JP2019184352A - 回転変位センサ - Google Patents

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銘富 蔡
Ming-Fu Cai
銘富 蔡
維▲徳▼ ▲荘▼
維▲徳▼ ▲荘▼
Wei De Zhuang
家祥 連
Jia-Xiang Lian
家祥 連
哲▲ウェイ▼ 張
zhe-wei Zhang
哲▲ウェイ▼ 張
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Abstract

【課題】出力する信号の安定性が高く、変位を良好に検出できる回転変位センサを提供する。【解決手段】コサイン相の振幅関数特性を示す出力交流信号との2種類の異なる出力交流信号を得ることで位置変位を検出し、環状ロータと環状ステータは同軸に設けられ、環状ロータは環状ボディを備え、環状ボディは、環状ボディの延伸方向において高さが変化し、高さは環状ボディの円周方向に沿って最大の高さから徐々に減少するように斜面が形成されており、環状ロータは前記斜面に配置されている。【選択図】図3

Description

本発明は、回転変位センサに関し、特に、寸法の管理が簡単であり、出力する信号の安定性が高く、変位を良好に検出できる回転変位センサに関する。
下記の特許文献1には周知の回転変位センサが記載されている。この回転変位センサは、モーターのロータの角度位置を測定するために用いられる。周知の回転変位センサは第1のレゾルバ(resolver)と第2のレゾルバに加え、2個の三相信号を二相信号に変換する三相二相変換器を備える。
しかし、特許文献1の構造では、三相信号を含むので、三相二相変換器が必須の構成となり、その結果、角度解析の計算方法が複雑となり、そのため電気回路が占める面積も大きくならざるを得ず、製造コストが高くなるという問題があった。
ところが、近年は、下記の特許文献2に示す様に、位置変位を交流振幅の正弦/余弦変位として検出する回転変位センサが開発され、このセンサは円周方向に配列された回転角度検出方式を用いており、特に誘導型においては、トランスの2次コイルによってこれらの配列が形成される(例えば、[特許文献2]の図2を参照)。この特許文献2に記載された回転変位センサによれば、三相二相変換器が必須ではなく、計算方法も複雑にならない。
ここで、本願は特許文献2に記載された三相二相変換器が不要なタイプの回転変位センサの一種に属する発明であるため、このような回転変位センサの動作原理について先ずは説明することにより、正弦/余弦変位を用いた回転変位センサの基礎を理解するものとする。
以下、図1と図2を参照して従来の回転変位センサを説明する。ここで、図1は従来の誘導方式による回転変位センサの第1のレゾルバを示した平面図である。また、図2は従来の誘導方式による回転変位センサの構造原理を模式的に示す斜視図である。
図1の第1のレゾルバ1は、互いの位相を補完し合うように、正弦波電圧と余弦波電圧を誘起するために用いられる。なお、正弦波電圧と余弦波電圧は互いにモーターのロータの絶対位置と関連性がある。
図1に示す様に、第1のレゾルバ1は環状ロータ11と、環状ステータ12と、複数の励磁コイル13と、4個のコイル14、15、16、17を備える。ここで、図1のコイル14は、15、16、17は、それぞれ図2のコイルL4、コイルL3、コイルL2、コイルL1に相当する。また、コイル14とコイル16で一対となり、コイル15とコイル17で他の一対となり、合計2対のコイルが設けられることとなる。
また、図1、図2に示す様に、コイル14(L4)とコイル16(L2)は対向している。また、コイル15(L3)とコイル17(L1)は対向している。また、これらコイル14〜17は等間隔に環状ステータ12の円周上に設けられ、上述した組み合わせの各々が互いの位相を補完し合うように交互に配列されている。
図1に示す様に、環状ロータ11と環状ステータ12は同軸に設けられ円心がいずれも同一となるように設けられる。また、環状ロータ11は、環状ステータ12の円周に沿って回転し、且つ、回転すると環状ステータ12との位置関係が相対的に変化する。
また、環状ステータ12には環状ロータ11に隣接する外環面120が形成される。環状ステータ12は径方向の距離が等しい環状に形成され、外環面120には複数のポールステータ121が中心から遠ざかる方向に延伸するよう設けられる。また、上述した複数の励磁コイル13は各ポールステータ121に巻きつけられ、コイル14〜17は複数のポールステータ121のうちの等間隔に設けられた4本のポールステータ121に巻きつけられる。
なお、本実施例において、環状ロータ11は環状ステータ12を取り囲むように設けられるが、環状ロータ11と環状ステータ12は相対的に変位すれば足りるので、これには限られない。
回転方式の動作原理は図2に示すとおりである。図2において2次コイルを構成する各コイルL1,L2,L3,L4(2’)は、大直径の1次コイル1’に接するような平行な軸を有し、且つ環状且つ等間隔に配列されたものであり、いずれも同一の軸横断面内に位置した極端面を有する極鉄心5を有している。
2次コイル配列の中心軸と同軸に配置されたシャフトスリーブには、2次コイルの極鉄心5を回転位置に覆うための強磁性偏心板6が支持されている。
図2のインピーダンス素子であるコイルL1,L2,L3,L4は、1次コイル1’との相互誘導により、1次側に印加された正弦波電圧ASinωtに基づく正弦波電圧が誘起されるが、前述した強磁性偏心板6の被り具合(つまり強磁性偏心板6と各コイルとの位置関係)に応じたインピーダンス(この例ではインダクタンス)の変化によって、2次回路構成時、異なるコイルの端子間の電圧を具現する。
これらのコイルの端子間の電圧は、配置関係が180度(逆位相)であるL1−L3の組(つまり、+Aと−A),及びL2−L4(+Bと−B)の組において差動的に取出せば、倍化して検出できることが明らかである。
図2における強磁性偏心板6の角度位置(コイルL2の鉄心が偏心板6に完全に覆われ、コイルL4の鉄心が完全に露出し、コイルL1−L3の組が等しく半露出状態となっている位置)をθ=0とし、且つ図の時計回りの回転を正方向とすれば、2次コイルL1−L3差動出力は、誘起される正弦波Sinωtに、係数である振幅の変位aSinθを掛けた値、すなわち
・ aSinθSinωt
となり、L2−L4差動出力は、誘起される正弦波Sinωtに、係数である振幅の変位aCosθを掛けた値、つまり、
・ aCosθSinωt
となる。これらのことから、強磁性偏心板6が1回転することを利用することにより、三相二相変換器を用いずともθの360度変位に対応できることが分かる。
ここで、図2のコイルL1〜L4の各端子の電圧を、角度変位を一括した正弦係数の式をα、余弦係数の式をβとすれば次の様に表すことができる。
・ α=aSin(θ)・Sinωt・・・・・・(1)
・ β=aCos(θ)・Sinωt・・・・・・(2)
なお、位相差変換を行なうために、(1)式におけるSinωtを図示しない電気回路等を利用してCosωtに変換することによって、aSin(θ)・Cosωtを得ても良い。
更に、ここでは(1)、(2)式で表わされる信号α、βに位相シフト及び加算等の処理を施こし、図1のコイル14〜17間の電圧の差動出力を求めることによりサイン相の振幅関数特性を示す出力交流信号と、コサイン相の振幅関数特性を示す出力交流信号との2種類の異なる出力交流信号を得ることができれば、上記した位相差変換方式より位置変位を交流振幅の正弦/余弦変位として検出することが可能である。
特開平04−169816号公報 特開2004−233311号公報
このように、従来の三相二相変換器を用いた回転変位センサは、強磁性偏心板6が所定経路の円周に沿って1回転する際の変位を利用して、コイルL1〜L4の露出、半露出又はこれらのコイルL1〜L4の一部を覆うこと(すなわち、ロータとステータ間の空隙中のリラクタンスが、ロータの位置が変わることにより変化すること)により、360度の変位に対応している。
しかし、従来の回転変位センサのように、空隙の大きさを利用した場合、寸法の管理が比較的困難であるという問題がある。
また、空隙の大きさを利用した場合は、2次コイルL1−L3の差動出力及びL2−L4の差動出力の信号の安定性が比較的低いという問題がある。すなわち、従来の空隙の大きさを利用した回転変位センサでは、出力する信号の安定性が低く、良好に変位を検出できない場合がある。
そこで、本発明は、寸法の管理が簡単であり、出力する信号の安定性が高く、変位を良好に検出可能で品質の高い回転変位センサを提供することを目的とする。
本発明はこのような問題に鑑みて以下の構成を有する。径方向の距離が等しい環状となるように設けられた環状ステータと、前記環状ステータの円周上に等間隔に設けられた二対のポールステータと、前記二対のポールステータのうち対向する一対の第1のコイルと、前記一対の第1のコイルと隣接する他の一対の第2のコイルの各々が互いの位相を補完し合うように交互に配列されたインピーダンス素子と、前記環状ステータと同軸且つ前記環状ステータの円周に沿って回転し、且つ、回転すると前記環状ステータとの位置関係が相対的に変化するよう設けられた環状ロータとを備え、前記環状ロータが前記円周に沿って回転する間に、前記一対の第1のコイルと前記他の一対の第2のコイルのインピーダンスが、前記ステータとの位置関係に応じて変化することを利用して、前記一対の第1のコイルと前記他の一対の第2のコイル間の電圧の差動出力を求めることにより、サイン相の振幅関数特性を示す出力交流信号と、コサイン相の振幅関数特性を示す出力交流信号と、の2種類の異なる出力交流信号を得ることで位置変位を検出し、前記環状ロータは前記環状ステータと同軸に回転する環状ボディを備え、前記環状ボディは、前記環状ボディにおける所定の第1の端縁部から、前記環状ボディの中心を経た反対側にある第2の端縁部までの直径方向において、厚さが最大から最小まで徐々に減少する。
本願は、環状ボディの延伸方向において高さが変化し、この高さは環状ボディの円周方向に沿って最大の高さから徐々に減少するので、寸法の管理が従来より簡単であり、出力する信号の安定性が高く、変位を良好に検出可能な品質の高い回転変位センサを提供できる。
従来の誘導方式による回転変位センサの第1のレゾルバを示した平面図である。 従来の誘導方式による回転変位センサの構造原理を模式的に示す斜視図である。 本願の環状ロータの形状を示した図である。
以下、図面を参照して本発明の回転変位センサの実施例を説明する。ただし、回転変位センサの変位の求め方は、従来技術と同じ、即ち、図1と図2で説明したとおりなので省略する。
図3は本願の環状ロータの形状を示した図である。図3に示す様に、環状ロータ11は環状ボディ111を備え、環状ボディ111は環状ボディ111の延伸方向yにおける高さが変化する(図3)。即ち、高さは環状ボディ111の円周方向に沿って最大の高さから徐々に低くなる。なお、第1のレゾルバ1はモーターと軸が同じになるように、環状ロータ11をモーターのロータと同期して回転する。また、本実施例において、高さの最大値は10.2mmであり、高さは10.2mmから徐々に低くなり最低の高さは3.23mmである。
換言すると、環状ロータ11は環状ステータ12と同軸に回転する環状ボディ111を備え、環状ボディ111は、環状ボディ111における所定の第1の端縁部から、環状ボディ111の中心を経た反対側にある第2の端縁部までの直径方向において、厚さが最大から最小まで徐々に減少する。
以上の説明は、本発明の実施例に過ぎず、これを以って特許請求の範囲を限定するものではない。また、本発明の特許請求の範囲及び明細書の内容に簡単な付加や変化を加えたに過ぎないものについても、特許請求の範囲に記載された発明の技術的範囲に属するものとする。
1 第1のレゾルバ
11 環状ロータ
111 環状ボディ
12 環状ステータ
121 ポールステータ
13 励磁コイル
14〜17 コイル
L1〜L4 コイル

Claims (2)

  1. 径方向の距離が等しい環状となるように設けられた環状ステータと、
    前記環状ステータの円周上に等間隔に設けられた二対のポールステータと、
    前記二対のポールステータのうち対向する一対の第1のコイルと、前記一対の第1のコイルと隣接する他の一対の第2のコイルの各々が互いの位相を補完し合うように交互に配列されたインピーダンス素子と、
    前記環状ステータと同軸且つ前記環状ステータの円周に沿って回転し、且つ、回転すると前記環状ステータとの位置関係が相対的に変化するよう設けられた環状ロータとを備え、
    前記環状ロータが前記円周に沿って回転する間に、前記一対の第1のコイルと前記他の一対の第2のコイルのインピーダンスが、前記ステータとの位置関係に応じて変化することを利用して、前記一対の第1のコイルと前記他の一対の第2のコイル間の電圧の差動出力を求めることにより、サイン相の振幅関数特性を示す出力交流信号と、コサイン相の振幅関数特性を示す出力交流信号と、の2種類の異なる出力交流信号を得ることで位置変位を検出し、
    前記環状ロータは前記環状ステータと同軸に回転する環状ボディを備え、前記環状ボディは、前記環状ボディにおける所定の第1の端縁部から、前記環状ボディの中心を経た反対側にある第2の端縁部までの直径方向において、厚さが最大から最小まで徐々に減少する
    ことを特徴とする回転変位センサ。
  2. 前記環状ボディの厚さの最大値は10.2mmであり、厚さは10.2mmから徐々に低くなり最低の厚さは3.23mmである
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転変位センサ。
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