JPH04190046A

JPH04190046A - 電気温水器の給湯システム

Info

Publication number: JPH04190046A
Application number: JP2320390A
Authority: JP
Inventors: Taketo Miyanohara; 宮之原　武任; Kenichiro Yoshinaga; 吉永　憲一郎; Hachiro Fukumoto; 福本　八郎; Hiroo Kano; 加納　弘男
Original assignee: Sekisui Chemical Co Ltd
Current assignee: Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date: 1990-11-22
Filing date: 1990-11-22
Publication date: 1992-07-08

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉本発明は、一般住宅等に備えられる電気温水器による給
湯システムに関する。

〈従来の技術〉住宅等の給湯システムとしては、−台の貯湯式電気温水
器を配置し、その温水器の貯湯タンクから温水を、台所
、洗面所および浴室等の給湯を必要する場所に、それぞ
れ配管によって導く方式が一般に広く利用されている。

〈発明が解決しようとする課題〉ところで、上述の給湯システムによれば、使用時におい
て、電気温水器から各給湯箇所までの配管中に低温水が
溜まった状態となっていることか多く、給湯蛇口を開い
てもすぐにはお湯か出てこないという問題があった。そ
こで、最近では、各給湯箇所の近傍に、それぞれ使用目
的に応じた容量の電気温水器を個別に配置して、使用し
たいときにすぐにお湯がでるような給湯システムを構築
している。

ところが、このような給湯システムによると、各給湯箇
所までの電力配線工事および配管工事等を必要とし、し
かも給湯箇所ごとに高価な電気ヒータを必要とするため
、システム全体かコスト高となる。また、電気温水器の
収納スペースは比較的狭いところが多く、このため電気
工事やメンチナンスを行い難いといった問題、さらには
電気温水器のメンテナンス等の関係上、その設置条件の
自由度が狭いという問題もある。

〈課題を解決するだめの手段〉本発明は、上記の従来の諸問題点を一挙に解決すべくな
されたもので、その構成を実施例に対応する図面を参照
しつつ説明すると、本発明は、給湯を必要とする複数の
場所のそれぞれの近傍に配設される貯湯タンク１，２．
３と、給水口４ａを有する電気加熱器４と、この電気加
熱器４の内部と各貯湯タンク１，２．３の内部とをそれ
ぞれ連通する往き配管系７および戻り配管系８と、その
戻り配管系８に接続され、吐出口か電気加熱器４の内部
に連通するポンプ５と、各貯湯タンク１゜２．３内の水
温をそれぞれ検出するセンサ１１゜２１．３１と、その
センサ１１，２１．３１による温度検出値に基づいて電
気加熱器４およびポンプ５の駆動を制御する制御装置６
を備えていることによって特徴づけられる。

〈作用〉制御装置６は、深夜電気料金の時間帯（午後１１時〜午
前７時）において、電気加熱器４およびポンプ５を駆動
する。これにより、例えば貯湯タンク１内の水が戻り配
管系８を通じて電気温水器４に導かれて加熱される。こ
の加熱後の温水は往き配管系７を通じて再び貯湯タンク
１内へと流入する。このような循環を繰り返すうちに、
貯湯タンク１内の水温は上昇して設定温度（沸き上げ温
度）まで達する。また、他の貯湯タンク２，３内の水も
同様な循環により加熱され、全ての貯湯タンク１．　２
．　３のそれぞれの水温か沸き上げ温度に達したことを
、センサ１１，２１．３１の出力から確認した時点で電
気加熱器４およびポンプ５の駆動を停止する。

〈実施例〉本発明の実施例を、以下、図面に基づいて説明する。

図面は本発明実施例の構成を示すブロック図である。

この実施例の給湯システムは、３本の貯湯タンク１，２
および３および電気加熱器４等を備えいる。電気加熱器
４は室内もしくは室外の所定場所に設置され、その給水
口４ａには給水管９か接続される。

貯湯タンク１は台所の近傍に配置され、その給湯口１ｂ
は流し台の所給湯口１３に接続される。

また、貯湯タンク２は洗面所の近傍に配置され、その給
水口２ｂは洗面台の給湯口２３に接続される。さらに、
貯湯タンク３は浴室の近傍に配置され、その給湯口３ｂ
は浴室内の給湯口３３に接続される。なお、貯湯タンク
１の貯湯容量は５０ｆ程度、貯湯タンク２は２０Ｉ！程
度、また貯湯タンク３は２００〜３００７程度とする。

電気加熱器４には出湯口４ｂおよび水戻り口４Ｃが設け
られており、その出湯口４ｂには往き配管系７か接続さ
れている。この配管系７はヘッダ（図示せず）を介して
三方に分岐しており、その分岐管７１は貯湯タンク１の
給水口１ａに、また分岐管７２は貯湯タンク２の給水口
２ａに、さらに分岐管７３は貯湯タンク３の給水口３ａ
にそれぞれ連通している。

電気加熱器４の水戻り口４Ｃには、循環ポンプ５を備え
た戻り配管系８か接続されており、その配管系もポンプ
吸込み側においてヘッダ（図示せず）等を介して三方に
分岐している。その分岐管８１は貯湯タンク１の水戻し
口１Ｃに、また分岐管８２は貯湯タンク２の水戻し口２
Ｃに、さらに分岐管８３は貯湯タンク３の水戻し口３Ｃ
にそれぞれ連通している。各分岐管８１．８２．８３に
はそれぞれ電磁パルプ１２．２２．３２か接続されてい
る。

一方、各貯湯タンク１，２．３には、その内部の所定部
位の水温を検出する温度センサ１１，２１．３１がそれ
ぞれ配置されている。これら三つの温度センサ１１，２
１．３１の出力は制御装置６に入力される。制御装置６
はその三つの入力信号に基づいて、後述する電気加熱器
４および循環ポンプ５の駆動制画、ならびに電磁弁１２
．　２２゜３２の開閉制御を行うよう構成されている。

なお、制御装置６にはタイマ等が内蔵されており、深夜
電気料金時間帯において、次に述べる沸き上げ動作を行
うよう構成されている。

次に、制御装置６の動作とともに、本発明実施例の作用
を説明する。

まず、システム全体の設置が完了したとき、あるいは配
管系のメンテナンスを行った後、等において、制御装置
６を手動操作して、循環ポンプ５を駆動すると同時に電
磁バルブ１２．２２および３２を開いて、電気加熱器４
内部、各貯湯タンク１．２および３ならびに配管系７，
８内部に給水管９からの水を導いて充填しておく。

さて、制御装置６は、深夜電気料金の時間帯において、
温度センサ１１．２１および３１の全ての温度検出値が
あらかじめ設定した温度以下であるときには、電気加熱
器４および循環ポンプ５を駆動すると同時に、まずは電
磁バルブ１２のみを開く。この動作により、貯湯タンク
１内の水のみか戻り配管系８を通じて電気加熱器４内に
導かれて加熱される。この加熱後の温水は往き配管系７
を通じて貯湯タンク１内へと再び流入する。このような
循環を繰り返すうちに、貯湯タンク１内の水温は上昇し
てゆき、モして貯湯タンク１内の水温が設定温度に達し
た時点て、電磁バルブ１２を閉じ、同時に電磁バルブ２
２のみを開く。この動作により、貯湯タンク２内の水温
は、先と同様な循環により上昇してゆき、その水温が設
定温度に達した時点で、電磁バルブ２２を閉じると同時
に今度は電磁バルブ３２を開く。そして同様な循環によ
る加熱により貯湯タンク３内の水温か設定温度に達した
時点で、電磁バルブ３２を閉じると同時に、電気加熱器
４および循環ポンプ５の駆動を停止して沸き上げ動作を
終了する。

また、制御装置６は、以上のような順序の沸き上げ動作
を行う他、例えば貯湯タンク２内の水温がすでに設定温
度となっているときには、貯湯タンク１の沸き上げ動作
か終了した時点て、貯湯タンク３の沸き上げ動作を行う
こともあるし、さらには、いずれか１本の貯湯タンクの
水温のみか設定温度以下のときには、その貯湯タンクの
みの沸き上げ動作を行うこともある。要するに、深夜電
気料金の時間帯において、温度センサ１１，２１および
３１の出力に基づいて、各貯湯タンク１゜２．３内の水
温がそれぞれの設定温度となるように、電気加熱器４お
よび循環ポンプ５ならびに電磁バルブ１２．２２．３２
を制御する。

そして、給湯時においては、例えば給湯蛇口１３を開く
ことによって、貯湯タンク１内の湯か蛇口１３から流し
台へと流出するわけであるか、このとき同時に貯湯タン
ク１内には、往き配管系７を通じて新たな水が給湯に使
用した分だけ補給される。また、他の２本の貯湯タンク
２および３においても同様にして給湯時に水が補給され
る。

なお、各貯湯タンク１．２．３における沸き上げ動作の
優先順位は、先に述べた順番に限られることなく、使用
目的に応じて適宜に変更できることは勿論である。

以上の本発明実施例によると、給湯を必要とする場所に
配置した貯湯タンク１．　２．　３内の水をそれぞれ個
別に循環して加熱するので、例えば台所用の貯湯タンク
１の水温の設定温度を８５°Ｃ１洗面所用の貯湯タンク
２の設定温度を６０°Ｃ１また浴室用の貯湯タンク３の
設定温度を９０°Ｃ程度とすることが可能となる。従っ
て給湯場所に近傍に、その場所の使用目的に応じた温度
のお湯を必要な量だけ蓄えることができ、使用したいと
きに適温のお湯をすぐに出湯することかできる。また、
台所等の給湯場所の近傍には貯湯タンクのみを配置すれ
ばよく、しかも貯湯タンク自体は殆どメンテナンスフリ
ーであることから、貯湯タンクを、例えば床下環のデッ
ドスペースに置くことも可能である。

なお、以上の実施例においては、１台の循環ポンプで、
各貯湯タンク内の水を循環できるように構成しているが
、これに限られることなく、各貯湯タンクのそれぞれに
循環ポンプを設けて、各ポンプを駆動してそれぞれ個別
に循環を行うよう構成してもよい。

また、以上の実施例において、電気加熱器４、循環ポン
プ５および電磁バルブ１２．　２２．　３２等を１台の
装置に組み込んてユニット化しておけば、システムの設
置工事には、そのユニット型加熱装置と各貯湯タンクと
の間の渡り配管等が簡略化されて、設置工事を容易にか
つ短時間で行うことかできる。

なお、例えば浴室や洗面所等が２階にある場合等におい
て、電気加熱器４から給湯蛇口までの損失水頭と給湯圧
との和が、が給水圧よりも高くなる場合には、電気加熱
器４の前段に加圧給水用のポンプ等を設けておけばよい
。

ここで、以上の実施例においては、各貯湯タンク内の上
部の水を下部へと電気加熱器４を介して循環することに
よって、加熱するよう構成しているが、このような循環
による加熱方式のほか、電気加熱器４において加熱した
温水を循環ポンプ５によって、各貯湯タンクの上部へ強
制的に流入させ、その流入温水が各貯湯タンクの底部ま
で満たされたことを、タンク底部に設けた温度センサ等
により検出した時点で電気加熱器４およびポンプ５の駆
動を停止する等の循環によらない方式を採用してもよい
。

〈発明の効果〉以上説明したように、本発明によれば、給湯を必要とす
る複数の場所の近傍に、それぞれ貯湯タンクを配置し、
その各貯湯タンク内の水を、別置きした電気加熱器を介
して循環して、それぞれの貯湯タンク内の水温を設定温
度まで上昇させるよう構成したので、給湯場所に近傍に
、その場所の使用目的に応じた温度のお湯を必要な量だ
け蓄えることが可能となって、使用したいときに適温の
お湯をすぐに出湯することができる。しかも、給湯場所
の近傍には、メンテナンスフリーで、かつ小型の貯湯タ
ンクのみを配置すればよいので、その設置条件の自由度
が向上し、これにより、例えば貯湯タンクを床下等のデ
ッドスペースに配置することも可能となる。さらに、電
気温水器を目的場所に個別に配置する従来の給湯システ
ムにおいて必要であった、給湯場所への電力配線工事を
省くことができ、設置工事が容易にかつ短期間で行うこ
とが可能となるとともに、工事費も安価となる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明実施例の構成を示すブロック図である。１、　２．３・・・貯湯タンク４・・・電気加熱器４ａ・・・給水口５・・・循環ポンプ６・・・制御装置７・・・往き配管系８・・・戻り配管系９・・・給水口１１．２１．２３・・・温度センサ１２．２２．３２・・・電磁バルブ

Claims

【特許請求の範囲】

給湯を必要とする複数の場所のそれぞれの近傍に配設さ
れる貯湯タンクと、給水口を有する電気加熱器と、この
電気加熱器内部と上記各貯湯タンク内部とをそれぞれ連
通する往き配管系および戻り配管系と、その戻り配管系
に接続され、吐出口が上記電気加熱器内部に連通するポ
ンプと、上記各貯湯タンク内の水温をそれぞれ検出する
センサと、そのセンサによる温度検出値に基づいて上記
電気加熱器およびポンプの駆動を制御する制御装置を備
えてなる、電気温水器の給湯システム。