JPH04208974A - 熱定着器 - Google Patents
熱定着器Info
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- JPH04208974A JPH04208974A JP40033290A JP40033290A JPH04208974A JP H04208974 A JPH04208974 A JP H04208974A JP 40033290 A JP40033290 A JP 40033290A JP 40033290 A JP40033290 A JP 40033290A JP H04208974 A JPH04208974 A JP H04208974A
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Landscapes
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- Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[00011
【産業上の利用分野]本発明は、電子写真記録方式にお
いて用いられる熱定着器に関する。電子写真記録方式を
用いた複写器およびプリンタにおいては、感光ドラム上
に形成されたトナー画像は、紙あるいはOHPシートな
どの転写媒体に転写された後、転写媒体は定着器に搬送
され、トナーが加熱および加圧されることにより、トナ
ー画像は転写媒体上に定着される。 [00021電子写真記録方式において用いられる定着
器としては、フラッシュ定着、オーブン定着、圧力定着
およびヒートローラ定着などのものがあり、その方式に
よって構造が異なる。これらの定着器のうち、ヒートロ
ーラ定着器は、構造が簡単で広く用いられており、常に
良好な品質の定着画像を出力することが要望されている
。 [0003] 【従来の技術】従来の熱定着器としては、例えば図7に
示すようなものがある。この熱定着器は、一対のローラ
1.2、ローラ1を加熱するランプヒータ3、ローラ1
の表面の温度検出を行う温度センサ4、ローラ1,2を
清掃するクリーナ5,6、用紙を分離する用紙分離爪7
、用紙を搬送する用紙搬送ガイド板8.9などを有して
いる。 [0004]この定着器においては、一対となっている
ローラ1,2のうち、トナーと接する側のローラ1はヒ
ートローラ、転写媒体の裏面側を加圧するローラ2はボ
トムローラと呼称されている。ヒートローラ1には、ラ
ンプヒータ3が内蔵され、その表面はトナーを溶融する
ために適した温度(通常140〜180℃)に常に保た
れている。 [0005] トナーには、通常ポリエステル系やエポ
キシ系の樹脂が用いられる。これらのトナーは粘着性が
強いため、ヒートローラ1として常温硬化型シリコーン
ゴムをアルミ素管にライニングしたソフトローラを用い
、トナーと直接接触する最上層にはテトラフルオロエチ
レン(以下、テフロン)系樹脂をコーティングしてシリ
コーンゴムのオイル膨潤を低減するようにしていた。 [0006] ヒートローラ1のゴムライニングされた
部分を図8に示す。ヒートローラ1は、アルミニウム素
管20の表面に、例えば常温硬化型のシリコーンゴム2
1をライニングし、トナーと直接接触する最上層にテフ
ロン系樹脂22をコーティングした構造となっている。 従来のヒートローラでは、シリコーンゴム21がトナー
と直接接触し、テフロン系樹脂22はコーティングされ
ていなかった。しかし、この構造では、トナーの粘着性
が強いために多量に塗布するシリコーンオイルが、この
シリコーンゴム21の中に含浸し、その結果シリコーン
ゴム21が膨潤してしまう欠点があった。シリコーンゴ
ム21が膨潤してしまうと、ヒートローラの外径が変化
してしまい、記録紙の送り速度ムラや、最悪の場合紙シ
ワの原因となる。 [0007]実際にこの影響を調査すると、シリコーン
ゴム21へのオイルの含浸量が1wt%増加するごとに
シリコーンゴム21は50μmはど膨潤し、例えば外径
39.2mmであったヒートローラは、オイルが13.
5%含浸してしまったことにより39.8mmへと膨潤
してしまった。このオイル含浸による障害を防止するた
め、現在のヒートローラ1ではシリコーンゴム21の表
面にテフロン系樹脂22をコーティングし、シリコーン
ゴム22とオイルとの接触を遮断している。コーティン
グ材料としては種々のものを検討したが、化学的に安定
しており、かつ非接着性や撥水性の高いテフロン系樹脂
が最適であるものと判断し採用している。 [0008]このテフロン系樹脂22により、シリコー
ンゴム21のオイル膨潤は低減したが、ここであらたに
テフロン系樹脂22の抵抗が非常に高いことから、ヒー
トローラ表面が不必要に帯電してしまうことが明らかと
なった。このような帯電が起こると、ヒートローラ表面
と記録紙、あるいはボトムローラ2との間で放電が起こ
り、記録紙上に転写された定着前のトナー画像を乱すた
めに、画質品位が著しく低下してしまうという問題が生
じてしまった。 [0009]一般に、ヒートローラ表面は、記録紙等と
の摩擦帯電あるいは、記録紙上に転写されたトナー画像
が保持しているトナー電荷(電圧)がヒートローラ表面
へ電荷転移することにより帯電すると考えられる。ここ
で、トナー電荷(電圧)は記録紙上に転写したトナー量
により変動し、例えばトナー比電荷15〜20μC/g
のトナーが記録紙上に厚さ30μm転写された場合のト
ナー層電圧実測値は約50V程になる。 [00101さらに、イエロー・マゼンタ・シアン色の
3色トナーを用いて、これらのトナーの重ね合わせによ
る減法混色でフルカラー出力を行う場合では、色の異な
るトナーが2層・3層と重なり合うために、トナー電荷
(電圧)も大きくなる。例えば2種類(2色)のトナー
が重なり合いトナー厚さが60μmとなった時には約1
70V(実測値)、3種類(3色)のトナーが重なり合
いトナー厚さが90μmとなった時には約380V (
実測値)にもなる。図9は、転写トナーの厚みが大きく
なるにつれトナー電圧が大きくなる様子をシュミレート
した結果を示す。厚みが大きくなるほどトナー電圧は増
加してゆくことが明らかである。 [00111特に、カラー出力を行う場合には、トナー
厚みは必然的に厚くなるため、トナー電圧が非常に大き
くなり、ヒートローラ1を帯電させやすい。このため、
ヒートローラ1の帯電による画質劣化は、カラー出力を
行う時に顕著となり、ヒートローラ1の帯電は解決しな
ければならない問題であった。この問題を解決するため
の手段の一つとして、定着器に搬送される直前にコロナ
除電器等の除電手段を設け、記録媒体上のトナー電荷の
除電を上記除電手段により行った後、除電された記録媒
体を定着器に搬送し、定着を行うものが提案され、一部
で製品化されている。 [0012]
いて用いられる熱定着器に関する。電子写真記録方式を
用いた複写器およびプリンタにおいては、感光ドラム上
に形成されたトナー画像は、紙あるいはOHPシートな
どの転写媒体に転写された後、転写媒体は定着器に搬送
され、トナーが加熱および加圧されることにより、トナ
ー画像は転写媒体上に定着される。 [00021電子写真記録方式において用いられる定着
器としては、フラッシュ定着、オーブン定着、圧力定着
およびヒートローラ定着などのものがあり、その方式に
よって構造が異なる。これらの定着器のうち、ヒートロ
ーラ定着器は、構造が簡単で広く用いられており、常に
良好な品質の定着画像を出力することが要望されている
。 [0003] 【従来の技術】従来の熱定着器としては、例えば図7に
示すようなものがある。この熱定着器は、一対のローラ
1.2、ローラ1を加熱するランプヒータ3、ローラ1
の表面の温度検出を行う温度センサ4、ローラ1,2を
清掃するクリーナ5,6、用紙を分離する用紙分離爪7
、用紙を搬送する用紙搬送ガイド板8.9などを有して
いる。 [0004]この定着器においては、一対となっている
ローラ1,2のうち、トナーと接する側のローラ1はヒ
ートローラ、転写媒体の裏面側を加圧するローラ2はボ
トムローラと呼称されている。ヒートローラ1には、ラ
ンプヒータ3が内蔵され、その表面はトナーを溶融する
ために適した温度(通常140〜180℃)に常に保た
れている。 [0005] トナーには、通常ポリエステル系やエポ
キシ系の樹脂が用いられる。これらのトナーは粘着性が
強いため、ヒートローラ1として常温硬化型シリコーン
ゴムをアルミ素管にライニングしたソフトローラを用い
、トナーと直接接触する最上層にはテトラフルオロエチ
レン(以下、テフロン)系樹脂をコーティングしてシリ
コーンゴムのオイル膨潤を低減するようにしていた。 [0006] ヒートローラ1のゴムライニングされた
部分を図8に示す。ヒートローラ1は、アルミニウム素
管20の表面に、例えば常温硬化型のシリコーンゴム2
1をライニングし、トナーと直接接触する最上層にテフ
ロン系樹脂22をコーティングした構造となっている。 従来のヒートローラでは、シリコーンゴム21がトナー
と直接接触し、テフロン系樹脂22はコーティングされ
ていなかった。しかし、この構造では、トナーの粘着性
が強いために多量に塗布するシリコーンオイルが、この
シリコーンゴム21の中に含浸し、その結果シリコーン
ゴム21が膨潤してしまう欠点があった。シリコーンゴ
ム21が膨潤してしまうと、ヒートローラの外径が変化
してしまい、記録紙の送り速度ムラや、最悪の場合紙シ
ワの原因となる。 [0007]実際にこの影響を調査すると、シリコーン
ゴム21へのオイルの含浸量が1wt%増加するごとに
シリコーンゴム21は50μmはど膨潤し、例えば外径
39.2mmであったヒートローラは、オイルが13.
5%含浸してしまったことにより39.8mmへと膨潤
してしまった。このオイル含浸による障害を防止するた
め、現在のヒートローラ1ではシリコーンゴム21の表
面にテフロン系樹脂22をコーティングし、シリコーン
ゴム22とオイルとの接触を遮断している。コーティン
グ材料としては種々のものを検討したが、化学的に安定
しており、かつ非接着性や撥水性の高いテフロン系樹脂
が最適であるものと判断し採用している。 [0008]このテフロン系樹脂22により、シリコー
ンゴム21のオイル膨潤は低減したが、ここであらたに
テフロン系樹脂22の抵抗が非常に高いことから、ヒー
トローラ表面が不必要に帯電してしまうことが明らかと
なった。このような帯電が起こると、ヒートローラ表面
と記録紙、あるいはボトムローラ2との間で放電が起こ
り、記録紙上に転写された定着前のトナー画像を乱すた
めに、画質品位が著しく低下してしまうという問題が生
じてしまった。 [0009]一般に、ヒートローラ表面は、記録紙等と
の摩擦帯電あるいは、記録紙上に転写されたトナー画像
が保持しているトナー電荷(電圧)がヒートローラ表面
へ電荷転移することにより帯電すると考えられる。ここ
で、トナー電荷(電圧)は記録紙上に転写したトナー量
により変動し、例えばトナー比電荷15〜20μC/g
のトナーが記録紙上に厚さ30μm転写された場合のト
ナー層電圧実測値は約50V程になる。 [00101さらに、イエロー・マゼンタ・シアン色の
3色トナーを用いて、これらのトナーの重ね合わせによ
る減法混色でフルカラー出力を行う場合では、色の異な
るトナーが2層・3層と重なり合うために、トナー電荷
(電圧)も大きくなる。例えば2種類(2色)のトナー
が重なり合いトナー厚さが60μmとなった時には約1
70V(実測値)、3種類(3色)のトナーが重なり合
いトナー厚さが90μmとなった時には約380V (
実測値)にもなる。図9は、転写トナーの厚みが大きく
なるにつれトナー電圧が大きくなる様子をシュミレート
した結果を示す。厚みが大きくなるほどトナー電圧は増
加してゆくことが明らかである。 [00111特に、カラー出力を行う場合には、トナー
厚みは必然的に厚くなるため、トナー電圧が非常に大き
くなり、ヒートローラ1を帯電させやすい。このため、
ヒートローラ1の帯電による画質劣化は、カラー出力を
行う時に顕著となり、ヒートローラ1の帯電は解決しな
ければならない問題であった。この問題を解決するため
の手段の一つとして、定着器に搬送される直前にコロナ
除電器等の除電手段を設け、記録媒体上のトナー電荷の
除電を上記除電手段により行った後、除電された記録媒
体を定着器に搬送し、定着を行うものが提案され、一部
で製品化されている。 [0012]
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の熱定着器にあっては、ヒートローラの帯電を
抑制することには効果があるものの、除電を行う瞬間に
、未定着状態のトナー像が除電を行うための電界により
、記録紙上でチリ易く、画質が劣化するという問題点が
あった。 [00131本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、常に安定した良好な品質の定
着画像を出力することができる熱定着器を提供すること
を目的としている。 [0014]
うな従来の熱定着器にあっては、ヒートローラの帯電を
抑制することには効果があるものの、除電を行う瞬間に
、未定着状態のトナー像が除電を行うための電界により
、記録紙上でチリ易く、画質が劣化するという問題点が
あった。 [00131本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、常に安定した良好な品質の定
着画像を出力することができる熱定着器を提供すること
を目的としている。 [0014]
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。図1において、12は転写されたトナー像1
6を記録媒体17に仮定着するトナー仮定着手段、18
.19はトナー像16の仮定着を行った記録媒体17の
除電を行う除電手段、100は仮定着を行ったトナー画
像16を記録媒体17上に本定着を行うヒートローラ定
着手段である。 [0015]
図である。図1において、12は転写されたトナー像1
6を記録媒体17に仮定着するトナー仮定着手段、18
.19はトナー像16の仮定着を行った記録媒体17の
除電を行う除電手段、100は仮定着を行ったトナー画
像16を記録媒体17上に本定着を行うヒートローラ定
着手段である。 [0015]
【作用】本発明においては、まず、トナー仮定着手段に
よりトナー像を記録媒体に仮定着した後、除電手段によ
り記録媒体の除電を行う。その後、除電が完了した記録
媒体をヒートローラ定着手段に搬送し、ヒートローラ定
着手段によりトナー像を記録媒体に本定着する。 [0016]除電時にはトナー像は仮定着されているた
め除電電界によるチリは抑制され、さらに、除電された
記録媒体がヒートローラ定着手段に搬送されるため、ヒ
ートローラの帯電も抑制することができる。その結果、
常に安定した良好の品質の定着画像を出力することがで
きる。 [0017]
よりトナー像を記録媒体に仮定着した後、除電手段によ
り記録媒体の除電を行う。その後、除電が完了した記録
媒体をヒートローラ定着手段に搬送し、ヒートローラ定
着手段によりトナー像を記録媒体に本定着する。 [0016]除電時にはトナー像は仮定着されているた
め除電電界によるチリは抑制され、さらに、除電された
記録媒体がヒートローラ定着手段に搬送されるため、ヒ
ートローラの帯電も抑制することができる。その結果、
常に安定した良好の品質の定着画像を出力することがで
きる。 [0017]
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2〜因6は本発明の一実施例を示す図である。 図2において、1はトナーと接する側のヒートローラで
あり、ヒートローラ1にはランプヒータ3が内蔵され、
その表面はトナーを溶融するために適した温度に保持さ
れる。ヒートローラ1の表面温度は、温度センサ4によ
り検出され、所定の温度となるように温度管理が行われ
る。また、ヒートローラ1の表面はクリーナ5により清
掃される。 [0018]2は転写媒体17の裏面側を加圧するボト
ムローラであり、ボトムローラ2とヒートローラ1で加
熱および加圧することにより転写媒体17にトナー画像
16を定着させる。転写媒体17は一方の用紙搬送ガイ
ド板8から両ローラ1,2の間を通って他方の用紙搬送
ガイド板9に搬送され、また、用紙分離爪7により分離
される。なお、6はボトムローラ2の清掃を行うクリー
ナ、10.11はオイル塗布機構である。 [0019]前記ヒートローラ1は、図8に示すように
、アルミニウム素管20の表面に、例えば常温硬化型の
シリコーンゴム21をライニングし、トナーと直接接触
する最上層にテフロン系樹脂22をコーティングした構
造となっている。また、100はヒートローラ定着器(
ヒートローラ定着手段)を示す。15は記録媒体17を
搬送する用紙搬送機構であり、用紙搬送機構15は搬送
ローラ15A、15Bとベルト15Cから構成されてい
る。記録媒体17上には図示しない転写部によりトナー
画像16が転写されている。 [0020112はトナー仮定着手段(仮定着部)とし
ての赤外線ランプ定着器であり、赤外線ランプ定着器1
2は、図3に示すような集光熱線型あるいは図4に示す
ような平行熱線型などが用いられる。図3および図4に
おいて、51.61は近赤外線を発光する赤外ランプを
、52.62は近赤外線を反視する反射板を、53゜6
3は反射板52.62にそれぞれ形成された放熱板を、
54.64は反射された近赤外光を、それぞれ示してい
る。また、除電手段(除電部)は、導電性部材からなる
導電性ローラ18,19を一対に組み合わせ、かつ、こ
れらの導電性ローラ18,19を図示していない配線に
より、グランドレベル(アース)に接続した構成となっ
ている。帯電している記録媒体17が、この一対の導電
性ローラ18,19間を搬送されることにより、記録媒
体17上の電荷は導電性ローラ18,19を介して、グ
ランドへ放電されるため、所望の記録媒体17の除電が
行うことができる。 [00211除電ローラ18,19としては、導電性で
あることが求められる。このため前記除電ローラ18゜
19を金属性のローラとしている。また、図5あるいは
図6に示すように、金属性のパイプに導電性部材を組み
合わせた構成の除電ローラ18,19を用いることもで
きる。図5では、金属性パイプ71上に導電性ゴム72
をライニング加工して導電性の除電ローラを構成した例
である。導電性ゴム72としては、導電性フィラー、例
えばカーボンブラックを混入し抵抗調整を行ったポリウ
レタンゴム、天然ゴム、クロロプレーンゴム、ニトリル
ゴムなどであり、これらのゴムの体積抵抗が1010Ω
以下、好ましくは108〜102Ωの範囲であることが
必要である。 [0022]また、図6は、導電性部材のその他の例で
あり、導電性繊維からなる導電ブラシ82を金属性パイ
プ81上に設けた導電性ブラシローラの構成となってい
る。図5あるいは図6の構成の除電ローラ18,19は
、金属ローラに比べて記録媒体の表面と密接に接触し易
いことから、均一かつ効率の良い除電を行うことができ
る。 [0023]なお、除電ローラ18,19の径および抵
抗、圧接圧力等また導電性部材(ゴム)の硬度などは、
記録媒体17の搬送速度、および除電効率から適切に定
められるものであり、また、記録媒体17上のトナー像
16は、仮定着部において、記録媒体17に仮定着され
ているため、除電ローラ18,19間を搬送させること
によるトナー像16の乱れは生じない。 [0024]さらに、本実施例では、一対の除電ローラ
18.19は、それぞれ電気的にグランドレベルに接続
されているものとして記述しているが、例えばトナー1
5.16と接触する側の除電ローラ18には、トナー像
16の帯電極性とは逆の電圧を印加して、除電効率を向
上させることができる。さらに、仮定着部の0N−OF
F制御は、図示していない電子写真プロセス全体をコン
トロールしているコントローラにより行われ、記録媒体
17が仮定着部に無い時にはOFFとなるように制御さ
れるものである。 [0025]このように、本実施例においては、トナー
像16を記録媒体17に仮定着するトナー仮定着手段と
して、赤外ランプ51.61より出る輻射熱によりトナ
ー像16を非接触で溶融させる非接触型の赤外線ランプ
定着器12を採用している。さらに、除電手段としては
、導電性部材からなる一対の除電ローラ18,19をヒ
ートローラ定着器100の直前に配置している。 [0026]転写部でトナー像16を記録媒体(17)
上に転写したのち、記録媒体17は仮定着部に搬送され
、トナー層16は仮定着される。その後、記録媒体17
は除電部へと搬送され記録媒体17上の電荷を除電した
のち、ヒートローラ定着器100へ搬送され、このヒー
トローラ定着器100によりトナー像16は記録媒体1
7に本定着される。 [0027]除電時にはトナー像16は仮定着されてい
るため、除電電界によるチリは抑制され、また、ヒート
ローラ1の帯電も抑制される。したがって、常に安定し
た良好な品質の定着画像を出力することができる。 [0028]
する。図2〜因6は本発明の一実施例を示す図である。 図2において、1はトナーと接する側のヒートローラで
あり、ヒートローラ1にはランプヒータ3が内蔵され、
その表面はトナーを溶融するために適した温度に保持さ
れる。ヒートローラ1の表面温度は、温度センサ4によ
り検出され、所定の温度となるように温度管理が行われ
る。また、ヒートローラ1の表面はクリーナ5により清
掃される。 [0018]2は転写媒体17の裏面側を加圧するボト
ムローラであり、ボトムローラ2とヒートローラ1で加
熱および加圧することにより転写媒体17にトナー画像
16を定着させる。転写媒体17は一方の用紙搬送ガイ
ド板8から両ローラ1,2の間を通って他方の用紙搬送
ガイド板9に搬送され、また、用紙分離爪7により分離
される。なお、6はボトムローラ2の清掃を行うクリー
ナ、10.11はオイル塗布機構である。 [0019]前記ヒートローラ1は、図8に示すように
、アルミニウム素管20の表面に、例えば常温硬化型の
シリコーンゴム21をライニングし、トナーと直接接触
する最上層にテフロン系樹脂22をコーティングした構
造となっている。また、100はヒートローラ定着器(
ヒートローラ定着手段)を示す。15は記録媒体17を
搬送する用紙搬送機構であり、用紙搬送機構15は搬送
ローラ15A、15Bとベルト15Cから構成されてい
る。記録媒体17上には図示しない転写部によりトナー
画像16が転写されている。 [0020112はトナー仮定着手段(仮定着部)とし
ての赤外線ランプ定着器であり、赤外線ランプ定着器1
2は、図3に示すような集光熱線型あるいは図4に示す
ような平行熱線型などが用いられる。図3および図4に
おいて、51.61は近赤外線を発光する赤外ランプを
、52.62は近赤外線を反視する反射板を、53゜6
3は反射板52.62にそれぞれ形成された放熱板を、
54.64は反射された近赤外光を、それぞれ示してい
る。また、除電手段(除電部)は、導電性部材からなる
導電性ローラ18,19を一対に組み合わせ、かつ、こ
れらの導電性ローラ18,19を図示していない配線に
より、グランドレベル(アース)に接続した構成となっ
ている。帯電している記録媒体17が、この一対の導電
性ローラ18,19間を搬送されることにより、記録媒
体17上の電荷は導電性ローラ18,19を介して、グ
ランドへ放電されるため、所望の記録媒体17の除電が
行うことができる。 [00211除電ローラ18,19としては、導電性で
あることが求められる。このため前記除電ローラ18゜
19を金属性のローラとしている。また、図5あるいは
図6に示すように、金属性のパイプに導電性部材を組み
合わせた構成の除電ローラ18,19を用いることもで
きる。図5では、金属性パイプ71上に導電性ゴム72
をライニング加工して導電性の除電ローラを構成した例
である。導電性ゴム72としては、導電性フィラー、例
えばカーボンブラックを混入し抵抗調整を行ったポリウ
レタンゴム、天然ゴム、クロロプレーンゴム、ニトリル
ゴムなどであり、これらのゴムの体積抵抗が1010Ω
以下、好ましくは108〜102Ωの範囲であることが
必要である。 [0022]また、図6は、導電性部材のその他の例で
あり、導電性繊維からなる導電ブラシ82を金属性パイ
プ81上に設けた導電性ブラシローラの構成となってい
る。図5あるいは図6の構成の除電ローラ18,19は
、金属ローラに比べて記録媒体の表面と密接に接触し易
いことから、均一かつ効率の良い除電を行うことができ
る。 [0023]なお、除電ローラ18,19の径および抵
抗、圧接圧力等また導電性部材(ゴム)の硬度などは、
記録媒体17の搬送速度、および除電効率から適切に定
められるものであり、また、記録媒体17上のトナー像
16は、仮定着部において、記録媒体17に仮定着され
ているため、除電ローラ18,19間を搬送させること
によるトナー像16の乱れは生じない。 [0024]さらに、本実施例では、一対の除電ローラ
18.19は、それぞれ電気的にグランドレベルに接続
されているものとして記述しているが、例えばトナー1
5.16と接触する側の除電ローラ18には、トナー像
16の帯電極性とは逆の電圧を印加して、除電効率を向
上させることができる。さらに、仮定着部の0N−OF
F制御は、図示していない電子写真プロセス全体をコン
トロールしているコントローラにより行われ、記録媒体
17が仮定着部に無い時にはOFFとなるように制御さ
れるものである。 [0025]このように、本実施例においては、トナー
像16を記録媒体17に仮定着するトナー仮定着手段と
して、赤外ランプ51.61より出る輻射熱によりトナ
ー像16を非接触で溶融させる非接触型の赤外線ランプ
定着器12を採用している。さらに、除電手段としては
、導電性部材からなる一対の除電ローラ18,19をヒ
ートローラ定着器100の直前に配置している。 [0026]転写部でトナー像16を記録媒体(17)
上に転写したのち、記録媒体17は仮定着部に搬送され
、トナー層16は仮定着される。その後、記録媒体17
は除電部へと搬送され記録媒体17上の電荷を除電した
のち、ヒートローラ定着器100へ搬送され、このヒー
トローラ定着器100によりトナー像16は記録媒体1
7に本定着される。 [0027]除電時にはトナー像16は仮定着されてい
るため、除電電界によるチリは抑制され、また、ヒート
ローラ1の帯電も抑制される。したがって、常に安定し
た良好な品質の定着画像を出力することができる。 [0028]
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、除電時には除電電界によるチリを抑制することがで
き、ヒートローラの帯電も抑制することができるので、
常に安定した良好な品質の定着画像を得ることができる
。
ば、除電時には除電電界によるチリを抑制することがで
き、ヒートローラの帯電も抑制することができるので、
常に安定した良好な品質の定着画像を得ることができる
。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明の一実施例を示す図
【図3】集光熱線型赤外線ランプ定着器を示す図
【図4
】平行熱線型赤外線ランプ定着器を示す図
】平行熱線型赤外線ランプ定着器を示す図
【図5】除電
ローラの断面図
ローラの断面図
【図6】他の除電ローラの断面図
【図7】従来例を示す図
【図8】ヒートローラの部分断面図
【図9】トナー層厚さとトナー層電圧の関係を示すグラ
フ
フ
1・・・ヒートローラ 2・・
・ボトムローフ 3・・・ランプヒータ 4・・・温
度センサ5.6・・・クリーナ 7
・・・用紙分離爪8.9・・・用紙搬送ガイド板
10.11・・・オイル塗布機構 12・・・赤外線ランプ定着器(トナー仮定着手段)1
5・・・用紙搬送機構 15A、15
B・・・搬送ローラ 15C・・・ベルト 16・・・
トナー像17・・・記録媒体 1
8.19・・・除電ローラ(除電手段) 20・・・アルミニウム素管 21・・・
シリコーンゴム 22・・・テフロン系樹脂 51.61
・・・赤外ランプ 52、 62・・・反射板 53.6
3・・・放熱板 54、 64・・・近赤外光 71.8
1・・・金属性パイプ 72・・・導電性ゴム 82・・
・導電ブラシ 100・・・ヒートローラ定着器(ヒートローラ定着手
段)
・ボトムローフ 3・・・ランプヒータ 4・・・温
度センサ5.6・・・クリーナ 7
・・・用紙分離爪8.9・・・用紙搬送ガイド板
10.11・・・オイル塗布機構 12・・・赤外線ランプ定着器(トナー仮定着手段)1
5・・・用紙搬送機構 15A、15
B・・・搬送ローラ 15C・・・ベルト 16・・・
トナー像17・・・記録媒体 1
8.19・・・除電ローラ(除電手段) 20・・・アルミニウム素管 21・・・
シリコーンゴム 22・・・テフロン系樹脂 51.61
・・・赤外ランプ 52、 62・・・反射板 53.6
3・・・放熱板 54、 64・・・近赤外光 71.8
1・・・金属性パイプ 72・・・導電性ゴム 82・・
・導電ブラシ 100・・・ヒートローラ定着器(ヒートローラ定着手
段)
【図1】
【図8】
Claims (1)
- 【請求項1】転写されたトナー像(16)を記録媒体(
17)に仮定着するトナー仮定着手段(12)と、トナ
ー像(16)の仮定着を行った記録媒体(17)の除電
を行う除電手段(18)、(19)と、仮定着を行った
トナー画像(16)を記録媒体(17)上に本定着を行
うヒートローラ定着手段(100)を備えたことを特徴
とする熱定着器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40033290A JPH04208974A (ja) | 1990-12-04 | 1990-12-04 | 熱定着器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40033290A JPH04208974A (ja) | 1990-12-04 | 1990-12-04 | 熱定着器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04208974A true JPH04208974A (ja) | 1992-07-30 |
Family
ID=18510248
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP40033290A Pending JPH04208974A (ja) | 1990-12-04 | 1990-12-04 | 熱定着器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04208974A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7321747B2 (en) | 2005-03-22 | 2008-01-22 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Fixing device and image forming apparatus using the same |
JP2009098473A (ja) * | 2007-10-18 | 2009-05-07 | Seiko Epson Corp | 定着ローラ及びそれを用いた定着装置、画像形成装置 |
-
1990
- 1990-12-04 JP JP40033290A patent/JPH04208974A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7321747B2 (en) | 2005-03-22 | 2008-01-22 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Fixing device and image forming apparatus using the same |
JP2009098473A (ja) * | 2007-10-18 | 2009-05-07 | Seiko Epson Corp | 定着ローラ及びそれを用いた定着装置、画像形成装置 |
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