JPH04207969A - スイッチング電源装置 - Google Patents

スイッチング電源装置

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JPH04207969A
JPH04207969A JP20134190A JP20134190A JPH04207969A JP H04207969 A JPH04207969 A JP H04207969A JP 20134190 A JP20134190 A JP 20134190A JP 20134190 A JP20134190 A JP 20134190A JP H04207969 A JPH04207969 A JP H04207969A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、スイッチング電源装置に関し、特にその破壊
を防止する安全手段を備えたスイッチング電源装置に関
する。
〔従来の技術〕
静電潜像技術により普通紙上に画像を形成するプリンタ
、複写機などの画像形成装置においては、帯電、現像、
転写および分離等の各プロセスそれぞれに対応した高電
圧を、各々所定の時間供給することが必要である。
一般に、これら各種の高圧電源装置として、例えば安定
化された恥動用DC電源(24V)・からのDC電力を
高電圧DC電力に変換するために、小型軽量で低コスト
なスイッチング電源装置であるDC−DCコンバータが
広く使用され、これらDC−DCコンバータのスイッチ
ング素子としてパワーMO5−FET (酸化金属半導
体の電界効果トランジスタ)が多用されている。
M OS型トランジスタは優れた性能を有しているが脆
い性質があり、特に定格を超えた電圧や電流が印加され
ると一瞬にして破損して了う欠点がある。
そのために、コントローラ(プロセス制御ユニット)か
らの駆動パルスにより駆動されるDC−DCコンバータ
からなる高圧電源装置として例えば特開昭62−236
361号公報に示されたように、高圧出力からの帰還電
圧をAD変換した電圧信号が正常であるか否かを判定す
ることにより、高圧電源装置の保護を行なう提案があっ
た。
また1例えば特開昭64−89961号公報に示された
ように、スイッチング素子に流れる電流を検出してスイ
ッチング素子をオフにする提案もあった。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、前者の提案はコントローラ内のマイクロ
コンピュータが正常に動作していることが前提であって
、例えば外来ノイズなどにより、マイクロコンピュータ
そのものが暴走してしまうと、駆動パルスが不安定にな
り、スイッチング素子のデユーティが異常に大きくなっ
てトランスの焼損やスイッチング素子の破損などの事故
が発生することがある。
また、後者の提案は、正常な状態でもスイッチング素子
のオン・オフ時に発生する過渡的なピーク電流と異常時
の過大電流との区別が困難で正確な動作が期待し難く、
電流検出のためにスイッチング素子と直列に設ける抵抗
による電力損呂も無視出来ない。
さらに、何れの提案も、異常が発生した結果としての出
力電圧あるいは過電流を検出している。
しかしながら、既に説明したようにMO5型トランジス
タは、過大な電流が流れたり、個々の素子により異なる
成る閾値(定格値はそれより低めに設定されている)を
超えた電圧が印加されると一瞬にして回復不能な破損に
つながる。
したがって、結果を検出して保護手段を作動させるので
はなく、異常が発生する恐れがある徴候を捉えて未然に
保護手段を作動させることが望ましい。
例えば、スイッチング素子のオン時間すなわちデユーテ
ィが所定値を超えて大きくなりトランスが磁気飽和する
と、スイッチング素子の負荷が0に近くなるため急激に
過大な電流が流れる。
特に、高圧電源装置の場合、スイッチング素子オンの時
は2次側に電流を流さずに磁気エネルギとしてトランス
内に貯え、オフの時に21F、側から電流として取高す
フライバックトランスが使われているから、磁気飽和が
発生し易い。
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、ノイ
ズなどによりスイッチング素子を駆動する駆動パルスが
不安定になっても、トランスの焼損やスイッチング素子
の破損を完全に防止するスイッチング電源装置を提供す
ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、上記の目的を達成するため、出力に応じて
パルス幅変調された駆動パルスにより駆動されるスイッ
チング素子を備えたスイッチング電源装置において、ス
イッチング素子のオンに対応する駆動パルスのレベルの
時間を検出するチューティ検出手段と、そのデユーティ
検出手段が検出したレベルの時間が所定値を超えた時に
スイッチング素子をオフにする保護スイッチ手段とを設
けたものである。
また、デユーティ検出手段を、駆動パルスのオン・オフ
毎に充放電を繰返す充放電回路により構成するとよい。
〔作 用〕
このように構成したスイッチング電源装置は、デユーテ
ィ検出手段がスイッチング素子のオンに対応する駆動パ
ルスのレベルの時間を検出し、そのレベルの時間が所定
値を超えると、保護スイッチ手段がスイッチング素子を
オフにするから流れる電流が遮断され、スイッチング電
源装置の回復不能な事故を未然に防止する。
また、デユーティ検出手段を、駆動パルスのオン・オフ
毎に充放電を繰返す充放電回路により構成すれば、駆動
パルスが不安定になるようなノイズがあっても保護スイ
ッチ手段は安定に動作する。
C実施例〕 以下、この発明の一実施例を図面を参照して具体的に説
明する。
第2図は、この発明の一実施例である静電潜像方式の複
写機の概略構成図である。
この複写機はコントローラ1と、時計方向に回転する感
光体ドラム20と、その周囲にそれぞれ配設されたメイ
ンチャージャ21とその主高圧電源22、光学系23、
現像ユニット24とそのバイアス電源25、転写チャー
ジャ26とその高圧電源27、除電ランプ28ならびに
画像を転写された用紙の搬送路の下流に配設された定着
ユニット29により構成されている。
主高圧電源22、高圧電源27及びバイアス電源25は
それぞれコントローラ1により制御されているスイッチ
ング電源装置であるDC−DCコンバータである。
感光体ドラム20はメインチャージャ21によってその
表面を一定の電位に帯電され、原稿からの光は光学系2
3を介して感光体ドラム20上に結像され、そこに原稿
の静電潜像を形成する。
その静電潜像は、バイアス電源25によってバイアスさ
れた現像ユニット24によりトナー像に変換され、転写
チャージャ26により用紙上に転写されたトナー像は、
定着ユニット29で加圧・加熱されて用紙上に定着され
る。
トナー像を失なった感光体ドラム20は、除電ランプ2
8によって残留電荷が取り除かれ、次の工程に入る。
メインチャージャ21には主高圧電源22から5〜6K
Vの高圧が印加され、コロナ放電により感光体ドラム2
0の表面を帯電する。
また、転写チャージャ26には高圧電源27から5〜6
KVの高圧が印加され、コロナ放電により感光体ドラム
20から用紙にトナー像を転写する。
さらに、現像ユニット24にはバイアス電源25から1
00〜500Vのバイアス電圧が印加され、現像ユニッ
ト24に対して適正な現像条件が設定される。
各高圧電源22,25.27の出力は、温度。
原稿種類、経時変化等に対して常に最良の画像が得られ
るような値に調整されている。
さらに、コントローラ1は、各高圧電源の制御のみなら
ず、定着ユニット29の温度制御、除電ランプ28のオ
ン・オフ及び各センサの入力処理。
ソレノイドやモータのオン・オフ制御をも行なう。
第1図は、コントローラ1と、この発明の一実施例であ
るDC−DCコンバータ10を示す回路図であり、以上
説明した主高圧電源22.バイアス電源25.高圧電源
27は何れも同様な構成からなる。
コントローラ1は、MPU (マイクロコンピュータ)
2と、プログラマブルカウンタからなるタイマ3と、ク
ロックCLKを8力する発振器4と、アンド回路5とか
ら構成されている。
また、DC−DCコンバータ(以下単に「コンバータ」
ともいう)10は、スイッチング素子であるパワーMO
3型のFETIIと、その1訟巻線がFETI 1と直
列回路を形成してDC24Vの電源ムニ接続されている
フライバンク型の昇圧トランス12と、jE T 11
のソース・ゲート間に並列に接続された保護スイッチ手
段であるトランジスタ13及び高圧整流用のダイオード
D、抵抗R1〜R9,コンデンサC1〜C4とから構成
されている。
抵抗R1,R2は跣動パルスPWを分圧してFETI 
1のゲートに印加すると共に、抵抗R1は、FETII
のオン時間が所定値を超えた時にオンになりFETII
のゲート電圧を下げて保護するトランジスタ13の作用
を補助する。
抵抗R7〜R9とコンデンサC4とは、即動パルスPW
のオン・オフ毎に充放電を繰返すことによりFETII
のオンに対応するレベルの時間すなわち乱動パルスのオ
ン時間を横比するデユーティ検出手段である充放電回路
を形成し、保護スイッチ手段であるトランジスタ13と
共に保護回路14を構成する。
FETI lのソース・トレイン間に並列に接続された
抵抗R3,コンデンサC1からなる直列回路は、FET
IIのオン・オフ時に発生するサージを吸収するスナバ
回路である。昇圧トランス12の2次巻線に接続された
ダイオードDとコンデンサC2は昇圧された高圧の整流
平滑回路を構成する。抵抗R6はコンデンサC2から出
力される高圧を負荷に供給するラインがショート又は異
常放電を生じた時にコンバータ10を保護する保護抵抗
である。また、抵抗R4,R5はコンバータ1oの出力
電圧を分圧し電圧信号FVとしてコントローラ1のMP
U2にフィードバックする分圧器、コンデンサC3はそ
のフィードバックラインの高周波インピーダンスを下げ
て、FETIIのスイッチングノイズや外来ノイズが電
圧信号FVに重畳することを防止する。
コントローラ1を構成する各回路素子2〜5には、それ
ぞれ安定化された制御用電源からDC5■が供給されて
いる。
MPU2とタイマ3との間は、互に出力端子WRと入力
端子RDとが結ばれ、必要な指令、データが通信される
プログラマブルカウンタからなるタイマ3は、M P 
U 2から設定されたそれぞれスイッチングの周期とパ
ルス@(オン時間)とに対応するカウント数PI、P2
に応じて、発振器4から入力端子CLKに入力する例え
ば8MHzのクロックCLKをカウントし、所定の周期
とパルス幅をもつパルス信号を出力端子OUTからアン
ド回路5に出力する。
アンド回路5の他の入力端子は、MPtJ2の出力ポー
トPFに接続されているから、その出力ポートPFがL
L HIIの間は、タイマ3がら入力するパルス信号を
開動パルスPWとしてコンバータ10に出力する。
例えば、設定されたカウント数Pi、P2をそれぞれ4
00,160とすれば、駆動パルスPwは50μSの周
期でパルス幅(オン時間)20μs即ちデユーティ比4
0%になり、周期50μsは変らないが、パルス幅は電
圧信号FVに応じて随時変化する。
コントローラ1からコンバータ10に出力された駆動パ
ルスPWは、抵抗R1,R2により分圧されてFETI
Iのゲートに入力されるから、DC24Vの駆動用電力
は昇圧トランス12の1次巻線に接続されたF、E T
 11により駆動パルスPWに応じてオン・オフされ、
2次巻線には昇圧したパルスが誘起さ九、このパルスを
ダイオードD、コンデンサC2で整流平滑して直流高圧
電力が得られる。
この直流高圧電力の電圧が、抵抗R4,R5で分圧され
て、MPU2に内蔵されているAD変換器の入力端子A
Nに入力される。
MPU2は、入力端子ANに入力する電圧信号FVとそ
の目標値とから、次式によってカウント数P2([1動
パルスPWのパルス幅)を比例演算する。
新P2=旧P2+比例定数×(目標値−出力値)この式
により比例演算された新しいR2がタイマ3に設定され
、タイマ3の出力端子OUTから修正されたパルス幅の
パルス信号がアンド回路5に出力される。
アンド回路5の他の入力端子には、MPU2の出力ポー
トPFが接続されているので、コントローラ1からは、
コンバータ10の出力タイミングに合わせて、所定のパ
ルス幅の恥動パルスPWが出力され、出力ポートPFが
II HIIの間だけコンバータ10から負荷に所定電
圧の高圧電力が供給される。
しかしながら、MPU2は外来ノイズなどで誤動作する
ことがあり、この複写機においては5〜6KVの高圧電
力が使用されているので、特に正常なコロナ放電でない
異常なアーク放電が発生すると、それに伴うノイズでM
PU2が誤動作し易い傾向にある。
第9図は、保護回路14がない従来のバイアス電源25
を例として駆動パルスPWのパルス幅を決めるカウント
数P2と、コンバータ10の1次側の入力電流l1n(
A)及び2次側の出力電圧Vout(KV)との関係を
示す特性図である。
発振器4が出力するクロックCLKは8 M Hzであ
るから、カウント数PI、P2を時間に換算すれば、時
間(μs)=カウント数/8である6第9図から明らか
なように、P2=240即ちパルス幅が30μs近傍か
ら入力電流が急激に増加している。
これは昇圧トランス12が磁気飽和してインダクタンス
が急に低下したためであり、さらにパルス幅を大きくす
ると、トランスの一次巻線の焼損やFETIIの破損等
の回復不能な事故に至る。
第10図はカウント数P2(オン時間)を変えた時FE
TIIのドレイン・ソース間電圧V D Sの変化の例
を示す波形図であり、同図(A)はP2=240 (3
0μs)、同図(B)はP=280(35μS)の時の
電圧波形をそれぞれ示す。
第10図(A)、(B)から明らかなように、P2=2
40 (30μs)の時のVDSのピーク値は110■
であり、P2=280 (35μs)の時は250V近
傍まで達している。
この実験例におけるFETIIのVDSの最大定格は2
00Vであるから、ピーク値110Vならば十分なマー
ジンが残っているが、ピーク値が250Vになると(実
験に使用したFETはたまたま破損しなかったが)、実
際の機器では使用中破損する恐れが極めて大きい。
第1図に示した実施例には、保護回路14が設けられて
いるから、駆動パルスPWは抵抗R7゜R8で分圧され
たのち抵抗R9を介してコンデンサC4を充放電し、そ
の端子電圧はトランジスタ13のベースに入力される。
保護回路14において、コンデンサC4の充電電圧の収
斂値Vmは、“H”レベルが5vである駆動パルスPW
を抵抗R7,R8で分圧した値であるから、 V m = 5 V X R8/ (R7+R8)であ
る。
また、抵抗R7,R8,R9とコンデンサC4とからな
り、駆動パルスPWがオンの時コンデンサC4が充電さ
れ、オフの時に放電することを繰返すデユーティ検出手
段である充放電回路の時定数では、雨宮好文著「パルス
回路の考え方」 (日刊工業新聞社発行)の第36頁の
例題に示されたように、 τ=C4X[R9+R7XR8/(R7+R8)]であ
る。
したがって、例えばP2=240 (3’Oμs)近傍
からトランジスタ13が導通し始めてFET11のゲー
ト電圧、従ってドレイン・ソース間に流れる電流を抑制
し、さらにオン時間が長くなればFETIIのゲートが
完全にアースレベルに落ちて電流を遮断するように、抵
抗R7〜R9,コンデンサC4の常数を決定する。
第3図は、このようにして得られた保護回路14を用い
たバイアス電圧25の特性の一例を示す線図であり、縦
軸、横軸とも第9図に示した線図と同一である。
第3図と第9図とを比較すれば、その効果が一見して明
らかなように、P2=230 (29μS)近傍でコン
バータ10の1次側の入力電流Iinは抑制され始め、
2次側の出力電圧Voutは0.83  KVのピーク
値に達する。
それよりR2が増加しても入力電流Iinは0.3A以
下に抑制され、出力電圧Voutは下降し始める。
さらにR2を増加すれば入力電流1inも下降し始め、
保護回路14が有効に作動していることが分る。
第4図は、この実施例において入力電流Tinが下降し
始めるP2=280 (35μs)とした時のFETI
Iのドレイン・ソース間電圧VDSの変化の一例を示す
電圧波形図であり、縦軸、横軸とも第10図に示した線
図と同一である。
第4図から、駆動パルスPWのオン時間が35μsであ
るにも拘らず、保護回路14の作動によって、FETI
Iのオン時間は約25μsであり、電圧VDSも100
V以下に抑えられていることが分る。
保護回路14の効果は、第10図と比較することにより
、第4図からも一見して明らかである。
第1図に示した実施例は、磁気飽和が発生し易いフライ
バックトランスを用いた高圧電源を示したものである。
一般に、バイアス用やコロナ放電用に使われる高圧電源
は、出力電圧は高いが電力は僅少なものが多く、従って
トランスの1次側電流もそれほど大きくないから、スイ
ッチング素子はマージンに余裕のあるものを使うことが
出来る。
しかしながら、電圧は中程度であるが電力を要するスイ
ッチング電源例えば電池を電源として蛍光灯を点灯させ
るDC−ACインバータや、低電圧であっても大電流を
要求されるDC−DCコンバータ等のように、1次側電
流が大きく流れ、その大電流をスイッチングするスイッ
チング素子の場合は、大電力用パワーFETを使っても
マージン余裕が余りとれないことが少なくない。
保護回路14では、オン時間を電圧信号に変換する充放
電回路の出力が所定値を超えたか否かを検出するのに、
トランジスタ13のエミッタ・ベース間電圧特性を利用
したから回路構成が簡単で低コストであるが、閾値電圧
が低くジッタが生し易い。
したがって、マージン余裕が少ない場合は、より確実に
オン時間が所定値を超えたか否かを判定する必要がある
第5図及び第6図は、保護回路の他の実施例を示す回路
図であり、トランジスタ15.抵抗R11〜R13,コ
ンデンサCIO及びトランジスタ17.抵抗R15〜R
17,コンデンサC1lは、それぞれ第1図に示した第
1実施例の保護回路14のトランジスタ13.抵抗R7
〜R9,コンデンサC4に対応し、個々の説明は省略す
る。
第5図に示した第2実施例の保護回路16は、コンデン
サCIOの出力端子とトランジスタ15のベースとの間
に直列に定電圧ダイオードZDを設けたものであり、抵
抗R11、R1,2の比を変えてコンデンサCIOの充
電電圧収斂値Vmを上げると共に、定電圧ダイオードZ
Dの挿入によりジッダを減少させ、オン時間が所定値を
超えたか否かの判定をより正確にすると同時に、オン時
間がさらに増した時の入力電流T i n 、出力電圧
V o u tの降下をさらに急峻にしたものである。
第6図に示した第3実施例の保護回路ユ8は、コンデン
サC1lの出力端子とトランジスタ]7との間に、DC
5Vの電源電圧を抵抗R18,可変抵抗R19により分
圧して得られた参照電圧とコンデンサC1lの出力電圧
とを比較してトランジスタ17のベースに出力するコン
パレータ19を設けたものであり、第5図に示した保護
回路16の各長所をさらに向上させると共に、閾値の調
整を極めて容易に行なうことが出来る。
以上説明した保護回路の第1乃至第3実施例は、回路図
から分るように、充放電回路の時定数は充放電とも等し
くなっている。
このバイアス電源の例では、平常時の出力電圧は100
〜500Vであり、パルス数P2は略80を中心として
最大でも130程度、従ってデユーティ比は20%を中
心として最大32%であるから、オフ時間が長く実用上
十分に放電されている。
しかしながら、デユーティ比が比較的大きい所で常用さ
れる充放電回路であると、十分に放電し切れない場合が
ある。
二のような場合は、放電の時定数を充電の時定数に比l
\て小さく設定すればよい。
第7図及び第8図に示す第4及び第5実施例の保護回路
16A、18Aは、第5図及び第6図に示した保護回路
16.18にそれぞれ放電時定数を小さくするためのダ
イオードDiを加えたものであり、同一部分には同一符
号を付している。
すなわち、第5図及び第6図に示した回路の抵抗R13
,R17に並列に、放電時に作用する極性でダイオード
D1をそれぞれ接続する。
このようにすれば、充電時の時定数は変化せず、放電時
には放電電流が抵抗R13,R17をバイパスするから
、時定数が小さくなり、短かいオフ時間でもコンデンサ
CIO,C1lは十分に放電する。
以上説明したように、デユーティ検出手段が、駆動パル
スのオン・オフ毎にアナログ的に充放電を繰返す充放電
回路により構成すれば、コントローラ1 (特にMPU
2)のようにデジタル的に即動パルスを形成するデジタ
ル回路が誤動作し易いピーク値および周波数成分が高い
ノイズに対しては、保護回路が正常に動作し、保護回路
が影響を受けやすいピーク値および周波数成分が低く持
続時間の長いノイズでは、デジタル回路に誤動作を生じ
ない。
したがって、この保護回路は極めて有効に動作する。
DC−DCコンバータ10のFETIIが、駆動パルス
が“L uの時にオン、“HI+の時にオフになるよう
な負論理構成になっている場合は、デユーティ検出手段
が駆動パルスのオフ時間を検出すればよいことはいうま
でもない。
以上説明したように、この発明によるデユーティ検出手
段と保護スイッチ手段とからなる保護回路は、駆動パル
スPWの異常により生した結果である出力電圧やスイッ
チング素子に流れる入力電流の異常を検出して保護手段
を作動させるのではなく、FETIIのオン・オフを制
御する駆動パルスPWの1個1個のパルスのオン時間を
検出して、それが所定値を越えた時にスイッチング素子
を流れる電流を抑制あるいはオフすることにより、トラ
ンスの焼損やスイッチング素子のダウンにつながる原因
を未然に防止するから、極めて確実な保護手段である。
さらに、出力電圧や入力電流の異常を検出する結果検出
方式では、異常が検出されたら保護手段が作動したまま
になるか、保護手段が自動復帰するためには、異常が収
まったか否かに関係なく一定時間後に復帰して見て、異
常が続いていればまた作動することを繰返えすように構
成せざるを得ない。
この発明による保護手段は、駆動パルスがオンになって
いる間は作動し続け、オフになれば例えば放電時定数で
決まる(極めて短かい)時間後に自動復帰するから、デ
ジタル回路の誤動作による場合のように単発あるいは2
,3発の駆動パルスの異常で保護手段が作動しても、ス
イッチング電源装置の出力に及ぼす影響は皆無か、極め
て僅かなものである。
なお、実施例では高圧電源に適用される場合を主として
説明したが、この発明は実施例に限定されるものでなく
、低圧直流電源、ランプ用電源。
ヒータ用電源、蛍光灯用電源など駆動パルスで制御され
るDC−DCコンバータやDC−ACインバータ等の電
源にも適用することが出来る。
さらに、スイッチング素子としてFETを使用した例に
ついて説明したが、バイポーラ型トランジスタを使用す
ることも8来る。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によるスイッチング電源
装置は、ノイズなどによりスイッチング素子を駆動する
開動パルスが不安定になっても、トランスの焼損やスイ
ッチング素子の破損を完全に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例であるDC−DCコンバー
タを示す回路図、 第2図は同じくその静電潜像方式の複写機の一例を示す
概略構成図、 第3図は同しくその駆動パルスと入力電流及び出力電圧
の関係を示す特性図、 第4図は同しくそのFETに印加される電圧の一例を示
す波形図、 第5図及び第6図は保護回路の第2及び第3実施例を示
す回路図、 第7図は従来の電源装置における駆動パルスと入力電流
及び出力電圧の関係を示す特性図、第8図は同じくその
FETに印加される電圧の一例を示す波形図である。 10・・・DC−DCコンバータ (スイッチング電源装置) 11・・・FET (スイッチング素子)12・・昇圧
トランス 13.15.17・・トランジスタ (保護スイッチ手段) 14.16.18・・・保護回路(デユーティ検出手段
と保護スイッチ手段) 第2図 第4図 T 第10図 0           ’11U、f/      
田にと〕−一一一一一一“ オフ        τフ
第5図 第6図 第7図 FET11^ ↑ 第8図 手続補正書(方式) %式% 1、事件の表示 特願平2−201341号 2、発明の名称 スイッチング電源装置 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 (674)  株式会社 リ コ − 4、代 理 人 〒170(電話3986−2380)
東京都豊島区東池袋1丁目20番地5 7、補正の内容 明細書第26頁第9行のr例を示す波形図である。」を
下記のとおり補正する。 記 例を示す波形図、 第9図は同じくその駆動パルスと入力電流及び出力電圧
の関係を示す特性図、 第10図は同じくそのFETに印加される電圧の一例を
示す波形図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 出力に応じてパルス幅変調された駆動パルスにより
    駆動されるスイッチング素子を備えたスイッチング電源
    装置において、 前記スイッチング素子のオンに対応する駆動パルスのレ
    ベルの時間を検出するデューティ検出手段と、 そのデューティ検出手段が検出した前記レベルの時間が
    所定値を超えた時に、前記スイッチング素子をオフにす
    る保護スイッチ手段とを設けたことを特徴とするスイッ
    チング電源装置。 2 請求項1記載のスイッチング電源装置において、 前記デューティ検出手段が、駆動パルスのオン・オフ毎
    に充放電を繰返す充放電回路からなることを特徴とする
    スイッチング電源装置。
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JP2012053168A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2015089253A (ja) * 2013-10-31 2015-05-07 東光株式会社 送電器

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