JPH0420921B2 - - Google Patents
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- JPH0420921B2 JPH0420921B2 JP59014932A JP1493284A JPH0420921B2 JP H0420921 B2 JPH0420921 B2 JP H0420921B2 JP 59014932 A JP59014932 A JP 59014932A JP 1493284 A JP1493284 A JP 1493284A JP H0420921 B2 JPH0420921 B2 JP H0420921B2
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- Japan
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- fructan
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- activated carbon
- present
- extract
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Landscapes
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Medicines Containing Plant Substances (AREA)
- Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
Description
本発明は精製フラクタン液を得る方法である。
フラクタンは例えばキクイモ等を原料として熱
水抽出により得られ、フラクトース製造原料に使
われる他腎臓病診断薬としても使われている。 しかし、このように原料からフラクタンを熱水
抽出すると、着色性の不純物は勿論この外に蛋白
質や多糖類更には無機成分も可成りのものが随伴
して抽出されるため、これを精製してフラクタン
を得るにつき又更にフラクタンからフラクトース
を純度高く得るためには甚だしく繁雑な操作が必
要であつた。そのうちでも特に活性炭やイオン交
換樹脂などの吸着(交換)性精製資材は、これら
不純物によりたちまち容量が飽和したり過困難
を来したりして操作の中断や資材の更新が必要で
あつた。 我々は特にこの点についての検討において、ペ
クチン分解酵素による処理が有効であることを知
り本発明を完成した。 本発明が適用されるフラクタンを抽出した液と
は、例えばキクイモやチコリーなどの組織から適
宣常法により得られるものでよく、特にその濃度
等を限定する必要はないが、極端に稀薄なもので
は処理の効率が悪いし、反対に著しく濃厚なもの
では処理操作に難点が生ずる。一般的には例えば
固形物濃度で2%ないし30%程度の範囲が操作上
都合がよい。 本発明に使用できるペクチン分解酵素として
は、例えば市販の酵素製剤である「ノボチーム
SP249」(ノボ社)のようなものが充分に利用可
能であり、所望により特にリゾープス
(Rhizopus)属微生物の培養物から抽出されるペ
クチン分解活性を有する酵素も使用可能である。 本発明におけるこの酵素処理は抽出液中のペク
チン含有量がBitter−Muir法で測定してガラク
チユロン酸として固形分の0.1%以下になる程度
までは行なう方がよい。しかし特にこの限度まで
は処理を進めないと全く本発明の効果が得られな
いものではない。 本発明で特定する処理を行なうことにより、フ
ラクタン抽出液の精製操作が容易となり、例えば
精製操作に用いる活性炭の容易な別やライフの
延長などの効果が得られるものである。 以下に実施例を示して本発明の効果を明らかに
する。 実施例 1 コセツトにしたキクイモ400g(水分80%)を
500mlの熱水(90℃)で撹拌下30分間抽出した。 抽出液は分別し、残渣440gに更に熱水500mlを
加えて再び抽出を行ない、双方の抽出液は合一し
濃縮してBx20%で320gとした。 このフラクタン抽出液をPH4.5とし(1/
10N/HCl)ペクチン分解酵素(ノボチーム
SP249、ノボ社)を160μ(0.3%w/w solid)
添加し50℃、3.5時間作用させた。 反応終了後、90℃10分間の熱処理により酵素を
失活させ、これを酵素処理液とした。 酵素処理液を各20g宛分取し、それぞれに第1
表に示す量の活性炭(東洋カルゴン社、CPG)
を加えて60℃2時間振盪し、その後紙(東洋
紙社5C)で別して得た液について着色度を
調べた。その結果も第1表に示した。なお着色度
は、この場合420nmと720nmにおける吸光度の差
を10倍した値で示した。
水抽出により得られ、フラクトース製造原料に使
われる他腎臓病診断薬としても使われている。 しかし、このように原料からフラクタンを熱水
抽出すると、着色性の不純物は勿論この外に蛋白
質や多糖類更には無機成分も可成りのものが随伴
して抽出されるため、これを精製してフラクタン
を得るにつき又更にフラクタンからフラクトース
を純度高く得るためには甚だしく繁雑な操作が必
要であつた。そのうちでも特に活性炭やイオン交
換樹脂などの吸着(交換)性精製資材は、これら
不純物によりたちまち容量が飽和したり過困難
を来したりして操作の中断や資材の更新が必要で
あつた。 我々は特にこの点についての検討において、ペ
クチン分解酵素による処理が有効であることを知
り本発明を完成した。 本発明が適用されるフラクタンを抽出した液と
は、例えばキクイモやチコリーなどの組織から適
宣常法により得られるものでよく、特にその濃度
等を限定する必要はないが、極端に稀薄なもので
は処理の効率が悪いし、反対に著しく濃厚なもの
では処理操作に難点が生ずる。一般的には例えば
固形物濃度で2%ないし30%程度の範囲が操作上
都合がよい。 本発明に使用できるペクチン分解酵素として
は、例えば市販の酵素製剤である「ノボチーム
SP249」(ノボ社)のようなものが充分に利用可
能であり、所望により特にリゾープス
(Rhizopus)属微生物の培養物から抽出されるペ
クチン分解活性を有する酵素も使用可能である。 本発明におけるこの酵素処理は抽出液中のペク
チン含有量がBitter−Muir法で測定してガラク
チユロン酸として固形分の0.1%以下になる程度
までは行なう方がよい。しかし特にこの限度まで
は処理を進めないと全く本発明の効果が得られな
いものではない。 本発明で特定する処理を行なうことにより、フ
ラクタン抽出液の精製操作が容易となり、例えば
精製操作に用いる活性炭の容易な別やライフの
延長などの効果が得られるものである。 以下に実施例を示して本発明の効果を明らかに
する。 実施例 1 コセツトにしたキクイモ400g(水分80%)を
500mlの熱水(90℃)で撹拌下30分間抽出した。 抽出液は分別し、残渣440gに更に熱水500mlを
加えて再び抽出を行ない、双方の抽出液は合一し
濃縮してBx20%で320gとした。 このフラクタン抽出液をPH4.5とし(1/
10N/HCl)ペクチン分解酵素(ノボチーム
SP249、ノボ社)を160μ(0.3%w/w solid)
添加し50℃、3.5時間作用させた。 反応終了後、90℃10分間の熱処理により酵素を
失活させ、これを酵素処理液とした。 酵素処理液を各20g宛分取し、それぞれに第1
表に示す量の活性炭(東洋カルゴン社、CPG)
を加えて60℃2時間振盪し、その後紙(東洋
紙社5C)で別して得た液について着色度を
調べた。その結果も第1表に示した。なお着色度
は、この場合420nmと720nmにおける吸光度の差
を10倍した値で示した。
【表】
比較例 1
実施例−1における操作においてペクチン分解
酵素の添加を行わなかつたこと以外は総て同様に
操作し、活性炭の添加量と着色度の関係を調べる
ことを試みた。その結果は第2表に示した通り多
量の活性炭を用いても脱色効率が甚だ不良である
ことが明らかであり、またこの比較例における試
験(7〜12)ではすべて紙による過では活性
炭のリークが生じたので抽出液の遠心分離
(18000rpm、10分)による上澄液における着色度
測定によらなければならなかつた。
酵素の添加を行わなかつたこと以外は総て同様に
操作し、活性炭の添加量と着色度の関係を調べる
ことを試みた。その結果は第2表に示した通り多
量の活性炭を用いても脱色効率が甚だ不良である
ことが明らかであり、またこの比較例における試
験(7〜12)ではすべて紙による過では活性
炭のリークが生じたので抽出液の遠心分離
(18000rpm、10分)による上澄液における着色度
測定によらなければならなかつた。
【表】
【表】
実施例 2
原料にチコリー400g(水分75%)を用いた外
は実施例−1と全く同様の操作により、酵素処理
液の活性炭による脱色を調べた。その結果は第3
表に示す通りであり、この場合もフラクタン抽出
液の酵素処理が著しく精製用活性炭の負荷の軽減
に寄与していることが明らかである。
は実施例−1と全く同様の操作により、酵素処理
液の活性炭による脱色を調べた。その結果は第3
表に示す通りであり、この場合もフラクタン抽出
液の酵素処理が著しく精製用活性炭の負荷の軽減
に寄与していることが明らかである。
【表】
比較例 2
実施例−2の操作からペクチン分解酵素を添加
することを除いたこと以外は全く同様のことを行
なう試験を試みたが、この場合も紙の使用がで
きなかつたので比較例−2と同様に遠心分離によ
り上澄液を得て着色度を調べた。その結果は第4
表に示す。
することを除いたこと以外は全く同様のことを行
なう試験を試みたが、この場合も紙の使用がで
きなかつたので比較例−2と同様に遠心分離によ
り上澄液を得て着色度を調べた。その結果は第4
表に示す。
Claims (1)
- 1 フラクタンを抽出した液にペクチン分解酵素
を作用させることを特徴とする改良された精製フ
ラクタン液を得る方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59014932A JPS60160893A (ja) | 1984-01-30 | 1984-01-30 | 改良された精製フラクタン液を得る方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59014932A JPS60160893A (ja) | 1984-01-30 | 1984-01-30 | 改良された精製フラクタン液を得る方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60160893A JPS60160893A (ja) | 1985-08-22 |
JPH0420921B2 true JPH0420921B2 (ja) | 1992-04-07 |
Family
ID=11874736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59014932A Granted JPS60160893A (ja) | 1984-01-30 | 1984-01-30 | 改良された精製フラクタン液を得る方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60160893A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102146144A (zh) * | 2011-03-18 | 2011-08-10 | 晨光生物科技集团天津有限公司 | 一种菊粉的提取精制方法 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63309147A (ja) * | 1987-06-09 | 1988-12-16 | Nippon Beet Sugar Mfg Co Ltd | 飼料添加物の製造方法 |
DE4101910A1 (de) * | 1991-01-23 | 1992-07-30 | Laevosan Gmbh & Co Kg | Verfahren zur herstellung eines pyrogenfreien gut wasserloeslichen fructans sowie ein nierendiagnostikum, das ein solches fructan enthaelt |
DE4316425C2 (de) * | 1993-05-17 | 1998-05-20 | Suedzucker Ag | Verfahren zur Herstellung von langkettigem Inulin, das so hergestellte Inulin sowie dessen Verwendung |
CN1045449C (zh) * | 1996-07-12 | 1999-10-06 | 张文沂 | 向日葵低酯果胶的分离纯化方法 |
WO2001017379A1 (en) * | 1999-09-03 | 2001-03-15 | Nihon Tohnyo Shokken Co., Ltd. | Drink comprising helianthus tuberosus as the main component and process for producing the same |
CN102603914B (zh) * | 2012-04-20 | 2014-01-15 | 河南中医学院 | 一种忍冬藤多糖的制备方法 |
-
1984
- 1984-01-30 JP JP59014932A patent/JPS60160893A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102146144A (zh) * | 2011-03-18 | 2011-08-10 | 晨光生物科技集团天津有限公司 | 一种菊粉的提取精制方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60160893A (ja) | 1985-08-22 |
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