JP2823214B2 - 熱圧定着用液体現像剤 - Google Patents

熱圧定着用液体現像剤

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JP2823214B2 JP1015674A JP1567489A JP2823214B2 JP 2823214 B2 JP2823214 B2 JP 2823214B2 JP 1015674 A JP1015674 A JP 1015674A JP 1567489 A JP1567489 A JP 1567489A JP 2823214 B2 JP2823214 B2 JP 2823214B2
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信一 倉本
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は熱ローラーを用いて熱圧定着するタイプの液
体現像剤に関する。
〔従来技術〕
湿式電子写真法においては周知のように感光体上に形
成された静電潜像は液体現像剤(通常、脂肪族炭化水素
系非水溶媒中に着色剤及び熱可塑性樹脂を主成分とする
トナーを分散してなる。)により現像後、得られたトナ
ー画像は転写紙上に転写、定着される。こゝで定着は一
般に自然乾燥又は熱雰囲気中の加熱により行なわれてい
るが、更に定着性を向上するために熱ローラーによる熱
及び圧力により行なうことも知られている。しかし熱ロ
ーラーで定着を行なった場合は定着時、ローラーにトナ
ー画像の一部が付着するいわゆるオフセットが問題にな
る。このオフセット現象はトナーの定着可能な温度域が
狭い(通常20℃以下)と起こり易いが、従来の湿式トナ
ーではこの定着可能温度域が狭いため、熱ローラーの表
面温度が若干変動しただけで(実際に熱ローラーの表面
温度の若干の変動は避けられない。)オフセットが生じ
るという欠点があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は熱ローラーによる熱圧定着においてト
ナーの定着温度域を大巾に拡大することにより、オフセ
ットを防止した定着性良好な熱圧定着用液体現像剤を提
供することである。
〔発明の構成・動作〕
本発明の熱圧定着用液体現像剤は非水溶媒中に着色剤
及び熱可塑性樹脂を主成分とするトナーを分散してなる
熱圧定着用液体現像剤において、固形分10重量%の時の
現像剤の粘度が100℃において1〜40cpであることを特
徴とするものである。
溶媒を用いない粉末現像剤、即ち乾式トナーの場合、
定着は一般に熱ローラーで行なわれるので、湿式トナー
の場合と同様にオフセットの問題が生じる。そこで乾式
トナーの場合は良好な定着性を得るために、トナーを弾
性率、溶融粘度、表面張力等の特性で規定している(特
開昭61−184553、同56−85756、同62−211664、同58−1
44838等)。なおこの規定化のため、従来の乾式トナー
では更にカプセル化している。しかし湿式トナーの場合
は乾式トナーとは異なり、トナー画像は溶媒で膨潤した
状態で定着されるため、乾式トナーの特性値をそのまゝ
適用することはできないし、また実際にそのまゝ適用し
たとしてもこれらの特性値は湿式トナー用として低過ぎ
るため(従来の湿式トナーも同様)、所望の定着性は得
られない。またカプセル化は製品のコストアップにつな
がるので好ましくない。
そこで本発明者らはオフセットを生じない所望の定着
性を有する湿式トナーを得るため、前記特性値について
種々検討した結果、本発明に到達した。
本発明は現像剤の粘度に関するもので、この粘度は固
形分10重量%の時、100℃において1〜40cp、好ましく
は5〜20cpである。こゝで粘度はコントラバス社製粘度
計(レオマット30)に内蔵されるヒーターにより100℃
で5分間加熱後、MS−B型ローターにより60秒間で350r
pmまで加速し、その時のトルク変化量/線速変化量=粘
度として前記粘度計で測定する。このように液の粘度を
特定したのは次のような理由による。即ち定着時、トナ
ー粒子は前述のように半固体状又はペースト状になって
いるが、このような状態のトナー粒子は定着時に熱ロー
ラーで速やかに変形され、且つ熱ローラーから剥離する
必要がある。この変形速度及び剥離速度は半固体状トナ
ーの凝集力、更には粘度に関係し、この速度が遅いと、
トナー粒子がローラーに付着し易くなってオフセットを
生じることになる。換言すればこの粘度が40cpを越える
か、或いは1cp未満ではオフセットを生じ易くなる。
本発明の液体現像剤を以上のような特性にするには使
用される主成分、特に熱可塑性樹脂の種類、分子量、配
合量、配合割合等や添加成分を、必要な特性になるよう
に適宜選択すればよい。
次に本発明の液体現像剤に使用される材料について説
明する。
まず着色剤としてはプリンテックスG、同V、同U、
スペシャルブラツク15、同4(以上デグサ社製);#4
4、#30、MR−11、MA−100(以上三菱化成社製);ブラ
ックパールス1300、同1100、同900、リーガル400、同66
0(以上キャボット社製);ネオスペクトラII、ラーベ
ン1035、同1252(以上コロンビアカーボン社製)等の無
機顔料(カーボンブラック)やフタロシアニンブルー、
フタロシアニングリーン、スカイブルー、ローダミン、
レーキ、マラカイトグリーンレーキ、メチルバイオレッ
トレーキ、ピーコツクブルーレーキ、ナフトールグリー
ンB、ナフトールグリーンY、ナフトールイエローS、
ナフトールレッド、リソールファーストイエロー2G、パ
ーマネントレッド4R、ブリリアントファーストスカーレ
ット、、ハンザイエロー、ベンジジンイエロー、リソー
ルレッド、レーキレッドC、レーキレッドD、ブリリア
ントカーミン6B、パーマネントレッドF5R、ピグメント
スカーレット3B、インジゴ、チオインジゴ、オイルピン
ク、ボルドー10B等の有機顔料が使用される。
また以上の着色剤は後述するようなポリオレフィンワ
ックス、天然樹脂、天然樹脂変性硬化樹脂等で処理して
もよい。
熱可塑性樹脂としては一般式 〔R1=H又はCH3),R2=−COOCnH2n+1(n=6〜2
0)〕で示されるビニルモノマーAの少くとも1種と、
一般式 −COOH,−COOCH2CH2OH,−COOCH2CH2N(CH3)2又は−COOC
H2CH2N(C2H5)2〕で示されるビニルモノマーBの少くと
も1種と、ビニルピリジン、エチレングリコールジメタ
クリレート、スチレン、ジビニルベンゼン及びビニルト
ルエンからなるモノマーCの少くとも1種との三元以上
の共重合体(グラフト共重合体を含む)が挙げられる。
また下記商品名のポリエチレンワックス、ポリプロピレ
ンワックス及びそれらの変性品も使用できる。
イーストマンケミカル社製品; N−10,N−11,N−12,N−14,N−34,N−45,C−10,C−13,C
−15,C−16,E−10,E−11,E−12,E−14,E−15 三井石油化学社製品; 110P,220P,220MP,320MP,410MP,210MP,310MP,405MP,200
P,4202E,4053E 三洋化成社製品; 131P,151P,161P,171P,E300,E250P サゾール社製品; H1,H2,A1,A2,A3,A4 BASF社製品; OAワックス,Aワツクス ペトロライト社製品; BARECO 500,BARECO 2000,E−730,E−2018,E−2020,E−1
040,Petronaba C,Petronaba C−36,Petronaba C−400,P
etronaba C−7500 ヘキスト社製品; PE580,PE130,PED121,PED136,PED53,PED521,PED522,PED5
34 ユニオンカーバイド社製品; DYNI,DYNF,DYNH,DYNJ,DYNK モンサント社製品; ORIZON805,同705,同50 デュポン社製品; ALATHON3,同10,同12,同14,同16,同20,同22,同23 アライドケミカル社製品; ACポリエチレン6,同6A,同615 その他、カルナバワックス、モンタンワックス、キャ
ンデリラワックス、シュガーケーンワックス、オーリキ
ュリーワツクス、密ろう、木ろう、ヌカろうなどの天然
ワツクス;エステルガム;硬化ロジンなどの天然樹脂;
天然樹脂変性マレイン酸樹脂、天然樹脂変性フェノール
樹脂、天然樹脂変性ポリエステル樹脂、天然樹脂変性ペ
ンタエリスリトール樹脂、エポキシ樹脂などの天然樹脂
変性硬化樹脂等も使用できる。
非水溶媒としては脂肪族炭化水素溶媒が主として使用
されるが、これらに芳香族炭化水素溶媒やハロゲン化脂
肪族炭化水素溶媒を少量混合してもよい。
本発明の液体現像剤は以上の材料をボールミル、キテ
ィーミル、ディスクミル、ピンミル、振動ミルなどの分
散機に投入し、分散混練を行なうことにより製造され
る。この場合、必要に応じて表面改質剤(例えば旭ガラ
ス社製サーフロン、ルミフロン;日本油脂社製モディパ
ーF;大日本インキ社製ディフェンサ;セントラルガラス
社製セフラルコート等)、界面活性剤、 等を添加することができる。
以下に本発明を実施例によって説明する。なお部及び
%は全て重量基準である。
実施例1〜7 カーボンブラック(三菱化成社製#44)部と下記表−
1に示すような3種の樹脂を配合した結着剤100部と石
油系脂肪族炭化水素溶媒(エクソン社製アイソパーL)
200部とをボールミルに投入し、35℃て48時間混練、分
散を行なって濃縮トナーとし、更にこれを、濃度1.0%
になるようにアイソパーLで希釈することにより、下記
表−2に示すような液体現像剤を調製した。
次にこの液体現像剤を湿式電子写真複写機(リコー社
製CT−5085)にセットして現像を行なった後、得られた
画像を定着用画像サンプルとして取出し、別途に熱ロー
ラー(リコー社製乾式電子写真複写機FT−5520の熱ロー
ラーの改造品)を定着温度(熱ローラーの表面温度とし
て)を変えて熱圧定着を行なって定着可能温度域を調べ
たところ、下記表−3に示すような結果が得られた。
〔発明の作用効果〕 本発明の熱圧定着用液体現像剤は以上のように固形分
の弾性率、固形分の表面張力及び液粘度のいずれか少く
とも1つの特性を有するので、トナーの定着温度域を従
来よりも大巾に(50℃以上)に拡大することができ、こ
れによりオフセットを防止して定着性を向上できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 植松 ひでみ 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 昭63−4249(JP,A) 特開 昭63−301966(JP,A) 特開 昭63−301967(JP,A) 特開 昭63−301968(JP,A) 特開 昭63−301969(JP,A) 特開 昭64−65560(JP,A) 特開 昭59−68755(JP,A) 特開 昭61−120171(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 9/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非水溶媒中に着色剤及び熱可塑性樹脂を主
    成分とするトナーを分散してなる熱圧定着用液体現像剤
    において、固形分10重量%の時の現像剤の粘度が100℃
    において1〜40cpであることを特徴とする熱圧定着用液
    体現像剤。
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