JPH04209816A - 繊度糸計測装置 - Google Patents
繊度糸計測装置Info
- Publication number
- JPH04209816A JPH04209816A JP40542590A JP40542590A JPH04209816A JP H04209816 A JPH04209816 A JP H04209816A JP 40542590 A JP40542590 A JP 40542590A JP 40542590 A JP40542590 A JP 40542590A JP H04209816 A JPH04209816 A JP H04209816A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yarn
- fineness
- measuring device
- personal computer
- length
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000009826 distribution Methods 0.000 claims abstract description 10
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 9
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 claims description 3
- 238000001514 detection method Methods 0.000 abstract description 11
- 238000004804 winding Methods 0.000 abstract description 3
- 238000007664 blowing Methods 0.000 abstract description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract 1
- 238000005303 weighing Methods 0.000 description 5
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 108010013296 Sericins Proteins 0.000 description 1
- 238000007605 air drying Methods 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 1
- 239000003517 fume Substances 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000000691 measurement method Methods 0.000 description 1
- 238000003908 quality control method Methods 0.000 description 1
- 238000009987 spinning Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[00011
【産業上の利用分野]本発明は、繰糸機が所定の繊度の
糸を繰糸しているかどうかを検知するためにサンプリン
グされた複数の繊度糸について、繊度分布、繊度の平均
値、標準偏差、最大偏差等の計測を行う繊度糸の計測装
置に関する。 [0002] 【従来の技術】製糸工場において繰糸される糸が所定の
目的繊度を得ているかを知る手段として、繰り上げた糸
を小枠から一定長巻き取り、その重量を計測することに
より繊度を検出することが行われている。 [0003]この製糸工場における繊度管理を目的とし
た繊度計測には、糸を繰り上げた10乃至20個の小枠
から10乃至20本、合計100本乃至200本の繊度
糸を枠周1,125mの検尺器を用いて、中心繊度によ
り異なるが、100回、200回、400回の各回転数
だけ巻き取り、切断したあとの緒止めをし、採取してい
た。33デニール以下の繊度の場合、200回繊度光(
225m) 200本が必要で、この繊度糸を風乾後
1本ずつ検位衡で重量を測定し繊度を検出している。検
位衡による繊度糸の計量は1本ずつ検位衡に繊度糸を掛
けて、指針が安定したときの値を記録している。200
回繊度光の場合、糸長225mとなり、その重さが0.
025 gのとき1デニールとなることから、繊度糸の
重量を計測することにより容易にデニール数を知ること
ができるが、要は、糸長とそのときの糸の重量を測定で
きれば良いことになる。 [0004]Lかし、上記糸の重量であるが、風乾状態
で測定されている。風乾状態とは生糸の水分率が何%と
いう細かい規格はないが、生糸の水分率がほぼ8乃至1
1%位とされている。風乾状態になるには、■昼夜放置
することが望ましいとされているが、1昼夜放置しても
そのときの気候状態で生糸の水分率は1%以上も左右さ
れ、結果的には計測されたデニール数にも影響を及ぼす
ことになる。 [0005]そして、上記計測した多数本の繊度糸の測
定値は、手計算により繊度の平均値、標準偏差、最大偏
差、繊度分布を求めていた。このため、200本もの繊
度糸から統計値を算出するには人にもよるが、早くて4
0分から1時間を要し、計測の結果を知った上で繰糸機
の繊度調整をするにも半日後か翌日にならないと結果が
得られない状態である。 [0006]このように、繊度管理を目的とする繊度計
測は人手と時間を要し、かつ、所定の目的繊度に繰糸機
を対応させるための応動時間が大幅に遅いという事態が
生じていた。 [0007]
糸を繰糸しているかどうかを検知するためにサンプリン
グされた複数の繊度糸について、繊度分布、繊度の平均
値、標準偏差、最大偏差等の計測を行う繊度糸の計測装
置に関する。 [0002] 【従来の技術】製糸工場において繰糸される糸が所定の
目的繊度を得ているかを知る手段として、繰り上げた糸
を小枠から一定長巻き取り、その重量を計測することに
より繊度を検出することが行われている。 [0003]この製糸工場における繊度管理を目的とし
た繊度計測には、糸を繰り上げた10乃至20個の小枠
から10乃至20本、合計100本乃至200本の繊度
糸を枠周1,125mの検尺器を用いて、中心繊度によ
り異なるが、100回、200回、400回の各回転数
だけ巻き取り、切断したあとの緒止めをし、採取してい
た。33デニール以下の繊度の場合、200回繊度光(
225m) 200本が必要で、この繊度糸を風乾後
1本ずつ検位衡で重量を測定し繊度を検出している。検
位衡による繊度糸の計量は1本ずつ検位衡に繊度糸を掛
けて、指針が安定したときの値を記録している。200
回繊度光の場合、糸長225mとなり、その重さが0.
025 gのとき1デニールとなることから、繊度糸の
重量を計測することにより容易にデニール数を知ること
ができるが、要は、糸長とそのときの糸の重量を測定で
きれば良いことになる。 [0004]Lかし、上記糸の重量であるが、風乾状態
で測定されている。風乾状態とは生糸の水分率が何%と
いう細かい規格はないが、生糸の水分率がほぼ8乃至1
1%位とされている。風乾状態になるには、■昼夜放置
することが望ましいとされているが、1昼夜放置しても
そのときの気候状態で生糸の水分率は1%以上も左右さ
れ、結果的には計測されたデニール数にも影響を及ぼす
ことになる。 [0005]そして、上記計測した多数本の繊度糸の測
定値は、手計算により繊度の平均値、標準偏差、最大偏
差、繊度分布を求めていた。このため、200本もの繊
度糸から統計値を算出するには人にもよるが、早くて4
0分から1時間を要し、計測の結果を知った上で繰糸機
の繊度調整をするにも半日後か翌日にならないと結果が
得られない状態である。 [0006]このように、繊度管理を目的とする繊度計
測は人手と時間を要し、かつ、所定の目的繊度に繰糸機
を対応させるための応動時間が大幅に遅いという事態が
生じていた。 [0007]
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みて、繊度糸の計測に要する手間をなくし、かつ、極め
て短時間の内に繊度糸の計測及びデータの算出を行い得
る繊度糸の計測装置を得ることを目的とする。 [0008]
みて、繊度糸の計測に要する手間をなくし、かつ、極め
て短時間の内に繊度糸の計測及びデータの算出を行い得
る繊度糸の計測装置を得ることを目的とする。 [0008]
【課題を解決するための手段】乾糸装置、糸長測定装置
、糸送り出し装置1重量測定装置を有し、一定水分率の
糸を所定単位長ごとに切断することなく連続的に重量測
定装置に送り込み、重量測定をする繊度糸計測装置にお
いて、重量測定装置とパーソナルコンピュータとを電気
的に接続し、繊度分布、繊度の平均値、標準偏差、最大
偏差等の値を計算表示し得るようにした。 [0009]
、糸送り出し装置1重量測定装置を有し、一定水分率の
糸を所定単位長ごとに切断することなく連続的に重量測
定装置に送り込み、重量測定をする繊度糸計測装置にお
いて、重量測定装置とパーソナルコンピュータとを電気
的に接続し、繊度分布、繊度の平均値、標準偏差、最大
偏差等の値を計算表示し得るようにした。 [0009]
【作用】複数の小枠から適宜数の繊度糸を採取するが、
当該小枠を、小枠台上に載置し、糸を引き出す。引き出
した糸は、乾糸装置により所定の水分率にまで乾糸し、
テンサで所定張力に押さえられた状態で測長しつつジェ
ット噴気に乗り、計量器に送入される。計量器に所定長
送り込まれたときに計量が行われ、そのデータはパソコ
ンに送られ記憶される。次(−再度所定長さの糸が計量
器に送られ計量され、それを繰り返す。この繰り返しを
設定した本数分だけ実行した後、パソコンで繊度の平均
値、標準偏差、最大偏差、繊度分布等の統計処理を行い
、結果の表示、印刷を行う。 [00101
当該小枠を、小枠台上に載置し、糸を引き出す。引き出
した糸は、乾糸装置により所定の水分率にまで乾糸し、
テンサで所定張力に押さえられた状態で測長しつつジェ
ット噴気に乗り、計量器に送入される。計量器に所定長
送り込まれたときに計量が行われ、そのデータはパソコ
ンに送られ記憶される。次(−再度所定長さの糸が計量
器に送られ計量され、それを繰り返す。この繰り返しを
設定した本数分だけ実行した後、パソコンで繊度の平均
値、標準偏差、最大偏差、繊度分布等の統計処理を行い
、結果の表示、印刷を行う。 [00101
【実施例]本発明装置の実施の一例を図面と共に次に説
明する。 [0011]本発明の繊度糸計測装置1は、検査すべき
糸Yを巻き取っている小枠2、電子天秤等の重量測定装
置3、コントロールボックス4等を載置する載置台5の
上面にフレーム6を立て、フレーム6に糸Yのガイド7
、糸走行検出装置8.乾糸装置9.テンプ10.糸測長
装置11.糸送り出し装置12.糸誘導装置13などを
設けている。 [0012]糸走行検出装置8は、中央にスリット形成
したコ字形をなし、スリット部に糸を走行させ、電気的
に糸の存否を検出する装置で、糸切れ等で小枠2から糸
を引き出し得ないときに糸送り出し装置12のモータ1
4を停止する。 [0013]乾糸装置9は、次のように構成されている
。下方に空気吹出口15を有する縦長の乾糸ボックス1
6内の上部と下部とにそれぞれ複数個の鼓車17を設け
、糸Yを蛇行して走行させ得るようにしている。乾糸ボ
ックス16の前面には扉18を設け、背面に設けた空気
吹出口15の前面には、空気吹出口15から吹き出した
乾燥空気を乾糸ボックス16の上方に導くためのバッフ
ル板19を設ける。空気吹出口15に続くダクト20内
にはヒータ(図示せず)を設け、シロッコファン21か
らの空気を加熱することができるようにしている。 [0014]テンサ10は、支持軸22に挿通した2枚
の皿状の加圧板23.23をスプリング24で押圧し、
軸21の頂部に螺合した螺子25を適宜調整することに
より糸Yの走行テンションを調整する。 [0015]糸測長装置11は、鼓車型検出プーリ26
を有し、同プーリ26は16回転で1mの長さの糸を送
るように設計され、16回転で1パルス信号を発するよ
う前述のコントロールボックス4で処理される。 [0016]糸送り出し装置12は、モータ14に軸支
されたV字溝を有する駆動プーリ27と該V字溝に嵌合
する従動プーリ28とよりなる。従動プーリ28は、周
縁中心部分にゴム等の弾性体よりなるリング29を嵌合
しており、V字溝の最奥部と該リング29との間で糸Y
をニップし糸を送る。 [0017]前記モータ14は、回転□数可変型でブレ
ーキモータが好ましく、更にスロースタート、スローダ
ウン停止が可能なものならば一層好ましい。 【0018】糸誘導装置13は、前記一対のプーリ27
.28のニップ点に近く上端を開口し、下端は、重量測
定装置3の計量容器30の上部に開口した導糸管31及
び導糸管31の上部開口に開口する圧力空気噴出ノズル
32よりなる。 33は圧力空気噴出ノズル32への圧力を断続する弁で
ある。34は重量測定装置3及び計量容器30を囲う透
明のカバー、35はデータロギング装置、36はパソコ
ン、37はプリンタである。 [0019]上記装置において繊度糸を採取するときは
次の如くして行われる。繊度糸を採取するための小枠2
から引き出した糸は、糸長を測定するために測長装置1
1の鼓車型検出プーリ26に掛けられる。そして、鼓車
型検出プーリ26の回転数に応じたパルス数をカウント
し、パソコン36に取り入れることにより、200回或
いは400回繊度量分の糸長をパソコン36により計測
し、一定糸長になったらモータ14を停止し糸の走行を
停止する。このときの計量容器30内の糸の重量をパソ
コンに取り入れ繊度に換算して記憶する。これを繊度糸
の本数分繰り返すが、次の繊度糸はそのまま連続して、
繊度系計量容器30に落とし、前回までの積算重量との
重量差をその繊度糸の重量とし、繊度に換算し記憶する
。この繊度データはデータファイルとして保存できる。 [00201糸測長装置11からのパルス信号及び重量
測定装置3からの重量デジタル信号は、データロギング
装置35を経由してケーブルによりパソコン36に取り
入れる。 [00211上記計測の過程における糸Yの状態は次の
如くである。小枠2は充分湿潤されており、この小枠2
から糸送り出し装置12のプーリ27.28によりニッ
プされて引き出され解離された糸Yは、ガイド7、糸走
行検出装置8を通って乾糸装置9に導入される。糸Yは
乾糸装置9内で鼓車17により上下に蛇行して案内され
、この間シロッコファン21によりダクト20に送られ
、ヒータ(図示せず)で加熱され、空気吹出口15から
吹き出した加熱空気により湿潤した糸Yは乾糸される。 糸Yは乾糸装置9内に4mの長さ分存在し、そこを通過
するのに一例として糸速120m/分で2秒かかり、こ
の間に糸の水分率を8%乃至11%とする。 [0022]上記水分率に乾燥された糸Yは、テンサ1
0で所定のテンションを賦与され、糸測長装置11の鼓
車型検出プーリ26を回転し、データロギング装置35
にパルスを送り、糸送り出し装置11に引き出された糸
Yは、糸誘導装置13の重量測定装置3の計量容器30
内に落下堆積される。噴出ノズル32から噴出された圧
空は、導糸管31内の糸Yに下方向への走行を助け、糸
送り出し装置のプーリ27.28に糸Yがからみ付くの
が防止されると共に、繊度計量容器30内にランダムに
糸Yを堆積させる。この堆積した糸Yは、乾燥されてい
るので、セリシンにより互いに接着することはない。 [0023]上記の糸走行中、パソコンではプログラム
(BAS I C)により、約10分の1秒間隔で糸長
換算の元のデータであるパルス数を読んでおり、設定し
た繊度糸回数分の糸長になったら糸送り出し装置12の
プーリ27.28の回転を止めるコマンドを送る。ブレ
ーキモータ14によるプーリ27.28の瞬時停止後、
パソコン36より重量測定装置3にデータ要求のコマン
ドが送られる。重量測定装置3では表示が安定するとパ
ソコン36にその値のデータを送る。パソコン36では
そのデータを重量値に変換しさらに重量から繊度に変換
し記憶する。この繰り返しを設定した繊度糸の本数分だ
け実行した後、パソコンで繊度の平均値、標準偏差、最
大偏差、繊度分布等の統計処理を行い、結果の表示、印
刷をプリンタ37で行う。 [0024]このとき、もし途中で糸Yの切断、或いは
設定口数分より少なく繊度測定用の糸Yが終わるなどの
トラブルが発生した場合は、糸走行検出装置8の糸切れ
検知信号により強制的に糸送り出し装置12を停止する
。 同時に、パソコン36で糸測長装置11からのパルスの
単位時間あたりの(2秒間が好ましい)増加をみて、パ
ルスの増加がない場合は、パソコン36で停止か継続か
の選択をする入力画面になる。もし、切断であれば糸結
びの後、継続のコマンドを選択することにより、繊度計
測が続行される。また、繊度測定用の糸の終了であれば
、そこまでの繊度系本数(糸長)で統計処理される。 [0025]
明する。 [0011]本発明の繊度糸計測装置1は、検査すべき
糸Yを巻き取っている小枠2、電子天秤等の重量測定装
置3、コントロールボックス4等を載置する載置台5の
上面にフレーム6を立て、フレーム6に糸Yのガイド7
、糸走行検出装置8.乾糸装置9.テンプ10.糸測長
装置11.糸送り出し装置12.糸誘導装置13などを
設けている。 [0012]糸走行検出装置8は、中央にスリット形成
したコ字形をなし、スリット部に糸を走行させ、電気的
に糸の存否を検出する装置で、糸切れ等で小枠2から糸
を引き出し得ないときに糸送り出し装置12のモータ1
4を停止する。 [0013]乾糸装置9は、次のように構成されている
。下方に空気吹出口15を有する縦長の乾糸ボックス1
6内の上部と下部とにそれぞれ複数個の鼓車17を設け
、糸Yを蛇行して走行させ得るようにしている。乾糸ボ
ックス16の前面には扉18を設け、背面に設けた空気
吹出口15の前面には、空気吹出口15から吹き出した
乾燥空気を乾糸ボックス16の上方に導くためのバッフ
ル板19を設ける。空気吹出口15に続くダクト20内
にはヒータ(図示せず)を設け、シロッコファン21か
らの空気を加熱することができるようにしている。 [0014]テンサ10は、支持軸22に挿通した2枚
の皿状の加圧板23.23をスプリング24で押圧し、
軸21の頂部に螺合した螺子25を適宜調整することに
より糸Yの走行テンションを調整する。 [0015]糸測長装置11は、鼓車型検出プーリ26
を有し、同プーリ26は16回転で1mの長さの糸を送
るように設計され、16回転で1パルス信号を発するよ
う前述のコントロールボックス4で処理される。 [0016]糸送り出し装置12は、モータ14に軸支
されたV字溝を有する駆動プーリ27と該V字溝に嵌合
する従動プーリ28とよりなる。従動プーリ28は、周
縁中心部分にゴム等の弾性体よりなるリング29を嵌合
しており、V字溝の最奥部と該リング29との間で糸Y
をニップし糸を送る。 [0017]前記モータ14は、回転□数可変型でブレ
ーキモータが好ましく、更にスロースタート、スローダ
ウン停止が可能なものならば一層好ましい。 【0018】糸誘導装置13は、前記一対のプーリ27
.28のニップ点に近く上端を開口し、下端は、重量測
定装置3の計量容器30の上部に開口した導糸管31及
び導糸管31の上部開口に開口する圧力空気噴出ノズル
32よりなる。 33は圧力空気噴出ノズル32への圧力を断続する弁で
ある。34は重量測定装置3及び計量容器30を囲う透
明のカバー、35はデータロギング装置、36はパソコ
ン、37はプリンタである。 [0019]上記装置において繊度糸を採取するときは
次の如くして行われる。繊度糸を採取するための小枠2
から引き出した糸は、糸長を測定するために測長装置1
1の鼓車型検出プーリ26に掛けられる。そして、鼓車
型検出プーリ26の回転数に応じたパルス数をカウント
し、パソコン36に取り入れることにより、200回或
いは400回繊度量分の糸長をパソコン36により計測
し、一定糸長になったらモータ14を停止し糸の走行を
停止する。このときの計量容器30内の糸の重量をパソ
コンに取り入れ繊度に換算して記憶する。これを繊度糸
の本数分繰り返すが、次の繊度糸はそのまま連続して、
繊度系計量容器30に落とし、前回までの積算重量との
重量差をその繊度糸の重量とし、繊度に換算し記憶する
。この繊度データはデータファイルとして保存できる。 [00201糸測長装置11からのパルス信号及び重量
測定装置3からの重量デジタル信号は、データロギング
装置35を経由してケーブルによりパソコン36に取り
入れる。 [00211上記計測の過程における糸Yの状態は次の
如くである。小枠2は充分湿潤されており、この小枠2
から糸送り出し装置12のプーリ27.28によりニッ
プされて引き出され解離された糸Yは、ガイド7、糸走
行検出装置8を通って乾糸装置9に導入される。糸Yは
乾糸装置9内で鼓車17により上下に蛇行して案内され
、この間シロッコファン21によりダクト20に送られ
、ヒータ(図示せず)で加熱され、空気吹出口15から
吹き出した加熱空気により湿潤した糸Yは乾糸される。 糸Yは乾糸装置9内に4mの長さ分存在し、そこを通過
するのに一例として糸速120m/分で2秒かかり、こ
の間に糸の水分率を8%乃至11%とする。 [0022]上記水分率に乾燥された糸Yは、テンサ1
0で所定のテンションを賦与され、糸測長装置11の鼓
車型検出プーリ26を回転し、データロギング装置35
にパルスを送り、糸送り出し装置11に引き出された糸
Yは、糸誘導装置13の重量測定装置3の計量容器30
内に落下堆積される。噴出ノズル32から噴出された圧
空は、導糸管31内の糸Yに下方向への走行を助け、糸
送り出し装置のプーリ27.28に糸Yがからみ付くの
が防止されると共に、繊度計量容器30内にランダムに
糸Yを堆積させる。この堆積した糸Yは、乾燥されてい
るので、セリシンにより互いに接着することはない。 [0023]上記の糸走行中、パソコンではプログラム
(BAS I C)により、約10分の1秒間隔で糸長
換算の元のデータであるパルス数を読んでおり、設定し
た繊度糸回数分の糸長になったら糸送り出し装置12の
プーリ27.28の回転を止めるコマンドを送る。ブレ
ーキモータ14によるプーリ27.28の瞬時停止後、
パソコン36より重量測定装置3にデータ要求のコマン
ドが送られる。重量測定装置3では表示が安定するとパ
ソコン36にその値のデータを送る。パソコン36では
そのデータを重量値に変換しさらに重量から繊度に変換
し記憶する。この繰り返しを設定した繊度糸の本数分だ
け実行した後、パソコンで繊度の平均値、標準偏差、最
大偏差、繊度分布等の統計処理を行い、結果の表示、印
刷をプリンタ37で行う。 [0024]このとき、もし途中で糸Yの切断、或いは
設定口数分より少なく繊度測定用の糸Yが終わるなどの
トラブルが発生した場合は、糸走行検出装置8の糸切れ
検知信号により強制的に糸送り出し装置12を停止する
。 同時に、パソコン36で糸測長装置11からのパルスの
単位時間あたりの(2秒間が好ましい)増加をみて、パ
ルスの増加がない場合は、パソコン36で停止か継続か
の選択をする入力画面になる。もし、切断であれば糸結
びの後、継続のコマンドを選択することにより、繊度計
測が続行される。また、繊度測定用の糸の終了であれば
、そこまでの繊度系本数(糸長)で統計処理される。 [0025]
【発明の効果】本発明装置は、以上詳述した如く構成し
たために、従来の、検尺器により所定長を検尺し、所定
単位長で切断し、緒止めし、検位衡により繊度の測定を
行うというような煩雑な手段を必要とせず、小枠から解
舒した糸条を連続的に所定単位長ごとに重量の測定を行
い、繊度分布、繊度の平均値、標準偏差、最大偏差等を
知ることができるため、従来、翌日でなければ知ること
のできなかった繊度の状態を、十分程度の短時間で知る
ことができるようになった。従って、中心繊度合わせや
、繊度偏差の修正などの繊度管理が大幅に迅速にできる
ようになり、生糸の品質管理に大いに貢献できるもので
ある。
たために、従来の、検尺器により所定長を検尺し、所定
単位長で切断し、緒止めし、検位衡により繊度の測定を
行うというような煩雑な手段を必要とせず、小枠から解
舒した糸条を連続的に所定単位長ごとに重量の測定を行
い、繊度分布、繊度の平均値、標準偏差、最大偏差等を
知ることができるため、従来、翌日でなければ知ること
のできなかった繊度の状態を、十分程度の短時間で知る
ことができるようになった。従って、中心繊度合わせや
、繊度偏差の修正などの繊度管理が大幅に迅速にできる
ようになり、生糸の品質管理に大いに貢献できるもので
ある。
【図1】本発明装置の全体斜視図である。
【図2】送り出し装置のローラ部分の平面図である。
1 繊度糸計測装置
3 重量測定装置
9 乾糸装置
11 糸測長装置
12 糸送り出し装置
36 パーソナルコンピュータ
Y糸
Claims (1)
- 【請求項1】乾糸装置、糸長測定装置、糸送り出し装置
、重量測定装置を有し、一定水分率の糸を所定単位長ご
とに切断することなく連続的に重量測定装置に送り込み
、重量測定をする繊度糸計測装置において、重量測定装
置とパーソナルコンピュータとを電気的に接続し、繊度
分布、繊度の平均値、標準偏差、最大偏差等の値を計算
表示し得るようにしたことを特徴とする繊度糸計測装置
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40542590A JPH0627365B2 (ja) | 1990-12-05 | 1990-12-05 | 繊度糸計測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40542590A JPH0627365B2 (ja) | 1990-12-05 | 1990-12-05 | 繊度糸計測装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04209816A true JPH04209816A (ja) | 1992-07-31 |
JPH0627365B2 JPH0627365B2 (ja) | 1994-04-13 |
Family
ID=18515022
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP40542590A Expired - Fee Related JPH0627365B2 (ja) | 1990-12-05 | 1990-12-05 | 繊度糸計測装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0627365B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108823938A (zh) * | 2018-07-25 | 2018-11-16 | 盐城工业职业技术学院 | 一种纱线条干均匀度测试仪器 |
CN114112781A (zh) * | 2021-11-10 | 2022-03-01 | 广西科技大学 | 一种生丝纤度检验装置及操作步骤 |
-
1990
- 1990-12-05 JP JP40542590A patent/JPH0627365B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108823938A (zh) * | 2018-07-25 | 2018-11-16 | 盐城工业职业技术学院 | 一种纱线条干均匀度测试仪器 |
CN108823938B (zh) * | 2018-07-25 | 2023-09-05 | 盐城工业职业技术学院 | 一种纱线条干均匀度测试仪器 |
CN114112781A (zh) * | 2021-11-10 | 2022-03-01 | 广西科技大学 | 一种生丝纤度检验装置及操作步骤 |
CN114112781B (zh) * | 2021-11-10 | 2024-04-19 | 广西科技大学 | 一种生丝纤度检验装置及操作步骤 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0627365B2 (ja) | 1994-04-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7926147B2 (en) | Apparatus for the fibre-sorting or fibre-selection of a fibre bundle comprising textile fibres, especially for combing | |
JP5368028B2 (ja) | コーミング機械上でノイル割合を監視する装置 | |
KR930005916B1 (ko) | 로울의 형성방법 및 이의 장치 | |
JPS62238838A (ja) | 整経時における整経セクシヨンの張力調整装置 | |
JPH07207536A (ja) | 入口測定部材を有する練条機におけるスライバ用自動調節ドラフト装置 | |
US4393725A (en) | Apparatus to measure yarn tension | |
JPH04209816A (ja) | 繊度糸計測装置 | |
JPH01192828A (ja) | 綿ラップ等の供給を均一化するためにカード,開綿機,クリーナーなどに附設する装置 | |
US4890368A (en) | Warper with tension isolator and tension controller | |
US3481011A (en) | Tension control means | |
JP2003193340A (ja) | 練条機などのスライバ用ドラフト装置で初期ドラフトの調節値を設定するための装置 | |
US4445322A (en) | Apparatus to measure yarn tension | |
CA1170477A (en) | Method to measure yarn tension | |
US7721519B2 (en) | Method for the production of a fancy yarn | |
US3765068A (en) | Process and apparatus for the stufferbox crimping of yarns | |
GB2369126A (en) | Apparatus at a draw frame for measuring tension during processing of fibre slivers | |
CZ103893A3 (en) | Process and apparatus for determining diameter of a bobbin on a spinning machine spinning station | |
JPS60155727A (ja) | 多数の精紡装置を具備するオ−プンエンド・フリクシヨン精紡機 | |
JP4108989B2 (ja) | スライバの最適な予備ドラフトを決定する方法 | |
EP0059567A1 (en) | Method to measure yarn tension | |
US5072691A (en) | Apparatus for monitoring size encapsulation of yarn on a slasher | |
ITMI951038A1 (it) | Macchina tessile per realizzare avvolgimenti di filato di forma qualsivoglia | |
WO1994005844A1 (en) | Adjusting moisture regain | |
CN116457511A (zh) | 用于得出精梳机的精梳落棉量的方法和精梳机 | |
JPH05125620A (ja) | 化学繊維連続フイラメントを紡糸可能な化学繊維スライバに牽切する方法及び装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |