JPH0419071B2 - - Google Patents
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- JPH0419071B2 JPH0419071B2 JP23028284A JP23028284A JPH0419071B2 JP H0419071 B2 JPH0419071 B2 JP H0419071B2 JP 23028284 A JP23028284 A JP 23028284A JP 23028284 A JP23028284 A JP 23028284A JP H0419071 B2 JPH0419071 B2 JP H0419071B2
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- Japan
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- piston
- hydraulic
- adjuster
- chamber
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- 239000003921 oil Substances 0.000 description 9
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 7
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D55/00—Endless track vehicles
- B62D55/08—Endless track units; Parts thereof
- B62D55/30—Track-tensioning means
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D55/00—Endless track vehicles
- B62D55/08—Endless track units; Parts thereof
- B62D55/104—Suspension devices for wheels, rollers, bogies or frames
- B62D55/112—Suspension devices for wheels, rollers, bogies or frames with fluid springs, e.g. hydraulic pneumatic
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は、油圧シヨベル、クレーン等の履帯付
作業機において、当該履帯に衝撃力が加わつたと
きこれを緩和する履帯の緩衝装置に関する。
作業機において、当該履帯に衝撃力が加わつたと
きこれを緩和する履帯の緩衝装置に関する。
履帯を用いて走行する履帯付作業機において
は、履帯に所定の緊張を与え、かつ、外力による
履帯の緊張を緩衝するため公知のアジヤスタシリ
ンダが使用される。このアジヤスタシリンダの構
成および作用の概略を第3図および第4図により
説明する。
は、履帯に所定の緊張を与え、かつ、外力による
履帯の緊張を緩衝するため公知のアジヤスタシリ
ンダが使用される。このアジヤスタシリンダの構
成および作用の概略を第3図および第4図により
説明する。
第3図は油圧シヨベルの概略構成の側面図であ
る。1は下部走行体、2は上部旋回体、3は上部
旋回体2に可回動に取付られたフロント機構であ
る。フロイト機構3は、ブーム4、アーム5、バ
ケツト6、アームシリンダ7、バケツトシリンダ
8等を有する。9は下部走行体1のサイドフレー
ム、10はサイドフレーム9の一端に備えられた
油圧モータにより駆動される動輪、11はサイド
フレーム9の他端に前後方向(図で左右方向)に
移動可能に備えられたアイドラ、12は動輪10
およびアイドラ11にかけ渡された履帯である。
13はサイドフレーム9に設けられたアジヤスタ
リンダである。
る。1は下部走行体、2は上部旋回体、3は上部
旋回体2に可回動に取付られたフロント機構であ
る。フロイト機構3は、ブーム4、アーム5、バ
ケツト6、アームシリンダ7、バケツトシリンダ
8等を有する。9は下部走行体1のサイドフレー
ム、10はサイドフレーム9の一端に備えられた
油圧モータにより駆動される動輪、11はサイド
フレーム9の他端に前後方向(図で左右方向)に
移動可能に備えられたアイドラ、12は動輪10
およびアイドラ11にかけ渡された履帯である。
13はサイドフレーム9に設けられたアジヤスタ
リンダである。
第4図は従来の履帯緩衝装置の系統図である。
図で、11,13はそれぞれ第3図を示すアイド
ラおよびアジヤスタリング、11Aはアイドラ1
1と回転可能に支持するヨークである。ヨーク1
1Aはサイドフレーム9に前後方向に移動可能に
支持されている。14はアジヤスタシリンダ13
のピストン、15は先端がヨーク11Aに結合さ
れたピストンロツドである。16は油圧ポンプで
あり、アジヤスタシリンダ13に接続されてい
る。17は油圧ポンプ16とアジヤスタシリンダ
13との間に介在するチエツク弁、18はアキユ
ムレータ、19はリリーフ弁、20はタンクであ
る。
図で、11,13はそれぞれ第3図を示すアイド
ラおよびアジヤスタリング、11Aはアイドラ1
1と回転可能に支持するヨークである。ヨーク1
1Aはサイドフレーム9に前後方向に移動可能に
支持されている。14はアジヤスタシリンダ13
のピストン、15は先端がヨーク11Aに結合さ
れたピストンロツドである。16は油圧ポンプで
あり、アジヤスタシリンダ13に接続されてい
る。17は油圧ポンプ16とアジヤスタシリンダ
13との間に介在するチエツク弁、18はアキユ
ムレータ、19はリリーフ弁、20はタンクであ
る。
油圧シヨベルの走行中、履帯が石等の異物を噛
み込み、履帯12異常緊張が発生したり、履帯1
2に急激な衝撃力を受けた場合には、ヨーク11
Aに図で右方向の荷重が加わり、この荷重は、ピ
ストンロツド15、ピストン14に伝達される。
これによりアジヤスタシリンダ13の圧油はアキ
ユムレータ18に押し込まれ、ピストン14は右
行して前記荷重を吸収し、異常緊張や衝撃力を緩
和する。
み込み、履帯12異常緊張が発生したり、履帯1
2に急激な衝撃力を受けた場合には、ヨーク11
Aに図で右方向の荷重が加わり、この荷重は、ピ
ストンロツド15、ピストン14に伝達される。
これによりアジヤスタシリンダ13の圧油はアキ
ユムレータ18に押し込まれ、ピストン14は右
行して前記荷重を吸収し、異常緊張や衝撃力を緩
和する。
しかしながら、上記従来の装置では、アキユム
レータ18が使用されているため、次のような欠
点があつた。即ち、上記の構成から明らかなよう
に、異常緊張や衝撃力の緩和は、アキユムレータ
18の封入ガス圧が有するばね機能によつてのみ
行なわれるものである。このため、作業機の使用
が長期に亘り、アキユムレータ18の封入ガス圧
が抜けると、その圧力吸収効果が減少し、作動油
の回路圧が当初の設定より高くなりやすく、異常
緊張や衝撃力が発生した場合これを吸収すること
ができず、その衝撃がアジヤスタシリンダ13に
直接作用し、アジヤスタシリンダ13自体又はそ
の周囲のブラケツト等の構造物を破損させてしま
う。
レータ18が使用されているため、次のような欠
点があつた。即ち、上記の構成から明らかなよう
に、異常緊張や衝撃力の緩和は、アキユムレータ
18の封入ガス圧が有するばね機能によつてのみ
行なわれるものである。このため、作業機の使用
が長期に亘り、アキユムレータ18の封入ガス圧
が抜けると、その圧力吸収効果が減少し、作動油
の回路圧が当初の設定より高くなりやすく、異常
緊張や衝撃力が発生した場合これを吸収すること
ができず、その衝撃がアジヤスタシリンダ13に
直接作用し、アジヤスタシリンダ13自体又はそ
の周囲のブラケツト等の構造物を破損させてしま
う。
このような欠点を防止するためには、アキユム
レータ18の定期的な保守点検が必要であり、極
めて面倒であるばかりでなく、アキユムレータ1
8に高圧ガスが使用されているところから、この
保守点検は一般の作業員が行なうことはできず、
高圧ガス取扱許可者に限られ、極めて不便であつ
た。さらに、アキユムレータ18の保守点検が定
期的に行なわれているとしても、封入ガス圧は作
業機が使用される環境の温度により大きく変化す
るため、そのばね機能も大きく変化するという欠
点を有していた。
レータ18の定期的な保守点検が必要であり、極
めて面倒であるばかりでなく、アキユムレータ1
8に高圧ガスが使用されているところから、この
保守点検は一般の作業員が行なうことはできず、
高圧ガス取扱許可者に限られ、極めて不便であつ
た。さらに、アキユムレータ18の保守点検が定
期的に行なわれているとしても、封入ガス圧は作
業機が使用される環境の温度により大きく変化す
るため、そのばね機能も大きく変化するという欠
点を有していた。
本発明の目的は、上記従来の欠点を除き、常に
一定の緩衝性能を保持することができ、かつ、面
倒な保守点検を不要とすることができる履帯の緩
衝装置を提供するにある。
一定の緩衝性能を保持することができ、かつ、面
倒な保守点検を不要とすることができる履帯の緩
衝装置を提供するにある。
上記の目的を達成するため、本発明は、油圧源
アジヤスタシリンダ、ピストンにより区分される
第1の室と第2の室を有する油圧シリンダおよび
スプールを有するバルブを備え、スプールの一部
にアジヤスタシリンダを圧力を導き、スプールの
他端とピストンとの間にスプリングを装架し、バ
ルブにより、通常時においては油圧源とアジヤス
タシリンダとを油圧シリンダの第1の室を介して
接続し、衝撃力発生時においては、油圧シリンダ
の第1の室をタンクに、又、油圧シリンダの第2
の室をアジヤスタシリンダに接続する構成とした
ことを特徴とする。
アジヤスタシリンダ、ピストンにより区分される
第1の室と第2の室を有する油圧シリンダおよび
スプールを有するバルブを備え、スプールの一部
にアジヤスタシリンダを圧力を導き、スプールの
他端とピストンとの間にスプリングを装架し、バ
ルブにより、通常時においては油圧源とアジヤス
タシリンダとを油圧シリンダの第1の室を介して
接続し、衝撃力発生時においては、油圧シリンダ
の第1の室をタンクに、又、油圧シリンダの第2
の室をアジヤスタシリンダに接続する構成とした
ことを特徴とする。
以下、本発明を図示と実施例に基づいて説明す
る。
る。
第1図は本発明の実施例に係る緩衝装置の系統
図である。図で、第4図に示す部分と同一部分に
は同一符号を付して説明を省略する。22は油圧
シリンダ、23は油圧シランダ22のピストン、
24,25はそれぞれピストン23により区分さ
れる第1のシリンダ室および第2のシリンダ室で
ある。26は第1のシリンダ室24側からピスト
ン23に形成されら通路である。22a,22
b,22cは油圧シリンダ22のポートであり、
ピストン23が図で右端位置にあるとき通路26
とポート22aが連通する。ポート22b,22
cはそれぞれ第1のシリンダ室24および第2の
シリンダ室25と連通している。
図である。図で、第4図に示す部分と同一部分に
は同一符号を付して説明を省略する。22は油圧
シリンダ、23は油圧シランダ22のピストン、
24,25はそれぞれピストン23により区分さ
れる第1のシリンダ室および第2のシリンダ室で
ある。26は第1のシリンダ室24側からピスト
ン23に形成されら通路である。22a,22
b,22cは油圧シリンダ22のポートであり、
ピストン23が図で右端位置にあるとき通路26
とポート22aが連通する。ポート22b,22
cはそれぞれ第1のシリンダ室24および第2の
シリンダ室25と連通している。
31は油圧シリンダ22と一体構成された弁で
あり、ポート31a乃至31fを備えている。3
2は弁31のスプール、33はスプール32の一
端(図で右端)に取付けられたばね座である。3
4は油圧シリンダ22の外壁とばね座33との間
に設けられたスプリング、35はピストン23の
端部とばね座33との間に設けられたスプリング
である。スプリング34,35が装架されている
室には油が充填されるとともに、この室はタンク
に接続されている。36はアジヤスタシリンダ1
3の油圧を弁31のポート31dに導く管路であ
る。37はアジヤスタシリンダ13と油圧シリン
ダ22のポート22aとを接続する管路に設けら
れたチエツク弁、38はポート22cとアジヤス
タシリンダ13とを接続する管路に設けられたチ
エツク弁である。弁31のポート31aは油圧シ
リンダ22のポート22cに接続され、ポート3
1bはチエツク弁17を介して油圧ポンプ16に
接続され、ポート31cはタンク20に接続され
ている。又、ポート31eは油圧シリンダ22の
ポート22bに接続され、ポート31fはアジヤ
スタシリンダ13に接続されている。
あり、ポート31a乃至31fを備えている。3
2は弁31のスプール、33はスプール32の一
端(図で右端)に取付けられたばね座である。3
4は油圧シリンダ22の外壁とばね座33との間
に設けられたスプリング、35はピストン23の
端部とばね座33との間に設けられたスプリング
である。スプリング34,35が装架されている
室には油が充填されるとともに、この室はタンク
に接続されている。36はアジヤスタシリンダ1
3の油圧を弁31のポート31dに導く管路であ
る。37はアジヤスタシリンダ13と油圧シリン
ダ22のポート22aとを接続する管路に設けら
れたチエツク弁、38はポート22cとアジヤス
タシリンダ13とを接続する管路に設けられたチ
エツク弁である。弁31のポート31aは油圧シ
リンダ22のポート22cに接続され、ポート3
1bはチエツク弁17を介して油圧ポンプ16に
接続され、ポート31cはタンク20に接続され
ている。又、ポート31eは油圧シリンダ22の
ポート22bに接続され、ポート31fはアジヤ
スタシリンダ13に接続されている。
履帯12に異常緊張や衝撃力が発生していない
通常時において、アジヤスタシリンダ13の油圧
は低く、ポート31dに導かれる圧力も低い。し
たがつて、弁31のスプール32はスプリング3
4,35のばね力により、図の左端位置にある。
この状態で、弁31のポート31b,31eは連
通し、油圧ポンプ16からの圧油は、チエツク弁
17,ポート31b,31e,22b,第1のシ
リンダ室24,通路26,ポート22a,チエツ
ク弁37を経てアジヤスタシリンダ13に供給さ
れる。上記圧油が第1のシリンダ室24に入るこ
とによりピストン23は図の右端位置に位置せし
められる。
通常時において、アジヤスタシリンダ13の油圧
は低く、ポート31dに導かれる圧力も低い。し
たがつて、弁31のスプール32はスプリング3
4,35のばね力により、図の左端位置にある。
この状態で、弁31のポート31b,31eは連
通し、油圧ポンプ16からの圧油は、チエツク弁
17,ポート31b,31e,22b,第1のシ
リンダ室24,通路26,ポート22a,チエツ
ク弁37を経てアジヤスタシリンダ13に供給さ
れる。上記圧油が第1のシリンダ室24に入るこ
とによりピストン23は図の右端位置に位置せし
められる。
次に、履帯12に異常緊張や衝撃力が発生した
場合の動作を第2図に基づいて説明する。即ち、
第2図は異常緊張や衝撃力が発生した場合の緩衝
装置の系統図であり、第1図に示す部分と同一部
分には同一符号が付してある。この場合、ピスト
ン14が右行してアジヤスタシリンダ13の圧力
が高くなり、この圧力はポート31dに導かれス
プール32を右行させ、ポート31fとポート3
1a、およびポート31eとポート31cを導通
し、ポート31eとポート31bを遮断する。ピ
ストン14の右行によりアジヤスタシリンダ13
から排出される油はポート31f,31a,22
cを経て第2のシリンダ室25に入る。一方、第
2のシリンダ室24はポート22b,31e,3
1cを経てタンク20連通しているので、ピスト
ン23はスプリング35を縮めながら左行する。
この時第2の室25の圧力はスプリング35に対
抗する圧力として決まり、この移動量はアジヤス
タシリンダ13からの排油量により決定されるの
で、ピストン14の移動量とピストン23と移動
量とは比例し、したがつて、スプリング35の圧
縮量はピストン14の移動量に比例することにな
る。
場合の動作を第2図に基づいて説明する。即ち、
第2図は異常緊張や衝撃力が発生した場合の緩衝
装置の系統図であり、第1図に示す部分と同一部
分には同一符号が付してある。この場合、ピスト
ン14が右行してアジヤスタシリンダ13の圧力
が高くなり、この圧力はポート31dに導かれス
プール32を右行させ、ポート31fとポート3
1a、およびポート31eとポート31cを導通
し、ポート31eとポート31bを遮断する。ピ
ストン14の右行によりアジヤスタシリンダ13
から排出される油はポート31f,31a,22
cを経て第2のシリンダ室25に入る。一方、第
2のシリンダ室24はポート22b,31e,3
1cを経てタンク20連通しているので、ピスト
ン23はスプリング35を縮めながら左行する。
この時第2の室25の圧力はスプリング35に対
抗する圧力として決まり、この移動量はアジヤス
タシリンダ13からの排油量により決定されるの
で、ピストン14の移動量とピストン23と移動
量とは比例し、したがつて、スプリング35の圧
縮量はピストン14の移動量に比例することにな
る。
圧縮されたスプリング35のスプリング力がポ
ート31dに導かれている圧力を超えるとスプー
ル32は左行し、ポート31fが閉じてピストン
14がロツクされるとともに、ポート31b、3
1eが連通してピストン23を右行させようとす
る。このとき、第2のシリンダ室25の圧力は昇
圧するが、アジヤスタシリンダ13の圧力を超え
なければピストン23もロツクされることにな
る。このようなピストン14およびピストン23
のロツク状態は事実上瞬間的なものである。そし
て、一般的にピストンロンツド15に加わる力は
衝撃的な力であるため、急速に力が減少し上記第
2のシリンダ室25の昇圧により、瞬間的なロツ
ク状態後にチエツク弁38が開き、ピストン14
は直ちに左行して第1図に示す状態に戻る。も
し、ピストン14がさらに強い力で押された場合
には、この圧力はポート31dに伝達されている
ので、圧縮されているスプリング35の圧力に抗
してスプール32をさらに右行せしめアジヤスタ
シリンダ13の圧力がその外力とバランスするま
でピストン14は右行し、シリンダの油は、第2
のシリンダ室25に流入し、スプリング35を圧
縮し、アジヤスタシリンダ13の圧力を昇圧させ
る。
ート31dに導かれている圧力を超えるとスプー
ル32は左行し、ポート31fが閉じてピストン
14がロツクされるとともに、ポート31b、3
1eが連通してピストン23を右行させようとす
る。このとき、第2のシリンダ室25の圧力は昇
圧するが、アジヤスタシリンダ13の圧力を超え
なければピストン23もロツクされることにな
る。このようなピストン14およびピストン23
のロツク状態は事実上瞬間的なものである。そし
て、一般的にピストンロンツド15に加わる力は
衝撃的な力であるため、急速に力が減少し上記第
2のシリンダ室25の昇圧により、瞬間的なロツ
ク状態後にチエツク弁38が開き、ピストン14
は直ちに左行して第1図に示す状態に戻る。も
し、ピストン14がさらに強い力で押された場合
には、この圧力はポート31dに伝達されている
ので、圧縮されているスプリング35の圧力に抗
してスプール32をさらに右行せしめアジヤスタ
シリンダ13の圧力がその外力とバランスするま
でピストン14は右行し、シリンダの油は、第2
のシリンダ室25に流入し、スプリング35を圧
縮し、アジヤスタシリンダ13の圧力を昇圧させ
る。
以上の説明から明らかなように、油圧シリンダ
22、弁31、スプリング35可変圧リリーフ弁
の機能を有し、そのリリーフ弁はピストン14の
ストローク位置により変化せしめられることにな
る。そして、この可変圧リリーフ弁の構成によ
り、ピストンロツド15に加わる衝撃力が弱い場
合にはピストン14はその衝撃力に応じた少ない
移動量で停止し、又、衝撃力が強い場合にはピス
トン14はこれに応じて大きく移動し、これによ
り当該衝撃力を確実に吸収することができる。
22、弁31、スプリング35可変圧リリーフ弁
の機能を有し、そのリリーフ弁はピストン14の
ストローク位置により変化せしめられることにな
る。そして、この可変圧リリーフ弁の構成によ
り、ピストンロツド15に加わる衝撃力が弱い場
合にはピストン14はその衝撃力に応じた少ない
移動量で停止し、又、衝撃力が強い場合にはピス
トン14はこれに応じて大きく移動し、これによ
り当該衝撃力を確実に吸収することができる。
このように、本実施例では、油圧シリンダ、弁
およびスプリングにより可変圧リリーフ弁を構成
し、アジヤスタシリンダの油をリリーフして衝撃
力を吸収するようにしたので、アキユムレータを
使用することなく履帯の緩衝を行なうことがで
き、このため、常に一定の緩衝性能を保持するこ
とができ、かつ、面倒な保守点検を不要とするこ
とができる、さらに、スプリングにより圧力設定
を行なう構成となつているので、アジヤスタシリ
ンダのストロークによる圧力勾配を任意の勾配と
なるように設定することができる。
およびスプリングにより可変圧リリーフ弁を構成
し、アジヤスタシリンダの油をリリーフして衝撃
力を吸収するようにしたので、アキユムレータを
使用することなく履帯の緩衝を行なうことがで
き、このため、常に一定の緩衝性能を保持するこ
とができ、かつ、面倒な保守点検を不要とするこ
とができる、さらに、スプリングにより圧力設定
を行なう構成となつているので、アジヤスタシリ
ンダのストロークによる圧力勾配を任意の勾配と
なるように設定することができる。
なお、上記実施例の説明では、スプリングを2
本設ける例について説明したが、2本に限ること
はなく、ピストンとスプール間に設けられるスプ
リング1本のみとすることもできる。
本設ける例について説明したが、2本に限ること
はなく、ピストンとスプール間に設けられるスプ
リング1本のみとすることもできる。
以上述べたように、本発明では、油圧シリン
ダ、弁およびスプリングにより可変圧リリーフ弁
を構成し、アジヤスタシリンダの油をリリーフし
て衝撃力を吸収するようにしたので、常に一定の
緩衝性能を保持することができ、かつ、面倒な保
守点検を不要とすることができる。さらに、アジ
ヤスタシリンダのストロークによる圧力勾配を任
意の勾配に設定することができる。
ダ、弁およびスプリングにより可変圧リリーフ弁
を構成し、アジヤスタシリンダの油をリリーフし
て衝撃力を吸収するようにしたので、常に一定の
緩衝性能を保持することができ、かつ、面倒な保
守点検を不要とすることができる。さらに、アジ
ヤスタシリンダのストロークによる圧力勾配を任
意の勾配に設定することができる。
第1図および第2図は本発明の実施例に係る緩
衝装置の系統図、第3図は油圧シヨベルの概略構
成の側面図、第4図は従来の緩衝装置の系統図で
ある。 11……アイドラ、13……アジヤスタシリン
ダ、22……油圧シリンダ、22a,22b,2
2c……ポート、23……ピストン、24……第
1のシリンダ室、25……第2のシリンダ室、3
1……弁、31a,31b,31c,31d,3
1e,31f……ポート、32……スプール、3
3……ばね座、34,35……スプリング。
衝装置の系統図、第3図は油圧シヨベルの概略構
成の側面図、第4図は従来の緩衝装置の系統図で
ある。 11……アイドラ、13……アジヤスタシリン
ダ、22……油圧シリンダ、22a,22b,2
2c……ポート、23……ピストン、24……第
1のシリンダ室、25……第2のシリンダ室、3
1……弁、31a,31b,31c,31d,3
1e,31f……ポート、32……スプール、3
3……ばね座、34,35……スプリング。
Claims (1)
- 1 油圧源と、履帯の衝撃力が伝達されるアジヤ
スタシリンダと、ビストンで区分される第1の室
および第2の室を備えた油圧シリンダと、スプー
ルにより常時前記油圧源と前記アジヤスタシリン
ダとを前記油圧シリンダの第1の室を介して接続
し、前記衝撃力発生時前記油圧シリンダの第1の
室および第2の室をそれぞれタンクおよび前記ア
ジヤスタシリンダに接続するパルブと、前記スプ
ールの一端に前記アジヤスタシリンダの油圧を導
く油圧導入手段と、前記スプールの他端と前記ピ
ストンとの間に設けられたスプリングとで構成さ
れていることを特徴とする履帯の緩衝装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23028284A JPS61110677A (ja) | 1984-11-02 | 1984-11-02 | 履帯の緩衝装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23028284A JPS61110677A (ja) | 1984-11-02 | 1984-11-02 | 履帯の緩衝装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61110677A JPS61110677A (ja) | 1986-05-28 |
JPH0419071B2 true JPH0419071B2 (ja) | 1992-03-30 |
Family
ID=16905362
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23028284A Granted JPS61110677A (ja) | 1984-11-02 | 1984-11-02 | 履帯の緩衝装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61110677A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6319482U (ja) * | 1986-07-25 | 1988-02-08 | ||
JP2005306307A (ja) * | 2004-04-23 | 2005-11-04 | Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd | 車両 |
-
1984
- 1984-11-02 JP JP23028284A patent/JPS61110677A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61110677A (ja) | 1986-05-28 |
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