JPH0421067Y2 - - Google Patents

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JPH0421067Y2
JPH0421067Y2 JP1983054783U JP5478383U JPH0421067Y2 JP H0421067 Y2 JPH0421067 Y2 JP H0421067Y2 JP 1983054783 U JP1983054783 U JP 1983054783U JP 5478383 U JP5478383 U JP 5478383U JP H0421067 Y2 JPH0421067 Y2 JP H0421067Y2
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poles
stator
rotor
pole
teeth
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Description

【考案の詳細な説明】
技術分野 この考案は可変磁気抵抗型の回転位置検出器に
関し、特にステータ極とロータとの対向面に夫々
凹凸歯を設け、高分解能で回転位置検出を行なう
検出器において検出精度を向上させたことに関す
る。 従来技術 ロータ周囲に複数の凹凸歯を設け、ステータ極
にもこれに対応する凹凸歯を設け、1回転につき
複数周期の磁気抵抗変化を生ぜしめるようにした
多歯型の可変磁気抵抗型回転位置検出器は、特願
昭55−164665号明細書に示されている。そこにお
いては、そのような検出器の典型例として、第1
図に示すような、4つのステータ極A,B,C,
Dを持つものが示されている。このような4極型
の検出器においては、ステータ1において180度
の間隔で対称に配された1対の極A,Cを正弦信
号によつて励磁し、この対A,Cに対して90度の
間隔で配されたもう1対の極B,Dを余弦信号に
よつて励磁し、これによりロータの回転位置に応
じて位相シフトされた交流信号を2次側に得るよ
うにしている(尚、参照符号は付けないが、各ス
テータ極には1次コイルと2次コイルが巻かれて
いる)。そのため、正弦極A,Cと余弦極B,C
との間では90度または270度の磁気抵抗変化の位
相ずれが生じるようにされ、そのような磁気抵抗
変化の位相ずれが生じるようにロータ2の歯数が
決定されている。その結果、180度対称に配され
た1対の極における2つの極の磁気抵抗変化は逆
相とならざるを得なかつた(つまり、ロータ2の
歯数を奇数としなければならない)。そのため、
ステータ1とロータ2が正確に同心になるように
組立てられていない場合は、その偏心誤差分が差
動的に影響し、位置検出精度に悪影響を与えるこ
とになる。 また、ステータ1とロータ2はケイ素鋼板積層
板によつて形成されるが、各ケイ素鋼板が同じ方
向で重ねられた場合、磁気的異方性によつて各ス
テータ極を通る磁気回路の磁気抵抗に誤差が生じ
てしまい(つまり、磁気を通し易い極とそうでな
い極、というばらつきが出てしまう)、位置検出
精度に悪影響を及ぼす。 また、ステータ1とロータ2に設けられる凹凸
歯の形状により、各極の磁気抵抗変化の関数は単
純な正弦もしくは余弦関数とはならず、2倍波、
3倍波等の誤差を含むものとなる。従つて、これ
によつても位置検出精度に悪影響が及ぼされるこ
とがある。 考案の目的 この考案は上述の点に鑑みてなされたもので、
多歯型の可変磁気抵抗型回転位置検出器におい
て、位置検出精度の向上を図ることを目的として
おり、特に、ステータのロータの偏心誤差の影響
をできるだけ排除した位置検出器を提供しようと
するものである。 考案の概要 この考案によれば、ステータでは、所定の角度
Pで等間隔に配された少なくとも2個の極から成
る極グループをnグループ(ただしnは3以上の
整数)だけ所定角度P/nで順次ずらして配し、同 一グループ内の各極の磁気抵抗変化の位相が同相
となり、かつ、各グループ間の磁気抵抗変化の位
相が360/n度づつ順次ずれるように、前記ステータ の極数とロータの歯数を選定すると共に、各極グ
ループに対応する前記コイルを、それぞれのグル
ープの磁気抵抗変化の前記位相ずれに対応する電
気的位相ずれを示す同一周波数の交流信号により
それぞれ励磁し、前記ロータの回転位置に応じて
位相シフトされた出力交流信号を誘導出力するこ
とを特徴とする。このような構成により、同相極
が等間隔で複数個存在することになり、ステータ
とロータの偏心誤差や機械的なコア歪みが存在し
たとしても、同一相のトータルな磁気抵抗はその
ような機械的誤差の影響をそれほど受けないもの
となる。 また、ロータの回転位置を誘導出力交流信号の
電気的位相シフト量で検出するため、精度のよい
回転位置検出が行なえる。なお、nを3以上とし
たことにより、n=2すなわち2グループ/4極
タイプを除外している。これは後述するように、
4極タイプではこの考案の条件を満たさないため
である。 実施例 以下添付図面を参照してこの考案の実施例を詳
細に説明しよう。 最良の実施例作成にあたつては、ステータとロ
ータの偏心誤差の影響改善のみならず、コアを構
成するケイ素鋼板積層板の異方性による影響の改
善をも考慮した。ステータコア及びロータコアを
構成するケイ素鋼板積層板の異方性によるステー
タ及びロータの磁気特性の偏りを改善するには、
ケイ素鋼板を同じ磁気特性(異方性)を示す方向
で重ねずに、各ケイ素鋼板の方向を回転方向に順
【表】
【表】 第1の組合せに該当し、8極型においてはロー
タの歯数が「4×i+6」(iは任意の自然数ま
たは0)であるものが第1の組合せに該当するこ
とが判る。その中で最も歯数の少ないものを一例
として第2図、第3図に示す。 第2図に示す6極型のものは、ステータ1にお
いて、P=180度の間隔の2個の極から成る極グ
ループがn=3グループ設けられており、各極グ
ループがP/n=60度の間隔で順次ずらして配され ている。ロータ2に設けられた凹凸歯の歯数は8
であり、同一グループ内の各極の磁気抵抗変化の
位相が同相となつている。また、各グループ間の
磁気抵抗変化の位相は360/n=120度づつ順次ずれ ている。各極グループA,B,Cで区別し、同一
グループ内の同一相の2極は夫々符号A1,A2
B1,B2,C1,C2で示す。 第3図に示す8極型のものは、ステータ1にお
いて、P=180度の間隔の2個の極A1,A2,B1
B2,C1,C2,D1,D2から成る極グループがn=
4グループ設けられており、各極グループがP/n =45度の間隔で順次ずらして配されている。ロー
タ2に設けられた凹凸歯の歯数は6であり、同一
グループ内の各極の磁気抵抗変化の位相が同相と
なつている。また、各グループ間の磁気抵抗変化
の位相は360/n=90度づつ順次ずれるようになつて いる。 当然のことながら、ステータ1の各極にはロー
タ2の歯に対応した突起(凹凸歯)が設けられて
いる。第2図、第3図ではロータ2の歯数が比較
的少数であるためロータの1歯とステータの1極
の突起全部が対応しているが、ロータの歯が細か
くなれば、ステータ極にもそれに対応する凹凸歯
が設けられる。尚、極A1に関してのみ参照符号
を付し、他は省略するが、第2図及び第3図にお
いてステータ1の各極には1次コイルLA1と2次
コイルLA2が夫々巻かれている。 次に、第2図に示すような(第1表の6極の欄
で○印で特定されたような)この考案に係る6極
型検出器の検出原理について説明する。 各ステータ極A1,A2,B1,B2,C1,C2の磁気
抵抗変化の関数すなわちロータ2の回転角度θに
対するパーミアンスPA1〜PC2の関数は、理想的に
は次のようになる。式中、角度の単位は「度」で
あり、Nはロータ2の歯数、P0,P1は定数であ
る。 PA1=PA2=P0+P1sinNθ PB1=PB2=P0+P1sin(Nθ−120) PC1=PC2=P0+P1sin(Nθ−240) …(1) 極A1,A2の1次信号をiaとし、極B1,B2の1
次信号をibとし、極C1,C2の1次信号をicとし、
これらを次のように設定する。 ia=sinωt ib=sin(ωt−120) ic=sin(ωt−120) …(2) つまり、各極グループは、その磁気抵抗変化の
位相ずれに対応する位相ずれを有する交流信号に
よつて夫々励磁される。尚、各極A1〜C2の1次
信号ia〜icの極性は極グループ内の一方の極か
ら他方の極に磁気回路が通るように設定する。 上記(1),(2)式を条件として、各極の2次コイル
に誘起される出力信号の合成値Yを求めると、 Y=Ksin(ωt−Nθ) となる。ここでKは定数である。こうして、ロー
タ2の回転角度θに応じて所定の基準交流信号
sinωtを電気角Nθだけ位相シフトいた信号が得ら
れる。この電気的位相ずれ角Nθは実際の回転角
度θの歯数倍(第2図ではN=8倍)であり、分
解能が拡大されていることが判かる。出力信号Y
の電気的位相ずれ角Nθを適宜の評価手段(位相
差検出回路)で評価することにより、ロータ2の
回転角度θつまり検出対象回転角度が判明する。 次に、第3図に示すような(第1表の8極の欄
で○印で特定されたような)この考案に係る8極
型検出器の検出原理について説明する。 各ステータ極A1〜D2の磁気抵抗変化の関数つ
まりロータ2の回転角度θに対応するパーミアン
スPA1〜PD2の関数は、理想的には次のようにな
る。 PA1=PA2=P0+P1sinNθ PB1=PB2=P0−P1cosNθ PC1=PC2=P0−P1sinNθ PD1=PD2=P0+P1cosNθ …(3) 各極グループのその磁気抵抗変化の位相ずれに
対応する位相ずれを有する交流信号によつて夫々
励磁される。従つて、極A1,A2,C1,C2はia
sinωtで励磁され、極B1,B2,D1,D2はib
cosωtで励磁される。勿論、磁気回路が通じるよ
うに極A1,A2,C1,C2のいずれか2つの極が逆
極性(−ia=−sinωt)で励磁され、極B1,B2
D1,D2のいずれか2つの極が逆極性(−ib=−
cosωt)で励磁されるものとする。 上記式を条件として各極A1〜D2の2次コイル
に誘起される出力信号の合成値Xも前述と同様
に、 X=Ksin(ωt−Nθ) である。こうして、前述と同様に、出力信号Xに
おける電気的位相ずれ角Nθを評価することによ
つてロータ2の回転角度θを検出することができ
る。 次に、この考案による効果について1つの極グ
ループA1,A2を例にして検討する。ステータ1
とロータ2との間に偏心誤差が全くない場合にお
ける極A1とロータ2との間のギヤツプの距離を
δとすると、極A2とロータ2との間のギヤツプ
の距離も同じくδである。この場合、各極A1
A2のパーミアンスは PA1=PA2=μ0S/δ であり、両極の合成パーミアンスPA0は PA0=PA1+PA2=2μ0S/δ …(4) である。同一相の極A1,A2の2次コイル出力は
加算合成されるので、上記の合成パーミアンス
PA0は極A1,A2の2次出力合成値に比例してい
る。 一方、ステータ1とロータ2との間に偏心誤差
が有る場合は、極A1側にΔδだけ偏つているとす
ると、極A1側のギヤツプがδ−Δδとなり、極A2
側のギヤツプがδ+Δδとなる。従つて、 PA1=μ0S/δ−Δδ、PA2=μ0S/δ+Δδ であり、両極の合成パーミアンスPAは PA=μ0S(1/δ−Δδ+1/δ+Δδ) …(5) となる。 偏心誤差があるときのパーミアンスPAが偏心
誤差がないときのパーミアンスPA0に対してどの
程度の誤差を示すかについて検討すると、(4)式と
(5)式より PA0−PA/PA0=1−{1/1−(△δ/δ)2} …(6) となる。 これに対して、同一相がない場合(1極のみ)
について偏心誤差があるときのパーミアンス
PA′=μ0S/δ+Δδと偏心誤差がないときのパーミ
ア ンスPA0′=μ0S/δとの誤差を求めると PA0′−PA′/PAO′=1−{1/1+△δ/δ} …(7) となる。 (6)式(本考案)と(7)式(従来)とを対比する
と、偏心誤差Δδが同じ場合、(6)式の解の方がは
るかに小さな値となることが判かる。従つて、本
考案によればステータ1とロータ2との間の偏心
誤差の影響をできるだけ排除することができるの
である。 ところで、ロータ2及びステータ1に設けられ
た凹凸歯の歯形によつては各極のパーミアンスの
関数は単純な正弦波とはならず、2倍波及び3倍
波の成分が幾分含まれるものとなることがある。
このような2倍波及び3倍波のパーミアンス誤差
分は4極型のステータでは除去することができな
いが、6極型または8極型では一部除去できるこ
とが判明した。 6極型では、1極分のパーミアンス変化の基本
関数は前述の通り「P1sinNθ」であり、この2倍
波誤差成分は「P2sin2(Nθ−α)」で表わすこと
ができ、3倍波誤差成分は「P3sin3(Nθ−β)」
で表わすことができる。そうすると前記(1)式は次
のように書き換えられる。 PA1=PA2=P0+P1sinNθ+P2sin2(Nθ−α) +P3sin3(Nθ−β) PB1=PB2=P0+P1sin(Nθ−120)+P2sin2(Nθ−
α−120) +P3sin3(Nθ−β−120) PC1=PC2=P0+P1sin(Nθ−240)+P2sin2(Nθ−
α−240) +P3sin3(Nθ−β−240) …(8) この(8)式と前記(2)式を条件として各極の2次コ
イル出力信号の合成値Yを求めると、 Y=K〔−P1sin(ωt−Nθ) +P2sin{ωt+2(Nθ−α)}〕 となり、2倍波による誤差のみが現われ、3倍波
による誤差は原理的に除去されることになる。従
つて検出精度が向上する。 8極型では、2倍波及び3倍波成分を考慮する
と、前記(3)式は次のように書換えられる。 PA1=PA2=P0+P1sinNθ +P2sin2(Nθ−α)+P3sin3(Nθ
−β) PB1=PB2=P0+P1sin(Nθ−90) +P2sin2(Nθ−α−90)+P3sin3
(Nθ−β−90) PC1=PC2=P0+P1sin(Nθ−180) +P2sin2(Nθ−α−180)+P3sin3
(Nθ−β−180) PD1=PD2=P0+P1sin(Nθ−270) +P2sin2(Nθ−α−270)+P3sin3
(Nθ−β−270) …(9) この(9)式と前述の8極型1次コイル励磁法を条
件として各極の2次コイル出力信号の合成値Xを
求めると、 X=K〔−P1sin(ωt−Nθ) +P3sin{ωt+3(Nθ−β)}〕 となり、3倍波による誤差のみが現われ、2倍波
による誤差は原理的に除去されることになる。従
つて検出精度が向上する。 第4図aには、この考案の一実施例として、6
極型のステータ11と20歯のロータ12を具えた
ものの径方向断面図が示されている。同図bには
その軸方向断面図が示されている。検出原理は前
述の通りであり、ロータ12の1歯分の角度
(360/20=18度)を1周期として回転角度を高分解 能で検出する。これだけでは1回転全域にわたる
絶対角度は検出できない。そこで、1回転を1周
期とする角度を検出したい場合は、第4図bに示
すように、多歯型ロータ12の回転軸13と同軸
に偏心型ロータ14を設け、このロータ14に対
応してステータ15を設ける。偏心型ロータ14
とは、第4図cに示すように、ステータ15の各
極に生ぜしめる磁気抵抗変化の1周期がロータ1
4の1回転(360度)に相当するようにした形状
のものである。この場合、ステータ15はステー
タ11と同様に6極型のものを用いることができ
る。但し、ステータ15の各極の磁気抵抗変化特
性には同相のものはなく、偏心型ロータ14の影
響により夫々所定角度(60度)づつずれている。
しかし、各極の1次コイルを励磁するための交流
信号は、同相極対を含むステータ11と同様にス
テータ15でもsinωt,sin(ωt−120),sin(ωt−
240)の3種類及びそれらの逆極性信号を用いる。
従つて、ステータ11及び15共6極型とすれ
ば、1次信号形成のための回路を共通化すること
ができるので便利である。ところで、6極型ステ
ータ11及び15で用いる3種類の1次交流信号
は、第5図aに示すように夫々個別に発生して所
定の極の1次コイルL1,L2,L3に印加するよう
にしてもよいが、同図bのように所定の極の1次
コイルL1,L2,L3を結線すれば事実上2種の交
流信号sinωt,−sin(ωt−120)を発生するだけで
よい。同図bではL1にsinωtが印加され、L2に−
sin(ωt−120)(巻き方向をL1と逆にしているの
で事実上sin(ωt−120)である)が印加され、L3
に−sin(ωt−240)(巻き方向をL1と逆にしてい
るので事実上sin(ωt−240)である)が印加され
る。L3にはsinωtと−sin(ωt−120)の差が印加
されるのでその差電圧が−sin(ωt−240)となる
のである。 尚、ステータ及びロータのケイ素鋼板積層板コ
アを前述の「千鳥組立」によつて作成する場合、
製造手順は種々考えられる。一例として、1枚毎
のステータ用またはロータ用ケイ素鋼板をプレス
加工によつて打抜く際に凹凸歯の部分も一緒に打
抜き加工し、その後これらのケイ素鋼板を「千鳥
組立」によつて積層化する方法がある。別の例と
して、1枚毎のステータ用またはロータ用ケイ素
鋼板をプレス加工によつて打抜く際に凹凸歯は加
工せずにおき、その後これらのケイ素鋼板を「千
鳥組立」によつて積層化し、その後積層化された
コア体に歯切り加工またはブローチ加工によつて
凹凸歯を設ける方法がある。更に別の例として、
1枚毎のステータ用またはロータ用ケイ素鋼板を
プレス加工によつて打抜く際に凹凸歯は加工せず
におき、その後これらのケイ素鋼板を同じ方向で
積層化して組立て、その後積層化されたコア体に
歯切り加工またはブローチ加工によつて凹凸歯を
設け、その後積層コア体を一旦ばらして「千鳥組
立」によつて組立て直す方法がある。 尚、上述の実施例では、同相の磁気抵抗変化を
示す極グループは180度の間隔で配された2個の
極から成るが、2個に限らずそれ以上(例えばP
=120度の間隔で配された3個の極)であつても
よい。 考案の効果 以上の通りこの考案によれば、複数の同相極が
円周上に等間隔で存在することにより、ロータと
ステータとの間の偏心誤差の影響を相殺すること
ができるとともにロータ及びステータのコア特性
加工ひずみ等を平均化することができ、検出精度
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の多歯式可変磁気抵抗型回転位置
検出器の典型例を示す径方向断面図、第2図はこ
の考案に係る可変磁気抵抗型回転位置検出器の一
実施例を示す径方向断面図、第3図は同他の実施
例を示す径方向断面図、第4図aは同更に他の実
施例を示す径方向断面図、同図bはaに示す検出
器及びそれに組合せて用いられる第2の検出器の
軸方向断面図、同図cはbに示す第2の検出器の
径方向断面図、第5図aは第2図及び第4図に示
すような6極型ステータにおける3種類の1次信
号による所定の3極の1次コイルへの印加例を示
す電気的結線図、同図bは同他の印加例を示す電
気的結線図、である。 1,11,15……ステータ、2,12,14
……ロータ、13……回転軸、LA1,L1,L2,
L3……1次コイル、LA2……2次コイル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 円周方向に所定間隔で設けられた複数の極を
    具えるステータと、 このステータの各極にギヤツプを介して対向
    して円周方向に所定間隔で配された複数の凹凸
    歯を含み、与えられた回転に従つて前記ステー
    タ各極と前記歯との対応が変化することにより
    前記各極の磁気抵抗を変化せしめるロータと、 前記ステータ各極の磁気抵抗に応じた出力信
    号を生ぜしめるために前記ステータ側に設けら
    れたコイルと を具備する可変磁気抵抗型回転位置検出器にお
    いて、 前記ステータにおける極の構成は、所定の角
    度Pで等間隔に配された少なくとも2個の極か
    ら成る極グループをnグループ(ただしnは3
    以上の整数)だけ所定角度P/nで順次ずらし
    て配して成るものであり、 かつ、同一グループ内の各極の磁気抵抗変化
    の位相が同相となると共に各グループ間の磁気
    抵抗変化の位相が360/n度づつ順次ずれるよ
    うに、前記ステータの極数と前記ロータの歯数
    を定めると共に、 各極グループに対応する前記コイルを、それ
    ぞれのグループの磁気抵抗変化の前記位相ずれ
    に対応する電気的位相ずれを示す同一周波数の
    交流信号によりそれぞれ励磁し、前記ロータの
    回転位置に応じて位相シフトされた出力交流信
    号を誘導出力することを特徴とする可変磁気抵
    抗型回転位置検出器。 2 前記ステータの極数は6極であつて、P=
    180度の間隔で配された2個の極から成るn=
    3の極グループから成り、前記ロータの歯数は
    「6×i+8」または「6×i+10」(但しiは
    0または任意の自然数)であることを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の可変磁
    気抵抗型位置検出器。 3 前記ステータの極数は8極であつて、P=
    180度の間隔で配された2個の極から成るn=
    4の極グループから成り、前記ロータの端数は
    「4×i+6」(但しiは0または任意の自然
    数)であることを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の可変磁気抵抗型回転位置検
    出器。
JP5478383U 1983-04-14 1983-04-14 可変磁気抵抗型回転位置検出器 Granted JPS59161023U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010066025A (ja) * 2008-09-08 2010-03-25 Denso Corp 回転検出装置

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JPS59161023U (ja) 1984-10-29

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