JPH0420440Y2 - - Google Patents

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JPH0420440Y2
JPH0420440Y2 JP1989135967U JP13596789U JPH0420440Y2 JP H0420440 Y2 JPH0420440 Y2 JP H0420440Y2 JP 1989135967 U JP1989135967 U JP 1989135967U JP 13596789 U JP13596789 U JP 13596789U JP H0420440 Y2 JPH0420440 Y2 JP H0420440Y2
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infrared
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heat
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Description

【考案の詳細な説明】 目的の部 本考案は、温灸の用に供される薬草素材板状体
に遠赤外線放射層を形成し、前記板状体が適宜の
形態に栽切され、施灸時に放熱する赤外線温熱と
共に遠赤外線温熱波を放射せしめ、施灸時の温熱
効果の高揚を求めるものである。
近時、温灸による温熱療法は、東洋医学におけ
る医学的な見地からその効用が再認識され、諸種
の疾患に利用されはじめていることは周知の事実
である。
従来、温灸は、もぐさを用いた燃焼熱によるも
のが大半を占めているが、もぐさの他にも種々な
薬草素材が単体またはもぐさとの複合体等で利用
されている。
本考案においては、薬草素材等を用いた温灸に
よる温熱効果もさる事ながら、遠赤外線照射によ
る温熱波との併用により、その治療効果の増大を
計らんとするものである。
さて、赤外線光熱の中でも特に、長波長域に属
する遠赤外線光熱は、水分子を活性化すると共に
動植物類の生体の細胞組織内に深達し易く、水分
子・蛋白質等の体内有機物の活性化に多大の有用
性を発揮するものである事が確認された。
前記遠赤外線を放射する遠赤外線放射物質は、
多数に存在する。特に、放射効率に優れている遠
赤外線放射体は、セラミツク系材・金属酸化物系
材・カーボン系材・大谷石・麦飯石等の自然石系
材が存在する。また、これ等の外、人工的に創出
されたその他の遠赤外線放射物質が存在する。
これ等の遠赤外線放射物質は、自然界におい
て、自体から遠赤外線が放射されているが、太陽
光・暖気或いは、適宜な加熱手段、熱線反射体の
添装等により、効率的に遠赤外線が増大放射され
るものである。
通常、太陽光または、暖気等により遠赤外線放
射物質より放射される遠赤外線の波長は、その
量、その放射面積、熱量等により放射波長が異な
るものであるが、常温においておおむね3〜8ミ
クロン程度である。また、適宜な与熱手段による
ものにあつては、人体・動植物に適する遠赤外線
の波長は4〜14ミクロン程度であり、この長波長
域に属する遠赤外線を放射せしめる事も可能であ
る。然して、長波長域に属する遠赤外線照射は、
動植物に対する好影響をもたらすものであり、こ
の光熱は、水に対する親和性、誘和性を有する事
から、一部未確認事由にもよるものであるが、水
質や蛋白質等の活性化に対し有効に作用する。
赤外線は、被照射物に対し表面加熱、対流加
熱、伝導加熱等であるが遠赤外線は、被照射物が
熱の収熱体である場合、直進的に深達加熱なるが
ため、特に、動植物類に対しては、遠赤外線波の
深達により熱エネルギーが付与され、体内水分
子、細胞組織の活性化に特段の有用性があるもの
である。
依つて、本考案に於ては、前記に鑑み、遠赤外
線放射薬草素材板状体から所望の灸体を成形し、
該灸体の燃焼熱により、赤外線温熱と共に、長波
長域に属する遠赤外線温熱波を放射せしめ、温灸
効果の増大を計ることをその目的とするものであ
る。
構成の部 次に、本考案になる実施例を図面に従つて説明
する。本実施例に於ては、薬草素材中もぐさを主
材としたほぼ剛性に近いボード状に形成された薬
草素材板状体に遠赤外線放射層が形成された遠赤
外線放射薬草素材板状体に就き説明する。
第1図に於て、1はもぐさ板状体、該板状体1
に遠赤外線放射物質が含有剤状に遠赤外線放射層
2が形成されている。
第2図に於て、1はもぐさ板状体、該板状体に
遠赤外線放射物質が添着剤状(まぶした状態)に
遠赤外線放射層が形成されている。
その他、塗着剤状にまたは、遠赤外線放射物質
からなる添装剤が添設剤状に形成されても良い。
前記もぐさ板状体は、精製されたもぐさ繊維、
紙の繊維、接着剤、水等を混成乾燥し、平盤状に
形成する。
前記遠赤外線放射層2は、頭書した遠赤外線放
射物質から放射効率に優れた複合放射体が選択さ
れ、前記の如く、放射層2がもぐさ板状体1に形
成されるものである。
本考案の実施例は、上記の如く構成されたもの
である。
依つて、下記に実施例の作用効果を記述する。
効果の部 前記遠赤外線放射もぐさ板状体を灸具に成形す
る。第3図は、熱緩衝台座3に成形された方形状
のもぐさ体4が立設された温灸具A、第4図は、
可燃紙5にもぐさ体4′が包被された長方形状の
棒灸具B、第5図は、もぐさ体4″が針灸用の針
5に突刺された針灸具C、更には、図面は省略し
たが、板状体1を所望の面積に裁断し、女性の生
理用具又は止結用等にもぐさ成分の作用が利用さ
れた治療用具が成形される。また、電気温熱器と
もぐさ板状体との重合により、電気温熱もぐさマ
ツト等の治療用具も成形することが出来る。
第3図に示した温灸具Aの作用効果は、台座3
に貼設された粘着剤層6を以つて患部皮膚面に具
体を貼着し、もぐさ体4の頭部に点火する。点火
によりもぐさ体4の温熱が台座3の中空部から患
部皮膚面に熱伝達され、遠赤外線は、患部皮膚面
から体内水分子、細胞組織内に深達し、伝導加熱
による赤外線温熱に加え遠赤外線温熱により、体
内が活性化し、体内水分子、体内細胞が活性化さ
れるに従つて、血流を良好にし、体液が活性化さ
れ、患部に集中する温熱により患部の痛みも緩解
する。
以上に記述したように、本考案になる遠赤外線
放射薬草素材板状体は、人体の患部治療に適応し
た形状に成形されて温熱施灸が行なわれ、その成
形から使用に至まで誠に簡便なもので、種々の製
品形態を創出する事が出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例の部分破砕斜視図、第2図
は、他の実施例の斜視図、第3図と第4図と第5
図は共に使用例示図である。 1……もぐさ板状体、2……遠赤外線放射層、
A……温灸具、B……棒灸具、C……針灸具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 薬草素材板状体に遠赤外線放射物質が含浸剤
    状、塗着剤状、又は添着剤状に形成されてなるこ
    とを特徴とする遠赤外線放射薬草素材板状体。
JP1989135967U 1989-11-22 1989-11-22 Expired JPH0420440Y2 (ja)

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JPH0375736U JPH0375736U (ja) 1991-07-30
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6359642B2 (ja) * 1981-02-04 1988-11-21
JPH01197430A (ja) * 1988-01-30 1989-08-09 Hagiwara Kagakuhin Kk 温灸用板状艾及びその製造方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH039733Y2 (ja) * 1986-10-06 1991-03-11
JPH0198636U (ja) * 1987-12-23 1989-06-30
JPH0317864Y2 (ja) * 1988-02-09 1991-04-16

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