JPH04209816A - 繊度糸計測装置 - Google Patents

繊度糸計測装置

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JPH04209816A
JPH04209816A JP40542590A JP40542590A JPH04209816A JP H04209816 A JPH04209816 A JP H04209816A JP 40542590 A JP40542590 A JP 40542590A JP 40542590 A JP40542590 A JP 40542590A JP H04209816 A JPH04209816 A JP H04209816A
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Shigeto Shimizu
重人 清水
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[00011
【産業上の利用分野]本発明は、繰糸機が所定の繊度の
糸を繰糸しているかどうかを検知するためにサンプリン
グされた複数の繊度糸について、繊度分布、繊度の平均
値、標準偏差、最大偏差等の計測を行う繊度糸の計測装
置に関する。 [0002] 【従来の技術】製糸工場において繰糸される糸が所定の
目的繊度を得ているかを知る手段として、繰り上げた糸
を小枠から一定長巻き取り、その重量を計測することに
より繊度を検出することが行われている。 [0003]この製糸工場における繊度管理を目的とし
た繊度計測には、糸を繰り上げた10乃至20個の小枠
から10乃至20本、合計100本乃至200本の繊度
糸を枠周1,125mの検尺器を用いて、中心繊度によ
り異なるが、100回、200回、400回の各回転数
だけ巻き取り、切断したあとの緒止めをし、採取してい
た。33デニール以下の繊度の場合、200回繊度光(
225m)  200本が必要で、この繊度糸を風乾後
1本ずつ検位衡で重量を測定し繊度を検出している。検
位衡による繊度糸の計量は1本ずつ検位衡に繊度糸を掛
けて、指針が安定したときの値を記録している。200
回繊度光の場合、糸長225mとなり、その重さが0.
025 gのとき1デニールとなることから、繊度糸の
重量を計測することにより容易にデニール数を知ること
ができるが、要は、糸長とそのときの糸の重量を測定で
きれば良いことになる。 [0004]Lかし、上記糸の重量であるが、風乾状態
で測定されている。風乾状態とは生糸の水分率が何%と
いう細かい規格はないが、生糸の水分率がほぼ8乃至1
1%位とされている。風乾状態になるには、■昼夜放置
することが望ましいとされているが、1昼夜放置しても
そのときの気候状態で生糸の水分率は1%以上も左右さ
れ、結果的には計測されたデニール数にも影響を及ぼす
ことになる。 [0005]そして、上記計測した多数本の繊度糸の測
定値は、手計算により繊度の平均値、標準偏差、最大偏
差、繊度分布を求めていた。このため、200本もの繊
度糸から統計値を算出するには人にもよるが、早くて4
0分から1時間を要し、計測の結果を知った上で繰糸機
の繊度調整をするにも半日後か翌日にならないと結果が
得られない状態である。 [0006]このように、繊度管理を目的とする繊度計
測は人手と時間を要し、かつ、所定の目的繊度に繰糸機
を対応させるための応動時間が大幅に遅いという事態が
生じていた。 [0007]
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みて、繊度糸の計測に要する手間をなくし、かつ、極め
て短時間の内に繊度糸の計測及びデータの算出を行い得
る繊度糸の計測装置を得ることを目的とする。 [0008]
【課題を解決するための手段】乾糸装置、糸長測定装置
、糸送り出し装置1重量測定装置を有し、一定水分率の
糸を所定単位長ごとに切断することなく連続的に重量測
定装置に送り込み、重量測定をする繊度糸計測装置にお
いて、重量測定装置とパーソナルコンピュータとを電気
的に接続し、繊度分布、繊度の平均値、標準偏差、最大
偏差等の値を計算表示し得るようにした。 [0009]
【作用】複数の小枠から適宜数の繊度糸を採取するが、
当該小枠を、小枠台上に載置し、糸を引き出す。引き出
した糸は、乾糸装置により所定の水分率にまで乾糸し、
テンサで所定張力に押さえられた状態で測長しつつジェ
ット噴気に乗り、計量器に送入される。計量器に所定長
送り込まれたときに計量が行われ、そのデータはパソコ
ンに送られ記憶される。次(−再度所定長さの糸が計量
器に送られ計量され、それを繰り返す。この繰り返しを
設定した本数分だけ実行した後、パソコンで繊度の平均
値、標準偏差、最大偏差、繊度分布等の統計処理を行い
、結果の表示、印刷を行う。 [00101
【実施例]本発明装置の実施の一例を図面と共に次に説
明する。 [0011]本発明の繊度糸計測装置1は、検査すべき
糸Yを巻き取っている小枠2、電子天秤等の重量測定装
置3、コントロールボックス4等を載置する載置台5の
上面にフレーム6を立て、フレーム6に糸Yのガイド7
、糸走行検出装置8.乾糸装置9.テンプ10.糸測長
装置11.糸送り出し装置12.糸誘導装置13などを
設けている。 [0012]糸走行検出装置8は、中央にスリット形成
したコ字形をなし、スリット部に糸を走行させ、電気的
に糸の存否を検出する装置で、糸切れ等で小枠2から糸
を引き出し得ないときに糸送り出し装置12のモータ1
4を停止する。 [0013]乾糸装置9は、次のように構成されている
。下方に空気吹出口15を有する縦長の乾糸ボックス1
6内の上部と下部とにそれぞれ複数個の鼓車17を設け
、糸Yを蛇行して走行させ得るようにしている。乾糸ボ
ックス16の前面には扉18を設け、背面に設けた空気
吹出口15の前面には、空気吹出口15から吹き出した
乾燥空気を乾糸ボックス16の上方に導くためのバッフ
ル板19を設ける。空気吹出口15に続くダクト20内
にはヒータ(図示せず)を設け、シロッコファン21か
らの空気を加熱することができるようにしている。 [0014]テンサ10は、支持軸22に挿通した2枚
の皿状の加圧板23.23をスプリング24で押圧し、
軸21の頂部に螺合した螺子25を適宜調整することに
より糸Yの走行テンションを調整する。 [0015]糸測長装置11は、鼓車型検出プーリ26
を有し、同プーリ26は16回転で1mの長さの糸を送
るように設計され、16回転で1パルス信号を発するよ
う前述のコントロールボックス4で処理される。 [0016]糸送り出し装置12は、モータ14に軸支
されたV字溝を有する駆動プーリ27と該V字溝に嵌合
する従動プーリ28とよりなる。従動プーリ28は、周
縁中心部分にゴム等の弾性体よりなるリング29を嵌合
しており、V字溝の最奥部と該リング29との間で糸Y
をニップし糸を送る。 [0017]前記モータ14は、回転□数可変型でブレ
ーキモータが好ましく、更にスロースタート、スローダ
ウン停止が可能なものならば一層好ましい。 【0018】糸誘導装置13は、前記一対のプーリ27
.28のニップ点に近く上端を開口し、下端は、重量測
定装置3の計量容器30の上部に開口した導糸管31及
び導糸管31の上部開口に開口する圧力空気噴出ノズル
32よりなる。 33は圧力空気噴出ノズル32への圧力を断続する弁で
ある。34は重量測定装置3及び計量容器30を囲う透
明のカバー、35はデータロギング装置、36はパソコ
ン、37はプリンタである。 [0019]上記装置において繊度糸を採取するときは
次の如くして行われる。繊度糸を採取するための小枠2
から引き出した糸は、糸長を測定するために測長装置1
1の鼓車型検出プーリ26に掛けられる。そして、鼓車
型検出プーリ26の回転数に応じたパルス数をカウント
し、パソコン36に取り入れることにより、200回或
いは400回繊度量分の糸長をパソコン36により計測
し、一定糸長になったらモータ14を停止し糸の走行を
停止する。このときの計量容器30内の糸の重量をパソ
コンに取り入れ繊度に換算して記憶する。これを繊度糸
の本数分繰り返すが、次の繊度糸はそのまま連続して、
繊度系計量容器30に落とし、前回までの積算重量との
重量差をその繊度糸の重量とし、繊度に換算し記憶する
。この繊度データはデータファイルとして保存できる。 [00201糸測長装置11からのパルス信号及び重量
測定装置3からの重量デジタル信号は、データロギング
装置35を経由してケーブルによりパソコン36に取り
入れる。 [00211上記計測の過程における糸Yの状態は次の
如くである。小枠2は充分湿潤されており、この小枠2
から糸送り出し装置12のプーリ27.28によりニッ
プされて引き出され解離された糸Yは、ガイド7、糸走
行検出装置8を通って乾糸装置9に導入される。糸Yは
乾糸装置9内で鼓車17により上下に蛇行して案内され
、この間シロッコファン21によりダクト20に送られ
、ヒータ(図示せず)で加熱され、空気吹出口15から
吹き出した加熱空気により湿潤した糸Yは乾糸される。 糸Yは乾糸装置9内に4mの長さ分存在し、そこを通過
するのに一例として糸速120m/分で2秒かかり、こ
の間に糸の水分率を8%乃至11%とする。 [0022]上記水分率に乾燥された糸Yは、テンサ1
0で所定のテンションを賦与され、糸測長装置11の鼓
車型検出プーリ26を回転し、データロギング装置35
にパルスを送り、糸送り出し装置11に引き出された糸
Yは、糸誘導装置13の重量測定装置3の計量容器30
内に落下堆積される。噴出ノズル32から噴出された圧
空は、導糸管31内の糸Yに下方向への走行を助け、糸
送り出し装置のプーリ27.28に糸Yがからみ付くの
が防止されると共に、繊度計量容器30内にランダムに
糸Yを堆積させる。この堆積した糸Yは、乾燥されてい
るので、セリシンにより互いに接着することはない。 [0023]上記の糸走行中、パソコンではプログラム
(BAS I C)により、約10分の1秒間隔で糸長
換算の元のデータであるパルス数を読んでおり、設定し
た繊度糸回数分の糸長になったら糸送り出し装置12の
プーリ27.28の回転を止めるコマンドを送る。ブレ
ーキモータ14によるプーリ27.28の瞬時停止後、
パソコン36より重量測定装置3にデータ要求のコマン
ドが送られる。重量測定装置3では表示が安定するとパ
ソコン36にその値のデータを送る。パソコン36では
そのデータを重量値に変換しさらに重量から繊度に変換
し記憶する。この繰り返しを設定した繊度糸の本数分だ
け実行した後、パソコンで繊度の平均値、標準偏差、最
大偏差、繊度分布等の統計処理を行い、結果の表示、印
刷をプリンタ37で行う。 [0024]このとき、もし途中で糸Yの切断、或いは
設定口数分より少なく繊度測定用の糸Yが終わるなどの
トラブルが発生した場合は、糸走行検出装置8の糸切れ
検知信号により強制的に糸送り出し装置12を停止する
。 同時に、パソコン36で糸測長装置11からのパルスの
単位時間あたりの(2秒間が好ましい)増加をみて、パ
ルスの増加がない場合は、パソコン36で停止か継続か
の選択をする入力画面になる。もし、切断であれば糸結
びの後、継続のコマンドを選択することにより、繊度計
測が続行される。また、繊度測定用の糸の終了であれば
、そこまでの繊度系本数(糸長)で統計処理される。 [0025]
【発明の効果】本発明装置は、以上詳述した如く構成し
たために、従来の、検尺器により所定長を検尺し、所定
単位長で切断し、緒止めし、検位衡により繊度の測定を
行うというような煩雑な手段を必要とせず、小枠から解
舒した糸条を連続的に所定単位長ごとに重量の測定を行
い、繊度分布、繊度の平均値、標準偏差、最大偏差等を
知ることができるため、従来、翌日でなければ知ること
のできなかった繊度の状態を、十分程度の短時間で知る
ことができるようになった。従って、中心繊度合わせや
、繊度偏差の修正などの繊度管理が大幅に迅速にできる
ようになり、生糸の品質管理に大いに貢献できるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の全体斜視図である。
【図2】送り出し装置のローラ部分の平面図である。
【符号の説明】
1 繊度糸計測装置 3 重量測定装置 9 乾糸装置 11  糸測長装置 12  糸送り出し装置 36  パーソナルコンピュータ Y糸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】乾糸装置、糸長測定装置、糸送り出し装置
    、重量測定装置を有し、一定水分率の糸を所定単位長ご
    とに切断することなく連続的に重量測定装置に送り込み
    、重量測定をする繊度糸計測装置において、重量測定装
    置とパーソナルコンピュータとを電気的に接続し、繊度
    分布、繊度の平均値、標準偏差、最大偏差等の値を計算
    表示し得るようにしたことを特徴とする繊度糸計測装置
JP40542590A 1990-12-05 1990-12-05 繊度糸計測装置 Expired - Fee Related JPH0627365B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108823938A (zh) * 2018-07-25 2018-11-16 盐城工业职业技术学院 一种纱线条干均匀度测试仪器
CN114112781A (zh) * 2021-11-10 2022-03-01 广西科技大学 一种生丝纤度检验装置及操作步骤

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CN114112781B (zh) * 2021-11-10 2024-04-19 广西科技大学 一种生丝纤度检验装置及操作步骤

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