JPH04194322A - Ffv用エンジンの過給圧制御方法 - Google Patents

Ffv用エンジンの過給圧制御方法

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JPH04194322A
JPH04194322A JP2327606A JP32760690A JPH04194322A JP H04194322 A JPH04194322 A JP H04194322A JP 2327606 A JP2327606 A JP 2327606A JP 32760690 A JP32760690 A JP 32760690A JP H04194322 A JPH04194322 A JP H04194322A
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JP
Japan
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pressure
alcohol concentration
boost pressure
duty
negative pressure
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Pending
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JP2327606A
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English (en)
Inventor
Takamitsu Kashima
隆光 鹿島
Yoichi Saito
陽一 斎藤
Masaru Kurihara
優 栗原
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04194322A publication Critical patent/JPH04194322A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、エンジンの最大過給圧を可変設定するFFV
用エンジンの過給圧制御方法に関する。
[従来の技術] 近年、ガソリン燃料、アルコール燃料、あるいは、ガソ
リンとアルコールの混合燃料によっても運転可能なF 
F V (Flexible Fuel Vehicl
e)用エンジンが開発されており、このFFV用エフェ
ンジン給される燃料中のアルコール濃度(含有率)は、
燃料補給の際のユーザ事情により0%(ガソリンのみ)
から100%(ガソリン0%)の間で変化する。
ところで、アルコール燃料は高オクタン価でノックしに
くいため、上記FFV用エフェンジン、ターボチャージ
ャなどの過給機を備えて出力性能の向上を図るものが多
く、過給機のタービンを迂回すべく設けたバイパス弁な
どにアクチュエータを連設し、過給圧を制御するように
している。
尚、本出願人は、さきに、特開昭59−82527号公
報において、排気ターボチャージャ付エンジンのバイパ
ス弁を動作するアクチュエータの基準側の室を圧力制御
弁により過給の有無に応じて基準圧又はスロットル弁下
流側の吸入負圧に調整し、高負荷の過給時にはアクチュ
エータによるバイパス弁の開動作を過給圧と基準圧の差
圧で行い、高地においても所定の過給圧を得る絶対圧制
御にし、低負荷の無過給時にはスロットル弁上流側の大
気圧とその下流側の負圧との差圧で、負荷が小さいほど
バイパス弁開度を大きくするように制御する技術を提案
している。
[発明が解決しようとするJ題] しかしながら、従来、過給機付エンジンにおいては、プ
レイグニツシヨン発生によるエンジンの損傷、耐久性低
下を回避するため、最大過給圧が一義的な値に設定され
ており、必ずしもアルコール濃度に見合った最大過給圧
が得られず、最大出力性能が押さえられてしまうという
問題があった。
[発明の目的] 本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、アルコー
ル濃度に応じて最大過給圧を制御し、エンジンの最大出
力性能を向上することのできるFFV用エンジンの過給
圧制御方法を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため本発明による第1のFFV用エ
ンジンの過給圧制御方法は、負圧源からの負圧により過
給機の過給圧を上昇させるよう作動する第1のアクチュ
エータと、上記過給機からの過給圧により上記第1のア
クチュエータに抗して作動する第2のアクチュエータと
を具備したFFV用エンジンの過給圧制御装置において
、燃料のアルコール濃度に応じて最大過給圧を設定する
手順と、設定した最大過給圧に対応する信号を上記負圧
源からの負圧を調整する圧力制御弁へ出力し、上記過給
機の過給圧が上記最大過給圧となるよう制御する手順と
を備えている。
また、本発明による第2のFFV用エンジンの過給圧制
御方法は、負圧源からの負圧により過給機の過給圧を上
昇させるよう作動する第1のアクチュエータと、上記過
給機からの過給圧により上記第1のアクチュエータに抗
して作動する第2のアクチュエータとを具備したFFV
用エンジンの過給圧制御装置において、燃料のアルコー
ル濃度とエンジン回転数とに応じて最大過給圧を設定す
る手順と、設定した最大過給圧に対応する信号を上記負
圧源からの負圧を調整する圧力制御弁へ出力し、上記過
給機の過給圧が上記最大過給圧となるよう制御する手順
とを備えている。
[作 用] 第1のFFV用エンジンの過給圧制御方法では、まず、
燃料のアルコール濃度に応じて最大過給圧が設定され、
この最大過給圧に対応する信号が圧力制御弁へ出力され
る。すると、この圧力制御弁により第1のアクチュエー
タへ供給される負圧が調整されて過給機の過給圧が上昇
され、上記第1のアクチュエータの作動力と、上昇した
過給圧による第2のアクチュエータの作動力とがバラン
スし、上記過給機の過給圧が上記最大過給圧に保持され
る。
また、第2のFFV用エンジンの過給圧制御方法では、
燃料のアルコール濃度とエンジン回転数とに応じて最大
過給圧が設定され、この最大過給圧に対応する動作信号
が圧力制御弁へ出力される。
すると、この圧力制御弁により第1のアクチュエータへ
供給される負圧が調整されて過給機の過給圧が上昇され
、上記第1のアクチュエータの作動力と、上昇した過給
圧による第2のアクチュエータの作動力とがバランスし
、上記過給機の過給圧が上記最大過給圧に保持される。
[発明の実施例コ 以下、図面に基づいて本発明の詳細な説明する。
第1図〜第4図は本発明の第1実施例を示し、第1図は
最大過給圧制御手順のフローチャート、第2図はエンジ
ン制御系の概略口、第3図は最大過給圧を示す線図、第
4図はデユーティ比マツプの概念図である。
(構 成) 第2図において、図中の符号1はFFV用エフェンジン
においては水平対向型エンジン)であり、このエンジン
1のシリンダヘッド2に吸気ボート2aと排気ボート2
bが形成されている。
上記吸気ボート2aにはインテークマニホルド3が連通
され、このインテークマニホルド3の上流にエアチャン
バ4を介してスロットルチャンパラが連通され、このス
ロットルチャンパラの上流に吸気管6を介してエアクリ
ーナ7が取付けられている。
一方、上記排気ボート2bにエキゾーストマニホルド8
を介して排気管9が連通され、この排気管9に触媒コン
バータ10が介装されている。
また、上記スロットルチャンパラにスロットルバルブ1
1が設けられ、このスロットルチャンパラの直上流の上
記吸気管6にインタークーラ12が介装され、さらに、
上記吸気管6の上記エアークリーナ7の下流側にレゾネ
ータチャンバ13が介装されている。
また、符号14は過給機としてのターボチャージャであ
り、このターボチャージャ14のタービンホイール14
aが上記排気管9に介装したタービンハウジング14b
に収納され、一方、このタ   −−ビンホイール14
aにタービンシャフト14cを介して連結するコンプレ
ッサホイール14dが上記吸気管6の上記レゾネータチ
ャンバ13の下流側に介装したコンプレッサハウジン’
f、 14 eに収納されている。
また、上記タービンハウジング14bの流入口にウェス
トゲートバルブ15が介装され、このウェストゲートバ
ルブ15にレバー16を介してロッド16aが連設され
るとともに、こΦロッド16aの先端が2つに分岐し、
各々に第1のダイヤフラムアクチュエータ17のダイヤ
フラム17aと、第2のダイヤフラムアクチュエータ1
8のダイヤフラム18aとが連設されている。
上記第1のダイヤフラムアクチュエータ17は、作動室
17bが負圧通路19を介して圧力制御弁としてのデユ
ーティソレノイドバルブ21に接続されており、このデ
ユーティソレノイドバルブ21は、大気ボート21aに
弁体21bが対設され、負圧ボート21cが負圧源とし
ての真空ポンプ48に連通されている。さらに、上記第
2のダイヤフラムアクチュエータ18は、作動室18b
が圧力通路20を介して上記インテークマニホルド3に
連通されている。
また、上記デユーティソレノイドバルブ21は、後述す
る制御装置(ECU)41からのソレノイドコイル21
dに供給される駆動パルス信号(デユーティ信号)によ
って制御され、このパルス信号のデユーティ比によって
弁体21bによる大気ボート21aの単位時間当りの閉
塞時間が制御され、ダイヤフラムアクチュエータ17の
作動室17bに供給される負圧が調圧される。
すなわち、上記第1のダイヤフラムアクチュエータ17
の作動室17bへ供給される負圧と、上記第2のダイヤ
フラムアクチュエータ18の作動室18bへ供給される
過給圧とにより、上記第1のダイヤフラムアクチュエー
タ17と上記第2のダイヤフラムアクチュエータ18と
は、互いに抗する作動力を生じ、各作動力がバランスし
た位置で上記ウェストゲートバルブ15の開弁位置が決
定される。
尚、本実施例では、デユーティ信号のデユーティ比が増
大するほど、デユーティソレノイドバルブ21の弁体2
1bによる大気ボート21aの単位時間当りの閉塞時間
が増大し、真空ポンプ48から第1のダイヤフラムアク
チュエータ17の作動室17bに供給される負圧が増大
される。
また、上記エアチャンバ4に吸気温センサ39と吸気管
圧力センサ40とが取付けられ、上記インテークマニホ
ルド3の各気筒の上記吸気ボート2aの直上流に、イン
ジェクタ22が臨まされている。この各インジェクタ2
2と燃料タンク23とは燃料通路24を介して連通され
、この燃料通路24には上記燃料タンク23側から燃料
ポンプ25、アルコール濃度センサ26が介装されてい
る。さらに、上記各インジェクタ22がプレッシャレギ
ュレータ27に連通されて上記燃料タンク23にリター
ン燃料が戻され、燃料圧力が所定の圧力に調圧される。
上記燃料タンク23には、アルコールとガソリンとの所
定アルコール濃度Mを有する燃料が鼾溜されており、こ
の燃料は、アルコール濃度Mが0のときガソリン100
%、アルコール濃度Mが10のときガソリン0%(アル
コール100%)である、すなわち、燃料のアルコール
濃度Mはユーザーの燃料補給の際の事情により0〜1.
0の間で変化し、前述のターボチャージャ14は、アル
コール濃度MがM=1゜0(アルコール100%)でセ
ツティングがなされている。
また、上記アルコール濃度センサ26は、例えば、上記
燃料通路24内に設けられた一対の電極などから構成さ
れ、燃料の電気伝導度変化に基づく電流変化を検出する
ことにより、上記アルコール濃度Mが検出される。
尚、上記アルコール濃度センサ26は上述のように電気
伝導度変化を検出するタイプに限定されることなく、そ
の他、抵抗検出式、静電容量式、光学式のものを用いて
も良い。
また、上記吸気管6の上記エアークリーナ7の直下流に
、吸入空気量センサ(図においてはホットワイヤ式エア
フローメータ)28が介装され、上記スロットルバルブ
11に、スロットル開度センサ29aと、スロットルバ
ルブ全閉を検出するアイドルスイッチ29bとが連設さ
れている。さらに、上記インテークマニホルド3に形成
したライザをなす冷却水通路(図示せず)に冷却水温セ
ンサ30が臨まされ、また、上記排気管9に02センサ
31が臨まされている。
また、上記エンジン1のシリンダブロック1aにノック
センサ38が取付けられ、クランクシャフト1bに軸着
するクランクロータ32に、電磁ピックアップなeから
なるクランク角センサ33が対設されている。さらに、
上記エンジン1のカムシャフト1cに連設するカムロー
タ34に、電磁ピックアップなどからなるカム角センサ
35が対設されている。
(制御装置の回路構成) 一方、符号41は、マイクロコンピュータなどからなる
制御装fi (ECU)であり、CPU42、ROM4
3、RAM44、および、I10インターフェイス45
がパスライン46を介して互いに接続されている。
上記I10インターフェイス45の入力ボートには、上
記各センサ26,28.29a、30,31.33,3
5.38,39,40、及び、アイドルスイッチ29b
が接続され、一方、上記110インターフエイス45の
出力ボートには、上記シリンダヘッド2に取付けた点火
プラグ36がイグナイタ37を介して接続され、さらに
、駆動回路47を介して、インジェクタ22、燃料ポン
プ25、真空ポンプ48を駆動するモータ49、及び、
デユーティソレノイドバルブ21のソレノイドコイル2
1dが接続されている。
また、上記ROM43には制御プログラム、固定データ
が記憶されており、固定データとしては後述するデユー
ティ比マツプM DUTYlなどがある。
また、上記RAM44には上記各センサからの出力信号
を処理したデータ、及び、上記CPU42で演算処理し
たデータが格納されている。
さらに、上記CPtJ42では、上記ROM43に記憶
されている制御プログラムに従い、上記RAM44に格
納した各種データに基づいて、インジェクタ22を駆動
するパルス幅、イグナイタ37へ出力する点火時期など
を演算し、対応する駆動信号を所定のタイミングでイン
ジェクタ22、イグナイタ37に出力するとともに、デ
ユーティソレノイドバルブ21を駆動するパルス信号の
デユーティ比を演算し、ノックあるいはプレイグニツシ
ヨンを生じることのないターボチャージャ14による限
界過給圧すなわち最大過給圧を制御する。
(最大過給圧制御手順) 次に、上記ターボチャージャ14による最大過給圧の制
御手順を、第1図のフローチャートに従って説明する。
        1j 第1図に示すプログラムは所定時間毎あるいは所定周期
毎に実行される割込みルーチンであり、ステップ510
1でアルコール濃度センサ26の出力信号から燃料のア
ルコール濃度Mを算出し、ステップ5102で、このア
ルコール濃度Mをパラメータとしてデユーティ比マツプ
M [)tlTYlを補閘計算付きで参照し、デユーテ
ィソレノイドバルブ21に対するデユーティ信号のデユ
ーティ比D UTYlを設定してステップ5103へ進
む。
すなわち、アルコール(メタノール、エタノールなど)
のオクタン価はガソリンのオクタン価よりも高く、ガソ
リンにアルコールを混合したときの混合オクタン価はア
ルコール濃度Mが高くなるに従って高くなるため、ノッ
クあるいはプレイグニツシヨンを生じない限り、第3図
に示すように、燃料のアルコール濃度Mに応じてエンジ
ン1の最大過給圧を高めることが可能である。
従って、予め最大過給圧を与えるデユーティソレノイド
バルブ21の駆動パルス信号のデユーティ比D UTY
lを実験などにより求め、このデユーティ比D UTY
lを、第4図に示すように、デユーティ比マツプMDυ
TY1の各アドレスに、アルコール濃度Mに対応してス
トアしておくことにより、ターボチャージャ14による
過給圧を最大過給圧としてエンジン1の最大出力性能を
十分に引出すことができる。
尚、上記デユーティ比マツプM DUTYIは、M=0
に対応するアドレスにD IJTY1= Oがストアさ
れ、Mhoに対応するアドレスにはアルコール濃度Mが
高くなるほど大きな値のデユーティ比D tlTYlが
ストアされている。
そして、上記ステップ3102からステップ5103へ
進むと、上記ステップ5102で設定したデユーティ比
D UTYlのデユーティ信号をデユーティソレノイド
バルブ21へ出力し、次回のルーチンが実行されるまで
の間、ソレノイドコイル21dの通電時間を、このデユ
ーティ比D UTVlに保持する。
(過給圧制御系の動作) 上述の最大過給圧制御手順により、デユーティ比D U
TYlのデユーティ信号がデユーティソレノイドバルブ
21へ出力されると、ターボチャージャ14による過給
圧が過給圧制御系にて最大過給圧とされる。以下、過給
圧制御系の動作について説明する。
エンジン1が稼働すると、排気管9を流通する排気ガス
圧(排圧)でターボチャージャ14のタービンホイール
14aが回転し、このタービンホイール14aにタービ
ンシャフト14cを介して連設するコンプレッサホイー
ル14dが回転し、吸気を過給する。
エンジン低負荷・低回転時の排圧は低く、よって、上記
コンプレッサホイールL4dにおけ□る過給圧も低い、
一方、上記エンジン回転数、および、負荷が上昇すれば
、上記過給圧も次第に高くなる。
ここにおいて、前述の最大過給圧制御手順により、燃料
のアルコール濃度Mが高いほど、大きいデユーティ比の
デユーティ信号がデユーティソレノイドバルブ21のソ
レノイドコイル21dへ印加されるので、上記デユーテ
ィソレノイドバルブ21の弁体21bによる大気ボート
21aの単位時間当りの閉塞時間が増大され、負圧通路
19を介して第1のダイヤフラムアクチュエータ17の
作動室17bに作用する真空ポンプ48からの負圧のリ
ーク量が減少し、その分、上記第1のダイヤフラムアク
チュエータ17の作動室17bに作用する負圧が大きく
なってロッド16a、レバー16を介してウェストゲー
トバルブ15を閉弁させる力が大きくなる。
一方、第2のダイヤフラムアクチュエータ18の作動室
18bに作用するターボチャージャ14のコンプレッサ
ホイール14d下流側の過給圧により、上記ウェストゲ
ートバルブ15には開弁方向の力が作用する。
従って、上記ロッド16aに連設された上記第2のダイ
ヤフラムアクチュエータ18による開弁方向の力が上記
第1のダイヤフラムアクチュエータ17による閉弁方向
の力に打勝たないと上記ウェストゲートバルブ15が開
弁せず、ロッド16a、レバー16を介してウェストゲ
ートバルブ15を開弁させるまでのターボチャージャ1
4による過給圧が相対的に上昇することとなり、アルコ
ール濃度Mが高くなるほど最大過給圧が上昇される。
そして、ターボチャージャ14による過給圧が上昇して
最大過給圧に達すると、上記第2のダイアフラムアクチ
ュエ、−夕18によるウェストゲートバルブ15の開弁
方向の力が、上記第1のダイヤフラムアクチュエータ1
7によるウェストゲートバルブ15の閉弁方向の力に打
勝ち、ロッド16aに連設するレバー16を介してウェ
ストゲートバルブ15が第2図の時計回り方向に回動し
て次第に開弁され、上記タービンホイール14aを収納
するタービンハウジング14bの流入口の開口面積を次
第に広げる。
その結果、この流入口を通過する排気ガスの一部が上記
タービンホイール14aをバイパスして通過し、その分
、このタービンホイール14aの反動が小さくなり、タ
ーボチャージャ14による過給圧が最大過給圧以上にな
るのが防止され、最大過給圧に保持される。
(第2実施例) 第5図〜第8図は本発明の第2実施例を示し、第5図は
最大過給圧制御手順のフローチャート、第6図は最大過
給圧を示す線図、第7図は最大過給圧マツプの概念図、
第8図はデユーティ比マツプの概念図である。
この第2実施例は、アルコール濃度Mから最大過給圧の
目標値(目標最大過給圧)PHAXを設定し、この目標
最大過給圧P HAXと1行程当りの吸入空気重量Ga
とをパラメータとしてデユーティ比D UTY2を設定
するものであり、第5図のステップ8201で、アルコ
ール濃度センサ26の出力信号から燃料のアルコール濃
度Mを算出すると、ステップ5202で、このアルコー
ル濃度Mをパラメータとして最大過給圧マツプM PH
AXを補間計算付きで参照し、目標最大過給圧P HA
Xを設定してステップ8203へ進む。
ステップ52v3では、吸入空気量センサ28から得ら
れる単位時間当りの吸入空気量(質量流量)を燃焼サイ
クル数で割算して1行程当りの吸入空気重量Gaを算出
し、ステップ5204で、目標最大過給圧P WAXと
1行程当りの吸入空気重量Gaとをパラメータとしてデ
ユーティ比マツプM DtlTY2を補間計算付きで参
照し、デユーティ比D UTY2を設定する。
第7図に示すように、上記最大過給圧マツプMPHAX
の各アドレスには、実験などにより求めたノックあるい
はプレイグニツシヨンを生じることのない最大過給圧が
アルコール濃度Mに対応する目標最大過給圧P HAX
としてストアされている。
また、上記最大過給圧マツプM PHAXから設定され
′る目標最大過給圧P WAXに対し、第8図に示すよ
うに、この目標最大過給圧P HAXを得るためのデユ
ーティ比D UTY2が、目標最大過給圧P HAXと
1行程当りの吸入空気量IGaとをパラメータとして予
め実験などにより求められ、デユーティ比マツプM D
UTV2にストアされている。
上記デユーティ比マツプM DUTY2の各アドレスに
は、1行程当りの吸入空気量Gaが大きく目標゛最大過
給圧P HAXが大きいほど、デユーティソレノイドバ
ルブ21による真空ポンプ48からの負圧の大気ボート
21aへのリーク量を減少させるデユーティ比(デユー
ティ北天)がストアされている。
そして、上記ステップ5204からステップ5205へ
進むと、対応するデユーティ信号をデユーティソレノイ
ドバルブ21に出力し、ルーチンを抜ける。
すなわち、一般に、1行程当りの吸入空気重量Gaが増
加すると、これに伴いウェストゲートバルブ15に作用
する排圧が増加し、目標とする最大過給圧に達する前に
ウェストゲートバルブ15が開き始めて最大過給圧が低
下してしまうが、本実施例においては、目標最大過給圧
P HAXを与えるデユーティ比DυTY2を設定する
際に、1行程当りの吸入空気重量Gaをパラメータとし
て加味することにより最大過給圧P HAXの低下を防
止することができるのである。
(第3実施例) 第9図及び第10図は本発明の第3実施例を示し、第9
図は最大過給圧制御手順のフローチャート、第10図は
デユーティ比マツプの概念図であ、  る。
この第3実施例は、アルコール濃度Mとエンジン運転状
態としてのエンジン回転数Nとに基づいて最大過給圧を
制御するものであり、第9図のステップ5301でアル
コール濃度Mを算出すると、第2実施例同様、ステップ
5302で、このアルコール濃度Mをパラメータとして
最大過給圧マツプMPH^×を補間計算付きで参照して
目標最大過給圧PH^Xを設定し、ステップ5303で
クランク角センサ33の出力信号に基づいてエンジン回
転数Nを算出する。
次に、ステップ8304へ進み、上記ステップ5302
で設定した目標最大過給圧P HAXと上記ステップ5
303で算出したエンジン回転数Nとをパラメータとし
てデユーティ比マツプM DUTY3を補間計算付きで
参照してデユーティ比D UTY3を設定し、ステップ
5305へ進んで、対応するデユーティ信号をデユーテ
ィソレノイドバルブ21へ出力してルーチンを抜ける。
ここで、エンジン回転数Nが高くなると吸入空気量も増
大するため、同一アルコール濃度Mのもとでは、エンジ
ン回転数Nが高くなるほど前述したようにウェストゲー
トバルブ15に作用する排圧が増加する。
従って、第10図に示すように、アルコール濃度Mとエ
ンジン回転数Nとをパラメータして精成されるデユーテ
ィ比マツプM DUTY3の各アドレスに、対応するデ
ユーティ比DυTV3をストアしておき、エンジン回転
数Nを加味して目標最大過給圧P 14AXを与えるデ
ユーティ比D UTY3を設定することにより、第2実
施例同様、目標最大過給圧PHAXに達する前にウェス
トゲートバルブ15が開き始めて最大過給圧が低下して
しまうことを防止することかできる。
(第4実施例) 第11図及び第12図は本発明の第4実施例を示し、第
11図は最大過給圧制御手順のフローチャート、第12
図はデユーティ比マツプの概念図である。
第4実施例では、エンジン運転状態として、エンジン回
転数Nに加えて1行程当りの吸入空気量lGaを採用し
、この1行程当りの吸入空気重量Gaとエンジン回転数
Nとアルコール濃度Mとに基づいて最大過給圧を制御す
る 第11図は最大過給圧制御の割込みルーチンであり、ス
テップ5401でアルコール濃度Mを算出すると、ステ
ップ5402で、このアルコール濃度Mをパラメータと
して最大過給圧マツプM PHAXを補間計算付きで参
照して目標最大過給圧P WAXを設定し、ステップ5
403でクランク角センサ33の出力信号に基づいてエ
ンジン回転数Nを算出する。
次いで、ステップ5404へ進んで、吸入空気量センサ
28から得られる単位時間当りの吸入空気量(質量流J
i)を燃焼サイクル数で割算して1行程当りの吸入空気
重量Gaを算出し、ステップ5405で、目標最大過給
圧PHAX、エンジン回転数N、及び、1行程当りの吸
入空気重量Gaをパラメータとしてデユーティ比マツプ
M 0UTY4を補間計算付きで参照し、デユーティ比
D UTY4を設定する。
第12図に示すように、上記デユーティ比マツプM D
UTY4の各アドレスには、目標最大過給圧PHAX 
、エンジン回転数N、及び、1行程当りの吸入空気重量
Gaに対応した最大過給圧を得るため、実験などから求
めたデユーティ比D UTV4がストアされており、エ
ンジン回転数N、目標最大過給圧PHAX、及び、1行
程当りの吸入空気重量Gaが大きいほど、デユーティソ
レノイドバルブ21による真空ポンプ48からの負圧の
大気ボート21aへのリーク量を減少させるデユーティ
比(デユーティ北天)がストアされている。
これにより、1行程当りの吸入空気重量Gaを加味して
エンジン運転状態をさらに適確に把握することができ、
より精密な最大過給圧制御を実現することができる。
そして、上記ステップ5405からステップ8406へ
進むと、対応するデユーティ信号をデユーティソレノイ
ドバルブ21に出力し、ルーチンを抜ける。
尚、本発明は上記各実施例に限定されるものではなく、
過給機はスーパーチャージャ等であっても良い。
、 [発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、アルコール濃度に
応じて最大過給圧を制御するため、アルコール濃度に見
合った最大出力性能を得ることができるなど優れた効果
が奏される。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4画は本発明の第1実施例を示し、第1図は
最大過給圧制御手順のフローチャート、第2図はエンジ
ン制御系の概略図、第3図は最大過給圧を示す線図、第
4図はデユーティ比マツプの概念図、第5図〜第8図は
本発明の第2実施例を示し、第5図は最大過給圧制御手
順のフローチャート、第6図は最大過給圧を示す線図、
第7図は最大過給圧マツプの概念図、第8図はデユーテ
ィ比マツプの概念図、第9図及び第10図は本発明の第
3実施例を示し、第9図は最大過給圧制御手順のフロー
チャート、第10図はデユーティ比マツプの概念図、第
11図及び第12図は本発明の第4実施例を示し、第1
1図は最大過給圧制御手順のフローチャート、第12図
1よ、デユーティ比マツプの概念図である。 1・・・FFV用エフェン ジン・・・ターボチャージャ(過給機)21・・・デユ
ーティソレノイドバルブ(圧力制御弁) M・・・アルコール濃度 N・・・エンジン回転数 第1図 第3図 第4図 第5図 第6図 PHAX ノ 目便1ぴ6−台辻 PMAX 第9図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)負圧源からの負圧により過給機の過給圧を上昇さ
    せるよう作動する第1のアクチュエータと、上記過給機
    からの過給圧により上記第1のアクチュエータに抗して
    作動する第2のアクチュエータとを具備したFFV用エ
    ンジンの過給圧制御装置において、 燃料のアルコール濃度に応じて最大過給圧を設定する手
    順と、 設定した最大過給圧に対応する信号を上記負圧源からの
    負圧を調整する圧力制御弁へ出力し、上記過給機の過給
    圧が上記最大過給圧となるよう制御する手順とを備えた
    ことを特徴とするFFV用エンジンの過給圧制御方法。
  2. (2)負圧源からの負圧により過給機の過給圧を上昇さ
    せるよう作動する第1のアクチュエータと、上記過給機
    からの過給圧により上記第1のアクチュエータに抗して
    作動する第2のアクチュエータとを具備したFFV用エ
    ンジンの過給圧制御装置において、 燃料のアルコール濃度とエンジン回転数とに応じて最大
    過給圧を設定する手順と、 設定した最大過給圧に対応する信号を上記負圧源からの
    負圧を調整する圧力制御弁へ出力し、上記過給機の過給
    圧が上記最大過給圧となるよう制御する手順とを備えた
    ことを特徴とするFFV用エンジンの過給圧制御方法。
JP2327606A 1990-11-27 1990-11-27 Ffv用エンジンの過給圧制御方法 Pending JPH04194322A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8276549B2 (en) 2007-08-17 2012-10-02 GM Global Technology Operations LLC Flexible fuel variable boost supercharged engine

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US8276549B2 (en) 2007-08-17 2012-10-02 GM Global Technology Operations LLC Flexible fuel variable boost supercharged engine

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