JPH04198965A - 画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は画像形成装置に関し、特に電子写真式デジタル
複写機、あるいはインクジェット記録装置等における横
レジ調整技術に関する。

〔従来の技術〕

従来、デジタル的に像形成を行う画像形成装置の主なも
のとして、電子写真式デジタル複写機。

インクジェット記録装置、および熱転写記録装置がある
。電子写真式デジタル複写機は、ドラム又はベルト状の
感光体を移動させながら、レーザースキャナ、液晶シャ
ッタ等の固体スキャナの出射ビームを上記感光体の移動
方向と略直角方向（以下、主走査方向と言う）に走査し
て感光体上に静電潜像を形成し、この静電潜像を現像部
においてトナーで現像し、可視化されたトナー像を感光
体と同一方向に移動する記録材支持体たる転写ベルト上
に吸着保持した転写紙に転写し、定着部で定着すること
による記録画像を得るものである。また、インクジェッ
ト記録装置は、紙や特殊加工を施した記録材を記録材支
持体たる搬送ベルト上に吸着保持し、この搬送ベルトを
移動しながらインクジェットヘッドのスキャナを主走査
方向にスキャン又は列に配して一度に画像を可視化する
ものである。熱転写記録装置はそのスキャナとして熱転
写ヘッドを用いたものである。

上記の従来装置において、記録後の画像の位置ずれを測
定し、この測定を基に給紙装置の取付位置を装置本体に
対して移動調整し、ビス固定するものや、あるいは上記
給紙装置を多段にして、しかも装置本体に対して正面か
ら着脱するいわゆるフロントローディング方式の給紙装
置において、画像タイミングをとるレジストローラに記
録材が挾まれた時の記録材の位置を検出し、この検出に
基いてレジストローラをソレノイド等を用いて主走査方
向にスライド調整するものがある。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、上記の従来例では、各記録紙毎に記録後
の画像あるいは記録前の配録材の位置を検出して給紙装
置のベルトやレジストローラを移動させる為に、製造コ
ストや作業コスト面で高価となり、内部機構等も複雑化
して、高速化に対しての対応が困難である等の解決すべ
き課題があった。又、特定サイズの記録媒体が、所定の
給紙部に必ず設けられるものではなく、交換される場合
、どのような給紙構成（カセット）がくるのかは決定で
きないものが多い。

本発明の目的は、上述のような課題を解決し、単独の給
紙部は無論のこと、複数給紙部夫々に対して（例えば各
給紙台毎の差を各給紙台単位）容易に調整することがで
き、ひいては製造コストを低減し、内部機構も簡略化さ
れ、高速化に対する性能向上が得られる画像形成装置を
提供することにある。

［課題を解決するための手段］ かかる目的を達成するため、本発明は、画像形成動作に
ともなって記録材を供給する記録材供給手段と、該記録
材供給手段により供給される記録材を画像形成位置に搬
送する搬送手段と、該画像形成位置に配設されて、前記
記録材の搬送方向と直角な主走査方向に走査することに
より画像を形成する画像形成手段とを有する画像形成装
置において、前記搬送手段により搬送される記録材の主
走査方向の位置を検出する位置検出手段と、該位置検出
手段の出力情報に基づいて、前記画像形成手段の画像情
報の走査を開始するタイミングを変更するタイミング制
御手段とを具備したことを特徴とする。

また、本発明はその好適な一態様として、前記画像形成
手段により画像形成された記録材上の主走査方向の画像
記録位置の変化量を測定する測定手段を有し、前記タイ
ミング制御手段は、該測定手段の測定結果に基いて、前
記記録材供給手段の各給紙部毎の設定基準である画像情
報走査開始タイミングを変更調整することを特徴とする
。

また、本発明は他の好適な一態様として、前記画像形成
手段の記録ヘッドは、インクを吐出するために利用され
るエネルギとしてインクに膜沸騰を生じさせる熱エネル
ギを発生する手段を有することを特徴とする。

〔作　用〕

本発明では、給紙台毎に主走査方向の設定基準値をあら
かじめ決め、記録材の検出位置に基づいて画像形成タイ
ミングを調整し、また画像形成後の主走査方向の変化量
を測定し、この測定値に基いて各給紙台毎の画像形成タ
イミングを変更入力可能にしたので、各給紙台毎の横レ
ジ特性の差を、各給紙台単位で容易に調整することがで
きる。このように、本発明では画像形成タイミングの調
整で横レジの位置補正を可能に構成したので、構成が簡
略化して製造コストの低減が得られ、高速化性能の向上
が期待できる。

〔実施例〕

以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する
。

ｍ臼ｌ威 第１図は本発明実施例の基本構成を示す。第１図におい
て、Ａは搬送手段により搬送される記録材の主走査方向
の位置を検出する位置検出手段である。Ｂはこの位置検
出手段Ａの出力情報に基づいて、画像形成手段Ｃの画像
情報の走査を開始するタイミングを変更するタイミング
制御手段である。

また、Ｄは画像形成手段Ｃにより画像形成された記録材
上の主走査方向の画像記録位置の変化量を測定する測定
手段である。タイミング制御手段Ｂはこの測定手段りの
測定結果に基いて、記録材供給手段の各給紙台毎の設定
基準である画像情報走査開始タイミングを変更調整する
。

殴１１叉１主 第２図は本発明を適用した画像形成装置の一実施例（第
１実施例と称する）の内部構成を示す。

本例の装置は電子写真方式のカラー画像形成装置である
。第２図において、４つの画像形成手段Ｐａ、　Ｐｂ、
　Ｐｃ、　Ｐｄが一列に配置されている。この各画像形
成手段Ｐａ−Ｐｄはそれぞれ専用の電子写真感光体ドラ
ム１８ａ、　１８ｂ、　１８ｃ、　１８ｄを有し、それ
らのドラムの回りに、それぞれ専用の画像形成プロセス
手段、例えば帯電器８ａ、　８ｂ、　８ｃ、　８ｄ、現
像部９ａ、　９ｂ、　９ｃ。

９ｄ、転写部１９ａ、　１９ｂ、　１９ｃ、　１９ｄ、
クリーニグン部１０ａ。

１０ｂ、　１０ｃ、　１０ｄ、及び像情報を感光体ドラ
ム上にデジタル的に潜像として形成するスキャナである
ところのレーザスキャナ露光手段１ａ、　ｌｂ、　ｌｃ
、　ｌｄ等が配設されている。又、感光体ドラム１８ａ
〜ｄの下方には、記録材たる転写紙４１を保持したカセ
ットケース４２を含み、その転写紙４１を１枚づつ上記
の各画像形成手段Ｐａ〜Ｐｄに供給するための給紙装置
４０、および上記の各画像形成手段ＰａｘＰｄを貫通す
る態様で矢印方向に移動する記録材搬送支持体であると
ころの無端転写ベルト４から成る転写材搬送装置３０等
が配置されている。

さらに、給紙装置４０と転写材搬送装置３０との間には
タイミングをとって記録材を搬送するためのローラ対１
６、転写紙４１を転写ベルト４上に静電吸着させる吸着
帯電器３１とバイアスローラ５、および転写紙４１の紙
端位置を検知する位置検知手段２が配置されている。

以上の構成において、先ず始めに給紙装置４０から給紙
された転写紙４１は、ローラ対１６にその先端をわずか
に挾まれたところで一旦停止し、次に画像形成手段Ｐａ
の像形成プロセスとタイミングを合わせて、転写材搬送
装置３０に送り出される。そして、転写紙４１は吸着帯
電器３１とバイアスローラ５の間を通過する時に、転写
ベルト４上に静電的に吸着され、続いて位置検知手段２
を通過する。この時位置検知手段２は転写紙４１の主走
査方向（装置正面方向）の位置を検出する。

又、第１の画像形成手段Ｐａでは、その位置検知手段２
の検出情報に基いて主走査方向の露光開始タイミングを
第６図のタイミング制御回路で調整した状態でレーザス
キャナ露光手段１ａが画像情報を帯電器８ａにより一様
に帯電された感光体ドラム１８ａに対して走査して、静
電潜像を感光体ドラム１８ａ上に形成する。次いで、現
像部９ａによって、潜像に対してイエロトナーの可視画
像を形成する。

一方、転写紙４１は転写ベルト４上に静電吸着保持され
つつ搬送され、さらに転写部、即ち転写位置１９ａで先
に感光体ドラム１８ａ上に形成されたイエロトナー像が
転写される。以下、第２．第３゜第４の画像形成手段Ｐ
ｂ、　Ｐｃ、　Ｐｄにおいても第１の画像形成手段Ｐａ
と同様にそれぞれ、マゼンタ、シアン、ブラック色のト
ナー像が順次形成され、これらのトナー像が転写紙４１
上に順次に多重転写される。

このような転写行程が終了すると、転写紙４１は転写搬
送装置３０から分離して定着装置１４でトナー像が定着
され、カラー画像が得られる。

又、転写が終了したそれぞれの感光体ドラム１１１１ａ
〜１８ｄはクリーニング部１０ａ−１０ｄで残留トナー
が除去され、引き続き行なわれる次の潜像形成に備える
。

次に、第２図の要部を拡大して示す第３図および第４図
、信号の出力タイミングを示す第５図、タイミング制御
回路を示す第６図とを参照して、本実施例の転写紙の位
置検知動作とスキャナの走査開始タイミングとの関連に
ついて詳述する。

まず、位置検知手段２の付近を詳細に示す第３図におい
て、上述したように給紙装置４０により搬送されてきた
転写紙４１はさらにローラ対１６により転写材搬送装置
３０の転写ベルト４上に送り已され、吸着帯電器３１と
バイアスローラ５により、その先端から徐々に転写ベル
ト４上に吸着される。

その後、その転写紙４Ｉの端面ば発光部と受光部が一体
となった透過型ホトカブラの如き光学方式の位置検知手
段２を通過する。この位置検知手段２は、転写紙４１が
受光部を覆う面積により受光部のセンサ出力の信号レベ
ルが変化するタイプのもので、この信号レベルに基いて
転写紙４１の矢印Ｃ方向の位置（主走査方向の位置）を
検出する。

また、１つの画像形成手段Ｐａを詳細に示す第４図にお
いて、レーザスキャナ露光手段ｌａ内の定速回転するポ
リゴンミラーによってレーザビームが矢印Ｂ方向に走査
速度■でスキャンされる。レーザビームのスキャン方向
の上流側にはＢＤ（ビームディテクタ）　ＩＱ２ａとＢ
Ｄミラー１０１ａとが配設されており、ＢＤ１０２ａに
レーザ光が入射するとＢＤ１０２ａからに置かれている
ものとする。

次に、第５図を参照してレーザ光の走査開始タイミング
について説明する。第５図において、■は基本クロック
を表わし、これは等間隔にパルスを発生させる水晶発振
器６３などによって得られる。■は第４図においてレー
ザビームがＢＤミラー１０１ａにより反射されてＢＤ１
０２ａに取り込まれた時に発生するＢＤ傷信号表わして
いる。■はＢＤ信信号上検出した後、基本クロック■の
χ１パルス後に画像信号（ビデオ信号）が走査を開始す
る様子を示している。なお、■で示される点Ｐ２は第４
図の画像走査開始点Ｐ２に一致している。■は前述の転
写紙４１の位置検知手段２により検知された信号レベル
の値に基いて転写紙４１の横方向のずれ位置を第６図の
演算部６１で演算し、この演算結果により自動的に芝査
開始タイミングを基本クロックで△Ｘ２パルス分早めて
、ＢＤ傷信号Ｐ、）からχ２パルス後に画像信号が走査
を開始する様子を示している。

ここで、転写紙４１の位置検出手段２としては先に述べ
たような端面検出が実用的であり、転写紙４１の装置に
対する絶対値を検知することは実際上困難なので相対値
を用いることとする。そのため、通常は第５図の■のよ
うに基準となる走査開始タイミングをあらかじめ設定し
、このタイミングを基準タイミングとする。

そして、従来例で述べたように給紙装置４０の位置が第
２図で本体正面側にずれた時（位置誤差の発生時）、転
写紙４１は第３図においてａ側にずれる。このずれ量を
△４とすると、位置検出手段２によってこのずれ量Δρ
を信号レベルの変化として検出する。そしてこの信号の
レベル変化（ズレ量Δρ）を基に第６図のタイミング制
御回路の演算部６１において、Δχ２（＝△ρハＴ、）
パルスだけ走査開始タイミングを早める演算を電気的に
行い第５図の■に示すタイミング制御を実行する。なお
、Ｔ６は１パルスのパルス幅、■はビームの走査速度で
ある。

これにより、転写紙４１のずれ量Δ℃は補正され、転写
紙４１に対して第５図の■の基準と同じ位置に、トナー
画像が実際に形成されることになる。

これはまた上述の給紙装置４０のカセットケース４２の
各段毎の位置ずれ量を個別に補正するものであり、位置
検出手段２で位置検出したずれ量Δ℃の値を演算部６１
で演算し、電気的に実行するイニシャル値ΔＣ９χ２を
ＲＡＭ６４に登録し、画像形成された後の主走査方向の
余白を他の測定手段で測定し、その測定値に基いてその
ずれ量を上記の演算部６１で再び微調する様に制御する
ことにより、カセットケース４２の各段毎の主走査方向
のずれを個別に補正して画像形成するこ二ができる。

従って、本実施例によれば、容易に給紙台毎の横レジ（
横方向の位置合せ）を調整することができ、装置の高速
化等においても対応可能で、構成も簡単であり、給紙台
毎のずれによる画像の転写紙からのはみ出しによるトラ
ブル（裏汚れ、搬送不良等）を未然に防止する等の作用
が得られる。

■Ｊ」巳１皿舅 本発明の第１実施例では転写紙４１の位置検知手段２と
して光学式の検知手段を示したが、この位置検知手段と
して転写紙４１の端面に接触して回転するレバーアーム
（図示せず）とアームの回転角を検出するポテンション
メータ（図示せず）との組み合わせによっても転写紙４
１の位置を検知可能であることは言うまでもない。

■１１天呈北 本発明は電子写真方式のカラー画像形成装置のみならず
デジタル方式の白黒プリンタ（ドツトプリンタ）にも広
（適用できる。

又、第７図に示すように、記録材４１を記録材搬送装置
３０上にグリッパ５１により把持しながら搬送し、記録
材４１の移動方向と略垂直の直角方向にインク吐出口を
多数配列したフルラインタイプのインクジェットへラド
アレイ２８により画像情報をその直角方向に走査して記
録材４１に直接像を可視化するタイプの画像形成装置に
おいても、どのインク吐出口から画像を画き出すかの走
査開始タイミングを、第１実施例と同様にして自動的に
記録材４１の検出位置に基いて調整できる。

１１旦１１皇 第７図は、本発明をインクジェット記録装置に適用した
場合の本発明の第５実施例の内部構成を示す。第７図に
おいて、７１は最大の記録紙幅よりも長い幅をもったイ
ンクジェットヘッド、７２はフロントローディング形式
の２段給紙台、７３は搬送ベルト、７４はレジストロー
ラ、および７５は、帯電ローラである。以上の構成にお
いて、給紙台７２から記録紙が給紙され、レジストロー
ラ７４で画像タイミングを決め、レジストローラ７４か
ら搬送されて帯電ローラ７うで搬送ベルト７３に吸着し
た記録紙に対して、ヘッド７１により画像の形成する。

本装置においては、記録紙の位置検出手段はないが、イ
ンクジェットヘッド７１が記録紙の幅よりも長いので、
そのインク吐出箇所において、主走査方向の移動が容易
にできる。そこで初期吐出箇所のイニシャル値を各給紙
台毎にＲＡＭ　（図示せず）にあらかじめ登録し、実際
の画像形成後の余白を測定手段（図示せず）で測定し、
その測定結果に基いてＲＡＭの値を微調できる様に構成
している。

又、本実施例においては主走査方向の位置調整と同時に
各給紙台毎の副走査方向におけるインク吐出タイミング
をレジストローラ７４の動作タイミングの関係において
調整可能となっている。さらに、レジストローラ７４が
複数個設けられている装置においても、上記と同様に適
用でき、第１実施例と同様の作用効果が得られる。

（その他） なお、本発明は、特にインクジェット記録方式の中でも
、インク吐出を行わせるために利用されるエネルギとし
て熱エネルギを発生する手段（例えば電気熱変換体やレ
ーザ光等）を備え、前記熱エネルギによりインクの状態
変化を生起させる方式の記録ヘッド、記録装置において
優れた効果をもたらすものである。かかる方式によれば
記録の高密度化、高精細化が達成できるからである。

その代表的な構成や原理については、例えば、米国特許
第４７２３１２９号明細書、同第４７４０７９６号明細
書に開示されている基本的な原理を用いて行うものが好
ましい。この方式は所謂オンデマンド型、コンティニュ
アス型のいずれにも適用可能であるが、特に、オンデマ
ンド型の場合には、液体（インク）が保持されているシ
ートや液路に対応して配置されている電気熱変換体に、
記録情報に対応していて核沸騰を越える急速な温度上昇
を与える少なくとも１つの駆動信号を印加することによ
って、電気熱変換体に熱エネルギを発生せしめ、記録ヘ
ッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結果的にこの駆
動信号に一対一で対応した液体（インク）内の気泡を形
成できるので有効である。この気泡の成長、収縮により
吐出用開口を介して液体（インク）を吐出させて、少な
くとも１つの滴を形成する。この駆動信号をパルス形状
とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行われるので、
特に応答性に優れた液体（インク）の吐出が達成でき、
より好ましい。このパルス形状の駆動信号としては、米
国特許第４４６３３５９号明細書、同第４３４５２６２
号明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第４３１３１２４号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。

記録ヘッドの構成としては、上述の各明細書に開示され
ているような吐出口、液路、電気熱変換体の組合せ構成
（直線状液流路または直角液流路）の他に熱作用部が屈
曲する領域に配置されている構成を開示する米国特許第
４５５８３３３号明細書、米国特許第４４５９６００号
明細書を用いた構成も本発明に含まれるものである。加
えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスリット
を電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭５
９−１２３６７０号公報や熱エネルギの圧力波を吸収す
る開孔を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭５９
−１３８４６１号公報に基いた構成としても本発明の効
果は有効である。すなわち、記録ヘッドの形態がどのよ
うなものであっても、本発明によれば記録を確実に効率
よ（行うことができるようになるからである。

さらに、記録装置が記録できる記録媒体の最大幅に対応
した長さを有するフルラインタイプの記録ヘッドに対し
ても本発明は有効に適用できる。

そのような記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合
せによってその長さを満たす構成や、一体的に形成され
た１個の記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。

加えて、上側のようなシリアルタイプのものでも、装置
本体に固定された記録ヘッド、あるいは装置本体に装着
されることで装置本体との電気的な接続や装置本体から
のインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの
記録ヘッド、′るいは記録ヘッド自体に一体的にインク
タンクが設けられたカートリッジタイプの記録ヘッドを
用いた場合にも本発明は有効である。

また、本発明に記録装置の構成として設けられる、記録
ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手段等を付加
することは本発明の効果を一層安定できるので、好まし
いものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッド
に対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧
或は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子
或はこれらの組み合わせによる予備加熱手段、記録とは
別の吐出を行なう予備吐出モードを行なうことも安定し
た記録を行なうために有効である。

また、搭載される記録ヘッドの種類ないし個数について
も、例えば単色のインクに対応して１個のみが設けられ
たものの他、記録色や濃度を異にする複数のインクに対
応して複数個数設けられるものであってもよい。すなわ
ち、例えば記録装置の記録モードとしては黒色等の主流
色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッドを一体的
に構成するか複数個の組み合わせによるかいずれでもよ
いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフルカ
ラーの少なくとも一つを備えた装置にも本発明は極めて
有効である。

さらに加えて、以上説明した本発明実施例においては、
インクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で
固化するインクであって、室温で軟化もしくは液化する
もの、あるいはインクジェット方式ではインク自体を３
０℃以上７０℃以下の範囲内で温度調整を行ってインク
の粘性を安定吐出範囲にあるように温度制御するものが
一般的であるから、使用記録信号付与時にインクが液状
をなすものであればよい。加えて、積極的に熱エネルギ
による昇温をインクの固形状態から液体状態への状態変
化ρエネルギとして使用せしめることで防止するか、ま
たはインクの蒸発防止を目的として放置状態で固化する
インクを用いるかして、いずれにしても熱エネルギの記
録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イン
クが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点ではす
でに固化し始めるもの等のような、熱エネルギによって
初めて液化する性質のインクを使用する場合も本発明は
適用可能である。このような場合のインクは、特開昭５
４−５６８４７号公報あるいは特開昭６０−７１２６０
号公報に記載されるような、多孔質シート凹部または貫
通孔に液状又は固形物として保持された状態で、電気熱
変換体に対して対向するような形態としてもよい。本発
明においては、上述した各インクに対して最も有効なも
のは、上述した膜沸騰方式を実行するものである。

さらに加えて、本発明インクジェット記録装置の形態と
しては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末
として用いられるものの他、リーダ等と組合せた複写装
置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置の形
態を採るもの等であってもよい。

［発明の効果１ 以上説明したように、本発明によれば各給紙台毎に画像
形成タイミングを調整可能にしたので、主走査方向（横
方向）の位置合せ調整が容易にでき、ひいては製造コス
トを低減でき、構成も簡略化でき、さらに高速化の性能
面上等が得られる効果がある。

特に、インクジェット配録においては、インクのにじみ
を利用するものであるため、わずかなずれは、画質に大
きな影響を与える。特にピエゾ方式の場合は、吐出特性
のばらつきに加えて給紙レジストのばらつきが加わると
画質は低下してしまう。

一方、熱エネルギーを用いた気泡形成のインクジェット
方式では、着弾精度が良いが、温度に依存する割合があ
るために、微調整用の駆動条件変更手段をもつものが多
い。この場合、給紙レジストのばらつきをこの駆動条件
で補正しようとしても連続給紙のバラツキには対応でき
ずに画質低下となってしまうものもあった。そのため、
本発明を適用することで、駆動条件の修正範囲も小さな
ものにでき、高速の対応が適切に行える利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例の基本構成を示すブロック図、 第２図は本発明の一実施例の画像形成装置の内部構成を
示す断面図、 第３図は第２図の記録材位置の検知手段の詳細な構成を
示す斜視図、 第４図は第２図の画像形成手段（スキャナ）の詳細な構
成を示す斜視図、 第５図は第１図の本実施例装置の信号の出力タイミング
を示すタイミングチャート、 第６図は第１図の本発明実施例のタイミング制御回路の
回路構成を示すブロック図、 第７図は本発明の他の実施例の画像形成装置の要部構成
を示す斜視図、 第８図は本発明の更に他の実施例の画像形成装置の内部
構成を示す断面図である。 ｌａ〜１ｄ・・・レーザスキャナ露光手段、２・・・位
置検知手段、 ３・・・ローラ、 ４・・・搬送ベルト、 ５・・・バイアスローラ、 ９ａ〜９ｄ・・・現像部、 １６・・・ローラ対、 １８ａ〜１８ｄ・・・感光体ドラム、 ３０・・・搬送装置、 ３１・・・吸着帯電器、 ４０・・・給紙装置、 ４１・・・記録紙（記録材）、 ４２・・・カセットケース、 ５１・・・グリッパ、 ６１・・・演算部、 ６４・・・ＲＡＭ　。 ６５・・・測定手段、 ７１・・・インクジェットヘッド、 ７２・・・給紙台、 ７３・・・搬送ベルト、 ７４・・・レジストローラ、 ７５・・・帯電ローラ、 １０２ａ〜１０２ｄ・・・ビームディテクタ（ＢＤ）。 Ａ　　　　　　　　　　　　　Ｂ　　　　　　　　　　
　　　　Ｃ第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）画像形成動作にともなって記録材を供給する記録材
   供給手段と、該記録材供給手段により供給される記録材
   を画像形成位置に搬送する搬送手段と、該画像形成位置
   に配設されて、前記記録材の搬送方向と直角な主走査方
   向に走査することにより画像を形成する画像形成手段と
   を有する画像形成装置において、 前記搬送手段により搬送される記録材の主走査方向の位
   置を検出する位置検出手段と、 該位置検出手段の出力情報に基づいて、前記画像形成手
   段の画像情報の走査を開始するタイミングを変更するタ
   イミング制御手段と を具備したことを特徴とする画像形成装置。 ２）前記画像形成手段により画像形成された記録材上の
   主走査方向の画像記録位置の変化量を測定する測定手段
   を有し、 前記タイミング制御手段は、該測定手段の測定結果に基
   いて、前記記録材供給手段の各給紙部毎の設定基準であ
   る画像情報走査開始タイミングを変更調整することを特
   徴とする請求項１に記載の画像形成装置。 ３）前記画像形成手段の記録ヘッドは、インクを吐出す
   るために利用されるエネルギとしてインクに膜沸騰を生
   じさせる熱エネルギを発生する手段を有することを特徴
   とする請求項１または２に記載の画像形成装置。