JPH04193775A - セラミックス板およびその製造方法 - Google Patents

セラミックス板およびその製造方法

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JPH04193775A
JPH04193775A JP2324764A JP32476490A JPH04193775A JP H04193775 A JPH04193775 A JP H04193775A JP 2324764 A JP2324764 A JP 2324764A JP 32476490 A JP32476490 A JP 32476490A JP H04193775 A JPH04193775 A JP H04193775A
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JP
Japan
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ceramic plate
reinforcing fiber
fiber material
mixed
sintering
Prior art date
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Pending
Application number
JP2324764A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Nomoto
和彦 野本
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Showa Aircraft Industry Co Ltd
Original Assignee
Showa Aircraft Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、セラミックス板およびその製造方法に関する
。すなわち、各種の構造物その他の用途に広く用いられ
る板材たるセラミックス板、およびその製造方法に関す
るものである。
「従来の技術」 セラミックスのみを加圧、焼結して得られたセラミック
ス板は、特に曲げ応力が加わった際、破壊が起こりやす
く機械的強度に問題があった。そこで従来、主材たるセ
ラミックスに補強繊維材を全体に略均−に混入し、加圧
、焼結して得られたセラミックス板が、開発使用されて
いた。
[発明が解決しようとする課題」 ところでこのような従来例にあっては、次の問題が指摘
されていた。
すなわち、このセラミックス板は補強繊維材が混入され
ているので、高い曲げ強度を備え破壊が起こりにくく機
械的強度に優れている反面、極めてコスト高であるとい
う問題があった。つまり炭素繊維等の補強繊維材は、高
価でありしかも全体に略均−に混入されるので多量に使
用することを要し、もって材料費が極めて高くコスト面
に問題があった。
従来例ではこのような点が指摘されていた。
本発明は、このような実情に鑑み上記従来例の問題点を
解決すべくなされたものであって、所定のごとく、上下
両面の近傍位置に補強繊維材を混入することにより、第
1に機械的強度に優れるとともに第2にコスト面にも優
れてなる、セラミンj3 ラス板およびその製造方法を提案することを目的とする
[課題を解決するための手段] この目的を達成する本発明の技術的手段は、次のとおり
である。
請求項1については次のとおり。すなわちこのセラミッ
クス板は、焼結により形成され、少なくともその上下両
面の近傍位置には、補強繊維材がほぼ全面的に層状に混
入されている。
請求項2については次のとおり。すなわちこのセラミッ
クス板は、焼結により形成され、その上下両面の近傍位
置には、補強繊維材が他の部分よりも密にほぼ全面的に
層状に混入されている。
請求項3については次のとおり。すなわちこのセラミッ
クス板の製造方法は、セラミックスに対し、事後セラミ
ックス板となった場合において少なくともその」1下両
面の近傍位置となる部分に、補強繊維材がほぼ全面的に
層状に混入される配設工程と、しかる後、加圧しつつ焼
結して所定のセラミックス板を形成する焼結工程と、を
有してな請求項4については次のとおり。すなわちこの
セラミックス板の製造方法は、セラミックスに対し、事
後セラミックス板となった場合においてその上下両面の
近傍位置となる部分に、補強繊維材が他の部分よりも密
にほぼ全面的に層状に混入される配設工程と、しかる後
、加圧しつつ焼結して所定のセラミックス板を形成する
焼結工程と、を有してなる。
「作  用」 本発明は、このような手段よりなるので次のごとく作用
する。
すなわち、請求項1および請求項3のセラミックス板お
よびその製造方法では、少なくともその上下両面の近傍
位置に補強繊維材を混入し、又請求項2および請求項4
のセラミ:ノクス板およびその製造方法では、−11下
両面の近傍位置に他の部分よりも密に補強繊維材を混入
することにより、次のようになる。
第1に、セラミックス板は、特に曲げ応力が加わった際
、破壊されやすいが、係る破壊は、その上下両面の近傍
位置から始まり中央部等の内部に伝達される。そこでこ
のセラミックス板では、係る上下両面の近傍位置に補強
繊維材がほぼ全面的に層状に混入されているので、全体
的にも破壊が起こりにくくなり、高い曲げ強度を備えて
いる。
第2に、これに対し板材の中央部等は、上1ぐ両面の近
傍位置に比し比較的強度を要しない。
そこで係る上下両面の近傍位置以外の中央部等では、補
強繊維材を使用しないか又はその使用量を少なくするこ
とにより、このセラミックス板は、高価な補強繊維材の
使用量が少なく抑えられている。
「実 施 例」 以下本発明を、図面に示すその実施例に基づいて詳細に
説明する。
図面は、本発明の詳細な説明に供する要部を拡大した正
面説明図である。
まず第1図は、短繊維状の補強繊維材1が、上面2の近
傍位置3および下面4の近傍位置5のみに混入された例
を示す。第2図は、長繊維状の補強繊維材6が、上面2
の近傍位置3および下面4の近傍位置5のみに混入され
た例を示す。すなわちこれら両図のセラミックス板7は
、焼結により形成され、少なくともその上下両面2,4
の近傍位置3,5には、補強繊維tFA’l、6がそれ
ぞれほぼ全面的に層状に混入されている。なお図示例で
は、このような近傍位置3.5以外の中央部9等には補
強繊維材1.6は全く混入されていない。
さてセラミックス板7の主材たるセラミックス8として
は、酸化物系、窒化系、炭化物系、ホウ化物系、その他
のものが用いられ、これらの微粒状、粉末状等の各種粒
状態様のものが、補強繊維材1.6とともに焼結されて
なる。補強繊維材1゜6としては、炭素繊維や金属繊維
等が用いられる。
そして第1図のように、これらがフィスカー状つまり短
繊維状をなす補強繊維材1、又第2図のように、これら
が長繊維状をなす補強繊維材6が用いられ、後者たる長
繊維状のものは図示のように織布として又は不織布とし
て用いられる。
次に第3図は、短繊維状の補強繊維材1が、上下両面2
.4の近傍位置3.5に、中央部9等他の部分よりも密
に混入された例を示す。第4図は、長繊維状の補強繊維
材6が、上下両面2,4の近傍位置3.5に、中央部9
等他の部分よりも密に混入された例を示ず。ずなわちご
れら両図のセラミックス板7は、焼結により形成され、
その上下両面2,4の近傍位置3,5には、補強繊維材
1゜6が中央部9等他の部分よりも密にほぼ全面的に層
状に混入されている。つまりこれらのセラミックス板7
では、上下両面2,4の近傍位置3.5に短繊維状又は
長繊維状の補強繊維材1.6がそれぞれ混入されるとと
もに、中央部9等その他の部分にも短繊維状の補強繊維
材1等が混入されているが、前者つまり近傍位置3,5
のものがより多く密に混入され、これに比べ後者つまり
それ以外の中央部9等のものはより少なく疎に混入され
てなる。なおこの第3.4図のセラミックス板7につい
て、その他の構成等は前述の第1,2図のものに準じる
ので、同符号を付しその説明は省略する。
次に、このようなセラミックス板7の製造方法について
説明する。
まず第1図、第2図に示したセラミックス板7は、次の
配設工程と焼結工程を辿り製造される。
最初に配設工程では、粉末状等のセラミックス8に対し
、事後セラミックス板7となった場合において少なくと
もその上下両面2,4の近傍位置3゜5となる部分に、
補強繊維材1.6がそれぞれほぼ全面的に層状に混入さ
れる。第5図はこのような配設工程の説明に供するもの
であり、第1図に示したセラミックス板7の製造工程中
の1例を示すものである。この図示例の配設工程では、
事後近傍位置3.5(第1図参照)となる近傍位置ブロ
ック3’、5’には、短繊維状の補強繊維材1が所定の
ごとく混入されるが、他方、事後上面2および下面4(
第1図参照)となる上面ブロック2′および下面ブロッ
ク4゛、更に中央部9(第1図参照)となる中央部ブロ
ック9゛には、短繊維状の補強繊維材1更に長繊維状の
補強繊維材6等は、−切混入されていない。
なおこのような配設工程において、セラミックス8に対
する補強繊維tA’1.6の混入は、乾式つまり単に混
合するか、又は湿式つまり液でねり合わせて混合するこ
とにより行われる。さてこのような配設工程の後、焼結
工程では、これらを加圧しつつ焼結することにより、第
1,2図の示した所定のセラミックス板7が形成される
。すなわち第5図の例では、上面ブロック2′、近傍位
置ブロック3゛、中央部ブロック9“、近傍位置ブロッ
ク5゛、下面ブロック4“等が真空中又は雰囲気中で、
上下から荷重を加えられ加圧しつつ加熱されることによ
り焼結され、第1図に示したセラミックス板7が形成さ
れる。
次に第3図、第4図に示したセラミックス板7は、次の
配設工程と焼結工程を辿り製造される。
配設工程では、セラミックス8に対し、事後セラミック
ス板7となった場合においてその上下両面2.4の近傍
位置3.5となる部分に、補強繊維材1,6が他の部分
よりも密にほぼ全面的に層状に混入される。つまり事後
中央部9.上面2゜下面4となる部分にも補強繊維材1
,6は混入されが、近傍位置3.5には係る部分よりも
はるかに密に補強繊維材1.6が混入される。そしてこ
のような配設工程の後、焼結工程では、これらを真空中
又は雰囲気中で加圧しつつ焼結することにより、第3.
4図に示した所定のセラミックス板7が形成される。な
おこの第3,4図のセラミックス板7の製造方法につい
て、その他の内容は前述した第1,2図のものの製造方
法に準じるので、その説明は省略する。
本発明に係るセラミックス板7およびその製造方法は、
以上説明したようになっている。そこで以下のようにな
る。
まず第1,2図に示したセラミックス板7およびその製
造方法では、少なくともその上下両面2゜4の近傍位置
3,5に補強繊維材1.6を混入してなる。又第3,4
0に示したセラミックス板7およびその製造方法では、
上下両面2,4の近傍位置3.5に他の部分よりも密に
補強繊維材1゜I 6を混入してなる。そこでこのセラミックス板7では、
次の第1.第2の点が共に実現される。
第1に、特に板材の破壊は曲げ力によることが多いが、
係る破壊は、その」−下側面2,4の近傍位置3,5か
ら始まり中央部9等の内部に伝達される。そこでこの第
1.2,3.4図に示したセラミックス板7では、破壊
が始まる係る上下両面2.4の近傍位置3.5に対し、
補強繊維材1゜6がほぼ全面的に層状に混入されている
ので、全体的にも破壊が起こりにく(なり高い曲げ強度
を備えている。つまりこのセラミックス板7番J、補強
繊維材1.6を全体に略均−に混入してなる前述した従
来例のセラミックス板と、はぼ同程度の機械的強度を備
えている。
第2に、これに対し板材の中央部9等は」−下側面2.
4の近傍位置3.5に比し比較的強度を要しない。そこ
で係る上下両面2,4の近傍位置3゜5以外の比較的強
度を要しない中央部9等では、補強繊維十21,6を第
1,2図に示したように全く使用しないか、又は第3,
4回に示したようにその使用量を少なくすることにより
、このセラミックス板7では、高価な炭素繊維等の補強
繊維材1.6の使用量が少なく抑えられる。つまりこの
セラミックス板7は、補強繊維材1,6を全体に略均−
に混入してなる前ine l、た従来例のセラミックス
板に比し、補強繊維材1.6の使用量が著しく少ない。
また例えば、上述の補強繊維材1,6に加えてセラミッ
クス繊維を混入することによって、セラミックス板7の
引張り強度をも高めることができる。
「そ の 他」 なお第6図には、第1図のセラミックス板7に、更に酸
化防止剤10を混入した例が示されている。
ずなわち、セラミ・ノクス板7の製造に際し前述した焼
結工程において、炭素繊維を用いた補強繊維材1,6を
酸素を含む雰囲気中で焼結した場合にあっては、そのま
までは、補強繊維材]、6が酸化され劣化しやすい。そ
こで例えば第6図に示すように、チタン、アルミ等の酸
素よ反応しやす+  3 − い活性金属やセオライ1〜等の酸化防止剤10を、セラ
ミックス8中に混入するか、又は補強繊維材1.6を覆
い込むように入れておく。
すると酸素を含む雰囲気中での焼結に際し、酸化防止剤
10が侵入した酸素と速やかに反応するので、炭素繊維
を用いた補強繊維材〕、6の酸化が防止される。このよ
うに酸化防止剤10を用いることにより、セラミックス
板7の製造に際しその焼結工程において、炭素繊維を用
いた補強繊維材1.6でも、酸素を含む雰囲気中で何ら
劣化することなく焼結できるようになる。
「発明の効果」 本発明に係る請求項1,2,3.4のセラミックス板お
よびその製造方法は、以北説明したように、所定のごと
く上下両面の近傍位置に補強繊維材を混入することによ
り、次の効果を発揮する。
すなわち第1に、全体的に高い曲げ強度を(iiifえ
もろさがカバーされ破壊が起こりに(く、もって機械的
強度に優れるとともに、第2に、高価な炭素繊維等の補
強繊維材の使用量が少なく、もって材料費が低く抑えら
れコスト面にも極めて優れた、セラミックス板が得られ
る。このように、この種従来例に有した問題点が一挙に
一掃される等、本発明の発揮する効果は顕著にして大な
るものがある。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明に係るセラミックス板およびその製造方
法の実施例の説明に供する、要部を拡大した正面説明図
である。 第1図は、短繊維状の補強繊維材が、上下両面の近傍位
置のみに混入された例を示す。第2図は、長繊維状の補
強繊維材が、上下両面の近傍位置のみに混入された例を
示す。 第3図は、短繊維状の補強繊維材が、上下両面の近傍位
置に他の部分よりも密に混入された例を示す。第4図は
、長繊維状の補強繊維材が、上下両面の近傍位置に他の
部分よりも密に混入された例を示す。 第5図は、その製造方法中配設工程の1例の説明に供す
るものである。第6図は、更に酸化防止剤を混入した例
を示す。 1・・・短繊維状の補強繊維材 2・・・上面 3・・・近傍位置 4・・・下面 5・・・近傍位置 6・・・長繊維状の補強繊維材 7・・・セラミックス板 8・・・セラミックス 9・・・中央部 10・・・酸化防止剤 2′・・・上面ブロック 3゛・・・近傍位置ブロック 4“・・・下面ブロック 5′・・・近傍位置プロ、ツク 9゛・・・中央部ブロック

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)焼結により形成されるセラミックス板であって、
    少なくともその上下両面の近傍位置には、補強繊維材が
    ほぼ全面的に層状に混入されていること、 を特徴とするセラミックス板。
  2. (2)焼結により形成されるセラミックス板であって、
    その上下両面の近傍位置には、補強繊維材が他の部分よ
    りも密にほぼ全面的に層状に混入されていること、 を特徴とするセラミックス板。
  3. (3)セラミックスに対し、事後セラミックス板となっ
    た場合において少なくともその上下両面の近傍位置とな
    る部分に、補強繊維材がほぼ全面的に層状に混入される
    配設工程と、 しかる後、加圧しつつ焼結して所定のセラミックス板を
    形成する焼結工程と、 を有してなることを特徴とするセラミックス板の製造方
    法。
  4. (4)セラミックスに対し、事後セラミックス板となっ
    た場合においてその上下両面の近傍位置となる部分に、
    補強繊維材が他の部分よりも密にほぼ全面的に層状に混
    入される配設工程と、 しかる後、加圧しつつ焼結して所定のセラミックス板を
    形成する焼結工程と、 を有してなることを特徴とするセラミックス板の製造方
    法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009214540A (ja) * 2008-03-07 2009-09-24 Boeing Co:The 金属−セラミックマトリックスハイブリッド複合構造の製造方法、複合構造の製造方法、および積層複合構造
JP2012140283A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Covalent Materials Corp 繊維強化複合材料
JP2013209281A (ja) * 2012-02-29 2013-10-10 Covalent Materials Corp 炭素繊維強化炭化珪素系複合材及び制動材

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