JPH04210159A - 車両のシフト時期指示装置 - Google Patents

車両のシフト時期指示装置

Info

Publication number
JPH04210159A
JPH04210159A JP40165190A JP40165190A JPH04210159A JP H04210159 A JPH04210159 A JP H04210159A JP 40165190 A JP40165190 A JP 40165190A JP 40165190 A JP40165190 A JP 40165190A JP H04210159 A JPH04210159 A JP H04210159A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catalyst
deterioration
degree
shift
speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP40165190A
Other languages
English (en)
Inventor
Naohide Izumitani
泉谷 尚秀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP40165190A priority Critical patent/JPH04210159A/ja
Publication of JPH04210159A publication Critical patent/JPH04210159A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[00011
【産業上の利用分野]この発明は、シフト時期指示装置
に係り、特に、手動変速機と内燃機関の排気系に触媒を
備えた車両に用いるのに好適な、シフト時期指示装置に
関する。 [0002] 【従来の技術】近年、石油資源の枯渇と共に自動車等の
車両における燃料消費量の低減が社会的な要請となって
いる。一般に自動車における燃料消費量は、エンジンの
燃費性能だけではなく、運転者の運転方法によっても大
幅に変化する為、自動車に関する知識を十分に持ってい
ない一般の運転者に、現走行状態に適した最適な運転方
法を指示する装置が望まれている。このような目的で、
従来から、予め、燃費性能と走行性能を考慮したエンジ
ン回転速度又は車両の走行速度及びエンジン負荷に対応
してシフトアップ領域或いは、シフトダウン領域をメモ
ノに記憶しておき、エンジン回転速度又は車両の走行速
度とエンジン負荷に応じて、車両の状態がシフトアップ
領域或いは、シフトダウン領域に入るか否かを判断し、
車両の手動変速機のシフトアップ指示或いは、シフトダ
ウン指示する装置が考えられている。しかし、この装置
においては、エンジンの暖機中も暖機後と同一のシフト
時期を指示する為に、暖機中は、触媒が活性温度に達し
ておらず、通常の触媒浄化性能が得られない為、排気エ
ミッションの悪化を招く。又、エンジンオイルの粘性が
高く、エンジン出力が不十分となる為、走行性能の悪化
を招くという不具合がある。そこで、これらの不具合を
解消するものとして特開昭59−156831号公報に
示すものがある。これは、例えば、エンジン冷却水温等
により、エンジンの暖機状態を検知し、エンジンの暖機
中においては、シフト時期指示を高速側に設定すること
により、触媒への入ガス温度を高めて、短期間で触媒を
活性温度以上とし、通常の触媒浄化性能を得るようにし
、又、エンジン出力を十分にとり、車両走行性能を確保
しようとするものである。 [0003]
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
装置においても、触媒の劣化に関わらず同一のシフト時
期を指示する為に、触媒の劣化が大きい時は排気エミッ
ションが悪化し、触媒の劣化が小さい時は燃費が悪くな
る。触媒劣化度と触媒浄化温度性能との関係を図13な
いし図15に示す。図13ないし図15に示すように触
媒の劣化が大きい時は、触媒浄化性能が比較的低く、触
媒への入ガス温度が比較的に高い所で浄化率が高くなる
。つまり、触媒活性温度は比較的に高い。一方、触媒の
劣化が小さい時は、触媒浄化性能が比較的高く、触媒活
性温度は比較的低い。ところが、従来の装置においては
、触媒の劣化に関わらず同一のシフト時期を指示する為
に、シフト時期を触媒の劣化の小さい時に対応して、最
適に設定すると、触媒の劣化が大きい時は、触媒活性温
度に達する前にシフト指示されてしまい、触媒の浄化性
能が十分得られず、排気エミッションが悪化する。 又、シフト時期を触媒の劣化の大きい時に対応して、最
適に設定すると、触媒の劣化が小さい時は、低速時には
シフト指示されない為、燃費が悪化する。よって、排気
エミッションの悪化防止と燃費向上の両立が十分できな
いという問題があった。本発明は、上述した従来の問題
を解決する為になされたものであって、本発明が解決し
ようとする課題は、触媒の暖機程度を触媒の劣化に応じ
て決定することにより、触媒の劣化に応じて最適なシフ
ト時期を指示することにある。 [0004]
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決する為
の手段は図1に示されるように、内燃機関1の回転速度
、及び、車両の走行速度の少なくともどちらか一方を検
出する速度検出手段2と、前記速度検出手段2により検
出される内燃機関1の回転速度、又は、車1両の走行速
度と設定速度とを比較し、比較結果に基づいて車両の手
動変速機3のシフト時期を指示するシフト時期指示手段
4とを備えたシフト時期指示装置において、前記内燃機
関1の排気通路5に設けられた触媒6と、該触媒6の劣
化度を検出する触媒劣化度検出手段7と、該触媒劣化度
検出手段7により検出される前記触媒6の劣化度に応じ
て、劣化度が大きいほど、前記設定速度を高速側に設定
する設定手段8とを備える。 [0005]
【作用】上述した手段によれば、触媒劣化度検出手段に
より検出された触媒の劣化度に応じて、設定手段により
劣化度が大きいほど、設定速度を高速側に設定し、劣化
度が小さいほど、設定速度を低速側に設定する。その為
、劣化度が大きい時には、車両速度又はエンジン回転速
度が高速時にシフト時期指示手段によりシフト指示し、
触媒への入ガス温度を高くし、触媒が暖機されるのを早
める。触媒の劣化度が小さい時には、触媒活性温度は比
較的低い為、車両速度又はエンジン回転速度が低速時に
シフト指示し、触媒浄化性能を維持する。いずれの状態
でも触媒活性温度に達する時間をほぼ同じとする。 [0006]
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2は本発明に係るシフト時期指示装置の全体概
略図を示す。内燃機関29の吸気管17には大気を取り
入れる為のエアクリーナ11、該エアクリーナ11によ
り取り入れられた吸入空気の流量を検出する為のエアフ
ローメータ13が設けられている。 [0007]又、吸気管17の途中に設けられたスロッ
トルボディ19には、吸入空気量の流量を制御するため
のスロットルバルブ21が設けられ、該スロットルバル
ブ21にはスロットルバルブ21全開時にオンとなるア
イドルスイッチ22を含む、スロットル開度を検出する
為のスロットルセンサ23が設けられている。スロット
ルボディー19には、吸気干渉を防止するためのサージ
タンク25と、吸気マニホルド27が順に連通され、吸
気マニホルド27には加圧燃料を噴射するためのインジ
ェクタ30が設けられている。排気マニホルド33より
下流の排気系には、排気ガス中の有害成分を浄化する三
元触媒を収容する触媒コンバータ61が設けられている
。排気マニホールド33には、触媒コンバータ61の上
流側に第1の02センサ63が設けられ、触媒コンバー
タ61の下流側の排気管67には第2のo2センサ65
が設けられている。02センサ63,65は排気ガス中
の酸素濃度を検出する。更に、内燃機関29には、クラ
ンク軸の回転と連動して回転するデストリピユータ軸を
有するデストリピユータ39が設けられており、該デス
トリピユータ39はクランク角信号を出力するクランク
角センサ41が内蔵されている。内燃機関29のシリン
ダブロックにはエンジン冷却水温を検知するための水温
センサ43が設けられている。 [00081以上の構成からなる内燃機関と、車両の走
行状態に合わせて変速操作を行う為の手動変速機45に
は、車両の走行速度を検出する為の車速センサ51が備
えられている。又、運転席に配設されたクラッチペダル
55の踏み込み状態から、クラッチ操作の有無を検出す
る為のクラッチスイッチ57と、最適シフトアップ時期
にシフトアップを指示する為の、運転席に配設されたシ
フトアップ指示ランプ59と、触媒コンバータ61の三
元触媒が劣化したと判別された時に点灯される触媒劣化
ランプ75とを設ける。前記エアフローメータ13の吸
入空気量に比例したアナログ電圧の出力信号、前記スロ
ットルセンサ23の出力、前記アイドルスイッチ22の
出力、前記02センサ63.65の酸素濃度に応じた出
力、クランク角センサ41の出力、水温センサ43の冷
却水の温度に応じたアナログ電圧の出力は、電子制御ユ
ニット(以下ECUと称する)に供給される。又、該E
CUは、前記シフトアップ指示ランプ59と触媒劣化ラ
ンプ75とを点灯させる為、各ランプに接続されている
。 [0009]前記ECU33は、図3に示すようにマイ
クロコンピュータであって、マイクロコンピュータは、
例えばマイクロプロセッサからなる中央処理ユニット(
以下CPU)103と、前記エアフローメータ13、ス
ロットルセンサ23、水温センサ43、速度センサ51
、第1の02センサ63、第2の02センサ65から出
力される信号を、デジタル信号に変換して取り組む為の
、アナログ−デジタル変換機能を有する入力ポート10
1と、クランク角センサ41、クラッチスイッチ59、
アイドルスイッチ22等から入力される信号を取り組む
とともにCPU103における演算結果に応じて、前記
インジェクタ30、シフトアップ指示ランプ59、触媒
劣化ランプ75等に制御信号を出力する為の、バッファ
機能を有する入出力ボート102と、インジェクタ30
、各指示ランプ等の制御プログラムや、02センサ63
.65による触媒の上流と下流との酸素量に対応して、
暖機中の触媒の劣化炭火(図4)及び劣化度中(図5)
及び劣化度小(図6)と、暖機後の触媒の劣化炭火(図
7)及び劣化度中(図8)及び劣化度小(図9)のシフ
トアップ領域Aが設定されたデータマツプや、最高速ギ
ヤ位置におけるエンジン回転速度と車速の比の関係を表
すデータ等の各種データを記憶する為のリードオンメモ
リー(以下ROMと称する)104と、CPUIO3に
おける演算データ等を一時的に記憶する為のランダムア
クセスメモリ (以下RAMと称する)105と、機関
停止時にも補助電源から給電されて記憶を保持できるバ
ックアップ用RAM106と、前記各構成機器間を接続
するコモンバス72とから構成されている。 [00101ROMl04は、燃料噴射量を計算する。 前記エアフローメータ13出力の吸入空気流量と前記ク
ランク角センサ41出力のクランク角信号から求められ
るエンジン回転速度に応じて、エンジン1工程当たりの
基本噴射量を算出すると共に、これを前記アイドルスイ
ッチ22、スロットルセンサ23出力等でスロットルが
広間塵の場合等に応じた出力増量値FPOWER1吸入
空気流量及びエンジン回転速度と水温センサ43出力等
でエンジンの高負荷、高回転時に排気温度が高くなった
場合等に応じたOTP増量値FOTP、通常運転時にお
いて、02センサ63,65出力等に応じて基本噴射量
を補正することによって、理論空燃比をフィードバック
して、増減量補正することによって、燃料噴射量を決定
して、前記インジェクタ30に開弁時間信号を出力する
。従って、本発明に係るシフト時期指示装置は、電子制
御燃料噴射式エンジンに既に備えられている、クランク
角センサ41、該クランク角センサ41と共に負荷セン
サを構成するエアフローメータ13、アイドルスイッチ
22、スロットルセンサ23、水温センサ43、車速セ
ンサ51、ECU33と、新たに付加されたクラッチス
イッチ57、シフトアップ指示ランプ59、o2センサ
65、触媒劣化ランプ75から構成される。 [0011]一方、本実施例におけるシフト時期指示装
置は、図10ないし図12に示すような制御プログラム
に従って実行される。図10は02センサ63,65の
出力に基づいて触媒の劣化度判定基準値CFAILを演
算する触媒劣化判別ルーチンであって、特開平2−30
915号公報で開示されている如くのものであり、所定
時間たとえば32m5毎に実行される。まず始めに触媒
劣化の判定の原理について説明する。三元触媒はNOx
 、 Co、 HCを同時に浄化するものであり、理論
空燃比よりリッチ側ではNOxの浄化率が大きく、リー
ン側ではCo、HCの浄化率が大きい。この場合、三元
触媒は、空燃比がリーンの時には酸素を蓄積し、空燃比
がノツチになった時にCo、HCを取り込んでリーンの
時に蓄積された酸素を消費するという02ストレージ効
果を有し、空燃比フィードバック制御はこのような02
ストレージ効果を積極的に利用する為、最適な周波数、
振幅で空燃比を制御させるようにしている。一般に、三
元触媒は劣化度が低ければその02ストレージ効果は大
きくなり、即ち、酸素の蓄積量が大きくなる。又、劣化
が大きいとストレージ効果は小さくなり、即ち、酸素の
蓄積量が小さくなる。 [0012]そこで、触媒の劣化度を判断するのに、下
流側に設けられている02センサ65出力の状態が、触
媒の上流側に設けられている02センサ63出力とは異
なった状態から同じ状態になるまでの時間で判断する。 即ち、触媒内の酸素を消費する時間、又は、酸素を蓄積
するまでの時間で判断する。この時間は三元触媒の劣化
が小さい時には大きく、他方、三元触媒の劣化が大きい
時は小さい。先ず、ステップ1101では、出力増量状
態FPOWERにより出力増量状態か否かを判別する。 出力増量状態でなければ(FPOWER=O) 、ステ
ップ1112〜1115のフローが実行され、出力増量
状態であれば(FPOWER−40)、1102以降ノ
フローに進む。なお、ステップ1101での出力増量値
FPOWERの代わりにOTP増量値FOTPを用いて
もよい。ステップ1112〜1114は出力増量状態に
なった時点での下流側の02センサ65の出力がリーン
状態であることが確認された場合のみ触媒劣化判別を実
行する為の触媒劣化判別実行フラグXEXEをセットす
るものである。すなわち、ステップ1112にて下流側
の02センサ65の出力V2をA/D変換して取り込み
、ステップ1113にてV2≦VR2か否か、即ち、触
媒下流の空燃比がリーンか否かを判別する。この結果、
リーンであればステップ1114にて実行フラグXEX
Eをセットし、リッチであれば実行フラグXEXEをリ
セットする。そして、ステップ1116にカウンタCN
Tをクリアして、このルーチンを終了する。 [0013]出力増量状態に切り替わると、ステップ1
102以降のフローに進み、触媒劣化判別実行フラグX
EXEがセットされているか否かを判別する。この結果
、XEXEがセットされていなければ、ステップ111
6に直接進み、触媒劣化判別を行わず、他方、XEXE
がセットされていればステップ1103以降に進み、触
媒劣化判別を行なう。ステップ1103では、上流側の
02センサ63の出力V1 をA/D変換して取り込み
、ステップ1104にて入ガスの空燃比がリッチになっ
たか否かを判定する。Vt ≧0.8Vとたてたのは、
上流側02センサ63のリッチ判定は、通常、出力Vr
が0.5■の比較電圧VRIを横切ったか否かによって
行われているが、この上流側02センサ63が劣化し、
上流側02センサ63の出力が不安定になると、上記の
比較電圧であると触媒上流の空燃比がリーンであるのに
もかかわらずリッチ誤判定を防止するためである。vl
 ≧0.8Vの場合のみステップ1105に進む。ステ
ップ1105では、下流側の02センサ65の出力V2
をA/D変換して取り込み、ステップ1106にて下流
側の空燃比がリッチになったか否かを判定します。即ち
、触媒内の酸素が蓄積しきったか否かを、Vl ≧0.
8V(リッチ)か否かで判定する。なお、通常の比較電
圧0.5Vより高<O,SVとしたのは、上述と同一の
理由である。この結果、Vl <0. 8Vの時には、
リーンであって触媒内の酸素が蓄積しきってないと判断
し、ステップ1107にてカウンタCNTをカウントア
ツプして時間計測する。Vl ≧0.8Vとなった時点
でステップ1106でのフローはステップ1108に進
む。 [0014]このように、カウンタCNTは、触媒劣化
判別実行フラグXEXEがセットされているとVl ≧
0.8vになった時点からv2 ≧0.8Vになった時
点までの時間を計測する。即ち、カウンタCNTは明瞭
なリーン状態から明瞭なリッチ状態になった際の、触媒
内に酸素を蓄積する時間を計測する。この時間は三元触
媒の触媒内の酸素を蓄積するまでの時間に相当する。即
ち、三元触媒の劣化が小であれば、この時間は大きく、
他方、三元触媒が劣化していれば、この時間は小さい。 ステップ1108.1109は触媒の劣化程度を判断す
るものであり、ステップ1108にてCNT<a (所
定値)でなければ、三元触媒の劣化度は小と判断し、ス
テップ1110cに進み、判定基準値CFAILにOを
セットし1116に進む。他方CNT(aであればステ
ップ1109に進む。ステップ1109ではCNT<b
(a>bの所定値)でなければ、三元触媒の劣化度が中
とみなし、ステップ1110bに進み、判定基準値CF
AILに1をセットし1116に進む。他方CNT<b
であればステップ1110aに進む。ステップ1110
aでは、判定基準値CFAILに2をセットし、ステッ
プ1111に進み、触媒劣化ランプを点灯させ、111
6に進む。尚、判定基準値CFAILは、バックアップ
用RAM106に格納される。そして、ステップ111
6を介して、触媒劣化判別ルーチンは終了する。尚、図
10の場合とは逆に、明瞭なリッチ状態から明瞭なり一
ン状態になった際の、例えば、燃料カットへ移行の際の
三元触媒への触媒内の酸素消費時間より三元触媒の劣化
度を判別するものでも良い。 [0015]シフトポイント指示は、図11および図1
2に示すような制御プログラムに従って実行される。 (例えば、1秒毎に実行される。)ステップ201で、
前記スロットルセンサ23出力のスロットル開度θの読
み込みが行われる。次いで、ステップ202に進み、ス
ロットル開度θがOであるか否かが判定される。判定結
果が否である場合には、ステップ203に進み、前記ク
ラッチスイッチ57の出力に応じて、クラッチスイッチ
57がオンであるか否かが判定される。該ステップ20
3の判定結果が否である場合、即ち、スロットルバルブ
21が閉じられておらず、しかも、クラッチペダル55
が操作中でない場合には、ステップ204に進み、前記
車速センサ51の出力に応じて車速Vを読み込む。次い
でステップ205に進み、読み込まれた車速Vが0であ
るか否かを判定する。判定結果が否である場合、即ち、
車両が走行中である場合には、ステップ206に進み、
前記クランク角センサ41出力により求められたエンジ
ン回転速度Nを読み込むと共に、ステップ207で、エ
ンジン回転速度Nと車速Vの比(以下N/V比と称する
)を算出する。次いで208に進み、N/V比に基づい
て、現在のギヤ位置が回速であるかサーチする次いで2
09に進み、最高速ギヤ、例えば5速ギヤが選択されて
いるか否かを判定する。判定結果が否である場合、即ち
、最高速ギヤ位置以外のギヤ位置で走行中である場合に
は、図12に示すステップ210に進む。ステップ21
0では、既に燃料噴射時間の計算時に算出されているエ
ンジン1回転当たりの吸入空気量Q/Nを、エンジン負
荷として読み込み、ステップ211に進む。ステップ2
11では、触媒劣化の判定基準値CFAILを読み込み
、ステップ212に進む。ステップ212では、前記水
温センサ43出力からエンジン冷却水温を読み込む。 次いで213に進む。ステップ213では、例えば、エ
ンジン冷却水温が所定値以下であることから、エンジン
暖機中であるか否かを判定する。判定結果が正である場
合には、即ちエンジン暖機中である場合は、ステップ2
14に進む。ステップ214では、判定基準値CFAI
Lの値が0であるか否かを判定する。判定結果が正であ
る場合は、即ち触媒劣化度が小の場合には、ステップ2
16aに進む。ステップ216aでは、予めROMlO
4に記憶されている、図4に示したような暖機中で触媒
劣化度が小のシフトマツプを使って、最適シフト指示情
報をサーチする。例えば、前出ステップ206で読み込
まれたエンジン回転速度NがN+ であり、前出ステッ
プ210て読み込まれたエンジン1回転当たりの吸入空
気量Q/NがL+である場合には、シフトアップ、一方
、エンジン回転速度Nが同じN+ であっても、エンジ
ン1回転当たりの吸入空気量Q/NがL2である場合に
は、シフトせずといった、最適シフト指示情報をサーチ
する。そして、ステップ219に進む。 [0016]又、前出ステップ214の判定結果が否で
ある場合には、ステップ215に進み、判定基準値CF
AILの値が1であるか否かを判定する。判定結果が正
である場合には、即ち暖機中で触媒劣化度が中である場
合には、ステップ216bに進む。ステップ216bで
は、予めROM104に記憶されている、図5に示した
ような暖機中で触媒劣化度が中のシフトマツプを使って
、最適シフト指示情報をサーチする。そして、ステップ
219に進む。又、前出ステップ215の判定結果が否
である場合には、即ち暖機中で触媒劣化度が大である場
合には、ステップ216cに進む。ステップ216cで
は、予めROM104に記憶されている、図6に示した
ような暖機中で触媒劣化度が大のシフトマツプを使って
、最適シフト指示情報をサーチする。そして、ステップ
219に進む。又、前記ステップ213の判定結果が否
である場合、即ち、エンジン暖機後であると判断される
時には、ステップ217に進む。ステップ217では、
判定基準値CFAILの値がOであるか否かを判定する
。判定結果が正である場合は、即ち触媒劣化度が小の場
合には、ステップ216fに進む。ステップ216fで
は、予めROM104に記憶されている、図7に示した
ような暖機中で触媒劣化度が小のシフトマツプを使って
、最適シフト指示情報をサーチする。そして、ステップ
219に進む。又、前出ステップ217の判定結果が否
である場合には、ステップ218に進み、判定基準値C
FAILの値が1であるか否かを判定する。判定結果が
正である場合には、即ち暖機中で触媒劣化度が中である
場合には、ステップ216eに進む。ステップ216e
では、予めROM104に記憶されている、図8に示し
たような暖機中で触媒劣化度が中のシフトマツプを使っ
て、最適シフト指示情報をサーチする。そして、ステッ
プ219に進む。又、前出ステップ215の判定結果が
否である場合には、即ち暖機中で触媒劣化度が大である
場合には、ステップ216dに進む。ステップ216d
では、予めROM104に記憶されている、図9に示し
たような暖機中で触媒劣化度が大のシフトマツプを使っ
て、最適シフト指示情報をサーチする。そして、ステッ
プ219に進む。 [0017]尚、図4ないし図9の説明をする。暖機中
の触媒の劣化度に応じたシフトアップ領域が設定された
データマツプ図4ないし図6と、暖機後の触媒の劣化度
に応じたシフトアップ領域が設定されたデータマツプ図
7ないし図9とは、触媒の劣化が小となる方にしたがっ
てシフトアップ領域が大きくとる。又、同じ劣化度にお
いて暖機中と暖機後とのデータマツプは、暖機後の方が
シフトアップ領域は大きい。ステップ216a、b。 c、  d、  e、  fの各処理の終了後、ステッ
プ219に進み、シフトアップ領域であるか否かを判定
する。判定結果が正である場合には、ステップ220に
進み、前記シフトアップ指示ランプ59にシフトアップ
表示指令信号を出力して、シフトアップ指示ランプ59
を点灯する。 これにより、運転者は現在のギヤ位置からシフトアップ
を促されることになり、今回のシフトアップ指示処理は
終了する。一方前出ステップ202.203.205.
209の判定結果が正であるか、或いは、前出ステップ
219の判定結果が否である場合には、スロットルバル
ブ21が閉じられた減速中、クラッチペダル55踏み込
み中、車両停止中、最高速ギヤ走行中、或いは、シフト
アップ領域なく、シフトアップ指示信号を出力する必要
がない場合であると判断してステップ221に進み、シ
フトアップ指示ランプ59を消灯させ、このルーチンを
終了する。 [0018]以上説明したように、触媒の劣化度が大き
い時は、高速でシフトすることより、触媒への入ガス温
度が高くなり、触媒温度が早く高まると共に、触媒浄化
性能の低下を防止でき、排気エミッションの悪化が防止
できる。一方、触媒の劣化度が小さい時は、低速でシフ
トすることより、触媒の浄化性能は良好な為、浄化性能
を維持しつつ、燃費を向上させることができる。この結
果、排気エミッションの悪化防止と燃費向上を両立する
ことができる。又、触媒劣化が小の場合、低速シフトす
る為、燃費が向上し同時にC02排出量を減らすことが
できる。その為、近年の地球温暖化の一つの対策になる
。本実施例においては、暖機中と暖機後とでシフトマツ
プが3種類づつ記憶されているが、暖機後は、触媒の活
性温度も十分に高まっていることより触媒の劣化による
浄化性能の低下が、ある程度は抑えることができる為、
暖機後のシフトマツプが、1種類でも同様に適用するこ
とが可能である。又、本実施例においては、シフト時期
指示装置の構成が比較的単純に、データマツプにシフト
アップ領域のみを設定し、シフト時期指示装置によりシ
フトアップ指示のみを行うようにしている。尚、データ
マツプにシフトアップ領域だけでなくシフトダウン領域
も設定し、更にシフトダウン指示ランプを追加して、シ
フト時期指示装置によりシフトアップ指示及びシフトダ
ウン指示がともに行われるように構成することも可能で
ある。更に、本実施例においては、比較的単純にシフト
アップ領域の境界が直線状とされている。尚、シフトア
ップ領域の境界の形状はこれに限定されず、例えば、折
れ線状として、きめ細かなシフトアップ指示を行うこと
も可能である。 [0019]尚、エンジン負荷を検知する方法は、これ
に限定されず、例えば、前記電子制御燃料噴射式エンジ
ンにおける基本噴射時間からエンジン負荷を検知するよ
うに構成することも可能である。或いは、スロットルセ
ンサ等でエンジン負荷を検出することも可能である。 又、本実施例においては、変速機のギヤ位置に応じて、
マツプを多くもつことも可能である。更に、本実施例に
おいては、エンジンが暖機中であることを、エンジン冷
却水温が所定値以下であることから検知するようにして
いたが、エンジン暖機中であることを検知する方法はこ
れに限定されず、例えば、エンジン油温が所定値以下で
あること、02 センサ出力が所定値を超えていないこ
と、或いは、燃料噴射量のフィードバック制御が始まっ
ていないこと等から検知することも可能である。又、前
記実施例おいては、データマツプがエンジン回転速度及
びエンジン負荷に対応して設定されていたが、データマ
ツプの構成はこれに限定されず、エンジン回転速度の代
わりに車両の走行速度を用いて、車両の走行速度及びエ
ンジン負荷に対応してシフトアップ領域を設定すること
も可能である。更に、本実施例においては、三元触媒の
劣化度を判断するのに、02センサにより判断している
が、他の判定方法として特開昭62−37226に開示
されている車両の走行距離で判断することも可能である
。又、触媒の温度センサ、使用時間等で判断することも
可能である。 [00201 【発明の効゛果]本発明によれば、内燃機関の暖機中等
の触媒の温度が低い状態において、触媒の劣化度が大き
い時は、車両速度又はエンジン回転速度が高速側でシフ
トすることより、触媒への大ガス温度が高くなり、触媒
温度が早く高まると共に、触媒浄化性能の低下を防止で
き、排気エミッションの悪化が防止できる。一方、触媒
の劣化度が小さい時は、車両速度又はエンジン回転速度
が低速側でシフトすることより、触媒の浄化性能は良好
な為、浄化性能を維持しつつ、燃費を向上させることが
できる。この結果、排気エミッションの悪化防止と燃費
向上を両立することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要旨構成を示すブロック線図。
【図2】本発明を車両に適用した実施例を示す全体概略
図。
【図3】本発明で用いる電子制御ユニットの構成を示す
ブロック図。
【図4】シフトマツプ領域が設定されたデータマツプを
示す線図。
【図5】シフトマツプ領域が設定されたデータマツプを
示す線図。
【図6】シフトマツプ領域が設定されたデータマツプを
示す線図。
【図7】シフトマツプ領域が設定されたデータマツプを
示す線図。
【図8】シフトマツプ領域が設定されたデータマツプを
示す線図。
【図9】シフトマツプ領域が設定されたデータマツプを
示す線図。
【図10】判定基準値を演算するプログラムのフローチ
ャート。
【図11】シフト時期指示する制御プログラムのフロー
チャート。
【図12】シフト時期指示する制御プログラムのフロー
チャート。
【図13】触媒劣化度と触媒浄化温度性能のグラフ。
【図14】触媒劣化度と触媒浄化温度性能のグラフ。
【図15】触媒劣化度と触媒浄化温度性能のグラフ。
【符号の説明】
29・・・エンジン 39・・・デストリピユータ 41・・・クランク角センサ 51・・・車速センサ 53・・・電子制御ユニット(ECU)59・・・シフ
トアップ指示ランプ 63・・・02センサ 65・・・02センサ 75・・・触媒劣化ランプ
【図8】
【図15】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の回転速度、及び車両の走行速度
    の少なくとも一方を検出する速度検出手段と、前記速度
    検出手段により検出される内燃機関の回転速度、又は車
    両の走行速度と設定速度とを比較し、比較結果に基づい
    て車両の手動変速機のシフト時期を指示するシフト時期
    指示手段とを備えたシフト時期指示装置において、前記
    内燃機関の排気通路に設けられた触媒と、該触媒の劣化
    度を検出する触媒劣化度検出手段と、該触媒劣化度検出
    手段により検出される前記触媒の劣化度に応じて、劣化
    度が大きいほど、前記設定速度を高速側に設定する設定
    手段とを備えたことを特徴とするシフト時期指示装置。
JP40165190A 1990-12-12 1990-12-12 車両のシフト時期指示装置 Pending JPH04210159A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP40165190A JPH04210159A (ja) 1990-12-12 1990-12-12 車両のシフト時期指示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP40165190A JPH04210159A (ja) 1990-12-12 1990-12-12 車両のシフト時期指示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04210159A true JPH04210159A (ja) 1992-07-31

Family

ID=18511489

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP40165190A Pending JPH04210159A (ja) 1990-12-12 1990-12-12 車両のシフト時期指示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04210159A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6935989B2 (en) * 2002-06-14 2005-08-30 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Catalyst activation controlling apparatus for emission control catalyst in internal combustion engine
WO2006068301A1 (ja) * 2004-12-21 2006-06-29 Nissan Motor Co., Ltd. 車両のシフト時期指示装置
JP2008128307A (ja) * 2006-11-17 2008-06-05 Honda Motor Co Ltd 変速機のシフト指示方法
EP1967772A3 (en) * 2007-03-05 2011-05-11 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Gear shift indicator and gear shift indication method for transmission

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6935989B2 (en) * 2002-06-14 2005-08-30 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Catalyst activation controlling apparatus for emission control catalyst in internal combustion engine
WO2006068301A1 (ja) * 2004-12-21 2006-06-29 Nissan Motor Co., Ltd. 車両のシフト時期指示装置
JPWO2006068301A1 (ja) * 2004-12-21 2008-06-12 日産自動車株式会社 車両のシフト時期指示装置
JP4702285B2 (ja) * 2004-12-21 2011-06-15 日産自動車株式会社 車両のシフト時期指示装置
JP2008128307A (ja) * 2006-11-17 2008-06-05 Honda Motor Co Ltd 変速機のシフト指示方法
EP1967772A3 (en) * 2007-03-05 2011-05-11 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Gear shift indicator and gear shift indication method for transmission

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0950804B1 (en) Exhaust gas purification system for internal combustion engine
JP4088412B2 (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
US7513105B2 (en) Exhaust gas purifying system and abnormality determining method therefor
US5412941A (en) Device for determining deterioration of a catalytic converter for an engine
US6901749B2 (en) Exhaust emission control system for internal combustion engine
JP4111041B2 (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
US7168240B2 (en) Control apparatus for an internal combustion engine
EP1184555A2 (en) Engine exhaust purification device
US6484493B2 (en) Exhaust emission control device for internal combustion engine
JPS59539A (ja) 車輌用内燃エンジンの混合気の空燃比制御方法
US6467256B2 (en) Exhaust emission control system for internal combustion engine
JP3376651B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JPH04210159A (ja) 車両のシフト時期指示装置
JPH0563621B2 (ja)
US5092123A (en) Air-fuel ratio feedback control system having air-fuel ratio sensors upstream and downstream of three-way catalyst converter
US5557929A (en) Control system for internal combustion engine equipped with exhaust gas purifying catalyst
JP4882958B2 (ja) 排出ガスセンサの異常診断装置
US5661974A (en) Control system with function of protecting catalytic converter for internal combustion engines for vehicles
JP2884798B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP2924547B2 (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JPH09125938A (ja) エンジン制御装置
JP4492403B2 (ja) 変速時空燃比制御装置
JPH1183782A (ja) 内燃機関の酸素濃度センサの異常検出装置
JP2007010037A (ja) 自動変速機付内燃機関の制御装置
JP4258733B2 (ja) 内燃機関の空燃比制御装置