JPH0420934B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0420934B2 JPH0420934B2 JP59248978A JP24897884A JPH0420934B2 JP H0420934 B2 JPH0420934 B2 JP H0420934B2 JP 59248978 A JP59248978 A JP 59248978A JP 24897884 A JP24897884 A JP 24897884A JP H0420934 B2 JPH0420934 B2 JP H0420934B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber
- polyethylene
- ethylene
- compounded rubber
- adhesive strength
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 claims description 76
- 239000005060 rubber Substances 0.000 claims description 76
- -1 polyethylene Polymers 0.000 claims description 34
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 claims description 32
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 claims description 32
- VGGSQFUCUMXWEO-UHFFFAOYSA-N Ethene Chemical compound C=C VGGSQFUCUMXWEO-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 11
- 239000005977 Ethylene Substances 0.000 claims description 11
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 9
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 9
- 229920001577 copolymer Polymers 0.000 claims description 4
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 20
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 19
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 12
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 11
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 9
- 238000009472 formulation Methods 0.000 description 9
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 9
- 238000004073 vulcanization Methods 0.000 description 6
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 4
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 4
- 239000002904 solvent Substances 0.000 description 4
- 244000043261 Hevea brasiliensis Species 0.000 description 3
- 229920003052 natural elastomer Polymers 0.000 description 3
- 229920001194 natural rubber Polymers 0.000 description 3
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000004677 Nylon Substances 0.000 description 2
- NINIDFKCEFEMDL-UHFFFAOYSA-N Sulfur Chemical compound [S] NINIDFKCEFEMDL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- XLOMVQKBTHCTTD-UHFFFAOYSA-N Zinc monoxide Chemical compound [Zn]=O XLOMVQKBTHCTTD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000012190 activator Substances 0.000 description 2
- 229920005549 butyl rubber Polymers 0.000 description 2
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 2
- 229920001778 nylon Polymers 0.000 description 2
- 229920001084 poly(chloroprene) Polymers 0.000 description 2
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 2
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 2
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 2
- 239000012744 reinforcing agent Substances 0.000 description 2
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 2
- 238000010186 staining Methods 0.000 description 2
- 239000011593 sulfur Substances 0.000 description 2
- 229910052717 sulfur Inorganic materials 0.000 description 2
- 229920002943 EPDM rubber Polymers 0.000 description 1
- 235000021355 Stearic acid Nutrition 0.000 description 1
- 239000002390 adhesive tape Substances 0.000 description 1
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 1
- 125000000816 ethylene group Chemical group [H]C([H])([*:1])C([H])([H])[*:2] 0.000 description 1
- 239000006232 furnace black Substances 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- QIQXTHQIDYTFRH-UHFFFAOYSA-N octadecanoic acid Chemical compound CCCCCCCCCCCCCCCCCC(O)=O QIQXTHQIDYTFRH-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- OQCDKBAXFALNLD-UHFFFAOYSA-N octadecanoic acid Natural products CCCCCCCC(C)CCCCCCCCC(O)=O OQCDKBAXFALNLD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000008188 pellet Substances 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 238000010058 rubber compounding Methods 0.000 description 1
- 239000008117 stearic acid Substances 0.000 description 1
- 239000011787 zinc oxide Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、ゴムホースの製造方法に係り、より
詳細には、耐蝕性、耐溶剤性に優れ、かつ非汚染
性を有するゴムホースの製造方法に関する。 〔従来の技術〕 従来、ゴムホースは、マントル上に未加硫ゴム
を配して、ゴムをトツピングしたポリエステルコ
ート、補強ワイヤー、ナイロン平織シート、カバ
ーゴム等を被覆し、これを加硫することで製造し
ている。 しかし、このゴムホースの場合、耐蝕性、耐溶
剤性、非汚染性の点で、使用範囲が限られるとい
う問題がある。 そこで、本発明者は、以上の点に鑑み、種々検
討した結果、ポリエチレンとゴムとを積層した構
成とすることで、かかる問題を解決できることを
究明した。 ところで、ポリエチレンは無極性で、しかも結
晶性であるため他の材料等との接着(接合)が極
めて困難である。 本発明は、以沿上のような点に対処して創作し
たものであつて、その目的とする処は、ポリレチ
レンとゴムとを積層・一体化した構造を有するゴ
ムホースの製造方法を提供することにある。 〔問題点を解決するための手段〕 そして、この目的を達成するための本発明のゴ
ムホースの製造方法は、ポリエチレンテープをマ
ントル上に所定ピツチで巻き付け、その上にポリ
エチレンまたはエチレンを30〜80重量%含有する
未加硫配合ゴムシートを巻き付けた後、加圧、加
熱し、該配合ゴムシートの加硫をすると共に、該
配合ゴムと前記ポリエチレンとを接合した構成よ
りなる。 また、本発明は、上記構成において、エチレン
を30〜80重量%含有する未加硫配合ゴムとして、
エチレンを30〜80重量%含有するエチレン−プロ
ピレン共重合ゴムをベースとした未加硫配合ゴム
を用いた構成を含む。 そして、ここで未加硫配合ゴムとしては、天然
ゴム(NR)、クロロプレンゴム(CR)、ブチル
ゴム(IIR)、クロロスルフオン化エチレン
(CSM)、あるいはエチレン−プロピレン共重合
ゴム(EP)等のいずれかを主原料として用い、
この他に加硫剤、加硫促進剤、加硫促進助剤、活
性剤およびゴム補強剤等を配合したものを用い
る。 ここで、以上の配合ゴムにポリエチレンまたは
エチレンを混入するが、配合ゴムとしてエチレン
−プロピレン共重合ゴム(EPR、EPDM)をベ
ースとした未加硫配合ゴムを用いたものの場合
は、すでに配合ゴム内にエチレンを含有している
ので、通常これらを混入しない。 なお、配合ゴムに混入するポリエチレンまたは
エチレンの割合を30〜80重量%としたのは、30%
以下の場合は剥離強さの点で問題が多少あり、ま
た80%以上とした場合は、前記ゴムがゴムの特性
を示さなくなるとともに、ポリエチレンの構造と
なり、ゴムとポリエチレンとの複合体としての性
質を示さなくなるおそれがあることを考慮したた
めである。 そして、配合ゴムに混入するポリエチレンは、
通常、微粉細パウダーとして混入、あるいはロー
ル上に120℃以上でペレツトとして溶融混合して
用いる。しかし、他の形態で混入等してもよい。 〔作用〕 そして、本発明のゴムホースの製造方法によれ
ば、マントル上にポリエチレンテープを所定ピツ
チで巻き付け、その上に未加硫配合ゴムシートを
配するようにした構成であるので、加硫の際に、
該配合ゴムとポリエチレンとが強固に一体化して
接着したゴムホースが得られる。 ところで、ポリエチレンを未加硫配合ゴムと同
じくシート状のものを用いた場合は、接着性で、
若干劣るという結果を得た。 以上のように、本発明は、マントル上にポリ
エチレンテープを所定ピツチで巻き付けた点、
ゴムとして、ポリエチレンまたはエチレンを30〜
80重量%含有する未加硫配合ゴムシートを用いた
点、の二点に特徴を有し、この特徴点によつて、
未加硫配合ゴムシートを加硫するに際し、所定ピ
ツチで巻き付けたポリエチレンテープとの一体化
が一層、良好となるという格別な作用を奏する。 〔実施例〕 つぎに、実施例に基づいて本発明をより具体的
に説明する。 −実施例1− 1mm厚×40mm幅のポリエチレンテープをマント
ル上に20mmピツチで巻きつけ、その端部を粘着テ
ープあるいは針金で固定し、その上から未加硫配
合ゴムシートを巻きつけた後、通常のゴムホース
成型法と同じく、ゴムをトツピングしたポリエス
テルコート2p、補強ワイヤー1p、ナイロン平織
シート1pおよびカバーゴム2mm厚を被覆し、テ
ーピングした後、加硫条件148℃×1時間のもと
で加硫をし、ゴムホースほ得た。 ここで、未加硫配合ゴムシートとしては、主原
料として天然ゴム、加硫剤としてイオウ、加硫促
進剤として2−ベンゾチアゾリルジレルフアイド
(DM)、加硫促進助剤として酸化亜鉛、活性剤と
してステアリン酸、ゴム補強剤としてフアーネス
ブラツク(カーボンHAF)を用い、これにポリ
エチレンパウダーを配合したものを用いた。 そして、このゴムホースは内面のポリエチレン
層がその上層を形成するゴム層と完全に融合し
て、一体となり、その面が平滑なピンホールレス
のものであつた。また、ポリエチレン層とゴム層
とは強固に接合しキンクするまで曲げても剥離す
ることがなかつた。 したがつて、この実施例によるゴムホースは耐
蝕性、耐溶剤性に優れかつ非汚染性のゴムホース
としての用いることができるという利点を有して
いる。
詳細には、耐蝕性、耐溶剤性に優れ、かつ非汚染
性を有するゴムホースの製造方法に関する。 〔従来の技術〕 従来、ゴムホースは、マントル上に未加硫ゴム
を配して、ゴムをトツピングしたポリエステルコ
ート、補強ワイヤー、ナイロン平織シート、カバ
ーゴム等を被覆し、これを加硫することで製造し
ている。 しかし、このゴムホースの場合、耐蝕性、耐溶
剤性、非汚染性の点で、使用範囲が限られるとい
う問題がある。 そこで、本発明者は、以上の点に鑑み、種々検
討した結果、ポリエチレンとゴムとを積層した構
成とすることで、かかる問題を解決できることを
究明した。 ところで、ポリエチレンは無極性で、しかも結
晶性であるため他の材料等との接着(接合)が極
めて困難である。 本発明は、以沿上のような点に対処して創作し
たものであつて、その目的とする処は、ポリレチ
レンとゴムとを積層・一体化した構造を有するゴ
ムホースの製造方法を提供することにある。 〔問題点を解決するための手段〕 そして、この目的を達成するための本発明のゴ
ムホースの製造方法は、ポリエチレンテープをマ
ントル上に所定ピツチで巻き付け、その上にポリ
エチレンまたはエチレンを30〜80重量%含有する
未加硫配合ゴムシートを巻き付けた後、加圧、加
熱し、該配合ゴムシートの加硫をすると共に、該
配合ゴムと前記ポリエチレンとを接合した構成よ
りなる。 また、本発明は、上記構成において、エチレン
を30〜80重量%含有する未加硫配合ゴムとして、
エチレンを30〜80重量%含有するエチレン−プロ
ピレン共重合ゴムをベースとした未加硫配合ゴム
を用いた構成を含む。 そして、ここで未加硫配合ゴムとしては、天然
ゴム(NR)、クロロプレンゴム(CR)、ブチル
ゴム(IIR)、クロロスルフオン化エチレン
(CSM)、あるいはエチレン−プロピレン共重合
ゴム(EP)等のいずれかを主原料として用い、
この他に加硫剤、加硫促進剤、加硫促進助剤、活
性剤およびゴム補強剤等を配合したものを用い
る。 ここで、以上の配合ゴムにポリエチレンまたは
エチレンを混入するが、配合ゴムとしてエチレン
−プロピレン共重合ゴム(EPR、EPDM)をベ
ースとした未加硫配合ゴムを用いたものの場合
は、すでに配合ゴム内にエチレンを含有している
ので、通常これらを混入しない。 なお、配合ゴムに混入するポリエチレンまたは
エチレンの割合を30〜80重量%としたのは、30%
以下の場合は剥離強さの点で問題が多少あり、ま
た80%以上とした場合は、前記ゴムがゴムの特性
を示さなくなるとともに、ポリエチレンの構造と
なり、ゴムとポリエチレンとの複合体としての性
質を示さなくなるおそれがあることを考慮したた
めである。 そして、配合ゴムに混入するポリエチレンは、
通常、微粉細パウダーとして混入、あるいはロー
ル上に120℃以上でペレツトとして溶融混合して
用いる。しかし、他の形態で混入等してもよい。 〔作用〕 そして、本発明のゴムホースの製造方法によれ
ば、マントル上にポリエチレンテープを所定ピツ
チで巻き付け、その上に未加硫配合ゴムシートを
配するようにした構成であるので、加硫の際に、
該配合ゴムとポリエチレンとが強固に一体化して
接着したゴムホースが得られる。 ところで、ポリエチレンを未加硫配合ゴムと同
じくシート状のものを用いた場合は、接着性で、
若干劣るという結果を得た。 以上のように、本発明は、マントル上にポリ
エチレンテープを所定ピツチで巻き付けた点、
ゴムとして、ポリエチレンまたはエチレンを30〜
80重量%含有する未加硫配合ゴムシートを用いた
点、の二点に特徴を有し、この特徴点によつて、
未加硫配合ゴムシートを加硫するに際し、所定ピ
ツチで巻き付けたポリエチレンテープとの一体化
が一層、良好となるという格別な作用を奏する。 〔実施例〕 つぎに、実施例に基づいて本発明をより具体的
に説明する。 −実施例1− 1mm厚×40mm幅のポリエチレンテープをマント
ル上に20mmピツチで巻きつけ、その端部を粘着テ
ープあるいは針金で固定し、その上から未加硫配
合ゴムシートを巻きつけた後、通常のゴムホース
成型法と同じく、ゴムをトツピングしたポリエス
テルコート2p、補強ワイヤー1p、ナイロン平織
シート1pおよびカバーゴム2mm厚を被覆し、テ
ーピングした後、加硫条件148℃×1時間のもと
で加硫をし、ゴムホースほ得た。 ここで、未加硫配合ゴムシートとしては、主原
料として天然ゴム、加硫剤としてイオウ、加硫促
進剤として2−ベンゾチアゾリルジレルフアイド
(DM)、加硫促進助剤として酸化亜鉛、活性剤と
してステアリン酸、ゴム補強剤としてフアーネス
ブラツク(カーボンHAF)を用い、これにポリ
エチレンパウダーを配合したものを用いた。 そして、このゴムホースは内面のポリエチレン
層がその上層を形成するゴム層と完全に融合し
て、一体となり、その面が平滑なピンホールレス
のものであつた。また、ポリエチレン層とゴム層
とは強固に接合しキンクするまで曲げても剥離す
ることがなかつた。 したがつて、この実施例によるゴムホースは耐
蝕性、耐溶剤性に優れかつ非汚染性のゴムホース
としての用いることができるという利点を有して
いる。
【表】
【表】
なお、未加硫配合ゴムの配合は第1表のものを
用いた。ここで、配合の単位は重量部である。 そして、この実施例1で得たゴムホースの接着
力は5Kg/25mmで、その剥離状況はゴム層の一部
に破断がみられ、界面剥離は見られなかつた。ま
た、この実施例により得られた複合体の効果を確
認するため、他の配合による比較例1,2につい
ての複合体についてもその接着力および剥離状況
について調べたところ、比較例1についての接着
力は0.3Kg/25mmで、その剥離状況は界面剥離が
みられ、また比較例2についての接着力は1.5
Kg/25mmで、その剥離状況は界面剥離がみられ
た。 このことより、本発明の実施例1によれば接着
強さにおいて優れた効果を有し、ゴムとポリエチ
レンとが一体となつたゴムホースの製造方法を得
られることが確認できた。 ところで、ポリエチレンとしてシート状のもの
を用いたものにあつては、テープを所定ピツチで
配したものに比べ、若干、接着力が劣つた。 −実施例2− 第2表に示す配合でゴムホースを得た。
用いた。ここで、配合の単位は重量部である。 そして、この実施例1で得たゴムホースの接着
力は5Kg/25mmで、その剥離状況はゴム層の一部
に破断がみられ、界面剥離は見られなかつた。ま
た、この実施例により得られた複合体の効果を確
認するため、他の配合による比較例1,2につい
ての複合体についてもその接着力および剥離状況
について調べたところ、比較例1についての接着
力は0.3Kg/25mmで、その剥離状況は界面剥離が
みられ、また比較例2についての接着力は1.5
Kg/25mmで、その剥離状況は界面剥離がみられ
た。 このことより、本発明の実施例1によれば接着
強さにおいて優れた効果を有し、ゴムとポリエチ
レンとが一体となつたゴムホースの製造方法を得
られることが確認できた。 ところで、ポリエチレンとしてシート状のもの
を用いたものにあつては、テープを所定ピツチで
配したものに比べ、若干、接着力が劣つた。 −実施例2− 第2表に示す配合でゴムホースを得た。
【表】
【表】
そして、この実施例2で得た複合体の接着力は
3.5Kg/25mmで、その剥離状況はゴム層の一部に
破断がみられ界面剥離は見られなかつた。また、
この実施例により得られたホースの効果を確認す
るため、他の配合による比較例3,4についての
複合体について、その接着力および剥離状況につ
いて調べたところ、比較例3についての接着力は
0.3Kg/25mmで、その剥離状況は界面剥離がみら
れ、また比較例4についての接着力は0.5Kg/25
mmで、その剥離状況は界面剥離がみられた。 このことより、本発明の実施例2によれば接着
強さにおいて優れた効果を有していることを確認
できた。 −実施例3− 第3表に示す配合でゴムホースを得た。
3.5Kg/25mmで、その剥離状況はゴム層の一部に
破断がみられ界面剥離は見られなかつた。また、
この実施例により得られたホースの効果を確認す
るため、他の配合による比較例3,4についての
複合体について、その接着力および剥離状況につ
いて調べたところ、比較例3についての接着力は
0.3Kg/25mmで、その剥離状況は界面剥離がみら
れ、また比較例4についての接着力は0.5Kg/25
mmで、その剥離状況は界面剥離がみられた。 このことより、本発明の実施例2によれば接着
強さにおいて優れた効果を有していることを確認
できた。 −実施例3− 第3表に示す配合でゴムホースを得た。
【表】
そして、この実施例3で得た複合体の接着力は
3.5Kg/25mmで、その剥離状況はゴム層の一部に
破断がみられ界面剥離は見られなかつた。また、
この実施例により得られた複合体の効果を確認す
るため、他の配合による比較例5,6についての
複合体について、その接着力および剥離状況を調
べたところ、比較例5についての接着力は0.2
Kg/25mmで、その剥離状況は界面剥離がみられ、
また比較例6についての接着力は1.5Kg/25mmで、
その剥離状況は界面剥離がみられた。 このことより、本発明の実施例3によれば接着
強さにおいて優れた効果を有していることが確認
できた。 −実施例4− 第4表に示す配合でゴムホースを得た。 そして、この実施例4で得た複合体の接着力は
5Kg/25mmで、その剥離状況は界面剥離がみられ
た。また、この実施例により得られた複合体の効
果を確認するため、他の配合による比較例7,8
についての複合体について、その接着力および剥
離状況を調べたところ、比較例7についての接着
力は0.1Kg/25mmで、その剥離状況は界面剥離が
みられ、また比較例8についての接着力は2.5
Kg/25mmで、その剥離状況は界面剥離がみられ
た。
3.5Kg/25mmで、その剥離状況はゴム層の一部に
破断がみられ界面剥離は見られなかつた。また、
この実施例により得られた複合体の効果を確認す
るため、他の配合による比較例5,6についての
複合体について、その接着力および剥離状況を調
べたところ、比較例5についての接着力は0.2
Kg/25mmで、その剥離状況は界面剥離がみられ、
また比較例6についての接着力は1.5Kg/25mmで、
その剥離状況は界面剥離がみられた。 このことより、本発明の実施例3によれば接着
強さにおいて優れた効果を有していることが確認
できた。 −実施例4− 第4表に示す配合でゴムホースを得た。 そして、この実施例4で得た複合体の接着力は
5Kg/25mmで、その剥離状況は界面剥離がみられ
た。また、この実施例により得られた複合体の効
果を確認するため、他の配合による比較例7,8
についての複合体について、その接着力および剥
離状況を調べたところ、比較例7についての接着
力は0.1Kg/25mmで、その剥離状況は界面剥離が
みられ、また比較例8についての接着力は2.5
Kg/25mmで、その剥離状況は界面剥離がみられ
た。
【表】
このことより、本発明の実施例4によれば接着
強さにおいて優れた効果を有していることが確認
できた。 −実施例5,6,7− 第5表に示す配合でゴムホースを得た。 そして、この実施例5,6,7で得た複合体の
接着力、剥離状況について調べたところゴムとポ
リエチレンとを剥離することは困難であつて、さ
らにこれを剥離しようとすると、実施例5にあつ
てはポリエチレン側が切断し、また実施例7にあ
つてはゴムホースにおけるゴム層の一部が破断す
るという結果を得た。
強さにおいて優れた効果を有していることが確認
できた。 −実施例5,6,7− 第5表に示す配合でゴムホースを得た。 そして、この実施例5,6,7で得た複合体の
接着力、剥離状況について調べたところゴムとポ
リエチレンとを剥離することは困難であつて、さ
らにこれを剥離しようとすると、実施例5にあつ
てはポリエチレン側が切断し、また実施例7にあ
つてはゴムホースにおけるゴム層の一部が破断す
るという結果を得た。
【表】
以上の記載より明らかなように、本発明によれ
ば、マントル上にポリエチレンテープを所定ピ
ツチで巻き付けた点、ゴムとして、ポリエチレ
ンまたはエチレンを30〜80重量%含有する未加硫
配合ゴムシートを用いた点、の特徴点によつて、
未加硫配合ゴムシートを加硫するに際し、所定ピ
ツチで巻き付けたポリエチレンテープとの一体化
が一層、良好となるゴムホース提供できるという
効果を有する。 従つて、耐蝕性、耐溶剤性に優れ、かつ非汚染
性を有するゴムホースの製造方法を提供できると
いう効果を有する。
ば、マントル上にポリエチレンテープを所定ピ
ツチで巻き付けた点、ゴムとして、ポリエチレ
ンまたはエチレンを30〜80重量%含有する未加硫
配合ゴムシートを用いた点、の特徴点によつて、
未加硫配合ゴムシートを加硫するに際し、所定ピ
ツチで巻き付けたポリエチレンテープとの一体化
が一層、良好となるゴムホース提供できるという
効果を有する。 従つて、耐蝕性、耐溶剤性に優れ、かつ非汚染
性を有するゴムホースの製造方法を提供できると
いう効果を有する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ポリエチレンテープをマントル上に所定ピツ
チで巻き付け、その上にポリエチレンまたはエチ
レンを30〜80重量%含有する未加硫配合ゴムシー
トを巻き付けた後、加圧、加熱し、該配合ゴムシ
ートの加硫をすると共に、該配合ゴムと前記ポリ
エチレンとを接合したことを特徴としたゴムホー
スの製造方法。 2 エチレンを30〜80重量%含有する未加硫配合
ゴムとして、エチレンを30〜80重量%含有するエ
チレン−プロピレン共重合ゴムをベースとした未
加硫配合ゴムを用いた特許請求の範囲第1項に記
載のゴムホースの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24897884A JPS61125818A (ja) | 1984-11-26 | 1984-11-26 | ゴムホースの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24897884A JPS61125818A (ja) | 1984-11-26 | 1984-11-26 | ゴムホースの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61125818A JPS61125818A (ja) | 1986-06-13 |
JPH0420934B2 true JPH0420934B2 (ja) | 1992-04-07 |
Family
ID=17186210
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24897884A Granted JPS61125818A (ja) | 1984-11-26 | 1984-11-26 | ゴムホースの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61125818A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0477697U (ja) * | 1990-11-15 | 1992-07-07 | ||
JP5376788B2 (ja) * | 2007-10-02 | 2013-12-25 | 株式会社ニチリン | シラン架橋ポリエチレン/ゴム複合体 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60165227A (ja) * | 1984-02-06 | 1985-08-28 | Bando Chem Ind Ltd | 超高分子量ポリエチレンとゴムとの接着方法 |
-
1984
- 1984-11-26 JP JP24897884A patent/JPS61125818A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60165227A (ja) * | 1984-02-06 | 1985-08-28 | Bando Chem Ind Ltd | 超高分子量ポリエチレンとゴムとの接着方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61125818A (ja) | 1986-06-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4190088A (en) | Chafe or fire sleeve for hose | |
KR100307697B1 (ko) | 할로중합체의 경화성 조성물 및 이로부터 제조된 호스 | |
EP3256538B1 (en) | Structural handling film | |
US3971883A (en) | Silicone rubber-ethylene vinyl acetate adhesive laminates and preparation thereof | |
JPH0420934B2 (ja) | ||
US3161533A (en) | Pressure-sensitive adhesive tape for use at low and high temperatures | |
US5534337A (en) | Thermoset reinforced corrosion resistant laminates | |
JP3246251B2 (ja) | 燃料ホースおよびその製法 | |
JP2008164113A (ja) | 口金部材及びそれを用いた圧力容器とその製造方法 | |
JP3246255B2 (ja) | 燃料ホースおよびその製法 | |
JPS63221144A (ja) | エチレン・プロピレンゴム組成物 | |
JP2530232B2 (ja) | エチレンプロピレン系ゴム・金属複合体ガスケット及びその製造方法 | |
WO2003016422A1 (en) | Adhesive composition for bonding an elastomer to a substrate | |
KR100637713B1 (ko) | 압출라미네이트용 고접착성 수지 조성물 | |
JP3659215B2 (ja) | 燃料ホース | |
CN110951171A (zh) | 一种耐热蒸汽胶管脱芯方法及芯子 | |
JP2000507293A (ja) | 積層体 | |
JP2816909B2 (ja) | ゴム・ゴム接着複合体の製造方法 | |
JPS6375056A (ja) | 複合型制振材料用粘弾性組成物 | |
JPS6037352B2 (ja) | 合成樹脂製ホ−ス | |
JP3312521B2 (ja) | 燃料ホースの製法 | |
JPS5949268B2 (ja) | エポキシ樹脂系接着剤 | |
JP2816905B2 (ja) | ゴムとゴムとの接着複合体の製造方法 | |
JPH0559646B2 (ja) | ||
JP3449697B2 (ja) | ゴム複合薄膜の製造方法 |