JPH04211572A - 電子写真作像装置 - Google Patents
電子写真作像装置Info
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- JPH04211572A JPH04211572A JP3032728A JP3272891A JPH04211572A JP H04211572 A JPH04211572 A JP H04211572A JP 3032728 A JP3032728 A JP 3032728A JP 3272891 A JP3272891 A JP 3272891A JP H04211572 A JPH04211572 A JP H04211572A
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Landscapes
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
- Laser Beam Printer (AREA)
- Developing For Electrophotography (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Fax Reproducing Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル複写機やデジ
タルプリンタ等に用いられる電子写真作像装置に関する
。
タルプリンタ等に用いられる電子写真作像装置に関する
。
【0002】
【従来の技術】デジタル値に変換された画像データに基
づいてレーザ手段を駆動し、画像を再現するレーザプリ
ンタ等の電子写真式画像形成装置は種々実用化されてお
り、写真等のいわゆる中間調画像を忠実に再生するため
のデジタル画像形成法も種々提案されている。この種の
デジタル画像形成法としては、ディザマトリクスを用い
た面積階調法やレーザのパルス幅(発光時間)もしくは
発光強度を変化させて、レーザ光量(=発光時間×強度
)を変化させることによって印字される1ドットに対す
る階調を表現する多値化レーザ露光法(パルス幅変調方
式、強度変調方式)等が知られており(例えば、特開昭
62−91077号公報、特開昭62−39972号公
報、特開昭62−188562号公報および特開昭61
−22597号公報参照)、さらには、ディザとパルス
幅変調方式あるいは強度変調方式とを組み合わせた多値
化ディザ法も知られている。
づいてレーザ手段を駆動し、画像を再現するレーザプリ
ンタ等の電子写真式画像形成装置は種々実用化されてお
り、写真等のいわゆる中間調画像を忠実に再生するため
のデジタル画像形成法も種々提案されている。この種の
デジタル画像形成法としては、ディザマトリクスを用い
た面積階調法やレーザのパルス幅(発光時間)もしくは
発光強度を変化させて、レーザ光量(=発光時間×強度
)を変化させることによって印字される1ドットに対す
る階調を表現する多値化レーザ露光法(パルス幅変調方
式、強度変調方式)等が知られており(例えば、特開昭
62−91077号公報、特開昭62−39972号公
報、特開昭62−188562号公報および特開昭61
−22597号公報参照)、さらには、ディザとパルス
幅変調方式あるいは強度変調方式とを組み合わせた多値
化ディザ法も知られている。
【0003】ところで、この種の階調法によれば、再現
すべき画像データの階調度に一対一に対応した階調を有
する画像濃度を原理的には再現し得る筈であるが、実際
には感光体の感光特性、トナーの特性、使用環境等種々
の要因が複雑に絡み合って、再現すべき原稿濃度と再現
された画像濃度(以下、単に画像濃度という)とは正確
には比例せず、図5に図式的に示すように、本来得られ
るべき比例特性Aからずれた特性Bを示す。このような
特性は一般にγ特性と呼ばれ、特に中間調原稿に対する
再現画像の忠実度を低下させる大きな要因となっている
。従って、再現画像の忠実度を向上させるために、従来
より、読み取った原稿濃度を所定のγ補正用変換テーブ
ルを用いて変換し、変換した原稿濃度に基づいてデジタ
ル画像を形成することにより、原稿濃度と画像濃度とが
リニアな関係(特性A)を満足するようにする、いわゆ
るγ補正が行われている。このように、通常はγ補正を
施すことにより、原稿濃度の高低に応じて画像を忠実に
再現することができる。
すべき画像データの階調度に一対一に対応した階調を有
する画像濃度を原理的には再現し得る筈であるが、実際
には感光体の感光特性、トナーの特性、使用環境等種々
の要因が複雑に絡み合って、再現すべき原稿濃度と再現
された画像濃度(以下、単に画像濃度という)とは正確
には比例せず、図5に図式的に示すように、本来得られ
るべき比例特性Aからずれた特性Bを示す。このような
特性は一般にγ特性と呼ばれ、特に中間調原稿に対する
再現画像の忠実度を低下させる大きな要因となっている
。従って、再現画像の忠実度を向上させるために、従来
より、読み取った原稿濃度を所定のγ補正用変換テーブ
ルを用いて変換し、変換した原稿濃度に基づいてデジタ
ル画像を形成することにより、原稿濃度と画像濃度とが
リニアな関係(特性A)を満足するようにする、いわゆ
るγ補正が行われている。このように、通常はγ補正を
施すことにより、原稿濃度の高低に応じて画像を忠実に
再現することができる。
【0004】ところで一方、画像濃度に影響を与える他
の要因として感光体およびトナーの特性から、温度・湿
度等の外部環境の変化によって、現像の際に感光体のト
ナー付着量が変化するという現象がある。一般的には、
高温高湿の環境ではトナーの付着量が増え、γ特性の傾
きが大きくなって再現画像が濃くなり、また、低温低湿
の環境ではトナーの付着量が減少し、γ特性の傾きが小
さくなって再現画像が薄くなることが知られている。こ
のように環境の変化によって再現画像の濃度が変化する
といった問題があり、この問題を解決して画像濃度を安
定させるために、一般の電子写真式の複写機やプリンタ
においては、最大画像濃度を一定に制御する濃度コント
ロールが行われている。
の要因として感光体およびトナーの特性から、温度・湿
度等の外部環境の変化によって、現像の際に感光体のト
ナー付着量が変化するという現象がある。一般的には、
高温高湿の環境ではトナーの付着量が増え、γ特性の傾
きが大きくなって再現画像が濃くなり、また、低温低湿
の環境ではトナーの付着量が減少し、γ特性の傾きが小
さくなって再現画像が薄くなることが知られている。こ
のように環境の変化によって再現画像の濃度が変化する
といった問題があり、この問題を解決して画像濃度を安
定させるために、一般の電子写真式の複写機やプリンタ
においては、最大画像濃度を一定に制御する濃度コント
ロールが行われている。
【0005】上記濃度コントロールとして一般的に採用
されている方法について、図6の感光体ドラム41と現
像器ローラ45rとを含む画像形成部のブロック図を参
照して説明する。図6に示すように、感光体ドラム41
には、放電電位VCの帯電チャージャ43が対向して設
置される。帯電チャージャ43のグリッドにはグリッド
電圧発生ユニット214によりグリッド電圧VGが印加
されている。感光体ドラム41表面の電位VOのコント
ロールはVOセンサ44による電位VOの検出値に基づ
き、グリッド電位VGを加減することによって行われる
。まず、レーザ露光前において、帯電チャージャ43に
よって感光体ドラム41には負の表面電位VOが、また
、かぶり現象防止のために現像バイアス発生ユニット2
15により現像器ローラ45rには低電位の負の現像バ
イアス電圧VB(|VO|<|VB|)が与えられる。 即ち、現像スリーブ表面電位もVBである。レーザ露光
によって感光体ドラム41の電位が低下して表面電位V
Oから最大光量による露光時の静電潜像電位VIへ遷移
する。静電潜像電位VLが現像バイアス電圧VBよりも
低電位になると、感光体ドラム41上にトナーが付着す
る。 トナー付着量はこれら現像バイアス電圧VBと静電潜像
電位VLの差が大きいほど多くなる。従って、表面電位
VOおよび現像バイアス電圧VBを変化すれば、現像バ
イアス電圧VBと静電潜像電位VLとの差が変化するの
で、トナー付着量を変えることができ、濃度をコントロ
ールすることができる。
されている方法について、図6の感光体ドラム41と現
像器ローラ45rとを含む画像形成部のブロック図を参
照して説明する。図6に示すように、感光体ドラム41
には、放電電位VCの帯電チャージャ43が対向して設
置される。帯電チャージャ43のグリッドにはグリッド
電圧発生ユニット214によりグリッド電圧VGが印加
されている。感光体ドラム41表面の電位VOのコント
ロールはVOセンサ44による電位VOの検出値に基づ
き、グリッド電位VGを加減することによって行われる
。まず、レーザ露光前において、帯電チャージャ43に
よって感光体ドラム41には負の表面電位VOが、また
、かぶり現象防止のために現像バイアス発生ユニット2
15により現像器ローラ45rには低電位の負の現像バ
イアス電圧VB(|VO|<|VB|)が与えられる。 即ち、現像スリーブ表面電位もVBである。レーザ露光
によって感光体ドラム41の電位が低下して表面電位V
Oから最大光量による露光時の静電潜像電位VIへ遷移
する。静電潜像電位VLが現像バイアス電圧VBよりも
低電位になると、感光体ドラム41上にトナーが付着す
る。 トナー付着量はこれら現像バイアス電圧VBと静電潜像
電位VLの差が大きいほど多くなる。従って、表面電位
VOおよび現像バイアス電圧VBを変化すれば、現像バ
イアス電圧VBと静電潜像電位VLとの差が変化するの
で、トナー付着量を変えることができ、濃度をコントロ
ールすることができる。
【0006】この種の濃度コントロールは、上記各電位
VO,VBをマニュアル的又は自動的に変化させること
によって最大濃度を一定にするという形で行われている
。 自動濃度コントロールでは、まず感光体ドラム41の表
面に濃度コントロールの基準となる基準トナー像を形成
し、感光体ドラム41近傍に設けられたAIDCセンサ
203によって、基準トナー像からの反射光量を検出す
る。このAIDCセンサ203によって検出された検出
値はプリンタ制御部201に入力され、このAIDCセ
ンサ203からの検出値と所定の数値との比較結果に応
じて、プリンタ制御部201はVG発生ユニット214
及びVB発生ユニット215を駆動する。以上の動作が
トナーの付着量が所定値になるまで繰り返される。
VO,VBをマニュアル的又は自動的に変化させること
によって最大濃度を一定にするという形で行われている
。 自動濃度コントロールでは、まず感光体ドラム41の表
面に濃度コントロールの基準となる基準トナー像を形成
し、感光体ドラム41近傍に設けられたAIDCセンサ
203によって、基準トナー像からの反射光量を検出す
る。このAIDCセンサ203によって検出された検出
値はプリンタ制御部201に入力され、このAIDCセ
ンサ203からの検出値と所定の数値との比較結果に応
じて、プリンタ制御部201はVG発生ユニット214
及びVB発生ユニット215を駆動する。以上の動作が
トナーの付着量が所定値になるまで繰り返される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に再現画像の濃度を一定とさせるために濃度コントロー
ルを行って、感光体ドラム表面電位VOおよび現像バイ
アスVBを変化させるとγ特性は大きく影響を受けてし
まう。この一例を図7に示す。図7は、基準環境におけ
る現像特性NNおよび低温低湿環境における現像特性L
Lを示すグラフある。実線が基準環境現像特性NNであ
り、破線が低温低湿環境現像特性LLを示している。基
準環境における基準電位設定としては、(VO,VB)
=(−700V,−500V)である。この電位設定の
ままで、環境が低温低湿に変化すると、現像特性NNが
LLに変動し、現像特性曲線と感光体表面電位VIとの
交点で表される最大濃度がC1からC2へと低下する。 そのために、濃度コントロールを行わない場合に環境が
低温低湿になれば再現画像の濃度は薄くなってしまう。
に再現画像の濃度を一定とさせるために濃度コントロー
ルを行って、感光体ドラム表面電位VOおよび現像バイ
アスVBを変化させるとγ特性は大きく影響を受けてし
まう。この一例を図7に示す。図7は、基準環境におけ
る現像特性NNおよび低温低湿環境における現像特性L
Lを示すグラフある。実線が基準環境現像特性NNであ
り、破線が低温低湿環境現像特性LLを示している。基
準環境における基準電位設定としては、(VO,VB)
=(−700V,−500V)である。この電位設定の
ままで、環境が低温低湿に変化すると、現像特性NNが
LLに変動し、現像特性曲線と感光体表面電位VIとの
交点で表される最大濃度がC1からC2へと低下する。 そのために、濃度コントロールを行わない場合に環境が
低温低湿になれば再現画像の濃度は薄くなってしまう。
【0008】ここで、環境が低温低湿に変化した場合に
、最大濃度を一定に補償するためには、(VO,VB)
=(−800V,−600V)に設定を変更する。そう
すれば、破線で示される低温低湿環境の現像特性LLは
、図7において矢印で示すように、左方にシフトして一
点鎖線で示される現像特性LL’になるので、感光体表
面電位VIにおける交点が一致して、最大濃度レベルに
ついては補償が行われる。図7において図示していない
が、環境が高温高湿に変化した場合は、LLの場合とは
反対にトナー付着量が増加して画像濃度は濃くなるので
、最大濃度を一定に補償するためには、例えば、高温高
湿の場合は(VO,VB)=(−600V,−400V
)のように電位設定を低くして、特性曲線を右にシフト
させる必要がある。ところが、図7から明らかなように
、最低濃度から最大濃度に至る曲線形状が、基準環境現
像特性NNと最大濃度補償後の低温低湿環境現像特性L
L’とでは、大きく異なる。即ち、VO,VBを変化さ
せて画像濃度の補償を行えば、γ特性が変動してしまう
。
、最大濃度を一定に補償するためには、(VO,VB)
=(−800V,−600V)に設定を変更する。そう
すれば、破線で示される低温低湿環境の現像特性LLは
、図7において矢印で示すように、左方にシフトして一
点鎖線で示される現像特性LL’になるので、感光体表
面電位VIにおける交点が一致して、最大濃度レベルに
ついては補償が行われる。図7において図示していない
が、環境が高温高湿に変化した場合は、LLの場合とは
反対にトナー付着量が増加して画像濃度は濃くなるので
、最大濃度を一定に補償するためには、例えば、高温高
湿の場合は(VO,VB)=(−600V,−400V
)のように電位設定を低くして、特性曲線を右にシフト
させる必要がある。ところが、図7から明らかなように
、最低濃度から最大濃度に至る曲線形状が、基準環境現
像特性NNと最大濃度補償後の低温低湿環境現像特性L
L’とでは、大きく異なる。即ち、VO,VBを変化さ
せて画像濃度の補償を行えば、γ特性が変動してしまう
。
【0009】低温低湿環境LL、高温高湿環境HHおよ
び高温高湿環境SHHにおける最大画像濃度補償後のそ
れぞれのγ特性を、基準環境NNのγ特性とともに図8
に示す。また、図9は、図8に示されたそれぞれのγ特
性に対応したγ補正を行うべく、レーザの発光強度を非
線形に制御した強度変調方式による発光強度特性曲線の
グラフを示す。
び高温高湿環境SHHにおける最大画像濃度補償後のそ
れぞれのγ特性を、基準環境NNのγ特性とともに図8
に示す。また、図9は、図8に示されたそれぞれのγ特
性に対応したγ補正を行うべく、レーザの発光強度を非
線形に制御した強度変調方式による発光強度特性曲線の
グラフを示す。
【0010】以上のように、使用環境に応じて濃度コン
トロールを行った場合には、γ特性自体が変化するため
、正確なγ補正を行うには、例えば、強度変調方式では
、図9に示すように、レーザの発光強度を各々のγ特性
に応じて非線形制御する必要が生ずる。しかしながら、
従来のように基準環境NNのγ特性に対応する単一のγ
補正用変換テーブルによってγ補正を行ったとすると、
図10に示すように、基準環境NN以外の環境では正し
いγ補正が行えないことになる。従って、当該装置の環
境条件が変化しても適正な画像濃度の再現画像を作像で
きることが所望される。
トロールを行った場合には、γ特性自体が変化するため
、正確なγ補正を行うには、例えば、強度変調方式では
、図9に示すように、レーザの発光強度を各々のγ特性
に応じて非線形制御する必要が生ずる。しかしながら、
従来のように基準環境NNのγ特性に対応する単一のγ
補正用変換テーブルによってγ補正を行ったとすると、
図10に示すように、基準環境NN以外の環境では正し
いγ補正が行えないことになる。従って、当該装置の環
境条件が変化しても適正な画像濃度の再現画像を作像で
きることが所望される。
【0011】また、感光体の帯電量、上記感光体への照
射光量、現像手段に印加するバイアス値の少なくとも1
つを変更することに伴って、上記変更された値に基づい
てγ補正を行なう補正手段を調整することを特徴とした
「画像形成装置」が、特開平1−196347号公報に
開示されている。
射光量、現像手段に印加するバイアス値の少なくとも1
つを変更することに伴って、上記変更された値に基づい
てγ補正を行なう補正手段を調整することを特徴とした
「画像形成装置」が、特開平1−196347号公報に
開示されている。
【0012】この従来例の「画像形成装置」は、画像デ
ータを入力し、可視画像を形成する画像形成装置におい
て、入力した画像データを可視画像形成特性に応じて補
正する補正手段と、補正された画像データを処理してパ
ルス幅変調信号を形成するパルス幅変調手段と、上記パ
ルス幅変調信号に基づいて光を感光体に照射して静電潜
像を形成する潜像形成手段と、上記静電潜像を現像する
ための、バイアスを印加した現像手段と、上記感光体の
帯電量、上記感光体への照射光量、上記現像手段に印加
するバイアス値の少なくとも1つを変更する変更手段と
、変更された値に基づいて上記補正手段を調整する調整
手段とを備えることを特徴としている。この従来例の「
画像形成装置」においては、感光体の表面電位VO又は
現像バイアス電圧VBの変更に伴ってγ補正テーブルを
変更しているが、この従来例の「画像形成装置」を特に
ディザ法により画像を形成する装置に適用した場合、リ
ニアな階調特性を得ることが非常にむずかしく、すなわ
ち安定した画像再現特性を得ることがむずかしいという
問題点があった。
ータを入力し、可視画像を形成する画像形成装置におい
て、入力した画像データを可視画像形成特性に応じて補
正する補正手段と、補正された画像データを処理してパ
ルス幅変調信号を形成するパルス幅変調手段と、上記パ
ルス幅変調信号に基づいて光を感光体に照射して静電潜
像を形成する潜像形成手段と、上記静電潜像を現像する
ための、バイアスを印加した現像手段と、上記感光体の
帯電量、上記感光体への照射光量、上記現像手段に印加
するバイアス値の少なくとも1つを変更する変更手段と
、変更された値に基づいて上記補正手段を調整する調整
手段とを備えることを特徴としている。この従来例の「
画像形成装置」においては、感光体の表面電位VO又は
現像バイアス電圧VBの変更に伴ってγ補正テーブルを
変更しているが、この従来例の「画像形成装置」を特に
ディザ法により画像を形成する装置に適用した場合、リ
ニアな階調特性を得ることが非常にむずかしく、すなわ
ち安定した画像再現特性を得ることがむずかしいという
問題点があった。
【0013】さらに、デジタル画像形成装置、特にフル
カラー画像形成装置においては、形成すべき画像の背景
に薄い画像が形成される、いわゆる「かぶり」の除去は
重大な課題である。このかぶりの発生原因としては感光
体ドラム41の感光特性の劣化による未露光時の表面電
位V0の低下、及び現像剤の劣化が考えられる。前者の
かぶり対策としてはグリッド電位VGを上昇させ、表面
電位V0を初期の値とほぼ同一にする方法がある。しか
しながら、後者の原因による生じたかぶりを除去するた
めには、グリッド電位VGを上昇させても、かぶりの除
去効果は少ないことが知られており、対策としては、現
像剤を交換することによってかぶりを除去することがで
きる。この場合においても、感光体の表面電位V0の変
化、現像バイアス電位VBの変化、又は感光体の感度特
性の変化などによって、画像再現特性が大きく変化する
という問題点があった。
カラー画像形成装置においては、形成すべき画像の背景
に薄い画像が形成される、いわゆる「かぶり」の除去は
重大な課題である。このかぶりの発生原因としては感光
体ドラム41の感光特性の劣化による未露光時の表面電
位V0の低下、及び現像剤の劣化が考えられる。前者の
かぶり対策としてはグリッド電位VGを上昇させ、表面
電位V0を初期の値とほぼ同一にする方法がある。しか
しながら、後者の原因による生じたかぶりを除去するた
めには、グリッド電位VGを上昇させても、かぶりの除
去効果は少ないことが知られており、対策としては、現
像剤を交換することによってかぶりを除去することがで
きる。この場合においても、感光体の表面電位V0の変
化、現像バイアス電位VBの変化、又は感光体の感度特
性の変化などによって、画像再現特性が大きく変化する
という問題点があった。
【0014】本発明の第1の目的は、以上の問題点を解
決し、例えばデジタルカラー複写機などの電子写真方式
の画像形成装置に備えられ、当該装置の環境条件が変化
しても、原稿に対して常に適正な画像濃度の再現画像を
作像することができる電子写真作像装置を提供すること
にある。本発明の第2の目的は、以上の問題点を解決し
、例えばデジタルカラー複写機などの電子写真方式の画
像形成装置に備えられ、ディザ法を用いる装置に適用し
た場合であっても、原稿に対して常に適正な画像濃度の
再現画像を作像することができる電子写真作像装置を提
供することにある。本発明の第3の目的は、以上の問題
点を解決し、例えばデジタルカラー複写機などの電子写
真方式の画像形成装置に備えられ、現像剤の状態が変化
しても、原稿に対して常に適正な画像濃度の再現画像を
作像することができる電子写真作像装置を提供すること
にある。
決し、例えばデジタルカラー複写機などの電子写真方式
の画像形成装置に備えられ、当該装置の環境条件が変化
しても、原稿に対して常に適正な画像濃度の再現画像を
作像することができる電子写真作像装置を提供すること
にある。本発明の第2の目的は、以上の問題点を解決し
、例えばデジタルカラー複写機などの電子写真方式の画
像形成装置に備えられ、ディザ法を用いる装置に適用し
た場合であっても、原稿に対して常に適正な画像濃度の
再現画像を作像することができる電子写真作像装置を提
供することにある。本発明の第3の目的は、以上の問題
点を解決し、例えばデジタルカラー複写機などの電子写
真方式の画像形成装置に備えられ、現像剤の状態が変化
しても、原稿に対して常に適正な画像濃度の再現画像を
作像することができる電子写真作像装置を提供すること
にある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載の電子写真作像装置は、感光体と、上記感光体を所定
の初期電位に帯電させる帯電手段と、上記初期電位に帯
電された上記感光体を光を照射して露光し静電潜像を形
成する露光手段と、形成すべき画像の各画素の濃度を示
す画像濃度信号に基づいて上記露光手段から上記感光体
に照射される光の露光量を制御する露光制御手段と、上
記感光体上に形成された上記静電潜像を現像しトナー像
を形成する現像手段と、上記現像手段に所定のバイアス
電圧を印加する電圧印加手段と、上記感光体の初期電位
を変化させるように上記帯電手段を制御する帯電制御手
段と、上記感光体の周辺の環境条件を検出する環境条件
検出手段と、複数の階調補正データを記憶する記憶手段
と、上記感光体の初期電位と上記環境条件検出手段によ
って検出された環境条件に基づいて、所望の画像再現特
性が得られるように上記記憶手段に記憶されている複数
の階調補正データのうちの1つを選択する選択手段とを
備え、上記露光制御手段は、上記選択手段によって選択
された階調補正データに基づいて上記露光量を制御する
ことを特徴とする。
載の電子写真作像装置は、感光体と、上記感光体を所定
の初期電位に帯電させる帯電手段と、上記初期電位に帯
電された上記感光体を光を照射して露光し静電潜像を形
成する露光手段と、形成すべき画像の各画素の濃度を示
す画像濃度信号に基づいて上記露光手段から上記感光体
に照射される光の露光量を制御する露光制御手段と、上
記感光体上に形成された上記静電潜像を現像しトナー像
を形成する現像手段と、上記現像手段に所定のバイアス
電圧を印加する電圧印加手段と、上記感光体の初期電位
を変化させるように上記帯電手段を制御する帯電制御手
段と、上記感光体の周辺の環境条件を検出する環境条件
検出手段と、複数の階調補正データを記憶する記憶手段
と、上記感光体の初期電位と上記環境条件検出手段によ
って検出された環境条件に基づいて、所望の画像再現特
性が得られるように上記記憶手段に記憶されている複数
の階調補正データのうちの1つを選択する選択手段とを
備え、上記露光制御手段は、上記選択手段によって選択
された階調補正データに基づいて上記露光量を制御する
ことを特徴とする。
【0016】また、本発明に係る請求項2記載の電子写
真作像装置は、感光体と、上記感光体を所定の初期電位
に帯電させる帯電手段と、上記初期電位に帯電された上
記感光体を光を照射して露光し静電潜像を形成する露光
手段と、形成すべき画像の各画素の濃度を示す画像濃度
信号に基づいて上記露光手段から上記感光体に照射され
る光の露光量を制御する露光制御手段と、上記感光体上
に形成された上記静電潜像を現像しトナー像を形成する
現像手段と、上記現像手段に所定のバイアス電圧を印加
する電圧印加手段と、上記バイアス電圧が変化するよう
に上記電圧印加手段を制御するバイアス制御手段と、上
記感光体の周辺の環境条件を検出する環境条件検出手段
と、複数の階調補正データを記憶する記憶手段と、上記
感光体の初期電位と上記環境条件検出手段によって検出
された環境条件に基づいて、所望の画像再現特性が得ら
れるように上記記憶手段に記憶されている複数の階調補
正データのうちの1つを選択する選択手段とを備え、上
記露光制御手段は、上記選択手段によって選択された階
調補正データに基づいて上記露光量を制御することを特
徴とする。
真作像装置は、感光体と、上記感光体を所定の初期電位
に帯電させる帯電手段と、上記初期電位に帯電された上
記感光体を光を照射して露光し静電潜像を形成する露光
手段と、形成すべき画像の各画素の濃度を示す画像濃度
信号に基づいて上記露光手段から上記感光体に照射され
る光の露光量を制御する露光制御手段と、上記感光体上
に形成された上記静電潜像を現像しトナー像を形成する
現像手段と、上記現像手段に所定のバイアス電圧を印加
する電圧印加手段と、上記バイアス電圧が変化するよう
に上記電圧印加手段を制御するバイアス制御手段と、上
記感光体の周辺の環境条件を検出する環境条件検出手段
と、複数の階調補正データを記憶する記憶手段と、上記
感光体の初期電位と上記環境条件検出手段によって検出
された環境条件に基づいて、所望の画像再現特性が得ら
れるように上記記憶手段に記憶されている複数の階調補
正データのうちの1つを選択する選択手段とを備え、上
記露光制御手段は、上記選択手段によって選択された階
調補正データに基づいて上記露光量を制御することを特
徴とする。
【0017】さらに、請求項3記載の電子写真作像装置
は、感光体と、上記感光体を所定の初期電位に帯電させ
る帯電手段と、上記初期電位に帯電された上記感光体を
光を照射して露光し静電潜像を形成する露光手段と、複
数のしきい値データを含むディザマトリックスを記憶す
る記憶手段と、形成すべき画像の各画素の濃度を示す画
像濃度信号を上記ディザマトリックスのしきい値データ
と比較し、その比較結果に基づいて上記露光手段の光の
照射を制御する露光制御手段と、上記感光体上に形成さ
れた上記静電潜像を現像しトナー像を形成する現像手段
と、上記現像手段に所定のバイアス電圧を印加する電圧
印加手段と、上記感光体の初期電位を変化させるように
上記帯電手段を制御する帯電制御手段と、上記感光体の
初期電位に基づいて、所望の画像再現特性が得られるよ
うに上記ディザマトリックスのしきい値データを変更す
る変更手段とを備えたことを特徴とする。
は、感光体と、上記感光体を所定の初期電位に帯電させ
る帯電手段と、上記初期電位に帯電された上記感光体を
光を照射して露光し静電潜像を形成する露光手段と、複
数のしきい値データを含むディザマトリックスを記憶す
る記憶手段と、形成すべき画像の各画素の濃度を示す画
像濃度信号を上記ディザマトリックスのしきい値データ
と比較し、その比較結果に基づいて上記露光手段の光の
照射を制御する露光制御手段と、上記感光体上に形成さ
れた上記静電潜像を現像しトナー像を形成する現像手段
と、上記現像手段に所定のバイアス電圧を印加する電圧
印加手段と、上記感光体の初期電位を変化させるように
上記帯電手段を制御する帯電制御手段と、上記感光体の
初期電位に基づいて、所望の画像再現特性が得られるよ
うに上記ディザマトリックスのしきい値データを変更す
る変更手段とを備えたことを特徴とする。
【0018】またさらに、本発明に係る請求項4記載の
電子写真作像装置は、感光体と、上記感光体を所定の初
期電位に帯電させる帯電手段と、上記初期電位に帯電さ
れた上記感光体を光を照射して露光し静電潜像を形成す
る露光手段と、複数のしきい値データを含むディザマト
リックスを記憶する記憶手段と、形成すべき画像の各画
素の濃度を示す画像濃度信号を上記ディザマトリックス
のしきい値データと比較し、その比較結果に基づいて上
記露光手段の光の照射を制御する露光制御手段と、上記
感光体上に形成された上記静電潜像を現像しトナー像を
形成する現像手段と、上記現像手段に所定のバイアス電
圧を印加する電圧印加手段と、上記バイアス電圧が変化
するように上記電圧印加手段を制御するバイアス制御手
段と、上記バイアス電圧に基づいて、所望の画像再現特
性が得られるように上記ディザマトリックスのしきい値
データを変更する変更手段とを備えたことを特徴とする
。
電子写真作像装置は、感光体と、上記感光体を所定の初
期電位に帯電させる帯電手段と、上記初期電位に帯電さ
れた上記感光体を光を照射して露光し静電潜像を形成す
る露光手段と、複数のしきい値データを含むディザマト
リックスを記憶する記憶手段と、形成すべき画像の各画
素の濃度を示す画像濃度信号を上記ディザマトリックス
のしきい値データと比較し、その比較結果に基づいて上
記露光手段の光の照射を制御する露光制御手段と、上記
感光体上に形成された上記静電潜像を現像しトナー像を
形成する現像手段と、上記現像手段に所定のバイアス電
圧を印加する電圧印加手段と、上記バイアス電圧が変化
するように上記電圧印加手段を制御するバイアス制御手
段と、上記バイアス電圧に基づいて、所望の画像再現特
性が得られるように上記ディザマトリックスのしきい値
データを変更する変更手段とを備えたことを特徴とする
。
【0019】また、本発明に係る請求項5記載の電子写
真作像装置は、感光体と、上記感光体を所定の初期電位
に帯電させる帯電手段と、上記初期電位に帯電された上
記感光体を光を照射して露光し静電潜像を形成する露光
手段と、形成すべき画像の各画素の濃度を示す画像濃度
信号に基づいて上記露光手段から上記感光体に照射され
る光の露光量を制御する露光制御手段と、内部に現像剤
を収納し、上記感光体上に形成された上記静電潜像を上
記現像剤を用いて現像してトナー像を形成する現像手段
と、上記現像手段に所定のバイアス電圧を印加する電圧
印加手段と、上記バイアス電圧が変化するように上記電
圧印加手段を制御するバイアス制御手段と、上記現像剤
の状態を検出する検出手段と、上記バイアス電圧と上記
検出手段によって検出された上記現像剤の状態に基づい
て上記感光体の初期電位を変更する帯電制御手段と、複
数の階調補正データを記憶する記憶手段と、上記感光体
の初期電位に基づいて所望の画像再現特性が得られるよ
うに上記記憶手段に記憶されている複数の階調補正デー
タのうちの1つを選択する選択手段とを備え、上記露光
制御手段は、上記選択手段によって選択された階調補正
データに基づいて上記露光量を制御することを特徴とす
る。
真作像装置は、感光体と、上記感光体を所定の初期電位
に帯電させる帯電手段と、上記初期電位に帯電された上
記感光体を光を照射して露光し静電潜像を形成する露光
手段と、形成すべき画像の各画素の濃度を示す画像濃度
信号に基づいて上記露光手段から上記感光体に照射され
る光の露光量を制御する露光制御手段と、内部に現像剤
を収納し、上記感光体上に形成された上記静電潜像を上
記現像剤を用いて現像してトナー像を形成する現像手段
と、上記現像手段に所定のバイアス電圧を印加する電圧
印加手段と、上記バイアス電圧が変化するように上記電
圧印加手段を制御するバイアス制御手段と、上記現像剤
の状態を検出する検出手段と、上記バイアス電圧と上記
検出手段によって検出された上記現像剤の状態に基づい
て上記感光体の初期電位を変更する帯電制御手段と、複
数の階調補正データを記憶する記憶手段と、上記感光体
の初期電位に基づいて所望の画像再現特性が得られるよ
うに上記記憶手段に記憶されている複数の階調補正デー
タのうちの1つを選択する選択手段とを備え、上記露光
制御手段は、上記選択手段によって選択された階調補正
データに基づいて上記露光量を制御することを特徴とす
る。
【0020】さらに、請求項6記載の電子写真作像装置
は、上記請求項5記載の電子写真作像装置において、上
記検出手段は、上記現像手段によって実行される現像回
数を計数して上記現像剤の状態を検出することを特徴と
する。
は、上記請求項5記載の電子写真作像装置において、上
記検出手段は、上記現像手段によって実行される現像回
数を計数して上記現像剤の状態を検出することを特徴と
する。
【0021】
【作用】以上のように構成された請求項1又は2記載の
電子写真作像装置においては、上記選択手段は、上記感
光体の初期電位と上記環境条件検出手段によって検出さ
れた環境条件に基づいて、所望の画像再現特性が得られ
るように上記記憶手段に記憶されている複数の階調補正
データのうちの1つを選択し、上記露光制御手段は、上
記選択手段によって選択された階調補正データに基づい
て上記露光量を制御する。すなわち、上記感光体の初期
電位と上記検出された環境条件に基づいて所望の画像再
現特性が得られるように階調補正データを選択し、上記
選択された階調補正データに基づいて上記感光体への露
光量を制御するので、当該装置の環境条件が変化しても
、原稿に対して常に適正な画像濃度を有する再現画像を
作像することができる。
電子写真作像装置においては、上記選択手段は、上記感
光体の初期電位と上記環境条件検出手段によって検出さ
れた環境条件に基づいて、所望の画像再現特性が得られ
るように上記記憶手段に記憶されている複数の階調補正
データのうちの1つを選択し、上記露光制御手段は、上
記選択手段によって選択された階調補正データに基づい
て上記露光量を制御する。すなわち、上記感光体の初期
電位と上記検出された環境条件に基づいて所望の画像再
現特性が得られるように階調補正データを選択し、上記
選択された階調補正データに基づいて上記感光体への露
光量を制御するので、当該装置の環境条件が変化しても
、原稿に対して常に適正な画像濃度を有する再現画像を
作像することができる。
【0022】また、請求項3記載の電子写真作像装置に
おいては、上記変更手段は、上記感光体の初期電位に基
づいて、所望の画像再現特性が得られるように上記ディ
ザマトリックスのしきい値データを変更するので、当該
装置をディザ法を用いる作像装置に適用した場合であっ
ても、原稿に対して常に適正な画像濃度を有する再現画
像を作像することができる。
おいては、上記変更手段は、上記感光体の初期電位に基
づいて、所望の画像再現特性が得られるように上記ディ
ザマトリックスのしきい値データを変更するので、当該
装置をディザ法を用いる作像装置に適用した場合であっ
ても、原稿に対して常に適正な画像濃度を有する再現画
像を作像することができる。
【0023】さらに、請求項4記載の電子写真作像装置
においては、上記変更手段は、上記バイアス電圧に基づ
いて、所望の画像再現特性が得られるように上記ディザ
マトリックスのしきい値データを変更するので、当該装
置をディザ法を用いる作像装置に適用した場合であって
も、原稿に対して常に適正な画像濃度を有する再現画像
を作像することができる。
においては、上記変更手段は、上記バイアス電圧に基づ
いて、所望の画像再現特性が得られるように上記ディザ
マトリックスのしきい値データを変更するので、当該装
置をディザ法を用いる作像装置に適用した場合であって
も、原稿に対して常に適正な画像濃度を有する再現画像
を作像することができる。
【0024】またさらに、請求項5記載の電子写真作像
装置においては、上記帯電制御手段は、上記バイアス電
圧と上記検出手段によって検出された上記現像剤の状態
に基づいて上記感光体の初期電位を変更し、上記選択手
段は、上記感光体の初期電位に基づいて所望の画像再現
特性が得られるように上記記憶手段に記憶されている複
数の階調補正データのうちの1つを選択し、上記露光制
御手段は、上記選択手段によって選択された階調補正デ
ータに基づいて上記露光量を制御する。すなわち、上記
バイアス電圧と上記検出された上記現像剤の状態に基づ
いて上記感光体の初期電位を変更し、上記感光体の初期
電位に基づいて所望の画像再現特性が得られるように階
調補正データを選択し、上記選択された階調補正データ
に基づいて上記露光量を制御するので、上記現像剤の状
態が変化しても、原稿に対して常に適正な画像濃度を有
する再現画像を作像することができる。
装置においては、上記帯電制御手段は、上記バイアス電
圧と上記検出手段によって検出された上記現像剤の状態
に基づいて上記感光体の初期電位を変更し、上記選択手
段は、上記感光体の初期電位に基づいて所望の画像再現
特性が得られるように上記記憶手段に記憶されている複
数の階調補正データのうちの1つを選択し、上記露光制
御手段は、上記選択手段によって選択された階調補正デ
ータに基づいて上記露光量を制御する。すなわち、上記
バイアス電圧と上記検出された上記現像剤の状態に基づ
いて上記感光体の初期電位を変更し、上記感光体の初期
電位に基づいて所望の画像再現特性が得られるように階
調補正データを選択し、上記選択された階調補正データ
に基づいて上記露光量を制御するので、上記現像剤の状
態が変化しても、原稿に対して常に適正な画像濃度を有
する再現画像を作像することができる。
【0025】なお、上記請求項5記載の電子写真作像装
置において、好ましくは、上記検出手段は、上記現像手
段によって実行される現像回数を計数して上記現像剤の
状態を検出する。
置において、好ましくは、上記検出手段は、上記現像手
段によって実行される現像回数を計数して上記現像剤の
状態を検出する。
【0026】
【実施例】以下、添付の図面を参照して本発明に係る実
施例について説明する。
施例について説明する。
【0027】
<第1の実施例>
(a)デジタルカラー複写機の構成
図1は、本発明に係る第1の実施例のデジタルカラー複
写機の全体構成を示す縦断面図である。デジタルカラー
複写機は、原稿画像を読み取るイメージリーダ部100
と、イメージリーダ部で読み取った画像を再現する本体
部200とに大きく分けられる。
写機の全体構成を示す縦断面図である。デジタルカラー
複写機は、原稿画像を読み取るイメージリーダ部100
と、イメージリーダ部で読み取った画像を再現する本体
部200とに大きく分けられる。
【0028】図1において、スキャナ10は、原稿を照
射する露光ランプ12と、原稿からの反射光を集光する
ロッドレンズアレー13、及び集光された光を電気信号
に変換する密着型のCCDカラーイメージセンサ14を
備えている。スキャナ10は、原稿読取時にはモータ1
1により駆動されて、矢印の方向(副走査方向)に移動
し、プラテン15上に載置された原稿を走査する。露光
ランプ12で照射された原稿面の画像は、イメージセン
サ14で光電変換される。イメージセンサ14により得
られたR,G,Bの3色の多値電気信号は、読取信号処
理部20により、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シ
アン(C)、ブラック(K)のいずれかの3ビットの階
調データに変換される。次いで、プリントヘッド部31
は、入力される階調データに対してこの感光体の階調特
性に応じた補正(γ補正)および必要に応じてディザ処
理を行った後、補正後の画像データをデジタル/アナロ
グ変換(以下、D/A変換という。)してレーザダイオ
ード駆動信号を生成して、この駆動信号によりレーザダ
イオード221を駆動させる。
射する露光ランプ12と、原稿からの反射光を集光する
ロッドレンズアレー13、及び集光された光を電気信号
に変換する密着型のCCDカラーイメージセンサ14を
備えている。スキャナ10は、原稿読取時にはモータ1
1により駆動されて、矢印の方向(副走査方向)に移動
し、プラテン15上に載置された原稿を走査する。露光
ランプ12で照射された原稿面の画像は、イメージセン
サ14で光電変換される。イメージセンサ14により得
られたR,G,Bの3色の多値電気信号は、読取信号処
理部20により、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シ
アン(C)、ブラック(K)のいずれかの3ビットの階
調データに変換される。次いで、プリントヘッド部31
は、入力される階調データに対してこの感光体の階調特
性に応じた補正(γ補正)および必要に応じてディザ処
理を行った後、補正後の画像データをデジタル/アナロ
グ変換(以下、D/A変換という。)してレーザダイオ
ード駆動信号を生成して、この駆動信号によりレーザダ
イオード221を駆動させる。
【0029】階調データに対応してレーザダイオード2
21から発生するレーザビームは、図1に示すように、
反射鏡37を介して、回転駆動される感光体ドラム41
を露光する。これにより感光体ドラム41の感光体上に
原稿の画像が形成される。感光体ドラム41は、1複写
ごとに露光を受ける前にイレーサランプ42で照射され
、帯電チャージャ43により帯電されている。この一様
に帯電した状態で露光を受けると、感光体ドラム41上
に静電潜像が形成される。イエロー、マゼンタ、シアン
、ブラックのトナー現像器45a乃至45dのうちいず
れか一つだけが選択され、感光体ドラム41上の静電潜
像を現像する。現像された像は、転写チャージャ46に
より転写ドラム51上に巻きつけられた複写紙に転写さ
れる。また、現像されるトナー像濃度は、AIDCセン
サ203により光学的に検知される。
21から発生するレーザビームは、図1に示すように、
反射鏡37を介して、回転駆動される感光体ドラム41
を露光する。これにより感光体ドラム41の感光体上に
原稿の画像が形成される。感光体ドラム41は、1複写
ごとに露光を受ける前にイレーサランプ42で照射され
、帯電チャージャ43により帯電されている。この一様
に帯電した状態で露光を受けると、感光体ドラム41上
に静電潜像が形成される。イエロー、マゼンタ、シアン
、ブラックのトナー現像器45a乃至45dのうちいず
れか一つだけが選択され、感光体ドラム41上の静電潜
像を現像する。現像された像は、転写チャージャ46に
より転写ドラム51上に巻きつけられた複写紙に転写さ
れる。また、現像されるトナー像濃度は、AIDCセン
サ203により光学的に検知される。
【0030】上記印字過程は、イエロー、マゼンタ、シ
アン及びブラックについて繰り返して行われる。このと
き、感光体ドラム41と転写ドラム51の動作に同期し
てスキャナ10はスキャン動作を繰り返す。その後、分
離爪47を作動させることによって複写紙は転写ドラム
51から分離され、定着装置48を通って定着され、排
紙トレー49に排紙される。なお、複写紙は用紙カセッ
ト50より給紙され、転写ドラム51上のチャッキング
機構52によりその先端がチャッキングされ、転写時に
位置ずれが生じないようにしている。
アン及びブラックについて繰り返して行われる。このと
き、感光体ドラム41と転写ドラム51の動作に同期し
てスキャナ10はスキャン動作を繰り返す。その後、分
離爪47を作動させることによって複写紙は転写ドラム
51から分離され、定着装置48を通って定着され、排
紙トレー49に排紙される。なお、複写紙は用紙カセッ
ト50より給紙され、転写ドラム51上のチャッキング
機構52によりその先端がチャッキングされ、転写時に
位置ずれが生じないようにしている。
【0031】図2及び図3に、第1の実施例のデジタル
カラー複写機の全体ブロック図を示す。
カラー複写機の全体ブロック図を示す。
【0032】イメージリーダ部100はイメージリーダ
制御部101により制御される。イメージリーダ制御部
101は、プラテン15上の原稿の位置を示す位置検出
スイッチ102からの位置信号とによって、ドライブ入
出力装置(以下、ドライブI/Oという。)103を介
して露光ランプ12を制御し、また、ドライブI/O1
03およびパラレル入出力装置(以下、パラレルI/O
という。)104を介してスキャンモータドライバ10
5を制御する。スキャンモータ11はスキャンモータド
ライバ105により駆動される。一方、イメージリーダ
制御部101は、画像制御部106とバスを介して接続
されている。画像制御部106はCCDカラーイメージ
センサ14および画像信号処理部20それぞれとバスを
介して互いに接続されている。イメージセンサ14から
の画像信号は、後に説明する画像信号処理部20に入力
されて処理される。
制御部101により制御される。イメージリーダ制御部
101は、プラテン15上の原稿の位置を示す位置検出
スイッチ102からの位置信号とによって、ドライブ入
出力装置(以下、ドライブI/Oという。)103を介
して露光ランプ12を制御し、また、ドライブI/O1
03およびパラレル入出力装置(以下、パラレルI/O
という。)104を介してスキャンモータドライバ10
5を制御する。スキャンモータ11はスキャンモータド
ライバ105により駆動される。一方、イメージリーダ
制御部101は、画像制御部106とバスを介して接続
されている。画像制御部106はCCDカラーイメージ
センサ14および画像信号処理部20それぞれとバスを
介して互いに接続されている。イメージセンサ14から
の画像信号は、後に説明する画像信号処理部20に入力
されて処理される。
【0033】本体部200には、複写動作一般の制御を
行うプリンタ制御部201とプリントヘッドの制御を行
うプリントヘッド制御部202とが備えられる。プリン
タ制御部201には、感光体ドラム41の露光直前表面
電位VOを検知するVOセンサ44、感光体ドラム41
の露光直後表面電位VLを検知するVLセンサ60、感
光体ドラム41の表面に付着するトナー像の濃度を光学
的に検出するAIDCセンサ203、現像器45a乃至
45d内におけるトナー濃度を検出するATDCセンサ
204および温度・湿度センサ205の各種センサから
のアナログ信号が入力される。また、操作部キー206
へのキー入力によって、パラレルI/O207を介して
、プリンタ制御部201に各種データが入力される。プ
リンタ制御部201は、制御用のプログラムが格納され
た制御ROM208と各種データが格納されたデータR
OM209とが接続され、これらROMのデータによっ
てプリンタ制御部201は、その制御を決定する。
行うプリンタ制御部201とプリントヘッドの制御を行
うプリントヘッド制御部202とが備えられる。プリン
タ制御部201には、感光体ドラム41の露光直前表面
電位VOを検知するVOセンサ44、感光体ドラム41
の露光直後表面電位VLを検知するVLセンサ60、感
光体ドラム41の表面に付着するトナー像の濃度を光学
的に検出するAIDCセンサ203、現像器45a乃至
45d内におけるトナー濃度を検出するATDCセンサ
204および温度・湿度センサ205の各種センサから
のアナログ信号が入力される。また、操作部キー206
へのキー入力によって、パラレルI/O207を介して
、プリンタ制御部201に各種データが入力される。プ
リンタ制御部201は、制御用のプログラムが格納され
た制御ROM208と各種データが格納されたデータR
OM209とが接続され、これらROMのデータによっ
てプリンタ制御部201は、その制御を決定する。
【0034】プリンタ制御部201は、各センサ203
乃至205、操作部キー206およびデータROM20
9からのデータによって、制御ROM208の内容に従
って、複写制御部210と表示パネル211とを制御し
、さらに、AIDCセンサ203による自動、若しくは
、操作パネル206への入力によるマニュアル濃度補償
コントロールを行うため、パラレルI/O212および
ドライブI/O213を介してVG発生用高圧ユニット
214およびVB発生用高圧ユニット215を制御する
。また、プリンタ制御部201はグリッド電圧VG(又
は露光前の表面電位VO)や現像バイアス電圧VBの数
値データをプリントヘッド制御部202に送る。
乃至205、操作部キー206およびデータROM20
9からのデータによって、制御ROM208の内容に従
って、複写制御部210と表示パネル211とを制御し
、さらに、AIDCセンサ203による自動、若しくは
、操作パネル206への入力によるマニュアル濃度補償
コントロールを行うため、パラレルI/O212および
ドライブI/O213を介してVG発生用高圧ユニット
214およびVB発生用高圧ユニット215を制御する
。また、プリンタ制御部201はグリッド電圧VG(又
は露光前の表面電位VO)や現像バイアス電圧VBの数
値データをプリントヘッド制御部202に送る。
【0035】プリントヘッド制御部202は、制御RO
M216内に格納されている制御用プログラムに従って
動作し、また、イメージリーダ部100の画像信号処理
部20と画像データバスを介して接続されており、画像
データバスを介して受信される画像信号に基づいて、γ
補正用変換テーブルの格納されているデータROM21
7の内容を参照してγ補正を行い、さらに、階調表現法
として多値化ディザ法を用いる場合はディザ処理を施し
て、ドライブI/O218およびパラレルI/O219
を介してレーザダイオードドライバ220を制御してい
る。レーザダイオード221はレーザダイオードドライ
バ220によって、その発光が制御される。また、プリ
ントヘッド制御部202は、プリンタ制御部201、画
像信号処理部20およびイメージリーダ制御部101と
バスを介して接続されて互いに同期がとられる。特に本
発明では、プリンタ制御部201から送られて来るグリ
ッド電圧VG(又は露光前の表面電位VO),現像バイ
アス電圧VBの数値データに基づき、階調表現法として
強度変調方式又はパルス幅変調方式の多値化レーザ露光
法を用いている場合は、データROM217に格納され
ている複数のγ補正用変換テーブルのうちから一つを選
択し、階調表現法として多値化ディザ法を用いている場
合はデータROM217に格納されている複数のディザ
のうちから一つを選択するようにしている。
M216内に格納されている制御用プログラムに従って
動作し、また、イメージリーダ部100の画像信号処理
部20と画像データバスを介して接続されており、画像
データバスを介して受信される画像信号に基づいて、γ
補正用変換テーブルの格納されているデータROM21
7の内容を参照してγ補正を行い、さらに、階調表現法
として多値化ディザ法を用いる場合はディザ処理を施し
て、ドライブI/O218およびパラレルI/O219
を介してレーザダイオードドライバ220を制御してい
る。レーザダイオード221はレーザダイオードドライ
バ220によって、その発光が制御される。また、プリ
ントヘッド制御部202は、プリンタ制御部201、画
像信号処理部20およびイメージリーダ制御部101と
バスを介して接続されて互いに同期がとられる。特に本
発明では、プリンタ制御部201から送られて来るグリ
ッド電圧VG(又は露光前の表面電位VO),現像バイ
アス電圧VBの数値データに基づき、階調表現法として
強度変調方式又はパルス幅変調方式の多値化レーザ露光
法を用いている場合は、データROM217に格納され
ている複数のγ補正用変換テーブルのうちから一つを選
択し、階調表現法として多値化ディザ法を用いている場
合はデータROM217に格納されている複数のディザ
のうちから一つを選択するようにしている。
【0036】
(b)画像信号処理
図4は、CCD14から画像信号処理部20を介してプ
リントヘッド制御部202に至る画像信号の処理の流れ
を説明するためのブロック図である。これを参照して、
CCDカラーイメージセンサ14からの出力信号を処理
して階調データを出力する読取信号処理について説明す
る。
リントヘッド制御部202に至る画像信号の処理の流れ
を説明するためのブロック図である。これを参照して、
CCDカラーイメージセンサ14からの出力信号を処理
して階調データを出力する読取信号処理について説明す
る。
【0037】画像信号処理部202においては、CCD
カラーセンサ14によって光電変換された画像信号は、
A/D変換器21でR,G,Bの多値デジタル画像デー
タに変換される。この変換された画像データはそれぞれ
、シェーディング補正回路22で所定のシェーディング
補正がされる。このシェーディング補正された画像デー
タは原稿の反射データであるため、log変換回路23
によってlog変換を行って実際の画像の濃度データに
変換される。さらに、アンダーカラーリムーブ・墨加刷
回路24で、黒色の余分な発色を取り除くとともに、真
の黒色データKをR,G,Bデータより生成する。そし
て、マスキング処理回路25にて、R,G,Bの3色の
データがY,M,Cの3色のデータに変換される。こう
して変換されたY,M,Cデータに所定の係数を乗じる
濃度補正処理を濃度補正回路26にて行い、空間周波数
補正処理を空間周波数補正回路27によって行った後、
プリントヘッド制御部202に出力する。
カラーセンサ14によって光電変換された画像信号は、
A/D変換器21でR,G,Bの多値デジタル画像デー
タに変換される。この変換された画像データはそれぞれ
、シェーディング補正回路22で所定のシェーディング
補正がされる。このシェーディング補正された画像デー
タは原稿の反射データであるため、log変換回路23
によってlog変換を行って実際の画像の濃度データに
変換される。さらに、アンダーカラーリムーブ・墨加刷
回路24で、黒色の余分な発色を取り除くとともに、真
の黒色データKをR,G,Bデータより生成する。そし
て、マスキング処理回路25にて、R,G,Bの3色の
データがY,M,Cの3色のデータに変換される。こう
して変換されたY,M,Cデータに所定の係数を乗じる
濃度補正処理を濃度補正回路26にて行い、空間周波数
補正処理を空間周波数補正回路27によって行った後、
プリントヘッド制御部202に出力する。
【0038】プリントヘッド制御部202においては、
画像信号処理部20によって処理された画像信号を、γ
変換部28によりデータROM217内のγ補正用変換
テーブルに基づきγ変換を行い、階調表現として多値化
ディザ法を採用している場合はディザ処理部29により
データROM217内のディザしきい値データによりデ
ィザ処理を施し、レーザダイオードドライバ220に出
力する。これらのγ変換に用いられるγ補正用変換テー
ブルまたはディザ処理に用いられるディザしきい値は、
プリンタ制御部201から送られて来るグリッド電圧V
G(又は露光前の表面電位VO)及び現像バイアス電圧
VBの数値データに基づき、別のγ補正用変換テーブル
または別のディザ法に切り換えるようにしている。
画像信号処理部20によって処理された画像信号を、γ
変換部28によりデータROM217内のγ補正用変換
テーブルに基づきγ変換を行い、階調表現として多値化
ディザ法を採用している場合はディザ処理部29により
データROM217内のディザしきい値データによりデ
ィザ処理を施し、レーザダイオードドライバ220に出
力する。これらのγ変換に用いられるγ補正用変換テー
ブルまたはディザ処理に用いられるディザしきい値は、
プリンタ制御部201から送られて来るグリッド電圧V
G(又は露光前の表面電位VO)及び現像バイアス電圧
VBの数値データに基づき、別のγ補正用変換テーブル
または別のディザ法に切り換えるようにしている。
【0039】
(c)階調表現法
本実施例において用いられる階調表現法である、多値化
レーザ露光法と多値化ディザ法について説明する。
レーザ露光法と多値化ディザ法について説明する。
【0040】
(c−1)多値化レーザ露光法
(c−1−1)強度変調方式
階調表現手段としての多値化レーザ露光法のうち強度変
調方式について説明する。強度変調方式は印字すべき1
ドットの濃度を段階的に変化させる階調表現法であり、
イメージリーダからの多値信号に応じて一定発光時間の
レーザの強度を何段階かに分けて多値化し、それぞれの
段階によって異なる光量のレーザを感光体に照射するの
で、1ドットの濃度を多値化できる。
調方式について説明する。強度変調方式は印字すべき1
ドットの濃度を段階的に変化させる階調表現法であり、
イメージリーダからの多値信号に応じて一定発光時間の
レーザの強度を何段階かに分けて多値化し、それぞれの
段階によって異なる光量のレーザを感光体に照射するの
で、1ドットの濃度を多値化できる。
【0041】図12は、強度変調方式によって強度を8
段階に多値化したレーザによる1ドットの潜像断面をそ
の電位によって図式的に示すものである。図12に示さ
れるように、強度変調方式による階調表現は、潜像電位
が段階的に変化するために、トナーの付着量の変化、す
なわち、画像濃度の変化によって実現されることになる
。
段階に多値化したレーザによる1ドットの潜像断面をそ
の電位によって図式的に示すものである。図12に示さ
れるように、強度変調方式による階調表現は、潜像電位
が段階的に変化するために、トナーの付着量の変化、す
なわち、画像濃度の変化によって実現されることになる
。
【0042】
(c−1−2)パルス幅変調方式
階調表現手段としての多値化レーザ露光法のうちパルス
幅変調方式について説明する。パルス幅変調方式は印字
すべき1ドットの面積を段階的に変化させる階調表現法
であり、イメージリーダからの多値信号に応じて一定強
度のレーザの発光時間を何段階かに分けて多値化し、そ
れぞれの段階によって異なる光量のレーザを感光体に照
射するので、1ドットの印字面積を多値化できる。
幅変調方式について説明する。パルス幅変調方式は印字
すべき1ドットの面積を段階的に変化させる階調表現法
であり、イメージリーダからの多値信号に応じて一定強
度のレーザの発光時間を何段階かに分けて多値化し、そ
れぞれの段階によって異なる光量のレーザを感光体に照
射するので、1ドットの印字面積を多値化できる。
【0043】図13は、パルス幅変調方式によって発光
時間を8段階に多値化したレーザによる1ドットの潜像
断面をその電位によって図式的に示すものである。図1
3に示されるように、パルス幅変調方式による階調表現
は、潜像面積が段階的に変化するために、トナーの付着
領域の変化、すなわち、再現画像面積の変化によって実
現される。
時間を8段階に多値化したレーザによる1ドットの潜像
断面をその電位によって図式的に示すものである。図1
3に示されるように、パルス幅変調方式による階調表現
は、潜像面積が段階的に変化するために、トナーの付着
領域の変化、すなわち、再現画像面積の変化によって実
現される。
【0044】
(c−2)多値化ディザ法
上記の多値化レーザ露光法(強度変調方式又はパルス幅
変調方式)とディザ法とを組み合わせて、階調表現を行
う多値化ディザ法について説明する。この多値化ディザ
法は、例えば(N×M)個のドットを1つのブロックと
して、さらに、このブロックにおける各ドットをL個の
値に多値化し、これによって、(N×M×L+1)階調
を表現するものであり、各ドットの多値化の手段として
前記のパルス幅変調方式または強度変調方式を用いる。 従って、単にパルス幅変調方式や強度変調方式を用いた
場合にはレーザ露光による印字画像1ドットが1画素と
なり、多値化ディザ法を用いた場合にはレーザ露光によ
る印字画像(N×M)ドットの領域が1画素となる。
変調方式)とディザ法とを組み合わせて、階調表現を行
う多値化ディザ法について説明する。この多値化ディザ
法は、例えば(N×M)個のドットを1つのブロックと
して、さらに、このブロックにおける各ドットをL個の
値に多値化し、これによって、(N×M×L+1)階調
を表現するものであり、各ドットの多値化の手段として
前記のパルス幅変調方式または強度変調方式を用いる。 従って、単にパルス幅変調方式や強度変調方式を用いた
場合にはレーザ露光による印字画像1ドットが1画素と
なり、多値化ディザ法を用いた場合にはレーザ露光によ
る印字画像(N×M)ドットの領域が1画素となる。
【0045】図14、図15、図16及び図17はそれ
ぞれ、(2×2)ドットで構成され、1ドットを8値に
多値化しているディザ1,2,3,4のしきい値パター
ン例を示す。これらのディザによって、(2×2×8+
1)の33階調を表現が可能である。
ぞれ、(2×2)ドットで構成され、1ドットを8値に
多値化しているディザ1,2,3,4のしきい値パター
ン例を示す。これらのディザによって、(2×2×8+
1)の33階調を表現が可能である。
【0046】各ディザ1,2,3および4の入出力特性
を図11に示す。図11において、ディザ1の特性はL
L、ディザ2の特性はNN、ディザ3の特性はHH、デ
ィザ4の特性はSHHでそれぞれ示される。特に、ディ
ザ2はリニアな入出力特性である。図11に示される通
り、ディザのしきい値パターンを変化させると入出力特
性が変化するのがわかる。なお、図14乃至図17にお
いて、多値化ディザのしきい値を示している1乃至32
については、1ドットの多値化に強度変調方式を用いた
場合の階調表現は面積階調ではなく濃度階調であり、図
示しにくいために、便宜上図14乃至図17に示すよう
な短冊形状によって表している。
を図11に示す。図11において、ディザ1の特性はL
L、ディザ2の特性はNN、ディザ3の特性はHH、デ
ィザ4の特性はSHHでそれぞれ示される。特に、ディ
ザ2はリニアな入出力特性である。図11に示される通
り、ディザのしきい値パターンを変化させると入出力特
性が変化するのがわかる。なお、図14乃至図17にお
いて、多値化ディザのしきい値を示している1乃至32
については、1ドットの多値化に強度変調方式を用いた
場合の階調表現は面積階調ではなく濃度階調であり、図
示しにくいために、便宜上図14乃至図17に示すよう
な短冊形状によって表している。
【0047】
(d)制御フロー
図18乃至図31は、本発明に係る第1の実施例のデジ
タルカラー複写機のプリンタ制御部201によって実行
される制御フローを示す。図18乃至図20は環境変化
に伴う濃度変化の補償をマニュアルによって行う場合で
あり、図21乃至図31は環境変化に伴う濃度変化をA
IDCセンサ203によって検知して、自動的に濃度の
補償を行う場合であり、いずれの場合も、濃度コントロ
ールに伴って必要なγ補正が行われる。
タルカラー複写機のプリンタ制御部201によって実行
される制御フローを示す。図18乃至図20は環境変化
に伴う濃度変化の補償をマニュアルによって行う場合で
あり、図21乃至図31は環境変化に伴う濃度変化をA
IDCセンサ203によって検知して、自動的に濃度の
補償を行う場合であり、いずれの場合も、濃度コントロ
ールに伴って必要なγ補正が行われる。
【0048】
(d−1)マニュアル濃度コントロールとγ補正図18
に、マニュアルによって濃度補償を行う場合のデジタル
カラー複写機のメインルーチンを示す。まず、パラメー
タの初期化等の初期設定を行い(ステップS1(以下、
「ステップ」を省略する。))、内部タイマをスタート
させる(S2)。そして、操作パネル206へのキー入
力によってマニュアルで濃度(ID)コントロールを行
うルーチン(図19及び図20参照)を実行した(S3
)後、コピー動作に入る(S4)。内部タイマが終了す
ると(S5)、S2に戻る。
に、マニュアルによって濃度補償を行う場合のデジタル
カラー複写機のメインルーチンを示す。まず、パラメー
タの初期化等の初期設定を行い(ステップS1(以下、
「ステップ」を省略する。))、内部タイマをスタート
させる(S2)。そして、操作パネル206へのキー入
力によってマニュアルで濃度(ID)コントロールを行
うルーチン(図19及び図20参照)を実行した(S3
)後、コピー動作に入る(S4)。内部タイマが終了す
ると(S5)、S2に戻る。
【0049】
(d−1−1)テーブル切換によるγ補正図19はマニ
ュアル濃度コントロールルーチン(図18のS3)であ
り、使用環境の変化に応じてユーザが選択した環境コー
ドに対応して露光前の表面電位VO,現像バイアス電圧
VBを選択すると共に、プリントヘッド制御部202に
上記各電圧VO,VBの数値データを送り、γ補正用変
換テーブルを切り換えて、適切なγ補正を行わせること
を特徴としている。本実施例では、環境コードは4段階
とし、それぞれ低温低湿LL、基準環境NN、高温高湿
HH、最高温高湿SHHである。
ュアル濃度コントロールルーチン(図18のS3)であ
り、使用環境の変化に応じてユーザが選択した環境コー
ドに対応して露光前の表面電位VO,現像バイアス電圧
VBを選択すると共に、プリントヘッド制御部202に
上記各電圧VO,VBの数値データを送り、γ補正用変
換テーブルを切り換えて、適切なγ補正を行わせること
を特徴としている。本実施例では、環境コードは4段階
とし、それぞれ低温低湿LL、基準環境NN、高温高湿
HH、最高温高湿SHHである。
【0050】まず、操作パネル206へのキー入力によ
り温度・湿度に応じた環境コードが選択される(S11
)。
り温度・湿度に応じた環境コードが選択される(S11
)。
【0051】環境コードがLLのときは(S12でYE
S)、基準環境時に比して少なくなるトナーの付着量を
補償するために、感光体ドラム41の表面電位としてV
O1(本実施例では−800V)を、現像バイアス電圧
としてVB1(本実施例では−600V)を選択する(
S13)。上記各電圧VO1,VB1が選択されると、
図8にLLで示すγ特性となるので、このγ特性を線形
補正するのに必要なγ補正用変換テーブル1を選択する
(S14)。このγ補正用変換テーブル1は、強度変調
方式においては図9に低温低湿LLで示す発光特性のよ
うに、中濃度側まで緩く立上がり、高濃度側で急に立上
がるような非線形の特性曲線として与えられ、このγ補
正用変換テーブル1に従ってレーザ強度を変調すること
により、図8のLLのγ特性を補正してリニアな目標階
調特性を実現する。
S)、基準環境時に比して少なくなるトナーの付着量を
補償するために、感光体ドラム41の表面電位としてV
O1(本実施例では−800V)を、現像バイアス電圧
としてVB1(本実施例では−600V)を選択する(
S13)。上記各電圧VO1,VB1が選択されると、
図8にLLで示すγ特性となるので、このγ特性を線形
補正するのに必要なγ補正用変換テーブル1を選択する
(S14)。このγ補正用変換テーブル1は、強度変調
方式においては図9に低温低湿LLで示す発光特性のよ
うに、中濃度側まで緩く立上がり、高濃度側で急に立上
がるような非線形の特性曲線として与えられ、このγ補
正用変換テーブル1に従ってレーザ強度を変調すること
により、図8のLLのγ特性を補正してリニアな目標階
調特性を実現する。
【0052】環境コードがNNのときは(S15でYE
S)、感光体ドラム41の表面電位として基準電位VO
2(本実施例では−700V)を、現像バイアス電圧が
VB2(本実施例では−500V)を選択する(S16
)。 上記各電圧VO2,VB2が選択されると、図8にNN
で示すγ特性となるので、このγ特性を線形補正するの
に必要なγ補正用変換テーブル2を選択する(S17)
。このγ補正用変換テーブル2は、強度変調方式におい
ては図9に基準環境NNで示す発光特性のように、LL
の発光特性よりは全体に立上がりがやや急な非線形の特
性曲線として与えられ、このγ補正用変換テーブル2に
従ってレーザ強度を変調することにより、図8のNNの
γ特性を補正してリニアな目標階調特性を実現する。
S)、感光体ドラム41の表面電位として基準電位VO
2(本実施例では−700V)を、現像バイアス電圧が
VB2(本実施例では−500V)を選択する(S16
)。 上記各電圧VO2,VB2が選択されると、図8にNN
で示すγ特性となるので、このγ特性を線形補正するの
に必要なγ補正用変換テーブル2を選択する(S17)
。このγ補正用変換テーブル2は、強度変調方式におい
ては図9に基準環境NNで示す発光特性のように、LL
の発光特性よりは全体に立上がりがやや急な非線形の特
性曲線として与えられ、このγ補正用変換テーブル2に
従ってレーザ強度を変調することにより、図8のNNの
γ特性を補正してリニアな目標階調特性を実現する。
【0053】環境コードがHHのときは(S18でYE
S)、基準環境時に比して多くなるトナーの付着量を補
償するために、感光体ドラム41の表面電位としてVO
3(本実施例では−600V)を、現像バイアス電圧と
してVB3(本実施例では−400V)を選択する(S
19)。上記各電圧VO3,VB3が選択されると、図
8にHHで示すγ特性となるので、このγ特性を線形補
正するのに必要なγ補正用変換テーブル3を選択する(
S20)。このγ補正用変換テーブル3は、強度変調方
式においては図9に高温高湿HHで示す発光特性のよう
に、低濃度側では急に立上がり、中濃度側では緩やかで
、高濃度側では再び急に立上がるような非線形の特性曲
線として与えられ、このテーブルに従ってレーザ強度を
変調することにより、図8のHHのγ特性を補正してリ
ニアな目標階調特性を実現する。
S)、基準環境時に比して多くなるトナーの付着量を補
償するために、感光体ドラム41の表面電位としてVO
3(本実施例では−600V)を、現像バイアス電圧と
してVB3(本実施例では−400V)を選択する(S
19)。上記各電圧VO3,VB3が選択されると、図
8にHHで示すγ特性となるので、このγ特性を線形補
正するのに必要なγ補正用変換テーブル3を選択する(
S20)。このγ補正用変換テーブル3は、強度変調方
式においては図9に高温高湿HHで示す発光特性のよう
に、低濃度側では急に立上がり、中濃度側では緩やかで
、高濃度側では再び急に立上がるような非線形の特性曲
線として与えられ、このテーブルに従ってレーザ強度を
変調することにより、図8のHHのγ特性を補正してリ
ニアな目標階調特性を実現する。
【0054】環境コードがSHHのときは(S21でY
ES)基準環境時に比してさらに多くなるトナーの付着
量を補償するために、感光体ドラム41の表面電位とし
てVO4(本実施例では−500V)を、現像バイアス
電圧としてVB4(本実施例では−300V)を選択す
る(S22)。上記各電圧VO4,VB4が選択される
と、図8にSHHで示すγ特性となるので、このγ特性
を線形補正するのに必要なγ補正用変換テーブル4を選
択する(S23)。このγ補正用変換テーブル4は、強
度変調方式においては図9に最高温高湿SHHで示す発
光特性のように、低濃度側ではHHの発光特性よりもさ
らに急に立上がり、中濃度側では緩やかで、高濃度側で
再び急に立上がるような非線形の特性曲線として与えら
れ、このテーブルに従ってレーザ強度を変調することに
より、図8のSHHのγ特性を補正してリニアな目標階
調特性を実現する。一方、環境コードが上記のいずれで
もないときは、やり直しのため、S11に戻る。
ES)基準環境時に比してさらに多くなるトナーの付着
量を補償するために、感光体ドラム41の表面電位とし
てVO4(本実施例では−500V)を、現像バイアス
電圧としてVB4(本実施例では−300V)を選択す
る(S22)。上記各電圧VO4,VB4が選択される
と、図8にSHHで示すγ特性となるので、このγ特性
を線形補正するのに必要なγ補正用変換テーブル4を選
択する(S23)。このγ補正用変換テーブル4は、強
度変調方式においては図9に最高温高湿SHHで示す発
光特性のように、低濃度側ではHHの発光特性よりもさ
らに急に立上がり、中濃度側では緩やかで、高濃度側で
再び急に立上がるような非線形の特性曲線として与えら
れ、このテーブルに従ってレーザ強度を変調することに
より、図8のSHHのγ特性を補正してリニアな目標階
調特性を実現する。一方、環境コードが上記のいずれで
もないときは、やり直しのため、S11に戻る。
【0055】以上のルーチンの説明は階調表現として強
度変調方式を用いる場合であり、複数のγ補正用変換テ
ーブルを選択することによってレーザ強度を非線形制御
しているが、パルス幅変調方式を用いる場合においては
、同様の複数のγ補正用変換テーブルによって、レーザ
の発光時間を非線形制御することになる。
度変調方式を用いる場合であり、複数のγ補正用変換テ
ーブルを選択することによってレーザ強度を非線形制御
しているが、パルス幅変調方式を用いる場合においては
、同様の複数のγ補正用変換テーブルによって、レーザ
の発光時間を非線形制御することになる。
【0056】
(d−1−2)ディザパターン切換によるγ補正図20
はマニュアル濃度コントロールルーチン(図18のS3
)であり、γ補正用変換テーブルを一つしか用意せず、
使用環境に応じてユーザが選択した環境コードに対応し
て各電圧VO,VBを選択すると共に、プリントヘッド
制御部202に各電圧VO,VBの数値データを送り、
異なるしきい値パターンを持つ複数のディザのうちから
一つを選択して、環境変化によってγ特性に変動が生じ
て、単一のγ補正用変換テーブルに基づいてγ補正を行
ったことによって発生するずれを補償させることを特徴
としている。本実施例では、図19の場合と同様、環境
コードは4段階とし、それぞれ低温低湿LL、基準環境
NN、高温高湿HH、最高温高湿SHHである。
はマニュアル濃度コントロールルーチン(図18のS3
)であり、γ補正用変換テーブルを一つしか用意せず、
使用環境に応じてユーザが選択した環境コードに対応し
て各電圧VO,VBを選択すると共に、プリントヘッド
制御部202に各電圧VO,VBの数値データを送り、
異なるしきい値パターンを持つ複数のディザのうちから
一つを選択して、環境変化によってγ特性に変動が生じ
て、単一のγ補正用変換テーブルに基づいてγ補正を行
ったことによって発生するずれを補償させることを特徴
としている。本実施例では、図19の場合と同様、環境
コードは4段階とし、それぞれ低温低湿LL、基準環境
NN、高温高湿HH、最高温高湿SHHである。
【0057】まず、操作パネル206へのキー入力によ
り温度・湿度に応じた環境コードが選択される(S31
)。
り温度・湿度に応じた環境コードが選択される(S31
)。
【0058】環境コードがLLのときは(S32でYE
S)、基準環境時に比して少なくなるトナーの付着量を
補償するために、感光体ドラム41の表面電位としてV
O1(本実施例では−800V)を、現像バイアス電圧
としてVB1(本実施例では−600V)を選択する(
S33)。上記各電圧VO1,VB1が選択されると、
図8にLLで示すγ特性となり、このγ特性を線形補正
するγ補正用変換テーブルは、多値化ディザ法における
1ドットの多値化手段として強度変調方式を採用する場
合には図9に基準環境NNで示す発光特性の特性曲線と
して与えられているが、このテーブルに従ってレーザ強
度を変調すると、図8のLLのγ特性に対しては完全に
補正できず、図10のLLの階調特性のように、リニア
な階調特性NNに比して特に低濃度側から中濃度側にか
けての立上がりが急な階調特性になってしまい、図8の
LLで示す階調特性より線形に近づいているが、なおも
非線形な階調特性のままであるので、さらに補正を行う
必要がある。従って、図11のLLで示される入出力特
性となるしきい値パターンを有するディザ1(図14参
照)を選択する(S34)。このディザ1の入出力特性
は入力の低域側においては緩く立上がり、中域側から高
域側にかけてリニアな入出力特性のNNに次第に近づく
ものであり、図10にLLで示す階調特性を補正してリ
ニアな目標階調特性を実現する。
S)、基準環境時に比して少なくなるトナーの付着量を
補償するために、感光体ドラム41の表面電位としてV
O1(本実施例では−800V)を、現像バイアス電圧
としてVB1(本実施例では−600V)を選択する(
S33)。上記各電圧VO1,VB1が選択されると、
図8にLLで示すγ特性となり、このγ特性を線形補正
するγ補正用変換テーブルは、多値化ディザ法における
1ドットの多値化手段として強度変調方式を採用する場
合には図9に基準環境NNで示す発光特性の特性曲線と
して与えられているが、このテーブルに従ってレーザ強
度を変調すると、図8のLLのγ特性に対しては完全に
補正できず、図10のLLの階調特性のように、リニア
な階調特性NNに比して特に低濃度側から中濃度側にか
けての立上がりが急な階調特性になってしまい、図8の
LLで示す階調特性より線形に近づいているが、なおも
非線形な階調特性のままであるので、さらに補正を行う
必要がある。従って、図11のLLで示される入出力特
性となるしきい値パターンを有するディザ1(図14参
照)を選択する(S34)。このディザ1の入出力特性
は入力の低域側においては緩く立上がり、中域側から高
域側にかけてリニアな入出力特性のNNに次第に近づく
ものであり、図10にLLで示す階調特性を補正してリ
ニアな目標階調特性を実現する。
【0059】環境コードがNNのときは(S35でYE
S)、感光体ドラム41の表面電位として基準電位VO
2(本実施例では−700V)を、現像バイアスとして
VB2(本実施例では−500V)を選択する(S36
)。 上記各電圧VO2,VB2が選択されると、図8にNN
で示すγ特性となり、このγ特性を線形補正するγ補正
用変換テーブルは、多値化ディザ法における1ドットの
多値化手段として強度変調方式を採用する場合には図9
に基準環境NNで示す発光特性の特性曲線として与えら
れているので、このテーブルに従ってレーザ強度を変調
すれば、図8のNNのγ特性に対して完全に補正できて
、図10のNNで示すリニアな階調特性になる。従って
、もはや、ディザによるγ補正は必要なく、図11のN
Nで示されるリニアな入出力特性のしきい値パターンを
有するディザ2(図15参照)を選択する(S37)。 このディザ2の入出力特性はリニアであり、図10にN
Nで示す階調特性に対して何等影響を与えるものではな
い。
S)、感光体ドラム41の表面電位として基準電位VO
2(本実施例では−700V)を、現像バイアスとして
VB2(本実施例では−500V)を選択する(S36
)。 上記各電圧VO2,VB2が選択されると、図8にNN
で示すγ特性となり、このγ特性を線形補正するγ補正
用変換テーブルは、多値化ディザ法における1ドットの
多値化手段として強度変調方式を採用する場合には図9
に基準環境NNで示す発光特性の特性曲線として与えら
れているので、このテーブルに従ってレーザ強度を変調
すれば、図8のNNのγ特性に対して完全に補正できて
、図10のNNで示すリニアな階調特性になる。従って
、もはや、ディザによるγ補正は必要なく、図11のN
Nで示されるリニアな入出力特性のしきい値パターンを
有するディザ2(図15参照)を選択する(S37)。 このディザ2の入出力特性はリニアであり、図10にN
Nで示す階調特性に対して何等影響を与えるものではな
い。
【0060】環境コードがHHのときは(S38でYE
S)、基準環境時に比して多くなるトナーの付着量を補
償するために、感光体ドラム41の表面電位としてVO
3(本実施例では−600V)を、現像バイアス電圧と
してVB3(本実施例では−400V)を選択する(S
39)。上記各電圧VO3,VB3が選択されると、図
8にHHで示すγ特性となり、このγ特性を線形補正す
るγ補正用変換テーブルは、多値化ディザ法における1
ドットの多値化手段として強度変調方式を採用する場合
には図9に基準環境NNで示す発光特性の特性曲線とし
て与えられているが、このテーブルに従ってレーザ強度
を変調すると、図8のHHのγ特性に対しては完全に補
正できず、図10のHHの階調特性のように、リニアな
階調特性NNに比して特に低濃度側から中濃度側にかけ
ての立上がりが緩い階調特性になってしまい、図8のH
Hで示す階調特性より線形に近づいているとはいうもの
の、なおも非線形な階調特性のままであるので、さらに
補正を行う必要がある。従って、図11のHHで示され
る入出力特性となるしきい値パターンを有するディザ3
(図16参照)を選択する(S40)。このディザ3の
入出力特性は入力の低域側においては急に立上がり、中
域側から高域側にかけてリニアな入出力特性のNNに次
第に近づくものであり、図10にHHで示す階調特性を
補正してリニアな目標階調特性を実現する。
S)、基準環境時に比して多くなるトナーの付着量を補
償するために、感光体ドラム41の表面電位としてVO
3(本実施例では−600V)を、現像バイアス電圧と
してVB3(本実施例では−400V)を選択する(S
39)。上記各電圧VO3,VB3が選択されると、図
8にHHで示すγ特性となり、このγ特性を線形補正す
るγ補正用変換テーブルは、多値化ディザ法における1
ドットの多値化手段として強度変調方式を採用する場合
には図9に基準環境NNで示す発光特性の特性曲線とし
て与えられているが、このテーブルに従ってレーザ強度
を変調すると、図8のHHのγ特性に対しては完全に補
正できず、図10のHHの階調特性のように、リニアな
階調特性NNに比して特に低濃度側から中濃度側にかけ
ての立上がりが緩い階調特性になってしまい、図8のH
Hで示す階調特性より線形に近づいているとはいうもの
の、なおも非線形な階調特性のままであるので、さらに
補正を行う必要がある。従って、図11のHHで示され
る入出力特性となるしきい値パターンを有するディザ3
(図16参照)を選択する(S40)。このディザ3の
入出力特性は入力の低域側においては急に立上がり、中
域側から高域側にかけてリニアな入出力特性のNNに次
第に近づくものであり、図10にHHで示す階調特性を
補正してリニアな目標階調特性を実現する。
【0061】環境コードがSHHのときは(S41でY
ES)、基準環境時に比してさらに多くなるトナーの付
着量を補償するために、感光体ドラム41の表面電位と
してVO4(本実施例では−500V)を、現像バイア
ス電圧としてVB4(本実施例では−300V)を選択
する(S42)。上記各電圧VO4,VB4が選択され
ると、図8にSHHで示すγ特性となり、このγ特性を
線形補正するγ補正用変換テーブルは、多値化ディザ法
における1ドットの多値化手段として強度変調方式を採
用する場合には図9に基準環境NNで示す発光特性の特
性曲線として与えられているが、このテーブルに従って
レーザ強度を変調すると、図8のSHHのγ特性に対し
ては、図10のSHHの階調特性のように、階調特性H
Hよりもさらに低濃度側から中濃度側にかけての立上が
りが緩い階調特性になってしまい、γ補正の効果がある
とは言えず、リニアな特性とは相当にかけ離れた非線形
な階調特性であるので、さらに補正を行う必要がある。 従って、図11のSHHで示される入出力特性となるし
きい値パターンを有するディザ4(図17参照)を選択
する(S43)。このディザ4の入出力特性は入力の低
域側においてディザ3の入出力特性であるHHよりもさ
らに急に立上がり、中域側から高域側にかけてリニアな
入出力特性のNNに次第に近づくものであり、図10に
SHHで示す階調特性を補正してリニアな目標階調特性
を実現する。
ES)、基準環境時に比してさらに多くなるトナーの付
着量を補償するために、感光体ドラム41の表面電位と
してVO4(本実施例では−500V)を、現像バイア
ス電圧としてVB4(本実施例では−300V)を選択
する(S42)。上記各電圧VO4,VB4が選択され
ると、図8にSHHで示すγ特性となり、このγ特性を
線形補正するγ補正用変換テーブルは、多値化ディザ法
における1ドットの多値化手段として強度変調方式を採
用する場合には図9に基準環境NNで示す発光特性の特
性曲線として与えられているが、このテーブルに従って
レーザ強度を変調すると、図8のSHHのγ特性に対し
ては、図10のSHHの階調特性のように、階調特性H
Hよりもさらに低濃度側から中濃度側にかけての立上が
りが緩い階調特性になってしまい、γ補正の効果がある
とは言えず、リニアな特性とは相当にかけ離れた非線形
な階調特性であるので、さらに補正を行う必要がある。 従って、図11のSHHで示される入出力特性となるし
きい値パターンを有するディザ4(図17参照)を選択
する(S43)。このディザ4の入出力特性は入力の低
域側においてディザ3の入出力特性であるHHよりもさ
らに急に立上がり、中域側から高域側にかけてリニアな
入出力特性のNNに次第に近づくものであり、図10に
SHHで示す階調特性を補正してリニアな目標階調特性
を実現する。
【0062】環境コードが上記のいずれでもないときは
、やり直しのためS31に戻る。
、やり直しのためS31に戻る。
【0063】以上のルーチンの説明は、多値化ディザ法
における1ドットの階調表現として強度変調方式を用い
る場合であり、単一のγ補正用変換テーブルによってレ
ーザ強度を非線形制御しているが、パルス幅変調方式を
用いる場合においては、同様の単一のγ補正用変換テー
ブルによって、レーザの発光時間を非線形制御すること
になる。
における1ドットの階調表現として強度変調方式を用い
る場合であり、単一のγ補正用変換テーブルによってレ
ーザ強度を非線形制御しているが、パルス幅変調方式を
用いる場合においては、同様の単一のγ補正用変換テー
ブルによって、レーザの発光時間を非線形制御すること
になる。
【0064】
(d−2)AIDC濃度コントロールとγ補正図21に
、AIDCセンサ203による濃度補償を行う場合のデ
ジタルカラー複写機のメインルーチンを示す。 まず、パラメータの初期化等の初期設定を行い(S51
)、内部タイマをスタートさせる(S52)。そして、
AIDCセンサ203によって自動的に濃度(ID)コ
ントロールを行うルーチン(図22乃至図31参照)を
実行した(S53)後、コピー動作に入る(S54)。 内部タイマが終了すると(S55)、S52に戻る。
、AIDCセンサ203による濃度補償を行う場合のデ
ジタルカラー複写機のメインルーチンを示す。 まず、パラメータの初期化等の初期設定を行い(S51
)、内部タイマをスタートさせる(S52)。そして、
AIDCセンサ203によって自動的に濃度(ID)コ
ントロールを行うルーチン(図22乃至図31参照)を
実行した(S53)後、コピー動作に入る(S54)。 内部タイマが終了すると(S55)、S52に戻る。
【0065】
(d−2−1)テーブル切換によるγ補正図22及び図
23は、AIDCセンサ203による自動濃度コントロ
ールルーチン(図21のS53)の第1例のフローチャ
ートであり、環境変化による濃度変化を検知して基準濃
度に補償する各電圧VO,VBを選択すると共に、プリ
ントヘッド制御部202に各電圧VO,VBの数値デー
タを送りγ補正用変換テーブルを切り換えて、適切なγ
補正を行わせることを特徴としている。
23は、AIDCセンサ203による自動濃度コントロ
ールルーチン(図21のS53)の第1例のフローチャ
ートであり、環境変化による濃度変化を検知して基準濃
度に補償する各電圧VO,VBを選択すると共に、プリ
ントヘッド制御部202に各電圧VO,VBの数値デー
タを送りγ補正用変換テーブルを切り換えて、適切なγ
補正を行わせることを特徴としている。
【0066】まず、コピー開始キーがオンされたかどう
かをチェックして、オンされれば、即ち、コピー開始キ
ーがオンエッジであれば(S61でYES)、自動濃度
コントロールを行うためのAIDCフラグFを1にセッ
トし(S62)、感光体ドラム41の表面に濃度検出用
の基準トナー像を形成するための各設定電圧VO,VB
としてVO2=−700V,VB2=−500Vを用い
(S63)、さらに、この設定電位の下での最大濃度と
なるようにレーザダイオードを最大光量で発光させて、
基準トナー像を形成する(S65)。
かをチェックして、オンされれば、即ち、コピー開始キ
ーがオンエッジであれば(S61でYES)、自動濃度
コントロールを行うためのAIDCフラグFを1にセッ
トし(S62)、感光体ドラム41の表面に濃度検出用
の基準トナー像を形成するための各設定電圧VO,VB
としてVO2=−700V,VB2=−500Vを用い
(S63)、さらに、この設定電位の下での最大濃度と
なるようにレーザダイオードを最大光量で発光させて、
基準トナー像を形成する(S65)。
【0067】また、コピー開始キーがオンエッジでない
が(S61でNO)、前回のこのルーチンのS62でフ
ラグFが1にセットされていれば(S64でYES)、
前回設定された電位に基づき基準トナー像を作成する(
S65)。一方、コピー開始キーがオンエッジでなく(
S61でNO)、さらに、フラグFが0であれば(S6
4でNO)、自動濃度コントロールは行わない。
が(S61でNO)、前回のこのルーチンのS62でフ
ラグFが1にセットされていれば(S64でYES)、
前回設定された電位に基づき基準トナー像を作成する(
S65)。一方、コピー開始キーがオンエッジでなく(
S61でNO)、さらに、フラグFが0であれば(S6
4でNO)、自動濃度コントロールは行わない。
【0068】上記の基準トナー像がAIDCセンサ20
3の検出位置に到達したかどうかをタイマにより判定し
て、到達すれば(S66でYES)、AIDCセンサ2
03は基準トナー像の濃度を検出して、プリンタ制御部
201にその数値を入力する(S67)。トナー像がA
IDCセンサ203の検出位置に未だ到達していなけれ
ば(S66でNO)、そのままリターンする。
3の検出位置に到達したかどうかをタイマにより判定し
て、到達すれば(S66でYES)、AIDCセンサ2
03は基準トナー像の濃度を検出して、プリンタ制御部
201にその数値を入力する(S67)。トナー像がA
IDCセンサ203の検出位置に未だ到達していなけれ
ば(S66でNO)、そのままリターンする。
【0069】S68乃至S77では、S67で検出され
た最大濃度(検出濃度)が基準濃度と等しいか否かを判
別して、検出濃度が基準濃度より濃ければ、このフロー
の次回ループにおける基準パターンの濃度を薄くするた
めに、設定電位を1段階下げ、検出濃度が基準濃度より
薄ければ、このフローの次回ループにおける基準パター
ンの濃度を濃くするために、設定電位を1段階上げる動
作を行う。もちろん、検出濃度が基準濃度と等しければ
、その設定電位による最大濃度補償が適切に行われるの
で、電位の設定は終了して、この設定電位に基づきγ補
正を適切に行うためのγ補正用変換テーブルを選択する
。
た最大濃度(検出濃度)が基準濃度と等しいか否かを判
別して、検出濃度が基準濃度より濃ければ、このフロー
の次回ループにおける基準パターンの濃度を薄くするた
めに、設定電位を1段階下げ、検出濃度が基準濃度より
薄ければ、このフローの次回ループにおける基準パター
ンの濃度を濃くするために、設定電位を1段階上げる動
作を行う。もちろん、検出濃度が基準濃度と等しければ
、その設定電位による最大濃度補償が適切に行われるの
で、電位の設定は終了して、この設定電位に基づきγ補
正を適切に行うためのγ補正用変換テーブルを選択する
。
【0070】AIDCセンサ203による検出濃度が、
基準濃度より濃い場合に(S68でYES)、各設定電
圧がVO2,VB2の場合は(S69でYES)、VO
3(=−600V),VB3(=−400V)を選択し
(S70)、各設定電圧がVO3,VB3の場合は(S
71でYES)、VO4(=−500V),VB4(=
−300V)を選択して(S72)、リターンする。一
方、AIDCセンサ203による検出濃度が、基準濃度
より薄い場合に(S73でYES)、各設定電圧がVO
2,VB2の場合は(S74でYES)、VO1(=−
800V),VB1(=−600V)を選択して(S7
5)、リターンする。
基準濃度より濃い場合に(S68でYES)、各設定電
圧がVO2,VB2の場合は(S69でYES)、VO
3(=−600V),VB3(=−400V)を選択し
(S70)、各設定電圧がVO3,VB3の場合は(S
71でYES)、VO4(=−500V),VB4(=
−300V)を選択して(S72)、リターンする。一
方、AIDCセンサ203による検出濃度が、基準濃度
より薄い場合に(S73でYES)、各設定電圧がVO
2,VB2の場合は(S74でYES)、VO1(=−
800V),VB1(=−600V)を選択して(S7
5)、リターンする。
【0071】AIDCセンサ203による検出濃度が、
基準濃度よりも大きくなく(S68でNO)、また、検
出濃度が基準濃度よりも小さくなければ(S73でNO
)、検出濃度は基準濃度と等しいと判定し、γ変換テー
ブル選択ルーチン(図24参照)において、現在設定さ
れている各電圧VO,VBに応じたγ変換テーブルを選
択し(S76)、フラグFを0にリセットして(S77
)、リターンする。
基準濃度よりも大きくなく(S68でNO)、また、検
出濃度が基準濃度よりも小さくなければ(S73でNO
)、検出濃度は基準濃度と等しいと判定し、γ変換テー
ブル選択ルーチン(図24参照)において、現在設定さ
れている各電圧VO,VBに応じたγ変換テーブルを選
択し(S76)、フラグFを0にリセットして(S77
)、リターンする。
【0072】以上の実施例において、この図22及び図
23のフローでは設定電位を4段階としているため、基
準パターン濃度を最も薄くする各設定電位VO4,VB
4が選択されているにもかかわらず検出濃度が基準濃度
よりさらにまだ濃い場合や、基準パターン濃度を最も濃
くする各設定電圧VO1,VB1が選択されているにも
かかわらず検出濃度が基準濃度よりさらにまだ薄い場合
には、それぞれ、VO4,VB4又はVO1,VB1の
まま電位設定を終了して、プリント動作(S54)に入
るようにしているが、本発明はこのフローに限定される
ものではなく、これで不都合が生じる場合は、電位をさ
らに細かく設定できるようにすればよい。
23のフローでは設定電位を4段階としているため、基
準パターン濃度を最も薄くする各設定電位VO4,VB
4が選択されているにもかかわらず検出濃度が基準濃度
よりさらにまだ濃い場合や、基準パターン濃度を最も濃
くする各設定電圧VO1,VB1が選択されているにも
かかわらず検出濃度が基準濃度よりさらにまだ薄い場合
には、それぞれ、VO4,VB4又はVO1,VB1の
まま電位設定を終了して、プリント動作(S54)に入
るようにしているが、本発明はこのフローに限定される
ものではなく、これで不都合が生じる場合は、電位をさ
らに細かく設定できるようにすればよい。
【0073】図24は、図23のS76に示されたγ変
換テーブル選択ルーチンの詳細なフローチャートであり
、以下に説明する。なお、このフローにおける感光体ド
ラム41の表面電位VOと現像バイアス電圧VBとによ
って選択されるγ補正用変換テーブルは図19において
説明したものと同じであるから、選択されたγ補正用変
換テーブルの詳しい説明は省略する。
換テーブル選択ルーチンの詳細なフローチャートであり
、以下に説明する。なお、このフローにおける感光体ド
ラム41の表面電位VOと現像バイアス電圧VBとによ
って選択されるγ補正用変換テーブルは図19において
説明したものと同じであるから、選択されたγ補正用変
換テーブルの詳しい説明は省略する。
【0074】感光体ドラム41の表面電位としてVO1
(=−800V)、現像バイアス電圧としてVB1(=
−600V)が選択されたときは(S80でYES)、
環境が低温低湿LLであると判断されたのと同じであり
、γ補正のための変換テーブル1を選択する(S81)
。また、感光体ドラム41の表面電位としてVO2(=
−700V)、現像バイアス電圧としてVB2(=−5
00V)が選択されたときは(S82でYES)、環境
が基準環境NNであると判断されたのとの同じであり、
γ補正のための変換テーブル2を選択する(S83)。 さらに、感光体ドラム41の表面電位としてVO3(=
−600V)、現像バイアス電圧としてVB3(=−4
00V)が選択されたときは(S84でYES)、環境
が高温高湿HHであると判断されたのと同じであり、γ
補正のための変換テーブル3を選択する(S85)。 またさらに、感光体ドラム41の表面電位としてVO4
(=−500V)、現像バイアス電圧としてVO4(=
−300V)が選択されたときは(S80,S82,S
84全てNO)、環境が最高温高湿SHHであると判断
されたのと同じであり、γ補正のための変換テーブル4
を選択する(S86)。
(=−800V)、現像バイアス電圧としてVB1(=
−600V)が選択されたときは(S80でYES)、
環境が低温低湿LLであると判断されたのと同じであり
、γ補正のための変換テーブル1を選択する(S81)
。また、感光体ドラム41の表面電位としてVO2(=
−700V)、現像バイアス電圧としてVB2(=−5
00V)が選択されたときは(S82でYES)、環境
が基準環境NNであると判断されたのとの同じであり、
γ補正のための変換テーブル2を選択する(S83)。 さらに、感光体ドラム41の表面電位としてVO3(=
−600V)、現像バイアス電圧としてVB3(=−4
00V)が選択されたときは(S84でYES)、環境
が高温高湿HHであると判断されたのと同じであり、γ
補正のための変換テーブル3を選択する(S85)。 またさらに、感光体ドラム41の表面電位としてVO4
(=−500V)、現像バイアス電圧としてVO4(=
−300V)が選択されたときは(S80,S82,S
84全てNO)、環境が最高温高湿SHHであると判断
されたのと同じであり、γ補正のための変換テーブル4
を選択する(S86)。
【0075】以上の図22乃至図24のルーチンの説明
は階調表現として強度変調方式を用いる場合であり、複
数のγ補正用変換テーブルを選択することによってレー
ザ強度を非線形制御しているが、パルス幅変調方式を用
いる場合においては、同様の複数のγ補正用変換テーブ
ルによって、レーザの発光時間を非線形制御することに
なる。
は階調表現として強度変調方式を用いる場合であり、複
数のγ補正用変換テーブルを選択することによってレー
ザ強度を非線形制御しているが、パルス幅変調方式を用
いる場合においては、同様の複数のγ補正用変換テーブ
ルによって、レーザの発光時間を非線形制御することに
なる。
【0076】図25及び図26は、AIDCセンサ20
3による自動濃度コントロールルーチン(図21のS5
3)の第2例のフロチャートであり、環境変化による濃
度変化を検知して基準濃度に補償する各電圧VO,VB
を選択すると共に、プリントヘッド制御部202に各電
圧VO,VBの数値データを送りγ補正用変換テーブル
を切り換えて、適切なγ補正を行わせることを特徴とし
ている。
3による自動濃度コントロールルーチン(図21のS5
3)の第2例のフロチャートであり、環境変化による濃
度変化を検知して基準濃度に補償する各電圧VO,VB
を選択すると共に、プリントヘッド制御部202に各電
圧VO,VBの数値データを送りγ補正用変換テーブル
を切り換えて、適切なγ補正を行わせることを特徴とし
ている。
【0077】まず、コピー開始キーがオンされたかどう
かをチェックして、オンされれば、即ち、コピー開始キ
ーがオンエッジであれば(S151でYES)、自動濃
度コントロールを行うためのAIDCフラグFを1にセ
ットし(S152)、感光体ドラム41の表面に濃度検
出用の基準トナー像を形成するための各設定電位VO,
VBとしてVO2=−700V,VB2=−500Vを
用い(S153)、さらに、この設定電位の下での最大
濃度となるようにレーザダイオードを最大光量で発光さ
せて、基準トナー像を形成する(S155)。また、コ
ピー開始キーがオンエッジでなくとも(S151でNO
)、前回のこのルーチンのS152でフラグFが1にセ
ットされていれば(S154でYES)、前回設定され
た電位に基づき基準トナー像を作成する(S155)。 コピー開始キーがオンエッジでなく(S151でNO)
、さらに、フラグFが0であれば(S154でNO)、
自動濃度コントロールは行わない。
かをチェックして、オンされれば、即ち、コピー開始キ
ーがオンエッジであれば(S151でYES)、自動濃
度コントロールを行うためのAIDCフラグFを1にセ
ットし(S152)、感光体ドラム41の表面に濃度検
出用の基準トナー像を形成するための各設定電位VO,
VBとしてVO2=−700V,VB2=−500Vを
用い(S153)、さらに、この設定電位の下での最大
濃度となるようにレーザダイオードを最大光量で発光さ
せて、基準トナー像を形成する(S155)。また、コ
ピー開始キーがオンエッジでなくとも(S151でNO
)、前回のこのルーチンのS152でフラグFが1にセ
ットされていれば(S154でYES)、前回設定され
た電位に基づき基準トナー像を作成する(S155)。 コピー開始キーがオンエッジでなく(S151でNO)
、さらに、フラグFが0であれば(S154でNO)、
自動濃度コントロールは行わない。
【0078】上記の基準トナー像がAIDCセンサ20
3の検出位置に到達したかどうかをタイマにより判定し
て、到達すれば(S156でYES)、AIDCセンサ
203は基準トナー像の濃度を検出して、プリンタ制御
部201にその数値を入力する(S157)。トナー像
がAIDCセンサ203の検出位置に未だ到達していな
ければ(S156でNO)、そのままリターンする。
3の検出位置に到達したかどうかをタイマにより判定し
て、到達すれば(S156でYES)、AIDCセンサ
203は基準トナー像の濃度を検出して、プリンタ制御
部201にその数値を入力する(S157)。トナー像
がAIDCセンサ203の検出位置に未だ到達していな
ければ(S156でNO)、そのままリターンする。
【0079】続いて、AIDCセンサ203により検出
された濃度と予め設定されている基準濃度によって環境
を示す環境コードを選択する(S158)。即ち、検出
濃度が基準濃度より薄ければ環境コードはLLとなり、
検出濃度が基準濃度と等しければ環境コードはNNとな
り、検出濃度が基準濃度より濃ければ環境濃度はHHと
なり、検出濃度が基準濃度よりさらに濃ければ環境コー
ドはSHHとなる。S159乃至S169では、S15
8で選択された環境コードにより、濃度補償のために感
光体ドラム41の表面電位VOと現像バイアス電圧VB
との適切な設定を行うとともに、γ補正のために適切な
γ補正用変換テーブルを選択するものである。なお、こ
のフローで選択される感光体ドラム41の表面電位VO
と現像バイアス電圧VBとγ補正用変換テーブルとは図
19において説明したものと同じであるから、選択され
たγ補正用変換テーブルの詳しい説明は省略する。
された濃度と予め設定されている基準濃度によって環境
を示す環境コードを選択する(S158)。即ち、検出
濃度が基準濃度より薄ければ環境コードはLLとなり、
検出濃度が基準濃度と等しければ環境コードはNNとな
り、検出濃度が基準濃度より濃ければ環境濃度はHHと
なり、検出濃度が基準濃度よりさらに濃ければ環境コー
ドはSHHとなる。S159乃至S169では、S15
8で選択された環境コードにより、濃度補償のために感
光体ドラム41の表面電位VOと現像バイアス電圧VB
との適切な設定を行うとともに、γ補正のために適切な
γ補正用変換テーブルを選択するものである。なお、こ
のフローで選択される感光体ドラム41の表面電位VO
と現像バイアス電圧VBとγ補正用変換テーブルとは図
19において説明したものと同じであるから、選択され
たγ補正用変換テーブルの詳しい説明は省略する。
【0080】環境が低温低湿であると判断されたとき、
即ち、環境コードがLLのときは(S159でYES)
、感光体ドラム41の表面電位としてVO1(=−80
0V)、現像バイアス電圧としてVB1(=−600V
)が選択され(S160)、さらにγ補正のための変換
テーブル1が選択される(S161)。
即ち、環境コードがLLのときは(S159でYES)
、感光体ドラム41の表面電位としてVO1(=−80
0V)、現像バイアス電圧としてVB1(=−600V
)が選択され(S160)、さらにγ補正のための変換
テーブル1が選択される(S161)。
【0081】環境が基準環境であると判断されたとき、
即ち、環境コードがNNのときは(S162でYES)
、感光体ドラム41の表面電位としてVO2(=−70
0V)、現像バイアス電圧としてVB2(=−500V
)が選択され(S163)、さらにγ補正のための変換
テーブル2が選択される(S164)。
即ち、環境コードがNNのときは(S162でYES)
、感光体ドラム41の表面電位としてVO2(=−70
0V)、現像バイアス電圧としてVB2(=−500V
)が選択され(S163)、さらにγ補正のための変換
テーブル2が選択される(S164)。
【0082】環境が高温高湿であると判断された、即ち
、環境コードがHHのときは(S165でYES)、感
光体ドラム41の表面電位としてVO3(=−600V
)、現像バイアス電圧としてVB3(=−400V)が
選択され(S166)、さらにγ補正のための変換テー
ブル3が選択される(S167)。
、環境コードがHHのときは(S165でYES)、感
光体ドラム41の表面電位としてVO3(=−600V
)、現像バイアス電圧としてVB3(=−400V)が
選択され(S166)、さらにγ補正のための変換テー
ブル3が選択される(S167)。
【0083】環境が最高温高湿であると判断された、即
ち、環境コードがSHHのときは(S159,S162
,S165において全てNO)、感光体ドラム41の表
面電位としてVO4(=−500V)、現像バイアス電
圧としてVB4(=−300V)が選択され(S168
)、さらにγ補正のための変換テーブル4が選択される
(S169)。
ち、環境コードがSHHのときは(S159,S162
,S165において全てNO)、感光体ドラム41の表
面電位としてVO4(=−500V)、現像バイアス電
圧としてVB4(=−300V)が選択され(S168
)、さらにγ補正のための変換テーブル4が選択される
(S169)。
【0084】各電位VOおよびVB並びにγ補正用変換
テーブルの選択が終了すれば、自動濃度コントロールが
終了したことを示すために、フラグFを0にリセットし
て(S170)、以上のルーチンを終了する。
テーブルの選択が終了すれば、自動濃度コントロールが
終了したことを示すために、フラグFを0にリセットし
て(S170)、以上のルーチンを終了する。
【0085】以上の図25及び図26のルーチンの説明
は階調表現として強度変調方式を用いる場合であり、複
数のγ補正用変換テーブルを選択することによってレー
ザ強度を非線形制御しているが、パルス幅変調方式を用
いる場合においては、同様の複数のγ補正用変換テーブ
ルによって、レーザの発光時間を非線形制御することに
なる。
は階調表現として強度変調方式を用いる場合であり、複
数のγ補正用変換テーブルを選択することによってレー
ザ強度を非線形制御しているが、パルス幅変調方式を用
いる場合においては、同様の複数のγ補正用変換テーブ
ルによって、レーザの発光時間を非線形制御することに
なる。
【0086】
(d−2−2)ディザパターン切換による補償図27及
び図28は、AIDCセンサ203による自動濃度コン
トロールルーチン(図21のS53)の第3例のフロー
チャートであり、γ補正用変換テーブルを一つしか用意
せず、環境変化による濃度変化を検知して基準濃度に補
償する各電圧VO,VBを選択すると共に、プリントヘ
ッド制御部202に各電圧VO,VBの数値データを送
り、異なるしきい値パターンを持つ複数のディザのうち
から一つを選択して、環境変化によってγ特性に変動が
生じて、単一のγ補正用変換テーブルに基づいてγ補正
を行ったことによって発生するずれを補償させることを
特徴としている。なお、このフローチャートにおけるS
96を除くS81乃至S97の全てのステップは、すで
に説明した図23におけるS76を除くS61乃至S7
7と全く同じ内容であり、説明を省略する。また、S9
6は、選択された各電圧VO,VBの値に基づき、最適
なディザを選択するルーチンであり、図29に詳細に示
される。以下に、図29の説明を行う。なお、図29に
おいて、S100乃至S106のステップにおける感光
体ドラム41の表面電位VOと現像バイアス電圧VBと
によって選択されるディザは図20において説明したも
のと同じであるから、選択されたディザの詳しい説明は
省略する。
び図28は、AIDCセンサ203による自動濃度コン
トロールルーチン(図21のS53)の第3例のフロー
チャートであり、γ補正用変換テーブルを一つしか用意
せず、環境変化による濃度変化を検知して基準濃度に補
償する各電圧VO,VBを選択すると共に、プリントヘ
ッド制御部202に各電圧VO,VBの数値データを送
り、異なるしきい値パターンを持つ複数のディザのうち
から一つを選択して、環境変化によってγ特性に変動が
生じて、単一のγ補正用変換テーブルに基づいてγ補正
を行ったことによって発生するずれを補償させることを
特徴としている。なお、このフローチャートにおけるS
96を除くS81乃至S97の全てのステップは、すで
に説明した図23におけるS76を除くS61乃至S7
7と全く同じ内容であり、説明を省略する。また、S9
6は、選択された各電圧VO,VBの値に基づき、最適
なディザを選択するルーチンであり、図29に詳細に示
される。以下に、図29の説明を行う。なお、図29に
おいて、S100乃至S106のステップにおける感光
体ドラム41の表面電位VOと現像バイアス電圧VBと
によって選択されるディザは図20において説明したも
のと同じであるから、選択されたディザの詳しい説明は
省略する。
【0087】感光体ドラム41の表面電位としてVO1
(=−800V)、現像バイアス電圧としてVB1(=
−600V)が選択されたときは(S100でYES)
、ディザ1を選択する(S101)。また、感光体ドラ
ム41の表面電位としてVO2(=−700V)、現像
バイアス電圧としてVB2(=−500V)が選択され
たときは(S102でYES)。ディザ2が選択される
(S103)。さらに、感光体ドラム41の表面電位と
してVO3(=−600V)、現像バイアス電圧として
VB3(=−400V)が選択されたときは(S104
でYES)、ディザ3を選択する(S105)。またさ
らに、感光体ドラム41の表面電位としてVO4(=−
500V)、現像バイアス電圧としてVB4(=−30
0V)が選択されたときは(S100,S102,S1
04において全てNO)、ディザ4を選択する(S10
6)。
(=−800V)、現像バイアス電圧としてVB1(=
−600V)が選択されたときは(S100でYES)
、ディザ1を選択する(S101)。また、感光体ドラ
ム41の表面電位としてVO2(=−700V)、現像
バイアス電圧としてVB2(=−500V)が選択され
たときは(S102でYES)。ディザ2が選択される
(S103)。さらに、感光体ドラム41の表面電位と
してVO3(=−600V)、現像バイアス電圧として
VB3(=−400V)が選択されたときは(S104
でYES)、ディザ3を選択する(S105)。またさ
らに、感光体ドラム41の表面電位としてVO4(=−
500V)、現像バイアス電圧としてVB4(=−30
0V)が選択されたときは(S100,S102,S1
04において全てNO)、ディザ4を選択する(S10
6)。
【0088】以上のルーチンの説明は、多値化ディザ法
における1ドットの階調表現として強度変調方式を用い
る場合であり、単一のγ補正用変換テーブルによってレ
ーザ強度を非線形制御しているが、パルス幅変調方式を
用いる場合においては、同様の単一のγ補正用変換テー
ブルによって、レーザの発光時間を非線形制御すること
になる。
における1ドットの階調表現として強度変調方式を用い
る場合であり、単一のγ補正用変換テーブルによってレ
ーザ強度を非線形制御しているが、パルス幅変調方式を
用いる場合においては、同様の単一のγ補正用変換テー
ブルによって、レーザの発光時間を非線形制御すること
になる。
【0089】図30及び図31は、AIDCセンサ20
3による自動濃度コントロールルーチン(図21のS5
3)の第4例のフローチャートであり、γ補正用変換テ
ーブルを一つしか用意せず、環境変化による濃度変化を
検知して基準濃度に補償する各電圧VO,VBを選択す
ると共に、プリントヘッド制御部202に各電圧VO,
VBの数値データを送り、異なるしきい値パターンを持
つ複数のディザのうちから一つを選択して、環境変化に
よってγ特性に変動が生じて、単一のγ補正用変換テー
ブルに基づいてγ補正を行ったことによって発生するず
れを補償させることを特徴としている。
3による自動濃度コントロールルーチン(図21のS5
3)の第4例のフローチャートであり、γ補正用変換テ
ーブルを一つしか用意せず、環境変化による濃度変化を
検知して基準濃度に補償する各電圧VO,VBを選択す
ると共に、プリントヘッド制御部202に各電圧VO,
VBの数値データを送り、異なるしきい値パターンを持
つ複数のディザのうちから一つを選択して、環境変化に
よってγ特性に変動が生じて、単一のγ補正用変換テー
ブルに基づいてγ補正を行ったことによって発生するず
れを補償させることを特徴としている。
【0090】なお、このフローチャートにおけるS18
1乃至S188のステップでは、所定の値に設定された
電圧で基準パターン像を形成し、この基準パターン像の
濃度によって環境コードを選択するものであり、すでに
説明した図25及び図26におけるS151乃至S15
8と全く同じ内容であり、説明を省略する。以下、残り
のS189乃至S200のステップについて説明する。
1乃至S188のステップでは、所定の値に設定された
電圧で基準パターン像を形成し、この基準パターン像の
濃度によって環境コードを選択するものであり、すでに
説明した図25及び図26におけるS151乃至S15
8と全く同じ内容であり、説明を省略する。以下、残り
のS189乃至S200のステップについて説明する。
【0091】環境が低温低湿であると判断されたとき、
即ち、環境コードがLLのときは(S189でYES)
、感光体ドラム41の表面電位としてVO1(=−80
0V)、現像バイアス電圧としてVB1(=−600V
)が選択され(S190)、さらにγ補正のためのディ
ザ1が選択される(S191)。また、環境が基準環境
であると判断されたとき、即ち、環境コードがNNのと
きは(S192でYES)、感光体ドラム41の表面電
位としてVO2(=−700V)、現像バイアス電圧と
してVB2(=−500V)が選択され(S193)、
さらにγ補正のためのディザ2が選択される(S194
)。さらに、環境が高温高湿であると判断されたとき、
即ち、環境コードがHHのときは(S195でYES)
、感光体ドラム41の表面電位としてVO3(=−60
0V)、現像バイアス電圧としてVB3(=−400V
)が選択され(S196)、さらにγ補正のためのディ
ザ3が選択される(S197)。またさらに、環境が最
高温高湿であると判断されたとき、即ち、環境コードが
SHHのときは(S189,S192,S195全てN
O)、感光体ドラム41の表面電位としてVO4(=−
500V)、現像バイアス電圧としてVB4(=−30
0V)が選択され(S198)、さらにγ補正のための
ディザ4が選択される(S199)。
即ち、環境コードがLLのときは(S189でYES)
、感光体ドラム41の表面電位としてVO1(=−80
0V)、現像バイアス電圧としてVB1(=−600V
)が選択され(S190)、さらにγ補正のためのディ
ザ1が選択される(S191)。また、環境が基準環境
であると判断されたとき、即ち、環境コードがNNのと
きは(S192でYES)、感光体ドラム41の表面電
位としてVO2(=−700V)、現像バイアス電圧と
してVB2(=−500V)が選択され(S193)、
さらにγ補正のためのディザ2が選択される(S194
)。さらに、環境が高温高湿であると判断されたとき、
即ち、環境コードがHHのときは(S195でYES)
、感光体ドラム41の表面電位としてVO3(=−60
0V)、現像バイアス電圧としてVB3(=−400V
)が選択され(S196)、さらにγ補正のためのディ
ザ3が選択される(S197)。またさらに、環境が最
高温高湿であると判断されたとき、即ち、環境コードが
SHHのときは(S189,S192,S195全てN
O)、感光体ドラム41の表面電位としてVO4(=−
500V)、現像バイアス電圧としてVB4(=−30
0V)が選択され(S198)、さらにγ補正のための
ディザ4が選択される(S199)。
【0092】各電圧VOおよびVB並びにγ補正用のデ
ィザの選択が終了すれば、自動濃度コントロールが終了
したことを示すために、フラグFを0にリセットして(
S200)、以上のルーチンを終了する。
ィザの選択が終了すれば、自動濃度コントロールが終了
したことを示すために、フラグFを0にリセットして(
S200)、以上のルーチンを終了する。
【0093】以上のルーチンの説明は、多値化ディザ法
における1ドットの階調表現として強度変調方式を用い
る場合であり、単一のγ補正用変換テーブルによってレ
ーザ強度を非線形制御しているが、パルス幅変調方式を
用いる場合においては、同様の単一のγ補正用変換テー
ブルによって、レーザの発光時間を非線形制御すること
になる。
における1ドットの階調表現として強度変調方式を用い
る場合であり、単一のγ補正用変換テーブルによってレ
ーザ強度を非線形制御しているが、パルス幅変調方式を
用いる場合においては、同様の単一のγ補正用変換テー
ブルによって、レーザの発光時間を非線形制御すること
になる。
【0094】以上の第1の実施例においては、環境変化
による濃度補償を自動的に行う場合に、AIDCセンサ
203を用いて、環境変化を検知するのではなく、環境
変化によって生じるトナー付着量の変化を検知すること
で行っている実施例について説明しているが、本発明は
これに限らず、直接環境の変化を温度・湿度センサ20
5を用いて検知して、濃度補償を行うようにしてもよい
し、また、AIDCセンサ203と温度・湿度センサ2
05とを組合わせて濃度補償を行わせてもよい。この変
形例については、第2の実施例において詳細後述する。 さらに、以上の第1の実施例において、環境変化を4段
階にしたが、本発明はこれに限定されることはなく、上
記環境変化の段階の数をもっと多くしてもよい。この場
合は、γ補正用変換テーブルまたはディザパターンの種
類を増やせばよく、これによって、よりきめ細かな階調
補償が可能になる。
による濃度補償を自動的に行う場合に、AIDCセンサ
203を用いて、環境変化を検知するのではなく、環境
変化によって生じるトナー付着量の変化を検知すること
で行っている実施例について説明しているが、本発明は
これに限らず、直接環境の変化を温度・湿度センサ20
5を用いて検知して、濃度補償を行うようにしてもよい
し、また、AIDCセンサ203と温度・湿度センサ2
05とを組合わせて濃度補償を行わせてもよい。この変
形例については、第2の実施例において詳細後述する。 さらに、以上の第1の実施例において、環境変化を4段
階にしたが、本発明はこれに限定されることはなく、上
記環境変化の段階の数をもっと多くしてもよい。この場
合は、γ補正用変換テーブルまたはディザパターンの種
類を増やせばよく、これによって、よりきめ細かな階調
補償が可能になる。
【0095】
<第2の実施例>以下、本発明に係る第2の実施例のデ
ジタルカラー複写機について説明する。この第2の実施
例のデジタルカラー複写機は、図1乃至図4に図示した
第1の実施例の装置構成を有し、強度変調方式により印
字を行い、温度・湿度センサ205から出力される各出
力電圧とAIDCセンサ203から出力される濃度検出
レベルLBAに基づいて、複数のγ補正テーブルのうち
の1つを選択して上記選択されたγ補正テーブルに基づ
いてγ補正することを特徴としている。
ジタルカラー複写機について説明する。この第2の実施
例のデジタルカラー複写機は、図1乃至図4に図示した
第1の実施例の装置構成を有し、強度変調方式により印
字を行い、温度・湿度センサ205から出力される各出
力電圧とAIDCセンサ203から出力される濃度検出
レベルLBAに基づいて、複数のγ補正テーブルのうち
の1つを選択して上記選択されたγ補正テーブルに基づ
いてγ補正することを特徴としている。
【0096】図32は、第2の実施例のデジタルカラー
複写機の温度・湿度センサ205のうち温度センサの温
度−出力電圧特性を示すグラフであり、図33は、その
湿度センサの温度−出力電圧特性を示すグラフである。 図32から明らかなように、本実施例では、感光体ドラ
ム41の周辺の温度が15°C未満のときは低温度Lと
判断し、15°C以上であって25°C未満のときは基
準温度Nと判断し、25°C以上のときは高温度Hと判
断する。また、図33から明らかなように、感光体ドラ
ム41の周辺の湿度が25%RH未満であるときは低湿
度Lと判断し、25%RH以上であって75%RH未満
のときは基準湿度Nと判断し、75%RH以上のときは
高湿度Hと判断する。以下、高温度Hであって高湿度H
のときの環境コードをHHとし、基準温度Nであって高
湿度Hのときの環境コードをNHとし、基準温度Nであ
って基準湿度NHのときの環境コードをNNとし、高温
度Hであって基準湿度Nのときの環境コードをHNとし
、低温度Lであって低湿度Lのときの環境コードをLL
とする。
複写機の温度・湿度センサ205のうち温度センサの温
度−出力電圧特性を示すグラフであり、図33は、その
湿度センサの温度−出力電圧特性を示すグラフである。 図32から明らかなように、本実施例では、感光体ドラ
ム41の周辺の温度が15°C未満のときは低温度Lと
判断し、15°C以上であって25°C未満のときは基
準温度Nと判断し、25°C以上のときは高温度Hと判
断する。また、図33から明らかなように、感光体ドラ
ム41の周辺の湿度が25%RH未満であるときは低湿
度Lと判断し、25%RH以上であって75%RH未満
のときは基準湿度Nと判断し、75%RH以上のときは
高湿度Hと判断する。以下、高温度Hであって高湿度H
のときの環境コードをHHとし、基準温度Nであって高
湿度Hのときの環境コードをNHとし、基準温度Nであ
って基準湿度NHのときの環境コードをNNとし、高温
度Hであって基準湿度Nのときの環境コードをHNとし
、低温度Lであって低湿度Lのときの環境コードをLL
とする。
【0097】表1に、本実施例で用いる、各トナー付着
量に対応する各濃度検出レベルLBA及び各環境コード
に対して設定するグリッド電圧VG及び現像バイアス電
圧VB並びにγ補正テーブルを示す。なお、表1におい
て、現像バイアス電圧VBとグリッド電圧VGは負であ
るが、表1では簡単化のために絶対値で示される。
量に対応する各濃度検出レベルLBA及び各環境コード
に対して設定するグリッド電圧VG及び現像バイアス電
圧VB並びにγ補正テーブルを示す。なお、表1におい
て、現像バイアス電圧VBとグリッド電圧VGは負であ
るが、表1では簡単化のために絶対値で示される。
【0098】
【表1】
【0099】表1において、「検出されたトナー付着量
」は詳細後述する所定の作像条件のもとで作像された基
準トナー像についてAIDCセンサ203によって測定
されたトナー付着量である。表1に示すように、AID
Cセンサ203の検出値は、その大きさを基に最左欄に
示す0乃至9の濃度検出レベルLBAに対応させられ、
各濃度検出レベルLBAに対応して、グリッド電圧VG
を200Vから900Vまで変化させ、また現像バイア
ス電圧VBを100Vから700Vまで変化させるとと
もに、各濃度検出レベルLBA及び温度・湿度センサ2
05によって測定された環境コードに対応してそれぞれ
、γ補正テーブルGC00乃至GC04、GC10乃至
GC14、GC20乃至GC24、…、GC50乃至G
C54、…、GC90乃至GC94を用いてγ補正処理
を行う。すなわち、本実施例においては、濃度検出レベ
ルLBAが0から9までに対応しかつ5個の環境コード
に対応した合計50個のγ補正テーブルが予めデータR
OM217に格納される。
」は詳細後述する所定の作像条件のもとで作像された基
準トナー像についてAIDCセンサ203によって測定
されたトナー付着量である。表1に示すように、AID
Cセンサ203の検出値は、その大きさを基に最左欄に
示す0乃至9の濃度検出レベルLBAに対応させられ、
各濃度検出レベルLBAに対応して、グリッド電圧VG
を200Vから900Vまで変化させ、また現像バイア
ス電圧VBを100Vから700Vまで変化させるとと
もに、各濃度検出レベルLBA及び温度・湿度センサ2
05によって測定された環境コードに対応してそれぞれ
、γ補正テーブルGC00乃至GC04、GC10乃至
GC14、GC20乃至GC24、…、GC50乃至G
C54、…、GC90乃至GC94を用いてγ補正処理
を行う。すなわち、本実施例においては、濃度検出レベ
ルLBAが0から9までに対応しかつ5個の環境コード
に対応した合計50個のγ補正テーブルが予めデータR
OM217に格納される。
【0100】図34に濃度検出レベルLBAが0のとき
のγ補正特性の一例を示し、図36に濃度検出レベルL
BAが5のときのγ補正特性の一例を示し、図38に濃
度検出レベルLBAが9のときのγ補正特性の一例を示
す。また、図35、図37及び図39にそれぞれ、図3
4、図36及び図38の各γ補正特性を用いてγ補正し
たときの画像再現特性を示す。
のγ補正特性の一例を示し、図36に濃度検出レベルL
BAが5のときのγ補正特性の一例を示し、図38に濃
度検出レベルLBAが9のときのγ補正特性の一例を示
す。また、図35、図37及び図39にそれぞれ、図3
4、図36及び図38の各γ補正特性を用いてγ補正し
たときの画像再現特性を示す。
【0101】図34、図36及び図38から明らかなよ
うに、各γ補正特性は詳細前述した第1の実施例の強度
変調方式のときのγ補正特性と同様に各環境に応じて設
定され、しかも、濃度検出レベルLBAが小さくなるに
つれて低濃度領域におけるγ補正特性の傾きが大きくな
りかつ高濃度領域におけるγ補正特性の傾きが小さくな
るように設定され、これによって、環境の変化によって
も所望のリニアなγ特性を得ることができるように設定
されている。
うに、各γ補正特性は詳細前述した第1の実施例の強度
変調方式のときのγ補正特性と同様に各環境に応じて設
定され、しかも、濃度検出レベルLBAが小さくなるに
つれて低濃度領域におけるγ補正特性の傾きが大きくな
りかつ高濃度領域におけるγ補正特性の傾きが小さくな
るように設定され、これによって、環境の変化によって
も所望のリニアなγ特性を得ることができるように設定
されている。
【0102】以下、本実施例のデジタルカラー複写機に
ついて本発明に係る濃度コントロール動作について説明
する。本実施例の反転現像系電子写真プロセスにおいて
は、従来例と同様に、画像再現濃度はグリッド電位VG
と現像バイアス電位VBにより自動的に制御される。一
方、所定の露光量での画像へのトナー付着量はAIDC
センサ203により検出される。すなわち、本実施例に
おいては、グリッド電位VG=−600V、現像バイア
ス電位VB=−400V、レーザ露光量レベルEXL=
120の条件(以下、基準トナー像の作像条件という。 このとき、レーザ露光後の表面電位VI=300Vであ
り、現像電圧ΔV=│VB−VI│=100Vである。 )のもとで、感光体ドラム41の濃度制御の基準となる
基準トナー像を形成し、感光体ドラム41近傍に設けら
れたAIDCセンサ203によって、基準トナー像の正
反射光と散乱反射光とを検出し、それぞれの検出信号は
プリンタ制御部201に入力され、ここで両検出信号の
差からトナー付着量が求められ、このトナー付着量から
上記基準トナー像の濃度が測定される。そこで、この検
出値に対応して、感光体ドラム41の表面電位VO、す
なわちグリッド電位VGと現像バイアス電位VBを変化
させれば最大濃度レベルでのトナー付着量を一定に保持
することができる。
ついて本発明に係る濃度コントロール動作について説明
する。本実施例の反転現像系電子写真プロセスにおいて
は、従来例と同様に、画像再現濃度はグリッド電位VG
と現像バイアス電位VBにより自動的に制御される。一
方、所定の露光量での画像へのトナー付着量はAIDC
センサ203により検出される。すなわち、本実施例に
おいては、グリッド電位VG=−600V、現像バイア
ス電位VB=−400V、レーザ露光量レベルEXL=
120の条件(以下、基準トナー像の作像条件という。 このとき、レーザ露光後の表面電位VI=300Vであ
り、現像電圧ΔV=│VB−VI│=100Vである。 )のもとで、感光体ドラム41の濃度制御の基準となる
基準トナー像を形成し、感光体ドラム41近傍に設けら
れたAIDCセンサ203によって、基準トナー像の正
反射光と散乱反射光とを検出し、それぞれの検出信号は
プリンタ制御部201に入力され、ここで両検出信号の
差からトナー付着量が求められ、このトナー付着量から
上記基準トナー像の濃度が測定される。そこで、この検
出値に対応して、感光体ドラム41の表面電位VO、す
なわちグリッド電位VGと現像バイアス電位VBを変化
させれば最大濃度レベルでのトナー付着量を一定に保持
することができる。
【0103】図40は、第2の実施例のデジタルカラー
複写機のメイン制御ルーチンのフローチャートである。 図40に示すように、第2の実施例のメイン制御ルーチ
ンのS251乃至S255においては、S253を除い
て第1の実施例の図21のS51乃至S55と同様に実
行される。
複写機のメイン制御ルーチンのフローチャートである。 図40に示すように、第2の実施例のメイン制御ルーチ
ンのS251乃至S255においては、S253を除い
て第1の実施例の図21のS51乃至S55と同様に実
行される。
【0104】図41は、図40のS253に図示した自
動濃度コントロールルーチンのフローチャートである。
動濃度コントロールルーチンのフローチャートである。
【0105】図41に示すように、まず、コピー開始キ
ーがオンされたかどうかをチェックして、オンされれば
、即ち、コピー開始キーがオンエッジであれば(S26
1でYES)、自動濃度コントロールを行うためのAI
DCフラグFを1にセットし(S262)、感光体ドラ
ム41の表面に濃度検出用の基準トナー像を形成するた
めの上記VG,VBの作像条件を設定し(S263)、
さらに、この設定電位の下での最大濃度となるようにレ
ーザダイオードを最大光量で発光させて、基準トナー像
を形成する(S265)。一方、コピー開始キーがオン
エッジでないが(S261でNO)、前回のこのルーチ
ンのS262でフラグFが1にセットされていれば(S
264でYES)、前回設定された電位に基づき基準ト
ナー像を作成する(S265)。さらに、コピー開始キ
ーがオンエッジでなく(S261でNO)、さらに、フ
ラグFが0であれば(S264でNO)、自動濃度コン
トロールは行わず、メイン制御ルーチンに戻る。
ーがオンされたかどうかをチェックして、オンされれば
、即ち、コピー開始キーがオンエッジであれば(S26
1でYES)、自動濃度コントロールを行うためのAI
DCフラグFを1にセットし(S262)、感光体ドラ
ム41の表面に濃度検出用の基準トナー像を形成するた
めの上記VG,VBの作像条件を設定し(S263)、
さらに、この設定電位の下での最大濃度となるようにレ
ーザダイオードを最大光量で発光させて、基準トナー像
を形成する(S265)。一方、コピー開始キーがオン
エッジでないが(S261でNO)、前回のこのルーチ
ンのS262でフラグFが1にセットされていれば(S
264でYES)、前回設定された電位に基づき基準ト
ナー像を作成する(S265)。さらに、コピー開始キ
ーがオンエッジでなく(S261でNO)、さらに、フ
ラグFが0であれば(S264でNO)、自動濃度コン
トロールは行わず、メイン制御ルーチンに戻る。
【0106】S266において上記の基準トナー像がA
IDCセンサ203の検出位置に到達したかどうかをタ
イマにより判定して、到達すれば(S266でYES)
、AIDCセンサ203は基準トナー像の濃度を検出し
てプリンタ制御部201にその数値を入力し(S267
)、次いで、温度・湿度センサ205は感光体ドラム4
1の周辺の温度及び湿度に対応する各出力電圧をプリン
タ制御部201に入力した後(S268)、γ変換テー
ブル及びVG,VB選択ルーチンが実行される(S26
9)。この選択ルーチンにおいては、基準トナー像の濃
度検出レベルLBAと温度・湿度センサ205の各出力
電圧に基づいて、上述の表1を用いてグリッド電圧VG
及び現像バイアス電圧VBを選択するとともに、1つの
γ補正テーブルを選択する。この選択された各電圧VG
,VB及びγ補正テーブルに基づいて前述のコピー動作
ルーチン(S254)においてコピー動作が実行される
。S269の選択ルーチンの後、フラグFが0にリセッ
トされた(S270)後、メイン制御ルーチンに戻る。 なお、トナー像がAIDCセンサ203の検出位置に未
だ到達していなければ(S266でNO)、そのままメ
イン制御ルーチンにリターンする。
IDCセンサ203の検出位置に到達したかどうかをタ
イマにより判定して、到達すれば(S266でYES)
、AIDCセンサ203は基準トナー像の濃度を検出し
てプリンタ制御部201にその数値を入力し(S267
)、次いで、温度・湿度センサ205は感光体ドラム4
1の周辺の温度及び湿度に対応する各出力電圧をプリン
タ制御部201に入力した後(S268)、γ変換テー
ブル及びVG,VB選択ルーチンが実行される(S26
9)。この選択ルーチンにおいては、基準トナー像の濃
度検出レベルLBAと温度・湿度センサ205の各出力
電圧に基づいて、上述の表1を用いてグリッド電圧VG
及び現像バイアス電圧VBを選択するとともに、1つの
γ補正テーブルを選択する。この選択された各電圧VG
,VB及びγ補正テーブルに基づいて前述のコピー動作
ルーチン(S254)においてコピー動作が実行される
。S269の選択ルーチンの後、フラグFが0にリセッ
トされた(S270)後、メイン制御ルーチンに戻る。 なお、トナー像がAIDCセンサ203の検出位置に未
だ到達していなければ(S266でNO)、そのままメ
イン制御ルーチンにリターンする。
【0107】以上の第2の実施例においては、表1に示
すように、各環境コードHH,NH,NN,HN,LL
のときであって各濃度検出レベルLBAのときのγ補正
テーブルを備えているが、環境コードが低温度L高湿度
HであるLH、又は高温度H低湿度LであるHLである
ときの各濃度検出レベルLBAのときのγ補正テーブル
を備えてもよい。
すように、各環境コードHH,NH,NN,HN,LL
のときであって各濃度検出レベルLBAのときのγ補正
テーブルを備えているが、環境コードが低温度L高湿度
HであるLH、又は高温度H低湿度LであるHLである
ときの各濃度検出レベルLBAのときのγ補正テーブル
を備えてもよい。
【0108】以上の第2の実施例においては、基準トナ
ー像の濃度検出レベルLBAと温度・湿度センサ205
の各出力電圧に基づいて、上述の表1を用いてグリッド
電圧VG及び現像バイアス電圧VBを選択するとともに
、1つのγ補正テーブルを選択しているが、本発明はこ
れに限らず、基準トナー像の濃度検出レベルLBAに基
づいて現像バイアス電圧VBもしくはグリッド電圧VG
又は露光前の感光体ドラム41の表面電位VOを選択し
て、上記選択された各電圧と温度・湿度センサ205の
各出力電圧に基づいて1つのγ補正テーブルを選択する
ように構成してもよい。また、現像バイアス電圧VBも
しくはグリッド電圧VG又は露光前の感光体ドラム41
の表面電位VOの設定は、AIDCセンサ203によっ
て測定された基準トナー像の濃度レベルに基づいて自動
的に行なうことに限らず、例えば各電圧のの設定スイッ
チを設け手動で切り換えるようにしてもよい。
ー像の濃度検出レベルLBAと温度・湿度センサ205
の各出力電圧に基づいて、上述の表1を用いてグリッド
電圧VG及び現像バイアス電圧VBを選択するとともに
、1つのγ補正テーブルを選択しているが、本発明はこ
れに限らず、基準トナー像の濃度検出レベルLBAに基
づいて現像バイアス電圧VBもしくはグリッド電圧VG
又は露光前の感光体ドラム41の表面電位VOを選択し
て、上記選択された各電圧と温度・湿度センサ205の
各出力電圧に基づいて1つのγ補正テーブルを選択する
ように構成してもよい。また、現像バイアス電圧VBも
しくはグリッド電圧VG又は露光前の感光体ドラム41
の表面電位VOの設定は、AIDCセンサ203によっ
て測定された基準トナー像の濃度レベルに基づいて自動
的に行なうことに限らず、例えば各電圧のの設定スイッ
チを設け手動で切り換えるようにしてもよい。
【0109】
<第3の実施例>以下、本発明に係る第3の実施例のデ
ジタルカラー複写機について説明する。この第3の実施
例のデジタルカラー複写機は、図1乃至図4に図示した
第1の実施例の装置構成を有し、強度変調方式により印
字を行い、AIDCセンサ203から出力される濃度検
出レベルに対応する各色の基準トナー像のトナー付着量
、各現像器45a乃至45dを用いて印刷したプリント
枚数(以下、現像器の耐刷数という。)、並びに感光体
ドラム41を用いて印刷したプリント枚数(以下、感光
体ドラムの耐刷数という。)に基づいて、複数のγ補正
テーブルのうちの1つを選択して上記選択されたγ補正
テーブルに基づいてγ補正することを特徴としている。 なお、本実施例においては、プリンタ制御部201にお
いて、感光体ドラム41の耐刷数カウンタ(図示せず。 )と、各色の現像器の耐刷数カウンタ(図示せず。)と
、感光体ドラム41の耐刷数カウンタの初期化スイッチ
(図示せず。以下、Np初期化スイッチという。)と、
各色の現像器の耐刷数カウンタに対応する各現像器カウ
ンタ初期化スイッチ(図示せず。)を備える。以下、感
光体ドラム41の耐刷数カウンタの計数値をNpとし、
各色の現像器の耐刷数カウンタの各計数値をそれぞれN
Y,NM,NC,NKとする。
ジタルカラー複写機について説明する。この第3の実施
例のデジタルカラー複写機は、図1乃至図4に図示した
第1の実施例の装置構成を有し、強度変調方式により印
字を行い、AIDCセンサ203から出力される濃度検
出レベルに対応する各色の基準トナー像のトナー付着量
、各現像器45a乃至45dを用いて印刷したプリント
枚数(以下、現像器の耐刷数という。)、並びに感光体
ドラム41を用いて印刷したプリント枚数(以下、感光
体ドラムの耐刷数という。)に基づいて、複数のγ補正
テーブルのうちの1つを選択して上記選択されたγ補正
テーブルに基づいてγ補正することを特徴としている。 なお、本実施例においては、プリンタ制御部201にお
いて、感光体ドラム41の耐刷数カウンタ(図示せず。 )と、各色の現像器の耐刷数カウンタ(図示せず。)と
、感光体ドラム41の耐刷数カウンタの初期化スイッチ
(図示せず。以下、Np初期化スイッチという。)と、
各色の現像器の耐刷数カウンタに対応する各現像器カウ
ンタ初期化スイッチ(図示せず。)を備える。以下、感
光体ドラム41の耐刷数カウンタの計数値をNpとし、
各色の現像器の耐刷数カウンタの各計数値をそれぞれN
Y,NM,NC,NKとする。
【0110】表2に、本実施例で用いる、各トナー付着
量、現像器の耐刷数、及び感光体ドラム41の耐刷数に
対応する現像バイアス電圧VB、グリッド電圧VG、感
光体ドラム41の露光前の表面電位VO、及びγ補正テ
ーブルを示す。なお、表2においては、トナー付着量が
0.2mg/cm2までについて示しているが、実際上
は、第2の実施例と同様に、それ以上のトナー付着量に
ついての各テーブルを用いる。また、なお、表2におい
て、現像バイアス電圧VBとグリッド電圧VGと表面電
位VOは負であるが、表2では簡単化のために絶対値で
示される。
量、現像器の耐刷数、及び感光体ドラム41の耐刷数に
対応する現像バイアス電圧VB、グリッド電圧VG、感
光体ドラム41の露光前の表面電位VO、及びγ補正テ
ーブルを示す。なお、表2においては、トナー付着量が
0.2mg/cm2までについて示しているが、実際上
は、第2の実施例と同様に、それ以上のトナー付着量に
ついての各テーブルを用いる。また、なお、表2におい
て、現像バイアス電圧VBとグリッド電圧VGと表面電
位VOは負であるが、表2では簡単化のために絶対値で
示される。
【0111】
【表2】
【0112】表2において、「トナー付着量」は詳細後
述する所定の作像条件のもとで作像された基準トナー像
についてAIDCセンサ203によって測定されたトナ
ー付着量である。表2に示すように、各トナー付着量に
対応して現像バイアス電圧VBを500Vから400V
まで変化させ、さらに、上記トナー付着量、現像器の耐
刷数及び感光体ドラムの耐刷数に応じてグリッド電圧V
Gを600Vから1000Vまで変化させ、これによっ
て感光体ドラム41の露光前の表面電位VOを500V
から700Vまで変化させるとともに、γ補正テーブル
GM11乃至GM13、及びGM21乃至GM23を用
いてγ補正処理を行う。なお、このγ補正テーブルは予
めデータROM217に格納される。
述する所定の作像条件のもとで作像された基準トナー像
についてAIDCセンサ203によって測定されたトナ
ー付着量である。表2に示すように、各トナー付着量に
対応して現像バイアス電圧VBを500Vから400V
まで変化させ、さらに、上記トナー付着量、現像器の耐
刷数及び感光体ドラムの耐刷数に応じてグリッド電圧V
Gを600Vから1000Vまで変化させ、これによっ
て感光体ドラム41の露光前の表面電位VOを500V
から700Vまで変化させるとともに、γ補正テーブル
GM11乃至GM13、及びGM21乃至GM23を用
いてγ補正処理を行う。なお、このγ補正テーブルは予
めデータROM217に格納される。
【0113】図42に、本実施例で用いる各γ補正テー
ブルGM11乃至GM13、及びGM21乃至GM23
のγ補正特性を示す。図42から明らかなように、トナ
ー付着量が多くなるにつれて低濃度部の傾きが小さくな
りかつ高濃度部の傾きが大きくなり、また、現像器の耐
刷数が多くなるにつれて低濃度部の傾きが小さくなりか
つ高濃度部の傾きが大きくなり、さらに、感光体ドラム
41の耐刷数が多くなるにつれて低濃度部の傾きが小さ
くなりかつ高濃度部の傾きが大きくなるように、各γ補
正特性を設定している。これによって、各現像器の現像
剤の状態が変化しても、もしくは感光体ドラムの感光体
の表面電位VOが低下しても、所望のリニアなγ特性を
得ることができるように設定されている。
ブルGM11乃至GM13、及びGM21乃至GM23
のγ補正特性を示す。図42から明らかなように、トナ
ー付着量が多くなるにつれて低濃度部の傾きが小さくな
りかつ高濃度部の傾きが大きくなり、また、現像器の耐
刷数が多くなるにつれて低濃度部の傾きが小さくなりか
つ高濃度部の傾きが大きくなり、さらに、感光体ドラム
41の耐刷数が多くなるにつれて低濃度部の傾きが小さ
くなりかつ高濃度部の傾きが大きくなるように、各γ補
正特性を設定している。これによって、各現像器の現像
剤の状態が変化しても、もしくは感光体ドラムの感光体
の表面電位VOが低下しても、所望のリニアなγ特性を
得ることができるように設定されている。
【0114】以下、本実施例のデジタルカラー複写機に
ついて本発明に係る濃度コントロール動作について説明
する。本実施例の反転現像系電子写真プロセスにおいて
は、従来例と同様に、画像再現濃度はグリッド電位VG
と現像バイアス電位VBにより自動的に制御される。一
方、所定の露光量での画像へのトナー付着量はAIDC
センサ203により検出される。すなわち、本実施例に
おいては、グリッド電位VG=−600V、現像バイア
ス電位VB=−400V、レーザ露光量レベルEXL=
120の条件(以下、基準トナー像の作像条件という。 このとき、レーザ露光後の表面電位VI=300Vであ
り、現像電圧ΔV=│VB−VI│=100Vである。 )のもとで、感光体ドラム41の濃度制御の基準となる
基準トナー像を形成し、感光体ドラム41近傍に設けら
れたAIDCセンサ203によって、基準トナー像の正
反射光と散乱反射光とを検出し、それぞれの検出信号は
プリンタ制御部201に入力され、ここで両検出信号の
差からトナー付着量が求められ、このトナー付着量から
上記基準トナー像の濃度が測定される。そこで、この検
出値に対応して、感光体ドラム41の表面電位VO、す
なわちグリッド電位VGと現像バイアス電位VBを変化
させれば最大濃度レベルでのトナー付着量を一定に保持
することができる。
ついて本発明に係る濃度コントロール動作について説明
する。本実施例の反転現像系電子写真プロセスにおいて
は、従来例と同様に、画像再現濃度はグリッド電位VG
と現像バイアス電位VBにより自動的に制御される。一
方、所定の露光量での画像へのトナー付着量はAIDC
センサ203により検出される。すなわち、本実施例に
おいては、グリッド電位VG=−600V、現像バイア
ス電位VB=−400V、レーザ露光量レベルEXL=
120の条件(以下、基準トナー像の作像条件という。 このとき、レーザ露光後の表面電位VI=300Vであ
り、現像電圧ΔV=│VB−VI│=100Vである。 )のもとで、感光体ドラム41の濃度制御の基準となる
基準トナー像を形成し、感光体ドラム41近傍に設けら
れたAIDCセンサ203によって、基準トナー像の正
反射光と散乱反射光とを検出し、それぞれの検出信号は
プリンタ制御部201に入力され、ここで両検出信号の
差からトナー付着量が求められ、このトナー付着量から
上記基準トナー像の濃度が測定される。そこで、この検
出値に対応して、感光体ドラム41の表面電位VO、す
なわちグリッド電位VGと現像バイアス電位VBを変化
させれば最大濃度レベルでのトナー付着量を一定に保持
することができる。
【0115】図43は、第3の実施例のデジタルカラー
複写機のメイン制御ルーチンのフローチャートである。
複写機のメイン制御ルーチンのフローチャートである。
【0116】図43に示すように、まず、パラメータの
初期化等の初期設定を行った(S301)後、Np初期
化スイッチがオンエッジであるか否かが判断され(S3
02)、オンされてオンエッジであるとき(S302で
YES)計数値Npを0にリセットした後(S303)
S304に進む。一方、Np初期化スイッチがオンエッ
ジでないとき(S302でNO)そのままS304に進
む。次いで、各色の現像器カウンタ初期化スイッチがオ
ンエッジであるか否かが判断され(S304)、オンさ
れてオンエッジであるとき(S304でYES)オンエ
ッジである対応する現像器カウンタの計数値を0にリセ
ットした後(S305)、S306に進む。一方、オン
エッジでないとき(S304でNO)そのままS306
に進む。
初期化等の初期設定を行った(S301)後、Np初期
化スイッチがオンエッジであるか否かが判断され(S3
02)、オンされてオンエッジであるとき(S302で
YES)計数値Npを0にリセットした後(S303)
S304に進む。一方、Np初期化スイッチがオンエッ
ジでないとき(S302でNO)そのままS304に進
む。次いで、各色の現像器カウンタ初期化スイッチがオ
ンエッジであるか否かが判断され(S304)、オンさ
れてオンエッジであるとき(S304でYES)オンエ
ッジである対応する現像器カウンタの計数値を0にリセ
ットした後(S305)、S306に進む。一方、オン
エッジでないとき(S304でNO)そのままS306
に進む。
【0117】次いで、内部タイマをスタートさせた(S
306)後、自動濃度コントロールルーチン(図44)
を実行し(S307)、VG,VB選択ルーチン(図4
5)を実行し(S308)、さらに、コピー動作ルーチ
ンを実行し(S309)、現像回数計数処理ルーチンを
実行する(S310)。そして、内部タイマの計時が終
了したとき(S311でYES)S306に戻る。なお
、現像回数計数処理ルーチンにおいては、下記の数1乃
至数10の通り、数1から数10までの順序で現像回数
の計数処理が行われる。
306)後、自動濃度コントロールルーチン(図44)
を実行し(S307)、VG,VB選択ルーチン(図4
5)を実行し(S308)、さらに、コピー動作ルーチ
ンを実行し(S309)、現像回数計数処理ルーチンを
実行する(S310)。そして、内部タイマの計時が終
了したとき(S311でYES)S306に戻る。なお
、現像回数計数処理ルーチンにおいては、下記の数1乃
至数10の通り、数1から数10までの順序で現像回数
の計数処理が行われる。
【0118】
【数1】
【0119】
【数2】
【0120】
【数3】
【0121】
【数4】
【0122】
【数5】
【0123】
【数6】
【0124】
【数7】
【0125】
【数8】
【0126】
【数9】
【0127】
【数10】
【0128】図44に、自動濃度コントロールルーチン
(図43のS307)のフローチャートを示す。
(図43のS307)のフローチャートを示す。
【0129】図44に示すように、まず、コピー開始キ
ーがオンされたかどうかをチェックして、オンされれば
、即ち、コピー開始キーがオンエッジであれば(S32
1でYES)、自動濃度コントロールを行うためのAI
DCフラグFを1にセットし(S322)、感光体ドラ
ム41の表面に濃度検出用の基準トナー像を形成するた
めの上記VG,VBの作像条件を設定し(S323)、
さらに、この設定電位の下での最大濃度となるようにレ
ーザダイオードを最大光量で発光させて、各色の基準ト
ナー像を形成する(S325)。一方、コピー開始キー
がオンエッジでないが(S321でNO)、前回のこの
ルーチンのS322でフラグFが1にセットされていれ
ば(S324でYES)、前回設定された電位に基づき
基準トナー像を作成する(S325)。さらに、コピー
開始キーがオンエッジでなく(S321でNO)、さら
に、フラグFが0であれば(S324でNO)、自動濃
度コントロールは行わず、メイン制御ルーチンに戻る。
ーがオンされたかどうかをチェックして、オンされれば
、即ち、コピー開始キーがオンエッジであれば(S32
1でYES)、自動濃度コントロールを行うためのAI
DCフラグFを1にセットし(S322)、感光体ドラ
ム41の表面に濃度検出用の基準トナー像を形成するた
めの上記VG,VBの作像条件を設定し(S323)、
さらに、この設定電位の下での最大濃度となるようにレ
ーザダイオードを最大光量で発光させて、各色の基準ト
ナー像を形成する(S325)。一方、コピー開始キー
がオンエッジでないが(S321でNO)、前回のこの
ルーチンのS322でフラグFが1にセットされていれ
ば(S324でYES)、前回設定された電位に基づき
基準トナー像を作成する(S325)。さらに、コピー
開始キーがオンエッジでなく(S321でNO)、さら
に、フラグFが0であれば(S324でNO)、自動濃
度コントロールは行わず、メイン制御ルーチンに戻る。
【0130】S326において上記の各色の基準トナー
像がAIDCセンサ203の検出位置に到達したかどう
かをタイマにより判定して、到達すれば(S326でY
ES)、AIDCセンサ203は基準トナー像の濃度を
検出してプリンタ制御部201にその数値を入力し(S
327)、次いで、AIDC検出が終了したか否かが判
断され(S328)、終了しているときは(S328で
YES)フラグFを0にリセットした後(S329)メ
イン制御ルーチンに戻る。一方、AIDC検出が終了し
ていないとき(S328でNO)そのままメイン制御ル
ーチンに戻る。なお、トナー像がAIDCセンサ203
の検出位置に未だ到達していなければ(S326でNO
)、そのままメイン制御ルーチンにリターンする。
像がAIDCセンサ203の検出位置に到達したかどう
かをタイマにより判定して、到達すれば(S326でY
ES)、AIDCセンサ203は基準トナー像の濃度を
検出してプリンタ制御部201にその数値を入力し(S
327)、次いで、AIDC検出が終了したか否かが判
断され(S328)、終了しているときは(S328で
YES)フラグFを0にリセットした後(S329)メ
イン制御ルーチンに戻る。一方、AIDC検出が終了し
ていないとき(S328でNO)そのままメイン制御ル
ーチンに戻る。なお、トナー像がAIDCセンサ203
の検出位置に未だ到達していなければ(S326でNO
)、そのままメイン制御ルーチンにリターンする。
【0131】図45にVG,VB選択ルーチン(図43
のS308)のフロチャートを示す。図45に示すよう
に、まず、画像を形成すべき色の切り換えが行われたか
否かが判断され(S331)、切り換えが行われたとき
は(S331でYES)、AIDCセンサ203の検出
数値に対応するトナー付着量に応じて表2を用いて現像
バイアス電圧VBを選択し(S332)、現像器の耐刷
数カウンタの計数値及び感光体ドラムの耐刷数カウンタ
の計数値に応じて表2を用いてグリッド電圧VGを選択
する(S333)とともにγ補正テーブルを選択した(
S334)後、メイン制御ルーチンに戻る。一方、色の
切り換えが行われていないときは(S331でNO)そ
のままメイン制御ルーチンに戻る。
のS308)のフロチャートを示す。図45に示すよう
に、まず、画像を形成すべき色の切り換えが行われたか
否かが判断され(S331)、切り換えが行われたとき
は(S331でYES)、AIDCセンサ203の検出
数値に対応するトナー付着量に応じて表2を用いて現像
バイアス電圧VBを選択し(S332)、現像器の耐刷
数カウンタの計数値及び感光体ドラムの耐刷数カウンタ
の計数値に応じて表2を用いてグリッド電圧VGを選択
する(S333)とともにγ補正テーブルを選択した(
S334)後、メイン制御ルーチンに戻る。一方、色の
切り換えが行われていないときは(S331でNO)そ
のままメイン制御ルーチンに戻る。
【0132】以上の第3の実施例においては、AIDC
センサ203から出力される濃度検出レベルに対応する
各色の基準トナー像のトナー付着量、各現像器の耐刷数
、並びに感光体ドラムの耐刷数に基づいて、複数のγ補
正テーブルのうちの1つを選択して上記選択されたγ補
正テーブルに基づいてγ補正しているが、本発明はこれ
に限らず、各現像器の現像時間、現像剤の密度、現像剤
の帯電量、現像剤の流動性などの現像剤の状態を検出し
、検出された現像剤の状態に基づいて予め設定されたγ
補正テーブルを選択するように構成してもよい。また、
現像バイアス電圧VBの設定は、AIDCセンサ203
によって測定された基準トナー像の濃度レベルに基づい
て自動的に行なうことに限らず、例えば現像バイアス電
圧の設定スイッチを設け手動で切り換えるようにしても
よい。
センサ203から出力される濃度検出レベルに対応する
各色の基準トナー像のトナー付着量、各現像器の耐刷数
、並びに感光体ドラムの耐刷数に基づいて、複数のγ補
正テーブルのうちの1つを選択して上記選択されたγ補
正テーブルに基づいてγ補正しているが、本発明はこれ
に限らず、各現像器の現像時間、現像剤の密度、現像剤
の帯電量、現像剤の流動性などの現像剤の状態を検出し
、検出された現像剤の状態に基づいて予め設定されたγ
補正テーブルを選択するように構成してもよい。また、
現像バイアス電圧VBの設定は、AIDCセンサ203
によって測定された基準トナー像の濃度レベルに基づい
て自動的に行なうことに限らず、例えば現像バイアス電
圧の設定スイッチを設け手動で切り換えるようにしても
よい。
【0133】
<第4の実施例>以下、本発明に係る第4の実施例のデ
ジタルカラー複写機について説明する。この第4の実施
例のデジタルカラー複写機は、図1乃至図4に図示した
第1の実施例の装置構成を有し、強度変調方式により印
字を行い、AIDCによる自動濃度コントロールを行う
ときに、絶対値の電圧レベルが低いグリッド電圧VG及
び現像バイアス電圧VBを選択したとき、すなわち現像
効率が比較的高いとき、低濃度においてレーザダイオー
ドの露光量レベルEXLを従来例に比較し高く設定した
γ補正特性を用いてγ補正を行なうことを特徴としてい
る。
ジタルカラー複写機について説明する。この第4の実施
例のデジタルカラー複写機は、図1乃至図4に図示した
第1の実施例の装置構成を有し、強度変調方式により印
字を行い、AIDCによる自動濃度コントロールを行う
ときに、絶対値の電圧レベルが低いグリッド電圧VG及
び現像バイアス電圧VBを選択したとき、すなわち現像
効率が比較的高いとき、低濃度においてレーザダイオー
ドの露光量レベルEXLを従来例に比較し高く設定した
γ補正特性を用いてγ補正を行なうことを特徴としてい
る。
【0134】従来例のデジタルカラー複写機においては
、転写効率の変化によって再現画像に影響を与えるとい
う問題点がある。すなわち、転写効率の変化は湿度に依
存しており、これは、複写紙の吸湿によって当該複写紙
の抵抗値が変化し、感光体ドラム41から複写紙へのト
ナー像の転写時の転写電流がトナー像の転写に有効に働
かなくなるからである。
、転写効率の変化によって再現画像に影響を与えるとい
う問題点がある。すなわち、転写効率の変化は湿度に依
存しており、これは、複写紙の吸湿によって当該複写紙
の抵抗値が変化し、感光体ドラム41から複写紙へのト
ナー像の転写時の転写電流がトナー像の転写に有効に働
かなくなるからである。
【0135】図46に、従来例のデジタルカラー複写機
における湿度−転写効率特性を示し、図47に、従来例
のデジタルカラー複写機における現像電圧−トナー付着
量特性を示す。図46から明らかなように、湿度が上昇
するにつれて転写効率Etが低下していることがわかる
。また、図47から明らかなように、湿度が上昇したと
きに一定量のトナーを感光体ドラム41上に残してトナ
ー像が複写紙に転写されるということがわかる。
における湿度−転写効率特性を示し、図47に、従来例
のデジタルカラー複写機における現像電圧−トナー付着
量特性を示す。図46から明らかなように、湿度が上昇
するにつれて転写効率Etが低下していることがわかる
。また、図47から明らかなように、湿度が上昇したと
きに一定量のトナーを感光体ドラム41上に残してトナ
ー像が複写紙に転写されるということがわかる。
【0136】さらに、図48に、従来例のデジタルカラ
ー複写機における光量−現像電圧特性、画像再現特性、
γ補正特性及び画像読取特性を含むセンシトメトリを示
す。なお、図48において、IDuは原稿の下地の濃度
を示し、以下の図面においても同様である。図48の画
像再現特性から明らかなように、湿度が高い転写不良時
には、ハイライト部すなわち低濃度部のトナー像が複写
紙に転写されず、ハイライト部の画像の「とび」が生じ
る。
ー複写機における光量−現像電圧特性、画像再現特性、
γ補正特性及び画像読取特性を含むセンシトメトリを示
す。なお、図48において、IDuは原稿の下地の濃度
を示し、以下の図面においても同様である。図48の画
像再現特性から明らかなように、湿度が高い転写不良時
には、ハイライト部すなわち低濃度部のトナー像が複写
紙に転写されず、ハイライト部の画像の「とび」が生じ
る。
【0137】従って、本実施例では、高湿度時に転写効
率が低下するとともにトナー帯電量が低下し現像効率が
高くなることに着目し、現像効率が高いときに選択され
るγ補正テーブルほど転写効率が悪いことを予想し、こ
のときにハイライト部の画像再現性を高めるγ補正特性
を用いてγ補正を行なう。これによって、高湿度時の転
写不良による画像の「とび」を抑えて安定した画像再現
特性を得ることができるという利点がある。
率が低下するとともにトナー帯電量が低下し現像効率が
高くなることに着目し、現像効率が高いときに選択され
るγ補正テーブルほど転写効率が悪いことを予想し、こ
のときにハイライト部の画像再現性を高めるγ補正特性
を用いてγ補正を行なう。これによって、高湿度時の転
写不良による画像の「とび」を抑えて安定した画像再現
特性を得ることができるという利点がある。
【0138】例えば現像効率を環境条件を変化して測定
すると、図49に示すように、高湿度ほど現像効率が高
く、転写効率が悪いということがわかる。なお、図49
において各特性曲線が原点を通過しないのは、転写効率
が大幅に低下しているためである。この測定結果に基づ
いて作成した本実施例のγ補正特性を図51に示し、比
較のため従来例のγ補正特性を図50に示す。図50及
び図51から明らかなように、グリッド電圧VG及び現
像バイアス電圧VBの絶対値が高いときすなわち現像効
率が低いときのγ補正特性は、従来例と本実施例とでほ
ぼ同一であるが、現像効率が高いときの本実施例のγ補
正特性においては、D51で示すように従来例に比較し
、低濃度部におけるレーザダイオードの露光量レベルE
XLが高く設定され、濃度の再現をしやすい状態に設定
している。
すると、図49に示すように、高湿度ほど現像効率が高
く、転写効率が悪いということがわかる。なお、図49
において各特性曲線が原点を通過しないのは、転写効率
が大幅に低下しているためである。この測定結果に基づ
いて作成した本実施例のγ補正特性を図51に示し、比
較のため従来例のγ補正特性を図50に示す。図50及
び図51から明らかなように、グリッド電圧VG及び現
像バイアス電圧VBの絶対値が高いときすなわち現像効
率が低いときのγ補正特性は、従来例と本実施例とでほ
ぼ同一であるが、現像効率が高いときの本実施例のγ補
正特性においては、D51で示すように従来例に比較し
、低濃度部におけるレーザダイオードの露光量レベルE
XLが高く設定され、濃度の再現をしやすい状態に設定
している。
【0139】図52に、従来例と本実施例のデジタルカ
ラー複写機における光量−現像電圧特性、画像再現特性
、γ補正特性及び画像読取特性を含むセンシトメトリを
示す。図52においては、転写効率Etが100%のと
きの設定されるγ補正特性(従来例)と、転写効率Et
が85%のときに設定されるγ補正特性(本実施例)と
を用いた場合に、転写効率Etが80%から90%まで
変化したときの画像再現特性を示しており、これより、
転写効率Etが低下した場合であっても安定した画像再
現特性が得られることがわかる。また、本発明者の実験
によれば、実際上は図46に示すように、転写効率Et
は約80%まで低下するが、図52の画像再現特性から
わかるように、転写効率Etの低下を大めに見積もった
場合、原稿濃度よりもかえって濃く再現されることを示
している。
ラー複写機における光量−現像電圧特性、画像再現特性
、γ補正特性及び画像読取特性を含むセンシトメトリを
示す。図52においては、転写効率Etが100%のと
きの設定されるγ補正特性(従来例)と、転写効率Et
が85%のときに設定されるγ補正特性(本実施例)と
を用いた場合に、転写効率Etが80%から90%まで
変化したときの画像再現特性を示しており、これより、
転写効率Etが低下した場合であっても安定した画像再
現特性が得られることがわかる。また、本発明者の実験
によれば、実際上は図46に示すように、転写効率Et
は約80%まで低下するが、図52の画像再現特性から
わかるように、転写効率Etの低下を大めに見積もった
場合、原稿濃度よりもかえって濃く再現されることを示
している。
【0140】本実施例では1つの現像バイアス電圧VB
に1つのグリッド電圧VGを対応させ、(VB,VG)
の設定値をAIDCセンサ203の検出値に対応した濃
度検出レベルLBAに対応させて変化させる。表3に、
このようにして設定される(VB,VG)の組のデータ
の例を示す。なお、本実施例において、現像バイアス電
位VBとグリッド電位VGは負であるが、表3では簡単
化のため絶対値で示される。
に1つのグリッド電圧VGを対応させ、(VB,VG)
の設定値をAIDCセンサ203の検出値に対応した濃
度検出レベルLBAに対応させて変化させる。表3に、
このようにして設定される(VB,VG)の組のデータ
の例を示す。なお、本実施例において、現像バイアス電
位VBとグリッド電位VGは負であるが、表3では簡単
化のため絶対値で示される。
【0141】
【表3】
【0142】表3において、「検出されたトナー付着量
」は、上記基準トナー像の作像条件のもとで作像された
基準トナー像についてAIDCセンサ203によって測
定されたトナー付着量であり、「現像効率」はこのトナ
ー付着量を現像電圧ΔVで除算したものであり、ここで
、目標のトナー付着量を得るために必要な現像電圧ΔV
d(以下、設定現像電圧という。)は、目標のトナー付
着量を現像効率で除算したものである。本実施例におい
ては、目標のトナー付着量は1mg/cm2であり、表
3において、このときの設定現像電圧ΔVdを示してい
る。さらに、VImは、最大露光量時の感光体ドラム4
1の上の表面電位を示している。なお、表3におけるγ
補正テーブルの符号は図50及び図51のγ補正特性の
符号に対応している。
」は、上記基準トナー像の作像条件のもとで作像された
基準トナー像についてAIDCセンサ203によって測
定されたトナー付着量であり、「現像効率」はこのトナ
ー付着量を現像電圧ΔVで除算したものであり、ここで
、目標のトナー付着量を得るために必要な現像電圧ΔV
d(以下、設定現像電圧という。)は、目標のトナー付
着量を現像効率で除算したものである。本実施例におい
ては、目標のトナー付着量は1mg/cm2であり、表
3において、このときの設定現像電圧ΔVdを示してい
る。さらに、VImは、最大露光量時の感光体ドラム4
1の上の表面電位を示している。なお、表3におけるγ
補正テーブルの符号は図50及び図51のγ補正特性の
符号に対応している。
【0143】表3に示すように、AIDCセンサ203
の検出値は、その大きさを基に最左欄に示す0乃至11
の濃度検出レベルLBAに対応させられ、各レベルLB
Aに対応して現像バイアス電圧VBを280Vから71
0Vまで変化させ、また、グリッド電圧VGを470V
から1030Vまで変化させる。また、上記グリッド電
圧VGと現像バイアス電圧VBの組み合わせに応じて、
従来例と同様に、目標の画像再現特性に基づいてγ補正
テーブルT0P乃至T11Pが設定される。
の検出値は、その大きさを基に最左欄に示す0乃至11
の濃度検出レベルLBAに対応させられ、各レベルLB
Aに対応して現像バイアス電圧VBを280Vから71
0Vまで変化させ、また、グリッド電圧VGを470V
から1030Vまで変化させる。また、上記グリッド電
圧VGと現像バイアス電圧VBの組み合わせに応じて、
従来例と同様に、目標の画像再現特性に基づいてγ補正
テーブルT0P乃至T11Pが設定される。
【0144】以上説明したように、本実施例においては
、高湿度時に転写効率が低下するとともにトナー帯電量
が低下し現像効率が高くなることに着目し、現像効率が
高いときにハイライト部の画像再現性を高めるγ補正特
性を用いてγ補正を行ない、これによって、高湿度時の
転写不良による画像の「とび」を抑えて安定した画像再
現特性を得ることができるという利点がある。
、高湿度時に転写効率が低下するとともにトナー帯電量
が低下し現像効率が高くなることに着目し、現像効率が
高いときにハイライト部の画像再現性を高めるγ補正特
性を用いてγ補正を行ない、これによって、高湿度時の
転写不良による画像の「とび」を抑えて安定した画像再
現特性を得ることができるという利点がある。
【0145】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係る請求
項1又は2記載の電子写真作像装置においては、感光体
の初期電位と検出された環境条件に基づいて所望の画像
再現特性が得られるように階調補正データを選択し、上
記選択された階調補正データに基づいて上記感光体への
露光量を制御するので、当該装置の環境条件が変化して
も、原稿に対して常に適正な画像濃度を有する再現画像
を作像することができるという利点がある。
項1又は2記載の電子写真作像装置においては、感光体
の初期電位と検出された環境条件に基づいて所望の画像
再現特性が得られるように階調補正データを選択し、上
記選択された階調補正データに基づいて上記感光体への
露光量を制御するので、当該装置の環境条件が変化して
も、原稿に対して常に適正な画像濃度を有する再現画像
を作像することができるという利点がある。
【0146】また、本発明に係る請求項3記載の電子写
真作像装置においては、感光体の初期電位に基づいて、
所望の画像再現特性が得られるようにディザマトリック
スのしきい値データを変更するので、当該装置をディザ
法を用いる作像装置に適用した場合であっても、原稿に
対して常に適正な画像濃度を有する再現画像を作像する
ことができるという利点がある。
真作像装置においては、感光体の初期電位に基づいて、
所望の画像再現特性が得られるようにディザマトリック
スのしきい値データを変更するので、当該装置をディザ
法を用いる作像装置に適用した場合であっても、原稿に
対して常に適正な画像濃度を有する再現画像を作像する
ことができるという利点がある。
【0147】さらに、本発明に係る請求項4記載の電子
写真作像装置においては、現像手段に印加されるバイア
ス電圧に基づいて、所望の画像再現特性が得られるよう
にディザマトリックスのしきい値データを変更するので
、当該装置をディザ法を用いる作像装置に適用した場合
であっても、原稿に対して常に適正な画像濃度を有する
再現画像を作像することができるという利点がある。
写真作像装置においては、現像手段に印加されるバイア
ス電圧に基づいて、所望の画像再現特性が得られるよう
にディザマトリックスのしきい値データを変更するので
、当該装置をディザ法を用いる作像装置に適用した場合
であっても、原稿に対して常に適正な画像濃度を有する
再現画像を作像することができるという利点がある。
【0148】またさらに、本発明に係る請求項5記載の
電子写真作像装置においては、現像手段に印加されるバ
イアス電圧と検出された現像手段の現像剤の状態に基づ
いて感光体の初期電位を変更し、上記感光体の初期電位
に基づいて所望の画像再現特性が得られるように階調補
正データを選択し、上記選択された階調補正データに基
づいて上記感光体への露光量を制御するので、上記現像
剤の状態が変化しても、原稿に対して常に適正な画像濃
度を有する再現画像を作像することができるという利点
がある。
電子写真作像装置においては、現像手段に印加されるバ
イアス電圧と検出された現像手段の現像剤の状態に基づ
いて感光体の初期電位を変更し、上記感光体の初期電位
に基づいて所望の画像再現特性が得られるように階調補
正データを選択し、上記選択された階調補正データに基
づいて上記感光体への露光量を制御するので、上記現像
剤の状態が変化しても、原稿に対して常に適正な画像濃
度を有する再現画像を作像することができるという利点
がある。
【図1】 本発明に係る第1の実施例のデジタルカラ
ー複写機の全体の構成を示す縦断面図である。
ー複写機の全体の構成を示す縦断面図である。
【図2】 図1に図示したデジタルカラー複写機の全
体の第1の部分のブロック図である。
体の第1の部分のブロック図である。
【図3】 図1に図示したデジタルカラー複写機の全
体の第2の部分のブロック図である。
体の第2の部分のブロック図である。
【図4】 図1に図示したデジタルカラー複写機の画
像信号処理の過程を示すブロック図である。
像信号処理の過程を示すブロック図である。
【図5】 γ特性の一例を示すグラフである。
【図6】 感光体表面電位および現像バイアスの変化
による画像濃度調節を説明するためのブロック図である
。
による画像濃度調節を説明するためのブロック図である
。
【図7】 基準となる温度・湿度環境および低温低湿
環境における現像特性の違いを示すグラフである。
環境における現像特性の違いを示すグラフである。
【図8】 環境変化によって画像濃度の補償を行った
後のそれぞれのγ特性と基準環境におけるγ特性とを比
較するためのグラフである。
後のそれぞれのγ特性と基準環境におけるγ特性とを比
較するためのグラフである。
【図9】 図8に図示された各環境におけるγ特性を
線形に補正するためのγ補正用変換テーブルによって強
度が非線形制御されたレーザの発光特性を示すグラフで
ある。
線形に補正するためのγ補正用変換テーブルによって強
度が非線形制御されたレーザの発光特性を示すグラフで
ある。
【図10】 図9の基準環境NNの発光特性のレーザ
を用いて図8の4つのγ特性に対してγ補正を行った結
果を示す画像再現特性のグラフである。
を用いて図8の4つのγ特性に対してγ補正を行った結
果を示す画像再現特性のグラフである。
【図11】 図10に図示された4つの階調特性を線
形に補正することのできるディザ処理部の入出力特性を
示すグラフである。
形に補正することのできるディザ処理部の入出力特性を
示すグラフである。
【図12】 強度変調方式によって、強度が8段階に
多値化されたレーザによる感光体における1ドットの静
電潜像の電位を図式的に示すグラフである。
多値化されたレーザによる感光体における1ドットの静
電潜像の電位を図式的に示すグラフである。
【図13】 パルス幅変調方式によって、発光時間が
8段階に多値化されたレーザによる感光体における1ド
ットの静電潜像の電位を図式的に示すグラフである。
8段階に多値化されたレーザによる感光体における1ド
ットの静電潜像の電位を図式的に示すグラフである。
【図14】 1ドットを8値に多値化し2×2ドット
で階調を表現する多値化ディザ法に用いるディザの閾値
パターンの一例を示す図である。
で階調を表現する多値化ディザ法に用いるディザの閾値
パターンの一例を示す図である。
【図15】 1ドットを8値に多値化し2×2ドット
で階調を表現する多値化ディザ法に用いるディザの閾値
パターンの一例を示す図である。
で階調を表現する多値化ディザ法に用いるディザの閾値
パターンの一例を示す図である。
【図16】 1ドットを8値に多値化し2×2ドット
で階調を表現する多値化ディザ法に用いるディザの閾値
パターンの一例を示す図である。
で階調を表現する多値化ディザ法に用いるディザの閾値
パターンの一例を示す図である。
【図17】 1ドットを8値に多値化し2×2ドット
で階調を表現する多値化ディザ法に用いるディザの閾値
パターンの一例を示す図である。
で階調を表現する多値化ディザ法に用いるディザの閾値
パターンの一例を示す図である。
【図18】 第1の実施例のデジタルカラー複写機の
マニュアルで濃度コントロールを行う場合のメイン制御
ルーチンのフローチャートである。
マニュアルで濃度コントロールを行う場合のメイン制御
ルーチンのフローチャートである。
【図19】 図18に図示されたデジタルカラー複写
機の第1例のマニュアル濃度コントロールルーチンのフ
ローチャートである。
機の第1例のマニュアル濃度コントロールルーチンのフ
ローチャートである。
【図20】 図18に図示されたデジタルカラー複写
機の第2例のマニュアル濃度コントロールルーチンのフ
ローチャートである。
機の第2例のマニュアル濃度コントロールルーチンのフ
ローチャートである。
【図21】 第1の実施例のデジタルカラー複写機の
AIDCセンサを用いて自動的に濃度コントロールを行
う場合のメイン制御ルーチンのフローチャートである。
AIDCセンサを用いて自動的に濃度コントロールを行
う場合のメイン制御ルーチンのフローチャートである。
【図22】 図21に図示されたデジタルカラー複写
機の第1例の自動濃度コントロールルーチンの第1の部
分のフローチャートである。
機の第1例の自動濃度コントロールルーチンの第1の部
分のフローチャートである。
【図23】 図21に図示されたデジタルカラー複写
機の第1例の自動濃度コントロールルーチンの第2の部
分のフローチャートである。
機の第1例の自動濃度コントロールルーチンの第2の部
分のフローチャートである。
【図24】 図23に図示されたγ変換テーブル選択
ルーチンのフローチャートである。
ルーチンのフローチャートである。
【図25】 図21に図示されたデジタルカラー複写
機の第2例の自動濃度コントロールルーチンの第1の部
分のフローチャートである。
機の第2例の自動濃度コントロールルーチンの第1の部
分のフローチャートである。
【図26】 図21に図示されたデジタルカラー複写
機の第2例の自動濃度コントロールルーチンの第2の部
分のフローチャートである。
機の第2例の自動濃度コントロールルーチンの第2の部
分のフローチャートである。
【図27】 図21に図示されたデジタルカラー複写
機の第3例の自動濃度コントロールルーチンの第1の部
分の第3のフローチャートである。
機の第3例の自動濃度コントロールルーチンの第1の部
分の第3のフローチャートである。
【図28】 図21に図示されたデジタルカラー複写
機の第3例の自動濃度コントロールルーチンの第2の部
分の第3のフローチャートである。
機の第3例の自動濃度コントロールルーチンの第2の部
分の第3のフローチャートである。
【図29】 図28に図示されたディザ選択ルーチン
のフローチャートである。
のフローチャートである。
【図30】 図21に図示されたデジタルカラー複写
機の第4例の自動濃度コントロールルーチンの第1の部
分のフローチャートである。
機の第4例の自動濃度コントロールルーチンの第1の部
分のフローチャートである。
【図31】 図21に図示されたデジタルカラー複写
機の第4例の自動濃度コントロールルーチンの第2の部
分のフローチャートである。
機の第4例の自動濃度コントロールルーチンの第2の部
分のフローチャートである。
【図32】 本発明に係る第2の実施例のデジタルカ
ラー複写機の温度センサの温度−出力電圧特性を示すグ
ラフである。
ラー複写機の温度センサの温度−出力電圧特性を示すグ
ラフである。
【図33】 第2の実施例のデジタルカラー複写機の
湿度センサの温度−出力電圧特性を示すグラフである。
湿度センサの温度−出力電圧特性を示すグラフである。
【図34】 第2の実施例のデジタルカラー複写機に
おいて濃度検出レベルLBAが0であるときのγ補正特
性のグラフである。
おいて濃度検出レベルLBAが0であるときのγ補正特
性のグラフである。
【図35】 第2の実施例のデジタルカラー複写機に
おいて濃度検出レベルLBAが0であるときの画像再現
特性のグラフである。
おいて濃度検出レベルLBAが0であるときの画像再現
特性のグラフである。
【図36】 第2の実施例のデジタルカラー複写機に
おいて濃度検出レベルLBAが5であるときのγ補正特
性のグラフである。
おいて濃度検出レベルLBAが5であるときのγ補正特
性のグラフである。
【図37】 第2の実施例のデジタルカラー複写機に
おいて濃度検出レベルLBAが5であるときの画像再現
特性のグラフである。
おいて濃度検出レベルLBAが5であるときの画像再現
特性のグラフである。
【図38】 第2の実施例のデジタルカラー複写機に
おいて濃度検出レベルLBAが9であるときのγ補正特
性のグラフである。
おいて濃度検出レベルLBAが9であるときのγ補正特
性のグラフである。
【図39】 第2の実施例のデジタルカラー複写機に
おいて濃度検出レベルLBAが9であるときの画像再現
特性のグラフである。
おいて濃度検出レベルLBAが9であるときの画像再現
特性のグラフである。
【図40】 第2の実施例のデジタルカラー複写機の
メイン制御ルーチンのフローチャートである。
メイン制御ルーチンのフローチャートである。
【図41】 図40に図示された自動濃度コントロー
ルルーチンのフローチャートである。
ルルーチンのフローチャートである。
【図42】 本発明に係る第3の実施例のデジタルカ
ラー複写機のγ補正特性を示すグラフである。
ラー複写機のγ補正特性を示すグラフである。
【図43】 第3の実施例のデジタルカラー複写機の
メイン制御ルーチンのフローチャートである。
メイン制御ルーチンのフローチャートである。
【図44】 図43に図示された自動濃度コントロー
ルルーチンのフローチャートである。
ルルーチンのフローチャートである。
【図45】 図43に図示されたVG,VB選択ルー
チンのフローチャートである。
チンのフローチャートである。
【図46】 従来例のデジタルカラー複写機における
湿度−転写効率特性を示すグラフである。
湿度−転写効率特性を示すグラフである。
【図47】 従来例のデジタルカラー複写機における
現像電圧−トナー付着量特性を示すグラフである。
現像電圧−トナー付着量特性を示すグラフである。
【図48】 従来例のデジタルカラー複写機における
光量−現像電圧特性、画像再現特性、γ補正特性及び画
像読取特性を含むセンシトメトリを示すグラフである。
光量−現像電圧特性、画像再現特性、γ補正特性及び画
像読取特性を含むセンシトメトリを示すグラフである。
【図49】 従来例のデジタルカラー複写機において
各種環境下の現像特性を示すグラフである。
各種環境下の現像特性を示すグラフである。
【図50】 従来例のデジタルカラー複写機における
γ補正特性を示すグラフである。
γ補正特性を示すグラフである。
【図51】 本発明に係る第4の実施例のデジタルカ
ラー複写機におけるγ補正特性を示すグラフである。
ラー複写機におけるγ補正特性を示すグラフである。
【図52】 従来例と第4の実施例のデジタルカラー
複写機における光量−現像電圧特性、画像再現特性、γ
補正特性及び画像読取特性を含むセンシトメトリを示す
グラフである。
複写機における光量−現像電圧特性、画像再現特性、γ
補正特性及び画像読取特性を含むセンシトメトリを示す
グラフである。
20…画像信号処理部、41…感光体ドラム、44…V
Oセンサ、45r…現像ローラ、101…イメージリー
ダ制御部、106…画像制御部、201…プリンタ制御
部、202…プリンタヘッド制御部、203…AIDC
センサ、205…温度・湿度センサ、206…操作パネ
ル、208,216…制御ROM、209,217…デ
ータROM、210…複写制御部、214…VG発生ユ
ニット、215…VB発生ユニット、220…レーザダ
イオードドライバ、221…レーザダイオード。
Oセンサ、45r…現像ローラ、101…イメージリー
ダ制御部、106…画像制御部、201…プリンタ制御
部、202…プリンタヘッド制御部、203…AIDC
センサ、205…温度・湿度センサ、206…操作パネ
ル、208,216…制御ROM、209,217…デ
ータROM、210…複写制御部、214…VG発生ユ
ニット、215…VB発生ユニット、220…レーザダ
イオードドライバ、221…レーザダイオード。
Claims (6)
- 【請求項1】 感光体と、上記感光体を所定の初期電
位に帯電させる帯電手段と、上記初期電位に帯電された
上記感光体を光を照射して露光し静電潜像を形成する露
光手段と、形成すべき画像の各画素の濃度を示す画像濃
度信号に基づいて上記露光手段から上記感光体に照射さ
れる光の露光量を制御する露光制御手段と、上記感光体
上に形成された上記静電潜像を現像しトナー像を形成す
る現像手段と、上記現像手段に所定のバイアス電圧を印
加する電圧印加手段と、上記感光体の初期電位を変化さ
せるように上記帯電手段を制御する帯電制御手段と、上
記感光体の周辺の環境条件を検出する環境条件検出手段
と、複数の階調補正データを記憶する記憶手段と、上記
感光体の初期電位と上記環境条件検出手段によって検出
された環境条件に基づいて、所望の画像再現特性が得ら
れるように上記記憶手段に記憶されている複数の階調補
正データのうちの1つを選択する選択手段とを備え、上
記露光制御手段は、上記選択手段によって選択された階
調補正データに基づいて上記露光量を制御することを特
徴とする電子写真作像装置。 - 【請求項2】 感光体と、上記感光体を所定の初期電
位に帯電させる帯電手段と、上記初期電位に帯電された
上記感光体を光を照射して露光し静電潜像を形成する露
光手段と、形成すべき画像の各画素の濃度を示す画像濃
度信号に基づいて上記露光手段から上記感光体に照射さ
れる光の露光量を制御する露光制御手段と、上記感光体
上に形成された上記静電潜像を現像しトナー像を形成す
る現像手段と、上記現像手段に所定のバイアス電圧を印
加する電圧印加手段と、上記バイアス電圧が変化するよ
うに上記電圧印加手段を制御するバイアス制御手段と、
上記感光体の周辺の環境条件を検出する環境条件検出手
段と、複数の階調補正データを記憶する記憶手段と、上
記感光体の初期電位と上記環境条件検出手段によって検
出された環境条件に基づいて、所望の画像再現特性が得
られるように上記記憶手段に記憶されている複数の階調
補正データのうちの1つを選択する選択手段とを備え、
上記露光制御手段は、上記選択手段によって選択された
階調補正データに基づいて上記露光量を制御することを
特徴とする電子写真作像装置。 - 【請求項3】 感光体と、上記感光体を所定の初期電
位に帯電させる帯電手段と、上記初期電位に帯電された
上記感光体を光を照射して露光し静電潜像を形成する露
光手段と、複数のしきい値データを含むディザマトリッ
クスを記憶する記憶手段と、形成すべき画像の各画素の
濃度を示す画像濃度信号を上記ディザマトリックスのし
きい値データと比較し、その比較結果に基づいて上記露
光手段の光の照射を制御する露光制御手段と、上記感光
体上に形成された上記静電潜像を現像しトナー像を形成
する現像手段と、上記現像手段に所定のバイアス電圧を
印加する電圧印加手段と、上記感光体の初期電位を変化
させるように上記帯電手段を制御する帯電制御手段と、
上記感光体の初期電位に基づいて、所望の画像再現特性
が得られるように上記ディザマトリックスのしきい値デ
ータを変更する変更手段とを備えたことを特徴とする電
子写真作像装置。 - 【請求項4】 感光体と、上記感光体を所定の初期電
位に帯電させる帯電手段と、上記初期電位に帯電された
上記感光体を光を照射して露光し静電潜像を形成する露
光手段と、複数のしきい値データを含むディザマトリッ
クスを記憶する記憶手段と、形成すべき画像の各画素の
濃度を示す画像濃度信号を上記ディザマトリックスのし
きい値データと比較し、その比較結果に基づいて上記露
光手段の光の照射を制御する露光制御手段と、上記感光
体上に形成された上記静電潜像を現像しトナー像を形成
する現像手段と、上記現像手段に所定のバイアス電圧を
印加する電圧印加手段と、上記バイアス電圧が変化する
ように上記電圧印加手段を制御するバイアス制御手段と
、上記バイアス電圧に基づいて、所望の画像再現特性が
得られるように上記ディザマトリックスのしきい値デー
タを変更する変更手段とを備えたことを特徴とする電子
写真作像装置。 - 【請求項5】 感光体と、上記感光体を所定の初期電
位に帯電させる帯電手段と、上記初期電位に帯電された
上記感光体を光を照射して露光し静電潜像を形成する露
光手段と、形成すべき画像の各画素の濃度を示す画像濃
度信号に基づいて上記露光手段から上記感光体に照射さ
れる光の露光量を制御する露光制御手段と、内部に現像
剤を収納し、上記感光体上に形成された上記静電潜像を
上記現像剤を用いて現像してトナー像を形成する現像手
段と、上記現像手段に所定のバイアス電圧を印加する電
圧印加手段と、上記バイアス電圧が変化するように上記
電圧印加手段を制御するバイアス制御手段と、上記現像
剤の状態を検出する検出手段と、上記バイアス電圧と上
記検出手段によって検出された上記現像剤の状態に基づ
いて上記感光体の初期電位を変更する帯電制御手段と、
複数の階調補正データを記憶する記憶手段と、上記感光
体の初期電位に基づいて、所望の画像再現特性が得られ
るように上記記憶手段に記憶されている複数の階調補正
データのうちの1つを選択する選択手段とを備え、上記
露光制御手段は、上記選択手段によって選択された階調
補正データに基づいて上記露光量を制御することを特徴
とする電子写真作像装置。 - 【請求項6】 上記検出手段は、上記現像手段によっ
て実行される現像回数を計数して上記現像剤の状態を検
出することを特徴とする請求項5記載の電子写真作像装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03272891A JP3306872B2 (ja) | 1990-03-20 | 1991-02-27 | 電子写真作像装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7140190 | 1990-03-20 | ||
JP2-71401 | 1990-03-20 | ||
JP03272891A JP3306872B2 (ja) | 1990-03-20 | 1991-02-27 | 電子写真作像装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04211572A true JPH04211572A (ja) | 1992-08-03 |
JP3306872B2 JP3306872B2 (ja) | 2002-07-24 |
Family
ID=26371310
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03272891A Expired - Lifetime JP3306872B2 (ja) | 1990-03-20 | 1991-02-27 | 電子写真作像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3306872B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007316155A (ja) * | 2006-05-23 | 2007-12-06 | Canon Inc | カラー画像形成装置 |
JP4864458B2 (ja) * | 2003-12-12 | 2012-02-01 | シチズンホールディングス株式会社 | 露光装置 |
JP2015225179A (ja) * | 2014-05-27 | 2015-12-14 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置 |
-
1991
- 1991-02-27 JP JP03272891A patent/JP3306872B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4864458B2 (ja) * | 2003-12-12 | 2012-02-01 | シチズンホールディングス株式会社 | 露光装置 |
JP2007316155A (ja) * | 2006-05-23 | 2007-12-06 | Canon Inc | カラー画像形成装置 |
JP2015225179A (ja) * | 2014-05-27 | 2015-12-14 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3306872B2 (ja) | 2002-07-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110517 Year of fee payment: 9 |
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