21    導体 22    内部半導電層 23    絶縁体層 24    外部半導電層 30    電力ケーブルの接続部 32    内部半導電層 33    絶縁体層 34    外部半導電層

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  オレフィン系樹脂と、m−(t− ブ
    チルペルオキシイソプロピル)−イソプロピルベンゼン
    及び/又はp−(t− ブチルペルオキシイソプロピル
    )−イソプロピルベンゼンとを含有することを特徴とす
    る電力ケーブル用オレフィン系樹脂組成物。
  2. 【請求項2】  オレフィン系樹脂100 重量部に対
    し、m−(t−ブチルペルオキシイソプロピル)−イソ
    プロピルベンゼン及び/又はp−(t−ブチルペルオキ
    シイソプロピル)−イソプロピルベンゼンが0.5〜5
    重量部配合さていることを特徴とする請求項1の電力ケ
    ーブル用オレフィン系樹脂組成物。
  3. 【請求項3】  前記オレフィン系樹脂組成物が、更に
    、抗酸化剤として、4,4’− チオビス(3− メチ
    ル−6−t− ブチルフェノール) 及び/又はビス〔
    2−メチル−4− (3−n−アルキルチオプロピオニ
    ルオキシ)−5−t− ブチルフェニル〕スルフィドを
    含有することを特徴とする請求項1又は2の電力ケーブ
    ル用オレフィン系樹脂組成物。
  4. 【請求項4】  導体の外周に、少なくとも内部半導電
    層及び絶縁体層がこの順に形成されたゴム、プラスチッ
    ク絶縁電力ケーブルにおいて、前記内部半導電層及び絶
    縁体層の少なくとも何れか一方の層が、架橋剤として、
    m−(t−ブチルペルオキシイソプロピル)−イソプロ
    ピルベンゼン及び/又はp−(t−ブチルペルオキシイ
    ソプロピル)−イソプロピルベンゼンを含有するオレフ
    ィン系樹脂組成物の架橋体で形成されていることを特徴
    とする電力ケーブル。
  5. 【請求項5】  導体の外周に、少なくとも内部半導電
    層、絶縁体層及び外部半導電層がこの順に形成されたゴ
    ム、プラスチック絶縁電力ケーブルにおいて、前記内部
    半導電層、絶縁体層及び外部半導電層の内の少なくとも
    一つの層が、架橋剤として、m−(t−ブチルペルオキ
    シイソプロピル)−イソプロピルベンゼン及び/又はp
    −(t−ブチルペルオキシイソプロピル)−イソプロピ
    ルベンゼンを含有するオレフィン系樹脂組成物の架橋体
    で形成されていることを特徴とする電力ケーブル。
  6. 【請求項6】  前記オレフィン系樹脂組成物が、オレ
    フィン系樹脂100重量部に対し、m−(t−ブチルペ
    ルオキシイソプロピル)−イソプロピルベンゼン及び/
    又はp−(t−ブチルペルオキシイソプロピル)−イソ
    プロピルベンゼンを0.5〜5重量部含有することを特
    徴とする請求項4又は5の電力ケーブル。
  7. 【請求項7】  前記オレフィン系樹脂組成物が、更に
    、抗酸化剤として、4,4’− チオビス(3− メチ
    ル−6−t− ブチルフェノール) 及び/又はビス〔
    2−メチル−4− (3−n−アルキルチオプロピオニ
    ルオキシ)−5−t− ブチルフェニル〕スルフィドを
    含有することを特徴とする請求項4ないし6の何れかの
    電力ケーブル。
  8. 【請求項8】  二つのゴム、プラスチック絶縁電力ケ
    ーブルの導体接合部及びその導体接合部近傍の外周に、
    内部半導電層、絶縁体層及び外部半導電層を順次被覆形
    成してなる電力ケーブルの接合部において、前記内部半
    導電層、絶縁体層及び外部半導電層の内の少なくとも一
    つの層が、架橋剤として、m−(t−ブチルペルオキシ
    イソプロピル)−イソプロピルベンゼン及び/又はp−
    (t−ブチルペルオキシイソプロピル)−イソプロピル
    ベンゼンを含有するオレフィン系樹脂組成物の架橋体で
    形成されていることを特徴とする電力ケーブルの接続部
  9. 【請求項9】  前記オレフィン系樹脂組成物が、オレ
    フィン系樹脂100重量部に対し、m−(t−ブチルペ
    ルオキシイソプロピル)−イソプロピルベンゼン及び/
    又はp−(t−ブチルペルオキシイソプロピル)−イソ
    プロピルベンゼンを0.5〜5重量部含有することを特
    徴とする請求項8の電力ケーブルの接合部。
  10. 【請求項10】  前記オレフィン系樹脂組成物が、更
    に、抗酸化剤として、4,4’− チオビス(3− メ
    チル−6−t− ブチルフェノール) 及び/又はビス
    〔2−メチル−4− (3−n−アルキルチオプロピオ
    ニルオキシ)−5−t− ブチルフェニル〕スルフィド
    を含有することを特徴とする請求項8又は9の電力ケー
    ブルの接続部。
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