JPH04197777A - 画像記録方法 - Google Patents

画像記録方法

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JPH04197777A
JPH04197777A JP2331424A JP33142490A JPH04197777A JP H04197777 A JPH04197777 A JP H04197777A JP 2331424 A JP2331424 A JP 2331424A JP 33142490 A JP33142490 A JP 33142490A JP H04197777 A JPH04197777 A JP H04197777A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、新規な画像記録方法に関するものである。更
に詳しくは、カラーもしくは白黒のブルーフ、平版印刷
、樹脂凸版、プリント基板作成用レジスト又はフォトマ
スク、発色シート作成等に用いることのできる画像記録
方法に関する。
「従来の技術」 光重合性組成物は、基本的に光重合開始剤と分子中にエ
チレン性不飽和結合を2個以上含有する付加重合可能な
化合物(以下「多官能性モノマー」と称する)を含み、
光を照射すると硬化し、粘着性が変化したり、溶媒に不
溶化する。これらの性質を利用して、写真、印刷、金属
表面加工、インキ等に広く利用されている。考え方や応
用例は多くの成書に記載されている。例えば、ジエー・
フーサー著「ライト センシチブ ンステムズ」ジエイ
・ウィリー アンド サンズ、ニューヨーク(J、Ko
sar rLight 5ensitive Syst
emsJ J、Wiley& 5ons、 New Y
ork) 1965年の158−193頁やケー・アイ
・ジャコブソン、アール・イー・ジャフブソン著の「イ
メージングシステムズ」ジエイ・ウィリー アンド サ
ンズ、ニューヨーク(K、1.Jacobson、R,
E、Jacobson著の rlmagingSysL
emsJ  JJiley & 5ons、 New 
York) 1976年の181〜222頁等に詳しい
更に詳しい応用例を挙げると、この光重合性組成物とバ
インダーポリマーとを含む層を支持体上に設は米国特許
第4604342号や同4587199号、同4629
680号、同4415652号、同4431723号、
同4550073号、特開昭61−285444号、同
61−213213号等を参考に、印刷版やプリント基
板作成用のレジスト材料に、特開昭62−67529号
、米国特許第4604340号等を参考にカラープルー
フ材料に、特開昭60−11952号や特開昭61−1
23838号を参考に光記録熱現像タイプの記録材料に
、特開昭57−124343号、同57−179836
号、同57−197538号を参考にビニル化合物及び
光重合開始剤よりなる光重合性組成物と色素を含むマイ
クロカプセルを塗設した発色シートを露光後受像ソート
と重ねて全体に圧力を加えることによる色素画像形成の
材料に等々、業界公知の手法に従い多くの分野に適用で
きる。
これらの光記録材料を用い画像を得る方法としては、原
画を画像ソースとしてフビーにより画像を得る方法が一
般的である。例えば、リスフィルム上の原画を密着露光
により焼き付ける方法や、原稿の反射光を利用して焼き
付ける方法等が一般的である。
一方、近年の情報化の進展に伴い、これらの記録材料を
用いてディジタル情報を画像ソースとして画像を得たい
との要求が増大してきている。この要求に答えるべ(、
様々なレーザー光感光性の光硬化性組成物が提案されて
いる。例えば特開昭60−76.503号や米国特許第
4,474゜868号(特開昭59−45303)や特
開昭63−165.404号等ではアルゴンレーザーに
感光する光硬化性組成物が提案されている。しかし、こ
れらの光硬化性組成物の光感度は、まだまだ低く、実用
的な記録方式が望まれている。
[発明が解決しようとする課題」 本発明の目的は、光硬化性組成物を含有する感光層を有
する記録材料に簡便にディジタル画像を記録する方法を
提供することである。更に詳しくは、カラープルーフ、
平版印刷版、樹脂凸版、プリント基板作成用レジストや
フォトマスク等に使用できるディジタル画像を、簡便に
記録する方法を提供する事である。
「課題を解決するための手段」 本発明者の鋭意研究の結果、本発明の目的は、支持体上
に光硬化性組成物中の光硬化感度を2倍以上高くする、
もしくは、低くする成分の少なくとも一種を含まない光
硬化性組成物を含有する画像記録層(以下感光層と称す
る)を有する記録材料を用い、該記録材料中の他の層も
しくは該記録材料外から該光硬化感度を2倍以上高くす
る、もしくは、低くする成分の少なくとも一種を画像様
に画像記録層中に移動させ、その後全面露光することに
より光硬化画像を得る事を特徴とする画像記録方法によ
り達成された。
本発明には光硬化性組成物を含有するほとんど全ての記
録材料を用いる事ができる。具体例としては、この光重
合性組成物とバインダーポリマーとを含む層を支持体上
に設けた印刷版やプリント基板作成用のレジスト材料、
カラープルーフ材料、光記録熱現像タイプの記録材料、
ビニル化合物及び光重合開始剤よりなる光重合性組成物
と色素を含むマイクロカプセルを塗設した発色シートを
露光後受像ンートと重ねて全体に圧力を加えることによ
る色素画像形成の材料に等を挙げる事ができる。
以下、便宜上刃ラーブルーフ用の記録材料を例に挙げて
本発明を、説明するが、本発明はカラープルーフ用の記
録材料に記録する方法に限定されるものではない。
色校正用のカラープルーフには様々な方式が知られてい
るが、その代表的な方式として特開昭47−41330
号や同48−93337号や同51−5101号に記載
されている方法がある。即ち、リスフィルム上の画像を
感光性の記録材料に密着露光し現像して画像形成後、そ
の画像を受像シートと密着せしめ受像シート上に熱と圧
力をがけて該画像を転写する方法である。
本発明の記録材料に用いる光硬化性組成物は主成分とし
て重合性単量体、光重合開始剤より成り、必要に応じて
分光増感色素、重合を促進するための助剤、熱重合禁止
剤等を含有する。
光硬化感度を2倍以上高くする成分としては例えば、光
重合開始剤、分光増感色素、重合を促進するための助剤
を挙げる事ができる。光硬化感度を2倍以上低くする成
分としては例えば熱重合禁止剤を挙げる事ができる。
また、光硬化性組成物として光架橋性組成物を使用して
もよい。この時、光硬化感度を2倍以上高くする成分と
しては例えば、分光増感色素を挙げる事ができる。
本発明の光硬化感度を2倍以上高(する、もしくは、低
くする成分の少なくきも一種を画像様に感光層中に移動
させる方法としては業界公知の様々な方法があり、何れ
の方法を用いてもよい。
具体的な方法としては、例えばレーザー光もしくは熱ヘ
ッドによる加熱溶融転写法、加熱昇華転写法やインクジ
ェット法やバブルジェyト法、電子写真法、磁気写真法
等を何れも用いる事ができる。
光硬化感度を2倍以上高くする、もしくは、低くする成
分の少なくとも一種は記録材料中に感光層とは別の層に
存在していてもよく、また、別シートである転写シート
上に単独で存在していてもよい。転写シート上に存在す
る場合は、他の化合物と混合状態で存在していても、バ
インダー中に乳化もしくは分散もしくは溶解していても
よい。
光硬化感度を2倍以上高くする、もしくは、低くする成
分の少なくとも一種を画像様に感光層中に移動させる方
法としてレーザー光による加熱溶融転写法もしくは加熱
昇華転写法を用いる場合は、該レーザー光を吸収するた
めの色素もしくは顔料、カーボンブラック等の着色物質
を共存させてもよく、この着色物質を含有する別の層を
設けてもよい。また、該レーザー光を吸収するための層
として金属蒸着層を用いてもよい。
本発明による画像は例えば次のステップにより記録され
る。 (ステップl)光硬化感度を2倍以上高(する、
もしくは、低くする成分の少なくとも一種を画像様に感
光層中に移動させる。(ステップ2)必要に応じて該成
分の感光層への移動を助けるために感材を加熱する。(
ステップ3)その後、全面露光を行い光硬化画像を得る
。(ステップ4)この露光後に、現像処理を行ない所望
の画像を得る。例えば、ウオツシュオフ現像、加熱現像
等を行う。
光硬化感度を2倍以上高くする成分の少なくとも一種を
画像様に感光層中に移動させた場合を例に画像記録ステ
ップを更に説明する。該成分が移動した部分の光感度は
該成分が移動してきていない部分の光感度より2倍以上
高くなるため、適切な露光条件を選んで露光すると該成
分が移動した部分が光硬化し、該成分が移動してきてい
ない部分は光硬化しない。その後、この記録材料をウオ
ツシュオフ現像すれば該成分が移動した部分が支持体上
に残った画像が得られる。
第1図はレーザー光による加熱昇華転写の例を示してい
る。この例ではレーザー光で転写シート上のレーザー光
線吸収層を加熱し、その熱によりバインダー中の熱転写
可能で、かっ、光硬化性組成物の光硬化感度を向上させ
る素材、例えば光重合間始剤を記録材料上の感光層に昇
華転写する。
この感光層は重合性単量体を含有しており光重合開始剤
の作用により光重合が可能となる。次に、記録材料を第
2図に示すように全面n光し、素材が熱転写された部分
だけを光硬化させる。その後、ウオツシュオフ現像を行
うと第3図に示すように素材が熱転写された部分が支持
体上に残ったレリーフ画像が得られる。
熱転写する素材が光重合禁止剤であり、感光層に光重合
開始剤と重合性単量体が存在する時は光重合禁止剤が熱
転写された部分の光重合感度が低下するため、光重合禁
止剤が熱転写された部分は光硬化せず、ウオツシュオフ
現像でその部分が溶は出すため第4図に示すように光重
合禁止剤が熱転写され昇部分が溶出したレリーフ画像が
得られる。
第1図で示したレーザーのかわりに第5図で示したよう
に熱ヘッドを加熱源にしても同様の結果が得られる。
また、加熱による昇華転写法のかわりに、転写方法とし
て第6図に示すインクノエ・ソト法や第7図に示す電子
写真法を用いてもよい。
また、第8図に示すように熱転写する素材は感光層に隣
接する層の中にあってもよい。
以下に本発明に用いる記録材料の構成要素を更に詳細に
説明するが本発明は以下の記述に限定されるものではな
い。
本発明に用いる重合性単量体としては分子内に少なくと
も1個のビニル基を有する単量体を挙げる事が出来る。
例えばアクリル酸及びその塩、アクリル酸エステル類、
アクリルアミド類;メタクリル酸及びその塩、メタクリ
ル酸エステル類、メタクリルアミド類;無水マレイン酸
、マレイン酸エステル類;イタコン酸、イタコン酸エス
テル類;スチレン類;  ビニルエーテル類;  ビニ
ルエステ小R:N−ビニル複素環類;アリールエーテル
類;アリルエステル類等をもちいることができる。
これらの中で特に分子内に複数のビニル基を有する単量
体が好ましく、例えば、トリメチロールプロパンやペン
タエリスリトール等のような多価アルコールのアクリル
酸エステルやメタクリル酸エステル;およびアクリレー
トまたはメタクリレート末端エボキン樹脂、アクリレー
トまたはメタクリレート末端ポリエステル等がある。特
に好ましい化合物の具体例としては、例えばエチレング
リフールジアクリレート、エチレングリコールジメタク
リレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、
ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ジペンタエ
リスリトールヒドロキンペンタアクリレート、ヘキサン
ジオール−1,6−ジメタクリレートおよびジエチレン
グリコールジメタクリレート等である。
多官能単量体の分子量については、約100〜約500
0が好ましく、より好ましくは、約300〜約2000
である。
また、光硬化性組成物として例えばポリケイ皮酸ビニル
、ポリシンナミリデン酢酸ビニル、α−フェニルマレイ
ミド基をもつ光架橋性組成物を使用することができる。
光重合開始剤の好ましい具体例として、次の化合物を挙
げることができる。芳香族ケトン類:例えば、ベンゾフ
ェノン、4.4°−ビス(ジメチルアミン)ベンゾフェ
ノン、4−メトキシ−42−ジメチルアミノベンゾフェ
ノン、4.4’−ジメトキ/ベンゾフェノン、4−ジメ
チルアミノベンゾフェノン、4−ジメチルアミノアセト
フェノン、ベンジル、アントラキノン、2−tert−
プチルアントラキノン、2−メチルアントラキノン、牛
サントン、チオキサントン、2−クロルチオキサントン
、2. 4“−ジエチルチオキサントン、フルオレノン
、アクリドン ;  およびベンゾインおよびベンゾイ
ンエーテル類:例えばベンゾインメチルエーテル、ベン
ゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテ
ル、ベンゾインフェニルエーテル : および2. 4
. 5−)リアリールイミダゾールニ量体:例えば2−
(〇−クロロフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾ
ールニ量体、2−(o−クロロフェニル)−4゜5−ジ
(m−メトキシフェニル)イミダゾール二量体、2−(
0−フルオロフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾ
ールニ量体、2−(0−メトキシフェニル)−4,5−
ジフェニルイミダゾールニ量体、2−(p−メトキシフ
ェニル)−4゜5−ジフェニルイミダゾールニ量体 ;
  およびポリハロゲン化合物、例えば四臭化炭素、フ
ェニルトリブロモメチルスルホノ、フェニルトリクロロ
メチルケトンおよび特開昭53−133428号、特公
昭57−1819号、特公昭57−6096号、米国特
許第3615455号の各明細書中に記載の化合物、特
開昭58−29803号記載のトリハロゲン置換メチル
基を有するs−トリアジン誘導体:例えば、2. 4.
 6−)リス(トリクロロメチル)−3−トリアジン、
2−メトキン−4,6−ビス(トリクロロメチル)−S
−)リアジン、2−アミノ−4,6−ビス(トリクロロ
メチル)−45−トリアジン、2−(P−メトキシスチ
リル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−S−トリ
アジン等の化合物。  ;  および例えば特開昭59
−189340号記載の有機過酸化物:例えばメチルエ
チルケトンパーオキサイド、ンクロヘキサノンパーオキ
サイド、3. 3. 5−トリメチルシクロヘキサノン
パーオキサイド、ペンゾイルパーオ牛サイド、ジターシ
中リーブチルシバーオキシイソフタレート、2. 5−
ジメチル−2,5−ジ(ベンゾイルバーオキン)ヘキサ
ン、ターシャリ−ブチルパーオキソベンゾエート、α。
α゛ −ビス(ターシャリ−ブチルパーオキシイソプロ
ピル)ベンゼン、ジクミルパーオキサイド、3、 3’
、  4. 4° −テトラ−(ター7ヤリイブチルパ
ーオキンカルボニル)ベンゾフェノン等の化合物。およ
び例えば米国特許第4743530号に記載のアジニウ
ム塩化合物 ;  および例えばヨーロッパ特許第02
23587号に記載の有機ホウ素化合物:例えばトリフ
ェニールブチールボレートのテトラメチルアンモニウム
L)リフェニールブチールボレートのテトラブチルアン
モニウム塩、トリ(P−メト牛ンフェニール)ブチール
ボレートのテトラメチルアンモニウム塩等;その他ジア
リールヨードニウム塩類や鉄アレン錯体等当業界周知の
光重合開始剤等が有用に使用できる。
また光fi合開開始剤系して、二種またはそれ以上の化
合物の組合せが知られておりそれらの組合せも本発明の
記録材料に使用する事ができる。二種またはそれ以上の
化合物の組合せの例としては、2、 4. 5−1−リ
アリールイミダゾールニ量体とメルカプトベンズオキサ
ゾール等との組合せ、米国特許第3427161号明細
書に記載の4.43−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフ
ェノンとベンゾフェノンまたはベンゾインメチルエーテ
ルとの組合せ、米国特許第4239850号明細書に記
載のベンゾイル−N−メチルナフトチアゾリンと2. 
4−ビス(トリクロロメチル) −6−(41−メトキ
シフェニル)−トリアゾールの組合せ、また特開昭57
−23602号明細書に記載のジアルキルアミ7安息香
酸エステルとジメチルチオキサントンの組合せ、また特
開昭59−78339号明細書の4.4゛−ビス(ジメ
チルアミノ)ベンゾフェノンとベンゾフェノンとポリハ
ロゲン化メチル化合物の三種組合せを挙げることができ
る。より好ましい例として 414′ −ビス(ジエチ
ルアミノ)ベンゾフェノンとベンゾフェノンの組合せ、
2.4−ジエチルチオキサントンと4−ジメチルアミノ
安息香酸エチルの組合せ、4゜4゛ −ビス(ジエチル
アミノ)ベンゾフェノンと2、 4. 5−トリアリー
ルイミダゾールニ量体の組合せが挙げられる。
これらの光重合開始剤の中で特に好ましい化合物として
はベンゾインエーテル類、トリハロゲン11jlkメチ
ル基を有するS−トリアジン誘導体、有機過酸化物、ア
ジニウム塩化合物および有機ホウ素化合物を挙げること
ができる。
光重合開始剤の含有量は、光重合性組成物の全M量基準
で、好ましくは0.01〜2oiiffi%、そしてよ
り好ましくは0. 2〜15重皿%であり、最も好まし
い含有量は5〜lO重量%である。0゜01重量%未満
では感度が不足し、10重量%を越えると感度の増加は
期待できない。
本発明の記録材料の光硬化仕組性物には重合性化合物お
よび光重合開始剤のほかにその感光波長を調整するため
の分光増感色素を含有してもよい。
分光増感色素としては当業界公知の様々な化合物を使用
することができる。分光増感色素の例は上述した光重合
開始剤に関する特許や、Re5earch  Disc
losure、Vol、200゜1980年12月、I
tem  20036  や「増感剤」 (徳丸克巳・
大河原信/lit  講談社 1987年)の 160
−163ページ等を参考にできる。
具体的な分光増感色素の例としては、例えば、特開昭5
8−15503号公報には3−ケトクマリン化合物が、
特開昭51140302号公報にはチオピリリウム塩が
、特公昭59−28328号、同6C1−53300号
にはナフトチアゾールメロシアニン化合物が、特公昭6
1−9621号、同62−3842号、特開昭59−8
9303号、同60−60104参照公報にはそれぞれ
メロシアニン化合物が開示されている。これらの分光増
感剤によって光重合開始剤の分光感度は可視域までも伸
ばすことができる。上述の例では光重合間始剤としてト
リハロメチル−s−トリアジン化合物を取上げているが
他の光重合開始剤と組合せてもよ%;0分光増感色素と
しては、ケト色素であるクマリン(ケトクマリン又はス
ルホノクマリンも含まれる)色素、メロスチリル色素、
オキソノール色素及びヘミオキソノール色素、非ケト色
素である非ケトポリメチン色素、アントラセン色素、ロ
ーダミン色素、アクリジン色素、アニリン色素及びアゾ
色素、非ケトポリメチン色素としてのンアニン、ヘミシ
アニン及びスチリル色素等が含マれる。
また、本発明の記録材料の光重合性組成物には、重合を
促進するための助剤として、還元剤例えば酸素除去剤 
(oxygen  scavenger)及び活性水素
ドナーの連鎖移動剤、さらに連鎖移動的に重合を促進す
るその他の化合物を添加することもできる。有用である
ことの見いだされている酸素除去剤はホスフィン、ホス
ホネート、ホスファイト、第1錫塩及び酸素により容易
に酸化されるその他の化合物である。例えばN−フェニ
ルグリンン、トリメチルバルビッール酸、N。
N−ジメチル−2,6−ジイツブロピルアニリン、N、
  N、  N−2,4,6−ペノタメチルアニリン等
である。さらに以下に示すようなチオール類、チオケト
ン類、トリハロメチル化合物、ロフィンダイマー化合物
、ヨードニウム塩類、スルホニウム塩類、アジニウム塩
類、有機過酸化物等も重合促進剤として有用である。
更に、これらの化合物の他に、光硬化性組成物の中には
熱重合禁止剤を必要に応じて添加する事ができる。また
、熱重合禁止剤はやや多量に添加すると光重合感度を顕
著に低下させる事が知られており光硬化感度を2倍以上
低くする成分として本発明の記録材料に有意に用いる事
ができる。
熱重合禁止剤は、基本的には光硬化性組成物の熱的な重
合や経時的な重合を防止するために添加するもので、こ
れにより光硬化性組成物の調製時や保存時の化学的な安
定性を高めることができる。
熱重合禁止剤の例として、p−メトキシフェノール、ハ
イドロキノン、t−ブチルカテコール、ピロガロール、
2−ヒドロキソベンゾフェノン、4−メトキシ−2−ヒ
ドロキシベンゾフェノン、塩化第一銅、フェノチアジン
、クロラニル、ナフチルアミン、β−ナフトール、2.
6−ジーt−ブチル−p−クレゾール、ニトロベンゼン
、ジニトロベンゼン、ピクリン酸、p−トルイジン等が
挙げられる。
熱重合禁止剤の好ましい添加量は、光硬化性組成物の種
類により変化するため一概には論じられないが、光硬化
性組成物の全重量基準でおおよそ0.001〜0. 1
重量%であり、より好ましくはおおよそ0.01〜1重
量%である。おおよそ0.001重量%未満では熱安定
性が劣り、おおよそ0.1重量%を越えると感度が低下
するため光硬化感度を2倍以上低くする目的の時にこの
量以上使用する。
本発明の記録材料において保護層、感光層、中間層等本
記録材料の各層のバインダーとしてはゼラチン、ポリビ
ニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル
アミド等の水溶性高分子オよびポリスチレン、ボッビニ
ルナルマール、ポリビニルブチラール、アクリル樹脂:
例えばポリメチルアクリレート、ポリブチルアクリレー
ト、ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタクリレ
ートやそれらの共重合体、フェノール樹脂、スチレン−
ブタジェン樹脂、エチルセルロース、エボキン樹脂、ウ
レタン樹脂、等の溶剤可溶性高分子あるいはこれらの高
分子ラテックスを用いることができる。
本発明の記録材料の各層には塗布助剤、帯電防止、スベ
リ性改良、乳化分散、接着防止等種々の目的で、種々の
界面活性剤を用いてもよい。
界面活性剤としては例えば非イオン性界面活性剤である
サポニン、ポリエチレンオキサイド、ポリエチレンオキ
サイドのアルキルエーテル等ポリエチレンオキサイド誘
導体やアルキルスルポン酸塩、アルキルベンゼンスルホ
ン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アル牛ル硫
酸エステル、N−アシル−N−アルキルタウリン類、ス
ルポロハク酸エステル類、スルホアルキルポリオキンエ
チレナルキルフェニルエーテル類等のアニオン性界面活
性剤、アルキルベタイン類、アルキルスルホベタイン類
等の両性界面活性剤、脂肪属あるいは芳香属第4級アン
モニウム塩類等のカチオン性界面活性剤を必要に応じ用
いる事ができる。
本発明の記録材料の感光・感熱層用塗布液や前述の各層
用の塗布液は必要に応じて溶媒中に溶解せしめ、所望の
支持体上に塗布し、乾燥することにより本発明の記録材
料が得られる。その場合に使用される溶媒としては、水
、アルフール:例えばメタノール、エタノール、n−プ
ロパツール、インプロパツール、n−ブタノール、5e
c−ブタノール、メチルセロソルブ、1−メトキシ−2
−フロパノール;ハロゲン系の溶剤:例えばメチレンク
ロライド、エチレンクロライド;ケトン:例えばアセト
ン、シクロヘキサノン、メチルエチルケトン;エステル
:例えば、酢酸メチルセロソルブ、酢酸エチル、酢酸メ
チル; トルエン、キシレン等の単独物及びそれらの2
種以上の混合物が例として挙げられる。これらの中では
水が特に好ましい。
各層用の塗布液を支持体上に塗布するには、プレードコ
ーター、ロッドコーター、ナイフツーター、ロールドク
ターコーター、リバースロールコータ−、トランスファ
ーロールコータ−、グラビアコーター、キスロールコー
ター、カーテンコーター、エクストルージョンコーター
等を用いることができる。塗布方法としてはRe5ea
rchDisclosure、Vol、200.198
0年12月、  Item  2003B  XV項を
参考にできる。記録層の厚みとしては、0.1μから5
0μが適当である。
本発明の記録材料に用いる支持体としては、例えば、紙
、コーチイツトペーパー、ラミネート紙、例えば写真の
カラーペーパ用支持体に用いられているポリオレフィン
をラミネートした耐水性支持体、合成紙、例えば、ポリ
オレフィンと顔料が主成分である合成紙やポリエステル
と顔料を主成分とする合成紙等の白色もしくは着色支持
体やポリエチレンテレフタレートフィルム、三酢酸セル
ローズフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリスチレン
フィルム、ポリカーボネートフィルムなどの透明フィル
ムや、アルミニウム、亜鉛、銅などの金属の板、上述の
支持体の表面に表面処理や下塗りや金属蒸着処理等の各
種処理を施したものを挙げることができる。支持体とし
てはRe5earch  Disclosure、Vo
l、200゜1980年12月、  Item  20
036   X1項の支持体も参考にできる。
本発明の記録材料は、紫外光から可視光までの幅広い領
域の光により光硬化できる。光源としては水銀灯、超高
圧水銀灯、無電極放電型水銀灯、牛セノンランプ、タン
グステンランプ、メタルハライドランプ、アルゴンレー
ザー、ヘリウムネオンレーザ−1半導体レーザー等の各
種レーザー、LED、蛍光灯等幅広い光源を使用できる
本発明の記録方法は様々な用途に利用できる。
例えばカラーもしくは白黒のブルーフ、平版印刷、樹脂
凸版、プリント基板作成用レジスト又はフォトマスク、
発色シート作成等に本発明の記録方法を用いることがで
きる。
「実施例」 以下に、実施例に基づき本発明の画像記録方法を更に詳
細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。
実施例1 ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ100μm
)を支持体として、この上に下記第1表に示される塗布
液を塗布してマゼンタ(M)に着色した、乾燥膜厚が2
.4μmの感光層有する記録材料1,2を得た。
また、ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ45
μm)を支持体として、この上に下記第2表に示される
塗布液を塗布して乾燥膜厚が1μmの転写層を有する転
写材料1. 2を得た。
記録材料lと転写材料1とを塗布面同志が接触するよう
に重ね合わせ、市販の昇華転写方式のハード(カラービ
デオプリンター Vl−100日立制作所製)を用い転
写材料側から熱ヘッドにて熱記録を行った。
第1表 第2表 その後、2KWの超高圧水銀灯により50cmの距離か
ら露光を行った。しかる後、露光済みの記録材料を下記
組成の現像液を用いて35℃の温度で15秒間現像して
、熱ヘッドで加熱された部分が洗い流されたマゼンタ色
の画像を得た。
現像液の組成 Na2CO315g ブチルセロソルブ    Ig 水            1リツトルこの画像は、カ
ラーブルーフとして用いることのできる画質を有してい
た。
実施例2 記録材料2と転写材料2とを用いた以外は実施例1と同
様の方法にて印字し、露光し、現像し、熱ヘッドで加熱
されていない部分が洗い流されたマゼンタ色の画像を得
た。この画像の画質も実施例1と同様、良好であった。
「発明の効果」 本発明画像記録方法を用いると簡便にディジタル画像を
記録する事ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、光硬化性組成物中の光硬化感度を2倍以上高
くする、もしくは、低くする成分を、レーザー光を用い
て加熱昇華転写する方法の模式図である。 第2図は、加熱昇華転写した後、全面露光する工程の模
式図である。 第3図は、光硬化性組成物中の光硬化感度を2倍以上高
くする成分を転写させ、全面露光の後現像処理した時の
画像を示す。 第4図は、光硬化性組成物中の光硬化感度を2倍量上低
くする成分を転写させ、全面露光の後現像処理した時の
画像を示す。 第5図は、光硬化性組成物中の光硬化感度を2倍以上高
くする、もしくは、低くする成分を、熱ヘットを用いて
加熱昇華転写する方法の模式図である。 第6図は、光硬化性組成物中の光硬化感度を2倍以上高
くする、もしくは、低くする成分を、インクジェット法
を用いて転写する方法の模式図である。 第7図は、光硬化性組成物中の光硬化感度を2倍以上高
くする、もしくは、低くする成分を、電子写真法を用い
て転写する方法の模式図である。 第8図は、光硬化性組成物中の光硬化感度を2倍以上高
くする、もしくは、低くする成分を、感光層に隣接して
設けた記録材料の模式図である。 図中、各番号は以下を表す。 1:転写材料 2:記録材料 3:支持体 4:レーザー光線吸収層 5:光硬化性組成物中の光硬化感度を2倍量上° 高く
する、もしくは、低くする成分を含有する層 6:感光層 7:形成された画像 8:レーザー光線 9:熱ヘット 10:インク滴 11: トナー 特許出願人 富士写真フィルム株式会社第7図 第8図 −Lわにす山j−,E 、“■;シ(方式)%式% 甲成2年特許願第331/I24Sじ 2、発明の名称 画像記録方法 3 補11:をする者 ’IG件との関係   特許出願人 任 所  神奈川県南足柄市中沼210番地富ト写真フ
ィルム株式会社 東京本社 電話(406)2537

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)支持体上に光硬化性組成物中の光硬化感度を2倍以
    上高くする、もしくは、低くする成分の少なくとも一種
    を含まない光硬化性組成物を含有する画像記録層を有す
    る記録材料を用い、該記録材料中の他の層もしくは該記
    録材料外から該光硬化感度を2倍以上高くする、もしく
    は、低くする成分の少なくとも一種を画像様に画像記録
    層中に移動させ、その後全面露光することにより光硬化
    画像を得る事を特徴とする画像記録方法。 2)請求項1)において、該光硬化感度を2倍以上高く
    する、もしくは、低くする成分の少なくとも一種が光重
    合開始剤、重合を促進する助剤、分光増感色素及び重合
    禁止剤からなる群より選ばれた化合物である事を特徴と
    する画像記録方法。 3)請求項1)において、該記録材料中の他の層もしく
    は該記録材料外から該光硬化感度を2倍以上高くする、
    もしくは、低くする成分の少なくとも一種を、加熱によ
    り層間を移動させる方法、加熱溶融転写法もしくは加熱
    昇華転写法により移動させることを特徴とする画像記録
    方法。 4)請求項3)において、該加熱を熱ヘッドもしくはレ
    ーザー光線を用いて行うことを特徴とする画像記録方法
    。 5)請求項1)において、該記録材料中の他の層もしく
    は該記録材料外から該光硬化感度を2倍以上高くする、
    もしくは、低くする成分の少なくとも一種を、インクジ
    ェット方式により画像様に画像記録層中に移動させるこ
    とを特徴とする画像記録方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6427597B1 (en) 2000-01-27 2002-08-06 Patrice M. Aurenty Method of controlling image resolution on a substrate

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