JPH04190718A - 接木装置における接木苗排出方法 - Google Patents

接木装置における接木苗排出方法

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JPH04190718A
JPH04190718A JP2324040A JP32404090A JPH04190718A JP H04190718 A JPH04190718 A JP H04190718A JP 2324040 A JP2324040 A JP 2324040A JP 32404090 A JP32404090 A JP 32404090A JP H04190718 A JPH04190718 A JP H04190718A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、穂木と台木とを所定位置から切断し、それぞ
れの切断面を接合させて固定し、接木苗を製造するよう
にした接木装置に関し、特に製造した接木苗を排出ハン
ドにより把持して排出するようにし、さらにポットへ植
え付けるようにした接木苗排出方法に関するものである
〔従来の技術〕
近年、ガラス室、ビニールハウス等の施設において栽培
されている果菜類の苗は、そのほとんどが接木苗を用い
ている。この接木苗を作る接木作業は、補助器具を一部
用いる程度の手作業によって行われている。このような
現状にかんがみ本出願人は、かねてから、穂木と台木と
を、把持ハンドにより胚軸を挟むように別々に把持し、
それぞれを所定位置で切断し、それぞれの切断面を接合
して固定手段により固定してコンベア上に排出し、接木
苗を自動的に製造し収容するようにした装置を提案して
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで上記接木苗製造装置の試作機を用いてテストを
行った結果、次のような問題点が検出された。
■ 接木苗は、穂木と台木とをハンドにより胚軸を挟む
ように別々に把持し、それぞれを所定位置で切断し、そ
れぞれの切断面を接合して固定手段により固定して、両
ハンドの解放後に台木胚軸部を押出してコンベア上に排
出しているので、ハンド解放後フリーになった接木苗は
苗姿勢が乱れ、台木胚軸部を押出す位置が一定せず、排
出後の苗の向きがバラバラになり、ハンドからの排出失
敗などが発生することもあった。
■ また、排出される苗の姿勢が一定でないので、排出
された苗を機械力によりポットに植え付けようとしても
無理であっ゛た。
本発明は上記の課題を解決することを目的になされたも
のである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本発明は、(1)穂木と台
木とを、把持ノ1ンドにより胚軸を挟むように別々に把
持し、それぞれを所定位置で切断し、それぞれの切断面
を接合して固定手段により固定し、接木苗を製造して排
出するようにした接木装置において、 上記接木苗を排出ハンドにより把持して排出するように
し、そのときの接木苗の把持位はを、切断面を接合した
接合位置より根側としたこと、(2)上記排出ハンドに
より把持されて排出される接木苗をポットへ植え付ける
ようにし、その植え付け手段を、接木苗を排出ハンドに
より把持したままポットへ直接植え付けるか、あるいは
ポらトの上方で排出ハンドによる接木苗の把持を解放し
、シュートを介してポットに案内して植え付けるように
したこと、 をそれぞれ特徴とするものである。
〔作  用〕
上記の手段によって本発明は、 ■ 接木苗を排出ハンドにより把持して排出するときの
接木苗の把持位置を接合位置より根側としたので、接木
苗を排出ハンドにより姿勢を乱すことなく安定して把持
して排出し、ポットに植え付けることができる。
■ 排出ハンドにより把持されて排出される接木苗を、
排出ハンドにより把持したままポットへ直接植え付ける
か、あるいはポットの上方で排出ハンドによる接木苗の
把持を解放してシュートを介してポットに案内するよう
にしたので、接木苗をポットへ精度よく案内して植え付
けることができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する
第1図は接木装置全体の概略平面図であり、符号lは苗
供給部、2は穂木処理部、3は台木処理部、4は苗接合
部、5は苗把持体(クリップ)供給部、6は苗接着・排
出部、7は接木苗搬送部をそれぞれ示す。
苗供給部lは、対をなす穂木苗用カセット8と台木苗用
カセット9とを所定の間隔をあけて矢印方向に回転する
よう支持している。カセット8と9はその実質的な構成
は同じであり、一方(穂木苗用カセット8)について説
明し、他方(台木苗用カセット9)には共通部分に同じ
符号を付して説明を省略する。穂木苗用カセット8は、
円盤部lOの外周に多数本(図面では20本)の苗支持
アーム11.11・・・を所定の間隔で配回し、それぞ
れの苗支持アームllの先端部には苗支持孔12が設け
られている。そして、各苗支持孔12.12・・・にそ
れぞれ穂木苗A1台台木Bが支持されるようになってい
る。苗支持アーム、11.11・・・の下方には、図示
しないが、苗支持孔12に支持された苗AまたはBが、
円盤部lOの回転により回転するとき、その慣性で苗が
揺れ苗支持孔12から落ちたり、苗引渡しミスがないよ
うにしたL字形の揺れ防止体が設けられている。また、
穂木苗用カセット8は、回転軸13に対し嵌合部14を
介して着脱可能に構成されている。
そして、穂木苗用カセット8 (台木苗用カセット9)
は複数組用意され、予め人力によりそれぞれの苗支持孔
12に穂木苗Aまたは台木苗Bが子葉の葉柄基部付近が
支えになるようにして吊持、支持させ、カセットを差し
替えるようになっている。
また、苗支持孔12に対する苗の支持方向は、第1図に
示すように穂木苗Aにおいては子葉展開方向が回転接線
方向を向き、台木苗Bにおいては子葉展開方向が回転中
心方向を向くように支持させると、穂木と台木の切断面
を対接させて接着した接木苗が、穂木の子葉展開方向と
台木の子葉展開方向が交差した状態となって以後の接木
苗の生育に好影響を与えることを予測してのことである
が、この子葉の方向を変えても接木苗を作ることも可能
であり、特に子葉の展開方向にこだわる必要はない。
上記回転軸13は、図示しないステッピングモータによ
り間欠回転(または同期して回転)するようになってい
るが、その間欠回転の間隔は苗支持アーム11.11の
相互間隔となるよう同期させである。
以下の説明は間欠回転の場合についてである。
穂木処理部2および台木処理部3は、第1図ないし第5
図および第7図ないし第14図に示すように、上記苗供
給部Iの苗支持孔I2に支持された穂木苗A1台木苗B
を一株ずつ引き継いで把持して回転移動し、苗を所定位
置で切断し、それぞれの切断面を対接させるようにする
ものである。このため、穂木処理部2および台木処理部
3は、切断面が対接するよう回転しく実施例では穂木処
理部2と台木処理部3の回転方向が逆になっているが、
この回転方向にこだわる必要はない)、穂木苗Aが台木
苗Bの下方にならないように把持位置(高さ)を異なら
せると共に、後述するハンドの開口方向が反対方向とな
り、苗の切断面が穂木Aでは下方、台木Bでは上方を向
(よう切断方向を変えている他は類似する構成を育して
いるので、類似構成部分には同じ名称、符号を用いて詳
しい説明は省略する。
穂木処理部2 (台木処理部3)は、円形状の固定円盤
15の筒状支持部15a内に軸受18.1Bを介して回
転軸17を軸支し、この回転軸17の上端部に苗木搬送
回転盤18を固定すると共に、回転軸17の下端部にカ
ップリング19を介してステッピングモータ20の出力
軸を連結している。苗木搬送回転盤18は、回転軸17
を中心として円を3等分した突出部を有するもので、そ
の等分位置にそれぞれ固定ハンド21とL字形の可動ハ
ンド22とをペアで設け、可動ハンド22は固定ハンド
21に対し4個のガイドローラ23により移動可能で、
苗木搬送回転盤18に設けたばね係止片24との間に張
架した戻しばね25により戻り習性が与えられている。
一方、固定円盤15の外周部には、ビン26により一端
を枢支された円弧状のカム27が2ケ所に設けられ、こ
のカム27の他端を、固定円盤15に設けたビン(エア
)シリンダ28により固定円盤15から外側に張出す位
置と内側に引込む位置とに変位可能としている。そして
、可動ハンド22に設けたカムローラ29をカム27に
転接させ、可動ハンド22を固定ハンド21に対し開閉
動作し、穂木苗A(台木苗B)を把持し、または解放す
るようにしている。また、固定ハンド21と可動ハンド
22の相対向する苗挟持面にはウレタンラバー30が貼
付けてあり、穂木苗A(台木苗B)の胚軸を挟持したと
きこれを傷めないようにしている。なお、上記苗木搬送
回転盤18の上方には、円盤状の保護盤31が設けられ
ている。
また、穂木処理部2および台木処理部3のステッピング
モータ20.20は、それぞれ173回転ずつ間欠的に
回転し、それぞれの間欠停止位置で、まず苗供給部lの
苗支持孔12に支持された穂木苗A2台木苗Bをハンド
21.22で挾持し、次いでハンド21.22で挟持さ
れた穂木苗A2台木苗Bを穂木切断装ri132.台木
切断装置33により所定位置から切断し、さらに苗接合
部4では穂木苗Aを上に、台木苗Bを下にしてそれぞれ
の切断面を対向、接近するようにしている。
穂木切断装f132は、第7図および第9図に示すよう
に、ステッピングモータ34の出力軸34aに取付けら
れ、反時計方向に回転する回転アーム35の先端に切断
刃ホルダ36を設け、このホルダ36に切断刃(この実
施例では安全カミソリ)37を取付けている。この切断
刃37は、1枚のもの半分片側ずつ、即ち4回に分けて
使用するようにしている。
また、回転アーム35には、切断刃37の回転方向前側
に位置して穂木苗Aの胚軸を押える胚軸押え体(実施例
ではローラ)38が設けられている。一方、穂木処理部
2の固定円盤15と筒状支持部15aの外周に支持され
てエアシリンダ39が設けられ、このエアシリンダ39
のピストンに、ハンド21.22に把持された穂木苗A
の胚軸を、切断装@32により切断するときに支える胚
軸支え体40が設けられている。回転アーム35の他端
にはバランサ41が設けられて0る。
台木切断装置33は、第12図ないし第14図に示すよ
うに、ステッピングモータ42の出力軸42aに取付け
られ、時計方向に回転する回転アーム43の先端に切断
刃ホルダ44を設け、このホルダ44に切断刃45を取
付けている。また、回転アーム43には、切断刃450
回転方向前側に位置して台木苗Bの子葉部を押える子葉
部え体(ローラ)46を設けている。一方、台木処理部
3の苗木搬送回転盤18の上側に、ハンド21.22に
挾持された台木苗Bの子葉部を支える円盤状の子葉部姿
勢規制体47が設けられている。この子葉部姿勢規制体
47は、保護板31を兼ねてもよいものである。
把持体(クリップ)供給部5は、第14図、第17図、
第18図、第20図、第21図等に示すように、クリッ
プ48を、ステッピングモータ49にノブ50を介して
縦方向に回転するように支持されたクリップ供給円盤5
1の外周に等間隔で放射状に設けた多数のクリップ収容
溝52.52・・・(この実施例では40個)に、その
後端部の一方を嵌め込むようにして装填し、この供給円
盤51を複数枚用意しておいて、交換できる構成になっ
ている。
苗接着、排出部6は、ベース53の基部側にストローク
の長いエアシリンダ54を取付け、そのピストン55に
ピストンロッド56を取付けると共に、ピストンロッド
56をスライドブロック57の後端に設けた支持部58
に摺動可能に支持させている。ピストンロッド56の先
端にはクリップ押出し部59が固着され、このクリップ
押出し部59には、その上側に位置して先鋭状のカム6
0が取付けられている。
また、スライドブロック57の先端部には、一対の(ち
ばしei、 etが軸62.62を介して水平方向に回
動可能に支持され、この(ちばし60.60の基端部に
はローラ83.83が設けられていると共に、ローラ6
3.63間に戻しばね64が架設されている。そして、
スライドブロック57は第14図および第20図、第2
1図において、図示の位置がらくちばし旧の先端が穂木
苗A9台木苗Bの対向位置にクリップ48の左右両側の
位置まで(第17図参照)移動可能で、また、クリップ
48のガイドを兼ねている。ピストンロッド56の外周
にはコイルばね65が巻装されている。
苗接合部4に臨んで、第1図および第22図に示すよう
に、接木苗Cを把持して水平方向に移動する排出ハンド
67を備えた排出シリンダ66が、上下方向に移動する
植付けシリンダ68に支持されて接木苗搬送部7の上方
に配設されている。植付けシリンダ68は、機体から立
設した支持フレーム69により支持されている。排出ハ
ンド67は、苗接合部4において苗接着、排出部6によ
って穂木苗A。
台木苗Bの切断対向位置をクリップ48により固定した
接木苗Cの、クリップ48より根側を把持して排出する
ようにしている。
一方、接木苗搬送部7 (ベルトコンベヤ)上には、接
木苗Cを植え付けるためのボッ)Pが一定間隔に載置さ
れて移動するように供給される。そして、上記排出ハン
ド67により把持されて排出された接木苗Cを、植付け
シリンダ68により下降してボットPへ植え付けるよう
にしている。
上記、排出ハンド67を備えた排出シリンダ66、植付
けシリンダ68等に代えて、第23図および第24図に
示すように、排出ハンド71を備えた排出シリンダ70
を、機体から立設した支持フレーム72により支持し、
排出ハンド71の移動行程の途中に、ボットPの上方で
排出ハンド71による接木苗Cの把持を解放し、解放さ
れた接木苗CをボットPに案内するシュート73を設け
た構成にしてもよいものである。この場合、排出ハンド
7Iは、シュート73に設けた孔に嵌挿され、シュート
73の前側で接木苗Cの把持を解放するようにしている
接木苗搬送部7はベルトコンベヤからなり、その搬送終
端に、搬送されて(るボットPに植え付けられた接木苗
Cを収容するコンテナが設けられている。
上記苗供給用のステッピングモータ、苗搬送用のステッ
ピングモータ20.20、苗把持用のビンシリンダ28
、穂木胚軸支え用のエアシリンダ39、クリップ供給用
のステッピングモータ49、苗切断用のステッピングモ
ータ34.42、クリップ掛は用のエアシリンダ54、
苗解放用のビンシリンダ28、排出シリンダ66、70
、植付けシリンダ68等の動力部は、上記実施例におい
ては回転機構に全てステッピングモータを用い、往復動
lll1llIには全てエアシリンダを用いている。ス
テッピングモータドライバは回転角度9回転速度を任意
にlIBできるものを採用している。そして、これら各
動作を制御する制御部にはプログラマブルコントローラ
を用いてシーケンス制御し、そのタイミングチャートを
第6図に示す。なお、制御モードとして、各部を独立し
て駆動できる「マニュアルモード」、1株のみ接木して
停止する「1株接木モード」、20株連続接木する 「
20株接木モード」の3モードを設けている。また、異
常時には全ての機構を停止させる非常スイッチを設けて
いる。
次に、上記のような構成の接木装置の動作について説明
する。
まず、苗、クリップの準備をするが、穂木苗用カセット
8に穂木苗Aを子葉展開方向が接線方向に向くように、
台木苗用カセット9に台木苗Bを子葉展開方向が放射方
向を向(ようにして苗支持孔12に子葉展開部を吊り下
げて、それぞれ嵌合部14を回転軸13にセットする。
クリップ48は、クリップ供給円盤51の各クリップ収
容溝52に嵌め込み、ノブ50によりセットする。そし
て、制御部の制御モードを選択し、電源スィッチを入れ
る。
電源スィッチが投入されると、回転軸13を駆動するた
めのステッピングモータ(図示せず)、苗搬送用のステ
ッピングモータ20(回転軸17を駆動する)、苗把持
・解放用のビンシリンダ28.穂木胚軸支え体40を作
動させるエアシリンダ39.クリップ供給用のステッピ
ングモータ49.苗切断用のステッピングモータ34.
42.クリップ掛は用のエアシリンダ54.苗排出用エ
アシリンダが、第6図のタイミングチャートでそれぞれ
作動する。即ち、まず穂木処理部2および台木処理部3
の苗木搬送回転盤18.18が矢印方向に回転を始め、
次いで、0.15秒後に苗供給部lの円盤10.10が
矢印方向に回転し、苗木搬送回転盤18の回転開始から
0.25秒後にビンシリンダ28が伸長してカム27を
張出させ、カムローラ29を介して可動ハンド22を移
動させて固定ハンド21との間隔を開けて開口状態にし
、苗支持アーム11の苗支持孔12に吊持された苗A、
 Hの胚軸を開口内に位置させた状態でビンシリンダ2
8を収縮させて、固定ハンド21.可動ハンド22のウ
レタンラバー30.30間で把持する。
ハンド21.22で把持された苗A、Bは、苗木搬送回
転盤18の回転によって穂木切断装置821台木切断装
[133と対向する位置まで搬送され、停止する。そし
て、ステッピングモータ34.42の回動により回転ア
ーム35.43が回転して切断刃37.45によって、
穂木苗Aは根部側が切断面を斜め下向きにして切り落と
され、台木苗Bは子葉の一方と生長点が切断面を斜め上
向きにして切断される。
穂木苗Aが切断されるとき、切断刃37の回転方向前側
に胚軸押え体38が設けられ、また、固定円盤15側に
エアシリンダ39により移動する胚軸支え体40が設け
られているので、胚軸を切断するとき所定位置で、安定
して切断することができ、胚軸に曲がりがあっても一定
位置で切断することができる。即ち、胚軸押え体38や
胚軸支え体40がない場合には、第8図に示すように、
軸が真直ぐのaの場合にはp点で切断されるが、軸がb
scのように曲がっている場合は切断点が位置までずれ
るか、あるいは切断できなかったり、切断点が下方にず
れることになるが、本発明ではこのような事態が回避で
きる。
また、台木苗Bにおいては、第10図(イ)に示すよう
に、子葉一方のみを切断して生長点が残る浅切り、(ハ
)に示す深切り、(ニ)に示す首切りはいずれみ好まし
くなく、(11)に示すように子葉の一方と生長点を切
断するのが望ましい。このため本発明では、切断刃45
の回転方向前側に子葉押え体46゜苗木搬送回転盤I8
の上側に子葉部姿勢規制体47を設けたので、台木苗B
を切断するとき、第13図に示すように残す子葉をθ度
傾けて、はぼ所望状態に切断することができる。
このようにして切断された穂木苗Aと台木苗Bは、苗接
合部4において、第11図(イ)〜(八)に示すように
それぞれの切断面が対向し、上下に位置することになる
。この実施例においては、いわゆる片葉切断接ぎ法を機
械化したものであるが、例えば第15図に示す割り接ぎ
の場合、(イ)に示す芽欠きを深クシ、台木苗Bの子葉
が両側に垂れ下った場合には、機械化する場合にクリッ
プ掛けができないので、(rl)に示すように子葉部姿
勢規制体を設けることで機械化が可能となる。また、第
16図に示す呼び接ぎにおいては、(イ)のように穂木
苗Aおよび台木苗Bの胚軸が折れてクリップ掛けができ
ないが、(ロ)に示すように穂木苗Aおよび台木苗Bを
、それぞれ子葉部姿勢規制体で姿勢制御することで機械
化が可能となる。
苗把持体(クリップ)供給部5では、苗木搬送回転盤1
8の回転開始から0.5秒後にステッピングモータ49
の回転により、クリップ供給円盤51に装填されたクリ
ップ48が順次苗接着・排出部6のスライドガイド57
に供給される。
苗接着・排出部6では、エアシリンダ54のピストン5
5が、接木搬送回転盤18の回転開始から0.5秒後に
伸長し、ピストンロッド56を移動させる。
ピストンロッド56の移動でクリップ押出し部59によ
りクリップ48が押出されてクリップ供給円盤51から
抜取られ、コイルばね65によってスライドブロック5
7が前進し、スライドブロック57がストッパにより移
動を停止するとクリップ48はスライドブロック57に
沿って開口しながら前進し、これと同時にカム60が(
ちばし61.61のローラ63.63を戻しばね64の
弾発体に抗して離間させる。これによりくちばし61.
61の先端は接近して、穂木苗Aと台木苗Bの切断面を
第19図(() 、 (0)に示すよに接近させ、クリ
ップ48により挾持して切断面を接着、固定させる。
クリップ掛けを終了した接木苗Cは、ハンド21゜22
を開(と同時に、排出シリンダ66または70により伸
張した排出ハンド67または71によってクリップ48
下方の胚軸が把持され、排出シリンダ86または70が
収縮した位置で、植付けシリンダ68が伸張して接木苗
Cを接木苗搬送部7のベルトコンベヤにより搬送されて
くるポットPに植え付けて排出ハンド67を解放するか
、あるいは排出ハンド71を解放して接木苗Cをシュー
ト73に沿って落下させてポットPに植え付けるかする
。ポットPに植え付けられた接木苗Cは、接木苗搬送部
7のベルトコンベヤにより搬送されてコンテナに収容さ
れる。
これら一連の動作のうち、苗の把持、切断、クリップの
供給、接着、苗の排出の各動作は、苗木搬送回転盤18
の回転が停止したときほぼ同時に行われる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明のによれば、以下の効果を
奏することができる。
■ 接木苗を排出ハンドにより把持して排出するときの
接木苗の把持位はを接合位置より根側としたので、接木
苗を排出ハンドにより姿勢を乱すことな(安定して把持
して排出し、ポットに正確に植え付けることができる。
■ 排出ハンドにより把持されて排出される接木苗を、
排出ハンドにより把持したままポットへ直接植え付ける
か、あるいはポットの上方で排出ハンドによる接木苗の
把持を解放してシュートを介してポットに案内するよう
にしたので、接木苗を傷めることなくポットへ精度よく
案内して確実に植え付けることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す概略平面図、第2図は
穂木処理部の平面図、第3図は穂木処理部の側断面図、
第4図は穂木処理部および台木処理部の側断面図、第5
図は第1図の部分拡大平面図、第6図は動力部のタイミ
ングチャート、第7図は穂木切断装置の側面図、第8図
および第9図は穂木切断装置の動作説明図、第10図(
イ)〜(ニ)は台木切断装置の説明図、第11図(イ)
〜(ハ)は苗接着部の説明図、第12図は台木切断装置
の平面図、第13図は同側面図、第14図は苗接着部の
平面図、第15図および第16図(() 、 (0)は
接木苗の他の実施例を示す説明図、第17図は苗把持体
(クリップ)供給部の平面図、第18図は同部分平面図
、第19図(() 、 (0)はクリップ掛けの説明図
、第20図および第21図(() 、 (ill)はク
リップ供給部の部分平面図および側面図、第22図は苗
排出部の側面図、第23図は本発明の他の実施例の概略
平面図、第24図はその苗排出部の側面図である。 1・・・苗供給部、2・・・穂木処理部、3・・・台木
処理部、4・・・苗接合部、5・・・苗把持体(クリッ
プ)供給部、6・・・苗接着・排出部、7・・・接木苗
搬送部、8・・・穂木苗用カセット、9・・・台木画用
カセット、lO・・・円盤部、11・・・苗支持アーム
、12・・・苗支持孔、13・・・回転軸、14・・・
嵌合部、15・・・固定円盤、16・・・軸受、17・
・・回転軸、18・・・苗木搬送回転盤、19・・・カ
ップリング、20・・・ステッピングモータ、21・・
・固定ハンド、22・・・可動ハンド、23・・・ガイ
ドローラ、24・・・係止片、25・・・ばね、26・
・・ビン、27・・・カム、28・・・ピンシリンダ、
29・・・カムローラ、30・・・ウレタンラバ+、3
1・・・保護盤、32・・・穂木切断装置、33・・・
台木切断装置、34・・・ステッピングモータ、35・
・・回転アーム、36・・・切断刃ホルダ、37・・・
切断刃、38・・・胚軸押え体、39・・・エアシリン
ダ、40・・・胚軸支え体、41・・・バランサ、42
・・・ステッピングモータ、43・・・回転アーム、4
4・・・切断刃ホルダ、45・・・切断刃、46・・・
子葉押え体、47・・・子葉部姿勢規制体、48・・・
クリップ、49・・・ステッピングモータ、50・・・
ノブ、51・・・クリップの供給円盤、52・・・クリ
ップ収容溝、53・・・ベース、54・・・エアシリン
ダ、55・・・ピストン、56・・・ピストンロッド、
57・・・スライドブロック、58・・・支持部、59
・・・クリップ押出し部、60・・・カム、61・・・
(ちばし、62・・・軸、63・・・ローラ、64・・
・戻しばね、65・・・コイルばね、66、70・・・
排出シリンダ、67.71・・・排出ハンド、68・・
・植付けシリンダ、69.72・・・支持フレーム、7
3・・・シュート、A・・・穂木苗、B・・・台木苗、
C・・・接木苗。 特許出願人  生物系特定産業技術研究推進機構 代理人弁理士  小 橋  信 浮 量      小   會    亘 第9図 第10図 (イ)         (01(ハ)(−+−)第1
1図 (伺            (口1        
      (、\)(ロ)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)穂木と台木とを、把持ハンドにより胚軸を挟むよ
    うに別々に把持し、それぞれを所定位置で切断し、それ
    ぞれの切断面を接合して固定手段により固定し、接木苗
    を製造して排出するようにした接木装置において、 上記接木苗を排出ハンドにより把持して排出するように
    し、そのときの接木苗の把持位置を、切断面を接合した
    接合位置より根側としたことを特徴とする接木装置にお
    ける接木苗排出方法。
  2. (2)上記排出ハンドにより把持されて排出される接木
    苗をポットへ植え付けるようにし、その植え付け手段を
    、接木苗を排出ハンドにより把持したままポットへ直接
    植え付けるか、あるいはポットの上方で排出ハンドによ
    る接木苗の把持を解放し、シュートを介してポットに案
    内して植え付けるようにしたことを特徴とする請求項(
    1)記載の接木装置における接木苗排出方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103053340A (zh) * 2013-01-11 2013-04-24 浙江理工大学 嫁接机的旋转持苗器

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