JPH04192213A - 絶縁電線 - Google Patents

絶縁電線

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JPH04192213A
JPH04192213A JP2323552A JP32355290A JPH04192213A JP H04192213 A JPH04192213 A JP H04192213A JP 2323552 A JP2323552 A JP 2323552A JP 32355290 A JP32355290 A JP 32355290A JP H04192213 A JPH04192213 A JP H04192213A
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JP
Japan
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acrylate
methacrylate
conductor
metal
modified
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Pending
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JP2323552A
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English (en)
Inventor
Yoshihisa Kato
善久 加藤
Norio Takahata
紀雄 高畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は絶縁電線、特に紫外線硬化樹脂から成る絶縁被
覆を有する絶縁電線に関する。
〔従来の技術〕
近年、電子計算機、オーディオ機器、自動車、航空機、
人工衛星等の小型軽量化の要求に対応して、それらに用
いられる電線類(電線、ケーブルを含む)に対して細径
化が強く要求されるようになった。細径化のためには、
絶縁被膜の薄膜化か一つの方法である。薄膜化に対して
、押出方式による被膜は多くの点て困難かあり、エナメ
ル線に用いられているような塗布方式によるのか有利で
ある。特に紫外線硬化型樹脂の塗布による絶縁被膜か注
目されている。液状の紫外線硬化型樹脂は溶剤を用いず
に塗布できるので、防火や健康の面で安全であり、少な
い塗布の回数で必要な厚さか得られるからである。
〔発明か解決しようとする課題〕
しかし、紫外線硬化型樹脂から成る絶縁被膜は、多くの
場合、紫外線照射による硬化の際に収縮を伴い、導体が
絶縁被膜によって締めつけられるため、接続時に端末の
絶縁被膜の剥ぎ取り(皮剥ぎ)か困難となる。皮剥ぎの
困難は、樹脂および添加物の化学構造に基づく導体金属
との密着により、さらに増大する。導体が細い場合には
、皮剥ぎが困難であると、皮剥ぎの際に導体か切断して
しまう。
それ故、本発明の目的は、端末での皮剥ぎが容易で、細
径化に適した、紫外線硬化樹脂からなる絶縁被膜を有す
る絶縁電線を実現することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明では、皮剥ぎを容易にした紫外線硬化樹脂から成
る絶縁被膜を有する絶縁電線を実現するため、金属導体
の外周に紫外線硬化樹脂から成る絶縁被膜を有する絶縁
電線において、金属導体の外面に、金属に対し非接着性
の物質を塗布した。
金属に対し非接着性の物質とは、例えば、シリコーン系
界面活性剤、シリコーンオイル、弗素系(弗素化炭化水
素の誘導体)界面活性剤、弗素系(弗素化炭化水素の誘
導体)撥水剤、弗素系撥油剤である。それ自体液状で、
金属導体の表面に薄く(例えば0.03μmないし30
μmの厚さに)塗布できるものが好ましい。
金属導体の表面に非接着性の物質を塗布するには、薄く
均一に塗布できる方法か好ましく、ディッピング、ロー
ラコーティング、スプレー等を用いることができる。導
体への塗布は、導体の製造工程に引き続いて行ってもよ
く、あるいは紫外線硬化型樹脂組成物を被覆する直前に
行ってもよい。
導体を構成する金属は、銅、アルミニウム、鉄、銀、白
金等のいずれでもよく、それらの合金、それらと錫、亜
鉛等との合金てもよい。また、それらに、錫、銀、ニッ
ケル等でめっきされたものでもよい。金属導体は単線で
あってもよく、撚り線であってもよい。
紫外線硬化樹脂から成る絶縁被膜は、非接着性の物質か
塗布された金属導体を、紫外線硬化型樹脂組成物で被覆
し、紫外線照射により硬化して構成される。紫外線照射
の一部を被覆前の組成物に行ってもよい。
紫外線硬化型樹脂組成物は、基本的に、光重合性オリゴ
マー、光重合性モノマー、光重合開始剤から成る。
光重合性オリゴマーは、例えば、エポキシアクリレート
系、エポキシ化油アクリレート系、ウレタンアクリレー
ト系、ポリエステルウレタンアクリレート系、ポリエー
テルウレタンアクリレート系、ポリエステルアクリレー
ト系、ポリエーテルアクリレート系、ビニルアクリレー
ト系、シリコーンアクリレート系、ポリブタジェンアク
リレート系、ポリスチレンエチルメタクリレート系、ポ
リカーホネートシカルボネート系、不飽和ポリエステル
系、ポリエン/チオール系の各種モノマーてあって、不
飽和二重結合を有する官能基、例えばアクリロイル基(
CH2=CHCO) 、メタクリロイル基(CH2=C
(CH3)Co) 、アリル基(CH2= CHCH)
 、ビニル基(CH,=CH)を、2個以上有するもの
である。モノマーは弗素置換されたものでもよい。二種
以上のオリゴマーを組み合わせて用いてもよい。
光重合性モノマーとしては、分子中にアクリロイル基ま
たはメタクリロイル基を1個または2個以上有する化合
物、ビニル基等を有する公知の反応性希釈剤等を用いる
ことかできる。例えば、ベンジルアクリレート、ベンジ
ルメタクリレート、ECH変性ブチルアクリレート、2
−エチルへキシルアクリレート、2−エチルへキシルメ
タクリレート、オクチルアクリレート、イソオクチルア
クリレート、イソデシルアクリレート、イソデシルメタ
クリレート、ラウリルアクリレート、ラウリルメタクリ
レート、ステアリルアクリレート、ステアリルメタクリ
レート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、テトラ
ヒドロフルフリルメタクリレート、カプロラクトン変性
テトラヒドロフルフリルアクリレート、フェニルメタク
リレート、フェニルアクリレート、アリルアクリレート
、アリルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリ
レート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、カプロ
ラクトン変性2−ヒドロキシエチルアクリレート、カプ
ロラクトン変性2−ヒドロキシエチルメタクリレート、
2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシ
プロピルメタクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシ
プロピルメタクリレート、1.4−ブタンジオールモノ
アクリレート、イソボニルアクリレート、イソボニルメ
タクリレート、2−メトキシエチルアクリレート、2−
エトキシエチルアクリレート、2−エトキシエチルメタ
クリレート、2− (2−エトキシエトキシ)エチルア
クリレート、ブトキジエチルアクリレート、2−ブトキ
シエチルメタクリレート、フェノキシエチルアクリレー
ト、2−フェノキシエチルメタクリレート、フェノキシ
ヒドロキシプロピルアクリレート、メトキシジエチレン
グリコールメタクリレート、メトキシジエチレングリコ
ールアクリレート、フェノキシジエチレングリコールア
クリレート、メトキシトリエチレングリコールアクリレ
ート、メトキシトリエチレングリコールメタクリレート
、ブトキシトリエチレングリコールアクリレート、メト
キ・シテトラエチレングリコールメタクリレート、フェ
ノキシテトラエチレングリコールアクリレート、フェノ
キシヘキサエチレングリコールアクリレート、ポリエチ
レングリコールメタクリレート、メトキシジプロピレン
グリコールアクリレート、メトキシポリエチレングリコ
ールアクリレート、ノニルフェノキシポリエチレングリ
コールアクリレート、ポリプロピレングリコールメタク
リレート、ノニルフェノキシポリプロピレングリコール
アクリレート、ポリエチレングリコール/ポリプロピレ
ングリコールメタクリレート、ポリエチレングリコール
/ポリブチレングリコールメタクリレート、EOO性フ
ェノキシ化リン酸アクリレート、EOO性フェノキシ化
リン酸メタクリレート、EOO性リン酸アクリレート、
EOO性リン酸メタクリレート、EOO性ブトキシ化リ
ン酸アクリレート、EOO性ブトキシ化リン酸メタクリ
レート、E○変性オクトキシ化リン酸アクリレート、E
OO性オクトキシ化リン酸メタクリレート、EO変変性
コハクテアクリレートEO変性コハク酸メタクリレート
、EOO性フタル酸アクリレート、EOO性フタル酸メ
タクリレート、グリセロールメタクリレート、グリシジ
ルアクリレート、グリシジルメタクリレート、2−シア
ノエチルアクリレート、2.3−ジブロモプロピルアク
リレート、2.3−ジブロモプロピルメタクリレート、
トリフロロエチルアクリレート、トリフロロエチルメタ
クリレート、テトラフロロプロピルアクリレート、テト
ラフロロプロピルメタクリレート、オクタフロロペンチ
ルアクリレート、オクタフロロペンチルメタクリレート
、ヘプタデカフロロデシルアクリレート、ヘプタデカフ
ロロデシルメタクリレート、N、N−ジメチルアミノエ
チルアクリレート、N、N−ジメチルアミノエチルメタ
クリレート、N、N−ジエチルアミノエチルアクリレー
ト、N、N−ジエチルアミノエチルメタクリレート、t
−ブチルアミノエチルメタクリレート、モルホリンアク
リレート、2−ヒドロキシ−3−メタクリロキシプロピ
ルトリメチルアンモニウムクロライド、シクロへキシル
アクリレート、シクロへキシルメタクリレート、メトキ
シ化シクロデカトリエンアクリレート、ジシクロペンテ
ニルアクリレート、ジシクロペンテニルメタクリレート
、脂環式変性ネオペンチルグリコールアクリレート、シ
クロペンテニルアクリレート、ジシクロペンテニルオキ
シエチルアクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチ
ルメタクリレート、アクリロイルオキシエチルスルホン
酸ナトリウム、メタクリロイルオキシエチルスルホン酸
ナトリウム、カプロラクトンアクリレート、γ−メタク
リロキシプロピルトリメトキシシラン、ビニルアセテー
ト、N−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタム
、スチレン、アリル化シクロへキシルジアクリレート、
アリル化イソシアヌレート、ヒス(アクリロキシネオペ
ンチルグリコール)アジペート、エチレンゲルコールジ
アクリレート、エチレンゲルコールジメタクリレート、
ECH変性エチレンゲルコールジアクリレート、ECH
変性エチレンゲルコールジメタクリレート、1.4−ブ
タンジオールジアクリレート、1.4−ブタンジオール
ジメタクリレート、1,3−ブチレングリコールジアク
リレート、1.3−ブチレンゲリコールジメタクリレー
ト、タンジオールジメタクリレート、1.6−ヘキサン
ジオールジアクリレート、ECH変性l、6−ヘキサン
ジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ
アクリレート、メトキシ化シクロへキシルジアクリレー
ト、ネオペンチルグリコールジアクリレート、ネオペン
チルグリコールジメタクリレート、ヒドロキシピバリン
酸ネオペンチルグリコールジアクリレート、カプロラク
トン変性ピバリン酸ネオペンチルグリコールジアクリレ
−L長鎖脂肪族アルコールジアクリレート、長鎖脂肪族
アルコールジメタクリレート、ジエチレンゲルコールジ
アクリレート、ジエチレンゲルコールジメタクリレート
、トリエチレングリコールジアクリレート、トリエチレ
ングリコールジメタクリレート、テトラエチレングリコ
ールジアクリレート、テトラエチレングリコールジメタ
クリレート、ポリエチレンゲルコールジアクリレート、
ポリエチレンゲルコールジメタクリレート、トリプロピ
レングリコールジアクリレート、EC自変性プロピレン
グリコールジメタクリレート、ポリプロピレンゲルコー
ルジアクリレート、ポリプロピレングリコールジメタク
リレート、グリセロールアクリレート/メタクリレート
、グリセロールジメタクリレート、ECH変性グリセロ
ールトリアクリレート、トリグリセロールジアクリレー
ト、ネオペンチルグリコール変性トリメチロールプロパ
ンジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリ
レート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、
EO変性トリメチロールプロパントリアクリレート、P
○変性トリメチロールプロパントリアクリレート、EC
H変性トリメチロールプロパントリアクリレート、ジシ
クロペンタニルジアクリレート、ペンタエリスリトール
トリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリ
レート、ペンタエリスリトールテトラメタクリレート、
ステアリン酸変性ペンタエリスリトールジアクリレート
、ステアリン酸変性ペンタエリスリトールジメタクリレ
ート、ジペンタエリスリト−ルヘキサアクリレート、カ
プロラクトン変性ジペンタエリスリトールへキサアクリ
レート、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、
アルキル変性ジペンタエリスリトールペンタアクリレー
ト、アルキル変性ジペンタエリスリトールテトラアクリ
レート、アルキル変性ジペンタエリスリトールトリアク
リレート、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレー
ト、EO変性ヒスフェノールAシアクリし・−ト、EO
変性ビスフェノールFジアクリレート、EO変性リン酸
ジアクリレート、E○変性リン酸ジメタクリレート、E
O変性リン酸トリアクリレート、ECH変性フタル酸ジ
アクリレート、テトラブロモビスフェノールAジアクリ
レート、トリエチレングリコールジジビニルエーテル、
トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレート、カプ
ロラクトン変性トリス(アクリロキシエチル)イソシア
ヌレート、トリス(メタクリロキシエチル)イソシアヌ
レートである。
オリゴマーとモノマーの比率は、重量比で8゜2ないし
4;6が適当である。
光重合開始剤(増感剤)としては、例えば、4−フェノ
キシジクロロアセトフェノン、4−t−ブチルジクロロ
アセトフェノン、4−t−ブチルトリクロロアセトフェ
ノン、ジェトキシアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2
−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、1−(4
−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチ
ルプロパン−1−オン、1−(4−ドデシルフェニル)
−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、4
−(2−ヒドロキシエトキシ−フェニル(2−ヒドロキ
シ−2−プロピル)ケトン4−オン、2−ヒドロキシシ
クロへキシルフェニルケトン、2−メチル−,1(4−
(メチルチオ)フェニル〕−2−モルホリノプロパノン
−1等アセトフェノン系化合物、ヘンジイン、ベンゾイ
ンメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾ
インイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエー
テル、ペンシルメチルケタール等のベンゾイン系化合物
、ヘンシフエノン、ベンゾイル安息香酸、ベンゾイル安
息香醸メチル、4−フェニルベンゾフェノン、ヒドロキ
シベンゾフェノン、アクリル化ベンゾフェノン、4−ベ
ンゾイル−4−メチルジフェニルスルフィト、3.3′
−ジメチル−4−メトキシベンゾフェノン、3、3’ 
、 4.4’−テトラ(t−ブチルペルオキシカルボニ
ル)ベンゾフェノン等のベンゾフェノン系化合物、チオ
キサンソン、2−クロルチオキサンソン、2−メチルチ
オキサンソン、2−イソプロピルチオキサンソン、2,
4−ジメチルチオキサンソン、2.4−ジエチルチオキ
サンソン、2.4−ジクロロチオキサンソン、2,4−
ジイソプロピルチオキサンソン等チオキサンソン系化合
物、2.4.6−トリメチルベンゾイルジフエニルホス
フインオキシド、メチルフェニルグリオキシレート、ベ
ンジル、9.10−フェナンスレンキノン、カンフアキ
ノン、ジベンスベロン、2−エチルアンスラキノン、4
°、4”−ジエチルイソフタフェロン等、公知の開始剤
を用いることかできる。紫外線により重合反応を起こす
ものでもよい。二種以上の開始剤を組み合わせて用いて
もよい。開始剤は樹脂組成物中0.1重量%から10重
量%までの範囲の量を添加する。紫外線硬化型樹脂組成
物は、光開始助剤、接着付与剤、チクソトロピー付与剤
、充填剤、可塑剤、非反応性ポリマー、着色剤、難燃化
剤、難燃化助剤、軟化防止剤、乾燥剤、分散剤、湿潤剤
、沈澱防止剤、増粘剤、色分かれ防止剤、帯電防止剤、
紫外線吸収剤、防黴剤、防鼠剤、防蟻剤、防火剤、艶消
し剤、ブロッキング防止剤、光沢剤、皮張り防止剤等、
種々の添加物を含むことかできる。
〔作用〕
本発明の絶縁電線は、金属導体の表面に、金属に対し非
接着性の物質が塗布されているので、その外周を被覆す
る樹脂組成物との化学的結合に基づく密着(接着)が防
止され、また紫外線硬化型の樹脂が硬化の際収縮して金
属導体を締めつけても、皮剥ぎの際の摩擦か緩和される
ので、接続時の端末の皮剥ぎか容易に行える。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明する。
〔実施例1〜3〕 本発明による絶縁電線の例を第1図に示す。絶縁電線は
、第2図に示すような、°軟銅線lに錫めっき2を施し
た素線3を撚り合わせた導体4に、金属に対し非接着性
の物質の層5(以下、接着防止層と言う)を塗布し、紫
外線硬化樹脂組成物で構成された絶縁被膜6で被覆した
ものである。導体4は、日立電線株式会社製32AWG
を用い、外径0.24mm、錫めっき層2の厚さ0.0
04mm(4μm)の素線3を7本撚り合わせたもので
、外径0.240mm、絶縁被膜6は、粘度6800c
ps(25°C)のウレタン・アクリレート系紫外線硬
化型樹脂組成物を被覆し、紫外線硬化して構成した、厚
さ約50μmの被膜である(実測値は、実施例1および
2では51μm、実施例3ては49μm)。接着防止層
5には第1表に示す3種の物質を用い、デイツプ法で厚
さ約2μmに塗布した。
第1表 得られた絶縁電線の端末皮剥性、耐熱性、絶縁抵抗を、
以下の条件て評価または測定した。
(1)端末皮剥性 端末の長さ2cmについて、ワイヤストリッパで皮剥ぎ
を行った。
(2)耐熱性 ハンダ付は時の耐熱性を評価するため、温度320°C
で5秒間加熱した。
(3)絶縁抵抗 温度20°Cで絶縁抵抗定数を測定した。
参考までに、絶縁被膜の引張特性も次のようにして評価
した。
(4)引張強さ 導体を除去した、外径約0.34mm、内径0.240
mm、長さ120mmの管状の試料について、引張速度
50m/分で引張強さを測定した。
(5)伸び 上記試料の、距離50mmの標線間の伸び率を測定した
これらの評価結果を第2表に示す。
第2表 第2表に示すように、実施例1〜3の絶縁電線はいずれ
も良好な端末皮剥性を有する。耐熱性、絶縁性もよい。
絶縁被膜の引張強さ、伸びも充分である。
〔実施例4〕 実施例1において、絶縁被膜6としてウレタン・アクリ
レート系紫外線硬化型樹脂組成物の代わりにポリブタジ
ェンアクリレート系紫外線硬化型樹脂を用い、それ以外
は実施例1と同様とした。
端末皮剥性、耐熱性、絶縁抵抗、引張強さ、伸びの評価
結果を第3表に示す。
第3表 第3表に示すように、実施例4の絶縁電線は良好な端末
皮剥性を有し、耐熱性、絶縁性もよい。
絶縁被膜の引張強さ、伸びも充分である。
〔比較例1〜2〕 比較のため、実施例1および4において、それぞれ接着
防止層の塗布を省略し、それ以外は実施例1および4と
同様にした。
得られた絶縁電線の端末皮剥性、耐熱性、絶縁抵抗、引
張強さ、および伸びの評価結果を第4表に示す。表中、
*は測定不可能を示す。
第4表 第4表に示すように、比較例1および2の絶縁電線は端
末皮剥性かよくない。また、そのために導体の引抜を行
うことかできず、絶縁被膜の引張特性の評価のための試
料を得ることかできなかった。絶縁被膜の耐熱性はよい
〔発明の効果〕
本発明によると、紫外線硬化樹脂から成る絶縁被膜を有
する絶縁電線を、端末での皮剥ぎが容易で、細径化に適
したものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による絶縁電線の一実施例の断面図、第
2図は同実施例における導体の断面図である。 符号の説明

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 金属導体、および前記導体の外周を被覆する、紫外線照
    射により硬化された樹脂から成る絶縁被膜とを有する絶
    縁電線において、 前記金属導体は、その表面に金属に対し非接着性の物質
    が塗布されていることを特徴とする、絶縁電線。
JP2323552A 1990-11-27 1990-11-27 絶縁電線 Pending JPH04192213A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9112290B2 (en) 2009-08-25 2015-08-18 Yazaki Corporation Terminal-equipped wire

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9112290B2 (en) 2009-08-25 2015-08-18 Yazaki Corporation Terminal-equipped wire

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