JPH04194724A - 自動運転制御装置 - Google Patents

自動運転制御装置

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Publication number
JPH04194724A
JPH04194724A JP2327871A JP32787190A JPH04194724A JP H04194724 A JPH04194724 A JP H04194724A JP 2327871 A JP2327871 A JP 2327871A JP 32787190 A JP32787190 A JP 32787190A JP H04194724 A JPH04194724 A JP H04194724A
Authority
JP
Japan
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learning
acceleration
dve
vehicle
deviation
Prior art date
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Pending
Application number
JP2327871A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Okazaki
岡崎 和弘
Tatsuya Nakagi
達也 仲儀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP2327871A priority Critical patent/JPH04194724A/ja
Publication of JPH04194724A publication Critical patent/JPH04194724A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両、船舶、航空機等の各種移動体の運転制
御装置に係り、特に、移動体を自動的に運転制御するに
適した自動運転制御装置に関する。
(従来技術) 従来、例えば車両用自動運転制御装置においては、特開
昭63−292035号公報に示されているように、例
えば、10モ一ド走行試験パターンに沿うようにテスト
ドライバが車両を運転するときの同テストドライバの運
転感覚から特定した複数の制御規制に甚くファジー推論
に応じて、当該車両の自動運転制御を行うようにしたも
のがある。
(発明が解決しようとする課題) ところで、このような構成においては、テストドライバ
が運転した車両自体についてlOモード走行試験パター
ンに沿うように自動運転制御するにあたっては良好な結
果が得られる。しかし、当該車両を、10モ一ド走行試
験パターンに代えて、11モード、LA#4モードある
いは非固定の任意の走行試験パターンに沿うように自動
運転制御しようとする場合や、当該車両が試作段階にあ
ってその改造により運転特性を変更された改造車両を、
上述のlOモード走行試験パターン等に沿うように自動
運転制御する場合には、上述の特定した複数の制御規制
に甚くファジー推論によるのみでは、ファジー制御内容
が、各車両の運転特性には合致せず、その結果、所望の
走行試験パターンに沿うように自動運転制御を良好に行
うことは困難である。かかる場合、人間が、各車両を一
度走行させてみて、その各走行結果に応じて車両毎に走
行試験パターンに対する変更を加えることも考えられる
が、このような作業には時間と手間を要し効率が悪い。
そこで、本発明は、上述のようなことに対処すべく、自
動運転制御装置において、移動体の種類や運転特性が変
わっても、ある移動体の基本的運転特性を特定するに必
要な複数の制御規制に葺くファジー推論を基礎とし、色
々な移動体の各運転特性に柔軟に対応し得るような学習
機能を付加して、各移動体について良好な自動運転制御
を実現しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 上記課題の解決にあたり、本発明のの構成上の特徴は、
第1図に示すごとく、  加速操作手段18及び(又は
)制動操作手段1bの操作のもとに運転される移動体1
の目標移動速度の経過時間に応じた変化を表わす移動試
験パターンを記憶するパターン記憶手段2と、移動体l
の現実の移動速度を検出する検出手段3と、前記検出移
動速度と前記目標移動速度との間の差、この差の時間的
変化分、及びこの時間的変化分の時間的変化分を移動速
度偏差、加速度偏差、及び加速度偏差変化分として演算
する演算手段4と、テストドライバが前記移動試験パタ
ーンに沿うように移動体1を運転すべく行う加速操作手
段1a及び(又は)制動操作手段1bの巧みな操作感覚
に合致するように前記移動速度偏差、加速度偏差及び加
速度偏差変化分の少なくとも一つとの関連により特定し
た複数の制御規制に基くファジー推論でもって演算手段
4の各演算結果の少なくとも一つに応じ加速操作手段1
a及び(又は)制動操作手段1bの各操作量を決定する
決定手段5と、この決定手段5の決定結果に応じ加速操
作手段1B及び(又は)制動操作手段1bの各操作量を
調整する調整手段6とを備えた自動運転装置にお(・て
、前記移動試験パターンに沿うようにテストドライバが
移動体1を運転したときの同テストドライバによる加速
操作手段1a及び制動操作手段1bの各操作量を箪]及
び第2のトレースデータとして記憶するトレースデータ
記憶手段7を具備して、決定手段5が、前記各操作量が
安定して大きいとき同各操作量を第1の非ファジー値に
応じて増大させるように特定した第1学習規則と前記各
操作量が振動しているとき同各操作量を第2の非ファジ
ー値に応じて減少させるように特定した第2学習規則と
により前記各操作量の変化範囲の限界値を学習値として
学習する学習手段5aを有して、この学習手段5aの学
習結果に応じて前記各決定操作量を修正するとともにこ
の修正結果に応じて前記第1及び第2のトレースデータ
を修正し、かつ調整手段6が、その各調整を、前記第1
及び(又は)第2のトレースデータの修正結果に応じて
行うようにしたことにある。
(作用) しかして、このように本発明を構成したことにより、移
動体lを自動運転状態におけば、検出手段3が移動体1
の現実の移動速度を検出し、演算手段4が前記検出移動
速度及び前記移動試験パターンに応じ移動速度偏差、加
速度偏差及び加速度偏差変化分を演算し、決定手段5が
、前記Ml及び第2の学習規制に基く学習手段5aの学
習による前記各操作量の変化範囲の限界値としての学習
値に応じ、演算手段4の各洟垂結果の少な(とも一つに
基く前記各決定操作量を修正するとともに、この修正結
果に応じて前記各トレースデータを修正し、かつ調整手
段6が、当該各トレースデータの修正結果に応じて加速
操作手段1a及び(又は)制動操作手段1bの各操作量
を調整する。
(効果) 従って、移動体lに代えて、この移動体1の改良移動体
1、他の種類の移動体等を上述の移動体1と同様に自動
運転制御した場合にも、学習手段5aの各学習規制との
関連での学習に応じ、短時間のファジー推論時間で良好
な自動運転制御を実現できる。このことは、前記移動試
験パターンを他の移動試験ノくターンに変更しても同様
である。
換言すれば、自動運転制御すべき対象が運転特性の異な
る対象に変更されたり、移動試験パターンに変更があっ
ても、上述の複数の制御規制に基くファジー推論及び第
1と第2のトレースデータを有効に活用しつつ、学習手
段5aの学習のもとに良好な自動運転制御が可能となる
。かかる場合、学習手段5aの学習の基礎となる学習規
則が、上述のように二つでよいので、上述のようなファ
ジー推論時間の短縮が可能となる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面により説明すると、第2
図において、符号10は7ヤシーダイナモメータの要部
を示し、また符号20は車両を示している。車両20は
、自動変速装置を有する後輪駆動車両からなり、両前軸
21.21(第2図にては一方の前輪のみを示す)にて
シャン−ダイナモメータlOの固定台ll上に回転不能
に固定され両後輪22.22(箪2図にては一方の後輪
のみを示す)にてシャシ−ダイナモメータ10の駆動ロ
ーラ12上にこれと連動して回転するように載置されて
いる。しかして、車両20は両後輪22.22にてシャ
シ−ダイナモメータ10の駆動ローラ12から実際の走
行状態と同じ負荷を経時的に受けてアクセルペダル23
及び(又は)ブレーキペダル24の各操作もとに運転さ
れる。
次に、目動運転制御のための電気回路構成について第3
図を参照して説明すると、操作スイッチSWは、車両2
0の自動運転開始時に操作されて操作信号を発生する。
踏込量センサ30aはアクセルペダル23の踏込量を検
出し第1踏込検出信号として発生し、一方路装置センサ
30bはブレーキペダル24の踏込量を検出し第2踏込
量検出信号として発生する。車速センサ30cは、駆動
ローラ12の回転速度を検出し車両20の現実の車速(
以下、現車速Vという)に比例する周波数にて一連のパ
ルス信号を発生するr、A−D変換器40aは両路装置
センサaoa、  3obからの第1及び第2の踏込量
検出信号を第1及び第2の踏込量ディジタル信号にそれ
ぞれ変換する。波形整形器40bは車速センサ30cか
らの各パルス信号を順次波形整形し整形パルス信号とし
て発生する。マイクロコンビコータ50は、そのROM
に予め記憶した第1及び第2の制御プログラムを、第4
図〜第8図に示す各フローチャートに従い、操作スイッ
チSW、A−D変換器40a及び波形整形器40bとの
協働により実行し、かかる実行中において、ディスク6
0、及び各ステッピングモータ8Qa、80bにそれぞ
れ接続した各駆動回路70a、70bの制御に必要な演
算処理を行う。
ディスク60はマイクロコノピユータ50の制御のもと
に同マイクロコンピュータ50の後述する出力データを
記憶する。駆動回路70aはマイクロコンピュータ50
の制御下にてステッピングモータ80aのステップ位置
を所望のステ、プ位置にするに必要な第1駆動信号を発
生し、一方、駆動回路70bはマイクロコノピユータ5
0の制御下にてステッピングモータ80bのステップ位
置を所望のステップ位置にするに必要な第2駆動信号を
発生する。ステッピングモータ80aは、その出力軸に
てアクセルペダル23に適宜な連結機構を介し連結され
て、その所望のステップ位置への回転によりアクセルペ
ダル23の踏込量を最適量に調整する。一方、ステッピ
ングモータ80bは、その出力軸にて適宜な連結機構を
介しブレーキペダル24に連結されて、その所望のステ
ブ位置への回転によりブレーキペダル24の踏込量を最
適量に調整する。なお、ステッピングモータ80aの正
転(又は逆転)がアクセルペダル23の踏込量の増大(
又は減少)に対応し、ステノ ゛ピングモータ80bの
正転(又は逆転)がブレーキペダル24の踏込量の増大
(又は逆転)に対応する。
以上のように構成した本実施例において、熟練したテス
トトライバが、7ヤシーダイナモメータ10からの負荷
のもとに、車両20をアクセルペダル23及びブレーキ
ペダル24の各踏込操作により、10モードの目標車速
と経過時間との関係を表わす10モ一ド走行試験パター
ン(第9図参照)に従って運転し始めるとともに、操作
者が操作スイッチSWから操作信号を発生させれば、マ
イクロコンピュータ50が第4図のフローチャートに従
い第1制御プログラムをステップ100にて開始する。
ついで、第1制御プログラムがステップ110に進むと
、10モ一ド走行試験パターンに従う排気ガス規制値を
考慮したテストドライバのアクセルペダル23及びブレ
ーキペダル24の各踏込量の経時的変化に応じ、両路造
雪センサ30a、30bからの第1及び第2の踏込量検
出信号がA−D変換器40aにより第1及び第2の踏込
量ディジタル信号に経時的に変換され、これら第1及び
第2の踏込量検出信号の各位が例えば16Hzにてマイ
クロコンピュータ50によりそれぞれサンプリングされ
一連の第1サンプリング踏込量を表わす第1トレースデ
ータ及び一連の第2サンプリング踏込量を表わす第2ト
レースデータとして同マイクロコンピュータ50に一時
的に記憶される。
然る後、第1制御プログラムがステップ120に進むと
、マイクロコンピュータ50がステップ110における
第1及び第2のトレースデータをディスク60内に転送
記憶させステップ130にて第1制御プログラムの実行
を終了する。
以上のように第1制御プログラムの実行により車両20
についての第1及び第2のトレースデータをディスク6
0に記憶させた後、車両20を改良してなる改良車両(
車両20と異なる運転特性をもつ)を、車両20に代え
て、シャン−ダイナモメータ10上に載置する。但し、
前記改良車両は車両20と同様のアクセルペダル23及
びブレーキペダル24を有するものとする。そして、操
作者が、前記改良車両をIOモード走行試験パターンに
基き自動運転すべく、操作スイッチSWから再び操作信
号を発生させれば、マイクロコンピュータ50が、第5
図のフローチャートのステップ200での第2制御プロ
グラムの実行開始に伴うステップ200aにおけるディ
スク60からの全データの転送後、ステ、ブ300以後
の実行を繰返す。しかして、マイクロコンビ、 −95
0カ、ステップ300にて、同全データの中から車両2
0のための第1及び第2のトレースデータを読出してセ
ットし、かつ前記10モ一ド走行試験パターン(第9図
参照)に基き第2制御プログラムの実行開始後の経過時
間tに応じ同第2制御プログラムの実行を進める。かか
る場合、前記10モ一ド走行パターンは、車両20の燃
費、排気ガス中の有害成分の測定分析のためのもので、
車両20の目標車速VTと同車両20の自動運転開始後
の経過時間tとの関係を表わす特性曲線としてマイクロ
コンピュータ50のROMに予め記憶されている。
現段階では、前記lOモード走行試験パターン(0≦t
く20の範囲膠原)との関連で前記改良車両は停止して
いるとすれば、マイクロコンピュータ50が、目標車速
VT=0のもとに第2制御プログラムの実行を進め、各
ステップ90’0.1000にて「NO」と順次判別し
、ステップ1100にて操作スイッチSWからの操作信
号に基きrNOJと判別する。なお、前記10モード走
行試験パターンの目標車速VT=0との関連で、アクセ
ルペダル23は開放状態にあり、また、ブレーキペダル
24は、前記改良車両の現車速Vが零となるところまで
踏込んだ状態を保持する。
かかる状態にて、経過時間tが20秒に達した後は、第
2制御プログラムがステップ400に進むと、マイクロ
コンピュータ50が波形整形器4obからの整形パルス
信号の未発生に基き前記改良車両の現車速■を零と演算
し、第2制御プログラムを各ステップ500〜700に
進める。しかして、ステップ500においては、前記改
良車両の現実の加速度(以下、現加速度DVという)が
ステップ400における現車速v=0に応じDV−〇と
演算されるとともに、現加速度DVの変化分(以下、現
加速度変化分D2Vという)がDV=0に応じD2V=
Oと演算される。但し、現車速■は経過時間tの関数で
あり、DV=dv、’dt及びD2V=d2v/dt2
である。なお、ここにおいて、ブレーキペダル24を開
放する。
また、ステップ600においては、前記改良車両の目標
車速VTが前記10モード走行試験パターンのt=20
〜27(秒)における上昇直線部に基き決定されるとと
もに、目標車速VTの変化分(以下、目標加速度DVT
という)が同決定目標車速VTに応じ決定される。かか
る場合、前記10モード走行試験パターンから理解され
るように、目標車速VTが経過時間tの関数数、目標加
速度DVTはdVT/dtで表わされ前記上昇直線の勾
配に相当する。また、ステップ700においては、車速
偏差VEが、次の式(1)に基き、ステップ400にお
ける現車速V(=0)並びにステップ600における目
標車速VT及び目標加速度DVTに応じ演算され、加速
度偏差DVEが、次の式(2)に基き、ステップ500
における現加速度DV(=O)に基きステップ600に
おける目標加速度DVTに応じ演算され、かつ加速度偏
差変化分D2VEが、次の式(3)に基き、ステ、プ5
゜Oにおける現加速度変化分D2v及びステップ6゜O
における目標加速度DVTに応じ演算される。
ここにおいて、車速偏差VE、  加速度偏差DVE及
び加速度偏差変化分D2VEの採用の根拠、並びに各式
(1)〜(3)の導出の根拠について説明する。
L  VE、DVE及びD2VE17)採用の根拠本実
施例においては、前記改良車両の前記1゜モード走行試
験パターンに沿う自動運転制御にあたり、ファジー推論
を活用することにあるから、熟練したテストドライバが
、前記lOモード走行試験パターンに沿う車両20の運
転にあたり、どのような運転感覚、即ちアクセルペダル
23及びブレーキペダル24のどのような巧妙な操作感
覚を発揮するかをファジー推論に導入することが必須の
要件である。
換言すれば、テストドライバは、前記10モード走行試
験パターンを見ながら車両20を巧妙に運転するのであ
るから、この運転過程において、テストドライバは、第
1に、車両20の現車速Vが前記10モード走行試験パ
ターンからどの程度離れているか、第2に、車両20の
現加速度D■が前記10モード走行試験パターンにどの
ような割合で近ずいているか或いは同10モード走行試
験パターンからどのような割合で電れつつあるか、また
第3に、車両20の現加速度DVがどのような割合で変
化しているかを時々刻々判断しているものと考えられる
。そこで、本実施例においては、上述した車速偏差VE
、加速度偏差DVE及び加速度偏差変化分D2VEが前
記第1、第2及び第3の内容にそれぞれ相当するものと
して採用されている。つまり、VE、DVE及びD2v
Eをファジー推論に導入すれば、熟練したテストドライ
バが車両20を前記ioモード走行試験パターンに沿う
ように巧妙に運転するのと同等の自動運転制御が可能と
なるのである。
2、各式(1)〜(3)の導出の根拠 (i)車速偏差VEは、前記10モ一ド走行試験パター
ンからどの程度離れているかを表わすものであるから、
例えば、第10図において、1=1.のとき現車速[V
]t=t、が点pにあるとすれば、線分pqが現車速[
V]t=t+のとき車速偏差VEに相当するとするのが
妥当である。そこで、第1O図において、縦軸に平行な
各線分pr及びqsを図示のように描くとともに、横軸
に平行な線分子sを図示のように描けば、線分prが[
V]t=t1− [VT] t=t+に相当し、線分子
sが時間的変化分Δtに相当し、かつ線分qsがΔを経
過時におけるDVTXΔtに相当する。従って、p r
 / / Q Sを前提にpQ / pr = r s
 / q rが成立することから、 VE= ((v)t= t+  [VT)t= tIl
 xが成立する。かかる場合、式(1)は単純な車速偏
差を目標加速度DVTでもって重み付けしたものとみる
ことができる。また、以上のことは、第10図における
点pに限らず、点p+、  点p2等前記10モード走
行試験パターンの全域において成立する。
また、第10図に示すように前記10モ一ド走行試験パ
ターンの上昇直線部分から水平直線部分への切換わり点
における角度αの範囲では、前記上昇直線部分又は水平
直線部分をそのまま延長した部分に対して式(1)を適
用する。但し、どちらの線分を延長するかは、前記切換
わり点におけるテストドライバの運転操作感覚に合致さ
せる。例工ば、上述のような角度αの範囲においては、
テストドライバは既に定速走行のためのアクセルペダル
23の操作を行なっていると考えられるので、前記水平
直線部分の延長部分に対して式(1)を適用する。
(ii)加速度偏差DVEは、車速偏差VEの変化分、
即ち現車速■の前記10モ一ド走行試験に対し変化しつ
つある状況(第11図にて符号U参照)に相当するもの
であるから、 D V E = −V E 数の直線部分により構成されているから、dDVT/d
 t=d2VT/d t2=o  ・・−(6)が成立
する。よって、式(5)において右辺第2項は零となる
。これにより、式(2)が得られる。かかる場合、式(
′2)は、単純な加速度偏差を目標加速度DVTでもっ
て重み付けしたものとみることができる。また、以上の
ことは、前記lOモード走行試験パターンの全域におい
て成立する。
(1ii)加速度偏差変化分D2VEは、加速度偏差D
VEの変化分として考えればよいから、DVE D2VE=  − 然るに、式(6)で(dDVT/d t)=Oである。
これにより、式(3)が得られる。なお、各式(1)〜
(3)はマイクロコンピュータ50のROMに予め記憶
されている。
以上のようにしてステ、プ700における演算がなされ
た後、第2制御プログラムがファジー推論演算ルーティ
ン800に進む。ここにおいて、ファジー推論演算ルー
ティン800の演算内容の説明に先立ち、アクセルペダ
ル23の操作制御量(以下、操作制御量ACCという)
及び(又は)ブレーキペダル24の操作制御量(以下、
操作制御量BRKという)の学習制御に必要な学習規則
、並びに、車速偏差VE、  加速度偏差DVE及び加
速度偏差変化分D2VEとの関係におけるファジー推論
演算に必要な一連の制御規則の作成方法及びその作成結
果について説明する。
一般に、ファジー推論において、各制御規則は、「もし
〜ならば〜せよ」という形態をとる。従って、本実施例
においては、 「車速偏差VE、加速度偏差DVE及び
加速度偏差変化分D2VEのうちの少なくとも一つが〜
ならば操作制御量ACC及び(又は)操作制御量BRK
を〜せよ」という形態をとることとなる。また、これら
制御規則を作成するにあたっては、熟練したテストドラ
イバが前記lOモード走行試験パターンに沿い車両20
を運転すると同等の巧みな自動運転制御するに十分な数
のメンバーシップ関数が存在しなければならない。本実
施例においては、箪14図に示すような11個の入力メ
ンバシップ関数Fpb、Fpm、  Fps、  Fz
、  Fns、  Fnm、  Fnb、  Fnn、
Fnp、Fp及びFn並びに第15図に示すような7個
の出力メンバシップ関数F c p b。
F c p m、  F c p s、  F c z
 e、  F c n s、  F cnm及びFcn
bを導入した。
かかる場合、テストドライバの運転感覚というあいまい
な内容をファジー推論に導入するのであるから、VE、
DVE及びD2VEが各入力メンバシップ関数に関連し
、一方、ACC及びBRKが各出力メンバシップ関数に
関連することが容易に理解される。また、各メンバシッ
プ関数はそれぞれ次のような各内容に対応する。
Fpb  : 正でかなり大きいこと Fpm  : 正でやや大きいこと Fps  : 正で少し大きいこと Fz  : はぼ零であること Fns  : 負で少し大きいこと Fnm  : 負でやや大きいこと Fnb  : 負でかなり大きいこと Fnn  : 負ではないこと Fnp  : 正ではないこと Fp  :正であること Fn  : 負であること Fcpb:  ACC又はBRKがかなり増大すること Fcpm:  ACC又はBRKがやや増大すること Fcps:  ACC又はBRKが少し増大すること Fcze:  ACC又はBRKがそのままであること Fcn5:  ACC又はBRKが少し減少すること Fcnm:  ACC又はBRKがやや減少すること Fcnb:  ACC又はBRKがかなり減少すること また、熟練したテストドライバによる巧みなアクセルペ
ダル23及びブレーキペダル24の操作ト同等の操作制
御の実現、並びにマイクロフンピユータ50の制御出力
頻度が16Hzであることを考慮して、第14図の横軸
上のVE、DVE及びD2VEの各変化範囲を次のよう
にとった。
Xa=−1,s(Km/hs) ≦VE≦Xb=+1.
5(Km/hs) Xa=−1,0(Km/hs)≦DVE≦xb=+1.
0(Km/hs) Xa=−1,0(Km/hs2)≦D2■E≦xb=+
1.O(Km/h s2) また、各制御規則の作成は次の点を考慮して行った、即
ち、熟練したテストドライバが車両20の現車速に関す
るデータ及び前記10モ一ド走行試験パターンを見て運
転する場合におけるテストドライバのアクセルペダル2
3及びブレーキペダル24の操作挙動を時々刻々観察す
ることにより作成した。
その結果、以下のような制御規則が作成された。
i、車両20の加速時或いは低速走行時における第1〜
第30の制御規則RAI〜RA30:制御規則   前
件部      後件部(もし〜ならば)   (〜せ
よ) RAI   VE=PB及び DVE=NN          ACC=CN13R
A2   VE=PB及び DVE=N            ACC=CZER
A3   VE=NB及び DVE=NP          ACC=CPBRA
4   VE=NB及び DVE=P            ACC=CZER
A5     VE=PM。
DVE=PB及び D2VE=P          ACC=CNBRA
6     VE=PM。
DVE=PB及び D2VE=NP        ACC=CNSRA7
     VE=PM。
DVE=PM及び D2VE=NN        ACC=CNMRA8
     VE=PM。
DVE工PM及び D2VE=N         ACC=CNSRA9
     VE=PM。
DVE=Z及び D2VE=NN        ACC=CNSRAI
OVE=PM。
DVE=Z・及び D2VE=N          ACC=CZERA
II    VE=PM。
DVE=NM及び D2VE=P         ACC=、CZERA
12    VE=PM。
DVE=NM及び D 2VE=NP        ACC=CPSRA
13    VE=PM。
DVE=NB及び D2VE=P          ACC=CPMRA
14    VE=PM。
DVE=NB及び D2VE=NP        ACC=CPBRA1
5    VE=PS。
DVE=PB及び D2VE=N         fi、CC=CN5R
A16    VE=PS。
DVE=P B及び D2VE=NN        ACC=CNMRA1
7    VE=PS。
DVE=PM及び D2VE=N         ACC=CZERA1
8   VE=PS。
DVE=PM及び D 2VE=NN        ACC=CNSRA
19   VE=PS。
DVE=Z及び D2VE=NP        ACC=CPSRA2
0   VE=PS。
DVE=Z及び D2VE=P         ACC=CZERA2
1    VE=PS。
DVE=NM及び D2VE=NP       ACC=CPMRA22
   VE=PS。
DVE=NM及び D2VE=P         ACC=CPSRA2
3  VE=PS及び DVE=NB          ACC=CPMRA
24  VE=Z及び DVE=PB          ACC=CNMRA
25    VE=Z。
DVE=PM及び D2VE=NN        ACC=CNSRA2
6   VE=Z。
DVE=PM及び D2VE=N         ACC=CZERA2
7  VE=Z及び DVE=Z            ACC=CZER
A28   VE=Z。
DVE=NM及び D2VE=NP       ACC=CPSRA29
    VE=Z。
DVE=NM及び DVE=P           A、CC=CZER
A30  VE=Z及び DVE=NB          ACC==CPMi
t、  車両20の減速時における第1〜第30の制御
規則 RBI〜RB 30: 制御規則   前件部     後件部(もし〜ならば
)  (〜せよ) RBI   VE=PB及び DVE=NN    BRK=CPB RB2   VE=PB及び DVE=N     BRK=czE RB3   VE=NB及び DVE=NP    BRK=CNB RB4   VE=NB及び 1)VE=P     BRK=CZERB5   V
E=PM。
DVE=P B及び D2VE=P     BRK=CPBRB6   V
E=PM。
DVE=PB及び D2VE=NP    BRK=CPSRB7    
 VE=PM。
DVE=PM及び D2VE=NN      BRK=CPMRB8  
   VE=PM。
DVE=PM及び D2VE=N        BRK=CPSRB9 
    VE=PM。
DVE=Z及び D2VE=NN      BRK=CPSRBIOV
E=PM。
DVE=Z及び D2VE=N       BRK=CZERBII 
   VE=PM。
DVE=NM及び D2VE=P       BRK=CZERB12 
   VE=PM。
DVE=NM及び D2VE=NP      BRK−CNSRB13 
  VE=PM。
DVE−NB及び D2VE=P        BRK=CNMRB14
    VE=PM。
DVE=NB及び D2VE=NP      BRK=CNBRBI5 
   VE=PS。
DVE=PB及び D 2VE=N        BRK=CPSRB1
6    VE=PS。
DVE=PB及び D’VE=NN      BRK=CPMRB17 
   VE=PS。
DVE=PM及び D2VE=N        BRK=CZERB18
    VE=PS。
DVE=PM及び D2VE=NN      B’RK=CPSRB19
    VE=PS。
DVE=Z及び D2VE=NP      BRK=CNSRB20 
   VE=PS。
DVE=Z及び D2VE=P       BRK=CZERB21 
  VE=PS。
DVE=NM及び D2VE=NP     BRK=CNMRB22  
 VE=PS。
DVE=NM及び D2VE=P       BRK=CNSRB23 
 VE=PS及び DVE=NB       BRK=CNMRB24 
 VE=Z及び DVE=PB       BRK=CPMRB25 
  VE=Z。
DVE=PM及び D2VE=NN     BRK=CPSRB26  
 VE=Z。
DVE=PM及び D2VE=N      BRK=CZERB27  
VE=Z及び DVE−Z        BRK=CZERB28 
   VE−Z。
DVE=NM及び D’VE=NP     BRK=CNSRB29  
 VE−Z。
DVE=NM及び D2VE−P       BRK=CZERB30 
 VE=Z及び DYE−NB      BRK=CNM但し、各制御
規則において、各符号PB、PMPS、  Z、  N
S、  NM、  NB、  NN、  NP、  P
及びNは、それぞれ、正でかなり大きい、正でやや大き
い、正で少し大きい、はぼ零、負で少し大きい、負でや
や大きい、負でかなり大きい、負ではない、正ではない
、正である、及び負であることをそれぞれ表わす。また
、各符号CPB、CPM、CPS、CZE、CNS、C
NM及びCNBは、それぞれACC(又はBRK)がか
なり増大し、やや増大し、少し増大し、現状を維持し、
少し減少し、やや減少し、及びかなり減少することを表
わす。また、本実施例においては、上述した各入力メン
バシップ関数、各出力メンパーンツブ関数及び各制御規
則RAI〜RA30.RBI〜RB 30 +t、マイ
クロコンピュータ50のROM 1m予め記憶されてい
る。
また、本実施例においては、上述のようなファジー推論
に必要な各制御規則の他に、以下のような学習規則及び
メンパーンツブ関数が付加的に導入されている。即ち、
上述の第1及び第2のトレースデータに基づくファジー
推論による演算処理を基礎として、車両の走行特性変化
に柔軟に対応して車速の修正制御を行うべく、第12図
及び第13図に示すような各メンパンツブ関数Fbig
l。
Fbig2及び各学習規則R8I、RS2を導入した。
かかる場合、両メンバシップ関数はそれぞれ次のような
内容に対応する。
Fbigl: 安定して大きいこと Fbig2: 振動していること また、両学習規則は次のように作成された。
学習規則 前件部         後件部(もし〜な
らば)     (〜せよ)但し、R(t)は、操作制
御量ACC又はBRKに相当する。また、BIGIは安
定して大きいことを表わし、BIG2は振動しているこ
とを表わす。また、UP、DOWNは、共に、非ファジ
ー値であって、本実施例では、UP−+50 (%)及
びDOWN−−50(%)とする。従って、学習規則R
8Iは、「もし操作制御量ACC又はBRKの絶対値が
、 (t−S)〜tの間の5秒間、安定して大きいなら
ば、操作制御量ACC又はBRKに対する修正量Ud、
を50%上げよ。」という内容となる。また、学習規則
R32は、 「もし操作制御量ACC又はBRKが、 
(t−S)〜tの間の5秒間、振動していたならば、操
作制御量ACC又はBRKに対する修正量Ud2を50
%下げよ。」という内容となる。なお、各メンパン1ブ
関数F bigl、  F big2及び各学習規則R
3I。
R3211,?イクロコンピュータ50171ROMに
予め記憶されている。
しかして、上述のように第2制御プログラムがファジー
推論演算ルーティン800 (第5図〜第7図参照)に
進むと、  マイクロコンピュータ50が、ステップ8
00aにて、学習規則R3IIこより修正量Ud+を演
算する。即ち。学習規則R31の前件部の満足度が、現
段階において前記第1及び第21のトレースデータによ
り定まる両操作制御量ACC及びBRKの各々に応じて
rOJ以上rlJ以下の範囲にて決定されるとともに、
修正量U(1+が、学習規則R3Iの前件部の演算満足
度と後件部のUP(=+5Q%)との積として演算され
る。これにより、Ud+は、0≦Ud+≦+50(%)
の範囲の値として得られる。
ついで、マイクロコンピュータ50が、ステップ800
bにて、学習規則RS2により修正量Ud2を得する。
即ち、学習規則R32の前件部の満足度が、上述の両操
作制御量ACC及びB RK17)各々に応じて「0」
以上「1」以下の範囲にて決定されるとともに、修正量
Ud2が、学習規則R32の前件部の演算満足度と後件
部のDOWN (=−50%)との積として演算される
。これにより、Ud2は、−50(%)≦Ud2≦0の
範囲の値として得られる。
然る後、マイクロコンビ二−タ50が、ステップ800
Cにおいて、次の式(7)に基き両ステップ800a、
800bにおける各修正量Ud、、Ud2に応じて総合
修正量υdを演算する。
但し、式(7)において、「有効規則数」とは、各学習
規則R8I、R32での推論結果(即ち、各ステップ8
00a、800bでの演算結果)が零でなかったものの
合計数をいう。従って、有効規則数は、 「0」、 「
1」、 「2」のいずれかの値となる。なお、有効規則
数が「0」のときは、式(7)にもかかわらず、Ud=
Oとする。操作制御量ACC又はBRKの修正は不要な
ためである。また、式(7)はマイクロコンピュータ5
0のROMに予め記憶されている。
ステップ800Cにおける演算後、現段階での第2トレ
ースデータによる操作制御量BRKが約5N(=0.5
Kgf)よりも小さければ、マイクロコンピュータ50
がステップ810にて「NO」と判別し、次のステップ
810aにて、次の式(8)(又は(9))に基き、操
作制御量ACCの負側変化範囲最大値(又は、正側変化
範囲最大値)を表わす学習値YAa(又は、YAb)を
、この学習値YAa (又は、YAb)の先行値YAa
(又はYAt+O)及びステップ5oocにおける総合
修正量Udに応じて演算する。
の場合には、マイクロコンピュータ50が、ステ1プ8
1Qbにて、次の式(IQ) (又は(11))に基き
、操作制御量BRKの負側変化範囲最大値(又は、正側
変化範囲最大値)を表わす学習値YBa(又はYBb)
を、この学習値YBa (又はYBb)の先行値YBa
o (又はYBbo)及びステップ800Cにおける総
合修正量Udに応じて演算する。
なお、各式(8)〜(1工) はマイクロコンピュータ
50のROMに予め記憶されている。
上述のようにステップ810a又は810bにおける学
習演算が終了すると、マイクロコンピュータ50が、ス
テップ820にて、ステップ810における判別と同様
の判別をする。しかして、ステップ820における判別
が「NO」となった場合には、マイクロコンピュータ5
0が、ステップ821にて、制御規則RAIによる演算
を行う。
このステップ821においては、第8図に示すフローチ
ャートに基き以下のような演算がなされる。
即ち、ステップ821mにおいては、第1制御規則RA
Iの前件部のVE=PBの満足度Yveが、ステ1ブ7
00における車速偏差VEに応じ入力メンパン・1ブ関
数Fpbとの関連により決定される。例えば、ステ、ブ
700における車速偏差VE=+1. 13とすれば、
満足度Yve=1.5である(第16図参照)。
ついで、ステップ821bにおいては、第1制御規則R
AIの前件部のDVE=NNの満足度YdVeが、ステ
ップ700における加速度偏差pVEに応じ入力メンバ
シップ関数Fnnとの関連により決定される。例えば、
ステップ700における加速度偏差DVE=−0,1と
すれば、満足度Ydve=0.8である(第17図参照
)。然る後、ステップ821cにおいて、ステップ82
1aにおける満足度Yve及びステップ821bにおけ
る満足度Ydveが相互に比較され、小さい方の満足度
MIN(Yve、Ydve)がYmlnと決定される。
かかる場合、上述のごとく、Yve=0.5及びYdv
exo、8故、Ym1n=0.5である。このようなY
minの決定後、ステップ821dにおいて、第1制御
規則RAIの後件部ACC=CNBの満足度Yrlが、
ステ。
ブ821CにおけるYmin及び出力メンパン。
プ関数Fcnbの相互比較に応じ出力メンパン。
プ関数FcnbのYmin以下の部分でもってMIN(
Ymin、CNB)として決定される。かかる場合、Y
ve=0.5故Yrlは箪18図に示すごとく斜線部分
により特定される。
以下、各ステップ822〜850においては、第2〜第
30の制御規則RA2〜RA30に基きステップ821
における演算と実質的に同様の演算がなされ、Yrlに
対するYr2〜Yr30が順次決定される。これら各演
算において、制御規則の前件部にD2VEが存在する場
合には、Ymin=MIN (Yve、Ydve、Yd
”ve)として決定される。然る後、第2制御プログラ
ムがステ。
ブ851に進むと、第1〜第30の制御規則RAl〜R
A30による各ステップ821〜850での各決定結果
Yrl、Yr2.−.Yr30が、第19図にて例示す
るように同一座標面上に配列され、各決定結果YrL〜
Yr30の最大値をとるように合成されて合成結果Yr
=MAX (Yrl、Yr2゜・・・、Yr30)を求
める。ついで、ステップ852において、ステップ81
0aにおける学習値YAa又はYAt)との関連にて合
成結果Yrから重み付は平均計算により操作制御量AC
Cが決定される。このことは、操作制御量ACCの決定
が、YAa≦ACC≦0或いは、0≦ACC≦YAbの
範囲にて、この範囲をYAa或いはYAbの増減に応じ
伸縮させつつなされることを意味する。例えば、ACC
=0.8(第19図参照)とする。
一方、ステップ820における判別がrYESJとなっ
た場合には、第2制御プログラムは、ステップ853以
後のに進む。すると、各ステップ853〜884におい
ては、上述した各入力メンパンツブ関数、各出力メンバ
シノブ関数、及び第1〜第30の制御規則RBI〜RB
30に基き、ステ、ブ700における各演算結果との関
連にて、各ステップ821〜852における演算と実質
的に同様の演算が行なわれ、操作制御量BRKが決定さ
れる。但し、この操作制御量BRKのステップ884に
おける決定は、ステップ852におけるYAa或いはY
Abに代えて、ステップ810bにおける学習値YBa
或いはYBt)との関連にてACCと実質的に同様にな
される。
上述のようにファジー推論演算ルーティン800におけ
る各ステップ821〜852の演算が終了スると、マイ
クロコンビコータ50がステップ・900にて、アクセ
ルペダル23の操作の修正が必要か否かにつき判別する
。しかして、前記第2トレースデータに甚く操作制御量
BRKが約5Nより小さいならば、ステップ900にお
ける判別がrYESJとなる。しかして、マイクロコン
ピュータ50がステップ900aにて、前記第1トレー
スデータに基く操作制御量ACCをステップ852にお
ける重み付は平均計算値に応じ前記改良車両の運転特性
に合うように修正する。
また、ステップ900におけるrNOJとの判別後、或
いはステップ900aにおける修正処理後、マイクロフ
ンピユー夕50が、ステップ1000にて、ブレーキペ
ダル24の操作の修正が必要か否かにつき判別する。し
かして、前記第2トレースデータに基く操作制御量BR
Kが約5Nよりも大きい場合には、ステ、ブ1000に
おける判別が「YES」となる。しかして、マイクロコ
ンビコータ50が、ステップ1000aにて、前記第2
トレースデータに基く操作制御量BRKをステップ88
4における重み付は平均計算値に応じ前記改良車両の運
転特性に合うように修正する。
ついで、ステップ1000におけるrNOJとの判別後
、或いはステップ1000aにおける修正後、マイクロ
コンピュータ50が、ステップ1000bにて、アクセ
ルペダル23の操作のための第1出力信号及びブレーキ
ペダル24の操作のための第2出力信号を発生する。か
かる場合、ステップ900における判別がrYEsjの
とき、第1出力信号の値は、ステップ900aにおける
前記箪1トレースデータの修正量(即ち、同第1トレー
スデータの修正操作制御量ACC)で特定される。一方
、ステップ900における判別が「NOJのとき、第1
出力信号の値は、前記第1トレースデータ自体の操作制
御量ACCで特定される。また、ステップ1000にお
ける判別が[YESJのとき、第2出力信号の値は、ス
テップ1000aにおける前記第2トレースデータの修
正量(即ち、同第2トレースデータの修正操作制御量B
RK)で特定される。一方、ステップ1000における
判別が「NO」のときには、第2出力信号の値は、前記
第2トレースデータ自体の操作制御量BRKで特定され
る。
上述のようにマイクロコンピュータ50から第1及び第
2の出力信号が発生すると、両駆動回路70a、70b
が同第1及び第2の出力信号の各内容を第1及び第2の
駆動信号として発生すると、ステッピングモータ80a
が駆動回路70aからの第1駆動信号に応答して回転し
てアクセルペダル23の踏込量を前記第1駆動信号の内
容に応じて増減調整する。一方、ステ、ピングモータ8
0bが駆動回転70bからの第2駆動信号に応答して回
転しブレーキペダル24の踏込量を前記第2駆動信号の
内容に応じて増減調整する。
以上説明したように、前記改良車両の自動運転制御にあ
たり、ディスク60に記憶した車両20についての第1
及び第2のトレースデータ、及び車両20に対するテス
トドライバの10モ一ド走行試験パターンに沿う運転感
覚から特定した各制御規則RAI〜RA30.RBI〜
RB30に基くファジー推論演算処理を基礎として、両
学習規則RSI、R32に基く学習演算処理のもとに、
上述のファジー推論演算処理で得られる両操作制御量A
CC,BRKを各学習値YAa、YAb。
YBa、YBbをも考慮して決定し、これら決定結果で
もって前記第1及び第2のトレースデータを必要に応じ
修正し、アクセルペダル23及びブレーキペダル24の
各操作量を調整する。
このように、車両20に代えて、その改良車両であって
車両20とは運転特性の異なる車両を自動運転制御する
にあたり、車両20についての各トレースデータや各制
御規則RAI〜RA 30゜RBI〜RB30に基くフ
ァジー推論を利用しても、各学習規則R3I、RS2に
基(YAa、YA b、  Y B a、  Y B 
bの学習に応じて前記ファジー推論結果を決定し、かつ
この決定結果に応じて各トレースデータを修正して前記
改良車両の自動運転を行うので、車両20と異なる前記
改良車両の運転特性に合致するようにアクセルペダル2
3やブレーキペダル24の各操作量が調整されていく。
その結果、前記改良車両の前記lOモード走行試験パタ
ーンに沿う自動運転制御が良好になされ得る。このこと
は、前記10モ一ド走行試験パターンと異なる走行試験
パターンで車両20やその改良車両を自動運転制御して
も同様である。また、上述のように各学習規則R8I、
R32という二つの規則でよく、かつ非ファジー値たる
UP。
DOWNを導入しているので、より少ない規則数及びよ
り短い推論演算時間でもって上述の作用効果を達成し得
る。
また、前記実施例においては、車両20として後輪駆動
車両を採用したが、これに代えて、前輪駆動車両を車両
20として採用してもよく、かかる場合には、前輪駆動
車両の前輪をシャシ−ダイナモメータlOの駆動ローラ
12上に載置すればよい。
また、前記実施例においては、車両2oをンヤンーダイ
ナモメータ10上にて運転制御するようにしたが、これ
に代えて、人間が車両20に乗車してそのハンドルを操
作するようにすれば、車両20を一般路上にても自動的
に加減速走行させ得る。
また、本発明の実施にあたっては、車両2oに限ること
なく、手動変速装置を備えた車両に本発明を適用して実
施してもよい。かかる場合には、クラッチペダル及びン
フトレバーの各操作を付加すればよい。また、ガソリン
車両、ディーゼル車両、電気自動車、列車、航空機等、
加減速手段をもつ移動体であって人間が運転するものな
らば、本発明を適用して実施してもよい。
また、本発明の実施にあたっては、ファジー推論のアル
ゴリズムは、前記実施例にて述べたものに限ることなく
、どのようなものであってもよい。
かかる場合、各メンバシ、ブ関数の形及び数も適宜必要
に応じ変更してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は特許請求の11こ記載の発明の構成に対する対
応図、第2図は車両のシャシ−ダイナモメータとの位置
関係を示す概略図、第3図は本発明の一実施例を示すブ
ロック図、第4図及び第5図は箪3図のマイクロコンピ
ュータの作用を示すフローチャート、第6図〜第8図は
第5図のフローチャートのファジー推論演算ルーティン
の詳細図、第9図は10モ一ド走行試験パターンを示す
図、第10図及び第11図は車速偏差VE及び加速度偏
差DVEのための説明図、第12図及び第13図は各学
習規則のための各メンバシップの関数を示す図、第14
図は、各制御規則のための入力メンバシップ関数VE、
DYE、D2VEとの関係で示す図、第15図は同出力
メンバシップ関数をYAa、YBa、YAb、YBb、
ACC,BRKとの関連で示す図、並びに第16図〜第
19− 図は操作制御量ACC決定のための説明図であ
る。 符  号  の  説  明 20・・・車両、23・・・アクセルペダル、24・・
・ブレーキペダル、30a、30b・・・踏込量センサ
、30c・・・車速センサ、50・・・マイクロコンピ
ユー9.70a、70b・・°駆動回路、80a、80
b・・・ステッピングモータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  加速操作手段及び(又は)制動操作手段の操作のもと
    に運転される移動体の目標移動速度の経過時間に応じた
    変化を表わす移動試験パターンを記憶するパターン記憶
    手段と、移動体の現実の移動速度を検出する検出手段と
    、前記検出移動速度と前記目標移動速度との間の差、こ
    の差の時間的変化分、及びこの時間的変化分の時間的変
    化分を移動速度偏差、加速度偏差、及び加速度偏差変化
    分として演算する演算手段と、テストドライバが前記移
    動試験パターンに沿うように移動体を運転すべく行う前
    記加速操作手段及び(又は)制動操作手段の巧みな操作
    感覚に合致するように前記移動速度偏差、加速度偏差及
    び加速度偏差変化分の少なくとも一つとの関連により特
    定した複数の制御規制に基くフアジー推論でもつて前記
    演算手段の各演算結果の少なくとも一つに応じ前記加速
    操作手段及び(又は)制動操作手段の各操作量を決定す
    る決定手段と、この決定手段の決定結果に応じ前記加速
    操作手段及び(又は)制動操作手段の各操作量を調整す
    る調整手段とを備えた自動運転装置において、前記移動
    試験パターンに沿うようにテストドライバが移動体を運
    転したときの同テストドライバによる前記加速操作手段
    及び制動操作手段の各操作量を第1及び第2のトレース
    データとして記憶するトレースデータ記憶手段を具備し
    て、前記決定手段が、前記各操作量が安定して大きいと
    き同各操作量を第1の非ファジー値に応じて増大させる
    ように特定した第1学習規則と前記各操作量が振動して
    いるとき同各操作量を第2の非ファジー値に応じて減少
    させるように特定した第2学習規則とにより前記各操作
    量の変化範囲の限界値を学習値として学習する学習手段
    を有して、この学習手段の学習結果に応じて前記各決定
    操作量を修正するとともにこの修正結果に応じて前記第
    1及び第2のトレースデータを修正し、かつ前記調整手
    段が、その各調整を、前記第1及び(又は)第2のトレ
    ースデータの修正結果に応じて行うようにしたことを特
    徴とする自動運転制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012220378A (ja) * 2011-04-11 2012-11-12 Mitsubishi Motors Corp 車両の挙動シミュレーション装置及び方法
WO2021149435A1 (ja) * 2020-01-22 2021-07-29 株式会社明電舎 自動操縦ロボットの制御装置及び制御方法

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