JPH0419502Y2 - - Google Patents

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JPH0419502Y2
JPH0419502Y2 JP1982148446U JP14844682U JPH0419502Y2 JP H0419502 Y2 JPH0419502 Y2 JP H0419502Y2 JP 1982148446 U JP1982148446 U JP 1982148446U JP 14844682 U JP14844682 U JP 14844682U JP H0419502 Y2 JPH0419502 Y2 JP H0419502Y2
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JP
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generation circuit
signal generation
sweep signal
voltage
sweep
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JP1982148446U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はオシロスコープの掃引信号発生回路に
関するものである。
従来の技術 オシロスコープの掃引信号発生回路は、一般的
に主掃引信号発生回路と呼ばれる第1の掃引信号
発生回路と、一定時間遅延させる第2の掃引信号
発生回路とから構成されている。遅延時間を第1
の掃引信号発生回路の出力電圧と基準電圧の比較
で定める場合、基準電圧の変動および掃引波形の
変動により遅延時間が変化する。これを一般にジ
ツターと呼ぶ。
第1図は従来の掃引信号発生回路を示してい
る。第1図において、1は第1の掃引信号発生回
路であり、この第1の掃引信号発生回路1は、第
3図における抵抗R3,R4,RT、トランジスタ
Q1、コンデンサCT、インピーダンス変換器4に
相当する回路構成である。第1図において、抵抗
R1,R2は比較器2の入力に印加するための基準
電圧を電源電圧E2より得るための減衰器を構成
する。3は第2の掃引信号発生回路であり、この
第2の掃引信号発生回路3は比較器2の出力から
発生する所望のゲート信号により動作する。一般
にE1は40〜100Vの範囲にある直流電源電圧で、
オシロスコープの電源電圧変動に対し影響を受け
やすい。またE2は7〜15Vの範囲にある直流電源
であり、他の回路用電源としても用いられる主電
源である。
第2図aのVAは第1の掃引信号発生回路1の
出力電圧であり、実線にて示す。また、E1が正
方向に増加した場合の出力電圧Vaを破線にて示
す。以下VaとE1の関係を説明する。トランジス
タQ1のコレクタよりコンデンサCTに加わる定電
流源の値をI0とすると次式で示される。
I0=R3/RT(R3+R4)E1 ……(1) ここで、I0=CTdVa/dTであるから、第1図の
第1の掃引信号発生回路1の出力電圧Vaの傾斜
部分dVa/dTは次式で示される。
dVa/dT=I0/CT=R3/CTRT(R3+R4)E1……(2) したがつてE1が増加するとVaの傾斜は第2図
aに示す破線のごとく急になる。第2図aにおい
て、T1後の出力電圧をV1とすると(2)式より、 V1=R3T1/CTRT(R3+R4)E1 ……(3) α=R3/CTRT(R3+R4)とすれば、 V1=αT1E1 ……(4) 一方、第1図の比較器2の基準電圧はE2R2
(R1+R2)で算出されるので、すなわち、抵抗
R1,R2、電源電圧E2で決定される。いま、比較
器2の基準電圧がV1になるように、抵抗R1,R2
電源電圧E2が設定されているとすると、第2の
掃引信号発生回路3は第2図aのT1を経過して
比較器2が動作し、VBが出力される。ここでE1
がΔE1変化すると、式(4)より、 T2=V1/α(E1+ΔE1)……(5) 式(5)よりT2はE1に反比例する。このため第2図
aにVBで示される第2の掃引信号発生回路3の
出力電圧は電源電圧E1の変動により掃引開始点
がT1からT2に変化する。
考案が解決しようとする課題 しかしながら上記従来の遅延掃引信号発生回路
を使用して波形を観測する場合、電源電圧の変動
により遅延時間が式(5)で示すように影響を受け、
特に第1および第2の掃引信号発生回路による掃
引波形の傾斜比が大のとき観測波形がふらつき安
定した観測ができなくなるという問題があつた。
これに対しE1およびE2の電源電圧に対する影
響を減少させるため各電源の改善が図られてきた
が、回路の複雑化、部品の増大、信頼性等の低下
を同時に招いていた。
本考案は上記従来の問題を解決するものであ
り、電源電圧変動に対して遅延時間が変動しない
優れた掃引信号発生回路を提供することを目的と
するものである。
課題を解決するための手段 本考案は上記目的を達成するために、三端子電
流制御素子およびバイアス抵抗で構成される定電
流源を含むとともに、この定電流源からコンデン
サに充電して主掃引信号を出力する第1の掃引信
号発生回路と、この主掃引信号電圧と定電圧とを
比較してゲート信号を発生する比較器と、上記ゲ
ート信号により動作を開始する第2の掃引信号発
生回路と、上記第1の掃引信号発生回路の定電流
源と上記比較器の基準電圧にともに電圧を供給す
る電源とを備え、電源電圧変動に対して主掃引と
遅延掃引とをともに変動させることを特徴とする
ものである。
作 用 したがつて本考案によれば、電源電圧変動に対
して主掃引と遅延掃引とをともに変動させること
により、相対的に電源電圧変動があつた場合でも
遅延時間の変動を防ぐ。
実施例 本考案の一実施例について第3図とともに説明
する。第3図において、第1の掃引信号発生回路
1は抵抗R3,R4,RT、トランジスタQ1、コンデ
ンサCTおよびインピーダンス変換器4で構成さ
れる。抵抗R1′,R2′は第1の掃引信号発生回路
1に供給されている電源電圧E1を分圧し比較器
2の一方の入力に加える基準電圧を発生させるた
めのものである。3は第2の掃引信号発生回路で
ある。
第2図bは本発明の実施例の動作説明図であ
り、図中VCは第1の掃引信号発生回路1の出力
である。以下、VCとE1との関係を説明する。ト
ランジスタQ1のコレクタよりコンデンサCTに加
わる定電流源の値をI0とすると、 I0=R3/RT(R3+R4)E1 ……(6) ここで、I0=CTdVC/dTであるから、第3図の
第1の掃引信号発生回路1の出力電圧VCの傾斜
部分dVC/dTは次式で示される。
dVC/dT=I0/CT=R3/CTTT(R3+R4)E1……(7) つまり、電圧VCの傾斜dVC/dTは電圧E1の変
動により変動し、E1が増加すれば、第2図bの
破線で示すように変動する。
第2図bにおいて、時間T0後の出力電圧Vc0
は、下式のようになる。
Vc0=R3T0/CTRT(R3+R4)E1 ……(8) β=R3/CTRT(R3+R4)とすれば、 Vc0=βT0E1 ……(9) したがつて、電圧Vc0は従来例の場合と同様に
電圧E1の変動により変動する。
ここで、(9)式をE1で微分すると、時間T0後の
第1の掃引信号発生回路1の出力Vc0の電圧E1
対する変化率は次式(10)のようになる。
dVc0/dE1=βT0 ……(10) 一方、第3図の比較器2に加わる基準電圧VR
は、 VR=R2′/R1′+R2′E1 ……(11) γ=R2′/R1′+R2′とすると、 VR=γE1 ……(12) したがつて、基準電圧VRも電圧E1の変動によ
り変動する。
ここで、時間T0のときにVcが比較器2の基準
電圧VRを越えたとすると、第2の掃引信号発生
回路3からVBが出力される。つまり、このとき
の遅延時間はT0となり、このとき、 VR=Vc0 である。したがつて、式(9),(12)より、 βT0E1=γE1 ……(13) ∴ T0=γ/β β、γはともにE1には影響を受けない値である
ので、遅延時間T0はE1の変動にもかかわらず常
に一定となる。
また、電源電圧E1の変化に対する基準電圧VR
の影響を見るため、式(12)はE1で微分する。
dVR/dE1=γ ……(14) 式(13)より、 βT0=γ したがつて、式(10),(14)より、 dVc0/dE1=dVR/dE1 ……(15) 式(15)によれば、電源E1の変化による基準
電圧VRの変化は、第1の掃引信号発生回路によ
る時間T0後の出力電圧Vc0の変化に等しくなる。
つまり、本考案の実施例においては、基準電圧
VRがV1の変動と同等の変動であるため、遅延時
間T0は常に固定されている。
なお、上記実施例では、トランジスタを定電流
源とした掃引信号発生回路を用いているが、トラ
ンジスタに限らず、電界効果型トランジスタ
(FET)等の三端子型電流制御素子を用いればよ
いものである。
したがつて本実施例の回路によれば、電源電圧
E1の変動にほぼ無関係に遅延時間T0が設定でき
る。
これにより従来のオシロスコープで遅延掃引信
号発生回路を使用して信号を観測する場合、電源
電圧の変動により遅延時間を設定し直す手間を省
くことができる。また本考案によれば電源E1
一次電源電圧変動に対する影響を特に零に近づけ
る必要がない。さらに電源電圧の短い周期での変
動に対しても遅延時間が一定しているため第2の
掃引波形による信号観測が安定してできる。
考案の効果 本考案は上記実施例から明らかなように、定電
流源からコンデンサに充電して主掃引信号を出力
する第1の掃引信号発生回路と、この主掃引信号
電圧と定電圧とを比較してゲート信号を発生する
比較器と、上記ゲート信号により動作を開始する
第2の掃引信号発生回路と、上記第1の掃引信号
発生回路の定電流源と上記比較器の基準電圧にと
もに電圧を供給する電源とを備え、電源電圧変動
に対して主掃引と遅延掃引とをともに変動させる
ことにより、相対的に電源電圧変動があつた場合
でも遅延時間が変動しないという効果を有する。
さらに電源電圧の短い周期での変動に対しても
遅延時間が一定しているため第2の掃引波形によ
る信号観測が安定してできるという効果も有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のオシロスコープの掃引信号発生
回路のブロツク図、第2図aは従来の掃引信号発
生回路の動作説明図、第2図bは本考案の掃引信
号発生回路の動作説明図であり、ともにイは第1
の掃引信号発生回路の出力を示す特性図、ロは第
2の掃引信号発生回路の出力を示す特性図、第3
図は本考案の一実施例における掃引信号発生回路
の電気回路図である。 1……第1の掃引信号発生回路、2……比較
器、3……第2の掃引信号発生回路、4……イン
ピーダンス変換器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 三端子電流制御素子およびバイアス抵抗で構成
    される定電流源を含むとともに、この定電流源か
    らコンデンサに充電して主掃引信号を出力する第
    1の掃引信号発生回路と、この主掃引信号電圧と
    定電圧とを比較してゲート信号を発生する比較器
    と、上記ゲート信号により動作を開始する第2の
    掃引信号発生回路と、上記第1の掃引信号発生回
    路の定電流源と上記比較器の基準電圧にともに電
    圧を供給する電源とを備え、電源電圧変動に対し
    て主掃引と遅延掃引とをともに変動させ、相対的
    に電源電圧変動に対して遅延時間が変動しないこ
    とを特徴とする掃引信号発生回路。
JP14844682U 1982-09-29 1982-09-29 掃引信号発生回路 Granted JPS5952464U (ja)

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JP14844682U JPS5952464U (ja) 1982-09-29 1982-09-29 掃引信号発生回路

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JPS5952464U JPS5952464U (ja) 1984-04-06
JPH0419502Y2 true JPH0419502Y2 (ja) 1992-05-01

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49123081A (ja) * 1973-03-28 1974-11-25

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49123081A (ja) * 1973-03-28 1974-11-25

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