JPH04194016A - 配糖体繊維 - Google Patents

配糖体繊維

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JPH04194016A
JPH04194016A JP31794890A JP31794890A JPH04194016A JP H04194016 A JPH04194016 A JP H04194016A JP 31794890 A JP31794890 A JP 31794890A JP 31794890 A JP31794890 A JP 31794890A JP H04194016 A JPH04194016 A JP H04194016A
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fiber
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methacrylate
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glycoside
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江見 慎悟
Ryoichi Yamazaki
山崎 暸一
Masakazu Okumura
昌和 奥村
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Nippon Fine Chemical Co Ltd
Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はグリコシルエチルメタクリレートととニルモノ
マーとの共重合体から形成されてなる繊維及びその製造
方法に関する。さらに詳しくは良好な吸湿性を有し、接
着性に優れ、また生体適合性に優れ、かつ取り扱い性の
良好な配糖体111維及びその製造方法に関する。
〈従来技術〉 配糖体は生物界に広く存在し、無害、安定、親水性を示
す。しかし、従来配糖体を含むポリマーから成る人工的
な繊維は全く提案されていない。
なお、本発明者らの一部は、独自の配糖体合成技術を駆
使して糖残基を持ったアクリル酸誘導体を作る方法、及
びかかる誘導体を共重合してなる重合体を既に提案して
いる。  (14090104598号)。
〈発明の目的〉 本発明の目的は、従来存在していなかった、配糖体を含
むポリマーからなり、取扱い性の良好な新規な配糖体繊
維を提供することにある。
〈発明の構成〉 本発明者らは上記目的を達成すべく鋭意研究を行った結
果、グリコシルエチルメタクリレートととニルモノマー
とからなる共重合体溶液を特定の凝固洛中に押出す湿式
紡糸法により繊維化が可能であることを見出し本発明に
到達した。
即ち本発明は、グリコジルメタクリレート成分を20〜
95wt%とビニルモノマー成分80〜5wt%とから
なる重量平均分子量MWが10万以上である共重合体か
ら形成された、破断強度が0.5g/da以上であるこ
とを特徴とする配糖体繊維である。
本発明で用いられるグリコシルエチルメタクリレート成
分ととニルモノマー成分からなる共重合体は、グリコシ
ルエチルメタクリレート成分が20〜9!Mt%好まし
くは30〜sowt%、更に好ましくは40〜80wt
%からなる必要がある。グリコシルエチルメタクリレー
ト成分が20wt%未満では吸湿性、接着性、生体適合
性、血液適合性等に劣ったものとなり、一方95wt%
を越えると*n形成能や形態保持性に非常に劣ったもの
となり、好ましくない。
本発明に用いられるとニルモノマーとしては特に限定す
る必要はなく、従来周知のビニルモノマー、例えばアク
リル酸、メタクリル酸、メタクリル酸メチル、スチレン
、アクリロニトリル、アクリルアミド等を用いることが
できる。なかでもアクリロニトリルが好ましい。これら
は、本発明の目的を損なわない範囲であれは単独で用い
ても2種以上を併用しても良い。
本発明で用いられるグリコシルエチルメタクリレート成
分ととニルモノマー成分との共重合体は、例えばAIB
Nが過硫酸アンモニウムを開始剤としたラジカル重合方
法により容易に得ることができる。溶媒としてはジメチ
ルホルムアミド(DMF)、ジメチルスルホキシド(D
MSO)、水/イソプロパツール(IPA)/ジオキサ
ン混合溶媒系等を用いることができる。共重合比は原料
の仕込み割合と関連しており、仕込み割合を調整するこ
とによ所望の共重合組成の重合体を得ることができる。
なおとニルモノマーの種類によ共重合の状態は異なり、
メタクリル酸メチルとグリコシルエチルメタクリレート
とは理想共重合に近い重合挙動を示し、アクリルアミド
、アクリロニトリル、スチレンとは交互重合性が大きい
。しかし、本発明においては、いずれの共重合体をも使
用し得る。得られた共重合体は、さらに再沈澱法などの
方法を用いて精製してから使用に供するのが好ましい、
かくして得られる共重合体の分子量は、繊維形成能を有
する必要があり、平均分子量は10万以上、好ましくは
15万以上とする必要がある。
次に、本発明においては、かくして得られた共重合体を
湿式紡糸法により繊維となす、溶媒としては重合時の溶
媒が好適例としてあげることができ、これらは、単独で
使用してもよいし、2種類以上を混合して用いても良い
、溶液のポリマー濃度は5〜40wt%の範囲が適当で
あり、10〜30wt%の範囲が好ましく、15〜25
wt%の範囲が特に好ましい。
凝固液としては低級アルコールと芳香族炭化水素との混
合系が用いられる。芳香族炭化水素としては、ベンゼン
、トルエン、キシレン等があげられる。好ましくは、ト
ルエンである。低級アルコールとしては、メチルアルコ
ール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール等が
あげられ、好ましくは、メチルアルコールである。該混
合系の組成は、低級アルコール/芳香族炭化水素で40
/60vo IS〜80/ 20vo 1%が好ましい
、該湿式紡糸により得られた*維は、35℃〜65℃の
加熱雰囲気中で配向延伸により強度を向上せしめること
ができる。
本発明の配糖体繊維は、フィラメント状、ステープルフ
ァイバー状、不織布状、taps状等任意の形態で使用
に供することができる0例えばステープルファイバーで
使用する場合、押し込み捲縮法、ギア捲縮等従来公知の
方法で5〜25ケ/25IIl′lの捲縮を付与し、2
0〜10(loanの繊維長とするのが好適である。こ
のステープルファイバーは、通常の紡績工程を通して紡
績糸となし、製編織して織物、編み物の形態に加工する
か、あるいはウェブ、乾式不織布、湿式不織布の任意の
形態に加工して使用に供することができる。また、フィ
ラメントの場合ではa編物、組み紐等の形態に加工でき
る。
また本発明における配糖体Ia雌は、上述のm雌状成形
物に限定されることなく、任意の形態に加工された繊維
状成形物で使用に供することができる。
なお、本発明の繊維の断面形態においても特に限定する
必要はなく、丸断面、異型断面いずれであっても良い。
また、中実のみならず中空であっても良い。
かくして得られる繊維の吸湿率は、相対湿度65%で少
なくとも4%以上を示し、場合によっては6%以上と極
めて良好な性能を示す。なお、ここでいう吸湿率は下記
の方法により測定したものである。
本発明の繊維を約1gサンプリングし秤量ビンに入れ解
放状態で予備的に真空乾燥を行う、その際の温度は50
℃、時間は3時間である。
該秤量ビンに入れた繊維全体を相対湿度65%(温度2
0℃)のデシゲータ−中へ入れ3日間放置する。その際
秤量ビンのフタは解放状態とする。
その後秤量ビン、プラスa維全体の重量(Wl)及び秤
量ビンのみの重量(W2)を測定する。
次に該サンプル全体を105℃で2時間真空乾燥を行い
、室温まで冷却した後直ちに秤量ビン、プラス繊維全体
の重量(W3)及び秤量ビンのみの重量(W4)を測定
し次式によって求めた。
W3″″W4 く本発明の効果〉 本発明の繊維は、側鎖にブドウ糖が結合された共重合体
から形成されており、従来の重合体とは全く異なった性
能、例えば吸湿性に優れ、同時に接着性や生体適合性、
血液適合性にも優れているといった性能が期待される。
したかって、繊維形態の特徴を生かした、上記性能の利
用分野、例えば医療用材料の分野に展開が可能となる。
〈実施例〉 以下実施例をあげて本発明を更に詳細に説明するが、本
発明はこれらに同等限定を受けるものではない。
実施例I DMF中に、グリコシルエチルメタクリレートとアクリ
ロニトリルの組成比40760wt比、重量平均分子量
MWが20万の共重合体を溶解させ、濃度20%のドー
プを調整した。該ドープを0.31RnφXIH,L/
D=2.5の口金からメタノール/トルエン(70/ 
30vo I比)の凝固液中に連続に押し出し、直ちに
延伸温度60℃で、延伸倍率3.5倍で延伸し、モノフ
ィラメントを得た。得られたモノフィラメントの物性は
、単糸デニール−20de、強度=1.2 g/de、
伸度−30%であった。該繊維の相対湿度65%での吸
湿率は9.0%であった。
実施例2 とニルモノマーとしてメタクル酸メチルを用いる以外実
施例1と同様の操作を行いグルコシルエチルメタクリレ
ートとメタクリル酸メチルの40/60Wt比共重合体
(MW15万)からなる繊維を得た。
その際延伸倍率は2.8倍とした。該11雑の物性は単
糸デニール=25de、強度=1.0 g/de、伸度
=25%であった。又相対湿度65%での吸湿性 7.
8%であった。
実施例3 マルチフィラメント用口金(0,3iiφ×5ホール)
を用いる以外実施例1と同様の操作を行い、グルコシル
エチルメタクリレートとアクリロニトリルの40/60
w↑比共重合体(MW20万)からなるマルチフィラメ
ントを得た。延伸倍率は3.2倍とした。得られた繊維
の物性は、単糸デニール5,5de、強度デニール−1
,0g/dJ伸度=25%であった。又相対湿度65%
での吸湿性9.3%であった。
実施例4 グルコシルエチルメタクリレートとアクリロニトリルの
組成比が30/70wt比、MWが20万の共重合体を
DMFに溶解させ、濃度19%ドープを調整した。以後
は実施例1と同様の操作を行い、モノフィラメントを得
た。延伸倍率は3.8倍とした。
得られたモノフィラメントの物性は、単糸デニール= 
18de、強度=1.4 g/de、伸度=32%であ
った。また相対湿度65%での吸湿性8.3%であった
実施例5 グルコシルエチルメタクリレートとアクリロニトリルの
組成比が70730wt比、MW22万の共重合体をD
MFに溶解させ、濃度20%ドープを得た。
以後は実施例1と同様の操作により、モノフィラメント
を得た。延伸倍率は2.6倍とした。得られたモノフィ
ラメントの物性は、単糸デニール−27de、強度=0
.8g/de、伸度=18%であった。相対湿度65%
での吸湿性10.3%であった。
比較例1 実施例1において用いなドープをメタノールの凝固液中
に押し出し、直ちに延伸を行おうとしたが、はとんど延
伸は出来なかった。得られたモノフィラメントの物性は
、単糸デニール=55de、強度=0.1 g/de、
伸度−5%であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、グリコシルエチルメタクリレート成分を20〜95
    wt%とビニルモノマー成分80〜5wt%とからなる
    、重量平均分子量MWが10万以上である共重合体から
    形成された、破断強度が0.5g/de以上であること
    を特徴とする配糖体繊維。 2、請求項(1)記載の共重合体を湿式紡糸して配糖体
    繊維を製造するに際し、凝固液として低級アルコールと
    芳香族炭化水素との混合系を用いることを特徴とする、
    配糖体繊維の製造方法。
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