JP2550421B2 - ホトレリーズ層をもつ感光性複製用エレメント - Google Patents

ホトレリーズ層をもつ感光性複製用エレメント

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JP2550421B2
JP2550421B2 JP2049711A JP4971190A JP2550421B2 JP 2550421 B2 JP2550421 B2 JP 2550421B2 JP 2049711 A JP2049711 A JP 2049711A JP 4971190 A JP4971190 A JP 4971190A JP 2550421 B2 JP2550421 B2 JP 2550421B2
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    • G03F7/26Processing photosensitive materials; Apparatus therefor
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、感光性エレメントと画像を複製するための
方法とに関するものである。さらに詳しくは、本発明の
剥離可能なカバーシート、ホトレリーズ層、光硬化性
層、エラストマ層、および支持体とから構成される感光
性エレメントに関するものである。
〔発明の背景〕
画像の複製に用いることのできる感光性エレメント
は、印刷術の分野で良く知られている。このようなエレ
メントは、色分解原板のような、画像を担持する原板を
通じて活性放射線に対して露光され、用いた原板につい
てポジまたはネガのいずれかの画像を作るために現像さ
れる。ポジ用のエレメントは露光をされたときの原板の
複製である画像を形成する。ネガ用のエレメントは露光
をされたときの原板の反転像である画像を形成する。画
像状の露光後、感光性エレメントは、溶解性の画像区域
を洗い去ること、着色剤によって粘着性の画像区域をト
ーニングすること、光硬化性層をはぎ取るすなわちピー
ルアパートすること、あるいはこれらの技術の組み合わ
せなどにより現像することができる。カラープルーフを
作るためには一連の画像が組み合わされる。カラープル
ーフ法の有用な参考書はMichael H.Bruno氏のPrinciple
of Color Proofing、(1986)である。
Cohen氏とFan氏の米国特許第4,282,308号には、着色
材によるトーニングの必要がなく、乾式法により反転し
た着色画像を作ることのできる、光硬化性エレメントが
述べられている。このエレメントは上部から下部に向け
て、剥離可能なカバーシート、着色材を含んだ光接着性
層、粘着性の本質的に非感光性のエラストマ層、および
支持体とから構成されている。カバーシートを通じて活
性放射線に対して画像状の露光をした後、着色した光接
着性層の露光された区域が接着しているカバーシートを
はがすことによって、このエレメントをピールアパート
することができる。着色した光接着性層の未露光区域は
エラストマ層の上に残留する。ネガ原板を通じて画像状
の露光がなされ、露光したエレメントをピールアパート
した時、剥がしたカバーシート上にはポジ像が得られ、
支持体上のエラストマ層上にはネガ像が得られる。ポジ
原板を通じて画像状露光がなされ、つづいてエレメント
のピールアパートをすると、剥がしたカバーシート上に
はネガ像がそして支持体上のエラストマ層上にはポジ像
が得られる。
Taylor氏の米国特許第4,489,154号は、着色材による
トーニングの必要なしに、サープリントプルーフを作る
乾式法について説明をしている。この方法は剥離可能な
カバーシート;着色材を含む光接着性層;本質的に非感
光性のエラストマ層;および支持体から構成される、ピ
ールアパート感光性エレメントを画像状に露光をしてい
る。ポジ像、例えばポジの分解原板を通じて活性放射線
に対し露光し、そしてカバーシートを剥離した後、支持
体上のエラストマ層上に着色したポジの光付着性画像が
残留する。この画像はつぎに基体に接着させる。異なる
色調の光付着性層についてこの方法を繰り返すことによ
り、多色サープリントプルーフを基体上に作ることがで
きる。露光をネガ像、例えばネガの分解原板を通じて行
うとき、ポジ像はカバーシート上に得られる。
各層の接着性の関係が前述のものと反対の、多層ピー
ルアパート感光性エレメントが時には必要である。露光
後、感光性層の未露光区域はエラストマ層に対するより
もカバーシートに対しより強く接着し、そのため未露光
の硬化されていない区域はカバーシートと共に取り除か
れ、露光をされて硬化して区域はエラストマ層上に残留
する。感光性層が着色されている場合、露光がポジの分
解原板を通じてなされるとき、カバーシート上に直接ポ
ジの着色像が得られる。異なる色調の画像をもつ一連の
このようなカバーシートは、フルカラーのオーバーレイ
プルーフを作るために、重ね合わすことができる。この
ような着色したエレメントは、トナーを使用することな
く、そして複雑な追加的の画像転写工程または接着層の
追加などなしに、ネガ用多色サープリントプルーフを作
るのに特に有用である。
光硬化性層の未露光部と露光部との接着性の関係を変
化させることは可能であるが、これはた易いことではな
い。多層のピールアパート感光性エレメントでは、機能
を適切にするため、接着/凝集力とその他の諸特性に非
常にデリケートなバランスを必要とする。新らしい成分
の追加、あるいは従来使用していたものを新らしい薬品
に代えることは接着/凝集特性を変化させるが、同時に
系の他の重要な諸特性に不都合な作用をすることがあ
る。それ故に、カバーシートを変更することにより接着
性の逆、つまり光接着性とは反対にホトレリーズ性を達
成することが好ましい。
〔発明の要点〕
本発明の一具体例では、上部から下部に向けて: (1)活性放射線に対して透明な、剥離可能なカバーシ
ート; (2)繰返し単位−〔OCH2CH2〕−を有し、かつ3,000以
上の分子量を有する固体のオキシエチレンホモポリマで
あるホトレリーズ剤から本質的に構成されるホトレリー
ズ層、 (3)必要に応じ着色材を含む、光硬化性層; (4)本質的に非感光性の有機エラストマ層;および (5)支持体シート の順序で構成される、多層ピールアパート感光性エレメ
ントが提供される。
本発明の好ましい具体例においては、固体のポリマ性
ホトレリーズ剤は100,000〜600,000、好ましくは300,00
0〜400,000の分子量をもつポリエチレンオキサイドホモ
ポリマである。ホトレリーズ層は好ましく0.1〜0.15μ
mの厚さのものである。本発明の光硬化性層は好ましく
着色材を含有している。
本発明のいま1つの具体例においては、次の工程 (A)上部から下部に向けて: (1)活性放射線に対して透明な、剥離可能なカバーシ
ート; (2)繰返し単位−〔OCH2CH2〕−を有し、かつ3,000以
上の分子量を有する固体のオキシエチレンホモポリマで
あるホトレリーズ剤から本質的に構成されるホトレリー
ズ層、 (3)着色材を含む光硬化性層; (4)本質的に非感光性の有機エラストマ層;および (5)支持体シート、 の順序で構成される、着色されたピールアパート感光性
エレメントを用意し; (B)画像を担持する原板を通して、活性放射線に対し
て前記エレメントを露光し;そして (C)光硬化性層から剥離可能なカバーシートを剥離
し、これにより工程(B)で露光をされた区域の光硬化
性層は、使用した原板のネガ画像としてエラストマ層上
に残留し、そして工程(B)で露光をされなかった区域
は、使用した画像担持原板のポジ画像として透明カバー
シート上に残留する ことからなる、オーバーレイプルーフに用いるのに適し
た着色画像の作成方法が提供される。
本発明の好ましい具体例においては、異なる色に着色
した複数の感光性エレメントが使用され、各エレメント
は着色したポジ画像をもつ複数のカバーシートを作るた
めに、対応するポジ分解原板と組み合わせて使用され
る。これらの着色ポジ画像は、多色ポジオーバーレイプ
ルーフを作るために、位置合わせの下に重ね合わされ
る。この着色感光性エレメントは、好ましくイエロ、マ
ゼンタ、シアンおよび黒の各色である。この感光性エレ
メントが新らしく作られたものでないときには、露光に
先立って好ましく加熱される。
本発明のさらにいま1つの具体例においては、次の各
工程: (A)上部から下部に向けて: (1)活性放射線に対して透明な、剥離可能なカバーシ
ート; (2)繰返し単位−〔OCH2CH2〕−を有し、かつ3,000以
上の分子量を有する固体のオキシエチレンホモポリマで
あるホトレリーズ剤から本質的に構成されるホトレリー
ズ層、 (3)着色材を含む光硬化性層; (4)本質的に非感光性の有機エラストマ層;および (5)除去可能な支持体シート の順序で構成される、着色されたピールアパート感光性
エレメントを用意し; (B)除去可能な支持体シートを取り除き、支持体のな
いエレメントを永久的の支持体に接着し; (C)画像を担持する原板を通じて、活性放射線に対し
て前記エレメントを露光し; (D)光硬化性層から剥離可能なカバーシートを剥離
し、これにより工程(C)で露光をされた区域中の光硬
化性材料は、使用した原板のネガ画像としてエラストマ
層上に残留し、そして工程(C)で露光をされなかった
区域中の未硬化の材料は、使用した原板のポジ画像とし
てカバーシート上に残留する ことからなる、サープリントプルーフに用いるのに適し
た着色画像を作る方法が提供される。
本発明の好ましい具体例においては、前述の方法は多
色サープリントプルーフを作るために、毎回異なる色に
着色されたエレメントと、対応する分解ネガ原板とを使
用して、何回か繰り返される。異なるエレメントと色分
解原板とは好ましくイエロ、マゼンタ、シアンおよび黒
に相当するものである。エラストマ層上の最初の画像
は、前述のように永久的支持体上に形成される。次に、
異なる色調のエレメントから除去可能な支持体が取り除
かれ、これは最初の画像の上にラミネートされる。第2
番目のエレメントは、相当する分解原板を通じて位置合
わせの下に露光され、そして第2の画像を作るためピー
ルアパートされ、そしてすべての色のサープリントプル
ーフが形成されるまでこのように行われる。
〔発明の具体的説明〕
本発明は、ポジおよびネガ画像のいずれをも乾式法に
より作ることのできる、多目的な着色感光性エレメント
に関し、同時にこのエレメントを利用する画像の複製方
法にも関している。乾式方法とは液体を使用する必要が
ない方法のことである。
〔ホトレリーズ層〕
本発明の感光性エレメントは、剥離可能なカバーシー
トと光硬化性層との間に位置するホトレリーズ層を含ん
でいる。このホトレリーズ層は、光硬化性層が活性放射
線に対して露光された後で、光硬化性層の未露光(つま
り未硬化)の区域が、エラストマ層に対するよりカバー
シートに対してより強く接着し、カバーシートと共に取
り除かれるように、光硬化性層とカバーシートとの間の
接着力の関係を変えるような、ホトレリーズ剤から本質
的に構成されている。この反対に、光硬化性層の露光を
された(つまり光硬化された)区域は、カバーシートに
対するよりエラストマ層に対してより強く接着し、カバ
ーシートが剥離されたときエラストマ層上に残留する。
本発明のホトレリーズ剤は固体のポリマ化合物であ
り、オキシエチレン繰り返し単位、 −〔OCH2CH2〕− から本質的に構成されている。ポリマが室温においてな
お固体であるならば、オキシエチレン鎖中に少量の(5
%まで)コモノマを存在させることができるが、オキシ
エチレンホモポリマが好ましい。
オキシエチレンホモポリマは分子量を基準として、一
般にポリエチレングリコールとポリエチレンオキサイド
との2つのグループに分けられる。しかしながら、両グ
ループとも1級の末端水酸基、つまりH(OCH2CH2)nOHを
もつオキシエチレンホモポリマである。
ポリエチレングリコールは、一連の低級から中程度の
分子量までのエチレンオキサイドのホモポリマである。
これらは化学的にポリエーテルジオールと見做すことが
でき、概念的には1級水酸基を末端にもつオキシエチレ
ン単位の長い、直線チェーンを形成させるため、水また
はエチレングリコールスターターにエチレンオキサイド
を付加することにより作られる。チェーンの長さによ
り、これらの室温における物理的の形態は、粘い液体
(MW200〜700)から、ロウ状の半固体(MW1000〜2000)
を通って、硬いロウ状固体(MW3,000〜20,000またはこ
れ以上)となる。
ポリエチレンオキサイドは一連の高分子量オキシエチ
レンホモポリマである。これらは広い範囲の等級の分子
量(即ち100,000の低いものから5,000,000以上)のもの
が市場で手に入れることができる自由流動性の白色粉末
である。これらのポリマは高分子量であるため、反応性
末端基の濃度はごく小さく、そのためこれらのポリマは
末端基反応性を示さない。ポリエチレンオキサイドはポ
リオツクスの商品名の下に、ユニオンカーバイド社か
ら入手することができる。オキシエチレンポリマはR.L.
Davidson氏のHandbook of Water−Soluble Gums and Re
sins,(1980)の第18章と第19章中に詳しく述べられて
いる。
本発明のホトレリーズ剤は、好ましくはカバーシート
上に、塗布されるのでポリマは、ホトレリーズ剤として
有用であるためには周囲温度において固体であるよう
に、十分な分子量でなければならない。また周囲温度で
フイルムを形成しなければならない。それ故に、3,000
より大きい分子量のオキシエチレンポリマだけが、ホト
レリーズ剤として有用であることが期待される。20,000
以上の分子量のオキシエチレンポリマが好ましい。さら
に好ましいのは、100,000〜600,000の範囲の分子量のオ
キシエチレンポリマである。もっとも好ましいホトレリ
ーズ剤は、300,000〜400,000の分子量を有するものであ
る。
当業者にとって良く知られているように、各種の等級
のオキシエチレンホモポリマを特定するために用いられ
る分子量範囲は、製造者により提供されるものである。
これらの分子量は文献中で広く使用されている(例え
ば、前出のHandbook of Water−Soluble Gums and Resi
ns,第18と第19章;E.W.Flick氏のWater−Soluble Resin
s:An Industrial Guide,(1986)、p211;およびKirk−O
thmer Eneyclopedia of Chemical Technology、第3版V
ol.18、p.616 ff(1982)などを参照)。
ホトレリーズ層は本質的にホトレリーズ剤で構成され
るが、組成の基本的なかつ新規な諸特性、即ちホトレリ
ーズ性に実質的に影響しない、他の成分の少量を含むこ
とができる。好ましくホトレリーズ層は少なくとも65
%、さらに好ましくは少なくとも75%のホトレリーズ剤
を含んでいる。
ホトレリーズ層は0.03〜0.3μmの厚み、好ましくは
0.05〜0.2μm、さらに好ましくは0.1〜0.15μmの厚み
とすることができる。
フイルムの特性を改良するために、他の成分をホトレ
リーズ層に加えることができる。界面活性剤を塗布助剤
として添加することができる。ホトレリーズ層用の好ま
しい塗布助剤は、低分子量の非イオン性、ポリエチレン
オキサイド/ポリプロピレンオキサイド/ポリエチレン
オキサイドのA−B−Aブロックコポリマ、例えばBASF
社により作られている界面活性剤プルロニツクL−92
である。この塗布助剤は塗布用溶液の0〜1%(重量/
容積)、好ましく塗布液の0.1%(重量/容積)で添加
される。
ホトレリーズ層にポリ(ビニルピロリドン)(PVP)
を添加すると、エレメントがピールアパートされると
き、カバーシートのきれいな分離をさせることにより画
質が改良され、ドットの欠落と孔のつまりの数が低くな
る。好ましいPVPは高分子量PVPであるPVP K−90であ
る。PVPはホトレリーズ層の全固形物の0〜5%、好ま
しくは1〜3%の分量で添加される。ポリ(アクリル
酸)は保存性を改良し、ピール感受性、即ち、エレメン
トをピールアパートすることの速度および円滑さに対す
る画像の質の感受性を低下させる。ポリ(アクリル酸)
はホトレリーズ層の全固形分の0〜10%、好ましくは4
〜10%で添加される。全固形分とは、添加剤のあるもの
は周囲温度において非揮発性の液体のこともあるが、塗
布溶液中の非揮発性物質の全量を指すものと理解される
べきである。
〔光硬化性層〕
エレメントの唯一の感光性層である光硬化性層は、ホ
トレリーズ剤の塗布されたカバーシートおよびエラスト
マ層に対するその接着性の関係が、活性放射線に対する
露光により変化されるというものである。露光前には、
光硬化性層はエラストマ層に対するよりもカバーシート
に対して更に強く接着している。未露光のエレメントを
ピールアパートするとき、光硬化性層はカバーシートと
共に取り除かれる。露光後も、光硬化性層の未露光(つ
まり、未硬化)の区域は、エラストマ層よりもカバーシ
ートに対してより強く接着しており、そしてカバーシー
トと共に取り除かれる。しかしながら、光硬化性層の露
光をされた(つまり、光硬化した)区域は、カバーシー
トよりもエラストマ層に更に強く接着し、カバーシート
をピールしたときにエラストマ層上に残留する。
光硬化性層は好ましく光重合性のものであり、エチレ
ン性の不飽和光重合性モノマ、ポリマ性のバインダ、お
よび活性放射線に対する露光に際して、フリーラジカル
付加重合を開始させる、開始剤または開始剤系などから
構成されている。着色した画像が必要な際には、着色材
をこの光硬化性層中に含ませることができる。この他の
各成分も以下に述べるように含ませることができる。
〔開始剤系〕
開始剤/開始剤系は、活性放射線により活性化された
とき、直接にフリーラジカルを発生する1つまたは数種
の化合物から構成される。これはまた複数の化合物で構
成することもでき、その1つは放射線により活性化され
たいま1つの化合物、増感剤によって惹起されてフリー
ラジカルを発生させるものである。「活性放射線」と
は、モノマ材料の重合を開始させるのに必要なフリーラ
ジカルを作るまたはその他光硬化を開始させる活性があ
る放射線のことである。
米国特許第3,427,161号;同第3,479,185号;同第3,54
9,367号;同第4,311,783号;同第4,622,286号;および
同第3,784,557号などで述べられているように、好まし
い開始剤系は連鎖移動剤、または水素供与体およびこれ
らの混合物と組合わせた2,4,5−トリフエニルイミダゾ
リルダイマである。有用な2,4,5−トリアリールイミダ
ゾリルダイマは、Baum氏他の米国特許第3,652,275号の
第5欄、第44行から第7欄、第16行に記載されている。
好ましいHABI(ヘキサアリールビスイミダゾール)は2
−o−クロロ置換ヘキサフエニルビイミダゾールで、フ
エニル基上の他の位置は未置換であるか、またはクロ
ロ、メチルあるいはメトキシで置換されている。もっと
も好ましい開始剤にはCDM−HABI、すなわち2−(o−
クロロフエニル)−4,5−ビス(m−メトキシフエニ
ル)−イミダゾールダイマ;O−Cl−HABI、すなわち1,
1′−ビイミダゾール、2,2′−ビス(o−クロロフエニ
ル)−4,4′,5,5′−テトラフエニル−:およびTCTM−H
ABI、すなわち1H−イミダゾール、2,5−ビス(o−クロ
ロフエニル)−4−〔3,4−ジメトキシフエニル〕−、
ダイマなどが含まれ、このそれぞれは典型的には水素供
与体とともに使用される。前記各特許の開示は参考とし
てここに挙げておく。
これらの光開始剤とともに有用な増感剤にはメチレン
ブルーが含まれ、また米国特許第3,554,753号;同第3,5
63,750号;同第3,563,751号;同第3,647,467号;同第3,
652,275号;同第4,162,162号,同第4,268,667号;同第
4,351,893号;同第4,454,218号;同第4,535,052号;お
よび同第4,565,769号中で述べられているものが含まれ
る。有効な増感剤には、Baum氏他の米国特許第3,652,27
5号中で示されたビス(p−ジアルキルアミノベンジリ
ジン)ケトン、およびDueber氏の米国特許第4,162,162
号、同じく米国特許第4,268,667号と同第4,351,893号中
で示されたアリーリデンアリールケトンなどが含まれ
る。前記各特許の開示を参考にここに挙げておく。カラ
ーブルーフのようなある種の応用のために、増感色素、
特にスペクトルの可視領域にまでその吸収が広がってい
るような増感色素の利用は、このような色素が得られる
画像の色調に影響するので好ましくないことがある。
感光性組成物中で、連鎖移動剤として有用な水素供与
化合物には2−メルカプトベンズオキサゾール、2−メ
ルカプトベンゾチアゾール、4−メチル−4H−1,2,4−
トリアゾール−3−チオールなどが含まれ、また同じく
種々の型の化合物、例えばMaclachlan氏の米国特許第3,
390,996号の第12欄、第18〜58行で述べられているよう
な(a)エーテル類、(b)エステル類、(c)アルコ
ール類、(d)アルリル性またはベンジル性の水素を含
む化合物、(e)アセタール類、(f)アルデヒド類、
および(g)アミド類などが含まれ、この特許の開示を
ここに参考として挙げておく。好ましい連鎖移動剤は2
−メルカプトベンズオキサゾールである。
前述のHABI開始剤系は好ましいものであるが、本発明
の実施に際して用いることのできる開始剤系は他にもた
くさんある。フリーラジカル発生付加重合開始剤の代表
的なものにはキノン類;ミヒユラー氏ケトンとベンゾフ
エノンのようなケトン類;ジアルキルアミノベンズアル
デヒド;ベンズアルデヒド;ジアルキルアミノベンゾエ
ートエステル類;およびこれらの組合せなどが含まれ
る。米国特許第2,760,863号中にはこの他の光開始剤、
例えばベンゾイン、ピバロインのような近接ケトアルド
ニルアルコール類;アシロインエーテル類;例えばベン
ゾインのメチルおよびエチルエーテルなど;α−メチル
ベンゾイン、α−アルリルベンゾインおよびα−フエニ
ルベンゾインを含むα−炭化水素置換芳香族アシロイ
ン、などが述べられている。
色素、例えばローズベンガル/2−ジブチルアミノエタ
ノールを含むレドツクス系のようなレドツクス系を使用
することもできる。色素増感をされた光重合に関する有
用な論説はD.H.Volman,G.S.HammondおよびK.Gollinick
各氏編のAdv.in Photochemistry,第13巻、pp427〜487、
(1986)のD.F.Earton氏の“Dye Sensitized Photopoly
merization"を参考とすることができる。カラープルー
フのようなある種の応用のために、色素ベース型開始剤
系、特にスペクトルの可視領域にまでその吸収が広がっ
ているような色素の利用は、このような色素が得られる
画像の色調に影響するので好ましくないことがある。
〔モノマ/バインダ〕
光硬化性、光重合性、光架橋性、および/または光ダ
イマ化性である、エチレン性の不飽和基をもつ材料は光
硬化性層中で用いることができ、本出願の意味の中では
「光硬化性」とされる。かかる材料は、例えばChu氏他
の米国特許第3,649,268号中に述べられている。好まし
い光硬化性組成物は光重合性のものであり、高分子の有
機ポリマ性バインダと付加重合し得るエチレン性不飽和
モノマとから構成されている。バインダは、ポリマに極
性を付与するために少なくとも1.5モル%の遊離酸基を
含む、酸性ポリマのような極性材料であることもでき、
またはBurg氏他の米国特許第3,060,023号;Chu氏他の米
国特許第3,649,268号;およびCollier氏他の米国特許第
3,984,244号などで述べられたような非極性材料である
こともできる。前述の各特許の開示を参考として挙げて
おく。モノマはフリーラジカルで開始される、連鎖伸長
の、付加重合をすることの出来る末端エチレン性不飽和
基を少なくとも1つ、好ましくは2つまたはそれ以上持
ち、そして好ましく若干の極性を有している。これに加
えて、モノマはバインダと両立し得るものであり、そし
てエラストマ層中に実質的に非拡散性でなければならな
い。
有用なエチレン性不飽和モノマにはトリメチロールプ
ロパントリアクリレート、トリメチロールプロパントリ
メタクリレート、およびエトキシル化トリメチロールプ
ロパンのトリアクリレートエステルなどが含まれる。有
用なエチレン性不飽和モノマはこの他にも見出すことが
できる。また有用なものはエチレン性の不飽和を含むエ
ポキシモノマであり、例えばCrary氏の米国特許第3,66
1,576号と英国特許第1,006,587号中で述べられたタイプ
のモノマである。好ましいモノマはアツシユランドケミ
カル社製の、エポキシアクリレート樹脂へトロンQ633
2である。
適当なバインダにはメチルアクリレート、メチルメタ
クリレートのポリマ、およびこれらのコポリマが含まれ
る。酸性のバインダに関してはコ(メチルメタクリレー
ト/メタクリル酸)、コ(エチルアクリレート/メチル
メタクリレート/アクリル酸)、およびポリ(メチルビ
ニルエーテル/無水マレイン酸)のモノエチルエステル
などが挙げられ、これらは各種の割合で共重合すること
ができる。好ましいバインダはポリ(メチルメタクリレ
ート)で、これは酸性のコバインダと組合せて用いるこ
とができる。
〔着色材〕
本発明のエレメントを、着色ポジオーバレイプルーフ
または着色ネガサープリントプルーフのように、着色画
像を作るために使用するときには、光硬化性層は好まし
くはイエロ、マゼンタ、シアンまたは黒のいずれかの色
に着色される。適当な着色材の例は: イエロ:クロモフタル イエロ3G(C.I.No.ピグメン
トイエロ93)、ホスタパーム イエロ3G(C.I.No.ピグ
メントイエロ154); マゼンタ:モナストラル バイオレツトR(C.I.No.
ピグメントバイオレツト19)、2,9−ジメチルキナクリ
ドン(C.I.No.ピグメントレツド122)、インドフアスト
ブリリアントスカーレツトR6300(C.I.No.ピグメント
レツド123)、キンドマゼンタRV6803; シアン:モナストラル ブルーG(C.I.No.ピグメン
トブルー15)、モナストラル ブルー(BT383D)(C.I.
No.ピグメントブルー15)、モナストラル ブルーG(B
T284D)(C.I.No.ピグメントブルー15)、モナストラル
グリーンGT(751D)(C.I.No.ピグメントグリーン
7); 黒:ラーベン 450(C.I.No.ピグメントブラツク
7)、ラーベン 1035(C.I.No.ピグメントブラツク
7)、エルフテツクス 8(C.I.No.ピグメントブラツ
ク7)、エルフテツクス 12(C.I.No.ピグメントブラ
ツク7)。
もしこの他の色調が望まれるならば、光硬化性層中に
存在する他の各成分と両立し得るもので、エラストマ
層、ホトレリーズ剤が塗られたカバーシートおよび光硬
化性層の硬化および未硬化の両区域の間の接着力の相対
的関係を変化させないようなものを用いることができ
る。
〔その他の成分〕
光硬化性層は光硬化性系中で用いられている通常の成
分であるその他の成分を、これらが(1)光硬化性層中
に存在する他の各成分と両立し得るもので、そして
(2)エラストマ層、ホトレリーズ剤が塗られたカバー
シートと光硬化性層の硬化と未硬化の両区域の間の、本
発明において必要とする接着力の相対的関係を変化させ
ないことを条件として含有させることができる。このよ
うな成分には安定剤、ハレーシヨン防止剤、光学的増白
剤、レリーズ剤、界面活性剤、塗布助剤、および可塑剤
などが含まれる。
普通、光硬化性組成物の保存安定性を増加させるた
め、熱重合抑制剤が存在させられる。有用な熱安定性剤
にはハイドロキノン、フエニドン、p−メトキシフエノ
ール、アルキル−またはアリール置換ハイドロキノンま
たはキノン、t−ブチルカテコール、ピロガロール、ベ
ータナフトール、2,6−ジ−ブチルp−クレゾール、2,
4,6−トリ−t−ブチルフエノール、フエノチアジン、
p−トルキノンおよびクロラニルなどが含まれる。Pazo
s氏の米国特許第4,168,982号中に述べられたジニトロソ
ダイマも有用である。モノマは一般に製造者により加え
られた熱重合抑制剤を含んでいるから、さらに抑制剤を
加えることは不要であることが多い。
非イオン界面活性剤を塗布助剤として光硬化性層に加
えることができる。好ましい塗布助剤は、ポリオツクス
WSRN3000のようなポリエチレンオキサイド類、および
ゾニール FSNのような非イオンフツ素界面活性剤であ
る。
光硬化性層中に光学的増白剤を添加することにより、
ハレーシヨンの硬化による歪みのない画像記録が作られ
る。本発明の方法に有用な適当な光学的増白剤には、米
国特許第2,784,183号;同第3,664,394号;および同第3,
854,950号中で述べられたものなどが含まれる。好まし
い光学的増白剤は2−(スチビル−4″)−(ナフト−
1′,2′,4,5)−1,2,3−トリアゾール−2″−スルホ
ン酸フエニルエステル;7−〔(4−クロロ−6−(ジエ
チルアミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミ
ノ〕−3−フエニル−2H−1−ベンゾピラン−2−オ
ン;および2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t
−アミルフエニル)ベンゾトリアゾールなどである。本
発明に有用な紫外線吸収材料は米国特許第3,854,950号
中にも述べられている。
レリーズ剤を光硬化性組成物中に加えることもでき、
Bauer氏の米国特許第4,326,010号中に説明されている。
代表的なレリーズ剤はポリカプロラクトンである。
〔組成〕
バインダとモノマとの比率は広い範囲に変えられる
が、一般的に3:1〜1:3の範囲とすべきである。モノマは
バインダと両立性でなければならず、バインダに対し溶
剤ともなり、および/または可塑剤的の作用も有してい
てよい。モノマとバインダの選定と比率とは、ホトレリ
ーズ性と硬さとの要請に従って行われる。適当な硬さと
するために、モノマ濃度は組成物から塗布された光硬化
性層が充分に硬くかつ非粘着性となるように通常低くさ
れる。
着色した光硬化性層のための好ましい組成物は、光硬
化性組成物の全重量を基準として、普通35〜45%のバイ
ンダ、35〜45%のモノマ、1〜15%の着色剤、1〜5%
の2,4,5−トリフエニルイミダゾリルダイマ、1〜2%
の連鎖移動剤、0〜1.0%の増感剤そして0〜15%のそ
の他の成分を含んでいる。
非着色の光硬化性層のための各成分の量は一般に以下
の%の範囲内である:バインダ25〜75%、好ましくは45
〜65%;モノマ5〜60%、好ましく15〜50%;開始剤系
0.1〜10%、好ましく1〜5%;その他の成分0〜5
%、好ましく0.5〜4%。
〔エラストマ層〕
エラストマ層は多数の材料から選ぶことができる。こ
のエラストマ層は粘着性のあるいは若干軟かな、変形し
うる有機性の材料である。良好な保存安定性をもつエレ
メントとするために、エラストマ層用に適した材料は、
エラストマ層中に光硬化性層からモノマが拡散して来る
のに耐えるものでなければならない。このような材料は
樹脂、光硬化性層のモノマが実質的に非拡散性のポリ
マ、エラストマ組成物等から選ぶことができる。
好ましい材料はエラストマ性のポリマまたはそれらの
混合物であり、これは周囲温度において元来粘着性であ
るか、または層に粘着性を付与するような粘着化剤を受
け入れるような材料である。これに加えて、これらの材
料は光硬化性層中に非移動性でなければならない。種々
の割合の天然および合成のゴム型のポリマ類を用いるこ
とができ、例えばポリ(イソブチレン);チオコール
A;ニトリルゴム;ブチルゴム;塩化ゴム;ブタジエンお
よび/またはイソプレンのポリマ;スチレンと共重合し
たブタジエンまたはイソプレンのランダム、テレブロツ
クおよびブロツクコポリマ;ネオプレン;シリコンエラ
ストマなどである。これらの材料によって、エラストマ
層に対する光硬化性層と支持体との間に安定した接着バ
ランスが達成される。エラストマ層用の特に好ましい材
料は、ブタジエンまたはイソプレンのポリマ、およびス
チレンと共重合したブタジエンまたはイソプレンのラン
ダム、テレブロツクおよびブロツクコポリマである。
〔カバーシート/支持体〕
エレメントはホトレリーズ層が塗布された剥離可能な
カバーシートを有している。カバーシートは透明な材料
であり、光硬化性層が活性放射線に対する画像状露光さ
れて後光硬化性層の未露光の(つまり、未硬化の)区域
はエラストマ層に対するよりもカバーシートに対してさ
らに強く接着し、そしてカバーシートと共に取り除かれ
るように光硬化性層との接着性の関係がホトレリーズ層
によって調整される。この反対に、光硬化性層の露光さ
れた(つまり、光硬化された)区域はカバーシートに対
するよりもエラストマ層に対してさらに強く接着し、カ
バーシートが取り除かれたときエラストマ層上に残留す
る。カバーシートとしては未処理のポリエチレンテレフ
タレートフイルムが好ましい。このカバーシートは活性
放射線に対して透明である。エレメントがオーバレイプ
ルーフを作るために用いられるとき、これは可視的に透
明でかつ無色でなければならない。
支持体上にはまたエラストマ層が存在している。この
支持体には、適当なスチフネスと寸法安定性をもち、そ
してエラストマ層に対し適切な接着性を示す、どのよう
なフイルムでも良い。ポリエチレンテレフタレートが好
ましい。ネガのサープリントプルーフの製作には除去可
能な支持体が必要とされる。この目的のためには、シリ
コンのレリーズ処理をしたポリエチレンテレフタレート
が好ましい。
〔製造〕
本発明の感光性エレメントは、各種の方法で製造する
ことができる。例えば、ホトレリーズ剤をカバーシート
上に溶剤系で塗布し、ついで溶剤が蒸発後に、光硬化性
層がこのホトレリーズ剤の層の上に、適切な溶剤系で塗
布される。溶剤が蒸発後、エレメントの残りの部分が作
られるまで、この光硬化層を保護するために、この塗膜
の上にポリエチレンのようなレリーズフイルムを置くこ
とができる。エラストマ層が支持体上に塗布される。溶
剤が蒸発後、このエラストマ層は、上部から下部に向け
て、カバーシート、ホトレリーズ層、光硬化性層、エラ
ストマ層、および支持体と構成されたエレメントを作る
ために、光硬化性層、ホトレリーズ層、およびカバーシ
ートに対してラミネートされる。もし光硬化性層上にレ
リーズフイルムがあるならば、ラミネートの前に取り去
らねばならない。
いま1つの方法はカバーシート上にホトレリーズ層を
塗布し;乾燥後、ホトレリーズ層の上に光硬化性層を塗
布し;乾燥後、この光硬化性層上にエラストマ層を塗布
し;そして乾燥後に、このエラストマ層上に支持体をラ
ミネートするのである。別の方法ではカバーシート上に
ホトレリーズ層と光硬化性層とを同時に塗布することが
でき;次に支持体上に予め塗布したエラストマ層をこの
光硬化性層に対してラミネートする。また別の方法で
は、カバーシート上にホトレリーズ、光硬化性およびエ
ラストマの各層が同時に塗布され、そして支持体がこの
エラストマ層にラミネートされてよい。これらのいずれ
の方法も、多層フイルムを塗布する分野の当業者には良
く知られているものである。
ホトレリーズ層はポリエチレンテレフタレートカバー
シート上に水から、またはこれを溶解する有機溶剤か
ら、あるいはこれらの混合物から塗布することができ
る。多数の溶剤を用いることができるが、水が好ましい
塗布溶剤である。ピール感度と性能とはホトレリーズ層
の塗布量に影響される。好ましい塗布量は0.5〜2.0mg/d
m2の範囲であり、これは一般に0.05〜0.20μmの乾燥厚
みを与える。乾燥フイルムは0.03〜0.3μmの厚み、好
ましく0.05〜0.2μm、さらに好ましくは0.1〜0.15μm
の厚みとすることができる。良好な画像の複製には、明
確に分離した、均一な、連続的なフイルムの形成を必要
とする。
光硬化性層はこの系の各成分をメチレンクロライドの
ような溶剤中に、通常15:85〜25:75(固体対溶剤)の重
量比で混合し、ホトレリーズ層の上に塗布し、そして溶
剤を蒸発させることにより作られる。塗布は均一に行わ
れねばならない。40mg/dm2の塗布量、一般に0.004mmの
乾燥厚みを与えるのが好ましい。エレメントの残りが形
成されるまで保護するためにポリエチレンのようなレリ
ーズフイルムが溶剤の蒸発後に塗膜上に置かれる。
エラストマ層を塗布するためには、適当な溶剤をどれ
でも用いることができる。エラストマ層と光硬化性層と
が同時に塗布されるとき、光硬化性層中にエラストマ層
の成分の著しい移動を生じさせないような溶剤でなけれ
ばならない。塗布は均一であるべきであり、典型的には
乾燥したとき3〜15μmの厚み、好ましくは7〜12μm
の厚みを有する。乾燥塗布量は30〜150mg/dm2、好まし
く70〜120mg/dm2である。エラストマ層は分散液とし
て、例えば水性分散液で、満足すべき結果で塗布するこ
とができる。
〔露光/画像の作成〕
光硬化/光重合を活性化するために、光開始剤系の吸
収帯に重複するスペクトル範囲の波長の光線を与える、
どのような活性放射線源も使用することができる。「活
性放射線」とは、モノマの重合を開始させるため必要な
フリーラジカルを作るかまたはその他光硬化を開始させ
るため活性である放射線のことを意味している。この放
射線は自然のものでもまた人工的のものでも、単色光で
も多色光でも、コヒーレントでもまたコヒーレントでな
くても良く、そして高い効率とするために光開始剤系と
波長が一致していなければならない。在来の光源には蛍
光灯、水銀、水銀−クセノン、金属添加アーク灯などが
含まれる。有用なコヒーレント光源はレーザであり、そ
の放射光は光開始剤系の吸収帯に重複するかまたはその
中に入るものである。
普通の網ポジ色分解原板からオーバレイプルーフを作
るために、本発明の感光性エレメントを用いる際、着色
エレメントはポジ分解原板を用いカバーシートを通じて
活性放射線に対して露光される。ついでカバーシートは
一様な、中位から速やかな速度で、室温において剥離す
ることにより、露光されたエレメントから取り除かれ
る。光硬化性層の着色した画像状の未露光区域は、単色
の着色オーバレイ画像を形成してカバーシート上に残留
する。多色のオーバレイプルーフを作成するために、こ
の工程の順序を異なる着色のエレメントを原板とによっ
て繰り返し、そして得られる各オーバレイ像は位置合わ
せの下に重ね合わされる。
ポジオーバレイプルーフの調製に際して、光硬化性ケ
レメントが新しく作られたものでない限り(すなわち、
12時間以内)、貧弱な画質が得られることもある。さも
なければ、カバーシートのピールアパートに際し一様に
剥がせずに、剥離性は「スリツプし付着する」ようにな
る。ピールアパート工程で「スリツプ」すると、未露光
の区域は露光されたエレメントからカバーシートと共に
取り除かれない。このことはある区域から画像が失われ
たカバーシートを生ずることになる。
貧弱な画質は新しく作ったエレメントを用いることに
より、あるいは露光の前にエレメントを加熱することに
より予防される。エレメントを加熱する各種の方法、例
えば熱板、赤外線ヒータ、またはオーブンなどを用いる
ことができる。これらの方法のうち1つにより、125°
F(52℃)〜200°F(99℃)で45秒間の加熱が適当で
ある。210°F(99℃)で45秒間加熱するとぼんやりし
た影の画像のために貧弱な画質が生じる。エレメントを
加熱する好ましい方法の1つは、ロール温度190°F(8
8℃)または265°F(129℃)(ラミネーで得られる最
高温度)までで、6ft/分(3cm/秒)の速度でクロマリン
または類似の加熱ラミネータを通過させるのである。
この加熱後、エレメントは48時間以内、好ましくは24
時間以内に露光されそしてピールアパートされるべきで
ある。もしこの時間以内にエレメントが露光されなかっ
たならば、画質を損じることなく露光前に再加熱するこ
とができる。
普通の網ネガ分解原板からサープリントプルーフを作
るため、本発明の感光性エレメントを用いる際は、除去
可能な支持体シートをもつエレメントが用いられる。除
去可能な支持体はフイルムエレメントから取り除かれ;
この支持体のないエレメントは次いで受像体シートに接
着される。得られたこの複合体は、ネガ分解原板を用い
カバーシートを通じて、活性放射線に対して露光をされ
る。つぎにカバーシートは一様な、中位から速やかな速
度で、室温において剥離することにより露光されたエレ
メントから取り除かれる。着色した画像状に露光された
区域は基体上に残留し、単色に着色したサープリント像
を形成する。多色サープリントプルーフを形成するため
に、除去可能支持体を除いた、別の色に着色したエレメ
ントがこのように形成された画像に接着され、ネガ分解
原板を通じて位置合わせの下に露光され、そしてカバー
シートは前述のようにして取り除かれる。多色サープリ
ントプルーフとするため、この順序の工程は必要に応じ
何回か繰り返すことができる。
未露光の光硬化性エレメントの予備加熱は、ネガのサ
ープリントプルーフの作成に際しても必要とされること
があるが、エレメントが受像体シートに接着されるか、
または前述のように加熱ラミネートにより以前の画像に
接着されるならば、別個の予備加熱工程は必要としな
い。受像体シートにラミネートした後、エレメントは48
時間以内、好ましくは24時間以内に露光し、ピールアパ
ートをしなければならない。
受像体シートは平らで、好ましくは平滑な材料、例え
ば、写真級のポリエチレンテレフタレートのようなフイ
ルムであり、これはAlles氏の米国特許第2,779,684号で
述べられたように下引をすることができ;I.C.I.アメリ
カ社により販売されているメリネツクス 994のよう
な、接着剤塗布の不透明ポリエチレンテレフタレートフ
イルムベースでもよく、またチヤンピオンペーパー社の
クロムコート 不透明紙あるいはE.I.デュポン社のクロ
マリン 受像体紙のような紙であっても良い。好ましい
材料は不透明な白色紙である。
光硬化性層が着色材を含まないような場合に、画像は
一般にトナーとして知られているような、適当な着色材
を付与することにより現像することができる。トナーは
光硬化性層の未重合区域が除去されることにより、裸と
されたエラストマ層の部分に付着し、かくしてポジ画像
を作る。ポジのサープリントプルーフは、前述の各工程
に従いこれに次の付加的の工程、即ちカバーシートを取
り除いた後次の感光性エレメントをラミネートする前
に、適当なトナーでトーニングすることを追加すること
により、着色材を含まない光硬化性エレメントから作る
ことができる。
本発明において用いることのできる各種のトナーは、
Burg氏他の米国特許第3,060,024号中で述べられたもの
と類似の撤粉処理により、またはBurg氏他の米国特許第
3,060,025号中のような転写法により付与される。過剰
のトナーを除いた後、トナー粒子は被覆をされていない
エラストマ層にだけ残留する。適当なトナーはChu氏他
の米国特許第3,620,726号;Gray氏の米国特許第3,909,28
2号;Manger氏他の米国特許第4,215,193号;およびRuski
n氏の米国特許第4,661,439号などに述べられている。ト
ナーの中に入れたパツドを用いる初期の方法から、トナ
ーの付与法はSandner氏の米国特許第4,019,821号(手動
トーニング)およびTobias氏の米国特許第4,069,791号
(機械的トーニング)のように改良されている。
〔産業上の利用性〕
本発明のエレメントと方法とは着色画像を作るのに有
用である。これらの画像はグラフイツクアーツの分野で
特に有用で、殊に印刷により作られる画像を複製するた
め作られるカラープルーフの分野において有用である。
前に述べたように、本発明の感光性エレメントは着色し
たポジオーバレイプルーフと同じく着色したネガサープ
リントプルーフを作るのに用いることができる。
本発明の有利な諸特性は以下の各実施例を参照するこ
とにより理解することができ、この実施例は発明を限定
するものではない。示されている分子量は製造者によっ
て表示されたものである。
実施例 略称 カルボセツト 525 ポリ(エチルアクリレート/メチルメタクリレート/
アクリル酸)56/37/7コポリマ;B.F.グツドリツチ社 カルボセツト XPD 1403 ポリ(アクリル酸)、MW約60,000の35%水中分散物;
B.F.グツドリツチ社 カルボワツクス 20M ポリエチレングリコール、MW約20,000;ユニオンカー
バイド社 セルラド 3704 エポキシ樹脂のアクリル化エステル;セラニーズスペ
シアルテイレジン社 O−Cl HABI 1,1′−ヒイミダゾール、2,2′−ビス〔o−クロロフ
エニル〕−4,4′,5,5′−テトラフエニル−;CAS 1707−
68−2 シアンピグメント モナストラル ブルーG(BT284D);C.I.No.ピグメン
トブルー15;銅フタロシアニン エルバサイト 2051 ポリ(メチルメタクリレート);MW=350,000、E.I.デ
ュポン・ド・ネモアース社 エポクリル 12 ビスフエノールAのエピクロヒドリン付加物のメタク
リレートエステル;シエルケミカル社 ジエントロ 1506/27 スチレン−ブタジエンランダムコポリマゴム;ジエン
社 グツドライト K−732 ポリアクリル酸、MW5,100の49.5%水溶液;B.F.グツド
リツチ社 ヘトロン Q6332 エポキシアクリレート樹脂;アツシユランドケミカル
社 イルガノツクス 1010 テトラ−ビスメチレン3−(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシフエニル)プロピオネートメタン;チバ
ーガイギ社 クラトン D 1107 スチレン−イソプレン−スチレンブロツクコポリマ
(12/86);シエルケミカル社 マコール CSA 20 20モルのエチレンオキサイドでエトキシ化されたセチ
ル−ステアリルアルコール;メーザケミカル社 マコール DNP 150 150モルのエチレンオキサイドでエトキシ化されたジ
ノニルフエノール;メーザケミカル社 マゼンタピグメント キンドマゼンタRV 6803;ハルモン社 メリネツクス 994 下引層を有するポリエステルシート;ICI社 2−MBO 2−メルカプトベンズオキサゾール;2−ベンズオキサ
ゾール−チオール;CAS 2382−96−9 メタクリレート分散物 エルバーロン 6037;ポリ(メチルメタクリレート/2
−エチルヘキシルアクリレート)−デスモジュール
付加物;Mn=9,000、E.I.デュポン・ド・ネモアース社 ペタフレツクス AF−108 ポリアクリル酸(MW8,000)の25%アンモニア水中分
散液;ウイツトタツカー社 プルロニツク F98 固体の(エチレンオキサイド/プロピレンオキサイド
/エチレンオキサイド)A−B−Aブロツクコポリマ;B
ASF社 プルロニツク L 92 液体の(エチレンオキサイド/プロピレンオキサイド
/エチレンオキサイド)A−B−Aブロツクコポリマ;B
ASF社 ポリオツクス WSRN−750 ポリエチレンオキサイド、MW 300,000;ユニオンカー
バイト ポリオツクス WSRN−3000 ポリエチレンオキサイド、MW 400,000;ユニオンカー
バイト PVP K−90 ポリビニルピロリドン、MW 350,000;GAF社 ラーベン 450 カーボンブラツク、C.I.No.ピグメントブラツク7;シ
テイサービス社 ラーベン 1035 カーボンブラツク、C.I.No.ピグメントブラツク7;シ
テイサービス社 スカーレツトピグメント インドフアスト ブリリアントスカーレツトR 6300;
C.I.No.ピグメント123) タクテン CB221 ポリ(シス−ブタジエン);B.F.グツドリツチ社 TEOTA エポキシ化したトリメチロールプロパンのトリアクリ
レートエステル チノパール PCR 2−(スチルビル−4″)−(ナフト−1′,2′,4,
5)−1,2,3−トリアゾール−2″−スルホン酸フエニル
エステル;ベンゼンスルホン酸、5−(2H−ナフト<1,
2−D>−トリアゾール−2−イル)−2−(2−フエ
ニルエチル)−、フエニルエステル;CAS 6994−51−0;
チバ−ガイギ社 チノパール SFG 7−《4−クロロ−6−(ジエチルアミノ)−1,3,5
−トリアジン−2−イル>アミン>−3−フエニル−2H
−1−ベンゾピラン−2−オン;CAS 5516−22−3;チバ
−ガイギ社 チヌービン 328 2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−アミル
フエニル)ベンゾトリアゾール;チバ−ガイギ社 TMPTA トリメチロールプロパントリアクリレート;2−エチル
−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−プロパンジオール
トリアクリレート;CAS 15625−89−5 TMPTMA トリメチロールプロパントリメタクリレート;2−エチ
ル−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−プロパンジオー
ルトリメタクリレート;CAS 3290−92−4 イエロピグメント クロモフタール イエロ3G;C.I.No.ピグメントイエロ
93;チバ−ガイギ社 ゾニール FSN 非イオン性フツ素系界面活性剤(活性剤40%、水30
%、2−プロパノール30%);E.I.デュポン・ド・ネモ
アース社CAS 65545−80−4 ゾニール FSN−100 非イオン性フツ素系界面活性剤(活性剤100%);E.I.
デュポン・ド・ネモアース社 以下の各実施例において、「塗布溶液」とはカバーシ
ート上に塗布される各添加物と溶剤との混合物のこと
で、たとえ添加物のあるものが溶解せずに分散状態にあ
ってもこのように呼び、そして「全固形物」とは塗布溶
液中の非揮発性物質の全量のことで、たとえ添加物のあ
るものは周囲温度において非揮発性の液体であったとし
てもこのように呼ぶと理解さるべきである。
実施例1〜11は着色したポジオーバレイプルールの作
成を示している。着色光硬化性層に用いた着色チツプの
組成は第1表中示されている。この分量は重量による%
で表示されている。
実施例1 この実施例は着色したポジのマゼンタオーバレイプル
ーフシートの作成を説明する。
工程1 カバーシートとホトレリーズ層 水中ポリオツクス WSRN 3000(全添加物重量の65.5
%)、PVP K−90(2.0%)、ペタフレツクス AF−108
(15.7%;ポリアクリル酸の3.9%に相当)、カルボセ
ツト XPD 1403(7.5%;ポリアクリル酸の2.6%に相
当)、およびプルロニツク L−92(9.3%)の溶液
(水99.2%;全固形物0.8%;うちポリエチレンオキサ
イド0.52%)、(ブルツクフイールド粘度計の2号スピ
ンドルによる粘度12cps)を、厚み2ミル(0.05mm)の
スリツプのない透明ポリエチレンテレフタレートフイル
ムの未処理側の上に塗布した。この溶液は40ft/分(20c
m/秒)の塗布速度でダイ塗布された。塗布されたフイル
ムは3つの乾燥区画を通すことにより溶剤が蒸発させら
れた。第1の区画は150°F(66℃)、第2は190°F
(88℃)、そして第3は220°F(104℃)であった。塗
布重量は1.3mg/dm2であった。この塗布層はレリーズフ
イルムで被覆はされなかった。乾燥したこのホトレリー
ズ層は、ポリオツクス WSRN 3000 78.6%;PVP K−90
2.4%;ポリアクリル酸7.9%;プルロニツクL−92 11.
1%の最終組成を有している。
工程2 着色光硬化性層 マゼンタの塗布溶液が、第2表のマゼンタの欄に示し
た各成分をメチレンクロライドに加えることにより調製
された。モノマとバインダ、ヘトロン Q 6332とエルバ
サイト 2051のそれぞれが最初に加えられ、溶解され
た。ついで着色チツプ、つぎにその他の各成分が加えら
れた。すべて溶液は黄色の光線の下で調製された。第2
表中の分量はすべて重量%である。メチレンクロライド
の分量は、最終の溶液がメチレンクロライド85重量%、
全固形物15重量%となるような量で用いられた。
得られたこのメチレンクロライド溶液は、工程1で作
られたホトレリーズ層の上にダイ塗布された。塗布速度
は150ft/分(46m/分);乾燥温度は190°F(88℃);
そして塗布量は36mg/dm2である。乾燥後、ポリエチレン
保護フイルムが光硬化性層の上に圧力ラミネートされ
た。このフイルムはエラストマ層が添加されるまで、一
時的に光硬化性層を保護するためのものである。
工程3 エラストマ層と支持体 メチレンクロライド中のクラトン D 1107の16重量%
溶液を、エラストマ層と支持体を作るために、厚み3ミ
ル(0.08mm)の不透明ポリエチレンテレフタレートフイ
ルム上に塗布した。塗布速度は40ft/分(12.2m/分)、
乾燥温度は170°F(77℃)そして塗布量は105mg/dm2
ある。工程2で作った構造体から保護用のポリエチレン
フイルムを取り除いた後、この3層構造体、即ち着色光
硬化性層、ホトレリーズ層、および透明ポリエチレンテ
レフタレートカバーシートからなるものが塗布されてい
るエラストマ層に圧力ラミネートされ、以下のラミネー
ト構成、つまり上部から下部に向けて:透明なポリエチ
レンテレフタレートカバーシート、ホトレリーズ層、着
色光硬化性層、エラストマ層、および不透明ポリエチレ
ンテレフタレート支持体、をもつ着色光硬化性エレメン
トを作った。
工程4 画像の作成 工程3で作られた、新しく作った着色光硬化性エレメ
ントを感光面を下に向けてベータスクリーン板(ベータ
スクリーン社製)の上にのせて真空焼枠中に入れ、露光
前に真空とされた。照射はベータスクリーン板と透明ポ
リエチレンテレフタレートカバーシートとを通じて行わ
れた。試料はこの組立て体の上54インチ(137cm)にあ
る、5kwの高圧水銀灯(ホトポリマ管を備えたビオルツ
クス5002S、エキスポジユアシステム社製)により30秒
間露光された。露光は工程3で述べたラミネート工程後
12時間以内に行われた。試料は真空焼枠からとり出し、
真空イーゼル上に置いた。透明ポリエチレンテレフタレ
ートカバーシートは、800ft/分(400cm/秒)の速度の一
様な連続的の動きで180°の後方剥離で取り除かれた。1
50線/インチ(60線/cm)で3〜97%のドツトをもつ、
マゼンタのポジオーバレイ画像が透明ポリエチレンテレ
フタレートカバーシート上に作成された。
実施例2〜4 イエロ、シアン、および黒のポジオーバレイ画像を作
るために、第2表のマゼンタ欄に示された各成分の代わ
りに、第2表のイエロ、シアン、および黒の各欄中に示
された各成分を、それぞれメチレンクロライドに対して
添加して、実施例1の方法がくり返された。着色した各
光硬化性エレメントがベータスクリーン板を通じて露光
し、ついでピールアパートした後、それぞれ150線/イ
ンチ(60線/cm)で3〜97%のドツトをもつシアン、イ
エロおよび黒のポジオーバレイ画像が透明ポリエチレン
テレフタレートカバーシート上に作成された。
実施例5 この実施例はポジの4色オーバレイプルーフの作成を
示している。
実施例1〜4の方法が一組の4色ポジ分解原板を用い
てくり返された。それぞれの色に着色した光硬化性エレ
メントを対応する色の分解原板を通じて露光し、着色オ
ーバレイ画像を作るためピールアパートした後、用いた
色分解原板の高品質の画像がカバーシート上に形成され
た。4色のポジオーバレイプルーフを作るため、この4
つの画像は白色の用紙(クロマリン 受像体用紙)上に
位置合わせの下に以下の順序:白色用紙、イエロ像、マ
ゼンタ像、シアン像、そして黒色像で重ね合わされた。
4つの各色像は150線/インチ(60線/cm)で3〜97%ド
ツトを有している。
実施例6 この実施例はホトレリーズ剤としてカルボワツクス
20M(ポエチレングリコール、MW20,000)を有するポジ
オーバレイプルーフの作成を示している。
追加の各添加剤なしにカルボワツクス 20Mの1.5%水
溶液が、ホトレリーズ層を作るために厚さ2ミル(0.05
mm)の透明ポリエチレンテレフタレート上に塗布された
点を除いて、実施例1の方法がくり返された。第2表の
シアンの欄に表示された各材料が、着色光硬化性層を作
るために用いられた。ホトレリーズ層の塗布量は2〜3m
g/dm2である。ベータスクリーン板を通じて着色光硬化
性エレメントを露光し、ついでピールアパートした後、
150線/インチ(60線/cm)で3〜97%のドツトをもつシ
アンオーバレイ画像がカバーシート上に作成された。相
補的なネガ画像がエラストマ層上に残留する。
実施例7〜11 これらの各実施例はマゼンタ色のポジオーバーレイプ
ルーフを作るため、異なる光硬化性モノマの使用を示し
ている。実施例1の方法が、ヘトロン Q 6332の代わり
に第3表中に示した各モノマについてくり返された。
第3表 実施例 モノマ 画質(a) 7 セルラド 3704 3〜97%ドツト 8 エポクリル 12 10〜90%ドツト 9 TMPTMA 10〜90%ドツト 10 TMPTMA 10〜90%ドツト 11 TEOTA 10〜90%ドツト (a)150線/インチ(60線/cm)で 実施例12 この実施例は着色したネガサープリントプルーフの作
成を説明する。
工程1 カバーシートとホトレリーズ層 カバーシートとホトレリーズ層とは実施例1で述べた
のをくり返したが、ホトレリーズ層は厚み2ミル(0.05
mm)のポリエチレンテレフタレートフイルムの代わり
に、厚み0.5ミル(0.013mm)のものの上に塗布された。
工程2 光硬化性層 4種の着色した光硬化性層が実施例1〜4の方法に従
って作られた。各光硬化性層は、実施例1の方法により
工程1で作られたホトレリーズ層の上に塗布された。
工程3 エラストマ層と除去可能な支持体 ジエントロ 1506/27(全固形物重量の80%)とタク
テン CB 221(20%)とのメチレンクロライド中の溶液
(固形物8%)が、シリコンのレリーズ処理をされた厚
み1ミル(0.025mm)のポリエチレンテレフタレートフ
イルム上に、実施例1に従って塗布された。塗布量は10
5mg/dm2である。工程2で作った各色の光硬化性層から
ポリエチレンのレリーズ用フイルムを取り除き、そして
この着色光硬化性層、ホトレリーズ層および透明なポリ
エチレンテレフタレートカバーシートをこの塗布したエ
ラストマ層に圧力ラミネートし、そのため最終の各着色
光硬化性エレメントが以下のラミネート構成、上部から
下方に向けて:ポリエチレンテレフタレートカバーシー
ト、ホトレリーズ層、着色光硬化性層、エラストマ層、
そしてシリコンレリーズ処理ポリエチレンテレフタレー
トの除去可能な支持体をもつようにする。
工程4 プルーフの作成 ステツプA:シリコンのレリーズ処理をしたポリエチレ
ンテレフタレート支持体は、工程3で作られたイエロの
着色エレメントから取り除かれ、そしてこの支持体のな
いエレメントは受像体シート(クロマリン 受像体用
紙)に225°F(107℃)でラミネートされ、エラストマ
層が直接受像体用紙に接触するようにされる。以後のフ
イルムラミネーシヨンはすべてこのように行われる。
ステツプB:ステツプAで作られたラミネート体は、所
望の試験像のイエロネガ色分解原板を上にして真空焼枠
中に置かれ、露光前に真空とされる。試料はこのネガ分
解原板とポリエチレンテレフタレートカバーシートとを
通して露光され、実施例1の方法に従ってピールアパー
トされる。
ステツプC:ステツプAの方法により、マゼンタの着色
エレメントが、ステツプA〜Bで作られたイエロ画像に
ラミネートされる。マゼンタ分解原板が、前に作られた
イエロ像に位置決めの下に用いられることを除いて、ス
テツプBがくり返される。
ステツプD:ステツプAの方法により、シアンの着色エレ
メントが、ステツプA〜Cで作られた2色の画像にラミ
ネートされる。前に作られた2色の画像に、位置決めの
下にシアンの分解原板が用いられることを除いて、ステ
ツプBがくり返される。
ステツプE:ステツプAの方法により、黒の着色エレメ
ントがステツプA〜Dで作られた3色の画像にラミネー
トされる。前に作られた3色の画像に、位置決めの下に
黒の分解原板が用いられたことを除いて、ステツプBが
くり返される。
ステツプF:保護のため、接着剤が塗られたポリエチレ
ンテレフタレートを、ステツプA〜Eで作られた4色プ
ルーフにラミネートする。かくして、高画質(5〜95%
ドツト)のネガ着色サープリントプルーフが作成され
る。
実施例13 メチレンクロライド中のポリオツクス WSRN3000の0.
35%溶液が、厚さ2ミル(0.05mm)のスリツプのない透
明ポリエチレンテレフタレートフイルムの未処理面に、
2ミル(0.05mm)のブレードをもつ塗布用ナイフを使用
して塗布された。Taylor氏の米国特許第4,489,154号
の、実施例1で述べられたものと同じ組成と構造のマゼ
ンタ光硬化性エレメントからカバーシートが取り除かれ
た。前記のホトレリーズ剤が塗布されたカバーシート
を、得られたエレメントに圧力ラミネートし、以下の構
造、即ちカバーシート、ホトレリーズ層、光硬化性層、
エラストマ層、および支持体をもつ着色した光硬化性エ
レメントを作った。
この着色光硬化性エレメントを、バイクローム目盛ス
クリーン濃淡板(Bychrome Calibrated Screen Tints T
arget)(バイクローム社製)を通じて露光し、カバー
シートは実施例1の工程4で述べたように、一様な連続
的の働きで180°の後方剥離により取り除かれた。100線
/インチ(40線/cm)で20〜95%のドツトをもつマゼン
タのポジオーバレイ画像が、透明なポリエチレンブレー
ドをもつ塗布用ナイフを使用して塗布された。Taylor氏
の米国特許第4,489,154号の、実施例1で述べられたも
のと同じ組成と構造のマゼンタ光硬化性エレメントから
カバーシートが取り除かれた。前記のホトレリーズ剤が
塗布されたカバーシートを、得られたエレメントに圧力
ラミネートし、以下の構造、即ちカバーシート、ホトレ
リーズ層、光硬化性層、エラストマ層、および支持体を
もつ着色した光硬化性エレメントを作った。
この着色光硬化性エレメントを、バイクローム目盛ス
クリーン濃淡板(Bychrome Calibrated Screen Tints T
arget)(バイクローム社製)を通じて露光し、カバー
シートは実施例1の工程4で述べたように、一様な連続
的の働きで180°の後方剥離により取り除かれた。100線
/インチ(40線/cm)で20〜95%のドツトをもつマゼン
タのポジオーバレイ画像が、透明なポリエチレンテレフ
タレートカバーシート上に作られた。
実施例14と対照例A〜D 以下に示す各ホトレリーズ剤の2%水溶液とプルロニ
ツク L−92の0.1%水溶液が、厚さ2ミル(0.05mm)
のスリツプのない透明ポリエチレンテレフタレートフイ
ルムの未処理面側に、2ミル(0.05mm)のブレードをも
つ塗布用ナイフを使用してボード塗布された。塗膜が少
なくとも2時間乾燥をさせた後、前記実施例1で述べた
シアンの光硬化性組成物が、2ミル(0.05mm)のブレー
ドをもつ塗布ナイフを使用してこのホトレリーズ層の上
に塗布された。得られた構造体(カバーシート、ホトレ
リーズ層、光硬化性層)は、実施例1の工程3で作られ
たエラストマ層と支持体の上にラミネートされ、以下の
ラミネート構造:カバーシート、ホトレリーズ層、光硬
化性層、エラストマ層、および支持体をもつ着色した光
硬化性エレメントを作った。
各ラミネート体はバイクローム目盛スクリーン濃淡板
(バイクローム社製)を通じて露光し、カバーシートは
実施例1の工程4で述べたように、一様な連続的の動き
で180°の後方剥離により取り除かれた。ホトレリーズ
剤としてカルボワツクス 20Mによるものは良好な画像
が得られた。ホトレリーズ剤として以下のそれぞれを用
いたものは画像を作らなかった:プルロニツク F−9
8;マコール DNP 150;マコール CSA20;およびポリエチ
レングリコールメチルエーテル(MW 5,000)。
実施例15と対照例E この実施例は老化された着色光硬化性エレメントか
ら、露光前の予備加熱工程を用いて、マゼンタの着色ポ
ジオーバレイプルーフを作成することを示している。
実施例1で述べたようにして、マゼンタに着色した光
硬化性エレメントが作られ、周囲温度と湿度において2
週間老化させられたものが、6ft/分(3cm/秒)の速さで
220°F(104℃)の温度でクロマリン ラミネータを通
過させた。24時間以内に、実施例1で述べたようにして
露光しそしてピールアパートされた。新しく作られた着
色光硬化性エレメントによって形成されるものと同等の
品質の、150線/インチ(60線/cm)で3〜97%のドツト
をもつ、マゼンタ着色コーバレイ画像が透明ポリエチレ
ンテレフタレートカバーシート上に形成された。
予備加熱工程をしないで、この老化した着色光硬化性
層が露光され、そして実施例1で述べたようにしてピー
ルアパートされるとき、画像の一部はカバーシートとと
もに取り除かれない。画像のある部分が欠けた着色オー
バレイ画像が形成される。
実施例16〜18と対照例F〜H これらの各例は老化された着色光硬化性エレメントか
ら、露光前の予備加熱工程を用いて、イエロ、シアン、
および黒の着色ポジオーバレイプルーフを作成すること
を示している。
イエロ、シアンおよび黒のポジオーバレイ画像を作る
ために、実施例2〜4で述べたようにしてイエロ、シア
ンおよび黒の着色光硬化性エレメントが作られ、そして
周囲温度と湿度で2週間老化されたものを用いた以外
は、実施例15の方法に従って行われた。各エレメント
は、実施例15で述べたように、クロマリン ラミネート
を通過させ、露光をし、そしてピールアパートした後
で、新しく作られた着色光硬化性エレメントによって形
成されるものと同等の品質の、150線/インチ(60線/c
m)で3〜97%のドツトをもつイエロ、シアン、および
黒のポジオーバレイ画像が、透明ポリエチレンテレフタ
レートカバーシート上に形成された。
予備加熱工程をしないで、この老化した着色光硬化性
エレメントが露光され、そして実施例1で述べたように
してピールアパートされるとき、画像の一部はカバーシ
ートとともに取り除かれない。画像のある部分が欠けた
着色ポジオーバレイ画像が形成される。
実施例19 この実施例は老化した着色光硬化性エレメントから、
露光前の予備加熱工程を用いてポジの4色オーバレイプ
ルーフを作ることを示している。
実施例15〜18の方法が一組の4色分解原板を用いてく
り返された。予備加熱、各着色光硬化性エレメントのそ
れぞれの色分解原板を通じての露光および着色オーバレ
イ画像のピールアパートの後用いた色分解原板を表す高
画質の像がカバーシート上に形成される。4色のポジオ
ーバレイプルーフを作るために、この4つの画像は白紙
(クロマリン 受像体用紙)上に位置決めの下に次の
順:白紙、イエロ像、マゼンタ像、シアン像および黒の
像に重ね合わされる。4つの画像の各々は150線/イン
チ(60線/cm)で3〜97%ドツトを有している。
実施例20 この実施例は着色したポジ4色オーバレイプルーフの
作成を示している。
工程1 カバーシートとホトレリーズ層 水中ポリオツクス WSRN−750(全添加物の72.5重量
%)、PVP K−90(2.0%)、グツドライト K−732
(全添加物の15.6%、ポリアクリル酸7.7%に相当)、
およびプルロニツク L−92(10.2%)の溶液(水99.2
%、全添加物0.8重量%)が、厚み2ミル(0.05mm)の
スリツプのない透明ポリエチレンテレフタレートフイル
ムの未処理面側上に、実施例1の工程1で述べたように
して塗布された。乾燥したホトレリーズ層塗膜はポリオ
ツクス WSRN−750 78.4%;PVP K−90 2.2%;ポリアク
リル酸8.3%;およびプルロニツク L−92 11.1%の最
終組成を有している。
工程2 着色光硬化性層 着色光硬化性層用の塗布液は第4表中に示した各成分
を用いて、実施例1の工程2および実施例2〜4の相当
する各工程に従って作られた。塗布液はメチレンクロラ
イド87重量%と全固形物13%である。塗布液は前記工程
1で作られたホトレリーズ層の上にダイ塗布された。塗
布速度は130ft/分(40m/分);乾燥温度190°F(88
℃);そして塗布量は36mg/dm2である。乾燥工程の後
で、ポリエチレンテレのレリーズフイルムがこの光硬化
性層の上に圧力ラミネートされ、次の構成:2ミル(0.05
mm)のポリエチレンテレフタレートフイルム、ホトレリ
ーズ層、光硬化性層、およびポリエチレンフイルムのも
のとする。
工程3 エラストマ層の支持体 エラストマ層と支持体は実施例1の工程3の方法に従
って作られた。着色した各光硬化性エレメントは、工程
2で作られた各構成のものと、実施例1の工程3に与え
られた方法に従ったエラストマ層と支持体とから作成さ
れる。
工程4 画像の作成 実施例1の工程4と実施例2〜4の対応する各工程に
従って、それぞれ150線/インチ(60線/cm)で3〜97%
のドツトをもつ、一組の4色着色ポジオーバレイ画像が
透明ポリエチレンテレフタレートの各カバーシート上に
形成された。着色したポジの4色オーバレイプルーフと
するために、この各画像は実施例5の方法により、白紙
(クロマリン 受像体用紙)上に位置決めの下に重ね合
わされる。
この光硬化性エレメントが露光前に老化されているな
らば、実施例19で述べたように、露光に先立った予備加
熱工程が用いられる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−11281(JP,A) 特開 昭61−100747(JP,A) 特開 平1−172947(JP,A) 特開 昭54−116227(JP,A) 特開 昭55−77739(JP,A) 特開 昭62−215262(JP,A) 特開 昭63−303343(JP,A)

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(1)活性放射線に対して透明な剥離可能
    なカバーシート、 (2)繰返し単位−〔OCH2CH2〕−を有し、かつ3,000以
    上の分子量を有する固体のオキシエチレンホモポリマで
    あるホトレリーズ剤から本質的に構成されるホトレリー
    ズ層、 (3)必要に応じて着色材を含む光硬化性層、 (4)本質的に非感光性の有機エラストマ層、および (5)支持体シート、 の順に上部から下部に向けて構成してなる、多層ピール
    アパート感光性エレメント。
  2. 【請求項2】ホトレリーズ層が、さらに4〜10重量%の
    ポリ(アクリル酸)を含む請求項1記載の感光性エレメ
    ント。
  3. 【請求項3】光硬化性層が光重合性であり、そしてポリ
    マ性バインダ、付加重合可能なエチレン性不飽和モノマ
    および活性放射線により活性化される開始剤または開始
    剤系からなる請求項1記載の感光性エレメント。
  4. 【請求項4】(A)(1)活性放射線に対して透明な剥
    離可能なカバーシート、 (2)繰返し単位−〔OCH2CH2〕−を有し、かつ3,000以
    上の分子量を有する固体のオキシエチレンホモポリマで
    あるホトレリーズ剤から本質的に構成されるホトレリー
    ズ層、 (3)着色材を含む、光硬化性層、 (4)本質的に非感光性の有機エラストマ層、および (5)支持体シート、 の順に上部から下部に向けて構成した着色ピールアパー
    ト感光性エレメントを用意し、 (B)エレメントを画像担持原板を通して活性放射線に
    露光し、そして (C)光硬化性層から剥離可能なカバーシートを剥離
    し、これにより工程(B)で露光された光硬化性層の区
    域が使用した画像担持原板のネガ画像としてエラストマ
    層上に残留し、そして工程(B)で露光されなかった区
    域が使用した画像担持原板のポジ画像として透明カバー
    シート上に残留する、 工程を含むオーバレイプルーフの調製に有用な着色画像
    の作成方法。
  5. 【請求項5】工程(A)、(B)および(C)が2回ま
    たは数回行われ、毎回異なる色で着色された着色エレメ
    ントを用意し、そしてそれに対応するポジ分解原板によ
    りエレメントを露光し、透明カバーシート上に同数の着
    色ポジ画像を形成し、この画像は見当合せして重ね合わ
    されて多色ポジオーバレイプルーフを形成する請求項4
    記載の方法。
  6. 【請求項6】感光性エレメントを、工程(B)の露光前
    に加熱する請求項4記載の方法。
  7. 【請求項7】各感光性エレメントを、工程(B)の露光
    前に加熱する請求項5記載の方法。
  8. 【請求項8】ホトレリーズ層が、さらに4〜10重量%の
    ポリ(アクリル酸)を含む請求項4記載の方法。
  9. 【請求項9】光硬化性層が光重合性であり、そしてポリ
    マ性バインダ、付加重合可能なエチレン性不飽和モノマ
    および活性放射線により活性化される開始剤または開始
    剤系からなる請求項4記載の方法。
  10. 【請求項10】(A)(1)活性放射線に対して透明な
    剥離可能なカバーシート、 (2)繰返し単位−〔OCH2CH2〕−を有し、かつ3,000以
    上の分子量を有する固体のオキシエチレンホモポリマで
    あるホトレリーズ剤から本質的に構成されるホトレリー
    ズ層、 (3)着色材を含む光硬化性層、 (4)本質的に非感光性の有機エラストマ層、および (5)除去可能な支持体シート、 の順に上部から下部に向けて構成した着色ピールアパー
    ト感光性エレメントを用意し、 (B)除去可能な支持体シートを除去し、支持体のない
    エレメントを永久的な支持体に接着し、 (C)エレメントをそれに対応する画像担持原板を通し
    て活性放射線に露光し、そして (D)光硬化性層から剥離可能なカバーシートを剥離
    し、これにより工程(C)で露光された光硬化性層の区
    域が使用した原板のネガ画像としてエラストマ層上に残
    留し、そして工程(B)で露光されなかった区域が使用
    した原板のポジ画像としてカバーシート上に残留する、 工程を含むサープリントプルーフの調製に有用な着色画
    像の作成方法。
  11. 【請求項11】(E)異なる色に着色した追加のピール
    アパート感光性エレメントから除去可能な支持体を除去
    し、そして支持体のないエレメントを工程(D)でエラ
    ストマ層上に形成した画像に接着し、 (F)見当合わせしたエレメントをそれに対応する画像
    担持原板を通して活性放射線に露光し、 (G)光硬化性層から剥離可能なカバーシートを剥離
    し、これにより工程(F)で露光した区域の光硬化した
    材料が使用した原板のネガ画像としてエラストマ層上に
    残留し、そして工程(F)で露光しなかった区域の未硬
    化材料が使用した原板のポジ画像としてカバーシート上
    に残留する、そして (H)工程(E)、(F)および(G)を1回または数
    回繰り返し、毎回異なる色に着色したエレメントによ
    り、および毎回対応した着色画像担持原板を通して露光
    して多色サープリントプルーフを形成する、 追加の工程を含む請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】ホトレリーズ層が、さらに4〜10重量%
    のポリ(アクリル酸)を含む請求項10記載の方法。
  13. 【請求項13】光硬化性層が光重合性であり、そしてポ
    リマ性バインダ、付加重合可能なエチレン性不飽和モノ
    マおよび活性放射線により活性化される開始剤または開
    始剤系からなる請求項10記載の方法。
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