JPH04203006A - 道路の舗設方法とその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野１ この発明は、アスファルト舗装道路などにおいて、路盤
上にアスファルト層を敷設し、または使用によって発生
するアスファルト路面の凹凸を平坦状表面となるように
補修することができる道路の舗設方法とその装置に関す
るものである。

［従来の技術］ 従来、路盤上に新規にアスファルト層を敷設し、また、
既設のアスファルト舗装道路において、夏期における柔
軟化や、冬期におけるスパイクタイヤの使用などに起因
して、路面が凹凸状に破損された際の補修工法としては
、たとえば、第５図に示すような施行法が一般的であっ
た。

即ち、予じめ路盤切削機によって、凹凸状に変形された
道路の表層部分を削除した後、その露出路盤上に低速で
走行するディストリピユータ車Ａのノズルａから乳剤状
の瀝青材料を撒布し、後続のダンプトラックＢによって
搬入されたアスファルト混合物などの道路の補修材をア
スファルトフィニッシャＣ上に投入し、このフィニッシ
ャＣ上で後方に移送し、所定量宛路盤上に投下するとと
もに、その圧部に装備させたブレードＣによって均一厚
み状に敷き均らし、更に、後続のロードローラＤなどに
よって、締固め処理を施工し道路補修を行なうものであ
った。

〔発明が解決しようとする問題点］ 前記した補修方法によってもアスファルトを敷設し、あ
るいは損傷された道路を平坦状に補修すること自体には
支障は生じなかったが、施工時における幾つかの解決さ
れるべき問題点が存していた。即ち、 問題点ｆｌ） 第５図示のように、ディストリピユータ車Ａ、ダンプト
ラックＢ、アスファルトフィニッシャＣおよびロードロ
ーラＤのような補修車輛が一列状に配列されるため、施
工全長が長大化することとなり、その間の交通規制か増
大し、交通渋滞の要因となっていた。

問題点（２） 瀝青剤を撒布済みの路盤上に、補設材を搬入するダンプ
トラックＢが出入りするため、瀝青剤層がタイヤｂによ
って破壊され、当註個処においては、路盤と補設材との
親和力が大巾に減退し、近い将来において破損され易い
アスファルト層が形成されることとなる。

問題点（３） ダンプトラックＢが瀝青剤を撒布した個処を通過するた
め、乳剤状の瀝青剤がタイヤｂに付着されたままダンプ
トラックＢが既設の補修を要しない道路に侵入すること
になり、この既設道路の表面上に瀝青剤によるタイヤｂ
跡が付着され、道路を汚損することとなり、美感を著し
く損なうこととなるばかりでなく、道路の標識ラインが
瀝青剤層により被覆されて視認し難くなって危険性が高
くなり、更には、この瀝青剤層による路面の滑り抵抗の
局部的な低下が通行車輌のスリップ事故の要因となるお
それすら存していた。

このため、安全かつ効率的な道路の舗設技術にかかる提
案が切望されるところであった。

〔問題点を解決する手段１作用１ この発明は、前記の従来施工法における各問題点を一挙
に解決しうるものを提供するものであって、その舗設方
法としては、補設材を搬入するダンプトラックの後方で
あって、補設材が路面上に投下される位置の前方の路面
上に瀝青剤などを撒布するようになしたものであり、そ
のための装置として舗装車に瀝青剤の撒布手段と、補設
材を平坦状に供給される敷き均らし手段などを併設させ
たものである。

したがって、この発明による道路舗設方法によれば、舗
装車上に補設材を補給するダンプトラックは、瀝青剤が
未撒布の道路上にのみ出入りするだけであるから、瀝青
剤層を破損するおそれかな（、しかも、瀝青剤によるタ
イヤ跡を既設の道路上に付着させるおそれがないものと
なり、しかも瀝青剤のディストリピユータ車を別途用意
する必要がなくなり施工全長か大巾にる。

したがって、当然ながらディストリピユータ車の操作要
員も不要となり、人件費の節減を図りつるものである。

［実施例］ 次に、この発明の内容を、その実施例に示す図面に基づ
いて説明する。

この発明に係る舗設方法の説明に先立って、この方法に
使用する舗設装置上について、第２図乃至第４図によっ
てこれを説明する。

この装置上の王たる構成は、車輛手段２と、補設材Ｗと
なる合材をダンプトラックＢより受領し、これを均一な
厚み状に路面（路盤、アスファルト基層など）Ｇ上に敷
設する紹送手段３と、瀝青剤りなどを撒布する撒布手段
４とからなるものである。

次に、この各手段について更に詳細に説明する。まず、
車輌手段２であるが、ハンドル２１によって操向される
前輪２２と後輪２３とで支持されたフレーム２４上にエ
ンジン２５および操作パネル２６を装備したものであっ
て、この点、在来品と格別に異なるところは存しない。

次に、補設材Ｗの給送手段３についてみれば、ホッパー
３１内にダンプトラックＢより投に自！ｊＮ流下させる
ものである。

そうして、この補設材Ｗを均−状に敷き均ら４が配設さ
れており、このスクリード３４を担持するリフトアーム
３５を油圧シリンダ３６で上昇させることにより、スク
リード３４を揚挙し移動しうるものであり、また調整具
３７によリスクリード３４の底面の指向方向を調整自在
となしており、操作パネル２６におけるマニュアル操作
によりスクリューコンベア３３゜３３′を旋回駆動させ
て補設材Ｗをフレーム２４の中方向に適宜移送させ、更
に、スクリード３４の指向方向を変更調節して、投下さ
れだ補設材Ｗの厚み（深さ）を均−状で所要の厚み状を
なすように敷き均らしうるものである。

次で、瀝青剤りの撒布手段４については、フレーム２４
上のエンジン２５と対向する後輪２３上に瀝青剤りのタ
ンク４１を搭載させ、第４図において破線にて表示した
導通管４２により、このタンク４１とスプレーパー４３
゜４３′に連結させており、操作パネル２６上での操作
で調整される可変弁４４により瀝青剤りの供給を制御し
うるものである。

また、このスプレーパー４３．４３’についでは、フレ
ーム２４の下部であって、補設材Ｗが流下される位置の
前方個処に、位置変更自在に並行状に装着させたもので
ある。

次に、この舗設装置上の使用法であるが、この声につい
ては、この発明に係る舗設方法の一部分として、第１図
をも参昭して説明する。

たとえば、まず通行車輌により表面が凹凸状に枦壊され
たアスファルト舗装道路を補修する場合についてみれば
、図示は省略した切削機により、破＋ｉ路面を車線全中
にわたって５〜１０ｃＷｌ程度の厚さで削設して平坦状
となし、次でこの路面上に舗設装置上を配備し、その的
方から接近自在のダンプトラックＢより補設材Ｗを舗設
装置上のホッパー３１内に投入させる。この状態で舗設
装置上を約５ｍ／分程度の速さで微速前進させる一方で
、パネル２６を操作して可変弁４４を開放させると、タ
ンク４１よりの瀝青剤りが導通管４２を通って、スプレ
ーパー４３．４３’に供給され、乳剤状の瀝青剤りがス
クリューコンベア３３．３３’の前方の路面Ｇ上に、た
とえば約７．：Ｉ！／分程度の割合で、巾員約３．６ｍ
にわたって撒布される。

なお、この瀝青剤りの撒布量については、経験的には路
面（基盤）の大きさに対して、一般道路・０．４０Ｒ／
ｌｒｉ’ 高速道路−０，４ｉ／ｒｎ” 空　　　港・・・０２０Ｉ２／は 程度として好ましい結果が得られた。

また、この舗設装置上の前進に呼応して、バーフィーダ
ー３２により、補設材Ｗはゆっくりと後方に移送され、
フレーム２４の後縁から、前記スプレーパー４３．４３
’　とスクリューコンベア３３．３３’の間であって、
既に瀝青剤りが均−状に撒布済みの路面Ｇ上に流下され
ることとなる。

このように路面Ｇ上に投下された補設材Ｗは、−組のス
クリューコンベア３３．３３’によって道路の中方向に
移送されっつ略−様な厚み状に分配されるものであり、
次で、その後方に位置変更調整自在に配設したスクリー
ド３４によって、その表面を平坦状に敷き均らされて新
しい舗設層ｇが形成されることとなり、更に後続するロ
ードローラＤによって加圧されて圧締めされ新鮮なアス
ファルト路面が完成されつるものである。

以上の通り、この実施例では凹凸状に破損された路面Ｇ
上に舗設層ｇを付設するものについて説明したが、アス
ファルト路面の軽微な凹凸をそのままにして、その上に
アスファルト層を舗装する（オーバーレイ工法）などの
工法にもこの発明が採用されるものであり、勿論のこと
、路盤上にアスファルト層を新設する場合も含まれるも
のであることは当然のことである。

又、この実施例においては、ホイール型の舗設装置につ
いて説明を試みたが、クローラ型（履帯型）の舗設装置
においても、この装置が実施できるものであり、また、
スプレーバー４３．４３’を舗設装置上の中央部もしく
は前方部に配設しても同様の機能を発揮しうるものであ
ることは言うまでもないことである。

〔発明の効果〕

この発明は、以上その実施例をもって詳しく説明した通
りのものであるから、次に記載するような真に有益な効
果を奏しうるものである。

（１）良質な舗装道路 補設材を搬入するダンプトラックのタイヤにより瀝青剤
層か剥脱されることがな（、高品質の舗装道路が完成し
うる。

（２）既設道路の汚損防止 ダンプトラックのタイヤには、瀝青剤の付着がな（、既
設道路面およびその標識ラインなどを汚損させることが
ないばかりでなく１通行車輌のスリップ事故などの発生
を未然防止できる。

（３）工事区間の短縮化 ディストリピユータ車か不要のため、工事区間が短縮化
され、交通渋滞を解消できる。

（４）作業コストの低減 ディストリピユータ車と、そのためのオペレータが不要
となり、経費の大巾節減を図ることができる。

（５）瀝青剤の均質な撒布 スプレーバ−が複列状で位置調節自在であり、瀝青剤の
供給量が調節しうるため、瀝青剤を均質状に撒布可能と
なり、結果的に品質の優れた舗装道路が形成されつる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明に係る舗設方法の説明図、第２図は
、舗設装置の一部側面図、第３図は、その平面図、第４
図は、第２図の拡大側面図、第５図は、従来技術による
舗設方法の説明図を示すものである。 １−・−舗設装置 ２・・・車輌手段 ３・・・給送手段 ４−・・撒布手段 ４１−・・タンク ４３．４３’−・・スプレーバ− Ｗ・・・補設材 Ｌ・・・濃青剤 代理人　弁理士　　岡　１）　和　喜

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）平坦状のアスファルト層を形成する工法において
   、前方に配備されるダンプトラックから補設材を供給さ
   れる舗設装置を微速前進させながら、瀝青剤のような乳
   剤を路面上に均一状に撒布させ、その後方の路面上に、
   アスファルト合材などの補設材を供給し、更に、敷き均
   らし、圧密施工するようにした道路の舗設方法。
2. （２）補設材を供与され、これを路面上に敷き均らし可
   能とした自走式の舗設装置において、瀝青剤のような乳
   剤を路面上に供給しうる撒布手段を装備させると共に、
   その後方個処において、補設材を路面上に供給させうる
   ように構成した道路の舗設装置。
3. （３）撒布手段のスプレーバーを前後に複列状で位置変
   更自在に並設し可変弁を経由して瀝青剤を供給自在とし
   てなる請求項２記載の道路の舗設装置。