JPH04207125A - 植物栽培装置 - Google Patents

植物栽培装置

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JPH04207125A
JPH04207125A JP2338797A JP33879790A JPH04207125A JP H04207125 A JPH04207125 A JP H04207125A JP 2338797 A JP2338797 A JP 2338797A JP 33879790 A JP33879790 A JP 33879790A JP H04207125 A JPH04207125 A JP H04207125A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、椎茸、マツシュルーム、エノキ、シメン、カ
ワラタケ、マンネンタケ等の茸類やサラダ菜、リーフレ
タス、ラディッシュ、セルソー、ホウレン草、ハーブ類
等の野菜類を人工栽培する植物栽培装置に関する。
(従来の技術) 従来、椎茸等の茸類の人工栽培には、オガクズやモミガ
ラ等の植物繊維質材料に米糠等の栄養物質を混合した固
体培養基から成る人工ホダ木が用いられ、この人工ホダ
木に種菌を接種して培養を行い、栽培室内で育生管理す
ることにより子実体を得てこれを生育させるようにして
いる@そして、前記人工ホダ木を栽培室内で多量に育生
管理するための栽培装置としては、特開昭58−198
225号公報等に開示され且つ第12図に概略示すよう
に多数の人工ホダ木(H)を平棚(A)上に配置する平
棚式のものと、実公昭61−38441号公報等に開示
され且つ第13図に概略示すように多数の人工ホダ木(
H)をハの字形に組んだ傾斜状の支持体(B)(B)に
積み重ねる斜面式のものとが知られている。
又、サラダ菜等の野菜類をハウス等の栽培室内で多量に
育生栽培する装置としては、例えば実開平2−9835
2号公報に開示され且つ第14図に概略示すように、前
記した茸の場合の斜面式と同様、ウレタン(W)等に保
持した野菜類を傾斜状の支持体(F)(F)に多数配列
した斜面式の立体栽培装置が知られている。
(発明が解決しようとする課題) しかし、上記第12図に示す平棚式では、各平棚(A)
に平面配置される個々の人工ホダ木(H)に均等に給水
や採光を確保するには、各人工ホダ木間に間隔を空けた
り、棚間隔を広くせざるを得す、空間的にデッドスペー
スが大きくなり、又、斜面式でも、第13図や第14図
に示すように、支持体間CB、B)(F、F)に挟まれ
た空間(D)(E)に大きなデッドスペースができ、何
れも立体空間を有効利用できていない問題がある。
このため、標準的な人工ホダ木でその収容個数を評価す
ると、平棚式のものでは坪当たり300個程度、斜面式
のものでは同500〜900個程度が限界とされ、収穫
を上げるには、栽培装置の台数を大幅に増やさざるを得
す、このため、栽培室が大型化すると共に該栽培室内を
空調や照明等する設備も大型化し、電気代等がかさんで
コスト高になると共に、労働集約性が悪化する問題が起
こる。
本発明の主目的は、人工ホダ木や栽培床等を支持する支
持体の構造を工夫することにより、空間利用率を向上し
、単位面積あたりの人工ホダ木の収容個数や苗の本数等
を増大することができる植物栽培装置を提供する点にあ
る。
(課題を解決するための手段) そこで、上記主目的を達成するために、第1に、前後に
移動を可能とした架台(1)に、人工ホダ木や栽培床等
の栽培植物基体の支持体(2)を上下方向に多段ジグザ
グ状に積層支持して、前方及び後方に傾斜する前方支持
部(2a)と後方支持部(2b)とを形成すると共に、
前記支持体(2)の前後方向の投影間隔(L)を、前記
架台(1)における前後幅(S)よりも大きくした。
第2に、上記主目的に加えて栽培植物基体に良好な採光
を確保するために、前記第1の構成に加えて、支持体(
2)における支持部の裏側に、光源(3)を設置した。
第3に、加えて栽培植物基体に良好かつ簡易な給液を確
保するために、前記第1又は第2の構成に加えて、支持
体(2)の上部に給液管(4)を配管すると共に、上段
と下段との支持体間に、上段の支持体に給液された液を
下段の支持体に受け渡す受け渡し手段(5)を設けた。
第4に、主にマツシュルームやマンネンタケ、カワラタ
ケ等の栽培を対象とする場合に良好な水分状態を確保す
るために、前記第1又は第2の構成に加えて、支持体(
2)における支持部の裏側に、前後方向外方に向かって
散液する散液ノズル(6)を設置した。
(作用) 上記第1の構成により、栽培装置を前後方向に複数台重
ね置きした場合、架台(1)の前後幅(S)以上に出っ
張る支持体(2)の張出し部分が隣合う架台(1)の上
部空間内に位置されて、この部分に栽培植物基体の支持
部を拡大でき、架台(1)の上部立体空間の利用率を向
上できて)栽培室内における単位床面積あたりの栽培植
物基体の収容個数等を増大することができる@又、上記
第2の構成により、隣合う栽培装置の支持体に支持した
栽培植物基体に良好に光を当てることができ、採光を良
好に確保することもできる。
更に、上記第3の構成により、受け渡し手段(5)を介
して多段構成とされる各支持体(2)への給液が簡易に
行え、又、給液管(4)から供給する給液量を節約する
こともできる。
更に又、上記第4の構成により、隣合う栽培装置に支持
したマツシュルームやマンネンタケ、カワラタケ等の栽
培植物基体に良好に散液することができ、これらマツシ
ュルームやマンネンタケ、カワラタケ等を良好に生育さ
せることができる(実施例) 第1図に示すものは、椎茸やエノキやシメンやナメコ等
の茸類の栽培装置であって、下部の転動体(7)を介し
て前後に移動を可能とした架台(1)に、一対の側フレ
ーム(8)(8)を立設し、該フレーム(8)(8)に
、人工ホダ木(H)を支持するパネル状の支持体(2)
を上下方向4段にわたり多段ジグザグ状に積層支持して
、前方及び後方にそれぞれ傾斜する傾斜面状の前方支持
部(2a)  (2a)と後方支持部(2b)(2b)
とを各2段づつ形成したものである。
各段の支持体(2)には、各支持部平面を取り囲む側枠
(21)(21)及び下部枠(22)を備え、各支持部
に載置した人工ホダ木(H)の脱落等を防止できるよう
にしている。
そして、第2図に明示するように、前記支持体(2)の
前後方向の投影間隔(L)を、前記架台(1)における
前後幅(S)よりも大きくし、この栽培装置を前後方向
に複数台重ね置きした場合に、各支持体(2)の前後の
張出し部分が、隣合う架台(1)の上部空間内に入り込
むようにしている。
これにより、架台(1)の上部立体空間におけるデッド
スペースを殆ど無くすることができ、空間の利用率を向
上できて、栽培室内の単位床面積あたりの収容個数を増
大できるのである。具体的には、標準的な人工ホダ木で
坪当たり1200個程度0収容が可能となった。又、こ
のように収容個数を増大できながらも、隣合う支持体間
には茸類の生育空間を十分に確保することができると共
に、図中矢印で示す架台(1)の前後方向の移動により
、栽培装置−台毎に、その傾斜する前方支持部(2a)
及び後方支持部(2b)を前後にむき出し状態にできる
ため、人工ホダ木の積み降ろしや収穫作業、生育状態の
観察等が簡便に行えるのである。
又、各支持体(2)における支持部の裏側には、100
01ux程度以下とした蛍光燈から成る光源(3)を設
けており、これにより、隣合う栽培装置の支持体に載置
した人工ホダ木に、平行状にほぼ均一に光を当てて、あ
る程度の光が欠かせない主にブナシメジやナメコ等の生
育に良好に対応できるようにしている。
更に、第1図に示すように、最上段の支持体(2)の上
部には、水を溜めた給液タンク(9)から上方に延び、
ポンプ(10)及び弁(11)を介装した縦管(41)
と、これにフレキシブルパイプ(42)を介して連結さ
れる横管(43)とから成る給液管(4)を配管すると
共に、最下段の支持体(2)の下部に排液管(44)を
配管し、該排液管(44)を前記タンク(9)に連通ず
る側溝等から成る排液路(45)に開放するようにして
いる。
そして、第3図に明示するように、最上段の支持体(2
)の上部に、前記給液管(4)から開放する給液の液溜
部(23)を設けて、この液溜部(23)に、親水性ウ
レタンや不織布等から成る底面給水材(20)の端部を
浸すと共に、この給水材(20)を支持部全面に敷設し
て、該給水材(20)の上に前記人工ホダ木(H)を載
せ、底面側から給水するのであり、又、上段と下段との
支持体間に、上段に敷設した底面給水材(20)を下段
側に受け渡すスリット杖の連通穴(51)から成る給液
の受け渡し手段(5)を設けて、給液を順次下段側に受
け渡すようにしている。こうして、底面側からの給液に
より水分が多く品質の悪い木耳になるのを防止し、品質
を向上できると共に、前記受け渡し手段(5)により、
多段構成とされる各支持体(2)への給液が簡易に行え
、又、給液管(4)から供給する給液量を節約できるの
である。
ところで、受け渡し手段(5)は、前記連通穴(51)
を設けて底面給水材(20)を連続的に敷設する他、第
4図に示すように、下段側の支持体(2)の上部に上段
側から流出する液を溜める液溜部(52)を設けて、底
面給水材(20)を上下の液溜部にまたがって一段毎に
敷設し、上段から下段に向けて順次液を受け渡す構造と
してもよい。尚、第4図に示すものでは、最上段の液溜
部(23)に給液管(4)を配管する他、下段側の液溜
部(52)にも配管(40)を施設しているが、これは
、給液管(4)及び配管(40)に、育生期間中に与え
る常温の給液の他に、1収穫サイクル毎に人工ホダ木の
菌子体に低温ショックを与えて次回の子実体の発生を促
す冷水を切換えて流通させ、低温ショック処理に供する
冷水をl温伏態のままで各段の人工ホダ木に供給できる
ようにしているためである。
又、上段から下段に順次液を受け渡す構造とする他、第
5図に示すように、各段の支持体(2)の上部に独立し
た液溜部(23)を設けて、各液溜部(23)に給液管
(4)をそれぞれ配管すると共に、各段の支持体(2)
の下部に排液管(44)をそれぞれ配管して、各段独立
に給液を行ってもよく、この場合には、特に温度や養液
のPH,成分等を厳密に管理することができる。
更に、以上のものでは、底面給水材(20)により人工
ホダ木(H)に給液を行ったが、第6図に示すように、
各支持体(2)の支持部に波形等の溝(24)を設けて
、最上段の液溜部(23)並びに、給液の受け渡し手段
(5)を構成する下段側の液溜部(52)からオーバー
フローする液を各段の人工ホダ木(H)の底面に給液す
るようにしてもよい。
その上部に、給液の構造としては、底面側から給液する
他に、主にマツシュルームやマンネンタケ、カワラタケ
等が対象となるが、第7図に示すように、支持体(2)
における支持面の裏側に、前後方向外方に向かって散液
する多数の散液ノズル(6)をもつ散液パイプ(6o)
を配管し、茸の発生側から散液するようにしてもよい。
このマツシュルーム等の栽培には、栽培基体として、馬
厩肥と稲ワラに若干の化学肥料を添加調整したコンポス
ト(12)を用いている。この場合、第8図に示すよう
に、隣合う栽培装置に支持したコンポストにほぼ均一に
散液でき、マツシュルームを良好に生育させることがで
きる。尚、壁(13)に対面する端部の栽培装置には、
固定式の散液パイプ(61)から散液している。
又、以上のものでは、パネル状とした支持体(2)を用
いて面状の支持部を形成したが、その他、第9図に示す
ように、パイプ材等による骨組み材(25)を用いて、
支持体(2)を構成してもよい。この場合には、人工ホ
ダ木(H)の下面や側面等からも子実体を発生させるこ
とができる。又、エノキ、シメン、ナメコ等のビンや袋
を用いる容器栽培に向いている。
次に、サラダ菜、リーフレタス、セルリー、ラディッシ
ュ、ホウレン草、ハーブ類等の野菜類の栽培装置につい
て説明する。
この場合、第10図に示すように、ウレタン材(14)
に保持した苗を発泡パネル(15)に設ける開口穴(1
6)に差し込んで栽培床(17)を形成し、該栽培床(
17)をリブ(26)を介して支持体(2)の底面がら
若干浮き上がらせて支持し、下方に延びる根に、同図に
示すように底面給水材(2o)を介して給液したり)又
1第11図に示すように各段の支持体に配管する散液パ
イプ(18)を介して給液したり、あるいは、改めて図
示しないが第6図と同様の溝構造や前記開口穴(16)
の開口列に対応させた溝構造をもツオーハーフロ一方式
により給液したり、更には又、これらと第7図に示した
ように野菜類の上方から葉面散布する方式とを併用して
給液するのである。
又、この野菜の場合には、第11図に明示するように、
十分な採光を必要とするため、茸類よりも照度の高い概
ね5000〜100001ux程度の蛍光燈から成る光
源(3)を設置しており、又、給液タンク(9)には、
水の他養分を混合した養分液を溜めている。
以上の野菜の場合にも、作物の栽培面積を拡大できて、
収穫量を増加できると共に、栽培床の管理等が簡便に行
えるのである。
尚、以上の各実施例において、架台(1)を前後に移動
させる転動体(7)は、レール上に転がせるようにして
もよい。
(発明の効果) 以上、本発明によれば、栽培装置を前後方向に複数台重
ね置きした場合、架台(1)の上部立体空間の利用率を
向上できて、栽培室内における単位床面積あたりの人工
ホダ木の収容個数や栽培床の面積等を増大することがで
きる。又、このように収容個数を増大できながらも、架
台(1)の前後方向に移動により、栽培装置−台毎に、
その傾斜する前方支持部(2a)及び後方支持部(2b
)を前後にむき出し状態にできるため、人工ホダ木や苗
床等の積み降ろしや苗の定植及び収穫作業あるいはその
生育状態の観察等が簡便に行える又、支持体(2)にお
ける支持部の裏側に、光源(3)を設置する場合には、
隣合う栽培装置の支持体に支持した栽培植物基体に良好
に採光を確保することもできる。
更に、支持体(2)の上部に給液管(4)を配管すると
共に、上段と下段との支持体間に、上段の支持体に給液
された液を下段の支持体に受け渡す受け渡し手段(5)
を設ける場合には、各段の支持体(2)への給液が簡易
に行えると共に、給液管(4)から供給する給液量を節
約することもできる。
更に又、支持体(2)における支持部の裏側に、前後方
向外方に向かって散液する散液ノズル(6)を設置する
場合には、マツシニルームやマンネンタケ、カワラタケ
等の栽培に際して、その栽培植物基体に良好な水分状態
を確保することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る茸類を対象とした植物栽培装置の
第1実施例を示す斜視図、第2図は同装置を複数台並設
した状態を示す側面図、第3図は同要部断面図、第4図
は同第2実施例を示す要部断面図、第5図は第3実施例
を示す要部断面図、第6図は同第4実施例を示す要部斜
視図、第7図及び第8図は同第5実施例を示す斜視図及
び側面図、第9図は同第6実施例を示す要部断面図、第
10図は野菜類を対象とした第7実施例を示す要部断面
図、第11図は同第8実施例を示す斜視図、第12図と
第13図及び第14図は従来例の概略図である。 (1)・・・・架台 (2)・・・・支持体 (3)・・・・光源 (4)・・・・給液管 (5)・・・・受け渡し手段 (6)・・・・散液ノズル (2a)・・・・前方支持部 (2b)・・・・後方支持部 (L)・・・・投影間隔 (S)・・・・前後幅 第1図 第2図 2b:作1文衿柳 第3図    第4図 第5図 第7図 第8図 第11図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)前後に移動を可能とした架台(1)に、人工ホダ
    木や栽培床等の栽培植物基体の支持体(2)を上下方向
    に多段ジグザグ状に積層支持して、前方及び後方に傾斜
    する前方支持部(2a)と後方支持部(2b)とを形成
    すると共に、前記支持体(2)の前後方向の投影間隔(
    L)を、前記架台(1)における前後幅(S)よりも大
    きくしていることを特徴とする植物栽培装置。
  2. (2)支持体(2)における支持部の裏側に、光源(3
    )を設置している請求項1記載の植物栽培装置。
  3. (3)支持体(2)の上部に給液管(4)を配管すると
    共に、上段と下段との支持体間に、上段の支持体に給液
    された液を下段の支持体に受け渡す受け渡し手段(5)
    を設けている請求項1又は請求項2記載の植物栽培装置
  4. (4)支持体(2)における支持部の裏側に、前後方向
    外方に向かって散液する散液ノズル(6)を設置してい
    る請求項1又は請求項2記載の植物栽培装置。
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