JPH0419949Y2 - - Google Patents

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JPH0419949Y2
JPH0419949Y2 JP1984005356U JP535684U JPH0419949Y2 JP H0419949 Y2 JPH0419949 Y2 JP H0419949Y2 JP 1984005356 U JP1984005356 U JP 1984005356U JP 535684 U JP535684 U JP 535684U JP H0419949 Y2 JPH0419949 Y2 JP H0419949Y2
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connection point
diode
diodes
voltage
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JP1984005356U
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JPS60119833U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、通信ケーブルや制御ケーブル、計
装ケーブル等の各種信号回線に侵入する雷サージ
や商用周波等の異常電圧に対して、通信機、制御
装置、計装装置等の被保護機器を保護する異常電
圧保護回路に係り、特に多対ケーブルに発生する
異常電圧に対して、1個のガスアレスタその他の
過電圧保護素子を使用する簡単な構成により、線
間電圧の発生が抑制できるようにして、侵入する
正・負極性の異常電圧から被保護機器を完全に保
護するとともに、ケーブルの破壊も生じないよう
にした高性能の異常電圧保護回路に関する。
従来の技術 一般に、従来から用いられている異常電圧保護
回路では、ケーブルの芯線とアースとの間に発生
する異常電圧を抑制するために、2個のガスアレ
スタその他の過電圧保護素子が使用されている。
そのため、それらの放電開始電圧の差に起因し
て、一方のガスアレスタその他の過電圧保護素子
が先に放電すると、線間電圧が発生し、被保護機
器やケーブルが破壊されるという問題がある。
ところで、雷サージ等の異常電圧は、多対ケー
ブルの場合、各芯線には等しい電圧が発生する。
この場合に、各芯線にそれぞれ保護回路を取付
けると、保護回路の数が増加するだけでなく、各
保護回路に取付けられたガスアレスタその他の過
電圧保護素子の動作電圧が異なり、各芯線間に線
間電圧が発生する。
そして、この線間電圧が芯線間の耐圧を超える
と、ケーブル破壊を引起こす、という不都合があ
つた。
考案が解決しようとする課題 この考案の異常電圧保護回路では、従来の異常
電圧保護回路におけるこのような不都合を解決
し、ガスアレスタその他の過電圧保護素子の放電
開始電圧の差が生じないようにして線間電圧の発
生を抑制することにより、被保護機器が完全に保
護できるようにするとともに、ケーブルの破壊も
生じないようにし、併せて異常電圧保護回路の構
成を簡略化して、コストダウンを計ることを目的
とする。
課題を解決するための手段 この考案では、 多対ケーブルの各1対の芯線Ln1,Ln2間に
接続され、かつ第1の接続点からみて同極性とな
るように直列接続された2個のダイオードDn1,
Dn2と、 これらのダイオードDn1,Dn2と逆極性の関
係で前記芯線間に接続され、かつ第2の接続点か
らみて同極性となるように直列接続された2個の
ダイオードDn3,Dn4と、 これらの各第1と第2の接続点の間に共通に接
続された1個のガスアレスタArrその他の過電圧
保護素子と、 前記第1の接続点からみて前記ダイオードDn
1,Dn2と同極性となるようにこの第1の接続
点にその一端が接続され、他端がアースされたダ
イオードD5と、 同じく前記第2の接続点からみて前記ダイオー
ドDn3,Dn4と同極性となるようにこの第2の
接続点にその一端が接続され、他端がアースされ
たダイオードD6、 とを備えた構成にしている。
作 用 この考案の異常電圧保護回路においては、多対
ケーブルの保護に使用する場合でも、1個のガス
アレスタその他の過電圧保護素子を用いるだけ
で、正・負の両極性の異常電圧の侵入を阻止でき
るようにするとともに、各対の芯線毎に、ダイオ
ードを付加することによつて、被保護機器とケー
ブルとが完全に保護できるようにしている。
実施例 次に、この考案の異常電圧保護回路について、
図面を参照しながら、その一実施例を詳細に説明
する。
図面は、この考案の異常電圧保護回路の一実施
例を示す接続図である。図面において、CAは多
対ケーブル、Arrガスアレスタ、D11〜D1
4,D21〜D24,Dn1〜Dn4、およびD5
とD6はダイオードを示し、また、L11とL1
2,L21とL21,Ln1とLn2は、それぞれ
1対の芯線を示す。
この図面に示す実施例の場合には、ケーブル
CAは、n対の芯線L11とL12,L21とL
21,……,Ln1とLn2、によつて構成されて
いる。
そして、多対ケーブルCAの各1対の芯線L1
1とL12間、L21とL22間、……,Ln1
とLn2間にそれぞれ接続され、かつ第1の接続
点からみて同極性となるように直列接続された2
個のダイオードD11とD12,D21とD2
2,……,Dn1とDn2と、これらのダイオード
と逆極性の関係で各芯線L11とL12間、L2
1とL22間、……,Ln1とLn2間に接続され、
かつ第2の接続点からみて同極性となるように直
列接続された2個のダイオードD13とD14,
D23とD24,……,Dn3とDn4と、これら
の各第1と第2の接続点の間に共通に接続された
1個のガスアレスタArrと、第1の接続点からみ
て先の各ダイオードの同極性となるようにこの第
1の接続点にその一端が接続され、他端がアース
されたダイオードD5と、同じく第2の接続点か
らみて先の各ダイオードと同極性となるようにこ
の第2の接続点にその一端が接続され、他端がア
ースされたダイオードD6とで構成している。
このような構成の異常電圧保護回路では、多対
ケーブルCAに雷サージ等の異常電圧が侵入する
と、各芯線に等しい電圧が発生する。
そのため、例えば正極性の異常電圧が侵入した
場合には、ダイオードD11とD12,D21と
D22,……,Dn1とDn2が導通して、第1の
接続点からガスアレスタArrへ電圧が与えられ、
その放電によりダイオードD6が導通して大地に
放電される。
これに対して、負極性の異常電圧が侵入した場
合には、ダイオードD13とD14,D23とD
24,……,Dn3とDn4を介して、第2の接続
点からガスアレスタArr、ダイオードD5の回路
が形成され、同様に大地に放電される。
また、交流の異常電圧が侵入すると、これらの
正・負極性の場合の動作が交互に繰返えされる。
以上に詳細に説明したとおり、この考案の異常
電圧保護回路では、多対ケーブルの各1対の芯線
間に接続され、かつ第1の接続点からみて同極性
となるように直列接続された2個のダイオード
と、これらのダイオードと逆極性の関係で芯線間
に接続され、かつ第2の接続点からみて同極性と
なるように直列接続された2個のダイオードと、
これらの各第1と第2の接続点の間に共通に接続
された1個のガスアレスタその他の過電圧保護素
子と、第1の接続点からみてダイオードと同極性
となるようにこの第1の接続点にその一端が接続
され、他端がアースされたダイオードと、同じく
第2の接続点からみてダイオードと同極性となる
ようにこの第2の接続点にその一端が接続され、
他端がアースされたダイオード、とによつて構成
するようにしている。
考案の効果 この考案の以上電圧保護回路によれば、1個の
ガスアレスタその他の過電圧保護素子を使用する
だけで、正・負の両極性の異常電圧の侵入を完全
に抑制することが可能となり、放電開始電圧の差
による線間電圧が発生することはない。すなわ
ち、被保護機器が完全に保護される。
また、各芯線L11とL12間、L21とL2
2間、……,Ln1とLn2間には、それぞれ4個
のダイオードが付加されるだけであり、個々に保
護回路は取付けられていないので、ガスアレスタ
その他の過電圧保護素子の動作電圧が異なること
もない。その結果、各芯線間に線間電圧が発生さ
れるおそれはなく、ケーブルが破壊されることも
ない。
さらに、保護回路を共通に使用するため、その
使用部品の点数も減少されるので、コスト面から
も有利である等の多くの優れた実用的効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
図面は、この考案の異常電圧保護回路の一実施
例を示す接続図。 図面において、CA……多対ケーブル、Arr…
…ガスアレスタ、D11〜D14,D21〜D2
4,Dn1〜Dn4,D5,D6……ダイオード、
L11とL12,L21とL21,Ln1とLn2
……それぞれ1対の芯線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 多対ケーブルの各1対の芯線Ln1,Ln2間に
    接続され、かつ第1の接続点からみて同極性とな
    るように直列接続された2個のダイオードDn1,
    Dn2と、 これらのダイオードDn1,Dn2と逆極性の関
    係で前記芯線間に接続され、かつ第2の接続点か
    らみて同極性となるように直列接続された2個の
    ダイオードDn3,Dn4と、 これらの各第1と第2の接続点の間に共通に接
    続された1個のガスアレスタArrその他の過電圧
    保護素子と、 前記第1の接続点からみて前記ダイオードDn
    1,Dn2と同極性となるようにこの第1の接続
    点にその一端が接続され、他端がアースされたダ
    イオードD5と、 同じく前記第2の接続点からみて前記ダイオー
    ドDn3,Dn4と同極性となるようにこの第2の
    接続点にその一端が接続され、他端がアースされ
    たダイオードD6、 とを備えたことを特徴とする異常電圧保護回路。
JP535684U 1984-01-20 1984-01-20 異常電圧保護回路 Granted JPS60119833U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP535684U JPS60119833U (ja) 1984-01-20 1984-01-20 異常電圧保護回路

Applications Claiming Priority (1)

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JP535684U JPS60119833U (ja) 1984-01-20 1984-01-20 異常電圧保護回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60119833U JPS60119833U (ja) 1985-08-13
JPH0419949Y2 true JPH0419949Y2 (ja) 1992-05-07

Family

ID=30481787

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP535684U Granted JPS60119833U (ja) 1984-01-20 1984-01-20 異常電圧保護回路

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JP (1) JPS60119833U (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2034392A1 (de) * 1970-07-10 1972-01-13 Siemens Ag Spannungsbegrenzerschaltung für mehrere Ausgänge
JPS55117430A (en) * 1979-03-02 1980-09-09 Oki Electric Ind Co Ltd Arrester circuit
JPS57193934A (en) * 1981-05-25 1982-11-29 Nippon Telegraph & Telephone Lightning surge protecting circuit

Patent Citations (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS57193934A (en) * 1981-05-25 1982-11-29 Nippon Telegraph & Telephone Lightning surge protecting circuit

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JPS60119833U (ja) 1985-08-13

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