JPS58130283A - 銅材用防錆剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、鋼材、例えば電線・ケーブル等の銅導体に有
用な防錆剤に関するものである。

電線・ケーブルの銅導体には、安価な構造にすると云う
目的でメッキなし導体が用いられることがしばしばある
。

一方、この種銅導体においては、変色学錆の発生しない
ことが重要であり、このため上記導体として前記のメッ
キなし銅導体が用いられた場合には、通常所定の防錆剤
処理が施されている。

しかしながら、従来のこの種防錆剤は、水溶剤であるた
めに湿気あるいは雨水の浸入等で容易に流され易く、こ
のため必ずしも十分な防錆効果を期待し得なかった。そ
の上、水溶剤ということから、その中に含まれる炭酸ガ
スとの反応により銅２ｊ＋　ｆ４に浸食が生じ易いと云
う問題もあった。

本発明の目的は、前記の欠点を解消し、防錆効果を大巾
に向上させることができる鋼材用防錆剤を提供すること
にある。

すなわち、本発明の要旨は、アルコール溶剤にシランカ
ップリングおよびベンゾトリアゾール（以下［ＢＴＡ　
Ｊという。）を混入してなることにある。

更に、詳しくは、水溶剤の悪影響をなくすと云うことを
考慮してアルコール溶剤を用い、有機質のＢＴＡと無機
質の鋼材を結合させるためにシランカップリングを用い
たことである。

又、ＢＴＡの混入量は０．１〜３．０重量％がよい。

混入量が０．１重量％以上であると防錆効果が不十分と
なり、混入量が６．０重量％以上であるとＢＴＡの厚い
層ができ、この層が水と反応して緑色に変色し易い。

又、シランカップリングは、ＢＴＡの混入量にもよるが
、５．０重量％以内で十分である。

次に、本発明の実施例ならびにその効果を表１に示す。

表中の試料には、１０チ加性ソーダ液で脱油し、次いで
エチルアルコールで洗浄しだ銅箔（幅３０朋、長さ５０
ｍ、厚さ０．２　ｍ　）を各防錆剤溶液に１０秒浸漬し
、次いで自然乾燥したものを用いた。

温度５５℃、湿度９５％の恒温槽では湿気あるいは水分
の影響を見、またウェザ−メーターではケーブル使用状
態の促進試験を行なったわけであるカ、エチルアルコー
ル、ＢＴＡ、シランカップリングの組合せからなる本実
施例防錆剤によって処理した試料が最良であることが確
認できた。

なお、表中のＴ、　Ｔ、　Ａはトリトリアゾールの略称
である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、　アルコール溶剤にシランカップリングおよびベン
   ゾトリアゾールを混入してなることを特徴とする鋼材用
   防錆剤。