JPH04190A - 熱交換器用フィン材 - Google Patents

熱交換器用フィン材

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Publication number
JPH04190A
JPH04190A JP9980790A JP9980790A JPH04190A JP H04190 A JPH04190 A JP H04190A JP 9980790 A JP9980790 A JP 9980790A JP 9980790 A JP9980790 A JP 9980790A JP H04190 A JPH04190 A JP H04190A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat exchanger
coating
coated
base material
copper
Prior art date
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Pending
Application number
JP9980790A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Sasaki
元 佐々木
Makoto Ota
真 太田
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、自動車用の熱交換器を構成するフィン材に関
する。
〈従来の技術〉 自動車用の熱交換器は、おもに調合金製のフィン、チュ
ーブおよびタンクから成り、エンジンを冷却するための
冷却水の熱をフィンを通して放散させるものである。
フィンの材料としては、放熱性を考慮し高導〈発明が解
決しようとする課題〉 しかし、最近熱交換器の軽量化に伴ないフィンが薄肉化
されるにしたがって海岸地帯や凍結防止塩を散布する寒
冷地等においてフィンの腐食によるラジェータの放熱性
能低下が問題となってきた。 従って、フィンが薄肉化
されても十分塩害による腐食に耐える材料の開発が要求
されている。
塩害による腐食に強い銅合金としては、銅にニッケルを
添加したキュプロとツケル等の合金が知られているが、
この合金の場合、耐食性の効果を発揮するのに必要なニ
ッケル量の組成とすると、熱伝導性が大きく低下してし
まい、フィン材としては不適なものとなってしまう。 
従って、新たに開発されるべき材料としては、耐食性と
熱電導性のバランスのとれたものとする必要がある。
本発明の目的は、耐食性を向上させた新規な熱交換器用
フィン材を提供することにある。
く課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するために本発明によれば、アルキルシ
リケートの加水分解および縮合反応により表面にシリカ
の被膜を形成させたことを特徴とする熱交換器用フィン
材が提供される。
以下に、本発明をさらに詳細に説明する。
アルキルシリケートとしては、S i  (OR)4(
Rはアルキル基を示す)の化学式であられせるものでア
ルキル基を種々選択することにより、エチルシリケート
、n−プロピルシリケート、i−プロピルシリケート、
n−ブチルシリケート、i−アミルシリケート等のテト
ラアルキルシリケートを用いることができる。
これを必要に応じエタノール等の溶媒と水、さらには酸
または塩基性物買の触媒(塩酸、硝酸、アンモニア等)
と混合し、コーテイング液とする。 これを銅または銅
合金等の基材にコーテイング後加熱処理を施すことによ
り基材上にシリカの薄膜を生成させることができる。
銅および銅合金の基材にはそのままコーティングしても
良いし、コーテイング膜の密着性を向上させるため、基
材をあらかじめ酸化処理し、密着性の良い酸化膜を形成
させた後コーティングしても良い。
前記シリカの薄膜の厚さは、特に限定しない。
フィンの基材としては従来の単一の組成の合金でも良い
が、最近考案されている表面にZn等の拡散層を形成さ
せ耐食性を改善した材料(例えば、特開昭61−166
987号公報参照)でももちろんコーテイング膜を設け
ることができる。 この場合にはより耐食性が向上する
ことは明白である。
上記説明では熱交換器用のフィンにあらかじめコーティ
ングを施すものについて述べたが、熱交換器に組立て後
前記コーテイング液に浸漬または吹付は等の手段により
熱交換器全体または部分にコーテイング膜を設けること
も可能である。 これも本発明の変形例と考えられ、同
様の作用効果をもつものである。
〈実施例〉 以下に本発明を実施例に基づき具体的に説明する。
(実施例1) エチルシリケート、エタノール、水、HCLをモル比で
1:10:5:0.05の割合で混合したのち、攪拌し
コーテイング液を作成した。 次に通常の自動車の熱交
換器用の材料であるCu−0,15%Sn合金のO,i
nm厚さの板を用意し、これを前記のコーテイング液に
浸漬後引上げ、乾燥し幅20mm、長さ50mmの試験
片とし、330℃、3分間の加熱処理を施した。
この試験片と同一材質でコーティングしないものを比較
例とし、JIS  22371に規定された塩水噴霧試
験を30日行ない、腐食生成物を除去した後、重量測定
により腐食減量を求めた。
この結果、コーティングしないもの(比較例)は220
 mg/cm2の減量を示したのに対し、コーティング
処理を施したもの(本発明例)は95 mg/cm2の
減量しか示さず、コーティングにより明らかな耐食性の
向上が認められた。
次にコーテイング材の半田濡れ性を調査する目的で、前
記コーテイング後乾燥した20mmX50mmの試験片
に10%ZnCl1.を含むフラックス水溶液を塗布し
た後、260℃に保持された60Sn−Pb半田液に1
0秒間浸漬後引上げた。 この結果、試験片の半田浸漬
部には一様に半田めっきが施され、半田濡れ性に対して
も良好な結果を示していた。
〈発明の効果〉 本発明は以上説明したように構成されているので、本発
明によるフィン材を使用すれば、表面にシリカの絶縁性
の膜を形成しているものであるから、フィン耐食性の向
上により熱交換器の長寿命化を図ることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アルキルシリケートの加水分解および縮合反応に
    より表面にシリカの被膜を形成させたことを特徴とする
    熱交換器用フィン材。
JP9980790A 1990-04-16 1990-04-16 熱交換器用フィン材 Pending JPH04190A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013174413A (ja) * 2012-02-27 2013-09-05 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 鋼材被覆層及び伝熱管の表面処理方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013174413A (ja) * 2012-02-27 2013-09-05 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 鋼材被覆層及び伝熱管の表面処理方法
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