JPH04206268A - 鉛電池用極板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はペースト式鉛電池用極板の改良に関するもので
ある。

従来の技術とその課題 鉛電池は長い歴史を持ち、商品化されて以来、単純な材
料構成と構造そして安定した性能からくる高い信頼性の
故に、現在まで蓄電池の主流を占めてきた。

上記の安定した性能や信頼性は長期にわたる技術改良の
蓄積によるものであるが、近年、電気自動車のエネルギ
ー源として、あるいは省±ネルギーを指向して軽量化し
つつある自動車のＬＳＩ用電源として、重量効率、容積
効率の向上が強く望まれている。

鉛電池か単純な材料構成であるのは、その大半が密度の
大きい船からなっているからであり、したかって、鉛電
池の軽量化には鉛の減量が必要不可欠である。

金属鉛は主に集電体、負極活物質として、二酸化鉛など
の鉛化合物は正極活物質として使用される。一方、電池
の容量は取り出せる電気量によって決定され、この大き
さは活物質量が同じでも活物質利用率の大小によって異
なる。利用率の大きい活物質はど単位重量当りの電気量
が大きいので同一容量の電池で比較した場合、活物質が
少量ですみ、ただちに電池の軽量化につながる。

従来、活物質の利用率を増大させるために、ペースト中
の硫酸鉛を増加させるか、あるいは導電性の耐食材料例
えば炭化チタン（Ｔ；Ｃ二特公昭４８−６７３１　）や
窒化チタン（ＴｉＮ：比抵抗１０−４〜１０−５Ω・ｃ
ｌ）の粉末をペースト中に添加するなどの方法が試みら
れている。しかし、前者の方法で利用率が大きくなるの
は化成によって正極に生成する二酸化鉛および負極に生
成する金属鉛の分子容が１ｉｆｆｉ　Ｐｉ４Ｈのそれに
比べて小さく、化成されたときその体積の差か活物質内
に空孔となって残り、この空孔が電解液を速やかに拡散
させて活物質の反応量を増加させるからである。この方
法は主に活物質と反応する電解液の側の利用率向上を考
慮したもので、一定体積において空孔の占める割合を増
加すれば活物質の占める割合が減少するので、ある程度
以上の空孔量の増加は、逆に容量を減少させ、また多孔
度の増大は活物質の連結ネットを細くするため寿命が短
くなるという問題があった。

後者は活物質とのなじみが悪いことや耐酸性。

＃４酸化性か完全でないため微量ではあるが使用中に溶
解したチタンが負極上に析出し水素過電圧を低下させ充
電効率を低下させるという問題があった。

課題を解決するための手段 本発明は耐酸性、耐酸化性および高い導電性を有し、し
かも電池に対し有害な不純物を溶出しない鉛酸バリウム
（比抵抗：３Ｘ１０−’Ω・ｃｎ）をペースト中に添加
することにより活物質の物性を改良して利用率の向上を
図るものである。

実施例 以下本発明を一実施例に基づいて説明する、（１）鉛粉
（門Ｏ含有量７５％）１０にｇをとり、これに希硫酸（
比重：　１．１６／２０°Ｃ）　　２．３Ｊを徐々に加
えながら練合してペーストを作製した。このペーストを
５等分してそれぞれに鉛酸バリウムをＯｌｏ。

５．１．２．３ｗｔ％添加し、再度練合したのち厚さ１
　、４ｎ１１の自動車電池用格子に充填した。この極板
を正極として化成したのち、放電容量を調べなところ下
表の結果を得た。

第１表 （２）鉛粉１０Ｋｇをとり、これに添加物として硫酸バ
リウム０．５ｗｔ％、リグニンｏ、５ｗｔ％、カーボン
ブラック０．２ｗｔ％を加え、混合したのち、８硫酸（
比重：１．１５．、／２０°Ｃ）　　２．Ｏｐを徐々に
加えながら練合してペーストを作製した。このペースト
を５等分してそれぞれに鉛酸バリウムをｏ、ｏ、ｉ　、
ｏ。

２．０．３　、０．５ｗｔ％加え再度練合し、厚さ１．
４ｎｎの自動車電池用格子に充填しな。この極板を負極
板として化成したのち放電容量を調べたところ下表の結
果を得た。

第２表 旧記第１表および第２表に示すように、本発明の鉛酸バ
リウムを添加した極板はいずれも添加しなかったものに
比べ明らかに利用率か優れていた。

発明の効果 導電性添加物か釦とバリウムから構成されたものなので
、電解液に溶出した場合も電池に有害な影響を与えるこ
とがなく、活物質の導電性を高めて利用率を向上させる
ので鉛の減量を図ることかでき電池の軽量化に大きく貢
献する。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、活物質に鉛酸バリウムを含有させたことを特徴とす
   る鉛電池用極板。