JPH0420318Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0420318Y2 JPH0420318Y2 JP1987018528U JP1852887U JPH0420318Y2 JP H0420318 Y2 JPH0420318 Y2 JP H0420318Y2 JP 1987018528 U JP1987018528 U JP 1987018528U JP 1852887 U JP1852887 U JP 1852887U JP H0420318 Y2 JPH0420318 Y2 JP H0420318Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- deep groove
- side frame
- cover
- retracting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 claims description 6
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 claims description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 238000009958 sewing Methods 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 239000006260 foam Substances 0.000 description 1
- 229920005749 polyurethane resin Polymers 0.000 description 1
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本考案は自動車のシートバツクやシートクツシ
ヨンなどに用いる車輛用シートに関するものであ
る。
ヨンなどに用いる車輛用シートに関するものであ
る。
（従来の技術）
立体感を付与して車輛内の装飾効果を高めるた
め、シート座面に比べて側枠部を隆出させた車輛
用シートは実開昭58−147464号公報などによつて
広く知られている。
め、シート座面に比べて側枠部を隆出させた車輛
用シートは実開昭58−147464号公報などによつて
広く知られている。
（考案が解決しようとする課題）
ところが、従来のこの種車輛用シートは側枠部
を有するシート本体にこれとは別に縫製された座
ぶとん状座を嵌支させたものか、シートパツドの
シート座面と側枠部との境界部に深溝を設けてこ
の深溝に引き込んだシートカバーの引き込み部を
ホグリングでインサートワイヤに固定しているも
のであるため、前者は縫製工程や組付に手数を要
し、また、後者も引き込み作業が面倒なうえホグ
リングなどの固定部材を要し、しかも、深溝が口
開きし易いので体裁も損われるという問題があつ
た。
を有するシート本体にこれとは別に縫製された座
ぶとん状座を嵌支させたものか、シートパツドの
シート座面と側枠部との境界部に深溝を設けてこ
の深溝に引き込んだシートカバーの引き込み部を
ホグリングでインサートワイヤに固定しているも
のであるため、前者は縫製工程や組付に手数を要
し、また、後者も引き込み作業が面倒なうえホグ
リングなどの固定部材を要し、しかも、深溝が口
開きし易いので体裁も損われるという問題があつ
た。
（課題を解決するための手段）
本考案は前記のような問題点を解決して作業性
が良いうえに安価で、しかも、長期間にわたり優
れた体裁を保持する意匠的価値の大きな車輛用シ
ートを目的として完成されたもので、シート座部
の外側に深溝を介して該シート座部の座面より隆
出する側枠部が一体成形されたシートパツドにシ
ートカバーを被套して該シートカバーの裏側に形
成される肉厚が前記深溝の溝幅より厚い引き込み
部を前記深溝に強制介入させるとともに該引き込
み部を深溝の両側内面に接着剤をもつて接合一体
化したことを特徴とするものである。
が良いうえに安価で、しかも、長期間にわたり優
れた体裁を保持する意匠的価値の大きな車輛用シ
ートを目的として完成されたもので、シート座部
の外側に深溝を介して該シート座部の座面より隆
出する側枠部が一体成形されたシートパツドにシ
ートカバーを被套して該シートカバーの裏側に形
成される肉厚が前記深溝の溝幅より厚い引き込み
部を前記深溝に強制介入させるとともに該引き込
み部を深溝の両側内面に接着剤をもつて接合一体
化したことを特徴とするものである。
（作用）
このような車輛用シートは、従来のこの種のも
のと同様車体内に設置して使用すれば、シート座
面を囲むように側枠部分が隆出しているので安定
した着座姿勢が得られ、また、外観上は側枠部分
を有するシート本体にこれとは別に縫製された座
ぶとん状座を嵌支させたものであるかの如きもの
となつて意匠的にも優れたものであり、しかも、
シート座面と側枠部分とは一体のものでその境界
部の隙間も開くことがないので長期間にわたり優
れた体裁を保持することとなる。
のと同様車体内に設置して使用すれば、シート座
面を囲むように側枠部分が隆出しているので安定
した着座姿勢が得られ、また、外観上は側枠部分
を有するシート本体にこれとは別に縫製された座
ぶとん状座を嵌支させたものであるかの如きもの
となつて意匠的にも優れたものであり、しかも、
シート座面と側枠部分とは一体のものでその境界
部の隙間も開くことがないので長期間にわたり優
れた体裁を保持することとなる。
（実施例）
次に、本考案を図示のシートクツシヨンを実施
例として詳細に説明する。
例として詳細に説明する。
１はシート本体で、該シート本体１はシート座
部２の両側および後側に該シート座部２に比べて
大きく隆出する側枠部３を一体成形したポリウレ
タン樹脂発泡体よりなるシートパツド４にシート
カバー６を被套したもので、前記シートパツド４
の表側にはシート座部２と側枠部３との境界線上
において細幅の深溝５が設けられている。一方シ
ートカバー６はシート座部２を覆う天板カバー部
７と側枠部３を覆う側カバー部８とを１枚の生地
または複数枚の生地で縫製したものであるが、天
板カバー部７と側カバー部８との境界部分には襞
状の引き込み部９が裏向きに折曲形成されてお
り、この引き込み部９の総肉厚ｔは前記深溝５の
溝幅Ｔより若干厚いものとしてある。そして、シ
ートパツド４に被套されたシートカバー６は前記
引き込み部９をこれより若干幅狭の深溝５に強制
介入させて弾発挾持させるとともにその外側面を
深溝５の両側内面に接着剤をもつて接合一体化し
てある。なお、図中１０はシート座面に必要に応
じて設ける線模様状部で、この線模様状部１０も
前記したシート座面と側枠部分との境界部と同様
深溝にシートカバーの引き込み部を介入させてそ
の外側面を凹溝に接着させたものとしている。
部２の両側および後側に該シート座部２に比べて
大きく隆出する側枠部３を一体成形したポリウレ
タン樹脂発泡体よりなるシートパツド４にシート
カバー６を被套したもので、前記シートパツド４
の表側にはシート座部２と側枠部３との境界線上
において細幅の深溝５が設けられている。一方シ
ートカバー６はシート座部２を覆う天板カバー部
７と側枠部３を覆う側カバー部８とを１枚の生地
または複数枚の生地で縫製したものであるが、天
板カバー部７と側カバー部８との境界部分には襞
状の引き込み部９が裏向きに折曲形成されてお
り、この引き込み部９の総肉厚ｔは前記深溝５の
溝幅Ｔより若干厚いものとしてある。そして、シ
ートパツド４に被套されたシートカバー６は前記
引き込み部９をこれより若干幅狭の深溝５に強制
介入させて弾発挾持させるとともにその外側面を
深溝５の両側内面に接着剤をもつて接合一体化し
てある。なお、図中１０はシート座面に必要に応
じて設ける線模様状部で、この線模様状部１０も
前記したシート座面と側枠部分との境界部と同様
深溝にシートカバーの引き込み部を介入させてそ
の外側面を凹溝に接着させたものとしている。
このように構成されたものは、在来のこの種の
ものと同様車体内に設置して使用すれば、側枠部
分がシート座面に比べて隆出しているので安定し
た着座姿勢が得られ、しかも、外観上は側枠部分
を有するシート本体にこれとは別体の座ぶとん状
座を嵌支させたものであるかの如きものとなり、
立体感に富んで意匠的にも優れたものであるが、
シート座部２と側枠部３とが一体成形されたシー
トパツド４を使用し、そのシート座部２と側枠部
３との境界部に設けた深溝５にその溝幅ｔより肉
厚Ｔの厚いシートカバー６の引き込み部９を強制
介入させるとともにその外側面を深溝５の両側内
面に接着剤をもつて接合一体化させた構成である
ので、縫製工程や組付に手数がかからないうえ引
き込みのためにホグリングやインサートワイヤを
使用する必要もなくて安価に量産でき、また、深
溝５が口開きすることもないので長期間にわたり
型崩れすることなく初期の体裁を保持することと
なる。
ものと同様車体内に設置して使用すれば、側枠部
分がシート座面に比べて隆出しているので安定し
た着座姿勢が得られ、しかも、外観上は側枠部分
を有するシート本体にこれとは別体の座ぶとん状
座を嵌支させたものであるかの如きものとなり、
立体感に富んで意匠的にも優れたものであるが、
シート座部２と側枠部３とが一体成形されたシー
トパツド４を使用し、そのシート座部２と側枠部
３との境界部に設けた深溝５にその溝幅ｔより肉
厚Ｔの厚いシートカバー６の引き込み部９を強制
介入させるとともにその外側面を深溝５の両側内
面に接着剤をもつて接合一体化させた構成である
ので、縫製工程や組付に手数がかからないうえ引
き込みのためにホグリングやインサートワイヤを
使用する必要もなくて安価に量産でき、また、深
溝５が口開きすることもないので長期間にわたり
型崩れすることなく初期の体裁を保持することと
なる。
（考案の効果）
本考案は前記説明から明らかなように、シート
パツドにシートカバーを被套する際、１枚物のシ
ートパツドに被套したシートカバーの引き込み部
をシートパツドのシート座部と側枠部との境界部
に設けた深溝に接着剤を介して強制介入させるだ
けで意匠的にも座り心地上も優れたものとするこ
とができるばかりか製造も容易となつて安価に量
産でき、特に、引き込み部の肉厚が前記深溝の溝
幅より大きいことによりシートパツドの弾発力で
接着剤による接着が可能となるので製造手数およ
びコスト上のメリツトが大きいうえ、接着剤によ
り引き込み部を深溝の両側内面に接着したことで
面状フアスナーにより片面接着した場合に比べ接
合強度が遥かにすぐれたものとなるうえ引き込み
部をタツク状としても緩むことがなくなるなど
種々の利点があり、従来のこの種車輛用シートの
問題点を解決したものとして実用的価値極めて大
なものである。
パツドにシートカバーを被套する際、１枚物のシ
ートパツドに被套したシートカバーの引き込み部
をシートパツドのシート座部と側枠部との境界部
に設けた深溝に接着剤を介して強制介入させるだ
けで意匠的にも座り心地上も優れたものとするこ
とができるばかりか製造も容易となつて安価に量
産でき、特に、引き込み部の肉厚が前記深溝の溝
幅より大きいことによりシートパツドの弾発力で
接着剤による接着が可能となるので製造手数およ
びコスト上のメリツトが大きいうえ、接着剤によ
り引き込み部を深溝の両側内面に接着したことで
面状フアスナーにより片面接着した場合に比べ接
合強度が遥かにすぐれたものとなるうえ引き込み
部をタツク状としても緩むことがなくなるなど
種々の利点があり、従来のこの種車輛用シートの
問題点を解決したものとして実用的価値極めて大
なものである。
第１図は本考案の実施例を示す一部切欠斜視
図、第２図は同じく要部の一部切欠正面図、第３
図はシートカバーとシートパツドとを分離した状
態で示す要部の拡大図である。 ２……シート座部、３……側枠部、４……シー
トパツド、５……深溝、６……シートカバー、９
……引き込み部。
図、第２図は同じく要部の一部切欠正面図、第３
図はシートカバーとシートパツドとを分離した状
態で示す要部の拡大図である。 ２……シート座部、３……側枠部、４……シー
トパツド、５……深溝、６……シートカバー、９
……引き込み部。
Claims (1)
- シート座部２の外側に深溝５を介して該シート
座部２の座面より隆出する側枠部３が一体成形さ
れたシートパツド４にシートカバー６を被套して
該シートカバー６の裏側に形成される肉厚が前記
深溝５の溝幅より厚い引き込み部９を前記深溝５
に強制介入させるとともに該引き込み部９を深溝
５の両側内面に接着剤をもつて接合一体化したこ
とを特徴とする車輛用シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987018528U JPH0420318Y2 (ja) | 1987-02-10 | 1987-02-10 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987018528U JPH0420318Y2 (ja) | 1987-02-10 | 1987-02-10 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63124900U JPS63124900U (ja) | 1988-08-15 |
| JPH0420318Y2 true JPH0420318Y2 (ja) | 1992-05-08 |
Family
ID=30812280
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987018528U Expired JPH0420318Y2 (ja) | 1987-02-10 | 1987-02-10 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0420318Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6319802B2 (ja) * | 2014-08-26 | 2018-05-09 | 株式会社タチエス | 表皮の固定構造及び車両用シート |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6385200U (ja) * | 1986-11-21 | 1988-06-03 |
-
1987
- 1987-02-10 JP JP1987018528U patent/JPH0420318Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63124900U (ja) | 1988-08-15 |
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