JPH04206578A - 炭化珪素半導体素子 - Google Patents

炭化珪素半導体素子

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JPH04206578A
JPH04206578A JP2329507A JP32950790A JPH04206578A JP H04206578 A JPH04206578 A JP H04206578A JP 2329507 A JP2329507 A JP 2329507A JP 32950790 A JP32950790 A JP 32950790A JP H04206578 A JPH04206578 A JP H04206578A
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JP
Japan
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type
sic
added
silicon carbide
minority carriers
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Pending
Application number
JP2329507A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Mihashi
浩 三橋
Tsutomu Uemoto
勉 上本
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、異なる導電型半導体層の接合を有する炭化
珪素半導体素子に関する。
(従来の技術) 炭化珪素(SiC)は、禁制帯幅が広く、容易にpn接
合が形成できることから、青色発光ダイオード用材料等
として期待されており、また熱的に安定で硬度も高いこ
とから高温高圧下で動作可能なデバイス用半導体材料と
しても注目されている。
これらのデバイスのうち、例えばSiC青色発光ダイオ
ードの断面の第4図に示した。先ず、第1導電型を有す
る6H型のSiC基板11上に、第1導電型12並びに
第2導電型の結晶層13を順次エピタキシャル成長させ
ることによって作製される。
14.15は夫々電極である。しかしこのような発光ダ
イオードはSiCの成長温度が高いことに起因して、そ
の単結晶中に転位、積層欠陥(図示せず)を多く含んで
いる。そのためLEDを作製した後に、通電した際、欠
陥の伝播が生じ、発光色の経時変化、発光強度の低下と
いう問題となって現れてくる。40はこの欠陥を示す。
このため長寿命、高輝度のSiC青色発光ダイオード及
び高信頼性の電子デバイスはいまだ実用の域に達してい
ない。
また、前述の欠陥の伝播は、LEDに限らず、通常の電
子デバイスでも生じる。すなわち、対環境トランジスタ
、ダイオード、パワートランジスタなどにおいても、通
電時に欠陥の伝播が生じ、それを通してリーク電流が生
しるので、電流増幅率の低下、逆方向ブレークダウン電
圧の低下となって現れる。
(発明が解決しようとする課題) 上述のように、現在作製されているSiC結晶は転位、
積層欠陥を多く含んでおり、これを使用してLED電子
デバイスを形成した場合、通電時におけるこの欠陥の伝
播が高輝度、長寿命のSIC青色発光ダイオード及び高
性能のSiC電子デバイスの実現を阻んでいる。
本発明は上記事情を考慮してなされたもので、その目的
とするところは、SiC結晶中の転位、積層欠陥に起因
して、通電時に発生する欠陥の伝播を抑えた実用に耐え
得る炭化珪素半導体素子を提供することにある。
[発明の構成コ (課題を解決するための手段) 本発明は一導電型炭化珪素半導体層と、この一導電型炭
化珪素半導体層に接合する他導電型炭化珪素半導体層と
を備え、前記接合に電流を流したときに生じる少数キャ
リアの拡散領域内にT1、Zr5Hfのうちから選ばれ
る少なくとも1つの元素が添加されたことを特徴とする
炭化珪素半導体素子を提供するものである。
(作  用) 転位がpn接合位置から少数キャリアの拡散する距離内
に存在する場合、通電時の電子・正孔対の再結合エネル
ギーか非輻射過程を通じて伝達され、転位が伝播する。
これに対して、T1、Zr、HfはSiC結晶内て転位
の伝播を抑制する働きがある。したかって、このpn接
合位置から少数キャリアの拡散する距離内に該不純物を
添加しておけば、転位の伝播を有効に抑制する二とかで
きる。
(実施例) 以下、本発明を実施例を参照して説明する。
第1図に本発明の第1の実施例に係る半導体発光素子の
断面構造を示す。図中、11はn型6H−SiC基板で
、その上にNを2×1018crn−3の濃度含みかつ
AIをI X 1018clT、−3含む層厚5μmの
n型SiC層12と、その上に積層して形成されたAl
を3 X 1018cm−3含む層厚5μmのp型Si
C層13と、その上に形成されたAIとT1の2層でな
るp型電極層14と、このn型6H−SiC基板11の
裏面に形成されたN1でなるn型電極15で構成されて
いる。
上記実施例の構造の素子の製造方法は、Siを溶媒とし
た液相エピタキシャル法である。Siメルトを入れたカ
ーボンルツボ底部の温度を1700℃に保ち、n型6H
−SiC基板11をそれよりも温度の低い位置に挿入す
ることによって結晶成長を行なう。Cはカーボン製ルツ
ボから自動的に供給される。n型6H−SiC基板11
上にn型5iC12を成長させるに当たっては、不純物
原料として窒化シリコンとAIを用い、さらにTiを添
加した。また、n型5iC12上にp型5iC13を成
長させるに当っては、アクセプタ不純物原料としてAI
を用い、さらにTiを添加した。結晶成長後、Tiの不
純物濃度を2次イオン質量分析器で測定したところ、p
層、n層それぞれ2×1018CI71−3.3 X 
1018C111−3のTiが含まれていた。
結晶成長終了後エビタキンヤル層表面にTi、AIを順
次真空蒸着し、さらにn型6H−5iC基板11の裏面
にN1、を順次蒸着した後、1000℃で5分間熱処理
し、ウェハーを0.3 mm角にへき関すると、第1図
に概略的に示した構造の素子を得る。
第2図は、PN接合界面近傍での、少数キャリアの分布
及び、2次イオン質量分析法から求めたTiの濃度分布
を示す。ここで少数キャリアが拡散した領域とは、通電
時の空乏層を含み、空乏層の端からf7丁で定義された
P型、N型の両頭域をいう。ここでτは少数キャリアの
ライフタイム、Dは少数キャリアの拡散定数である。た
だし便宜的には、電子ビーム励起電流を測定した時に得
られる信号が、ピーク強度の1/e(eはNapier
の数)になる領域とすることができる。この少数キャリ
アが拡散する領域は、P型層、N型層の各キャリア濃度
及びバイアス電圧によって変化するが、実施例の場合、
2μm程度である。上述の実施例では少数キャリアが拡
散した領域を越えて、不純物を添加した場合を示したか
、これに限るものではなく、PN接合界面から少数キャ
リアの濃度か、空乏層における少数キャリア濃度の1/
eになる位置までの斜線で示した領域のみにTiを添加
しても良い。またこの少数キャリアの拡散した領域のい
ずれかの部分例えば、P型層のみ、又はN型層のみ、或
いはPN接合の空乏層のみなどにTiを添加しても効果
は期待できる。
このようにして形成したダイオードについて、上記構造
にAl電極14を正として電圧を印加した場合の発光強
度の時間変化を、従来のTiを含まない発光素子の発光
強度の時間変化とともに第3図に示すことによって、本
発明の有効性を示した。
従来の発光素子にはTiが含まれていなかったため、通
電開始後すぐに発光強度の低下が生じているが、本発明
の実施例では従来例に比較して、発光強度の低下がない
ことがわかる。さらに図には示していないが、従来例の
場合には、発光強度の低下と共に発光色が青色から緑白
色に変化するという現象がみられたか、本発明の実施例
では発光色の変化は生じなかった。
本発明者らの行った実験によれば転位の伝播を抑制する
のに必要なTiの濃度は最低I X 1016■ であ
るが、5 X 1017σ−3以上であることか望まし
い事が判明した。ここでいう濃度は、不純物領域の平均
値を言う。
さらに、本発明の第2の実施例を第5図に沿って説明す
る。第5図は、SiCを用いた耐環境トランジスタを示
す図である。このトランジスタは、PNPバイパーラト
ランジスタであるが、コレクタ52とベース53、及び
ベース53とエミッタ54との間がPN接合になってい
る。このトランジスタでは、エミッタから注入された少
数キャリアは、は′とんど再結合せずにコレクタに流れ
込んで多数キャリアとなるため、トランジスタがSiC
で構成されていても、ベース領域においては再結合によ
る欠陥の発生は少ない。しかしベースからエミッタに注
入された少数キャリアはすべてエミッタで再結合するの
で、エミッタにおいては、再結合による欠陥の発生が徐
々に生じ、それは電流増幅率の低下となって現れる。こ
の実施例では、P型コレクタ52をエピタキシャル成長
させるときに、T1を添加した。したがってその後エピ
タキシャル成長層にN型ドーパントを拡散させて形成す
るN型ベース53にも、さらにその後AIを拡散させて
形成するP型エミッタ54にも、P型コレクタと同程度
のTiを含ませている。したがってこのトランジスタで
は、エミッタにおいて再結合による欠陥の発生が生じる
ことはなく、この結果電流増幅率の低下の発生もない。
第5図(b)にベース53とエミッタ54及びこれらの
内部のTi濃度と少数キャリアの分布の様子、及びコレ
クタ52中のTia度を示した。
さらに、本発明の第3の実施例を説明する。半光 導体発Y素子の構造およびその形成方法は第1の実施例
と同様である。異なる点は、不純物としてTiの変わり
にZr、或いはHfを用いたことにある。第1表にこれ
らの材料と、結晶欠陥の発生を抑えるのに適した濃度を
示す。
第  1  表 また、これらの材料はTi、Zr5Hfのうちの2種或
いは、3種を組み合わせて添加材料として使用しても効
果がある。さらにこれらの材料を第2の実施例で示した
ような他のSiCを用いた他のデバイスに用いても同様
の効果を得ることはいうまでもない。
本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、例
えば添加する不純物の濃度分布は一様でなく、例えばイ
オン注入法で添加したような分布でも良い。また発光素
子の構造はダブルヘテロなどの多層構造でも良い。さら
に、半導体材料は6H型のSiCに限らず、2H,4H
あるいは3S型のものも使用できる。さらにまたSiC
の成長相 方法は、液1くビタキシャル法に限らず、CVDなどの
気相成長法でもよく、不純物の添加方法も特に規定しな
い。その他、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々
変形して用いることかできる。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、炭化珪素半導体を
用いた半導体素子の通電時のSiC中の欠陥伝播を抑制
でき、それによって高い安定性を得ることができ、その
有用性は大である。
図は不発−明の第1の実施例を説明する図、第4図は従
来例を示す断面図、第5図は本発明の第2の実施を示す
図である。   〜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 一導電型炭化珪素半導体層と、この一導電型炭化珪素半
    導体層に接合する他導電型炭化珪素半導体層とを備え、
    前記接合に電流を流したときに生じる少数キャリアの拡
    散領域内にTi、Zr、Hfのうちから選ばれる少なく
    とも1つの元素が添加されたことを特徴とする炭化珪素
    半導体素子。
JP2329507A 1990-10-31 1990-11-30 炭化珪素半導体素子 Pending JPH04206578A (ja)

Priority Applications (2)

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JP2329507A JPH04206578A (ja) 1990-11-30 1990-11-30 炭化珪素半導体素子
US07/784,706 US5281831A (en) 1990-10-31 1991-10-30 Optical semiconductor device

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JP2329507A JPH04206578A (ja) 1990-11-30 1990-11-30 炭化珪素半導体素子

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010058264A1 (en) * 2008-11-20 2010-05-27 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha P-TYPE SiC SEMICONDUCTOR
JP2017048104A (ja) * 2016-08-26 2017-03-09 株式会社東芝 SiCエピタキシャルウェハおよび半導体装置

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