JPH0419473A - 圧力容器の扉装置 - Google Patents
圧力容器の扉装置Info
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- JPH0419473A JPH0419473A JP12294490A JP12294490A JPH0419473A JP H0419473 A JPH0419473 A JP H0419473A JP 12294490 A JP12294490 A JP 12294490A JP 12294490 A JP12294490 A JP 12294490A JP H0419473 A JPH0419473 A JP H0419473A
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 abstract description 17
- 230000001954 sterilising effect Effects 0.000 description 11
- 238000004659 sterilization and disinfection Methods 0.000 description 11
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 3
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Chemical compound O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
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- Pressure Vessels And Lids Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明に係る圧力容器の扉装置は、例えば病院や各種
研究所に於いて使用される蒸気滅菌装置の開口部を開閉
する為の扉装置として、利用する事が出来る。
研究所に於いて使用される蒸気滅菌装置の開口部を開閉
する為の扉装置として、利用する事が出来る。
(従来の技術)
病院や各種研究所に於いて、使用済の患者用衣服や手術
用具、或は実験器具等を滅菌処理する為、高温高圧の水
蒸気により滅菌処理を行なう、蒸気滅菌装置が広く使用
されている。
用具、或は実験器具等を滅菌処理する為、高温高圧の水
蒸気により滅菌処理を行なう、蒸気滅菌装置が広く使用
されている。
蒸気滅菌装置の場合、圧力容器である滅菌容器内に被滅
菌物を収納し、この滅菌容器の開口部を屏で閉じた後、
滅菌容器内に高温高圧の水蒸気を送り込む。従って滅菌
容器の屏は、滅菌容器内に送り込まれ々水蒸気の圧力に
よって開く事がなく、しかも滅菌容器内に送り込まれた
高圧の水蒸気を外部に漏出させる事のない構造とする必
要がある。
菌物を収納し、この滅菌容器の開口部を屏で閉じた後、
滅菌容器内に高温高圧の水蒸気を送り込む。従って滅菌
容器の屏は、滅菌容器内に送り込まれ々水蒸気の圧力に
よって開く事がなく、しかも滅菌容器内に送り込まれた
高圧の水蒸気を外部に漏出させる事のない構造とする必
要がある。
この為従来から、第4図に示す様な構造を有する扉装置
により、滅菌容器の開口部を開閉する事が行なわれてい
た。
により、滅菌容器の開口部を開閉する事が行なわれてい
た。
この第4図に示した扉装置に於いて1は、滅菌容器(図
示省略)の開口周縁部に固定された、矩形枠状の前板で
、この前板1の前面両側には、1対の第一のクラッチ部
材2.2を固定している。
示省略)の開口周縁部に固定された、矩形枠状の前板で
、この前板1の前面両側には、1対の第一のクラッチ部
材2.2を固定している。
又、滅菌容器の開口部片側には揺動板3の基端部を、竪
軸4により枢支しており、この揺動板3には屏7を、揺
動板3の後面に固定したガイド片5.5とff1I7の
前面に固定したガイドピン6.6との保合により、若干
の昇降自在に支承している。
軸4により枢支しており、この揺動板3には屏7を、揺
動板3の後面に固定したガイド片5.5とff1I7の
前面に固定したガイドピン6.6との保合により、若干
の昇降自在に支承している。
この屏7は、上記1対のクラッチ部材2.2の間隔より
も小さな幅寸法に形成する事で、竪軸4を中心とする揺
動板3の揺動に伴ない、扉7が1対のクラッチ部材2.
2の間に入り込み得る様にしている。又、屏7の両側縁
部には、第二のクラッチ部材8.8を固定している。
も小さな幅寸法に形成する事で、竪軸4を中心とする揺
動板3の揺動に伴ない、扉7が1対のクラッチ部材2.
2の間に入り込み得る様にしている。又、屏7の両側縁
部には、第二のクラッチ部材8.8を固定している。
この第二のクラッチ部材8.8と前記第一のクラッチ部
材2.2との互いに対向する縁部は、互いに同じピッチ
の凹凸形状とされており、Jj’i17の昇降に伴なフ
て、第一、第二のクラッチ部材2.8同士の係脱を自在
としている。
材2.2との互いに対向する縁部は、互いに同じピッチ
の凹凸形状とされており、Jj’i17の昇降に伴なフ
て、第一、第二のクラッチ部材2.8同士の係脱を自在
としている。
又、上記揺動板3の先端部には捩り軸9を、扉7と直角
方向に枢支しており、この捩り軸9の一端で、上記Jj
iI7の前面に対向する部分に、捩り軸9を中心とする
半径が連続的に変化する、カム板10を固定している。
方向に枢支しており、この捩り軸9の一端で、上記Jj
iI7の前面に対向する部分に、捩り軸9を中心とする
半径が連続的に変化する、カム板10を固定している。
扉7の前面中央部には、この屏7に対して直角な軸を中
心として回転するローラ11を支承し、このローラ11
の外周面と上記カム板10の外周面とを常に接触させて
いる。
心として回転するローラ11を支承し、このローラ11
の外周面と上記カム板10の外周面とを常に接触させて
いる。
更に、上記捩り軸9の他端部にはハンドル12を固定し
、このハンドル12を操作する事で、捩り軸9を介して
前記カム板10を回転駆動自在としている。
、このハンドル12を操作する事で、捩り軸9を介して
前記カム板10を回転駆動自在としている。
上述の様に構成される扉装置により、滅菌容器の開口部
を開閉する場合、次の通り行なう。
を開閉する場合、次の通り行なう。
先ず、開閉作業を行なう場合には、ハンドル12を第4
図の矢印aで示す様に、同図で時計方向に回転させ、扉
7の前面に装着したローラ11をカム板10の大径部分
に当接させる事により、屏7を上昇させる。
図の矢印aで示す様に、同図で時計方向に回転させ、扉
7の前面に装着したローラ11をカム板10の大径部分
に当接させる事により、屏7を上昇させる。
この様に屏7が上昇した状態に於いて、この扉7の両縁
部に固定した第二のクラッチ部材8.8の凸部が、前板
1の前面両側に固定した第一のクラッチ部材2.2の凹
部と整合し、第二のクラッチ部材8.8が第一のクラッ
チ部材2.2に対し、5j7の表裏方向に互って変位自
在な状態となり、扉7の開閉作業を行なえる様になる。
部に固定した第二のクラッチ部材8.8の凸部が、前板
1の前面両側に固定した第一のクラッチ部材2.2の凹
部と整合し、第二のクラッチ部材8.8が第一のクラッ
チ部材2.2に対し、5j7の表裏方向に互って変位自
在な状態となり、扉7の開閉作業を行なえる様になる。
5i17を閉鎖する場合には、この5’i17の両側に
固定した第二のクラッチ部材8.8を、第一のクラッチ
部材2.2の凹凸部よりも前板1側に移動させた状態で
、ハンドル12を第4図の矢印すで示す様に、同図で反
時計方向に回転させ、ローラ11をカム板10の小径部
分に当接させる事により、扉7を下降させる(1iiJ
4図に示した状態)。
固定した第二のクラッチ部材8.8を、第一のクラッチ
部材2.2の凹凸部よりも前板1側に移動させた状態で
、ハンドル12を第4図の矢印すで示す様に、同図で反
時計方向に回転させ、ローラ11をカム板10の小径部
分に当接させる事により、扉7を下降させる(1iiJ
4図に示した状態)。
この結果、第一、第二のクラッチ部材2.8の凸部同士
が整合し、第二のクラッチ部材8.8を両側に固定した
屏7が、前板1から遠ざかる方向に移動出来なくなり、
滅菌容器の開口部が閉じられる。
が整合し、第二のクラッチ部材8.8を両側に固定した
屏7が、前板1から遠ざかる方向に移動出来なくなり、
滅菌容器の開口部が閉じられる。
この状態で滅菌容器内に高圧の水蒸気を送り込んでも、
扉7は%−1第二のクラッチ部材2.8同士の係合によ
り、開放方向に移動する事はなくなり、上記滅菌容器の
開口部か閉じられた状態のままに保持される。
扉7は%−1第二のクラッチ部材2.8同士の係合によ
り、開放方向に移動する事はなくなり、上記滅菌容器の
開口部か閉じられた状態のままに保持される。
前板1の前面と扉7の後面との間の気密は、前板1の前
面に形成した凹溝に装着したバッキングにより保持され
るが、上記凹溝には、滅菌容器内に水蒸気が送り込まれ
ている間中、圧力気体が送り込まれ、この圧力気体の圧
力によりバッキングを屏7の後面に押圧する為、前板1
と屏7との気密保持が図られる。
面に形成した凹溝に装着したバッキングにより保持され
るが、上記凹溝には、滅菌容器内に水蒸気が送り込まれ
ている間中、圧力気体が送り込まれ、この圧力気体の圧
力によりバッキングを屏7の後面に押圧する為、前板1
と屏7との気密保持が図られる。
(発明が解決しようとする課題)
ところが、上述の様に構成され作用する圧力容器の扉装
置に於いて、従来衣に述べる様な不都合を生じた。
置に於いて、従来衣に述べる様な不都合を生じた。
即ち、ハンドル12を回転させる事により、扉7を昇降
させる際、m7を上昇させる場合には、重力に抗して屏
7を上昇させる為、ハンドル12が勢い良く回転する様
な事はないが、扉7を下降させる場合には、重力により
扉7が下降しようとする方向と、ハンドル12の回転に
より、この屏7を移動させようとする方向とが一致する
為、ハンドル12が勢い良く回転する傾向となる。
させる際、m7を上昇させる場合には、重力に抗して屏
7を上昇させる為、ハンドル12が勢い良く回転する様
な事はないが、扉7を下降させる場合には、重力により
扉7が下降しようとする方向と、ハンドル12の回転に
より、この屏7を移動させようとする方向とが一致する
為、ハンドル12が勢い良く回転する傾向となる。
カム板10の外周面形状は、屏7の重力による下降圧力
により、ハンドル12が回転する事のない様な形状とさ
れてはいるが、ハンドル12を不用意に勢い良く回した
場合、屏7の下降速度が速くなり過ぎる場合がある。
により、ハンドル12が回転する事のない様な形状とさ
れてはいるが、ハンドル12を不用意に勢い良く回した
場合、屏7の下降速度が速くなり過ぎる場合がある。
本発明による圧力容器の扉装置は、上述の様な不都合を
解消するものである。
解消するものである。
(課題を解決する為の手段)
本発明の圧力容器の扉装置は、前述した従来の扉装置と
同様に、圧力容器の開口部両側に固定された1対の第一
のクラッチ部材と、上記圧力容器の開口部片側に基端部
を枢支した揺動板と、上記1対のクラッチ部材の間隔よ
りも小さな幅寸法を有し、上記揺動板に、若干の昇降自
在に支承された扉と、この屏の両側縁部に固定され、屏
の昇降に伴なって上記第一のクラッチ部材と係脱する、
第二のクラッチ部材と、上記揺動板の先端部に、扉と直
角方向に枢支された携り軸と、この捩り軸の一端で、上
記扉の前面に対向する部分に固定された、捩り軸を中心
とする半径が連続的に変化するカム板と、扉の前面に装
着され、上記捩り軸と平行な枢軸に枢支され、その外周
面を上記カム板の外周面と常に接触させるローラと、上
記捩り軸の他端部に固定されたハンドルとから構成され
ている。
同様に、圧力容器の開口部両側に固定された1対の第一
のクラッチ部材と、上記圧力容器の開口部片側に基端部
を枢支した揺動板と、上記1対のクラッチ部材の間隔よ
りも小さな幅寸法を有し、上記揺動板に、若干の昇降自
在に支承された扉と、この屏の両側縁部に固定され、屏
の昇降に伴なって上記第一のクラッチ部材と係脱する、
第二のクラッチ部材と、上記揺動板の先端部に、扉と直
角方向に枢支された携り軸と、この捩り軸の一端で、上
記扉の前面に対向する部分に固定された、捩り軸を中心
とする半径が連続的に変化するカム板と、扉の前面に装
着され、上記捩り軸と平行な枢軸に枢支され、その外周
面を上記カム板の外周面と常に接触させるローラと、上
記捩り軸の他端部に固定されたハンドルとから構成され
ている。
更に、本発明の圧力容器の扉装置に於いては、上記ロー
ラの内周面と上記枢軸の外周面との間に、上記扉が上昇
する際に於けるローラの回転のみを許容する一方向クラ
ッチを設けた事を特徴としている。
ラの内周面と上記枢軸の外周面との間に、上記扉が上昇
する際に於けるローラの回転のみを許容する一方向クラ
ッチを設けた事を特徴としている。
(作 用)
上述の様に構成される、本発明の圧力容器の扉装置によ
り、圧力容器の開口部を開閉する際の基本的な作用自体
は、前述した従来の扉装置の場合と同様である。
り、圧力容器の開口部を開閉する際の基本的な作用自体
は、前述した従来の扉装置の場合と同様である。
但し、本発明の圧力容器の扉装置の場合、屏を下降させ
る方向にカム板が回転する際には、一方向クラッチの作
用によってローラが、枢軸を中心として回転する事を阻
止され、ローラと枢軸とが一体的に作用する。
る方向にカム板が回転する際には、一方向クラッチの作
用によってローラが、枢軸を中心として回転する事を阻
止され、ローラと枢軸とが一体的に作用する。
この為、扉を下降させるべく、カム板を回転させる為に
は、このカム板を、自らの外周面と上記ローラの外周面
との間に働く滑り摩擦力に抗して回転させなければなら
ない。この滑り摩擦力により、カム板の回転速度を制限
する事が出来、このカム板とローラとの係合により昇降
する屏が、勢い良く下降する事を防止出来る。
は、このカム板を、自らの外周面と上記ローラの外周面
との間に働く滑り摩擦力に抗して回転させなければなら
ない。この滑り摩擦力により、カム板の回転速度を制限
する事が出来、このカム板とローラとの係合により昇降
する屏が、勢い良く下降する事を防止出来る。
扉を上昇させる場合には、前記一方向クラッチが、ロー
ラが枢軸に対して回転するのを許容する為、カム板の回
転に伴なってローラが回転し、扉を上昇させる為に要す
る力が大きくなる事を防止する。
ラが枢軸に対して回転するのを許容する為、カム板の回
転に伴なってローラが回転し、扉を上昇させる為に要す
る力が大きくなる事を防止する。
(実施例)
次に、図示の実施例を説明しつつ、本発明を更に詳しく
説明する。
説明する。
第1図は本発明による圧力容器の扉装置の要部を示す、
第4図のA部に相当する拡大図、第2〜3図は一方向ク
ラッチの1例を示しており、第2図は断面図、第3図は
第2図のB−B断面図である。
第4図のA部に相当する拡大図、第2〜3図は一方向ク
ラッチの1例を示しており、第2図は断面図、第3図は
第2図のB−B断面図である。
本発明の圧力容器の扉装置は、前述の従来の扉装置と同
様、前記第4図に示す様に、圧力容器である滅菌容器の
開口周縁部に固定された矩形枠状の前板1の前面両側に
、1対の第一のクラッチ部材2.2を固定すると共に、
滅菌容器の開口部片側に揺動板3の基端部を、竪軸4に
より枢支しており、この揺動板3には扉7を、揺動板3
の後面に固定したガイド片5.5と屏7の前面に固定し
たガイドピン6.6との係合により、若干の昇降自在に
支承している。
様、前記第4図に示す様に、圧力容器である滅菌容器の
開口周縁部に固定された矩形枠状の前板1の前面両側に
、1対の第一のクラッチ部材2.2を固定すると共に、
滅菌容器の開口部片側に揺動板3の基端部を、竪軸4に
より枢支しており、この揺動板3には扉7を、揺動板3
の後面に固定したガイド片5.5と屏7の前面に固定し
たガイドピン6.6との係合により、若干の昇降自在に
支承している。
上記1対のクラッチ部材2.2の間隔よりも小さな幅寸
法に形成されたJj’ii7は、竪軸4を中心とする揺
動板3の揺動に伴ない、1対のクラッチ部材2.2の間
に入り込み得る様にしており、屏7の両側縁部には第二
のクラッチ部材8.8を固定している。第二のクラッチ
部材8.8と前記第一のクラッチ部材2.2との互いに
対向する縁部は、互いに同じピッチの凹凸形状として、
屏7の昇降に伴なって第一、第二のクラッチ部材2.8
同士の係脱を自在としている。
法に形成されたJj’ii7は、竪軸4を中心とする揺
動板3の揺動に伴ない、1対のクラッチ部材2.2の間
に入り込み得る様にしており、屏7の両側縁部には第二
のクラッチ部材8.8を固定している。第二のクラッチ
部材8.8と前記第一のクラッチ部材2.2との互いに
対向する縁部は、互いに同じピッチの凹凸形状として、
屏7の昇降に伴なって第一、第二のクラッチ部材2.8
同士の係脱を自在としている。
揺動板3の先端部に、Jyii7と直角方向に枢支した
捩り軸9の一端で、上記屏7の前面に対向する部分には
、I戻り軸9を中心とする半径が連続的に変化するカム
板10を固定しており、5i!7の前面中央部にはロー
ラ11を、上記捩り軸9と平行な枢軸13により支承し
、このローラ11の外周面と上記カム板10の外周面と
を常に接触させている。捩り軸9の他端部にはハンドル
12を固定し、このハンドル12を操作する事で、才戻
り軸9を介して前記カム板10を回転駆動自在としてい
る。
捩り軸9の一端で、上記屏7の前面に対向する部分には
、I戻り軸9を中心とする半径が連続的に変化するカム
板10を固定しており、5i!7の前面中央部にはロー
ラ11を、上記捩り軸9と平行な枢軸13により支承し
、このローラ11の外周面と上記カム板10の外周面と
を常に接触させている。捩り軸9の他端部にはハンドル
12を固定し、このハンドル12を操作する事で、才戻
り軸9を介して前記カム板10を回転駆動自在としてい
る。
上述の構成に就いては、前述した従来の扉装置と同様で
あるが、本発明の圧力容器の扉装置に於いては、上記ロ
ーラ11の内周面と上記枢軸13の外周面との間に、一
方向クラッチ14を設けて、上記ローラ11が枢軸13
の周囲で、一方向にのみ回転する様にしている。
あるが、本発明の圧力容器の扉装置に於いては、上記ロ
ーラ11の内周面と上記枢軸13の外周面との間に、一
方向クラッチ14を設けて、上記ローラ11が枢軸13
の周囲で、一方向にのみ回転する様にしている。
一方向クラッチ14としては、従来から知られた各種構
造のものを採用出来るが、例えば実開昭59−6603
3号公報に開示された、第2〜3図に示す様なローラク
ラッチを使用出来る。
造のものを採用出来るが、例えば実開昭59−6603
3号公報に開示された、第2〜3図に示す様なローラク
ラッチを使用出来る。
このローラクラッチを示した第2〜3図に於いて15は
、円筒状の外輪で、ローラ11はこの外輪15に外嵌固
定されるか、或はこの外輪15をローラ11として機能
させる。
、円筒状の外輪で、ローラ11はこの外輪15に外嵌固
定されるか、或はこの外輪15をローラ11として機能
させる。
本発明の扉装置を構成する場合、上記外輪15の内側に
断面円形の枢軸13を、この外輪15と同心に挿入する
。又、この枢軸13の外周面と上記外輪15の内周面と
の間に存在する円筒状の隙間16内には、複数本のロー
ラ17.17と、この複数本のローラ17.17を上記
隙間16内に等間隔に保持する保持器18と、上記各ロ
ーラ17.17を円周の同じ方向(第3図に於いて時計
方向)に押圧するばね19.19とを設けている。
断面円形の枢軸13を、この外輪15と同心に挿入する
。又、この枢軸13の外周面と上記外輪15の内周面と
の間に存在する円筒状の隙間16内には、複数本のロー
ラ17.17と、この複数本のローラ17.17を上記
隙間16内に等間隔に保持する保持器18と、上記各ロ
ーラ17.17を円周の同じ方向(第3図に於いて時計
方向)に押圧するばね19.19とを設けている。
外輪15の内周面で、保持器18に保持された各ローラ
17.17が対向する部分には、この外輪15の幅方向
に長く、断面が円弧状の凹部20.20を形成し、この
円弧状凹部20.20の形成部分に於ける上記隙間16
の半径方向の寸法を、他の部分に於ける半径方向寸法よ
りも少し大きくしている。
17.17が対向する部分には、この外輪15の幅方向
に長く、断面が円弧状の凹部20.20を形成し、この
円弧状凹部20.20の形成部分に於ける上記隙間16
の半径方向の寸法を、他の部分に於ける半径方向寸法よ
りも少し大きくしている。
この様に構成されるローラクラッチは、枢軸13の周囲
で外輪15を反時計方向に回転させた場合、各ローラ1
7.17の外周寄り部分が、外輪15の内周面に形成し
た凹部20.20の端部で、外輪15の内径が小さくな
った部分から離れる傾向となり、各ローラ17.17が
、外輪15の内周面と枢軸13の外周面との間の隙間1
6内で転勤可能な状態となって、枢軸13の周囲で外輪
15が回転自在となる。
で外輪15を反時計方向に回転させた場合、各ローラ1
7.17の外周寄り部分が、外輪15の内周面に形成し
た凹部20.20の端部で、外輪15の内径が小さくな
った部分から離れる傾向となり、各ローラ17.17が
、外輪15の内周面と枢軸13の外周面との間の隙間1
6内で転勤可能な状態となって、枢軸13の周囲で外輪
15が回転自在となる。
反対に、枢軸13の周囲で外輪15を時計方向に回転さ
せた場合、上記各ローラ17.17が凹部20.20の
端部で、外輪15の内径が小さくなった部分に向けて移
動する傾向となり、各ローラ17.17が各凹部20.
20の端部に於いて、上記隙間16の一部に食い込み、
外輪15と枢軸13とが相対的に回転する事を阻止する
。この為、枢軸13の周囲て外輪15が回転する事かな
くなり、枢軸13と外輪15、及びこの外輪15に外嵌
固定されたローラ11が一体的に結合された状態となる
。
せた場合、上記各ローラ17.17が凹部20.20の
端部で、外輪15の内径が小さくなった部分に向けて移
動する傾向となり、各ローラ17.17が各凹部20.
20の端部に於いて、上記隙間16の一部に食い込み、
外輪15と枢軸13とが相対的に回転する事を阻止する
。この為、枢軸13の周囲て外輪15が回転する事かな
くなり、枢軸13と外輪15、及びこの外輪15に外嵌
固定されたローラ11が一体的に結合された状態となる
。
この為、上述の様に構成されるローラクラッチ(一方向
クラッチ14)を、適切な方向で、枢軸13の外周面と
ローラ11の内周面との間に設ければ、扉7が上昇する
際に於けるローラ11の回転のみを許容する事が出来る
。
クラッチ14)を、適切な方向で、枢軸13の外周面と
ローラ11の内周面との間に設ければ、扉7が上昇する
際に於けるローラ11の回転のみを許容する事が出来る
。
上述の様に構成される、本発明の圧力容器の扉装置によ
り、圧力容器の開口部を開閉する際の基本的な作用自体
は、前述した従来の扉装置の場合と同様である。
り、圧力容器の開口部を開閉する際の基本的な作用自体
は、前述した従来の扉装置の場合と同様である。
即ち、開閉作業を行なう場合には、ハンドル12を第4
図の矢印a方向に回転させ、扉7の前面に枢軸13を介
して装着したローラ11を、カム板10の大径部分に当
接させる事により、屏7を上昇させて、この屏7の両縁
部に固定した第二のクラッチ部材8.8の凸部と、前板
1の前面両側に固定した第一のクラッチ部材2.2の凹
部とを整合させ、第二のクラッチ部材8.8が第一のク
ラッチ部材2.2に対し、扉7の表裏方向に亙って変位
自在な状態として、扉7の開閉作業を行なう。
図の矢印a方向に回転させ、扉7の前面に枢軸13を介
して装着したローラ11を、カム板10の大径部分に当
接させる事により、屏7を上昇させて、この屏7の両縁
部に固定した第二のクラッチ部材8.8の凸部と、前板
1の前面両側に固定した第一のクラッチ部材2.2の凹
部とを整合させ、第二のクラッチ部材8.8が第一のク
ラッチ部材2.2に対し、扉7の表裏方向に亙って変位
自在な状態として、扉7の開閉作業を行なう。
扉7を閉鎖する場合には、この屏7の両側に固定した第
二のクラッチ部材8.8を、第一のクラッチ部材2.2
の凹凸部よりも前板1側に穆動させた状態で、ハンドル
12を第4図の矢印す方向に回転させ、ローラ11をカ
ム板10の小径部分に当接させる事により、屏7を下降
させて、第、第二のクラッチ部材2.8の凸部同士を整
合させ、第二のクラッチ部材8.8を両側に固定した扉
7を、前板1から遠ざかる方向に移動出来なくして、滅
菌容器の開口部を閉じる。
二のクラッチ部材8.8を、第一のクラッチ部材2.2
の凹凸部よりも前板1側に穆動させた状態で、ハンドル
12を第4図の矢印す方向に回転させ、ローラ11をカ
ム板10の小径部分に当接させる事により、屏7を下降
させて、第、第二のクラッチ部材2.8の凸部同士を整
合させ、第二のクラッチ部材8.8を両側に固定した扉
7を、前板1から遠ざかる方向に移動出来なくして、滅
菌容器の開口部を閉じる。
前板1の前面とが7の後面との間の気密を、前板1の前
面に形成した凹溝に装着したバッキングにより保持する
事、並びに上記凹溝に、滅菌容器内に水蒸気が送り込ま
れている間中圧力気体を送り込み、この圧力気体の圧力
によりバッキングを屏7の後面に押圧して、前板1とm
7との気密保持を図る事は、前述した従来の扉装置の場
合と同様である。
面に形成した凹溝に装着したバッキングにより保持する
事、並びに上記凹溝に、滅菌容器内に水蒸気が送り込ま
れている間中圧力気体を送り込み、この圧力気体の圧力
によりバッキングを屏7の後面に押圧して、前板1とm
7との気密保持を図る事は、前述した従来の扉装置の場
合と同様である。
但し、本発明の圧力容器の扉装置の場合、枢軸13の外
周面とローラ11の内周面との間に設けた一方向クラッ
チ14の働きにより、士戻り軸9に固定したカム板10
の回転速度を制限する事が出来る為、このカム板10と
ローラ11との係合により昇降するm7が、勢い良く下
降する事を防止出来る。
周面とローラ11の内周面との間に設けた一方向クラッ
チ14の働きにより、士戻り軸9に固定したカム板10
の回転速度を制限する事が出来る為、このカム板10と
ローラ11との係合により昇降するm7が、勢い良く下
降する事を防止出来る。
即ち、扉7を下降させるべく、捩り軸9の端部に固定し
たカム板10を、第4図の矢印す方向に回転させる場合
、このカム板10の外周面と当接したローラ11も、枢
軸13を中心として回転しようとする。ところが、一方
向クラッチ14の働きにより、ローラ11が枢軸13に
対して回転する事が阻止される為、上記カム板10を回
転させる為には、上記ローラ11の外周面とカム板10
の外周面との間に働く摩擦力に抗して、カム板10を回
転させる必要がある。この為、カム板10が勢い良く回
転する事がなくなり、カム板10とローラ11を介して
係合した屏7を、緩徐に下降させる事か出来る。
たカム板10を、第4図の矢印す方向に回転させる場合
、このカム板10の外周面と当接したローラ11も、枢
軸13を中心として回転しようとする。ところが、一方
向クラッチ14の働きにより、ローラ11が枢軸13に
対して回転する事が阻止される為、上記カム板10を回
転させる為には、上記ローラ11の外周面とカム板10
の外周面との間に働く摩擦力に抗して、カム板10を回
転させる必要がある。この為、カム板10が勢い良く回
転する事がなくなり、カム板10とローラ11を介して
係合した屏7を、緩徐に下降させる事か出来る。
一方、扉7を上昇させる場合には、一方向クラッチ14
が、枢軸13の周囲てのローラ11の回転を許容し、カ
ム板10の回転に伴なって上記ローラ11が、枢軸13
の周囲で軽い力で回転する為、扉7を上昇させる為に要
する力が徒に大きくなる事はない。
が、枢軸13の周囲てのローラ11の回転を許容し、カ
ム板10の回転に伴なって上記ローラ11が、枢軸13
の周囲で軽い力で回転する為、扉7を上昇させる為に要
する力が徒に大きくなる事はない。
(発明の効果)
本発明の圧力容器の扉装置は、以上に述べた通り構成さ
れ作用する為、扉を上昇させる際に要する力を大きくし
たり、或は扉を昇降させる為にハンドルを回転させる量
を多くしたりする事なく、屏が勢い良く下降する事を確
実に防止出来る。
れ作用する為、扉を上昇させる際に要する力を大きくし
たり、或は扉を昇降させる為にハンドルを回転させる量
を多くしたりする事なく、屏が勢い良く下降する事を確
実に防止出来る。
第1図は本発明による圧力容器の扉装置の要部を示す、
第4図のA部に相当する拡大図、第2〜3図は一方向ク
ラッチの1例を示しており、第2図は断面図、第3図は
第2図のB−B断面図、第4図は本発明の対象となる扉
装置の全体構成を示す透視斜視図である。 1・前板、2.第一のクラッチ部材、3:揺動板、4.
竪軸、5・ガイド片、6 ガイドビン、7、扉、8 第
二のクラッチ部材、9:捩り軸、10・カム板、11:
ローラ、12;ハンドル、13、枢軸、14ニ一方向ク
ラツチ、15.外輪、16:隙間、17:ローラ、18
・保持器、19・はね、20:凹部。 特許出願人 株式会社千代田製作所 代 理 人 小 山 欽 造(ほか1名)第 図 第 図 第 図
第4図のA部に相当する拡大図、第2〜3図は一方向ク
ラッチの1例を示しており、第2図は断面図、第3図は
第2図のB−B断面図、第4図は本発明の対象となる扉
装置の全体構成を示す透視斜視図である。 1・前板、2.第一のクラッチ部材、3:揺動板、4.
竪軸、5・ガイド片、6 ガイドビン、7、扉、8 第
二のクラッチ部材、9:捩り軸、10・カム板、11:
ローラ、12;ハンドル、13、枢軸、14ニ一方向ク
ラツチ、15.外輪、16:隙間、17:ローラ、18
・保持器、19・はね、20:凹部。 特許出願人 株式会社千代田製作所 代 理 人 小 山 欽 造(ほか1名)第 図 第 図 第 図
Claims (1)
- (1)圧力容器の開口部両側に固定された1対の第一の
クラッチ部材と、上記圧力容器の開口部片側に基端部を
枢支した揺動板と、上記1対のクラッチ部材の間隔より
も小さな幅寸法を有し、上記揺動板に、若干の昇降自在
に支承された扉と、この扉の両側縁部に固定され、扉の
昇降に伴なって上記第一のクラッチ部材と係脱する、第
二のクラッチ部材と、上記揺動板の先端部に、扉と直角
方向に枢支された捩り軸と、この捩り軸の一端で、上記
扉の前面に対向する部分に固定された、捩り軸を中心と
する半径が連続的に変化するカム板と、扉の前面に装着
され、上記捩り軸と平行な枢軸に枢支され、その外周面
を上記カム板の外周面と常に接触させるローラと、上記
捩り軸の他端部に固定されたハンドルとから成る圧力容
器の扉装置に於いて、上記ローラの内周面と上記枢軸の
外周面との間に、上記扉が上昇する際に於けるローラの
回転のみを許容する一方向クラッチを設けた事を特徴と
する圧力容器の扉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12294490A JP2907489B2 (ja) | 1990-05-15 | 1990-05-15 | 圧力容器の扉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12294490A JP2907489B2 (ja) | 1990-05-15 | 1990-05-15 | 圧力容器の扉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0419473A true JPH0419473A (ja) | 1992-01-23 |
JP2907489B2 JP2907489B2 (ja) | 1999-06-21 |
Family
ID=14848484
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12294490A Expired - Lifetime JP2907489B2 (ja) | 1990-05-15 | 1990-05-15 | 圧力容器の扉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2907489B2 (ja) |
-
1990
- 1990-05-15 JP JP12294490A patent/JP2907489B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2907489B2 (ja) | 1999-06-21 |
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