JPH04196610A - 圧電振動子の周波数調整方法 - Google Patents

圧電振動子の周波数調整方法

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JPH04196610A
JPH04196610A JP32177490A JP32177490A JPH04196610A JP H04196610 A JPH04196610 A JP H04196610A JP 32177490 A JP32177490 A JP 32177490A JP 32177490 A JP32177490 A JP 32177490A JP H04196610 A JPH04196610 A JP H04196610A
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JP
Japan
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ion beam
frequency adjustment
frequency
piezoelectric vibrator
energy density
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JP32177490A
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English (en)
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Takashi Akaha
崇 赤羽
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、イオンビームを利用した圧電振動子の周波数
調整方法に関する。
[従来の技術1 従来の技術を、圧電振動子のひとつであるAT振動子の
周波数調整方法を例にとり説明する。第3図は発振片2
3がハーメチックシールされたステム22にハンダ付け
され、金属ケース21により封止されたAT振動子24
である。第4図は、このAT振動子24の発振片23の
A−A’断面を示す。ここで、発振片23にはあらかじ
め蒸着又はスパッタ等により金又は銀等の金属膜25が
形成されている。従来はこの金属膜25に第4図のよう
に垂直にイオンビーム26を入射させ、金属膜25をエ
ツチングすることによりAT振動子の周波数調整を行っ
ていた。
この時、周波数調整速度は入射するイオンビームのエネ
ルギー密度(又は出力)に依存し、あるエネルギー密度
の時の金属膜のエツチングレートから特定の周波数調整
速度が得られる。したがって、エネルギー密度をコント
ロールすることにより、周波数調整速度を決めていた。
[発明が解決しようとする課B] ここで、仮に必要とする周波数調整速度の最大値すなわ
ち、周波数調整速度を決定する金属膜のエツチングレー
トの最大値に対するイオンビームのエネルギー密度(又
は出力)が100Wである時、少なくともイオンビーム
発生源は、100W以上のエネルギー密度が得られるよ
うに設計士の配慮をする必要があった。通常は必要とす
る最大値の2〜3割程度アップの余裕を持つようにして
おり、高出力のイオンビーム発生源を必要していた。
また、特定の周波数調整速度を得ようとしたとき前記の
ようにイオンビームのエネルギー密度(又は出力)に依
存していたが、細かな速度調整ができなかった。
そこで本発明では、周波数調整を行う時従来のイオンビ
ームのエネルギー密度(又は出力)のみに依存する方法
に加え、発振片に対するビーム入射角度を変えることに
よりエツチングレートが変わることを利用し、周波数調
整速度をコントロールできる水晶振動子の周波数調整方
法を提供するものである。
[課題を解決するための手段1 本発明の圧電振動子の周波数調整方法は、あらかじめ圧
電振動子の表面に蒸着された金、銀またはクロム等の金
属からなる励振電極の薄膜をイオンビームを照射しエツ
チングする圧電振動子の周波数調整方法において、前記
イオンビームの入射角度を前記励振電極に対し垂直から
角度をつけ、周波数調整を行うことを特徴とする。
[実 施 例] 本発明の周波数調整方法の一例を第1図で説明する。
第1図で、AT振動子1にイオンビームB5から出力さ
れるイオンビーム6がある角度θをもって照射されるよ
うに、イオンビーム源5に取り付けられたパルスモータ
−等を利用した、イオンビーム源5の駆動装置4により
、AT振動子へのビーム照射角度θを変化させている。
ここでは1例としてイオンビーム源5を駆動装置4によ
り動かし、AT振動子に対する照射角度を変化させてい
るが、イオンビーム源を国定しAT振動子を治具等を使
いイオンビームの入射角度をつけることもできる。
ここで、イオンビームの入射角度θを変化させたときの
AT振動子の周波数の変化を、ネットワークアナライザ
等の測定器2を使って測定すると、イオンビームのエネ
ルギー密度が一定である場合、AT振動子の周波数変化
速度は第2図のような入射角度依存性を示す。これによ
ると、発振片に対しイオンビームを垂直に照射した場合
(目射角度θ=0度)に比べ、照射角度θが60〜70
度の角度を持ったときのほうが、周波数の変化速度が1
3〜15倍程度速(なる。
測定器2によりAT振動子lの周波数を測定しコンピュ
ータ3によりデータ処理を行う、それによりあらかじめ
設定された周波数調整速度になるようにイオンビームの
エネルギー密度を変化させ、またイオンビーム源に取り
付けられた駆動装置4によりイオンビーム源の向きを変
えることにより周波数の調整速度をコントロールする。
さらに、ここではAT振動子を1例として圧電振動子の
周波数調整にイオンビームを用いた方法に関して説明し
てきたが、他のカット角度を持った振動子(BT振動子
)、セラミック圧電素子、表面弾性波素子等の周波数調
整に応用できることは言うまでもない。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明の圧電振動子の周波数調整方
法では、発振片に照射するイオンビームの角度を変化さ
せ、圧電振動子の周波数変化速度が変わることを利用す
る。したがって、イオンビームのエネルギー密度の変化
に加え、入射角度を変化させることによっても周波数調
整速度のコントロールを行うことができるという特徴を
何する。
これにより第1に必要とする周波数調整速度の最大値に
対するビーム源のエネルギー密度(又は出力)の余裕分
を2〜3割考慮した場合、入射角度をつけることによる
周波数の変化速度の増加分が加えられ余裕度が増す。し
たがって、かりに最大エネルギー密度が、必要とする周
波数調整速度の最大値に対し十分でなくても、入射角度
を変えることにより−使用できることになる。
また第2に、周波数の調整においてイオンビームのエネ
ルギー密度と入射角度の2つのパラメータを組み合わせ
ることにより、速い周波数調整が必要な場合は、エネル
ギー密度を増し入射角度を60〜70度にし、逆に遅い
周波数調整速度が必要な場合は、エネルギー密度を低く
し入射角度を0度(垂直)とするといったコントロール
をすることにより、周波数調整速度の制御と、周波数合
せ込み精度の同上ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、本発明の1実施例を示す図。 第2区は、イオンビーム入射角度θに対する周波数変化
速度を示す図。 第3図はAT振動子の一例を示す図。 第4図は、第3図A−A′断面図である。 1・・・AT振動子 2・・・測定器 3 ・・コンピュータ 4・・・駆動装置 5・・・イオンビーム源 6・・・イオンビーム 21・・・金属ケース 22・・・ハーメチックシール 23・・・AT振動子発振片 24・・・AT振動子 25・・・金属膜 26・・・イオンビーム 以上 出願人 セイコーエプソン株式会社 代理人 弁理士 鈴 木 喜三部(他1名)1、へT孟
香のシ 第1図 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  あらかじめ、圧電振動子の表面に蒸着された金銀また
    はクロム等の金属からなる励振電極の薄膜をイオンビー
    ムを照射しエッチングする圧電振動子の周波数調整方法
    において、前記イオンビームの入射角度を前記励振電極
    に対し垂直から角度をつけ、周波数調整を行うことを特
    徴とする、圧電振動子の周波数調整方法。
JP32177490A 1990-11-26 1990-11-26 圧電振動子の周波数調整方法 Pending JPH04196610A (ja)

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