JPH04189722A - 脱気ノズル付ヒートシール装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ワークの包装・梱包等に用いる脱気ノズル付
ヒートシール装置の改良に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、熱融着性樹脂フィルムをラミネートしたアルミ箔
等から成る袋に被包装物として例えばワーク（以下、ワ
ークという）を収納し、袋内の空気を抜いて真空に近い
状態にして、袋の入口を加熱封止するのに、第２図に示
すような脱気ノズル付ヒートシール装置が用いられてい
る。

上記従来装置は、開閉自在になした２本の平行なヒータ
（１３）（１３）を挾んで、下方にテーブルリフタ（１
４）を、上方にエアシリンダ（１０）を夫々配設し、上
記テーブルリフタ（１４）とエアシリンダ（１０）とで
以て、テーブルリフタ（１４）上に載置する袋内のワー
クと、エアシリンダ（１０）のロット（１０ａ）にブラ
ケット（１１）を介して設けた脱気ノズル（Ｉ２）とを
、接近離隔可能にして成る。

そして、従来装置はワークを収納した袋の入口を次のよ
うに加熱封止していた。

即ち、ワーク（Ｗ）を収納した袋（Ｅ）をテーブルリフ
タ（１４）上に載置する。そして、テープルリフタ（１
４）を上昇し、袋（Ｅ）の入口部分（Ｅａ）を２本のヒ
ータ（１３）（１３）間に位置したところで停止する。

次に、エアシリンダ（１０）を作動して真空ポンプ（図
示省略）と接続した脱気ノズル（１２）を下降して、該
ノズル先端を袋の入口部分（Ｅａ）内に挿入する。２本
のヒータを閉じてヒータ（１３）（１３）で以て袋の入
口部分（Ｅａ）を挾み込む。その後、テーブルリフタ（
１４）を更に上昇して脱気ノズル（１２）の先端とワー
ク（Ｗ）とが僅かに接触したところで停止する。

そして、真空ポンプを作動して袋（Ｅ）内の空気を抜い
た後、エアシリンダ（１０）で以て脱気ノズル（１２）
を上昇して袋内より引き抜くと同時に、ヒータ（１３）
（１３）に所定時間通電して袋の入口部分（Ｅａ）を加
熱封止する。

よって、ヒータ（１３）（１３）を開いて、テーブルリ
フタ（１４）を下降してワークの包装が完了する。

（発明が解決しようとする課題〕 しかし、上記従来技術では、脱気ノズルを下降するとき
や、テーブルリフタを２度目に上昇するときに、停止位
置の誤動作により脱気ノズルとワークとの衝突によって
脱気ノズルが曲折して、脱気不可能になることがあった
。

本発明は、上記従来技術の課題に鑑みてなしたもので、
その目的とするところは、脱気ノズルとワークとの衝突
による脱気ノズルの損傷を防止して、脱気不可能の状態
が生ずることなく、包装袋を加熱封止可能にしだ脱気ノ
ズル付ヒートシール装置を提供するにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明の脱気ノズル付ヒー
トシール装置は、開閉自在になしたヒータを挟んで、そ
の上下に、脱気ノズルとワークとを接近離隔する昇降手
段を夫々設けた脱気ノズル付ヒートシール装置において
、上記いずれか一方の昇降手段に、ノズルとワークとの
衝突を検知するセンサと該衝突を緩和する緩衝機構とを
設け、上記センサの検出信号にて昇降手段の接近動作を
停止可能にして成る。

〔作　用〕

上記のように構成された脱気ノズル付ヒートシール装置
を作動させ、脱気ノズルと袋中のワークとが衝突すると
、緩衝機構によって衝突のエネルギーを吸収して衝撃を
緩和すると共に、センサで検出した一突償号を昇降手段
に伝達して、昇降手段の接近動作を停止させる。

よって、脱気ノズルの損傷を防止でき、引き続き、装置
を作動させて、袋中の空気を脱気した後、袋の入口部分
を加熱封止することができる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明すると、
第１図において、（１）は脱気ノズル用昇降手段として
のエアシリンダで、このエアシリンダ（１）のロッド（
ｌａ）の先端に緩衝機構（Ａ）を介して脱気ノズル（６
）を設ける。上記脱気ノズル（６）の後端はホース（７
）を介して真空ポンプ（図示省略）に接続し、先端はヒ
ータ（８）の上方に位置するようになす。

上記ヒータ（８）は、開閉自在になした左右２本のヒー
タで、ヒータ（８）の下方にはワーク（Ｗ）用昇降手段
としてのテーブルリフタ（９）を配設する。上記テーブ
ルリフタ（９）は、その上面にワーク（Ｗ）を収納した
袋（Ｅ）を載置可能にしたものである。

ところで”、前記緩衝機構（Ａ）はスライドプレート（
２）とスライダ（３）と引張ばね（４）とから成る。即
ち、緩衝機構（Ａ）は、スライドプレート（２）の上部
水平部（２ｂ）の一端をエアシリンダのロッド（１ａ）
に固着し、上部水平部（２ｂ）の他端に一体に設けた略
逆Ｆ字形のスライドプレート本体（２ａ）の垂直面にス
ライダ（３）を摺動自在に設け、さらに、スライダ（３
）の下部（３ａ）とスライドプレート（２）の下部水平
部（２ｃ）との間に引張ばね（４）を取着して、スライ
ダ（３）を常時下方に付勢してその下部（３ａ）がスラ
イドプレート（２）の中間水平部（２ｄ）に当接するよ
うになしたものである。なお、図中（３ｄ）はスライダ
（３）の摺動範囲を規制する長穴である。

次に、上記スライドプレート（２）の中間水平部（２ｄ
）には、これを貫通して、スライダ（３）の下部（３ａ
）に接離自在になした近接スイッチ（５）を設ける。

上記近接スイッチ（５）は、前記エアシリンダ（１）　
とテーブルリフタ（９）と電気的に接続して、近接スイ
ッチ（５）がスライダ（３）の離間を検知すると、その
検出信号をエアシリンダ（１）又はテーブルリフタ（９
）に伝達して、これらの動作を停止するようなしたもの
である。

〔発明の効果〕

本発明は上記構成になしたので、脱気ノズルがワークに
少しでも接触すると、その衝撃を緩衝機構で吸収して緩
和すると共に、昇降手段の動作を直ちに停止でき、脱気
ノズルを損傷することがなく、またこれに伴い、ヒート
シール作業を順調にできる等の優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示し、イは脱気ノズル付ヒ
ートシール装置の概略構成図、仁）は印のＸ−Ｘ線断面
図、第２図は従来装置を示す概略構成図である。 （１）・・・・・エアシリンダ　　（１ａ）・・・・・
ロフト（２）・・・・スライドプレート （３）・・・・・・スライダ　　　（４）・・・・・・
引張ばね（５）・・・・近接スイッチ　（６）・・・・
・脱気ノズル（７）・・・・・ホース　　　　（８）・
・・・・ヒータ（９）・・・・・・テーブルリフタ （Ａ）・・・・・緩衝機構　　（Ｅ）・・・・・包装袋
（Ｗ）・・・・・・ワーク

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 開閉自在になしたヒータの上下に、脱気ノズルと被包装
   物とを接近離隔する昇降手段を夫々設けた脱気ノズル付
   ヒートシール装置において、上記いずれか一方の昇降手
   段に、ノズルと被包装物との衝突を検知するセンサと該
   衝突を緩和する緩衝機構とを設け、上記センサの検出信
   号にて昇降手段を停止可能にしたことを特徴とする脱気
   ノズル付ヒートシール装置。