JPH04201939A - カード搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は現金自動取扱い装置などに設けられ、情報が磁
気記録されたカードを取り込みまたは返却するカード搬
送装置に係り、特に、カードの変形検知と返却に好適な
カード搬送装置に関する。

〔従来の技術〕

従来のこの種の装置は、例えば、実公昭６１−２１７１
３号公報に記載されているように、カード投入口から投
入されたカードを複数の搬送ローラ対により搬送し、カ
ード読取り装置に対して取り込み及び返却を行うカード
搬送装置が知られている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、通常使用される磁気カードはプラスチック製で
あり、熱などにより容易に変形する。このようにカード
が変形している場合、カード搬送装置内に取り込んだと
きに搬送路途中でジャムが発生することがある。そして
最悪の場合は搬送装置を破壊するなどの問題があった。

前述の公報に記載された従来技術はこの点について考慮
されていなかった。

本発明の目的は、カードの変形状態を検知し、異常カー
ドを返却することにより、ジャムの発生や搬送装置の破
損を防止することのできるカード搬送装置を提供するこ
とにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明は、記録情報の読み
取りまたは書き込みが行われるカードを、複数対のロー
ラにより挾持して搬送し、ローラの変位に応じてカード
の変形量を検知するカード搬送装置において、カードが
所定の変形量を超えた場合に、ローラの搬送力を増大さ
せてカードを返却する手段を設けた。

〔作用〕

上記の構成によると、カード取り込み時にカードの反り
などの変形によりローラの変位量が所定の間隔よりも大
きくなった場合に出力される信号をもとにモータの回転
方向を反転させ、かつ、カードの挾持力と搬送力を増大
することにより、カードの返却を確実に行うことができ
る。なお、カードの返却時には、変形カードのガイド用
として補助ローラを用いることにより、カード投入口の
内壁にカードが衝突することを防ぐことができる。

また、カードの変形量はローラの変位に限らすローラに
加わる荷重あるいはカードそのものの変形量であっても
同様の動作を行うことができる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面を参照として説明する。

第１図及び第２図に本発明の第一の実施例を示す、第１
図において、図示しない現金自動取扱い装置に設けられ
たカード投入口１の内側には、上下に対向して一対の搬
送ガイド２，３が平行に設けられており、搬送ガイド２
，３間の間隔は取り込まれたカード４が変形している場
合では、カードが接触しないように、十分な間隔をもっ
ている６下側の搬送ガイド３には第２図に示すように、
取り込まれたカード４の中心線４ａ上に一個、中心線４
ａに対して対称の位置に二個の駆動ローラ５ａ、５ｂ、
５ｃが回転自在に設けられており、駆動ローラ５は図示
しない駆動源によって回転駆動される。

一方、上側の搬送ガイド２には支持部材１２を介して三
個のアイドラローラ６ａ、６ｂ、６ｃが回転自在に、か
つ、上方向への移動可能に支持されている。そしてアイ
ドラローラ６ａ、６ｂ。

６ｃはそれぞれ駆動ローラ５ａ、５ｂ、５ｃに対向して
設けられており、支持ばね７ａ、７ｂ。

７ｃにより駆動ローラ５ａ、５ｂ、５ｃに近接する方向
に付勢されている。また、駆動ローラ５とアイドラロー
ラ６との間にカード４がない場合には、ローラ５，６間
の間隔はカードの厚さより僅かに狭く保たれている。

一方、カード投入口１と駆動ローラ５ｂ、５ｃ及びアイ
ドラローラ６ｂ、６ｃの間には、取り込まれたカード４
の中心線４ａ上に対向して各−個の補助ローラ１３ａ、
１３ｂが回転自在に、かつ、搬送路より退避して設けら
れており、カード返却時には、図に示すように、常にカ
ードをガイドする位置に移動する。

一方、アイドラローラ６のローラ軸の変位に応じてカー
ド４の変形量を検知する検知手段である検知センサ８ａ
、８ｂ、８ｃは、それぞれアイドラローラ６ａ、６ｂ、
６ｃの近くに設けられており、これらの検知センサ８は
１例えば、タッチセンサや光学的にオン−オフする透過
センサで構成されている。そして検知センサ８ａ、８ｂ
、８ｃ内にカード４の良状態のときのしきい値を設定し
ておき、検知センサ８が検知した信号がしきい値を超え
た場合に信号を出力し、これらの出力信号の論理和をＯ
Ｒ論理素子９で求めて、返却すべき変形カードの決定を
行う。ＯＲ論理素子の出力に応じて搬送力増大手段１０
は、モータの回転方向及び搬送力を制御し、搬送力増大
手段１１はカードの挾持力を制御する。

次に、本実施例の作用を説明する。例えば、第３図に示
すように長手方向または幅方向に沿って変形したカード
４がカード投入口１に投入された場合には、変形状態に
応じてアイドラローラ６ａ。

６ｂ、６ｃは持ち上げられ、それぞれ検知センサ８ａ、
８ｂ、８ｃに変形量に対応した信号が出力される。この
とき、検知センサ８は、第４図に示すように、カード変
形量とアイドラローラ６の変位との較正を行って、カー
ド良状態のしきい値を設定しておくことにより、返却す
べきカード４を決定することができる。この較正を全て
の検知センサ８について行い、返却用カード４の決定は
いずれか一つの検知センサ８が検知した値がしきい値を
超えた場合に、ＯＲ論理素子９によって行う。

このとき、カード投入動作により発生する過渡的な信号
は無視する。

返却カードが決定されると、補助ローラ１３ａ。

１３ｂはカードをガイドする位置まで移動し、搬送力増
大手段１１を支持部材１２を下降させてカードの挾持力
を増大するとともに搬送力増大手段１ｏはモータの回転
方向を変え、駆動ローラ５を逆転させてこの返却カード
を投入口１から返却する。そして、例えば、「カード変
形量大」などの情報を表示部に出力する。この際、搬送
力増大手段１０は、モータがＤＣモータの場合にはモー
タへの供給電圧を上げて許容トルクの増大を行う。

パルスモータの場合にはパルス速度を下げて許容トルク
の増大を行う。いずれの場合もモータの許容トルクの増
大とともに回転数を下げ、駆動ローラ５の搬送速度を下
げることによりカードを的確に返却することができる。

本実施例によれば、安価な構成でカード４を投入口１に
投入した直後にカード４の変形状態が把握できるので、
カード４の良否を即座に判定することができ、かつ、カ
ード４を的確に返却できるので、ジャムや搬送装置の破
損の発生を防止することができる。

第５図及び第６図にそれぞれ本発明の第二及び第三の実
施例を示す。これらの図において、第１図に示す第一の
実施例と同一または同等部分には同一符号を付して示し
、説明を省略する。

第５図に示す第二の実施例は、第１図の検知センサ８の
代わりに、支持ばね７ａ、７ｂ、７ｃの装置本体側の一
端を、それぞれ荷重検知センサ１４ａ、１４ｂ、１４ｃ
を介して支持部材１２に固定したものであり、他の部分
の構成は第１図と同様である。

本実施例ではアイドラローラ６の変位を支持ばね７の荷
重変化に変換して荷重検知センサ１４で検出するもので
あり、作用及び効果も第一の実施例とほぼ同様である。

一方、第６図に示す第三の実施例は、第１図の検知セン
サ８の代わりに内側の駆動ローラ５ａ及びアイドラロー
ラ６ａの後流に、それぞれ光学センサ１５ａ、１５ｂを
設けたものであり、他の部分の構成は第１図と同様であ
る。これらの光学センサ１５は発光部と受光部が同一光
軸上に配設されており、光軸はカード４の幅方向に平行
になっている。また、これらの光学センサ１５の光軸は
、カード４の変形許容量に対応して搬送中心により所定
の間隔を保って配設されている。そして、変形したカー
ド４がこれらの光軸を横切ることにより光学センサ１５
に信号が発生し、返却を必要とするカード４を検出する
ものであり、作用及び効果は第一の実施例とほぼ同様で
ある。

これら各実施例では駆動ローラ５を下方に、アイドラロ
ーラ６を上方に設けた場合について説明したが、これら
のローラ５，６の配置は上下逆であってもよい。

〔発明の効果〕

本発明によれば、カードを搬送駆動するカード搬送装置
に搬送力増大手段とカードのガイド用補助ローラを設け
たので、変形の大きいカードを検知した場合に的確に返
却できる。この結果、搬送途中のカードのジャムの発生
や搬送装置の破損を防ぐことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第一の実施例の側面図、第２図は同じ
くカードに対するローラの位置を示す平面図、第３図は
変形カード例を示す斜視図、第４図は検知ローラの変位
とカード変形量との特性図、第５図及び第６図はそれぞ
れ本発明の第二及び第三の実施例の側面図である。 ４・・・カード、５・・・駆動ローラ、６・・・アイド
ラローラ、８，１２，１４・・・検知手段、１０．１１
・・・搬第　１の １３ａ、ｌ３ｂ−−ネ／１ｉｖ）０−ラ寥　２　の ￥−３目 （＾）　　　　　　　　　　　　　　（ｄ）第ｔ＃　囚 カート驚ル量

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、記録情報の読み取りまたは書き込みが行われるカー
   ドを複数対のローラにより挾持して搬送し、前記ローラ
   の変位に応じて前記カードの変形量を検知するカード搬
   送装置において、 前記カードが所定の変形量を超えた場合に、前記ローラ
   の搬送力を増大させて前記カードを返却する手段を設け
   たことを特徴とするカード搬送装置。