JPH04209720A - 溶融ガラス中の金属異物のガラス化方法 - Google Patents
溶融ガラス中の金属異物のガラス化方法Info
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- JPH04209720A JPH04209720A JP34085690A JP34085690A JPH04209720A JP H04209720 A JPH04209720 A JP H04209720A JP 34085690 A JP34085690 A JP 34085690A JP 34085690 A JP34085690 A JP 34085690A JP H04209720 A JPH04209720 A JP H04209720A
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B5/00—Melting in furnaces; Furnaces so far as specially adapted for glass manufacture
- C03B5/16—Special features of the melting process; Auxiliary means specially adapted for glass-melting furnaces
- C03B5/167—Means for preventing damage to equipment, e.g. by molten glass, hot gases, batches
-
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- C03B5/425—Preventing corrosion or erosion
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- Glass Melting And Manufacturing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本発明は、ガラス溶融炉における溶融ガラス中の金属異
物のガラス化方法に関する。
物のガラス化方法に関する。
［従来技術とその問題点コ
ガラス原料は、ガラス溶融炉に投入され、溶融された後
取出され成形されてガラス板、ガラス繊維等のガラス製
品となる。ガラス原料中には一般に異物として金属が含
まれており、この金属異物を除去するためにガラス原料
をガラス溶融炉に投入する前に、磁力を有する篩に通過
させているが、磁力による除去には限界があり、全ての
金属異物をガラス原料から取り除くのは不可能な事であ
る。その結果、何分か金属異物を含存するガラス原料が
ガラス溶融炉に投入されることとなる。
取出され成形されてガラス板、ガラス繊維等のガラス製
品となる。ガラス原料中には一般に異物として金属が含
まれており、この金属異物を除去するためにガラス原料
をガラス溶融炉に投入する前に、磁力を有する篩に通過
させているが、磁力による除去には限界があり、全ての
金属異物をガラス原料から取り除くのは不可能な事であ
る。その結果、何分か金属異物を含存するガラス原料が
ガラス溶融炉に投入されることとなる。
この金属異物は高温のガラス溶融炉において実質上ガラ
ス化せず、そのために種々の弊害を招く。
ス化せず、そのために種々の弊害を招く。
例えば、ガラス溶融炉の炉底部、特にガラス原料投入口
下方の炉底に沈積した金属異物は炉底の耐火物を侵食す
る。また、ガラス溶融炉から取出されるガラス中への金
属異物の混在は生産効率を低下させるのみならず、ガラ
ス板等のガラス製品に欠陥を生ぜしめる。ことにガラス
繊維の製造の場合においては紡糸時に糸切れを発生させ
紡糸作業そのものを不可能にする。
下方の炉底に沈積した金属異物は炉底の耐火物を侵食す
る。また、ガラス溶融炉から取出されるガラス中への金
属異物の混在は生産効率を低下させるのみならず、ガラ
ス板等のガラス製品に欠陥を生ぜしめる。ことにガラス
繊維の製造の場合においては紡糸時に糸切れを発生させ
紡糸作業そのものを不可能にする。
［問題点を解決するための手段］
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、本発明の目
的はガラス原料に含まれる金属異物をガラス溶融炉の溶
融ガラス中においてガラス化する方法を提供することで
ある。すなわち本発明の溶融ガラス中の金属異物のガラ
ス化方法は、ガラス溶融炉のガラス原料投入口下方の炉
底部に導電性耐火物を配設し、該導電性耐火物に交流電
源を接続してなり、前記炉底部上に沈積する金属異物を
酸化させることによりガラス化することを特徴とする。
的はガラス原料に含まれる金属異物をガラス溶融炉の溶
融ガラス中においてガラス化する方法を提供することで
ある。すなわち本発明の溶融ガラス中の金属異物のガラ
ス化方法は、ガラス溶融炉のガラス原料投入口下方の炉
底部に導電性耐火物を配設し、該導電性耐火物に交流電
源を接続してなり、前記炉底部上に沈積する金属異物を
酸化させることによりガラス化することを特徴とする。
［作用コ
本発明では、ガラス原料投入口下方の炉底部に配設した
導電性耐火物に交流電源が電気的に接続してあり、該導
電性耐火物に正の電圧が印加されるとき、この上に沈積
している金属に電流が流れる結果、該金属は電気化学的
反応により電子を導電性耐火物に放出して酸化されるこ
とにより正イオンとなり、溶融してガラス化する。例え
ば鉄金属の場合、Ｆｅ−２ｅ ＋Ｆｅ”となる。一方、
導電性耐火物上に負の電圧が印加されるとき、この上に
存在する金属の正イオンは還元されて再び金属となるが
、この量は極めて少量であり、引き続いて正の電圧が印
加されると上記酸化反応が進行してガラス中に溶は込む
ため、該導電性耐火物上に沈積する金属の量は徐々に減
少する。このように、導電性耐火物上の金属は、正の電
圧が印加される毎に酸化され、溶融ガラス中に拡散して
溶は込みガラス化する。
導電性耐火物に交流電源が電気的に接続してあり、該導
電性耐火物に正の電圧が印加されるとき、この上に沈積
している金属に電流が流れる結果、該金属は電気化学的
反応により電子を導電性耐火物に放出して酸化されるこ
とにより正イオンとなり、溶融してガラス化する。例え
ば鉄金属の場合、Ｆｅ−２ｅ ＋Ｆｅ”となる。一方、
導電性耐火物上に負の電圧が印加されるとき、この上に
存在する金属の正イオンは還元されて再び金属となるが
、この量は極めて少量であり、引き続いて正の電圧が印
加されると上記酸化反応が進行してガラス中に溶は込む
ため、該導電性耐火物上に沈積する金属の量は徐々に減
少する。このように、導電性耐火物上の金属は、正の電
圧が印加される毎に酸化され、溶融ガラス中に拡散して
溶は込みガラス化する。
［実施例コ
次に、本発明である溶融ガラス中の金属異物のガラス化
方法について、その実施例を図面を参照して説明する。
方法について、その実施例を図面を参照して説明する。
図面は本発明の方法が適用されるガラス溶融炉を示す。
ガラス溶融炉１本体は通常のガラス溶融炉に使用されて
いるＡｌ２０３−ＺｒＯ□−５ｉＯ□系電鋳煉瓦、Ａｌ
２Ｏ３系電鋳煉瓦の耐火物２で構築され、二つのガラス
原料投入口３．３を有している。ガラス原料４は夫々の
ガラス原料投入口３からガラス溶融炉１内に投入され、
ガス加熱、通電加熱等の加熱手段により高温下で溶融さ
れガラス化された後ガラス溶融炉１から取り出され、ガ
ラス製品に成形される。
いるＡｌ２０３−ＺｒＯ□−５ｉＯ□系電鋳煉瓦、Ａｌ
２Ｏ３系電鋳煉瓦の耐火物２で構築され、二つのガラス
原料投入口３．３を有している。ガラス原料４は夫々の
ガラス原料投入口３からガラス溶融炉１内に投入され、
ガス加熱、通電加熱等の加熱手段により高温下で溶融さ
れガラス化された後ガラス溶融炉１から取り出され、ガ
ラス製品に成形される。
上記のガラス溶融炉１において、本発明ではガラス原料
投入口３下方の炉底部５に二つの導電性耐火物６．６が
配設されている。導電性耐火物６としては、例えば酸化
クロム、酸化ジルコニウム、酸化スズ等高温で導電性を
有する耐火物がある。図示した実施例においては導電性
耐火物６は炉底部５の耐火物２の間に組み込まれて設け
であるが、平板状にして炉底部５の耐火物２の上に載置
して設けることもできる。この導電性耐火物６はガラス
溶融炉１の構造上、金属異物７が一番多く沈積するガラ
ス原料投入口３下方に配設される。前記二つの導電性耐
火物６の間に電気的に接続する交流電源８が設けられる
。前記実施例では、二つのガラス原料投入口３．３を有
しているが、一つであってもよい。また、導電性耐火物
６の少なくとも一つは、ガラス原料投入口３の下方の炉
底部に設ける必要があるが、他方の導電性耐火物６はガ
ラス原料投入口３から離れた場所の炉底部に設けても良
く、またそれを白金、モリブデン等の電極に置き換えて
も良い。
投入口３下方の炉底部５に二つの導電性耐火物６．６が
配設されている。導電性耐火物６としては、例えば酸化
クロム、酸化ジルコニウム、酸化スズ等高温で導電性を
有する耐火物がある。図示した実施例においては導電性
耐火物６は炉底部５の耐火物２の間に組み込まれて設け
であるが、平板状にして炉底部５の耐火物２の上に載置
して設けることもできる。この導電性耐火物６はガラス
溶融炉１の構造上、金属異物７が一番多く沈積するガラ
ス原料投入口３下方に配設される。前記二つの導電性耐
火物６の間に電気的に接続する交流電源８が設けられる
。前記実施例では、二つのガラス原料投入口３．３を有
しているが、一つであってもよい。また、導電性耐火物
６の少なくとも一つは、ガラス原料投入口３の下方の炉
底部に設ける必要があるが、他方の導電性耐火物６はガ
ラス原料投入口３から離れた場所の炉底部に設けても良
く、またそれを白金、モリブデン等の電極に置き換えて
も良い。
以上のように構成したガラス溶融炉１に、ガラス繊維の
Ｅガラス組成となるように調合したガラス原料４をガラ
ス原料投入口３から投入し、１３５０℃で溶融した。溶
融初期においては、ガラス原料投入口３下方の二つの導
電性耐火物θ上に直径４■璽程度の鉄、クロム、ニッケ
ル等金属粒子が沈積しているのが確認されるも、導電性
耐火物６に６０Ｈｚの交流電源８から電流密度が０．Ｏ
ＩＡ／ａ２の電流を印加し続けると６０時間後には該金
属粒子は消失した。これは、金属粒子が酸化されて溶融
しガラス化したことを示すものである。
Ｅガラス組成となるように調合したガラス原料４をガラ
ス原料投入口３から投入し、１３５０℃で溶融した。溶
融初期においては、ガラス原料投入口３下方の二つの導
電性耐火物θ上に直径４■璽程度の鉄、クロム、ニッケ
ル等金属粒子が沈積しているのが確認されるも、導電性
耐火物６に６０Ｈｚの交流電源８から電流密度が０．Ｏ
ＩＡ／ａ２の電流を印加し続けると６０時間後には該金
属粒子は消失した。これは、金属粒子が酸化されて溶融
しガラス化したことを示すものである。
［発明の効果コ
本発明の方法によれば、ガラス溶融炉に投入されたガラ
ス原料中の金属異物は酸化され溶融ガラス中に溶は込ん
でガラス化するため、ガラス溶融炉の炉底部を侵食する
ことがなく、また溶融炉から取り出されるガラスは金属
異物の混在しない良質なものとなって生産性を向上でき
ると共に欠陥のない高品位なガラス製品を得ることがで
きる。
ス原料中の金属異物は酸化され溶融ガラス中に溶は込ん
でガラス化するため、ガラス溶融炉の炉底部を侵食する
ことがなく、また溶融炉から取り出されるガラスは金属
異物の混在しない良質なものとなって生産性を向上でき
ると共に欠陥のない高品位なガラス製品を得ることがで
きる。
図面は本発明の方法を実施するために使用するガラス溶
融炉の一例を示す断面図である。 １・・・ガラス溶融炉 ３・・・ガラス原料投入口６
・・・導電性耐火物 ７・・・金属異物８・・・交流
電源 特許出願人 日本電気硝子株式会社 代表者 岸 １）清 作 図 面
融炉の一例を示す断面図である。 １・・・ガラス溶融炉 ３・・・ガラス原料投入口６
・・・導電性耐火物 ７・・・金属異物８・・・交流
電源 特許出願人 日本電気硝子株式会社 代表者 岸 １）清 作 図 面
Claims (1)
- （１）ガラス溶融炉のガラス原料投入口下方の炉底部に
導電性耐火物を配設し、該導電性耐火物に交流電源を接
続してなり、前記炉底部上に沈積する金属異物を酸化さ
せることによりガラス化することを特徴とする溶融ガラ
ス中の金属異物のガラス化方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34085690A JPH04209720A (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 溶融ガラス中の金属異物のガラス化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34085690A JPH04209720A (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 溶融ガラス中の金属異物のガラス化方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04209720A true JPH04209720A (ja) | 1992-07-31 |
Family
ID=18340941
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34085690A Pending JPH04209720A (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 溶融ガラス中の金属異物のガラス化方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04209720A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010037143A (ja) * | 2008-08-05 | 2010-02-18 | Central Res Inst Of Electric Power Ind | ガラス溶融炉 |
-
1990
- 1990-11-30 JP JP34085690A patent/JPH04209720A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010037143A (ja) * | 2008-08-05 | 2010-02-18 | Central Res Inst Of Electric Power Ind | ガラス溶融炉 |
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