JPH04203788A - 連続式高周波乾燥装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は複数個、例えばｌスピンドル毎に積層して染色
処理などをしたチーズその他の被乾燥物を自転しながら
搬送する間に乾燥させるようにした連続式高周波乾燥装
置に関するものである。

従来の技術 チーズ等の繊維製品を染色その他の処理後、乾燥する方
法は多く、高周波乾燥装置も公知である。その内チーズ
の乾燥に用いられる従来の連続式高周波乾燥装置は、高
周波発生装置中を平面状で連続移行するベルト上に多数
のチーズを個別的に載せ、高周波電界中を移動させ、そ
の間に乾燥させる装置である。

発明が解決しようとする課題 しかし、上記のような連続式高周波乾燥装置では、高周
波発生機の中を移動するベルト上に各スピンドルから取
外すと共に個々のチーズを載置し、乾燥後にそれぞれの
チーズを寄せ集めて取除き、搬送容器に収納する等、多
くの作業を必要とし、それぞれに人手を要すると共にベ
ルトが移行する高周波発生装置は一対だけであって効率
が悪い等の難点がみられた。

本発明は上記のような難点を解消し、チーズ染色機等で
１スピンドル毎等の複数のチーズを積層状態のまま筒状
ケースに収納し、複数列に吊下げられ、自転しながら搬
送される間に効率よく、自動的に乾燥できる連続式高周
波乾燥装置を提供しようとするものである。

課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するため、複数個を積層して染
色等の処理をしたチーズその他の被乾燥物を収納した筒
状ケースと、この筒状ケースを少なくとも２列に複数個
配列して着脱自在に吊下げる懸架装置と、この懸架装置
を筒状ケースの軸を中心にして回転させると共に搬送す
る自転搬送装置と、前記少なくとも２列に配列した筒状
ケースの内方側と外方側とを一対として複数対設けた高
周波電極とからなる連続式高周波乾燥装置とした。

作用 本発明は複数個を積層して染色等の処理をしたチーズを
そのままの状態で筒状ケースに収納しているので、ケー
スへの収納操作が自動化できる。

そして、この筒状ケースを少なくとも２列に複数個配列
して懸架装置により着脱自在に吊下げることによりその
まま筒状ケースの軸を中心として回転させると共に搬送
を可能とした。この自転搬送装置への取付けはチャック
によって容易に行なわれ、自転搬送装置により回転移動
する間に筒状ケースの内外側にそれぞれ設けた高周波電
極による２対以上の高周波電極により列毎に高周波電界
が発生し、チーズが乾燥される。電極は正負が一対とな
り複数列のそれぞれに複数対として自由に設置できる。

従って、多数のチーズを個々に処理する場合と比較して
ｌスピンドル毎のように複数個をそのまま筒状ケースに
収納した状態で乾燥されるので極めて効率がよい。

実施例 以下、図面に示した実施例としてチーズの場合につき説
明する。

第１図、第２図において、ｌは筒状ケースで、ポリプロ
ピレン等のプラスチックが多く用いられるが、セラミッ
ク、ガラス、木材等誘電率及び誘電力率の低い材料によ
るものが使用可である。２はチーズで、チーズ染色機中
に１スピンドルに相当する複数個が装填されている。３
はボビンを示す。４はチャックで、筒状ケース１の上端
を着脱自在に挟持できるようになっている。５はコロで
、チャック４と筒状ケース１を共に回転できるようにし
ている。６はガイド部で、前記コロ５と接触して、この
コロ５を回転させる作用をする。

７は懸架装置で、前記コロ５、チャック４、筒状ケース
１を懸架し、回転車８とガイドレール９を備え、吊下げ
たまま連続して移動できるようになっている。

１０、Ｉｔは電極で、ｌＯは正極、１１は負極とし、筒
状ケースｌをはさんで高周波を与えるようになっている
。電極ｌ０１１１は２対の場合を示しているがこれに限
るものではない。

本発明装置では、懸架装置７によって吊下げられた状態
で搬送される間にコロ５とガイド部６とにより、筒状ケ
ース１は自転しつつ高周波電極１０．１１間を移動し、
チーズ２は乾燥される。チャック４は筒状ケースｌを着
脱自在としているので、高周波電極１Ｏ１１１の入口部
でチャック４により筒状ケースｌを挟持し、出口部で離
脱すれば自動的に搬送回転し確実な乾燥状態が得られる
。

このように本発明では１スピンドル分のチーズが筒状ケ
ースｌに収容され、筒状ケースｌごと連続的に高周波乾
燥することができ、又、保管することも可能であり、今
後のＦＡ化を推進するに際し、極めて効率のよい連結式
高周波乾燥装置が提供できた。

発明の効果 本発明は上記のように、チーズ等を複数個積層したｌス
ピンドル毎の状態で、複数列に配列して筒状ケース内に
収容され、搬送、保存ができるようになっている。そし
て、筒状ケースをチャックにより挟持し、吊下げて筒状
ケースの内方側と外方側に一対づつ配された高周波電極
間を搬送する際、懸架装置により筒状ケースの軸を中心
にして回転させられ、均一加熱乾燥が行なわれる効率の
よい連続式高周波乾燥装置が提供できた。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の断面正面図、第２図は同一部を示
す斜視図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 複数個を積層して染色等の処理をしたチーズその他の被
   乾燥物を収納した筒状ケースと、 この筒状ケースを少なくとも２列に複数個配列して着脱
   自在に吊下げる懸架装置と、 この懸架装置を筒状ケースの軸を中心にして回転させる
   と共に搬送する自転搬送装置と、 前記少なくとも２列に配列した筒状ケースの内方側と外
   方側とを一対として複数対設けた高周波電極と、 からなることを特徴とする連続式高周波乾燥装置。