JPH04197646A - インクジェットプリンタのインク収容装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野〕 本発明は、インクジェットプリンタのインク収容装置に
関するものである。

［従来技術とその解決すべき課１ｍ］ 従来、インクジェットプリンタのインク収容装置として
は、可撓側のインク袋にインクを収容してそのインク袋
をインクケース内に装着するものや、インクを直接イン
クケース内に収容するものなとがある。そして、これら
のインク収容装置においては、インク袋またはインクケ
ース内に１対の電極を間隔をおいて設け、インクを介し
てこれらの電極間の電気的導通をとることによってイン
クの存在を検知するようなインク残量検出機構が構成さ
れたものがある。

しかし、インク袋を用いる場合は、インクケース内部の
容積に対してインク袋内に収容可能なインク容量か小さ
いという欠点を有している。また、インクケースに直接
インクを収容する場合は、振動などによってインクケー
ス中のインクに圧力変動が生じたり、インク中に気泡が
混入してインクヘッドへ送られる恐れがあるといった欠
点を有している。

そこで、これらの欠点を解消するものとして、インクを
充填したフオーム材をインクケース内に収納する構成の
インク収容装置がある。

これによると、インク袋を用いる場合に比してインク容
量は多（、圧力変動や気泡の混入といった問題も生じに
くいものである。しかし、この構成ではインク残量の検
出か困難であるという問題点かある。すなわち、フオー
ム材に当接するように１対の電極を設けた場合、フオー
ム材に僅かでも湿り気か残っていると導通してしまい、
印字不能な状態であってもインクが存在するものとして
判断される恐れがある。

［発明の目的］ そこで本発明の目的は、インクケース内に大容量のイン
クか収容可能であり、かつ圧力変動や気泡混入を生しに
くく、インク残量検出が可能なインク収容装置を提供す
ることにある。

［目的を達成するための手段〕 本発明に係るインクジェットプリンタのインク収容装置
は、仕切り壁により複数の室に分割されているインクケ
ースと、インクが充填されておりインクケースの各室内
にそれぞれ収納されるフオーム材と、複数の室のうちの
２つの室にそれぞれ配設されている１対の電極と、絶縁
性を有し、仕切り壁を貫通して各フオーム材間を連通ず
るパイプとを具備するものである。

［作用］ 本発明に係るインク収容装置によると、一方のフオーム
材、バイブ中に存在するイ／り、他方のフオーム材を通
して１対の電極は導通ずる。すなわち、フオーム材間を
連通ずる絶縁性のパイプ中にインクが存在しない場合に
は、画電極が導通することはない。従って、単にフオー
ム材が湿っているたけでは導通せず、確実なインク残量
検出が行なえる。

［実施例］ 以下、図面を参照して本発明に係るインク収容装置の実
施例を説明する。

第１図に示すインクジェットプリンタのキャリッジ１は
、フレームに設けられている軸２に沿って摺動自在であ
る。このキャリッジ１上にはインク噴射ノズル（図示せ
ず。）を有する印字ヘット３とインク収容装置４か搭載
されている。印字ヘッド３にはニードル３ａが設けられ
ており、このニードル３ａがインク収容装置のセプタム
５に貫入されている。そして、インク収容装置４より、
ニードル３ａを通じてインクか印字ヘット３に流入し、
印字ヘッド３のノズル（図示せず。）より噴射される。

次に、本発明に係るインク収容装置４について詳述する
。

第２図にその第１の実施例を示している。合成樹脂など
からなるインクケース６は、仕切り壁７によって、大容
積の第１室６ａと小容積の第２室６ｂとに分かれている
。この両室６ａ、６ｂにはそれぞれインクが充填された
フオーム材８ａ、８ｂか収納されており、フオーム材８
ａと８ｂとは仕切り壁７に隔てられて直接接触すること
はない。

そして、両室６ａ、６ｂを連通するように、仕切り壁を
貫通するパイプ９が設けられている。このバイブ９は、
合成樹脂などの絶縁材からなるものである。第２室６ｂ
には前述のセプタム５か設けられており、セプタム５の
シール部５ａはゴムなどからなり、ニードル３ａの貫入
可能なものである。また、第１室６ａ、第２室６ｂには
、第１電極１０ａ、第２電極１０ｂかそれぞれ設けられ
ている。電極１０ａおよび１０ｂの一端はフオーム材８
ａ、８ｂにそれぞれ当接しており、他端はインクケース
６の外部に露出して図示しない検出回路に接続されてい
る。そしてこの検出回路により画電極１０ａ、１０ｂ間
の導通かとられているかどうかが検知される。なお、イ
ンクケース６には、圧力調整のための小孔６Ｃか穿設さ
れている。

このような構成であるため、印字の際には、フオーム材
８ａ、バイブ９．フオーム材８ｂ、セプタム５を通じて
インクの流通があり、第１図示のニードル３ａを介して
印字ヘッド３に供給される。

このとき、インク収容装置４内にインクが十分にあると
、バイブ９内にインクが存在している。従って、フオー
ム材８ａ、パイプ中のインク、フオーム材８ｂを通して
電極１０ａ、１０ｂは導通している。これが検出回路で
検知され、「インクあり」とみなされる。

その後、インクか消費されて減少すると、ます、フオー
ム材８ａ内のインクかなくなる。すると、当然パイプ９
を介したインク流通か行なわれなくなる。すなわち、パ
イプ９中にインクか存在しなくなる。これによって、電
極１０ａ、１０ｂ間の電流は絶縁性を有するパイプ９に
よって遮断される。このように、電極１０ａ、１０ｂ間
の導通がとられていないことが、検出回路によって検知
され、「インクなし」とみなされる。

この場合、フオーム材８ｂにはまたインクが残っていて
も、「インクなし」とみなされるため、「インクなし」
の表示後も若干の印字は可能である。なお、「インクな
し」の表示後にどの程度の印字が可能であるかについて
は、第２室６ｂの容積により決まるため、設計者が適宜
に設定することかできる。もし、できるたけ厳密に残量
検出を行ないたい場合は、第２室６ｂをできるたけ小容
積にすればよい。

また、第３図に示すように、パイプ９をインクケース６
の下端近傍に配設すると、フオーム材８ａに残留するイ
ンク量を減らすことができる。

なお、検出回路については特に説明しないが、従来のイ
ンク残量検出装置と同様なものが用いられる。

両室６ａ、６ｂの形状については、特に限定されるもの
ではなく、第４図に平面断面図で示すように仕切り壁を
略コ字状に設けてもよい。

また、第５図に示すように、インクケース６を２部材か
ら構成して、第１室６ａと第２室６ｂとをそれぞれ独立
した部材としてキャリッジ１（第１図示）に固定しても
よい。この場合、両室６ａ。

６ｂの側壁６ｄ、６ｅが仕切り壁となる。

第６図に示す実施例は、ニードル３ａを、第２室６ｂに
設けられる第２の電極として用いる例である。

そして、第７図に示す実施例は、両室６ａ、６ｂを上下
に配設したものである。

第８図に示す実施例は、第１の電極］Ｏａを印字ヘッド
３側に設けるとともに、ニードル３ａを第２の電極とし
て用いるものである。

なお、以上の実施例は全てインク収容装置をキャリッジ
上に搭載する構成としたが、インク収容装置をフレーム
に固定する方式のプリンタにも本発明は適用可能である
。このように、本発明はその主旨を変更しない範囲で様
々な実施例か可能である。

［効果コ 以上のように、本発明に係るインクジェットプリンタの
インク収容装置は、インクが充填されたフオーム材をイ
ンクケース内に収納するものであるため、インク容量が
多く、圧力変動や気泡混入といった障害を起こしにくい
とともに、簡単な構成で信頼性の高いインク残量検出が
可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図はインクジェットプリンタのキャリッジの側面図
、第２図は本発明に係るインク収容装置の第１実施例の
側断面図、第３図はインク収容装置の第２実施例の側断
面図、第４図はインク収容装置の第３実施例の平面断面
図、第５図はインク収容装置の第４実施例の側断面図、
第６図はインク収容装置の第５実施例の側断面図、第７
図はインク収容装置の＠６実施例の側断面図、第８図は
インク収容装置の第７実施例の側断面図である。 ３ａ・・φニードル、 ４・・・・インク収容装置、 ６・・・・インクケース、 ６ａ・・・第１室、 ６ｂ・・・第２室、 ６ｄ、６ｅ、７・・・仕切り壁、 ８ａ、８ｂ・・・フオーム材、 ９・・・・パイプ、 １０ａ、１０ｂ・・・電極。 以　　上

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 仕切り壁により複数の室に区画されているインクケース
   と、 インクが充填されており、上記インクケースの各室内に
   それぞれ収納されるフォーム材と、上記複数の室のうち
   の２つの室にそれぞれ配設されている１対の電極と、 絶縁性を有し、上記仕切り壁を貫通して上記各フォーム
   材間を連通するパイプと を具備することを特徴とするインクジェットプリンタの
   インク収容装置。