JP2942843B2 - 静電荷像用液体現像剤 - Google Patents

静電荷像用液体現像剤

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JP2942843B2 JP2020746A JP2074690A JP2942843B2 JP 2942843 B2 JP2942843 B2 JP 2942843B2 JP 2020746 A JP2020746 A JP 2020746A JP 2074690 A JP2074690 A JP 2074690A JP 2942843 B2 JP2942843 B2 JP 2942843B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の分野】
本発明は、電子写真、静電記録、静電印刷等に用いら
れる熱ロール定着用の液体現像剤に関する。
【従来の技術】 熱ロール定着ロール用の液体現像剤として、特開昭63
−301966〜301969号公報、同64−50062〜50067号,同64
−52167号,同64−142560〜142561号公報などがある。
これらは脂肪族炭化水素が主成分の担体液のため、その
脂肪族炭化水素のガスが複写機外に排出される、定着ロ
ールに塗布するためのシリコンオイルを供給しなければ
ならず、そのために複写機が複雑になったり、消耗品点
数が増すなどの問題があった。
【本発明の目的】
複写機から発生する炭化水素系の溶剤ガスの低減を目
的とする。 液体現像剤を使用した熱ロール定着装置において、定
着ロールへのオイル塗布装置の除去を可能とし、またオ
イル供給の手間を省く。 不燃性の液剤をある割合で混入させることにより引火
などの危険を少なくする。
【発明の構成】
近年、熱効率が高く高速定着が可能な液体現像剤の定
着方法として、熱ロール定着が提案されている。担体液
に炭化水素系の溶剤を使用し、この定着方法を採用する
と、従来より使用されている雰囲気定着に比べ、若干単
位枚数あたりの溶剤ガス排出量が減少するが、高速で多
数枚複写をしたときには大量の溶剤ガスが発生する。ま
た、トナー層と定着ロールとの離型性を上げるためシリ
コンオイルの塗布が必要であった。本発明は、担体液と
してフッ素系溶剤を含有させることにより、上記欠点を
改良するとともに、トナーの凝集力を上げ、いわゆる
“ホットオフセット”を防止する点にある。 本発明に使用されるフッ素系の溶剤としては、フロリ
ナートFC−77、FC−40、FC−43、FC−70(以上住友3M社
製)、アフルード、E−10、E−16、E−18(以上旭硝
子社製)等が挙げられる。また、同時に使用されてもよ
いシリコーン系の溶剤としては、KF96(信越シリコ
ン)、SH200、SH344(東レシリコン)、TSF451(東芝シ
リコン)などが挙げられ、その他デカメチルテトラシロ
キサン、オクタメチルトリシロキサン等を使用してもよ
い。また、脂肪族炭化水素溶液としてシクロヘキサン、
n−ヘキサン、n−ヘプタン、n−オクタン、n−ノナ
ン、イソオクタン、イソドデカン、リグロイン及びそれ
らの混合物などの石油系炭化水素(市販品としてエクソ
ンケミカル社製アイソパーE,G,H,L,K,Vやシェル石油社
製シェルゾール71、ソルッベッソ150、等がある)が挙
げられこれらを適宜混合して使用する。転写溶剤を低減
するために、担体液は10cst以下、好ましくは3cst以下
がよい。 本発明においてはトナーの凝集力を上げる手段として
カルボキシル基をもつポリオレフィンを架橋させること
が挙げられる。 本発明に使用するポリオレフィンはエチレン、プロピ
レン、ブチレン等の単独重合体または共重合体であり、
コモノマーとしては酢酸ビニール、(メタ)アクリル酸
エステル等を使用することができる。また、塩素で変性
したハロゲン化ポリオレフィンも使用できる。変性に使
用されるα,β−不飽和カルボン酸、α,β−不飽和ジ
カルボン酸、あるいはそれらの酸無水物として、アクリ
ル酸、メタクリル酸、マレイン酸モノアルキルエステ
ル、フマル酸モノアルキルエステル、クロトン酸、マレ
イン酸、フマル酸、イタコン酸、無水マレイン酸、無水
イタコン酸等が挙げられる。 また、多官能架橋性化合物としては、カルボキシル
基、または酸無水物と反応しうるグリシジル基、水酸
基、アミノ基の如き官能基を有する化合物であり、例え
ば、ビスフェノール型エポキシ樹脂、グリセリンジグリ
シジールエーテル、パラオキシ安息香酸ジグリシジール
エーテル等のような多価エポキシ化合物;エチレングリ
コール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、
ヘキサングリコール、グリセリン、ペンタエリスリトー
ル、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン等
のような多価アルコール;ジアミノジフェニールメタン
等の多価アミン類、或いは、1分子中に平均して2個以
上の水酸基、エポキシ基、アミノ基を含有するポリエポ
キシ樹脂、ポリエステル、ポリアミド、ポリウレタン、
ビニール系重合体等が使用できる。これらの化合物の使
用量は変性されたポリオレフィン樹脂のカルボキシル
基、酸無水基に対して0.05〜10当量、好ましくは0.1〜
2.0当量が適当である。 本発明に使用できる着色材としては、プリンテックス
V、プリンテックスU、プリンテックスG、スペシャル
ブラック15、スペシャルブラック4、スペシャルブラッ
ク4−B(以上デグサ社製)、三菱#44、#30、MR−1
1、MA−100(以上三菱化成社製)、ラーベン1035、ラー
ベン1252、ニュースペクトII(以上コロンビアカーボン
社製)、リーガル400、660、ブラックパール900、110
0、1300、モーガルL(以上キャボット社製)などの無
機顔料およびフタロシアニンブルー、フタロシアニング
リーン、スカイブルー、ローダミンレーキ、マラカイト
グリーンレーキ、メチルバイオレットレーキ、ピーコッ
クブルーレーキ、ナフトールグリーンB、ナフトールグ
リーンY、ナフトールイエローS、ナフトールレッド、
リソールファーストイエロー2G、パーマネントレッド4
R、ブリリアントファーストスカーレット、ハンザイエ
ロー、ベンジジンイエロー、リソールレッド、レーキレ
ッドC、レーキレッドD、ブリリアントカーミン6B、パ
ーマネントレッドF5R、ピグメントスカーレット3Bイン
ジゴ、チオインジゴオイルピンクおよびボルドー10Bな
どの有機顔料があげられる。 以上の顔料を前記樹脂と、二本ロール、ニーダーフラ
ッシャーなどで混練、粉砕し、顔料を処理することがで
きる。また、前記樹脂とともに下記の樹脂を使用しても
良い。 イーストマンケミカル(Eastman Chemical)社製 (N−10,N−11,N−12,N−14,N−34,N−45,C−10,C−1
3,C−15,C−16,E−10,E−11,E−12,E−14,E−15) 三井石油化学社製 (110P,220P,220MP,820MP,410MP,210MP,310MP,405MP,20
0P,4202E,4053E) 三洋化成社製 (131P,151P,161P,171P,E300,E250P) サゾール社製 (H1,H2,A1,A2,A3,A4) バスフ(BASF)社製 (OA,WAX,A WAX) ペトロライト(Petrolite)社製 (バレコ(BARECO)500,同2000,E−730,E−2018,E−202
0,E−1040,ペトロナバ(Petronaba)C,同C−36,同C−
400,同C−7500) ヘキスト(Hoechst)社製 (PE580,PE130,PED121,PED136,PED153,PED521,PED522,P
ED534) ユニオンカーバイド社製 (DYNI,DYNF,DYNH,DYNJ,DYNK) モンサント社 (オルゾン(ORUZON)805,705,50) デュポン社 (アラトン(ALATHON)3,10,12,14,16,20,22,23) アライドケミカル社 (ACポリエチレン6,6A,615) 三井ポリケミカル社 (エバフレックス150,210,220,250,260,310,360,410,42
0,450,460,550,560) などの合成ポリエステル、ポリプロピレン及びその変成
したもの、カルナバワックス、モンタンワックス、キャ
ンデリラワックス、シュガーケーンワックス、オーキュ
リーワックス、蜜蝋、木蝋、ヌカ蝋などの天然ワック
ス、エステルガム、硬化ロジンなどの天然樹脂、天然樹
脂変成マレイン酸樹脂、天然樹脂変成フェノール樹脂、
天然樹脂変成ポリエステル樹脂、天然樹脂変成ペンタエ
リスリトール樹脂、エポキシ樹脂などの天然樹脂変成硬
化樹脂等が併用できる。 また本発明に併用することが好ましい分散用樹脂とし
ては 一般式 (R1はHまたはCH3を、nは6〜20の整数を表わす。) であらわされるビニルモノマーAと 一般式 (R1はHまたはCH3を、 R2はH,CnH2n+1〔n=1〜5〕,C2H4OH, またはC2H4N(CmH2m+1〔m=1〜4〕を表わす。) で表わされるビニルモノマー及びビニルピリジン、ビニ
ルピロリドン、エチレングリコールジメタクリレート、
スチレン、ジビニルベンゼン、ビニルトルエンより選ば
れるモノマーBの各一種づつもしくは、数種の共重合
体、グラフト共重合体があげられる。 またシリコン溶剤を担体液として用いる場合には、分
散性を上げるためにアクロイル基を有するシリコン材
料、信越シリコン社製のLS4080などを共重合させても良
いし、同様に東亜合成化学社製のAK−5、チッソ社製の
TM0701、FM0711、FM0721、FM0725を使用しても良い。 これらの着色材、樹脂、担体液をボールミル、キティ
ーミル、ディスクミル、ピンミルなどの分散機に導入、
分散、混練を行い濃縮トナーを調製し、これを本発明の
担体液中に分散させることにより現像剤を得ることがで
きる。
【実施例】
以下の実施例中「部」は「重量部」を表わす。 製造例1 ポリエチレン OA WAX(BASF製) 300部 トルエン 1000部 無水マレイン酸 5部 ジターシャルブチルパーオキシド 2部 を4つ口フラスコで140℃で3時間反応させた。減圧で
溶剤を除去した後、ペンタエリスリトール3部を加え、
210℃まで昇温して樹脂を得た。 製造例2 ポリエチレン N−10(イーストマンケミカル製) 300部 トルエン 1000部 無水マレイン酸 6部 ジクミルパーオキシド 2部 を4つ口フラスコで140℃で3時間反応させた。減圧で
溶剤を除去した後、パーオキシ安息香酸ジグリシジルエ
ーテル4部を加え、210℃まで昇温して樹脂を得た。 製造例3 塩素化ポリプロピレン スーパークロン 773H(山陽国策パルプ) 900部 無水マレイン酸 6部 を80℃で12時間反応させ、除冷後アセトンに再沈させ
た。この樹脂を乾燥させ100部に対してネオペンチルグ
リコール1部を加え、200℃で30分反応させて樹脂を得
た。 実施例1 製造例1の樹脂 70部 カーボンブラック (デグサ社製Printe V) 30部 を二本ロールで混練後粉砕した。 前記粉砕物 50部 ラウリルメタアクリレート/メチルメタアクリレート
/メタクリル酸/グリシジルメタアクリレート(80/10/
5/5)共重合体のアイソパーH 20%溶液 100部 アイソパーH(EXXSON社商品名) 200部 をボールミルに入れて24時間分散後、さらにアイソパー
Hを300部加え、1時間分散し、これを濃縮トナーとし
た。これを200g取り、フロリナートFC−72(住友3M社
製)50%とKF96(信越シリコーン社製、粘度3cst)50%
の混合溶剤1中に希釈し、現像剤とした。 実施例2 製造例2の樹脂 57部 250P(三洋化成社製ポリエチレン) 8部 MA60 (三菱化成社製カーボンブラック) 35部 をフラッシャーで混練後粉砕した。 前記粉砕物 60部 ステアリルメタクリレート/メチルメタクリレート/
メタクリル酸/ヒドロキシメチルメタクリレート(85/7
/4/4)共重合体のアイソパーH 10%溶液 200部 アイソパーH 100部 をボールミルに入れて24時間分散後、さらにアイソパー
Hを300部加え、1時間分散し、これを濃縮トナーとし
た。これを200g取り、フロリナートFC−72(住友3M社
製)50%とアイソパーH50%の混合溶剤1中に希釈
し、現像剤とした。 実施例3 製造例3の樹脂 60部 AC400A(アライドケミカル社製) 10部 リーガル400(キャボット社製) 30部 フラッシャーで混練粉砕した。以下実施例1と同様にし
て現像剤を調製した。 リコー製CT5085の定着部を熱ロール定着に改良した試
験機でオイルレスで定着試験を行った。その結果は次表
の通りであった。 以上の結果より明らかなとおり、本発明現像剤により
オフセット現象を示さない熱ローラ定着可能な範囲の温
度巾が得られ、熱ローラ定着が可能であることがわか
る。 また密閉された室内で、試験複写機を用い連続コピー
を行い、溶剤ガス濃度を測定したところ、担体液として
アイソパーHのみを用いた現像剤では300〜360ppmであ
ったのに対し、本発明現像剤ではいずれも80〜150ppmと
半減していた。
【効果】
本発明現像剤を用いることにより、定着ロールにオイ
ル塗布を行わなくても、オフセット現象を起こすことな
く、熱ロール定着が可能となり、コンパクトな複写機で
高速、かつ低エネルギー定着が可能となった。また、複
写機より発生する炭化水素系ガス量も低減した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 植松 ひでみ 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 9/13

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フッ素系溶剤と、脂肪族炭化水素溶剤及び
    /またはシリコン系溶剤との混合液体からなる高抵抗低
    誘電率の担体液中に、着色剤と樹脂とからなるトナー粒
    子を分散してなる静電荷像用液体現像剤であって、前記
    樹脂としてのα,β−不飽和カルボン酸、α,β−不飽
    和ジカルボン酸、あるいはそれらの酸無水物で変性され
    たポリオレフィン樹脂と該変性ポリオレフィン樹脂の酸
    基部分と反応する官能基を2個以上もつ架橋性化合物と
    を含有することを特徴とする静電荷像用液体現像剤。
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