JPH0420192Y2 - - Google Patents

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JPH0420192Y2
JPH0420192Y2 JP1025189U JP1025189U JPH0420192Y2 JP H0420192 Y2 JPH0420192 Y2 JP H0420192Y2 JP 1025189 U JP1025189 U JP 1025189U JP 1025189 U JP1025189 U JP 1025189U JP H0420192 Y2 JPH0420192 Y2 JP H0420192Y2
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JP
Japan
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sliding frame
inoculation device
electric drill
downward
sliding
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、椎茸のオガクズ菌を原木に接種する
ために使用される自動装置に関するものである。
(従来技術) 現在、椎茸の種菌としては、駒状のものとオガ
クズ状のものとが存在する。このうち駒状の種菌
を原木に接種する装置としては、特開昭52−
127854号公報に開示されているものが知られてい
る。ところで、オガクズ状の種菌を、これと同じ
機構の装置を使つて原木に接種しようとすると、
ハンマーによつて打ち込む際に種菌が飛散してし
まい、作業にならない。このため、オガクズ菌に
おいては、専用の手動式接種装置Aが開発されて
使用されている。この接種装置Aは、第4図に示
すように、オガクズ菌を収容しておくための円筒
状の容器本体40と、該容器本体40の底面の周
近傍から下方に突出して設けられた吐出口39
と、該吐出口39の中心線上に沿つて上下動し、
その下端部が前記吐出口39の上端位置にきたと
きにその下動が停止するようにされた筒体41
と、該筒体41内で上下動し、その下端部が前記
吐出口39の下端より若干突出したときにその下
動が停止するようにされた接種棒12と、前記容
器本体40の内部下方に水平揺動自在に軸支さ
れ、リンク44によつて前記筒体41の上下動と
連動するようにされたオガクズ菌掻き上げ体42
と、前記筒体41の下端に固定され、前記オガク
ズ菌掻き上げ体42と共に前記吐出口39にオガ
クズ菌を供給するためのガイド体43とから構成
されている。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上記のような手動式接種装置を使用し
た方法では、原木に穴を穿つ作業を別工程で行わ
なければならないと共に、この手動式接種装置に
より接種作業を行う際にも原木を支持しておく人
を別に必要とするので、接種作業に多人数を必要
とし人件費が嵩むという問題点がある。
また、上記のような手作業では、現在のように
大規模化した椎茸栽培に現実に対応することがで
きないことから、オガクズ菌用の自動接種装置の
出現が要望されている。
本考案は、上記の問題点に応えるべく、椎茸の
オガクズ菌を自動的に原木に接種することができ
る自動接種装置を提供することを目的とするもの
である。
(問題点を解決するための手段) このため本考案では、支持台に水平に設けられ
たレールと、該レールに前後往復摺動自在に設け
られた摺動枠体と、該摺動枠体の前部に鉛直下向
きに設置され、常には上方に付勢されている電動
ドリルと、前記摺動枠体上に該電動ドリルに対し
摺動枠体の前方への摺動距離だけ後方に位置して
鉛直下向きに設置され、常には上方に付勢されて
いる手動式接種装置と、前記摺動枠体を摺動させ
る機構と、前記電動ドリル及び手動式接種装置を
下動させる機構とからなり、前記摺動枠体が前後
往復摺動の起点に位置するときに前記電動ドリル
が下動し、前記摺動枠体が前後往復摺動の折り返
し点に位置するときに前記手動式接種装置が下動
するようにしたものである。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は本考案に係る接種装置を示す斜視図、
第2図は減速機周りの平面図、第3図はこの接種
装置の作動説明図、第4図はオガクズ菌専用の手
動式接種装置を示す破断面図である。
第1図に示すように、支持台1には、2本の平
行なレール2a,2bが水平に設けられており、
該レール2a,2b上には、摺動枠体3が摺動自
在に取り付けられている。ここで、摺動枠体3は
通常、コイルばね(図示せず)によつて後方に付
勢されている。前記摺動枠体3には、その後部に
2本の平行な軸棒5a,5bが立設されており、
該軸棒5a,5bの上端同志は連結片6によつて
連結されている。前記軸棒5a,5bには、接種
装置取付座7が上下動自在に取り付けられてお
り、該接種装置取付座7は通常、コイルばね(図
示せず)によつて上方に付勢されている。前記接
種装置取付座7には、その後部側にエアシリンダ
9が鉛直上向きに固定されており、その前部側に
はオガクズ菌専用の手動式接種装置A(第4図参
照)が鉛直下向きに固定されている。また、前記
接種装置取付座7には、側方に突出させてローラ
10が固着されており、後述する湾曲アーム11
が該ローラ10を下方に押すことにより接触装置
取付座7が下動するようにされている。また、前
記接種装置Aの接種棒12は、連結片13を介し
てエアシリンダ9と連結されており、該エアシリ
ンダ9を作動させることにより接種装置Aを操作
するようにされている。また、前記摺動枠体3に
は、その前部に2本の平行な軸棒14a,14b
が立設されており、該軸棒14a,14bの上端
同志は連結片15によつて連結されている。前記
軸棒14a,14bには、ドリル取付座16が上
下動自在に取り付けられており、該ドリル取付座
16は通常、コイルばね(図示せず)によつて上
方に付勢されている。前記ドリル取付座16に
は、電動ドリル18が鉛直下向きに固定されてい
る。また、ドリル取付座16には、コイルばね1
9を介してワイヤ20の一端が連結されており、
該ワイヤ20の他端は後述するへ字状のワイヤ操
作片21に連結されている。その結果、ワイヤ操
作片21を操作してワイヤ20を引つ張ることに
より、ドリル取付座16が下動するようにされて
いる。尚、ワイヤ20は、適当に折り曲げて配設
された挿通パイプ22に挿通されており、ワイヤ
20が他の部材の障害にならないようにされてい
る。
前記レール2a,2bには、その後方寄りに作
動片23a,23bの基端部がそれぞれ枢着され
ており、該作動片23a,23bの先端同士は回
動自在な連結棒24によつて連結されている。連
結棒24には、連結アーム25の一端が回動自在
に連結されており、該連結アーム25の他端部に
穿設された長孔25aには、前記摺動枠体3の後
端部に固着された逆U字状の連結体26が挿通さ
れている。これにより、作動片23a,23bが
前方に傾倒すると、連結アーム25によつて連結
体26が押しやられて摺動体3が前方に摺動し、
また作動片23a,23bが後方に傾倒すると、
連結アーム25によつて連結体26が引き戻され
て摺動枠体3が後方に摺動するようにされてい
る。尚、後方摺動においては、摺動枠体3を後方
に付勢している前記コイルばねによる力も手伝つ
てすばやく摺動するようにされている。前記作動
片23aには、湾曲アーム11が固着されてお
り、作動片23aが前方に傾倒していくと、該湾
曲アーム11が、接種装置取付座7に固着された
前記ローラ10を下方に押しやることにより、接
種装置取付座7が最下位置まで下動するようにさ
れている。また、前記摺動枠体3には、その前端
部に押圧板27が取り付けられており、上述のよ
うにして摺動枠体3が前方に摺動した場合、該押
圧板27が、前記支持台1の前端部に取り付けら
れたエアシリンダ用の押しボタンスイツチ28を
押圧することにより、前記エアシリンダ9が作動
するようにされている。尚、接種装置取付座7が
最下位置に達するのと、押圧板27がエアシリン
ダ用の押しボタンスイツチ28を押圧するのとは
同時に行われる。
また、前記支持台1には、その後部上方に駆動
モータ29が設置されている。駆動モータ29の
下方には、その内部に減速ギヤ群を有する減速機
30が設置されており、該減速機30はベルト3
1を介して駆動モータ29と連結されている。ま
た、前記支持台1には、前記レール2aに平行に
クラツチ棒35が配置されている。該クラツチ棒
35には、その前端にクラツチレバー35aが設
けられており、後端にはリンク機構(図示せず)
を介して張り車35bが設けられている。このた
め、クラツチレバー35aを操作し、張り車35
bを前記ベルト31に押圧することによりモータ
29の回転駆動が減速機30に伝達されるように
されている。
また、減速機30から第1図におけるI方向に
突出した軸体36には、該軸体36に直交してワ
イヤ操作アーム32とクランク33とが設けられ
ている(第2図参照)。ここで、ワイヤ操作アー
ム32とクランク33とは、180°の角度をもつて
配設されている。前記クランク33には、作動ア
ーム34の一端が回動自在に連結されており、該
作動アーム34の他端は、前記作動片23bの上
部に回動自在に連結されている。これにより、前
記駆動モータ29の回転駆動により作動アーム3
4が作動して前記作動片23a,23bを前後に
傾倒させるようにされている。また、前記減速機
30の近傍には、へ字状のワイヤ操作片21がそ
の曲折部を軸支させて設けられており、該ワイヤ
操作片21の一端には、前記ドリル取付座16に
連結されたワイヤ20の他端が連結されている。
ここで、前記ワイヤ操作アーム32は、前記ワイ
ヤ操作片21の他端と係合するようにされてい
る。これにより、前記駆動モータ29の回転駆動
によりワイヤ操作アーム32がワイヤ操作片21
を蹴り上げて前記ワイヤ20を引つ張るようにさ
れている。
次に本実施例の作用について説明する。
まず、原木38を電動ドリル18の下方に位置
するように支持台1上に横たえて配置する。この
状態で、モータ駆動用スイツチと電動ドリル駆動
用スイツチとをオンにして、駆動モータ29と電
動ドリル18とを駆動させる。次に、クラツチレ
バー35aを操作することにより、張り車35b
をベルト31に押圧させる。すると、モータ29
の回転駆動が減速機30に伝達され、該減速機3
0の軸体36が回転し始める。軸体36が回転に
より、まずワイヤ操作アーム32がワイヤ操作片
21を蹴り上げることにより、ワイヤ20が引つ
張られる。これにより、ドリル取付座16が下動
し、電動ドリル18によつて原木38に接種穴が
穿設される(第3図a参照)。原木38に接種穴
が穿設されると、ワイヤ操作アーム32とワイヤ
操作片21との係合が解かれ、前記ドリル取付座
16が上動する。次いで、作動アーム34が前方
に押しやられ、これにより該作動アーム34と回
動自在に連結された作動片23a,23bが前方
に傾倒し始める。作動片23a,23bが前方に
傾倒していくと、連結棒24を介して該作動片2
3a,23bと連結されている連結アーム25が
前方に押しやられ、これにより摺動枠体3が前方
に摺動していく。摺動枠体3が前方に摺動してい
くと、該摺動枠体3は、その前部に設けられた押
圧板27が支持台1の前部に設けられたエアシリ
ンダ用の押しボタン式スイツチ28を押圧した時
点で前方への摺動を停止し、エアシリンダ9を作
動させる。このとき、接触装置Aは、電動ドリル
18によつて穿設された前記接種穴の位置にきて
おり、また湾曲アーム11が接種装置取付座7に
固着されたローラ10を押圧して接種装置取付座
7を最下位置まで下動させているので、接種装置
Aの吐出孔39(第4図参照)は接種穴に係合し
ている。その結果、接種穴にオガクズ菌が接種さ
れる(第3図b参照)。
次に、作動アーム34が後方に引かれ、上述し
た動作とは逆の動作が行われることにより、摺動
枠体3は後方に摺動して元の位置に戻る。このと
き、ワイヤ操作アーム32はワイヤ操作片21を
蹴り上げる寸前にきている。
以上のようにして、オガクズ菌の接種作業の1
サイクルが終了する。この1サイクルが終了する
ごとに、作業者が、原木24を長手方向にずらす
か回すかして、原木24全体に適当な数のオガク
ズ菌を接種する。
(考案の効果) 本考案では、以上のようにして椎茸オガクズ菌
の自動接種装置を構成したことにより、一人でも
楽に接種作業を行うことができ、人員削減に大き
く貢献することができるというすぐれた効果を有
する。また、接種作業を迅速に行うことができる
ので、現在のように大規模化した椎茸栽培にも対
応することができるというすぐれた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る接種装置を示す斜視図、
第2図は減速機周りの平面図、第3図はこの接種
装置の作動説明図、第4図はオガクズ菌専用の手
動式接種装置を示す破断面図である。 A……接種装置、2a,2b……レール、3…
…摺動枠体、7……接種装置取付座、9……エア
シリンダ、18……電動ドリル、20……ワイ
ヤ、21……ワイヤ操作片、24……連結棒、2
7……押圧板、28……押しボタンスイツチ、2
9……駆動モータ、32……ワイヤ操作アーム、
34……作動アーム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 支持台に水平に設けられたレールと、該レール
    上に前後往復摺動自在に設けられた摺動枠体と、
    該摺動枠体の前部に鉛直下向きに設置され、常に
    は上方に付勢されている電動ドリルと、前記摺動
    枠体上に該電動ドリルに対し摺動枠体の前方への
    摺動距離だけ後方に位置して鉛直下向きに設置さ
    れ、常には上方に付勢されている手動式接種装置
    と、前記摺動枠体を摺動させる機構と、前記電動
    ドリル及び手動式接種装置を下動させる機構とか
    らなり、前記摺動枠体が前後往復摺動の起点に位
    置するときに前記電動ドリルが下動し、前記摺動
    枠体が前後往復摺動の折り返し点に位置するとき
    に前記手動式接種装置が下動するようにしたこと
    を特徴とする椎茸オガクズ菌の自動接種装置。
JP1025189U 1989-01-30 1989-01-30 Expired JPH0420192Y2 (ja)

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JPH02100429U JPH02100429U (ja) 1990-08-09
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