JPH0419559Y2 - - Google Patents

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JPH0419559Y2
JPH0419559Y2 JP1985194718U JP19471885U JPH0419559Y2 JP H0419559 Y2 JPH0419559 Y2 JP H0419559Y2 JP 1985194718 U JP1985194718 U JP 1985194718U JP 19471885 U JP19471885 U JP 19471885U JP H0419559 Y2 JPH0419559 Y2 JP H0419559Y2
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【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、例えば湿式電子写真複写機やインキ
ジエツト式画像記録装置等(以下単に画像記録装
置と称する)の記録シート剥離搬送装置に関し、
特に、記録シートに形成された記録画像を傷ける
ことなく後続の処理装置に円滑に引き渡すように
構成した剥離搬送装置に関する。
<従来技術> 上記の画像記録装置の場合、通常記録シートを
ドラムに巻着し、ドラムの下側に設けた湿式現像
装置あるいは画像記録用のインキジエツト式ヘツ
ド等の画像処理装置で記録シートに可視像を形成
し、その後記録シートを剥離装置でドラムから剥
離し、次いで、その記録画像の安定化処理をする
ように構成されている。
この画像処置装置では記録シート上に形成され
た可視像は、上記の場合未定着のトナー画像や、
未乾燥状態のインキ画像であるから、定着あるい
は乾燥処理等、画像の安定化処理を終えるまで
は、その記録画像は不安定で傷つき易い。
このため、少なくとも記録シートをドラムから
剥離、搬送して安定化処理をするまでの間は記録
シートの画像形成面に接触しないようにする必要
がある。
そこで従来は、例えば第4図に示されている如
く、ドラム101に巻着され、印写ヘツド111
によりインキジエツト記録された記録紙102の
先端を、ドラム101に内蔵された排紙爪106
を突出させることにより剥離し、温風吹出口11
4から吹き出す温風で記録紙102を紙押え板1
13に押し付けながら乾燥、搬送し、排出するよ
うにしたものが知られている(特開昭55−
166277)。
<考案が解決しようとする問題点> かかる従来例にあつては、温風で下方より記録
紙を紙押え板に押し付けて搬送する際に、記録紙
の先端が振動することがあり、記録紙を円滑に搬
送することができず、紙詰まりの原因となること
もある。これは搬送面がほぼ平担となつているた
め、この搬送面の全面に亘つてエアをムラなく吹
き付けるようにすることが容易でなく、温風の吹
き付けにムラがあると乱流を生じ、この乱流が悪
影響しているものと考えられる。特に腰の弱い薄
手の記録紙を用いる場合には、この振動に伴つて
記録紙と搬送面との間にエアが入り込み波形状の
しわが発生し易くなり、このしわによつて画像品
質が低下するおそれがある。
上記問題点を解決するために本考案は、記録シ
ート案内面がドラム近傍側である前端では上方
へ、反対側である後端では下方へ記録シートを案
内するように凹面が下向き円弧状に形成されてい
ると共に、その先端がドラム外周面と接離自在な
ガイド用ブレードと、そのガイド用ブレードの円
弧状案内面と同心円をなすようにその外周面が配
設されていると共に、円弧状案内面に向けてエア
を吹き出すエア吹出孔を複数有するエア吹出筒と
からなる画像記録装置の記録シート剥離搬送装置
を提供するものである。
<作用> 記録シートはガイド用ブレードによつてドラム
から剥離され、円弧状の案内凹面にエアで下方よ
り押し付けられて案内される。このとき、エア吹
出筒はガイド用ブレードの円弧と同心状に配設さ
れているので、複数のエア吹出孔から吹き出すエ
アの風圧及び風量がほぼ等しくなり、記録シート
の先端の振動がなくなる。
特に、薄手の記録シートの場合には、この振動
がなくなることに加えて、円弧状の案内凹面に沿
つて記録シートが案内されることによつて、幅方
向(ドラム1の軸線方向)の曲げに対して記録シ
ートの腰も強くなり、しわが発生しなくなる。
<実施例> 以下本考案の1実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図〜第3図は本考案の実施例を示し、第1
図は本考案の主要部を示す断面図、第2図はドラ
ムの1部を破断して図示したもので、第1図の矢
印G方向から見た剥離ピン装置の正面図、第3図
は本考案を適用した湿式カラー電子写真複写機の
概要を示す側面図である。
第3図において、符号1は外周面に記録シート
2を巻着し、回転可能に枢支したドラムであり、
記録シート2は光導電性の感光シートである。符
号3はドラム1の下側に設けられ、複数のカラー
現像器3C,3M,3Yを具備して成る画像処理装
置としての湿式画像装置であり、記録シート2に
形成された静電潜像に各色別のカラー現像液を供
給し、可視像を形成するもので、以下単に現像装
置と称する。
ドラム1の回転方向Aに沿つて記録シート巻着
装置4、記録シート2に静電荷を付与するチヤー
ジヤ5、静電潜像を形成する結像光学装置6、階
調修正するための補助露光装置7、前記現像装置
3、エアナイフ装置8、記録シート剥離装置1
0、ドラムクリーニング装置11、除電器12等
がドラム1の外周面に対向して配設されている。
前記記録シート巻着装置4は、湿し液を記録シ
ート2の裏面に塗布する湿しローラ兼用の記録シ
ート給送ローラ14と、給送された記録シート2
をドラム1の外周面に押え付けて巻着する押えロ
ーラ15とを具備して成る。なお、符号16はロ
ータリカツタ、17は記録シート送り出しロー
ラ、18はロール状の記録シート2を収容したマ
ガジンボツクスである。
光学装置6は原稿保持枠20に保持された原稿
21を照明する照明装置22と、結像レンズ23
と、色分解フイルタ24と、反射ミラー25とを
具備し、原稿保持枠20の矢印B方向への移動に
伴つて原稿21はスリツト状に走査され、そのス
リツト画像は結像レンズ23、色分解フイルタ2
4を介して、ドラム1上の記録シートに投影さ
れ、所定の色分解画像に応じた静電潜像を形成す
るようになつている。
前記現像装置3は、シアン現像器3C、マゼン
タ現像器3M、イエロー現像器3Y及び必要ならば
ブラツク現像器(図示せず)を具備し、各現像器
C,3M,3Yは、矢印C方向に移動可能に設け
られた基台31上に、上下(矢印D)移動可能に
載置され、各カラー現像器、例えばシアン現像器
Cの現像ヘツド32をドラム1の記録シート保
持面に選択的に接離させ、所要のカラー現像液で
現像し、これを所要色について繰り返し、カラー
複写画像を得るように構成されている。
カラー複写画像が形成された記録シート2は剥
離搬送装置10でドラム1から剥離され、後続の
ドラム状吸着搬送装置36に引き渡され、その下
側に配置された加熱定着装置37で定着(安定
化)処理され、次いでその画像面を上にして機外
の受面38に排出されるようになつている。
なおドラム1には記録シート2の先端部をドラ
ム外周面より浮上させて剥離を容易にするための
剥離ピン装置26及び、記録シート2の後端側の
非画像領域に余剰現像液を吸液するための吸液部
材27を嵌入したスリツト状吸液溝28が設けら
れている。
この吸液溝28はドラム1の回転軸29内に形
成された吸気ダクト33に連通されるとともに、
ドレン34を介して吸気ブロア35に連通連結さ
れ、エアナイフ8で押し戻された余剰現像液をド
ラム1上から、吸引排除してドレン34内に回収
するようにしてある。
以下本考案に係る記録シート剥離搬送装置の特
徴的構造について説明する。
この剥離搬送装置10は第1図に示すように、
ガイド用ブレード40と、エア吹出筒42とを具
備して成る。このガイド用ブレード40は、その
記録シート案内面40aがドラム1の近傍側であ
る前端では上方へ、反対側である後端では下方へ
記録シート2を案内するように凹面が下向き円弧
状に形成されており、その先端部分41aがドラ
ム外周面1aと接離自在に構成されている。
なお第2図においてドラム1は前記した如くそ
の1部を破断して示してあり、仮想線で現わされ
た部材40は上記ガイド用ブレードを示す。そし
て符号41はガイド用ブレード40の先端辺を示
し、その先端部分41aがドラム外周面1aに近
接し、剥離ピン装置26のピン51で浮上させた
感光シート2の先端部分を、このガイド用ブレー
ド40の先端部分41aで、すくうように構成さ
れている。
前記駆動装置45は、本体側枠に設けられP点
を支点とするインク機構を有し、リンクアーム4
7の一端をソレノイド46で引くことにより引張
りバネ48に抗してガイド用ブレード40の先端
部分41aをドラム1に近接させることができる
ように構成されている。
また、剥離ピン装置26はドラム1内に駆動軸
50を枢支し、この駆動軸50に一対のピン51
を出入れするアーム52を固定し、駆動軸50の
一端をドラム1の側面より突出させて、その端部
に揺動アーム53を固設するとともに、その揺動
アーム53の、駆動軸50の取付側と反対側にコ
ロ54を設け、本体側枠55の所定位置にコロ5
4と係合する板カム56を配設して成り、ドラム
1上の記録シート2の先端が剥離装置10の手前
に達するまでドラム1が回転したときに、コロ5
4が板カム56に乗り上げ、駆動軸50を回転さ
せてアーム52を回転させることによりピン51
をドラム1の外周面1a上に突出させ、記録シー
ト2の先端部分をドラム1の外周面から剥離させ
るようにしてある。
上記の剥離ピン装置26を設けた場合には、ガ
イド用ブレードをドラム1に当接させることなく
近接させるだけで記録シート2を剥離することが
できるので、これら双方の部材の摺接による摩耗
がなく、しかも記録シート2を確実に剥離するこ
とができる。
エア吹出筒42は、その外周面をガイド用ブレ
ード40の案内凹面40aの円弧と同心円状に配
設され、その外周面適所には案内凹面40aに向
けて複数のエア吹出孔43を開口して構成されて
いる。このエア吹出孔43はドラム1の軸方向に
スリツト状に開口されるとともに、所定の角度ピ
ツチ(例えば45°)でエアを吹き出すようにして
ある。これにより、それぞれのエア吹出孔43か
ら吹き出すエアの風圧及び風量が等しく、かつ、
ドラムの軸線方向全面に亘つてほぼ均一となり、
記録シート2の先端の振動がなくなるとともに、
しわの発生も防止でき、後続のドラム状吸着搬送
装置36に、当該記録シート2を円滑に引き渡す
ことぎできる。
また、エア吹出筒42のエア吹出孔43は、ス
リツト状開口とすることが好ましいが、例えば円
孔をドラム軸線方向に多数配列するようにしても
良い。
なお吸着搬送装置36をドラム状に形成した本
実施例では、加熱定着装置37で加熱、乾燥され
る際に生じ易い記録シートの波状のしわも生じに
くくなる。
上記実施例では、本考案に係る記録シート剥離
搬送装置を湿式カラー電子写真複写機に適用した
ものについて説明したが、これに限らず例えばイ
ンキジエツト式画像記録装置においても、冒述の
基本構造を有するものであれば本考案を適用する
ことができる。
<考案の効果> 本考案に係る記録シート剥離搬送装置は前記の
ように構成され作用することから、記録シート先
端の振動がなくなり、記録シートが後続の搬送手
段に円滑に引き渡され、紙詰まりの原因を解消す
ることができる。また腰の弱い薄手のシートを用
いる場合でも、しわが発生しないので画像品質を
高く維持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の実施例を示し、第1
図は本考案の主要部を示す断面図、第2図はドラ
ムの1部を破断して図示したもので、第1図の矢
印G方向から剥離ピン装置を示した正面図、第3
図は本考案を適用した湿式カラー電子写真複写機
の概要側面図、第4図は従来例を示す要部側面図
である。 1……ドラム、1a……ドラム外周面、2……
記録シート(感光シート)、3……画像処理装置
(現像装置)、10……剥離搬送装置、40……ガ
イド用ブレード、40a……案内凹面、41……
ブレード先端辺、41a……ブレード先端部、4
2……エア吹出筒、43……エア吹出孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 回転ドラムに巻着され、可視像が形成された記
    録シートを剥離して搬送する画像記録装置の記録
    シート剥離搬送装置において、 記録シート案内面がドラム近傍側である前端で
    は上方へ、反対側である後端では下方へ記録シー
    トを案内するように凹面が下向き円弧状に形成さ
    れていると共に、その先端がドラム外周面と接離
    自在なガイド用ブレードと、 そのガイド用ブレードの円弧状案内面と同心円
    をなすようにその外周面が配設されていると共
    に、円弧状案内面に向けてエアを吹き出すエア吹
    出孔を複数有するエア吹出筒と、 からなることを特徴とする画像記録装置の記録シ
    ート剥離搬送装置。
JP1985194718U 1985-12-17 1985-12-17 Expired JPH0419559Y2 (ja)

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JP1985194718U JPH0419559Y2 (ja) 1985-12-17 1985-12-17

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JP1985194718U JPH0419559Y2 (ja) 1985-12-17 1985-12-17

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JPS62103067U JPS62103067U (ja) 1987-07-01
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5065240A (ja) * 1973-10-11 1975-06-02
JPS55111975A (en) * 1979-02-02 1980-08-29 Olympus Optical Co Ltd Stripping device of transfer paper in electrophotographic apparatus
JPS57171365A (en) * 1981-04-15 1982-10-21 Canon Inc Separating device of transfer material
JPS59147370A (ja) * 1983-02-10 1984-08-23 Fuji Xerox Co Ltd 複写機の用紙剥離装置

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