JPH04189854A - 絶縁組成物 - Google Patents
絶縁組成物Info
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- JPH04189854A JPH04189854A JP2318651A JP31865190A JPH04189854A JP H04189854 A JPH04189854 A JP H04189854A JP 2318651 A JP2318651 A JP 2318651A JP 31865190 A JP31865190 A JP 31865190A JP H04189854 A JPH04189854 A JP H04189854A
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- Pending
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/14—Extreme weather resilient electric power supply systems, e.g. strengthening power lines or underground power cables
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Organic Insulating Materials (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、架空配電線等に用いて、導体金属の腐蝕を防
止して電線等の長期信頼性を向上させた絶縁組成物に関
するものである。
止して電線等の長期信頼性を向上させた絶縁組成物に関
するものである。
〈従来の技術〉
従来、架空配電線等においては、布設状態にあって、相
当大きな引張々力が掛かる一方、雨水等による水分、湿
気等の浸入等がある。
当大きな引張々力が掛かる一方、雨水等による水分、湿
気等の浸入等がある。
〈発明が解決しようとする課題〉
このような大きな張力と水分との相乗作用により、導体
自体が破断する、所謂応力腐蝕断線が生じることが多い
。
自体が破断する、所謂応力腐蝕断線が生じることが多い
。
この対策として、従来、電線の撚線導体中に水密コンパ
ウンド等を充填して水密化する方法、導体そのものに防
錆剤の入った溶剤を塗布する等の防錆処理を施して、腐
蝕自体を防止する方法等が取られている。
ウンド等を充填して水密化する方法、導体そのものに防
錆剤の入った溶剤を塗布する等の防錆処理を施して、腐
蝕自体を防止する方法等が取られている。
ところが、これらの各方法にあっても、温度差に起因す
るコンパウンドの膨張、収縮による水密性の低下、塗布
防錆剤の効力低下等の理由により、未だ防錆効果は不十
分であった。
るコンパウンドの膨張、収縮による水密性の低下、塗布
防錆剤の効力低下等の理由により、未だ防錆効果は不十
分であった。
本発明は、このような従来の実情に鑑みてなされたもの
である。
である。
〈課題を解決するための手段及びその作用〉か\る本発
明の特徴とする点は、電線(ケーブル等も含む)の防錆
用絶縁体として用いて有用な組成物として、ポリオレフ
ィン100重量部と、カルボン酸アミン塩0.6〜2.
0重量部からなる絶縁組成物を提供する点にある。
明の特徴とする点は、電線(ケーブル等も含む)の防錆
用絶縁体として用いて有用な組成物として、ポリオレフ
ィン100重量部と、カルボン酸アミン塩0.6〜2.
0重量部からなる絶縁組成物を提供する点にある。
ここで、用いるカルボン酸アミン塩は、絶縁体に混練さ
れた状態から、例えば通電時の熱等により、徐々に気化
されるため、導体周囲に及び、当該導体の錆びを長期に
亘って防止する作用がある。
れた状態から、例えば通電時の熱等により、徐々に気化
されるため、導体周囲に及び、当該導体の錆びを長期に
亘って防止する作用がある。
このカルボン酸アミン塩としては、例えばメタレックス
(商品名、日本油脂■製)等が挙げられ、本発明者等の
研究結果によると、その添加量としては、ポリオレフィ
ン100重量部に対して、0゜6〜2.0重量部かの範
囲が好ましい。
(商品名、日本油脂■製)等が挙げられ、本発明者等の
研究結果によると、その添加量としては、ポリオレフィ
ン100重量部に対して、0゜6〜2.0重量部かの範
囲が好ましい。
その理由としては、0.6重量部未満では、添加量が少
な過ぎて十分な防錆効果が得られず、逆に2.0重量部
を越えると、防錆効果が上昇するものの、増量の割りに
は大きな効果が得らず、この増量により、ポリオレフィ
ンに溶けきれなくなり、経時的に電線表面にブルーム等
として析出する恐れがあるからである。
な過ぎて十分な防錆効果が得られず、逆に2.0重量部
を越えると、防錆効果が上昇するものの、増量の割りに
は大きな効果が得らず、この増量により、ポリオレフィ
ンに溶けきれなくなり、経時的に電線表面にブルーム等
として析出する恐れがあるからである。
〈実施例〉
60mm”の導体に、防錆剤を溶かした液を直接滴下す
ること等により、従来と同様の防錆処理を施した後、ポ
リエチレン100重量部に、以下の第1表に示した量の
カルボン酸アミン塩を添加、混練して組成物を作り、こ
の組成物を上記防錆処理済の導体上に被覆して、種々の
サンプル電線(実施例1〜3、比較例1〜4)を製造し
た。
ること等により、従来と同様の防錆処理を施した後、ポ
リエチレン100重量部に、以下の第1表に示した量の
カルボン酸アミン塩を添加、混練して組成物を作り、こ
の組成物を上記防錆処理済の導体上に被覆して、種々の
サンプル電線(実施例1〜3、比較例1〜4)を製造し
た。
そして、このようにして製造した各電線(ついて、防錆
性能を評価するため、次の防錆性能試験を行った。
性能を評価するため、次の防錆性能試験を行った。
先ず、各電線を長さ30cmに揃えて切断し、この電線
試料の一端を1100ppのアンモニア水中に20cm
の深さまで浸漬し、12時間、60°C1あるいは12
時間、常温のヒートサイクルを3カ月間行い、そして、
乾湿の境目部分に生した錆びの厚さを測定した。このと
き、錆厚の目安として、0.4μm以下を良と判定した
。この結果も、上記第1表に併記した。
試料の一端を1100ppのアンモニア水中に20cm
の深さまで浸漬し、12時間、60°C1あるいは12
時間、常温のヒートサイクルを3カ月間行い、そして、
乾湿の境目部分に生した錆びの厚さを測定した。このと
き、錆厚の目安として、0.4μm以下を良と判定した
。この結果も、上記第1表に併記した。
第 1 表
上記第1表から、本発明条件を満たす実施別品(実施例
1〜3)の電線では、錆厚が0.4μm以下で、良好な
防錆効果があることが判る。
1〜3)の電線では、錆厚が0.4μm以下で、良好な
防錆効果があることが判る。
これに対して、本発明条件を満たさない比較別品(比較
例1〜4)の電線では、その殆どが0゜4μm以上の錆
厚を呈し、十分な防錆効果が得られていないことが判る
。なお、比較例2の電線では、カルボン酸アミン塩を多
口に添加しであるため、良好な防錆効果が見られるもの
の、このケースでは、経時的にカルボン酸アミン塩が絶
縁体表面に析出する恐れがありやはり好ましくない。
例1〜4)の電線では、その殆どが0゜4μm以上の錆
厚を呈し、十分な防錆効果が得られていないことが判る
。なお、比較例2の電線では、カルボン酸アミン塩を多
口に添加しであるため、良好な防錆効果が見られるもの
の、このケースでは、経時的にカルボン酸アミン塩が絶
縁体表面に析出する恐れがありやはり好ましくない。
なお、上記実施例では、カルボン酸アミン塩が含有され
た組成物の絶縁体と、従来の導体防錆処理とを併用した
場合であったが、本発明はこれに限定されず、本発明の
組成物のみ、あるいはこの組成物と導体のコンパウンド
充填による水密化とを併用する場合等じもよい。
た組成物の絶縁体と、従来の導体防錆処理とを併用した
場合であったが、本発明はこれに限定されず、本発明の
組成物のみ、あるいはこの組成物と導体のコンパウンド
充填による水密化とを併用する場合等じもよい。
〈発明の効果〉
以上のように本発明によれば、カルボン酸アミン塩の添
加により、防錆性能に優れた絶縁組成吻が得られ、例え
ば、これを、架空配電線等の絶縁体に用いれば、長期に
亘って、優れた防錆性能が得られる。
加により、防錆性能に優れた絶縁組成吻が得られ、例え
ば、これを、架空配電線等の絶縁体に用いれば、長期に
亘って、優れた防錆性能が得られる。
従って、本発明の絶縁組成物によれば、応力腐蝕断線に
強い架空配電線等を提供することができる。
強い架空配電線等を提供することができる。
特許出願人 藤倉電線株式会社
、、−’7□−
′、−
代理人弁理士 石戸谷 重徳 ・−1−τンー゛・C
″ °処ゴ7
″ °処ゴ7
Claims (1)
- ポリオレフィン100重量部と、カルボン酸アミン塩
0.6〜2.0重量部からなる絶縁組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2318651A JPH04189854A (ja) | 1990-11-24 | 1990-11-24 | 絶縁組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2318651A JPH04189854A (ja) | 1990-11-24 | 1990-11-24 | 絶縁組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04189854A true JPH04189854A (ja) | 1992-07-08 |
Family
ID=18101516
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2318651A Pending JPH04189854A (ja) | 1990-11-24 | 1990-11-24 | 絶縁組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04189854A (ja) |
-
1990
- 1990-11-24 JP JP2318651A patent/JPH04189854A/ja active Pending
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