JPH04199064A

JPH04199064A - 濃縮トナー用希釈液

Info

Publication number: JPH04199064A
Application number: JP2331157A
Authority: JP
Inventors: Shinichi Kuramoto; 信一倉本; Kazuo Tsubushi; 一男津布子; Kazuhiko Umemura; 和彦梅村; Hidemi Uematsu; 植松　ひでみ
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1990-11-29
Filing date: 1990-11-29
Publication date: 1992-07-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は濃縮トナー用希釈液に関し、詳しくは、電子写
真法、静電記録法、静電印刷法などで湿式現像に用いら
れる補充用濃縮液体現像剤の改良に関する。

〔従来の技術〕

湿式現像法においては、複写（印刷）枚数が多くなるに
つれて、液体現像剤中のトナー成分は減少し、相対的に
担体液が増えて、良好な現像が行なえなくなる。そこで
、適時、不足するトナー成分を濃縮トナーのかたちで補
充することが一般に行なわれている。

ところで、前記補充用としての濃縮トナー（高固形分現
像液）は高抵抗で低誘電率の担体液（脂肪族炭化水素溶
媒など）１００重量部中に着色剤（顔料）及び結着樹脂
を主成分とするトナー粒子１０〜１２０重量部を分散さ
せたものであるが、この濃縮トナーをそのまま現像容器
中に添加・補充したのでは直ぐには均一化されず、補充
直後に画像ににじみが発生したり、低濃度画像しか得ら
れないといった現象がみられ、十分な画像濃度が得られ
るいわゆる安定領域にある液体現像剤が得られるまでか
なりの時間を要するといった不都合が認められていた。

もっとも、こうした不都合を避けるために、濃縮トナー
使用時に、その担体液である脂肪族炭化水素に可溶な樹
脂、荷電制御剤などを濃縮トナーに含有させ短時間で安
定領域に達する液体現像剤が得られるようにしたことが
提案されている（特開昭６３−８５５７０号公報）。だ
が、その効果は、本発明者らが期待するまでには到って
いないのが実状である。

〔発明が解決しようとする課題〕

本発明の目的は、上記のような問題を解消するものであ
って、濃縮トナーを補充用担体液（希釈液）で希釈し、
これを使用中の液体現像剤に添加・補充しても、その補
充直後から良質の画像が得られるようにしたものである
。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、高抵抗で低誘電率の担体液１００重量部に着
色材及び樹脂を主成分とするトナー粒子１０〜１２０重
量部が分散されてなる補充用濃縮トナーの希釈液であっ
て、その希釈液がシリコン系溶剤を主体としたものであ
ることを特徴としている。

以下に本発明をさらに詳細に説明すると、本発明は、先
に触れたように、高固形分の補充用液体現像剤（濃縮ト
ナー）と組み合わせて用いられる補充用担体液（希釈液
）をシリコン系溶剤を主成分とし、希釈直後より安定な
画像を得ることを意図してなされたものである。

前記濃縮トナーは着色材、定着用樹脂及び分散用樹脂を
主成分としたトナー粒子を高抵抗で低誘電率の担体液（
脂肪族系炭化水素溶媒）に分散させたものである。その
量的割合は担体液１００重量部に対してトナー粒子１０
〜１２０重量部か一般的である。

着色材としては、プリンチックスジ、プリンテックスＵ
、プリンテックスＧ、スペシャルブランク１５、スペシ
ャルブラック４、スペシャルブラック４−Ｂ（以上デグ
サ社製）、三菱：４４、：３３、阿Ｒ−１，１，９−１
００（以上三菱化成社製）、ラーベン１０３５、ラーベ
ン１２５２、ニュースペクトラ■（以上コロンビアカー
ボン社製）、リーガル４００，６６０、ブラックパール
９００．１１００．１３００、モガールしく以上キャボ
ノト社製）などの無機顔料およびフタロシアニンブルー
、フタロシアニングリーン、スカイブルー、ローダミン
レーキ、マライカイトグリーンレーキ、メチルバイオレ
ットレーキ、ピーコックブルーレーキ、ナフトールグリ
ーンＢ、ナフトールグリーンＹ、ナフトールイエローＳ
、ナフトールレット、リソールファーストイエロー２Ｇ
、パーマネントレッド４Ｒ、ブリリアントファストスカ
ーレット、ハンザイエロー、ベンジジンイエロー、リソ
ールレッド、レーキレッドＣ、レーキレッドＤ、ブリリ
アントカーミラ６Ｂ、パーマネントレツドＦ５Ｒ、ビグ
メントスカーレット３Ｂ、インジゴ、チオインジゴ、オ
イルピンクおよびボルドー１０８などの有機顔料があげ
られる。

定着用樹脂としては。

イーストマンケミカル（Ｅａｓｔｍａｎ　Ｃｈｅｍｉｃ
ａｌ）社Ｎ−１０，Ｎ−１１，、Ｎ−１，２，Ｎ−１４
，Ｎ−３４，Ｎ−４５，Ｃ−１０゜Ｃ−１３，Ｃ−１５
，Ｃ−１６，Ｅ−１０，Ｅ−１１，Ｅ−１２，Ｅ−１，
４゜Ｅ−１５゜三井石油化学社１１０Ｐ、　２２０Ｐ、　２２０ＭＰ、　８２０ＭＰ、
　４１０阿Ｐ、　２１０ＭＰ。

３１０ＭＰ、　４０５ＭＰ、　２００Ｐ、　４２０２Ｅ
、　４０５３Ｅ三洋化成社１３１Ｐ、　１５１Ｐ、　１６１Ｐ、　１７１Ｐ、　Ｅ
３００．　Ｅ２５０Ｐサゾール社旧、　ｌ（２，Ａｔ、　Ａ２．　Ａ３．　Ａ４バスフ（
ＢＡＳＦ）社ＯＡ　Ｗ、ｉＸ、　Ａ　’ｍＡＸペトロライト（Ｐｅｔｒｏｌｉｔｅ）社へレコ（ＢＡＲ
ＥＣＯ）５００　、バレコ（ＢＡＲＥＣＯ）２０００　
。

Ｅ−７３０，Ｅ−２０１８，Ｅ−２０２０，Ｅ−１０４
０，ペトロナバ（Ｐｅｔｒｏｎａｂａ）Ｃ，ペトロナバ
（Ｐｅｔｒｏｎａｂａ）Ｃ−３６゜ペトロナバ（Ｐｅｔ
ｒｏｎａｂａ）Ｃ−４００，ペトロナバ（Ｐｅｔｒｏｎ
ａｂａ）Ｃ−７５００ヘキスト（Ｈｏｅｃｈｓｔ）社ＰＥ５８０．　ＰＥ１３０．　ＰＥＤ１２１．　ＰＥＤ
１３６．　ＰＥＤ１５３゜ＰＥＤ５２１．　ＰＥＤ５２
２．　ＰＥＤ５３４ユニオンカーバイド社ＤＹＮＩ　、　ＤＹＮＦ　、　ＤＹｉ賢Ｈ，ＤＹ〜Ｊ、
　ＤＹＮＫモンサンド社オルシン（ＯＲＬＩＺＯＮ）８０５．７０５．５０デュ
ポン社アラトン（ＡＬＡＴＩ（ＯＮ）３．１０．１２．１４．
１６．２０．２２．２３アライドケミ力ル社ＡＣポリエチレン６、６Ａ、　６１５などの合成ポリエステル、ポリプロピレン及びその変成
したもの、カルナウバワックス、モンタンワックス、キ
ャンデリラワックス、シュガーケーンワックス、オーリ
キュリーワックス、蜜蝋、木蝋５ヌカ蝋などの天然ワッ
クス、エステルガム、硬化ロジンなどの天然樹脂、天然
樹脂変成マレイン酸樹脂、天然樹脂変成フェノール樹脂
、天然樹脂変成ポリエステル樹脂、天然樹脂変成ペンタ
エリスリトール樹脂、エポキシ樹脂などの天然樹脂変成
硬化樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂などがあげ
られる。

なお、前記の顔料と定着用樹脂とを二本ロール、ニーダ
−、フラッシャ−などで混線、粉砕して顔料を処理する
ことができる。

分散用樹脂としては。

一般式であられされるビニルモノマ−Ａと一般式％式％で表わされるビニルモノマー及びビニルピリジン、ビニ
ルピロリドン、エチレングリコールジメタクリレート、
スチレン、ジビニルベンゼン、ビニルトルエンより選ば
れる七ツマ−Ｂの各一種づつもしくは、数種の共重合体
、グラフト共重合体等があげられる。

濃縮トナーは、これらの着色材、担体液をボールミル、
キティーミル、ディスクミル、ビンミルなどの分散機に
投入し、分散混練して調製される。

なお、この濃縮トナーは希釈液（シリコン系溶剤）への
分散性を良好ならしめるため、前記の分散用樹脂に例え
ばアクロイル基を有するシリコン材料などを光重合させ
ておくのが有利である。

本発明における希釈剤であるシリコン系溶剤としては、
にＦ９６（信越シリコン社製）、５）１２００．５ｔ（
３４４（東しシリコン社製）、　ＴＳＦ４５＋、（東芝
シリコン社製）などが挙げられ、その他デカメチルテト
ラシロキサン、オクタメチルトリシロキサン等が使用し
てもよい。また、本発明の効果を損なわない範囲で、シ
クロヘキサン、ｎ−ヘキサン、ｎ−へブタン、ｎ−オク
タン、ｎ−ノナン、イソオクタン、イツトデカン、リグ
ロイン及びそれらの混合物などの石油系炭化水素（市販
品としてエクソンケミカル社製アイソパーＥ、Ｇ、Ｈ，
Ｌ、に、Ｖやシェル石油社製シェルゾール７１、ツルペ
ッツ１５０等がある）を適宜混合するようにしてもよい
。転写溶剤を低減するために、希釈液は１．０ｃｓｔ以
下、好ましくは３ｃｓｔ以下のものが望ましい。従って
、市販シリコン系溶剤は各商品のうち低粘度グレードで
あるのが好ましい。

シリコン系溶剤で希釈された補充用液体現像剤に占める
シリコン系溶剤の含有量は２０重量％以上、好ましくは
４０重量％である。２０重量％より少ないと本発明で意
図する効果が乏しいものとなる。

一般に使用されている脂肪族炭化水素溶剤の誘電率は１
．８〜２．０なのに対し、本発明で使用されるシリコン
系溶剤の誘電率は２．２〜２．８と高い。この誘電率が
高いことによりイオン反応などが促進され、希釈直後よ
り補充用液体現像剤及びそれが補充された液体現像剤は
素速く平衡状態すなわち安定領域に達し、安定な画像を
常に得ることができるものと推定される。

本発明は、実使用時に補充用担体液で希釈するタイプに
は全て効果が生じるが、特に担体液１００重量部に対し
トナー粒子が１０重量部以上の濃縮トナーに対して特に
効果を示す。

〔実施例〕

からなる混合物をボールミルに投入し、７２時間分散し
て濃縮トナーとした。この濃縮トナー６重量部を、（１）シリコン系溶剤（東しシリコン社製、５Ｈ２（１
０：１゜５ｃｓ、誘電率２．３６）（２）アイソパーＨ（誘電率１．９８）又は（３）ラウ
リルメタアクリレート／メタアクリル酸（９５１５）共
重合体２重量ごのアイソパーＨ溶液（誘電率２．０３）の希釈剤１００重量部に希釈して補充用液体現像剤を調
製した。

これらを市販の電子写真複写機（リコー社製、ＣＴ５０
８５）の現像部に入れ１画像形成を行なったところ、第
１図に示したような結果が得られた。また、前記（１）
の希釈剤の使用では濃縮トナーの希釈直後から、画像の
にじみは観察されなかった。

〔発明の効果〕

実施例の記載からも明らかなように、本発明に係る希釈
液を用いた液体現像剤の使用によれば、濃縮トナーの希
釈直後から良質の複写画像が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は濃縮トナーの希釈後の時間と画像濃度との関係
を測定により表わしたグラフである。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）高抵抗で低誘電率の担体液１００重量部に着色材
及び樹脂を主成分とするトナー粒子１０〜１２０重量部
が分散されてなる補充用濃縮トナーの希釈液であって、
その希釈液はシリコン系溶剤を主体とするものであるこ
とを特徴とする濃縮トナー用希釈液。