JPH0420277Y2 - - Google Patents

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JPH0420277Y2
JPH0420277Y2 JP13352887U JP13352887U JPH0420277Y2 JP H0420277 Y2 JPH0420277 Y2 JP H0420277Y2 JP 13352887 U JP13352887 U JP 13352887U JP 13352887 U JP13352887 U JP 13352887U JP H0420277 Y2 JPH0420277 Y2 JP H0420277Y2
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chair
frame
guide
hole
lock
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  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、使用時に起立させてロツクし、不
使用時には床台下の収納部内に折りたたんで格納
させる椅子の起倒装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来におけるこの種の椅子としては、例えば特
開公昭62−11404号、同62−11405号、実開公昭62
−11444号、同62−11445号等がある。これらの椅
子は、そのいずれもが座を水平方向に位置する
と、前後の移動と揺動とがロツクされ、また座を
鉛直方向に位置すると、上記のロツクが解除され
るように構成していた。
〔考案が解決しようとする問題点〕 上記の構成により、従来におけるこの種の椅子
には次のような問題点があつた。
座の位置(水平、鉛直方向の位置)によつて椅
子がロツクされたり、ロツク解除されたりするの
で、座を不用意にはね上げると、椅子が前倒し得
る状態となり、従つてこの状態で椅子が不用意に
前倒すると、前にいる人や物品に当たつて怪我を
させたり、破損したりする等の危険性があつた。
この考案は、上記した従来技術の問題点を解決
するものである。すなわちこの考案の目的は、座
が水平・鉛直のいずれの方向に位置しても、椅子
が前倒することなく、起立態様が維持されて安全
性の高い椅子の起倒装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案の特徴とするところは、椅子の下端を
横孔と縦孔とによるガイド孔の位置で起倒可能に
支持して収納部の内外へ前後に移動する枠と、一
端を椅子の脚に他端は前記枠に各ピンを介して遊
嵌状に連結したガイドリンクと、前記枠にシーソ
状に組着して一端は前記椅子の下端に圧接され他
端はロツクカムの一端を持上げ状に支持したロツ
クバーと、前記枠の一部に揺動可能に連結してそ
の一端は前記のロツクバーにより支持されたロツ
クカムとから成ることである。
〔作用〕
上記の構成による椅子を使用するときは、床台
の収納部内に折りたたみの状態で格納されている
椅子を前方に引出すと、この引出しにより椅子の
下端がそれまでに位置していたガイド孔の横孔か
ら縦孔内へ移動して降下するため、この時点で椅
子を起立させることにより、椅子はその下端が縦
孔の下部によつて自重を支持され、また椅子の脚
がこの脚と枠とに遊嵌状に連結されているガイド
リンクにより前倒しないように支持されるととも
に、起立後の椅子により一端を圧接されて他端を
跳ね上げたロツクバーがロツクカムを床台の裏面
に固定的に支持するため、いつたん起立した椅
子、例えば座を略鉛直方向にはね上げても前倒す
るおそれがない。さらに椅子を使用しないとき
は、椅子を若干持上げて、その下端がガイド孔の
縦孔から横孔側に移動した時点にこの椅子を前倒
すると、椅子の脚と枠間に遊嵌状に連結されてい
るガイドリンクが枠の高さ範囲に収まり、またロ
ツクバーも椅子の圧接から解除されてロツクカム
を開放し枠の底部内に収まるため、その直後に前
倒状態の椅子を後方へ移動することにより、この
椅子を枠と一緒に床台の収納部内へ容易に格納す
ることができる。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
第4図に示すように、床台1の下部に、不使用
時の椅子2を折りたたんで水平状に格納するため
に、前部を開口し内部を中空状態に形成した格納
部3が配置され、かつこの収納部3の前部には、
使用時の引出しにより起立させてロツクする椅子
2が起倒自在に配置された椅子の起倒装置におい
て、その要部は次のように構成されている。すな
わち第1図から第6図までに示すように、収納部
3の内部側左右壁面の中途高さ位置には、上下に
平行面を設けた左右一対のガイドレール4が、前
後の長手方向に平行するように設置されている。
この左右のガイドレール4内には、後記する枠1
2を中空の高さ位置で前後方向の移動が可能とな
るように支持するために、複数のガイドローラ5
が、この枠12の側板12aにローラ軸5aを介
して転動可能に支持されている。ガイドレール4
の前端には、最前端のガイドローラ5が逸脱する
のを防止するためにローラ止め4aが取付けられ
ている。
椅子2の要部を構成する座6と背7は、左右の
脚8間に配置され、座6は、左右の脚8に設けた
支軸9により、この支軸9を中心として着座が可
能な略水平方向および背7に当接する略鉛直方向
への回動が可能となるように支持されている。ま
た背7は、複数のネジ10によつて脚8間に固定
され、左右の脚8は、横材11によつて結合され
ている。
次に枠12は、収納部3の内部に収嵌が可能な
両側の側板12a間の後半部に底板12bを連面
状に付設したU字形に形成されている。そしてこ
の底板12bが存在する後半部のガイドレール4
の側板12aには、前記したガイドローラ5が転
動自在に配置されている。また側板12aの前半
部には、略水平状の横枠13aと、この横枠13
aの前端から下方に向けた略鉛直状の縦孔13b
と連通したガイド孔13が貫設されている。この
両ガイド孔13には、椅子2の脚8の下端に横位
に貫通した支軸14が、ガイド孔13内を摺動可
能となるように遊挿されている。
上記したガイド孔13の上部にあたる各側板1
2aの内側で、脚8の両側面に近い位置には、短
尺な略への字形による2枚1組のガイドリンク1
5が、その一端(先端)を脚8の下方中途部に横
位に貫通したピン16に遊挿状に連結され、また
他端(後方基端)をその両側の側板12a間に横
位に貫通したピン17に遊挿状に連結されて、使
用時における椅子2の前倒防止手段として配置さ
れている。同様にガイド孔13の下部にあたる各
側板12aに近い内側で、上記したガイドリンク
15の外側にあたる位置には、長尺な略逆への字
形による2枚1組のロツクバー18が、その中途
屈曲部を両横孔13aの中間下部にあたる側板1
2a間に横位に貫通した軸19に、この軸19を
中心として揺動可能に遊挿されている。
この態様によるロツクバー18の一端(先端)
は、前記した脚8の下端に貫通した支軸14に圧
接されて、椅子2の起立時には、この先端部が下
方向に押し下げられるように構成されている。な
おロツクバー18の他端(後方基端)間には、後
記のロツクカム21を支持するための誘導軸20
が貫挿されている。さらにロツクバー18の後方
にあたる側板12aの内側位置には、超短尺な略
逆への字形による2枚1組のロツクカム21が、
その一端側(先端側)を誘導軸20上に載せた状
態のもとで、側板12a間に貫通した軸22に、
この軸22を中心として揺動可能に遊挿されてい
る。なお枠12が限度一杯に前進し停止した位置
で、ロツクカム21が上方に揺動すると、このロ
ツクカム21の後退を阻止するためのストツパー
23が床台1の裏面に固設されて、全体として椅
子の起倒装置に組成されている。
上記の構成による起倒装置を備えた椅子2を使
用するときは、第4図のa部に示すように、床台
1下の収納部3内に水平状のもとで折りたたまれ
て格納されている椅子2を、収納部3の前方側に
引出すと、それまで椅子2と一緒に収納部3内に
奥深く位置していた枠12も一体状に引出される
ことになる。この場合枠12の後半部外側面には
ガイドローラ5が付勢されているため、最前端の
ガイドローラ5がガイドレール4のローラ止め4
aに当接した時点で枠12の前進が阻止される。
従つて枠12は、第1図から第4図までに示すよ
うに、前半部だけが収納部3の前方外部に露出す
ることになる。
上記により収納部3の外方へ引出したときの椅
子2の下端に位置する支軸14は、第2図に示す
ように、格納時と同じ横孔13a側にあるが、椅
子2の引出し直後に、この支軸14を中心にして
椅子2を起立させると、支軸14は、ガイドリン
ク15によるリンク機構の支持を受けながら、そ
れまで位置していたガイド孔13の横孔13aか
ら徐徐に縦孔13b側へ移動したのち、この縦孔
13b側に到達した時点では自重により降下し、
椅子2は、縦孔13bの下端に位置する支軸14
に自重を支持された状態のもとで、鉛直方向の支
持を受けることになる。(第1図,第4図b部参
照) その際椅子2の脚8は、この脚8と枠12とに
ピン16,17の介在をもつて遊挿状に連結され
ているガイドリンク15により、前倒しないよう
に支持されることになる。上記の態様をもつて起
立した椅子2は、自重により下端の支軸14がそ
の直下に位置するロツクバー18の先端部に圧接
し、またこのロツクバー18は、先端部が下がり
後部基端がシーソ状に跳ね上がつて、この基端の
誘導軸20を介してロツクカム21の先端部を持
ち上げることになる。この場合ロツクカム21
は、基端側を枠12の側板12aに貫通した軸2
2に軸挿しているので、この軸22を中心にして
ロツクカム21の先端部が上方へ押し上げられる
ことになる。従つてこのロツクカム21の中間屈
曲部が、床台1の裏面に固設されているストツパ
ー23に係止状に圧接し、椅子2と枠12とはこ
のストツパー23により、後退を阻止された状態
のもとで固定的に支持され、これによつて水平状
態から引出していつたん起立させた椅子2は、例
えばその直後に座6を背7から離すようにして水
平方向に位置させても、前倒する危険性を確実に
防止することができる。(第1図,第4図c部参
照) さらに椅子2を使用しないときは、着座が可能
な略水平位置にある座6を、第1図,第4図b部
に示すように、支軸9を中心にして背7に当接す
る位置まではね上げたのち、椅子2全体を若干持
上げて、下端の支軸14がガイド孔13の縦孔1
3bから横孔13a側に上昇移動した時点で、こ
の椅子2を支軸14を中心にして第2図のように
水平状に前倒すると、椅子2は、脚8と枠12間
にピン16,17の介在により遊挿状に連結され
ているガイドリンク15のリンク機構による支持
と、ガイド孔13の横孔13aに位置する支軸1
4とにより、3点支持ともつて略水平に維持され
ることができる。またこの椅子2の前倒時には、
ガイドリンク15が枠12の高さ範囲に収まるこ
とになる。さらにロツクバー18が、この時点で
は椅子2の支軸14による圧接から解除されて、
前半側よりも長い後半側の優位な自重により、こ
の後半側がシーソ状に降下するため、それまで後
端側の誘導軸20により持ち上げられていたロツ
クカム21が開放されて、軸22を支点にして自
重で降下することになる。このようにしてロツク
バー18も枠12の底板12b内に収まるため、
その直後に前倒状態の椅子2を後退移動すること
により、この椅子2を枠12と一緒に床台1下の
収納部3内へ容易に格納することができる。
上記の実施例においては、ロツクカム21を自
重で降下するように構成したが、この考案は上記
の実施例に限定することなく、例えばロツクカム
21と軸22間に床台1の裏面側に付勢する図示
しないバネ等を係挿しても上記実施例と同様の効
果が得られる。また上記の実施例では、固定した
階段状の床台上に設けた単一の椅子を対象として
説明したが、この考案は上記の実施例に限定する
ことなく、例えば第4図に示すように、床台を階
段状に伸長したり、図示しないが、全部の床台を
最高段の床台下の鉛直棚状の縮減したりする観覧
席の椅子に使用してもよい。或いはまた上記のよ
うな階段式ではなく、例えば同一高さに配置され
た各床台を、第4図のように高さを違えて使用す
る段差調整式床台の椅子に使用してもよい。
また上記実施例では、ガイドリンク15、ロツ
クバー18、ロツクカム21はいずれも2枚1組
として構成したが、それぞれ2枚のうち1枚を省
いて1枚1組としても、その機能と作用を失うも
のではない。
さらに上記の実施例では椅子2の起倒操作およ
び椅子2と枠12とを前後方向に移動する操作
を、手動により行うように説明したが、この考案
は上記の実施例に限定することなく、例えばモー
タ等を用いて、上記の各操作を電動化することも
可能である。
〔考案の効果〕
この考案は、椅子の下端を横孔と縦孔とによる
ガイド孔の位置で起倒可能に支持して収納部の内
外へ前後に移動する枠と、一端を椅子の脚に他端
は前記枠に各ピンを介して遊嵌状に連結したガイ
ドリンクと、前記枠にシーソ状に組着して一端は
前記椅子の下端に圧接され他端はロツクカムの一
端を持上げ状に支持したロツクバーと、前記枠の
一部に揺動可能に連結してその一端は前記のロツ
クバーにより支持されたロツクカムとから成るこ
とを特徴とするものである。従つてこの装置によ
ると、椅子の座が水平,鉛直のいずれの方向に位
置しても、椅子が前倒することなく、所望の起立
態様が維持されて常に安全性が容易に確保できる
等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による椅子の起倒装置を第5
図の−線において示す一部縦断側面図、第2
図は同装置の椅子を前倒した状態を示す一部縦断
側面図、第3図は第1図の−線における同装
置の要部平面図、第4図は同装置を階段状に配置
した側面図、第5図は第4図の−線から見た
同装置の正面図、第6図は第5図の−線にお
ける同装置の要部断面図である。 1……床台、2……椅子、3……収納部、8…
…脚、12……枠、13……ガイド孔、13a…
…横孔、13b……縦孔、15……ガイドリン
ク、16,17……ピン、18……ロツクバー、
21……ロツクカム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 使用時に起立させ不使用時には床台下の収納部
    内に折りたたんで格納する椅子の起倒装置におい
    て、前記椅子の下端を横孔と縦孔とによるガイド
    孔の位置で起倒可能に支持して前記収納部の内外
    へ前後に移動する枠と、一端を前記椅子の脚に他
    端は前記枠に各ピンを介して遊嵌状に連結したガ
    イドリンクと、前記枠にシーソ状に組着して一端
    は前記椅子の下端に圧接され他端はロツクカムの
    一端を持上げ状に支持したロツクバーと、前記枠
    の一部に揺動可能に連結してその一端は前記のロ
    ツクバーにより支持されたロツクカムとから成る
    ことを特徴とする椅子の起倒装置。
JP13352887U 1987-09-01 1987-09-01 Expired JPH0420277Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13352887U JPH0420277Y2 (ja) 1987-09-01 1987-09-01

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13352887U JPH0420277Y2 (ja) 1987-09-01 1987-09-01

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Publication Number Publication Date
JPS6439046U JPS6439046U (ja) 1989-03-08
JPH0420277Y2 true JPH0420277Y2 (ja) 1992-05-08

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ID=31391471

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JP13352887U Expired JPH0420277Y2 (ja) 1987-09-01 1987-09-01

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JPS6439046U (ja) 1989-03-08

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